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JP5527727B2 - 映像表示システム及び表示装置 - Google Patents

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Description

技術分野は、映像信号の送受信に関する。
特許文献1には、「2D表示される画像、3D表示される画像をそれぞれ最初から使用者が堪能することができる」ことを課題とし、その解決手段として「表示手段に表示させるアプリケーションデータが2D表示用の画像であるか3D表示用の画像データであるかを判別する判別手段と、前記表示手段に前記アプリケーションデータを表示する前に前記判別手段での判別結果を前記表示手段に表示させる」ことが開示されている。
特開2003−333624号公報
特許文献1には「3D表示を行う手法としては、・・・・特殊な眼鏡を用いることによって立体視を可能とする方式、あるいは、・・・・裸眼による立体視を可能とするパララックスバリヤ方式やレンチキュラレンズ方式」があり、「使用者は、3D表示される画像を立体視するためには、3D観察用の特殊な眼鏡をかける、あるいは、3D表示される画像が立体視されるように観察位置を調整するといった行為を行う必要がある。」と記載されているように、表示される画像を適切に視聴するためには、それぞれの3D表示方式に応じた調整が必要となる。
ここで、特許文献1は、「3D画像を録画及び再生可能な表示装置付電子式録画再生機器など」の3D表示装置と映像信号再生装置とが一体になったものを対象としているため、3D表示装置の3D表示方式は予め定められている。よって、3D表示される画像の視聴に関する注意事項について、映像信号再生装置はその予め定められた3D表示に関する注意事項のみを表示する構成となっている。
しかし、3D表示装置と映像信号再生装置とが分離されている場合、映像信号再生装置は接続される表示装置の3D表示方式を特定することができず、3D表示される画像の視聴に関する注意事項を3D表示装置に対して出力できないおそれがある。
上記の課題を解決するために、本発明の一実施の態様は、例えば特許請求の範囲に記載された技術的思想を用いる
上記手段によれば、3Dコンテンツの適切な視聴を促進することが可能となり、ユーザにとって使い勝手の良い装置を提供することができる。
映像システムの一例を示すブロック図である。 映像システムにおけるメッセージの送受信の一例を示す図である。 映像システムにおけるメッセージの一例を示す表である。 映像システムにおけるメッセージの引数の一例を示す表である。 映像システムの一例を示すブロック図である。 映像伝送システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。
以下、実施例について説明する。以下の実施例において、3Dとは3次元を、2Dとは2次元を意味する。例えば3D映像とは、左右の眼に視差のある映像を提示することにより、観察者があるオブジェクトを立体的に、自分と同じ空間に存在するかのように知覚することを可能とする映像を意味する。また、例えば3D表示装置とは、3D映像を表示することが可能な表示装置である。また、例えば3Dコンテンツとは、3D表示装置による処理で3D映像の表示が可能となる映像信号を含むコンテンツである。
図1は、本実施例における映像伝送システムを示すブロック図であって、映像信号再生装置12が、3D表示装置22とHDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル31を介して接続されている。映像信号再生装置12は例えばDVDプレイヤー、DVDレコーダ、Blu‐ray Discプレイヤー、Blu‐ray Discレコーダ、HDDレコーダ等であって、光ディスクや磁気記録ディスク、半導体メモリなどの記憶媒体111、データ読出部112、デコード部113、OSD(On Screen Display)生成部114、映像信号合成部115、CEC(Consumer Electronics Control)通信部116、制御部117、EDID(Extended Display Identification Data)読出部118、映像送信部119を有する。なお、記録媒体111は映像信号再生装置11に内蔵されていてもよいし、着脱可能であってもよい。
映像信号再生装置11では、記録媒体111からデータ読出部112により読み出された映像データがデコード部113でデコードされる。デコードされた映像データは、必要に応じてOSD生成部114で生成されたOSDと映像信号合成部115で合成され、映像送信部119から出力される。
3D表示装置22は、3D映像を表示することが可能なディスプレイであり、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディプレイ、有機ELディスプレイ等を含む表示装置である。3D表示装置21はCEC通信部211と制御部212、EDID記憶部213、映像受信部214、OSD生成部215、映像信号合成部216、表示部217を有する。なお、アンテナで受信した放送波を処理するチューナ、デスクランブラ、デマルチプレクサ、デコーダ等も含む構成としてもよい。
3D表示装置22では、映像受信部214で受信した映像データを表示部217で表示する。また、OSD生成部215で生成されたOSD画像を映像受信部214で受信した映像データと合成部216で合成して表示部217に表示させることも可能である。
3D表示装置22が3D映像を表示する方法としては、アナグリフ方式、偏光表示方式、フレーム・シーケンシャル方式、視差(パララックス)バリア方式、レンチキュラレンズ方式、マイクロレンズアレイ方式、光線再生方式等がある。
アナグリフ方式とは、左右異なる角度から撮影した映像をそれぞれ赤と青の光で重ねて再生し、左右に赤と青のカラーフィルタの付いた眼鏡(以下、「アナグリフ眼鏡」ともいう)で見る方式である。
偏光表示方式とは、左右の映像に直交する直線偏光をかけて重ねて投影し、これを偏光フィルタの付いた眼鏡(以下、「偏光眼鏡」ともいう)により分離する方式である。
フレーム・シーケンシャル方式とは、左右異なる角度から撮影した映像を交互に再生し、左右の視界が交互に遮蔽される液晶シャッターを備えた眼鏡(以下シャッター眼鏡ともいう)で見る方式である。
視差バリア方式とは、ディスプレイに「視差バリア」と呼ばれる縦縞のバリアを重ねることで、右眼には右眼用の映像、左眼には左眼用の映像を見せる方式であり、ユーザが特別な眼鏡等を着用する必要がない。視差バリア方式は、さらに視聴する位置が比較的狭い2視点方式、視聴する位置が比較的広い多視点方式等に分類することもできる。
レンチキュラレンズ方式とは、ディスプレイにレンチキュラレンズを重ねることで、右眼には右眼用の映像、左眼には左眼用の映像を見せる方式であり、ユーザが特別な眼鏡等を着用する必要がない。レンチキュラレンズ方式は、さらに視聴する位置が比較的狭い2視点方式、視聴する位置が左右に比較的広い多視点方式等に分類することもできる。
マイクロレンズアレイ方式とは、ディスプレイにマイクロレンズアレイを重ねることで、右眼には右眼用の映像、左眼には左眼用の映像を見せる方式であり、ユーザが特別な眼鏡等を着用する必要がない。マイクロレンズアレイ方式は、視聴する位置が上下左右に比較的広い多視点方式である。
光線再生方式とは、光線の波面を再生することにより、観察者に視差画像を提示する方式であり、ユーザが特別な眼鏡等を着用する必要がない。また、視聴する位置も比較的広い。
なお、3D映像の表示方式は一例であり、上記以外の方式を採用してもよい。また、アナグリフ眼鏡、偏光眼鏡、シャッター眼鏡等、3D映像を視聴するために必要な道具や装置を総称して3D眼鏡、3D視聴装置または3D視聴補助具ともいう。
HDMIケーブル31はCEC線311とDDC(Display Data Channel)線312、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)線313を有する。
HDMI及びHigh-Definition Multimedia InterfaceはHDMI Licensing, LLCの登録商標であり、映像・音声信号のディジタルインタフェースの一つである。CECは、HDMIが有する双方向通信による映像機器間制御を行う機能を提供するものである。EDIDは、VESA(Video Electronics Standards Association)が策定した表示装置の受信表示能力を示す記述データ形式であり、HDMIが採用している。TMDSはHDMIが採用しているディジタルデータの差動伝送方式である。以下、HDMIを例にとって説明するが、他の映像ディジタルインタフェースでも同様に実現できる。
以下、CECを用いて、映像信号再生装置12が3D表示装置22へ3D表示を指示し、表示装置22が現在の3D表示状態をリアルタイムに映像信号再生装置12へ伝える事により、ユーザへより的確にわかりやすい案内表示又は案内音声を提供する実施例を説明する。
図3はCECに新たに追加するメッセージの定義例を、図4はそのメッセージの引数の定義例を示す。以下、図2に示すメッセージの送受信の一例を用いて、本実施例の動作を説明する。
ユーザ41が、表示装置22のリモコンで〔play〕ボタン(コンテンツの再生を指示するボタンであって、再生ボタンともいう。)を押すと、その赤外光を受けた表示装置22の制御部212がCEC通信部211に、HDMIケーブル31のCEC線311を通じて映像信号再生装置12へリモコン・コード〔Play〕を<User Control Pressed> [“Play"] メッセージで伝えるように制御する。ここで、< >は命令コード、[ ]は引数を示しており、このメッセージはHDMIの標準メッセージである。
映像信号再生装置12のCEC通信部116がそのメッセージを受信すると、制御部117が各ブロックを制御し、データ読出部112が記憶媒体111から3Dコンテンツの導入部の映像データを読出し、デコード部113が3D映像信号にデコードし、映像信号合成部115を介して映像送信部119からHDMIケーブル31のTMDS線313へ3Dフォーマットの映像信号を出力する。
または、OSD生成部114が3D映像信号を生成し、映像信号合成部115を経由して映像送信部119からHDMIケーブルの31のTMDS線へ3Dフォーマットの映像信号を出力してもよい。
この3Dフォーマットの映像信号を3D表示装置22が映像受信部214で受信後、映像信号合成部を経由して表示部217へ表示する。この表示は、3D表示装置が3Dフォーマットの映像信号を受信した際に、2D表示状態を継続するか、3D表示状態へ自動切換えを行うかなどは、3D表示装置のユーザ設定または表示装置メーカの設計などにより変わるものである。本実施例では、いずれの方法を採用してもよい。
映像信号再生装置12は、3Dフォーマットの映像信号の出力開始と合わせて、3D表示装置を3D表示状態に設定を要求する<Activate 3D display mode> [“3D”] メッセージを3D表示装置22へ送る。このメッセージは図3と図4で定義する本発明の命令コードと引数を用いている。
3D表示状態を要求された3D表示装置22は、既に3D表示状態であればユーザ41への案内表示又は案内音声を省略するが、新たに2D表示状態から移行する場合は「3D眼鏡をおかけください」などの案内表示又は案内音声をユーザ41に提供する。
案内表示の場合は、OSD生成部215で案内表示用映像信号を生成後、映像信号合成部216によって映像信号再生装置12から入力される映像信号と合成して表示部217で表示を行う。案内音声の場合は、図示していないが、音声生成部で生成した音声をスピーカで再生する。
3D表示装置22は、案内表示や案内音声をユーザ41に提供すると同時に、3D眼鏡の着用等、ユーザが3D映像を視聴するための準備期間を確保するために、3Dコンテンツ再生を待つよう、<Report 3D display mode> [“Need glasses”] [“0”] [“3D”] [“Wait”] メッセージで映像信号再生装置12へ返答する。このメッセージも図3と図4で定義する本発明の命令コードと引数を用いている
映像信号再生装置12は3Dコンテンツ再生開始せずに待機、又は3Dコンテンツの導入部を静止画表示あるいは繰り返し表示などで待機する。
ユーザ41が3D眼鏡をかけるなど3D映像を視聴する準備ができると、ユーザ41がリモコンの〔Play〕を押す。その赤外光を受けた表示装置22が映像信号再生装置12へリモコン・コード〔Play〕を<User Control Pressed> [“Play"] メッセージで伝え、映像信号再生装置12が3Dコンテンツの再生を始め、3D映像信号を表示装置22へ出力する。
3D表示装置22は〔Play〕ボタンを押す案内表示又は案内音声に代えて、他のボタン、例えば〔決定〕ボタンなどの所定のボタンを押す案内をしている場合、ユーザ41が3D視聴準備完了時に押すボタンはその案内に従ったボタンであればよい。この場合は、3Dコンテンツ再生を指示するメッセージは、上記のリモコン・コード〔Play〕を伝えるメッセージでも良いし、3D表示状態へ移行し準備完了を意味する<Report 3D display mode> [“Need glasses”] [“0”] [“3D”] [“No Error”] であっても良い。
尚、上記は3D眼鏡を必要とする方式の3D表示装置の場合を例にとって説明したが、図3に示す定義表に従えば、3D眼鏡を必要としない裸眼方式の場合や、2D/3Dを切り換えて表示できる場合でもあっても、3D表示装置は当該3D表示装置の3D表示方式や、現在の2D/3Dの切換状態を当該3D表示装置自身で把握できているので、適切な3D視聴への案内表示又は案内音声を提供でき、ユーザにとって使い勝手のよい3D表示装置を実現できる。また、3D表示装置のユーザの3D映像を視聴する準備の状況を、映像信号再生装置がリアルタイムに通信で知る事ができるので、より的確なコンテンツ再生準備ができる利点がある。
例えば裸眼方式の場合は、3D眼鏡を着用する案内の表示に替えて、視聴範囲が狭い事を伝えて、3D表示が良好に見える位置への移動を促す案内表示又は案内音声としても良い。また、2D/3D表示の切換ができる3D表示装置では、ユーザ設定などで2D表示状態に設定されていることを伝え、3D表示状態に切換を促す案内表示又は案内音声としてもよい。
この場合、ユーザがあえて2D表示状態の継続を選択する場合は、3D表示装置は2D表示状態のままで、<Report 3D display mode> [“Not need glasses”] [“4”] [“3D”] [“No Error”]を伝送して3D映像信号を要求しても良い。<Report 3D display mode> [“Not need glasses”] [“4”] [“2D”] [“No Error”]を送っても良いが、この場合は、3Dコンテンツが2D表示状態を禁止する」フラグを有している場合は3D映像出力がキャンセルされてしまう可能性があるからである。
以上、HDMIのCEC通信メッセージを例にとって説明したが、HDMIで定義されたイーサネット(登録商標)チャンネルを通じた通信メッセージででも同様な動作と効果が期待できる。このイーサネットチャンネルを使うことにより、CECに比べて短時間での通信が可能になり、より2D/3D切換の応答性に優れた3Dシステムを構築できる。
図5は、第2の実施例を示すブロック図である。放送受信できる映像信号再生装置13と、3D表示装置22をHDMIケーブル31を介して接続されている。図1のブロック図と同じ機能を持つ部分には同じ番号を付与している。図1と異なる部分は、記憶媒体111とデータ読出部に代えて、放送電波を受けるアンテナ131に接続される放送受信部132と、その受信データを一時的に記憶する一時記憶部を設けている。
3D映像を視聴するための準備(例えば3Dメガネを着用する、視聴する位置を調整する等)が必要な場合、準備が整うまでは3Dコンテンツ再生を開始しないほうがユーザにとって好ましい。実施例1では、3D視聴要件に関する表示を行った後、ユーザからの再生指示を待って3Dコンテンツの再生を行っているが、3Dコンテンツを放送波を介して受信、再生する場合、コンテンツの再生を一時停止することはできない。そのため、3Dコンテンツを視聴する準備を行っている間に、3Dコンテンツの冒頭部分を見逃してしまうおそれがある。
そこで、本実施例では一時記憶部133を設けて3D視聴要件が整うまで放送波を介して受信した3Dコンテンツを一時記憶させ、3D視聴要件が整った後にタイムシフト再生することにより、3Dコンテンツを最初から視聴できるように構成する。以下、本実施例における処理の一例を、図6を用いて説明する。
ステップ1501では、放送受信部132がアンテナ131を介して放送番組の受信処理を行う。ステップ1502では、放送受信部132で受信処理された放送番組が3Dコンテンツであるか、2Dコンテンツであるかの判断を行う。
ステップ1502で2Dコンテンツと判断された場合、ステップ1508に進み、受信した放送番組を再生する。
ステップ1502で3Dコンテンツと判断された場合、ステップ1503に進み、追っかけ再生(タイムシフト再生)が必要なコンテンツであるか否かを判断する。例えば、ニュースや実況中継などのリアルタイム性が重視される放送コンテンツの場合は、追っかけ再生が不適切と考えるユーザが存在する可能性もある。追っかけ再生が必要であるか否かの判断は、例えば放送番組に含まれるメタデータ等から特定される番組のジャンルに基づいて行うように構成してもよい(例えば、番組のジャンルがニュースの場合は、追っかけ再生が不要と判断)。なお、追っかけ再生とは、放送番組を録画しながら再生することを意味する。
ステップ1503で追っかけ再生が不要と判断された場合、受信した放送番組をそのまま再生する。なお、放送番組の再生と共に、3D視聴要件に関する案内を表示するように構成してもよい。
ステップ1503で追っかけ再生が必要と判断された場合、ステップ1504に進み、受信した番組の一時記憶部133への記録を開始し、ステップ1505に進む。
ステップ1505では、3D視聴要件に関する案内表示を行い、ステップ1506に進む。案内表示については、実施例1で説明した方法(例えば図2のフロー)を用いればよい。図2では、ユーザからの再生の指示を起点としているが、本実施例ではユーザの再生の指示に替えて3Dコンテンツの受信を起点とすればよい。そして、図2におけるユーザの2回目の再生の指示(案内表示後の再生の指示)を、後述するステップ1506でのユーザの再生指示とすればよい。
ステップS1506では、ユーザからコンテンツの再生の指示があったか否かを判断し、ユーザから再生の指示がされると、S1507に進み一時記憶部133に記録されたコンテンツの再生を開始する。
上記説明したステップのうち、ステップ1503は省略してもよい。また、S1504とS1505の順番は逆でもよいし、同時に行われてもよい。
また、本実施例では一時記憶部133を備える構成を説明したが、コンテンツを記録する内蔵または外付けの記録媒体を有する構成とし、当該記録媒体を用いて追っかけ再生を行うように構成してもよい。
本実施例によれば、3Dコンテンツを放送波を介して受信したときに、ユーザが3D映像を視聴する準備が整っていなかったとしても、受信した3Dコンテンツを追っかけ再生することで、受信した3Dコンテンツの冒頭から3D映像を視聴することが可能となる。
また、一時記憶部133を備えない構成とし、3Dコンテンツを受信すると、3D視聴要件に関する案内表示(実施例1で説明した方法(例えば図2のフロー)により決定した案内表示)を行うようにしてもよい。図2では、ユーザからの再生の指示を起点としているが、ここではユーザの再生の指示に替えて3Dコンテンツの受信を起点とし、ユーザの2回目の指示を待たずに受信した3Dコンテンツを再生する構成にすればよい。この場合、受信した3Dコンテンツの冒頭の映像は3D映像として視聴できないおそれがあるが、受信したコンテンツが3Dコンテンツであることをユーザに知らせることが可能となる。
また、例えば電子番組表(EPG)の情報から3Dコンテンツが放送される時間が特定できる場合、3Dコンテンツが放送される所定時間前(例えば5分前)に、実施例1で説明した方法(例えば図2のフロー)により決定した3D視聴要件に関する案内を表示するように構成してもよい。図2では、ユーザからの再生の指示を起点としているが、ここではユーザの再生の指示に替えて3Dコンテンツが放送される所定時間前を起点とし、ユーザの2回目の再生の指示を待たずに受信した3Dコンテンツを再生する構成にすればよい。この場合、一時記憶部133を備えなくても、受信した3Dコンテンツが再生される前から3D映像を視聴するための準備を促すことが可能となる。
なお、本実施例は放送波を用いたコンテンツの伝送を例に説明したが、これに限定されない。例えば、インターネット回線を利用した放送(IP放送)等、他の方法を用いた放送であっても同様の効果が得られる。
12、13 映像信号再生装置、111 記憶媒体、112 データ読出部、113 デコード部、114,215 OSD生成部、115,216 映像信号合成部、116,211 CEC通信部、117,212 制御部、118 EDID読出部,119 映像送信部、131 アンテナ、132 放送受信部、133 一時記憶部、22 3D表示装置、213 EDID記憶部、214 映像受信部、217 表示部、31 HDMIケーブル、311 CEC線、312,DDC線、313 TMDS線、41 ユーザ

Claims (8)

  1. コンテンツを再生して出力する再生装置と、当該再生装置から出力されたコンテンツを表示する表示装置とを有する映像表示システムであって、
    前記再生装置から前記表示装置へ3D映像の表示を要求するメッセージが出力された場合に、前記表示装置がD映像を表示している状態であると、前記表示装置は前記再生装置へ3Dコンテンツの再生停止を指示するメッセージを送信し、
    前記再生装置は前記3Dコンテンツの再生停止を指示するメッセージを受信すると前記3Dコンテンツの再生を停止し、
    前記表示装置はユーザから3Dコンテンツを再生する指示を受信すると、前記再生装置に前記3Dコンテンツ再生を指示するメッセージを送信し、
    前記再生装置は前記3Dコンテンツ再生を指示するメッセージを受信すると、前記3Dコンテンツを再生して出力することを特徴とする映像表示システム。
  2. 請求項1の映像表示システムにおいて、
    前記表示装置は、前記再生装置へ3Dコンテンツの再生停止を指示するメッセージを送信すると共に、3D映像の視聴の準備を促すメッセージを出力することを特徴とする映像表示しステム。
  3. 請求項2の映像表示システムであって、
    前記表示装置における3D映像の視聴の準備を促すメッセージの出力は、音声を出力することにより行われることを特徴とする映像表示システム。
  4. 請求項2の映像表示システムであって、
    前記表示装置における3D映像の視聴の準備を促すメッセージの出力は、当該メッセージを表示することにより行われることを特徴とする映像表示システム。
  5. 再生装置から出力されたコンテンツを表示する表示装置であって、
    前記再生装置から3D映像の表示を要求するメッセージが入力されると、D映像を表示している状態である場合は、前記再生装置へ3Dコンテンツの再生停止を指示するメッセージを送信し、
    前記再生装置へ3Dコンテンツの再生を停止するメッセージを送信した後、ユーザから3Dコンテンツを再生する指示を受信すると、前記再生装置に3Dコンテンツの再生を指示するメッセージを送信することを特徴とする表示装置。
  6. 請求項5記載の表示装置であって、
    前記再生装置から3D映像の表示を要求するメッセージが入力されたときに、2D映像を表示している状態である場合は、3D映像の視聴の準備を促すメッセージを出力することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項6の表示装置であって、
    前記3D映像の視聴の準備を促すメッセージの出力は、音声を出力することにより行われることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項6の表示装置であって、
    前記3D映像の視聴の準備を促すメッセージの出力は、当該メッセージを表示することにより行われることを特徴とする表示装置。
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