JP5527009B2 - グロメット - Google Patents
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Description
この種の汎用されているグロメットは、図6(A)に示すように、電線群を通す小径筒部101の一端に中径筒部102を連続させ、該中径筒部102の先端を外径方向に突出する段部103を介して大径筒部からなるカバー部104に連続させ、該カバー部104の先端は開口104aとしている。前記グロメットのカバー部104でハーネス110の端末に接続したコネクタ112をカバーしている。
しかしながら、カバー部104をめくる作業は片手作業で簡単には行えない。よって、例えば、両手でカバー部の対向部を広げるように把持しながら、カバー部104の周壁の対向位置を内方へ押し込むようにして、少なくとも2カ所を同時に捲らないと全体が捲れない。また、カバー部104を捲りやすいように、カバー部104を前記にように薄肉としている。よって、鋭利な突端を有する外部干渉材に対する保護機能が十分でない問題もある。
該グロメット120にはハーネス130が挿通され、該ハーネス130に第2筒部124の先端がテープ125で巻きつけられ、該第2筒部124を拡径筒部122の内部に押し込むように没することで、防塵、防音機能を高めている。
ゴムまたはエラストマーからなる弾性体で成形され、半円環状としたテープ巻き部の先端に蛇腹筒部を連続させた電線挿通筒部と、前記蛇腹筒部の先端から拡径方向に突出する第一薄肉ヒンジ部と、該第一薄肉ヒンジ部を介して連続する中径筒部と、該中径筒部の先端から拡径方向に突出する第二薄肉ヒンジ部と、該第二薄肉ヒンジ部を介して連続する厚肉な大径筒状のカバー部を備え、該カバー部の外周面には後退操作および前進操作用の摘まみ片を長さ方向に延在させて突設しており、
前記電線挿通筒部の肉厚t5、第一薄肉ヒンジ部の肉厚をt1、第二薄肉ヒンジ部の肉厚をt2、中径筒部の肉厚をt3、カバー部の肉厚をt4とすると、t1≦t2<t5<t3<t4に設定しており、
前記電線挿通筒部に電線群を挿通し、該電線群を前記テープ巻き部に粘着テープを巻きつけて固定し、該電線群の端末に接続したコネクタを前記カバー部で覆っており、
前記コネクタを前記カバー部より外部に突出させるために、前記摘まみ片を持って前記カバー部を後退させると、前記電線群に固定されている前記テープ巻き部に連続する前記蛇腹筒部が縮むと共に、該蛇腹筒部に連続する前記第一薄肉ヒンジ部が支点となって前記中径筒部を反転させ、該反転させた中径筒部内に前記蛇腹筒部とテープ巻き部が押し込まれると共に、該中径筒部の先端と前記カバー部との間の前記第二薄肉ヒンジ部が支点となって該中径筒部が前記カバー部内に反転して押し込まれることを特徴とするグロメットを提供している。
コネクタをカバー部で覆う時はカバー部をコネクタ側の前方へ引っ張るだけで、前記と逆作用でカバー部から中径筒部が引き出されるようにカバー部を前進させて元に戻すことができる。
前記のように、蛇腹筒部および電線挿通筒部の肉厚t5は、肉厚t2<t5≦t3の範囲としている。
前記カバー部は、全体を肉厚t4とする必要はなく、少なくとも前記第二薄肉ヒンジ部に連続する部分に肉厚t4の全周方向の厚肉部を設ければよい。
上記摘まみ片はコネクタの結合作業で邪魔にならない位置に設けている。
該形状としていることで、コネクタを露出させるために、カバー部を後退させると、前記2カ所の第一、第二薄肉ヒンジ部を支点として中径筒部を反転して捲った状態としてカバー部内に収容して、カバー部を後退させる。このように、カバー部を後退させる方向に引っ張るだけでコネクタを露出でき、元に戻す場合には逆方向に引っ張って前進させるだけでよい。よって、カバー部を捲る作業および戻す作業をワンタッチで簡単にできるため、作業時間を大幅に短縮することができる。
本発明のグロメットは自動車に配索されるハーネスの端末側に外装し、該ハーネス端末に接続したコネクタに覆うカバー部を設けたものである。
グロメット1は、電線挿通筒部2と、該電線挿通筒部2の先端に設けた蛇腹筒部3と、該蛇腹筒部3の先端に連続する拡径方向に突出する第一薄肉ヒンジ部4と、該第一薄肉ヒンジ部4と連続する中径筒部5と、該中径筒部5の先端から拡径方向に突出する第二薄肉ヒンジ部6と、該第二薄肉ヒンジ部6に連続する厚肉な大径筒状のカバー部7とからなる。また、カバー部7の外面に軸線方向に突設した摘まみ片8を突設している。
前記カバー部7の肉厚t4は第一、第二薄肉ヒンジ部4、6の肉厚t1、t2の3倍〜5倍とすると共に中径筒部5の肉厚t3の2〜3倍未満としている。
また、カバー部7の内径r1は中径筒部5の外径r2の1.2〜2倍程度とし、カバー部7の長さは中径筒部の長さの約2倍としている。
なお、蛇腹筒部3に連続して小径円筒状の直線状または屈曲した電線挿通筒部を設け、その先端にテープ巻き部を設けてもよく、ハーネスの配索条件によって電線挿通筒部2の形状は適宜に変更できる。
カバー部7の外面から突設している摘まみ片8を持って後退方向Y1へと引っ張ってカバー部7を中径筒部5側へと後退させる。カバー部7は肉厚t4を最大肉厚として剛性を持たせているため腰折れすることなく直進状態で後退する。このようにカバー部7を後退させても、グロメット1の後端の電線挿通筒部2は電線群に粘着テープTで固着しているため後退できず、蛇腹筒部3が縮むと共に蛇腹筒部3に連続する最小肉厚t1の第一薄肉ヒンジ部4が撓み、蛇腹筒部3および電線挿通筒部2を反転して中径筒部5内に押し込むように第一薄肉ヒンジ部4が変形していく。
ついで、肉厚t2とした第二薄肉ヒンジ部6が支点となり、中径筒部5が後退してくるカバー部7内に収容されるように捲れる。
一方、コネクタ30を露出させた状態からカバー部7で覆う状態に戻す作業は、摘まみ片8を反対方向の前進方向Y2に前進させると、第一、第二薄肉ヒンジ部4、6を支点として中径筒部5は元に戻るように反転し、グロメット1が伸びることになる。
また、カバー部の外面に設ける摘まみ片は作業スペースに応じて突設位置を変えている。かつ、摘まみ片を設けるスペースがない場合には、摘まみ片を無くしてカバー部を掴んで、直接に後退させたり前進させてもよい。
2 電線挿通筒部
3 蛇腹筒部
4 第一薄肉ヒンジ部
5 中径筒部
6 第二薄肉ヒンジ部
7 カバー部
8 摘まみ片
30 コネクタ
31 ハーネス
Claims (2)
- 自動車に配索されるワイヤハーネスの端末に接続したコネクタを覆うと共に露出をワンタッチ作業で行えるグロメットであって、
ゴムまたはエラストマーからなる弾性体で成形され、半円環状としたテープ巻き部の先端に蛇腹筒部を連続させた電線挿通筒部と、前記蛇腹筒部の先端から拡径方向に突出する第一薄肉ヒンジ部と、該第一薄肉ヒンジ部を介して連続する中径筒部と、該中径筒部の先端から拡径方向に突出する第二薄肉ヒンジ部と、該第二薄肉ヒンジ部を介して連続する厚肉な大径筒状のカバー部を備え、該カバー部の外周面には後退操作および前進操作用の摘まみ片を長さ方向に延在させて突設しており、
前記電線挿通筒部の肉厚t5、第一薄肉ヒンジ部の肉厚をt1、第二薄肉ヒンジ部の肉厚をt2、中径筒部の肉厚をt3、カバー部の肉厚をt4とすると、t1≦t2<t5<t3<t4に設定しており、
前記電線挿通筒部に電線群を挿通し、該電線群を前記テープ巻き部に粘着テープを巻きつけて固定し、該電線群の端末に接続したコネクタを前記カバー部で覆っており、
前記コネクタを前記カバー部より外部に突出させるために、前記摘まみ片を持って前記カバー部を後退させると、前記電線群に固定されている前記テープ巻き部に連続する前記蛇腹筒部が縮むと共に、該蛇腹筒部に連続する前記第一薄肉ヒンジ部が支点となって前記中径筒部を反転させ、該反転させた中径筒部内に前記蛇腹筒部とテープ巻き部が押し込まれると共に、該中径筒部の先端と前記カバー部との間の前記第二薄肉ヒンジ部が支点となって該中径筒部が前記カバー部内に反転して押し込まれることを特徴とするグロメット。 - 前記カバー部の肉厚t4は第一、第二薄肉ヒンジ部の肉厚t1、t2の3倍〜5倍とすると共に中径筒部の肉厚t3の2〜3倍未満としている請求項1に記載のグロメット。
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