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JP5526838B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに関するものである。
プロジェクタ本体に着脱可能に組み付けられる下方向投影用アタッチメント、水平方向投影用アタッチメント又は上方向投影用アタッチメントの選択により所望の投影方向に投影可能なプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−41178号公報
このプロジェクタにおいては、アタッチメントの選択により所望の投影面に向けて画像の投影ができるようになるものの、投影像の画質について何の考慮もなされていない。
本発明の目的は、任意の投影面に高い投影画質で投影画像を投影することができるプロジェクタを提供することである。
本発明のプロジェクタは、表示部に表示された画像データに基づく画像を投影面に投影する投影部と、前記投影部を収容する筐体と、前記投影部から射出される投影光の前記投影面における投影領域のうち、前記筐体側に投影範囲を設定する投影範囲設定部と、前記投影範囲設定部により設定された前記投影範囲に基づいて、前記表示部に入力する画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、前記筐体の設置状態を検出する姿勢検出部とを備え、前記投影範囲設定部は、前記姿勢検出部による検出結果に基づいて投影範囲を設定することを特徴とする。
本発明のプロジェクタによれば、任意の投影面に高い画質で画像を投影することができる。
第1の実施の形態に係るプロジェクタの外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る投影ユニットの内部の構成を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るプロジェクタの第1投影モードにおける投影状態を示す図である。 第1の実施の形態に係るプロジェクタの第2投影モードにおける投影状態を示す図である。 第1の実施の形態に係る第2投影モードの投影画像における輝度勾配処理を示す図である。 第1の実施の形態に係るプロジェクタの第2投影モードにおける投影状態を示す図である。 第2の実施の形態に係るプロジェクタの第2投影モードにおける投影状態を示す図である。 第3の実施の形態に係るプロジェクタの側面を示す図である。 第3の実施の形態に係るプロジェクタの第2投影モードにおける投影状態を示す図である。
以下、図面を参照して第1の実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。図1は、第1の実施の形態に係るプロジェクタの外観を示す斜視図である。プロジェクタ2は、金属やプラスチックからなる筐体4を備え、筐体4の前面6には、筐体4に内蔵された投影部としての投影ユニット20(図2参照)による投影光を射出する投影窓8及び筐体4に内蔵された撮像部44(図3参照)に対して被写体光を入射させる撮影窓10、プロジェクタユニット20の未使用時に、投影窓8を保護する矩形状の板状体からなる保護部材12が設けられている。ここで、保護部材12は、保護部材12の一辺を回転軸12aとして所定の角度まで回転可能に構成されている。
また、筐体4の上面14には、プロジェクタ2の設置環境の照度を測定する照度センサ15、電源スイッチ16a、撮影指示を行うシャッタボタン16b、投影を行う投影ボタン16c及び後述する第1投影モードまたは第2投影モードの何れか一方を設定するモード設定ボタン16dが設けられている。ここで、電源スイッチ16a、シャッタボタン16b、投影ボタン16c及びモード設定ボタン16dは上部操作部16を構成する。また、筐体4の下面には、上部操作部16と同様のスイッチ及びボタンを備える下部操作部17(図4参照)が設けられている。また、筐体4の下面には、少なくとも後述する第2投影モードによる投影を行う場合に筐体4を支持する支持部材としての三脚18が装着されている。なお、三脚18は、後述するように、プロジェクタ2の姿勢を検知して、斜め投射されているか否かを判別する姿勢検出部としての機能を有する。
図2は、第1の実施の形態に係る投影ユニット20の内部の構成を示す断面図である。なお、図2においては、図面の下方が投影ユニット20の前方となる。投影光を射出する光源としてのLED22から射出された投影光は、集光レンズ群24によって平行光に変換された後にPBS(偏光ビームスプリッタ)26に入射し、入射光の進行方向に対して45°の角度で設けられた偏光分離膜26aに入射する。偏光分離膜26aに入射した投影光のうち、S偏光のみが偏光分離膜26aによって反射され、画像表示部としてのLCOS28に入射する。一方、偏光分離膜26aを透過したP偏光は、PBS26により吸収される。
LCOS28に入射した光は、LCOS28により反射され、PBS26に再度入射する。ここで、LCOS28を構成する図示しない液晶層は、電圧が印加されると入射光に対して位相板として機能する。従って、LCOS28から射出する光のうち、液晶層により電圧が印加された画素領域を透過した光はS偏光からP偏光に変換される。一方、LCOS28から射出する光のうち、液晶層により電圧が印加されていない画素領域を透過した光はS偏光のまま進行する。
LCOS28から射出してPBS26に再度入射した光のうち、LCOS28の電圧が印加された画素領域を透過したP偏光のみが偏光分離膜26aを透過し、S偏光と分離される。当該P偏光の光は、投影画像を投影するための投影レンズ群30を介し、投影ユニット20から射出され、プロジェクタ2の筐体4の前面6に設けられた投影窓8を介して投影面に投影される。
図3は、第1の実施の形態に係るプロジェクタ2の構成を示すブロック図である。プロジェクタ2は制御部としてのCPU40を備え、CPU40には、照度センサ15、上部操作部16、下部操作部17、被写体光を撮像する撮像部44、撮像部44から出力された撮像信号を図示しないA/D変換部においてA/D変換することにより生成された画像データを記憶する記憶部46が接続されている。また、撮像画像や投影画像を記憶するメモリカード48、画像データに基づく画像の投影を行う投影ユニット20が接続されている。また、投影を行う画像の画像データに対し、縦横変換処理、縦横比変更処理、輝度勾配補正等の画像処理を行う画像処理部50が接続されている。ここで、投影ユニット20は、光源であるLED22の点灯及び消灯を行う電源制御部52、投影任意の画像データをLCOS22に入力してLCOS22の表示制御を行う投影制御部54を備えている。なお、CPU40は、後述するように、投影ユニット20による画像の投影範囲を設定する投影範囲設定部としての機能を有する。
次に、図面を参照して第1の実施の形態に係るプロジェクタ2の第1投影モードにおける投影について説明する。図4は、第1の実施の形態に係るプロジェクタ2の第1投影モードにおける投影状態を示す図である。図4に示すように、プロジェクタ2の底面には、三脚18が装着され、プロジェクタ2は、投影面60に対して垂直に投影画像の投影を行う状態で投影面60から最適な投影距離で設置面62に設置される。なお、第1投影モードにより画像の投影を行う場合には、三脚18を用いず、設置面62上にプロジェクタ2を直接設置して画像の投影を行ってもよい。また、操作者の手動により、プロジェクタ2の保護部材12を回転軸12a回りに所定の角度だけ回転させ筐体4の投影窓8を露出させる。
ここで、操作者によるモード設定ボタン16dの操作により、プロジェクタ2の投影モードが第1投影モードに設定されると、CPU40は、メモリカード48に記憶されている画像データを第1投影モードで投影する。即ち、プロジェクタ2の投影窓8から投影される投影光の投影光軸と投影面60の成す角度αが略90度となるように、投影光の投影を行う。この場合には、投影面60上には、例えば図4(b)に示すような解像度が640×480ピクセルの投影画像64「ABC」が表示される。
次に、図面を参照して第1の実施の形態に係るプロジェクタ2の第2投影モードにおける投影について説明する。図5は、プロジェクタ2の第2投影モードにおける投影状態を示す図である。第2投影モードにおいては、投影光は投影面に対して斜め射出される。図5に示すように、プロジェクタ2の底面には、三脚18が装着される。また、プロジェクタ2の投影窓8からの投影光の投影光軸と設置面62(以下、投影面62ともいう。)の成す角度βが、予め設定された所定の角度となるように、プロジェクタ2を傾けた状態で設置面62に設置される。また、操作者が手動により筐体4の投影窓8を露出させる。ここで、操作者によるモード設定ボタン16dの操作により、プロジェクタ2の投影モードが第2投影モードに設定されると、CPU40は、メモリカード48に記憶されている画像データの中から投影を行う画像データを読み出し、画像処理部50により、この画像データに対し、縦解像度及び横解像度を変更する縦横解像度変更処理、縦横変換処理、縦横比変更処理、輝度勾配補正等の画像処理を施す。例えば、縦横解像度変更処理においては、投影を行う画像データに対し、画像処理が施される前の画像データの画像の高さの解像度である480ピクセルを基準として、縦横方向を変更し、解像度を640×480ピクセルから480×360ピクセルに変換する。画像処理においては、特に制限されないが、画像処理前の画像データのアスペクト比と、画像処理後の画像データのアスペクト比とが同一となるように画像処理を行う。さらに、画像処理部50により、投影領域68の投影面の明るさに基づき決定された矩形状の投影範囲67に画像の投影を行うことができるように画像データに対し画像処理を施す。そして、プロジェクタ2の投影窓8から投影光を設置面62に対して斜め投影し、設置面62に矩形状の投影画像66(図6(a)参照)を表示する。
ここで、第2投影モードにおけるプロジェクタ2の投影画像の投影領域68における投影範囲67について説明する。図6(a)は、第2投影モードにおける投影範囲67に投影された投影画像66を示す。投影領域68は、プロジェクタ2から射出される投影光により照明される投影面62における照明エリアである。投影領域68は、プロジェクタ2の設置面62からの高さ、投影光軸と設置面62の成す角度β、プロジェクタ2の投影レンズ群30および光源の明るさ等により規定される。第2投影モードにおいては、投影光は投影面に対して斜めに照射されることから、投影領域68は、図6(a)に示すように、所定の投影距離を高さに持つ台形形状を有しており、投影領域68のうち、筐体4から投影面62までの距離が短い側(投影レンズ群30から投影面までの距離が短い)が台形の短辺であり、筐体4から投影面62までの距離が長い側(投影レンズ群30から投影面までの距離が長い)が台形の長辺である。また、投影範囲67は、投影領域68のうち筐体4側に設定される画像エリアであり、所望の画像が投影範囲67内に投影される。図6(a)においては、投影画像66は、投影範囲67に一致させている。投影範囲67の設定に関して、第2投影モードは、投影領域68と投影範囲67とが一致する第1投影モードと異なる。第2投影モードにおいて第1モードと同様に投影範囲67が投影領域68に一致するように投影した場合、投影像に台形歪み等の形状歪みが生じるばかりでなく、横方向に間延びしたような像となる。また、投影領域68のうち、投影レンズに近い側(図6(a)の右側)と投影レンズから遠い側(図6(a)の左側)とにおいて投影像に輝度のバラツキが生じ、特に投影レンズから遠い側の領域においては投影レンズから近い側の領域に比して暗い像となる。そこで、投影モード2では、画像処理部50は、投影範囲67に投影像を一致させるために、投影範囲67の大きさや形状に応じて、画像データに対して上述した縦横解像度変更処理、縦横変換処理、縦横比変更処理を行う。具体的には、投影範囲67に対応するLCOS28上の領域に一致するように、画像データに対して画像処理を行う。そして、解像度等を変更した画像データをLCOS22上の当該領域に表示する。画像処理においては、特に制限されないが、画像処理前の画像データのアスペクト比と、画像処理後の画像データのアスペクト比とが同一となるように画像処理を行う。なお、解像度等を変更した画像データが表示されないLCOS28上の他の領域については黒表示となるようLCOS28の表示を制御すればよい。
投影領域68は、プロジェクタ2の設置面62からの高さ、投影光軸と設置面62の成す角度β、プロジェクタ2の投影レンズ群30の状態等により変動するため、投影範囲67も投影領域68に応じて可変される。その場合、設定された投影範囲67に応じて、画像処理部50は、画像データに対して上述した画像処理を施す。このような制御を行うことにより、投影範囲67を最大限に利用しつつ、画質のよい画像投影が可能になる。
なお、図6(a)に示す投影画像66は、画像処理部50により台形歪み等の形状歪みが補正された画像データを投影したものである。形状歪み補正は周知の手法により実現される。
図6(b)は、投影領域68における投影距離と投影面の輝度との関係を示す。図6(c)は、画像データに付する輝度勾配を示す。図6(d)は、画像データに対して輝度勾配処理が施された場合の投影領域68における投影距離と投影面の輝度との関係を示す。
CPU40は、図5に示す第2投影モードにおいて投影光の投影を行っている状態で、操作者によりシャッタボタン16bが押下されると、撮像部44により投影領域68を撮像し、投影範囲設定部によりこの撮像データに基づいて投影領域68内において、投影範囲67として用いることができる投影領域68におけるプロジェクタ2側からの投影可能距離を決定する。即ち、撮像された投影領域68の投影面の輝度が図6(b)に示す値72であった場合に、この投影領域68において投影面の輝度が所定の値S以上である投影距離を投影可能距離として、図6(a)に示すように投影領域68の投影可能距離内における矩形状の投影範囲67内に投影画像66を表示する。所定の値Sは、例えば、投影範囲67における投影画像66のコントラストが周辺光の明るさと比較して適切となるように設定すればよい。また、画像処理部50により、投影画像66の投影範囲67における輝度を略均一とするように、画像データに対して輝度勾配をつける輝度勾配処理が実行される。具体的には、図6(c)に示すように、筐体4から投影面62までの距離が短い側から長い側に向かって高くなるように輝度勾配74をつける輝度勾配処理が施される。なお、輝度勾配74は、撮像部44により撮像された投影領域68内の投影範囲67の輝度データに基づいて設定される。従って図6(d)に示すように、輝度勾配処理が施された投影画像66の投影範囲67における輝度は略均一となる。
この第1の実施の形態に係るプロジェクタによれば、プロジェクタの設置面に対して斜め下方に投影光を投影する場合に、投影領域の明るさに基づいて投影範囲を決定し、投影を行う画像の画像データに対し、縦横変換処理、解像度変換処理、輝度勾配処理等の画像処理を施すため、設置面に高い画質で画像を投影することができる。
なお、上述の実施の形態においては、撮像部44により投影領域68を撮像し、撮像した画像における投影面の輝度情報に基づいて、投影領域68の内部に投影画像66の投影範囲67を決定しているが、三脚18によるプロジェクタの支持状態及び照度センサ15による検出結果に基づいて、投影範囲67を決定してもよい。即ち、図5に示す角度βが予め設定される所定の角度となるように、三脚18によりプロジェクタ2を傾けた状態で設置面62に設置し、操作者によるモード設定ボタン16dの操作により、プロジェクタ2の投影モードが第2投影モードに設定されると、CPU40は、照度センサ15により、プロジェクタ2の設置環境の環境光の明るさを検出する。そして、照度センサ15により検出された明るさ、三脚18の高さ、角度β及びプロジェクタ2の光源の明るさ等に基づいて、投影領域68内における投影範囲67を決定する。なお、姿勢検出部として三脚18により検出されたプロジェクタ2の姿勢に応じて、投影モードを設定する構成としてもよい。この場合、姿勢検出部により角度βで投射される斜め投射であることが検知されると、CPU40は第2投影モードであると判断して、上述の制御を行う。このように、姿勢検出部の検出結果により投影モードの切換が行われるようにした場合、操作者によるモード設定ボタン16dの操作は不要となる。
また、上述の実施の形態においては、撮像部44により投影領域68を撮像し、撮像した画像における投影面の輝度情報に基づいて、投影領域68の内部に投影画像66の投影範囲を決定しているが、予め設定される輝度勾配74に基づいて、投影画像66の投影範囲67を決定してもよい。即ち、輝度勾配74の勾配を大きく設定した場合には、画像処理部50による輝度勾配処理により、投影画像66の投影範囲67を大きくすることができる。一方、輝度勾配74の勾配を小さく設定した場合には、画像処理部50の輝度勾配処理による投影画像66の投影範囲67が小さくなる。
また、上述の実施の形態において、画像データの縦横方向の少なくとも一方に沿ってデータ圧縮率またはデータ拡張率を変化させてもよい。即ち、CPU40は、画像処理部50により、メモリカード48に記憶されている画像データの中の投影を行う画像データに対し、縦横方向の少なくとも一方のデータ圧縮率またはデータ拡張率を漸次変化させる画像処理を実施する。この場合には、投影領域68内の投影面の輝度に基づいて、投影範囲67として用いると判断された領域を最大限利用して、画像の投影を行うことができる。なお、画像処理部50は、データの圧縮率またはデータ拡張率に基づいて、投影画像の画像データに輝度勾配処理を実施してもよい。
また、上述の実施の形態においては、投影領域68の輝度に基づいて、投影画像66の投影範囲67を決定しているが、投影ユニット20の投影レンズ群30の焦点深度に基づいて、投影画像66の投影範囲67を決定してもよい。即ち、操作者によるモード設定ボタン16dの操作により、プロジェクタ2の投影モードを第2投影モードに設定すると、図7に示す前側焦点深度aと後側焦点深度bで定められる領域に基づいて、投影画像66の投影範囲67を決定する。この場合には、プロジェクタ2は、焦点調整を行う自動焦点調整機構を備え第2投影モードによる投影を行う際に、自動焦点調整機構により投影レンズ群30の前側焦点位置を投影範囲67の筐体4側の一辺に一致させる。
また、上述の実施の形態においては、投影ユニット20においてLCOS28を照明する光源として、LED22を用いているが、レーザ光源を用いてもよい。これにより、焦点深度が深い投影を行うことが行うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。なお、第2の実施の形態に係るプロジェクタの構成は、図1に示すプロジェクタ2と保護部材12の構成及び筐体4を支持する三脚18が異なるため異なる部分について説明する。また、第2の実施の形態に係るプロジェクタにおいては、第1の実施の形態に係るプロジェクタの構成と同一の構成には同一の符号を用いて説明を行う。
図8は、第2の実施の形態に係るプロジェクタ2の第2投影モードにおける投影状態を示す図である。図8に示すように、筐体4の下部には、プロジェクタ2を所定の角度で支持する棒状の支持部材80が設けられている。これにより、プロジェクタ2の投影窓8からの投影光の投影光軸と設置面62の成す角度θが、予め設定された90度未満の所定の角度となるように、プロジェクタ2が設置面62に設置される。また、プロジェクタ2の保護部材12を回転軸12a回りに所定の角度だけ回転させ筐体4の投影窓8を露出させている。なお、保護部材12の投影窓8に対向する面には、投影ユニット20からの投影光を反射させる矩形状のミラー12bが設けられている。また、筐体4には、支持部材80が筐体4を所定の角度で支持することができる位置まで引出されたことを検出する図示しない姿勢検出部が設けられている。
ここで、CPU40は、操作者により投影ボタン16cが押下されると、姿勢検出部により、支持部材80が所定の位置まで引出されているか否かを検出し、支持部材80が所定の位置まで引出されている場合には、プロジェクタ2の投影モードを第2投影モードに設定する。また、照度センサ15により、プロジェクタ2の設置環境の環境光の明るさを検出する。また、画像処理部50により、メモリカード48に記憶されている画像データの中から投影を行う画像データを読み出し、この画像データに対し、縦横変換処理、解像度変換処理等の画像処理を施す。さらに、画像処理部50により照度センサ15により検出された明るさ、保護部材12のミラー12bの高さ、角度θ及びプロジェクタ2の光源の明るさ等に基づいて決定された矩形状の投影範囲82に画像の投影を行うことができるように画像データに対して輝度勾配処理等の画像処理を実施する。そして、投影窓8から投影された投影光がミラー12bにより所定の角度で反射され、反射された投影光の投影光軸と設置面62の成す角度が所定の角度θとなるように設置面62に投影画像82が斜め投影される。
一方、支持部材80が所定の位置まで引出されていない場合には、プロジェクタ2の投影モードを第1投影モードに設定し、メモリカード48に記憶されている画像データを第1投影モードで投影する。このように、姿勢検出部の検出結果により投影モードの切換が行われるようにした場合、操作者によるモード設定ボタン16dの操作は不要となる。
この第2の実施の形態に係るプロジェクタによれば、プロジェクタの設置面に対して斜め下方に投影光を投影する場合に、投影領域の明るさに基づいて投影範囲を決定し、投影を行う画像の画像データに対し、縦横変換処理、解像度変換処理等の画像処理を施すため、設置面に高い投影画質で投影画像を投影することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。なお、第3の実施の形態に係るプロジェクタの構成は、図8に示すプロジェクタ2と保護部材12及び投影ユニット20の構成が異なるため異なる部分について説明する。また、第3の実施の形態に係るプロジェクタにおいては、第2の実施の形態に係るプロジェクタの構成と同一の構成には同一の符号を用いて説明を行う。
図9は、第3の実施の形態に係るプロジェクタ2の側面を示す図である。筐体4内には、図9に示す保護部材12を支持する支持部材90が収納可能に設けられている。また、支持部材90には、保護部材12が回転軸12a回りに回転可能に設けられている。また、投影ユニット20には、図9の矢印方向に、投影窓8からの投影光の投影光軸をシフトするシフト光学系が用いられる。なお、投影光は第3の実施の形態と同様に設けられたミラー12bによりシフト光学系の光軸のシフト方向に折り曲げられる。
図10は、第3の実施の形態に係るプロジェクタ2の第2投影モードにおける投影状態を示す図である。図10に示すように、プロジェクタ2の投影窓8からの投影光の投影光軸と設置面62の成す角度γが90度未満の所定の角度となるように、支持部材80によりプロジェクタ2を支持した状態で設置面62に設置する。筐体4には、支持部材80が筐体4を所定の角度で支持することができる位置まで引出されたことを検出する図示しない姿勢検出部が設けられている。また、操作者の手動により、投影窓8からの投影光が所定の角度で反射するように、支持部材90を用いて保護部材12(ミラー12b)が配置される。なお、設置面62に投影される投影領域92と保護部材12(ミラー12b)は、設置面62の法線方向において重ならない位置に配置される。
ここで、CPU40は、操作者により投影ボタン16cが押下されると、姿勢検出部により、支持部材80が所定の位置まで引出されているか否かを判別し、支持部材80が所定の位置まで引出されている場合には、プロジェクタ2の投影モードを第2投影モードに設定する。また、照度センサ15により、プロジェクタ2の設置環境の環境光の明るさを検出する。また、画像処理部50により、メモリカード48に記憶されている画像データの中から投影を行う画像データを読み出し、この画像データに対し、縦横変換処理、解像度変換処理等の画像処理を施す。さらに、画像処理部50により照度センサ15により検出された明るさ、保護部材12のミラー12bの高さ、角度γ及びプロジェクタ2の光源の明るさ等に基づいて決定された矩形状の投影範囲94に画像の投影を行うことができるように画像データに対して輝度勾配処理等の画像処理を実施する。そして、投影窓8から投影された投影光がミラー12bにより所定の角度で反射され、反射された投影光の投影光軸と設置面62の成す角度が所定の角度γとなるように設置面62に投影画像が投影される。
一方、支持部材80が所定の位置まで引出されていない場合には、プロジェクタ2の投影モードを第1投影モードに設定し、メモリカード48に記憶されている画像データを第1投影モードで投影する。
この第3の実施の形態に係るプロジェクタによれば、プロジェクタの設置面に対して斜め下方に投影光を斜め投影する場合に、投影領域の明るさに基づいて投影範囲を決定し、投影を行う画像の画像データに対し、縦横変換処理、解像度変換処理等の画像処理を施すため、設置面に高い投影画質で投影画像を投影することができる。
なお、上述の実施の形態において、第1投影モードが設定されているか、前記第2投影モードが設定されているかにより、上部操作部16及び下部操作部17の何れか一方の操作が有効となるようにしてもよい。このように、姿勢検出部の検出結果により投影モードの切換が行われるようにした場合、操作者によるモード設定ボタン16dの操作は不要となる。
また、上述の実施の形態においては、プロジェクタ2の投影モードについて、支持部材80の状態を検出する姿勢検出部による検出結果に基づいて設定しているが、この構成に変えて、傾斜センサや角度センサ等を姿勢検出部として設け、それらによる検出結果に基づいて設定してもよい。即ち、プロジェクタ2に傾斜センサを備え、予め所定の角度の範囲を設定し、傾斜センサによる検出結果に基づいて、第1投影モードまたは第2投影モードを設定する。
また、上述の実施の形態においては、プロジェクタ2は設置面62に載置したうえで画像を投影するようにしているが、これに限定されるものではなく、ユーザによる手持ちの状態で画像を投影してもよい。この場合、第1投影モードと第2投影モードの切換は、モード設定ボタン16dにより行ってもよいし、傾斜センサや角度センサのような姿勢検出部による検出結果に基づいて自動で行うようにしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、プロジェクタ2は、第1投影モードと第2投影モードとを設定可能な構成としたが、これに限られるものではない。第1投影モードを有しておらず、斜め投射にのみに対応したプロジェクタ2としてもよい。
2…プロジェクタ、4…筐体、15…照度センサ、16…上部操作部,16d…モード設定ボタン、18…三脚、20…投影ユニット、28…LCOS、50…画像処理部、60…投影面、62…設置面。

Claims (10)

  1. 表示部に表示された画像データに基づく画像を投影面に投影する投影部と、
    前記投影部を収容する筐体と、
    前記投影部から射出される投影光の前記投影面における投影領域のうち、前記筐体側に投影範囲を設定する投影範囲設定部と、
    前記投影範囲設定部により設定された前記投影範囲に基づいて、前記表示部に入力する画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、
    前記筐体の設置状態を検出する姿勢検出部と
    を備え
    前記投影範囲設定部は、前記姿勢検出部による検出結果に基づいて投影範囲を設定することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 表示部に表示された画像データに基づく画像を投影面に投影する投影部と、
    前記投影部を収容する筐体と、
    前記投影部から射出される投影光の前記投影面における投影領域のうち、前記筐体側に投影範囲を設定する投影範囲設定部と、
    前記投影範囲設定部により設定された前記投影範囲に基づいて、前記表示部に入力する画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、
    を備え、
    前記投影部において前記表示部を照明する光源は、LED光源又はレーザ光源であり、
    前記投影部の投影光学系の焦点深度に基づいて前記投影部による画像の投影範囲を決定することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 表示部に表示された画像データに基づく画像を投影面に投影する投影部と、
    前記投影部を収容する筐体と、
    前記投影部から射出される投影光の前記投影面における投影領域のうち、前記筐体側の位置と、前記筐体から離れる方向において前記投影面の輝度が所定の値以上である位置との間の範囲を投影範囲として設定する投影範囲設定部と、
    前記投影範囲設定部により設定された前記投影範囲に基づいて、前記表示部に入力する画像データに対して画像処理を行う画像処理部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 前記画像処理部は、前記表示部に表示する画像の画像データに対して、輝度勾配をつけることを特徴とする請求項記載のプロジェクタ。
  5. 前記画像処理部は、前記表示部に表示する画像の縦解像度及び横解像度を変更することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のプロジェクタ。
  6. 前記画像処理部は、前記表示部に表示する画像の縦横方向を変更することを特徴とする請求項記載のプロジェクタ。
  7. 前記画像処理部は、前記表示部に表示する画像の画像データの縦横方向の少なくとも一方においてデータ圧縮率またはデータ拡張率を変化させることを特徴とする請求項記載のプロジェクタ。
  8. 前記画像処理部は、前記データ圧縮率または前記データ拡張率に基づいて前記画像データに対して輝度勾配をつけることを特徴とする請求項記載のプロジェクタ。
  9. 前記投影部から射出される投影光の投影光軸と設置面の成す角度が90度未満となるように前記筐体を支持する支持部材を備えることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のプロジェクタ。
  10. 前記画像処理部は、画像処理前の画像データのアスペクト比と、画像処理後の画像データのアスペクト比とが同一となるように画像処理を行うことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のプロジェクタ。
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