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JP5522911B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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JP5522911B2 JP2008205519A JP2008205519A JP5522911B2 JP 5522911 B2 JP5522911 B2 JP 5522911B2 JP 2008205519 A JP2008205519 A JP 2008205519A JP 2008205519 A JP2008205519 A JP 2008205519A JP 5522911 B2 JP5522911 B2 JP 5522911B2
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Description

本発明は、燃料電池システム、特に、燃料電池で発電の際に発生する熱を有効に回収することができる燃料電池システムの構造に関する。
燃料電池システムは、外部から燃料電池に供給された燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行い、反応により生じた熱を回収して湯水として貯え、この湯水を外部への熱供給に有効利用するシステムである。このような燃料電池システムを移動用電源又は分散用(オンサイト用)電源として使用する場合、搬送や据付作業等を容易にするために、燃料電池システム全体をパッケージ内に配置した燃料電池発電システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、燃料電池を含んで構成される燃料電池発電システムと、発電された直流電力を交流電力に変換するインバータを含んで構成される電力変換システムと、発電の際に発生する熱を回収し温水として蓄熱する貯湯タンクを含んで構成される給湯システムで構成され、燃料電池発電システムの全て若しくは一部と、電力変換システムの全て若しくは一部との少なくともいずれか一方と、貯湯槽とが固設された共通台板とを備える、燃料電池コージェネレーションシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。ここで、特許文献2に開示されている燃料電池コージェネレーションシステムについて、図6を参照しながら説明する。
図6は、特許文献2に開示されている燃料電池コージェネレーションシステムの構成を示す模式図である。
図6に示すように、特許文献2に開示されている燃料電池コージェネレーションシステム101は、改質器111、燃料電池112、及び補助装置ユニット114を有する燃料電池発電ユニットと、DC/ACインバータ121を有する電力変換ユニットと、貯湯槽131及び追焚装置132を有する貯湯ユニットと、一連の運転を制御する制御装置141と、補助装置ユニット114と、共通台板としてのベース107と、を備え、これらの各機器が筐体106内に配置されている。補助装置ユニット114は、改質器111や燃料電池112等からの排熱を排熱回収水によって回収する排熱回収装置(図示せず)と、燃料電池112を冷却水により冷却し燃料電池112の温度を調整する燃料電池冷却装置(図示せず)と、を有する。
そして、特許文献2に開示されている燃料電池コージェネレーションシステム101では、筐体106内部において、燃料電池112、水素生成器111、補助装置ユニット114を階層的に配置し、筐体106内の貯湯槽131が占める空間以外の空間を有効に活用している。
特開2002−329515号公報 特開2005−32461号公報
ところで、特許文献2に開示されている燃料電池コージェネレーションシステム101では、燃料電池112が筐体106内の上方に、燃料電池冷却装置と排熱回収装置を備える補助装置ユニット114が筐体106内の下方に離れて配置されている。このため、冷却水が通流する冷却水経路を上方の燃料電池112と下方の燃料電池冷却装置を循環するように接続すると、冷却水経路で発生した気泡が経路上方の燃料電池112付近に滞留することにより、冷却水流量に変動が生じ、安定した燃料電池112の温度調整ができなくなる、という問題があった。
本発明は、以上の課題を鑑みてなされたものであり、冷却水経路における気泡滞留の抑制することにより、安定した燃料電池の温度調整をすることができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る燃料電池システムは、水素を含有する燃料ガスと酸素を含有する酸化剤ガスを用いて発電する燃料電池と、前記燃料電池を冷却する冷却水が通流する冷却水経路と、前記燃料電池よりも上方に位置するように前記冷却水経路の最上方に配設され、前記冷却水を貯える冷却水タンクと、前記冷却水経路に設けられたポンプと、熱媒体が通流する熱媒体経路と、前記冷却水経路と前記熱媒体経路とに跨って設けられ、前記冷却水経路を通流する前記冷却水と前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体との間で熱交換するための第1熱交換器と、を備え、前記燃料電池を通過した冷却水は、前記冷却水タンクを経由して前記第1熱交換器に供給される。
これにより、冷却水経路で発生した気泡は、冷却水の流れに沿って、あるいは、気泡自体の浮力によって、冷却水経路を鉛直方向上向きに流れて、冷却水タンクに捕集されるため、冷却水経路内における気泡の滞留を抑制し、第1熱交換器での安定した熱交換をすることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
[燃料電池システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る燃料電池システムの概略構成を示した模式図である。図2は、図1において矢印II方向から見た燃料電池システムを示す模式図である。なお、図1においては、燃料電池システムにおける上下方向を図における上下方向として表し、また、図1及び図2においては、その一部を省略している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る燃料電池システム1は、水素生成器2、バーナ(燃焼器)3、燃料電池4、冷却水タンク5、第1熱交換器6、第2熱交換器7、インバータ8、制御装置9、及びハウジングからなるパッケージ10を備えている。パッケージ10は、鉛直方向に長く延びるように形成されており、該パッケージ10内部には、水素生成器3等の各機器が配設されている。
具体的には、パッケージ10の一方の側部(以下、第1の側部)には、制御装置9、水素生成装置2、バーナ3、燃料電池4、及びインバータ8が、パッケージ10の下部から順に配設されている。すなわち、制御装置9が、パッケージ10の最も下部に配置され、インバータ8が、パッケージ10の最も上部に配置されている。また、制御装置9の上方に水素生成器2及びバーナ3が配置され、水素生成器2(正確には、バーナ3)の上方には、燃料電池4が配設されている。そして、図2に示すように、鉛直方向から見て、これらの機器は互いに重なり合うように配設されている。
また、図1に示すように、パッケージ10の他方の側部(以下、第2の側部)には、第2熱交換器7、第1熱交換器6、及び冷却水タンク5が順に配設されている。すなわち、第2熱交換器7が、パッケージ10の鉛直方向における略中央部分に配置され、その上方には、第1熱交換器6が配設されている。また、第1熱交換器6の上方には、冷却水タンク5が配設されている。そして、図2に示すように、鉛直方向から見て、これらの機器は互いに重なり合うように配設されている。
バーナ3には、後述する残余燃料ガス経路22を介して燃料電池4が接続されており、燃料電池4で使用されなかった残余の燃料ガスが、残余燃料ガスとして供給されるように構成されている。そして、バーナ3では、燃料電池4から残余燃料ガス経路22を介して供給された残余燃料ガス(または、図示されない原料ガス供給流路を通じて供給された原料ガス)と、燃焼用空気供給器(図示せず)から燃焼用空気供給流路(図示せず)を介して供給される燃焼用の空気と、を燃焼させて燃焼排ガスを生成する。生成された燃焼排ガスは、水素生成器2に設けられた燃焼排ガス流路(図示せず)を通流して、燃焼排ガス経路23に排出される。
水素生成器2は、改質器、変成器、及び浄化器(いずれも図示せず)を有していて、水素を含有する燃料ガスを生成するように構成されている。具体的には、図示されない改質器が、バーナ3で生成された燃焼排ガスからの伝熱を利用して、燃料電池システム1の外部から供給されたメタン等の原料ガスと水を改質反応させて、水素を含む改質ガスを生成する。そして、変成器及び浄化器が、改質器で生成された改質ガスを、シフト反応及び選択酸化反応させることにより、一酸化炭素が1ppm程度まで低減された水素リッチな燃料ガスが生成される。なお、ここでは、原料ガスとしてメタンを使用したが、これに限定されず、エタン、プロパンなどの炭化水素を含むガス、気体のアルコールを含むガス等に例示されるような少なくとも炭素及び水素から構成される有機化合物を含むガスを使用することができる。
また、水素生成器2の図示されない浄化器の出口には、燃料ガス供給経路21の上流端が接続されており、その下流端は、燃料電池4のアノード流路4aに接続されている。これにより、水素生成器2で生成された水素を含有する燃料ガスが、燃料電池4のアノード流路4aに供給される。
燃料電池4には、カソード流路4bが設けられていて、カソード流路4bの上流端には、酸化剤ガス供給経路24の下流端が接続されている。酸化剤ガス供給経路24の上流端には、ブロワ等で構成された酸化剤ガス供給器(図示せず)が接続されている。また、カソード流路4bの下流端には、残余酸化剤ガス経路25の上流端が接続されており、その下流端は、燃料電池システム1の外部に開口している。これにより、酸化剤ガス供給器から空気等の酸素を含む酸化剤ガスが、燃料電池4のカソード流路4bに供給される。
そして、燃料電池4では、アノード流路4aに供給された燃料ガスとカソード流路4bに供給された酸化剤ガスが、それぞれ、各セル(図示せず)のアノードとカソードに供給されて、燃料ガスと酸化剤ガスが電気化学的に反応して、電気と熱が生成される。燃料電池4で使用されなかった残余の燃料ガスは、残余燃料ガス経路24を通流して、バーナ3に供給され、また、燃料電池4で使用されなかった残余の酸化剤ガスは、残余酸化剤ガス経路25を通流して、燃料電池システム1外に排出される。
また、燃料電池4には、燃料ガスと酸化剤ガスの反応により生成された熱を回収して、燃料電池4を冷却するための冷却水流路4cが設けられている。冷却水流路4cには、冷却水経路31が接続されていて、冷却水流路4cは、冷却水経路31の一部を成す。また、冷却水経路31には、冷却水経路31を通流する冷却水の流量を調整するためのポンプ(図示せず)と冷却水タンク5が設けられている。
冷却水経路31は、冷却水往路31aと冷却水復路31bを有している。冷却水往路31aの上流端は、冷却水タンク5の下端部に接続されていて、その下流端は、燃料電池4の冷却水流路4cの上流端に接続されている。一方、冷却水復路31bの上流端は、冷却水流路4cの下流端に接続されていて、その下流端は、冷却水タンク5の下端部に接続されている。そして、冷却水タンク5は、冷却水経路31において、最も上方に位置するように配置されている。
また、本実施の形態においては、冷却水往路31aは、冷却水タンク5の下端部から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第1の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向上向きにある距離延びて、燃料電池4の冷却水流路4cの上流端に到るように流路が形成されている。また、冷却水復路31bは、燃料電池4の冷却水流路4cの下流端から、鉛直方向上向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向上向きにある距離延びて、冷却水タンク5の下端部に到るように流路が形成されている。
このように、本実施の形態1に係る燃料電池システム1の冷却水経路31では、冷却水経路31を通流する冷却水の流れが、鉛直方向下向きから上向きの変更が一度だけであるため、冷却水経路31の冷却水が鉛直方向下向きに流れる部分においては、冷却水経路31内で発生した気泡は、気泡自身の浮力によって冷却水経路31を逆流して冷却水タンク5に捕集される。また、冷却水経路31の冷却水が鉛直方向上向きに流れる部分においては、冷却水経路31内で発生した発生した気泡は、気泡自身の浮力及び冷却水の流れに沿って冷却水経路31を通流して、冷却水タンク5に捕集される。このため、冷却水経路31内における気泡の滞留を抑制することができる。なお、冷却水経路31の水平方向に延びるように形成された流路においては、冷却水経路31内で発生した発生した気泡は、冷却水の流れに沿って冷却水経路31を通流するため、冷却水経路31内に滞留することが抑制される。
また、冷却水経路31の冷却水往路31a(正確には、冷却水タンク5の下端部から鉛直方向下向き延びる流路)の途中には、第1熱交換器6が介挿されていて、冷却水往路31aと第1熱交換器6の一次流路6aが接続されている。第1熱交換器6の二次流路6bには、熱媒体経路32が接続されている。すなわち、第1熱交換器6は、冷却水経路31と熱媒体経路32とに跨って設けられている。これにより、冷却水経路31の冷却水往路31aを通流する冷却水と熱媒体経路32を通流する熱媒体(ここでは、湯水)は、それぞれ、第1熱交換器6の一次流路6a及び二次流路6bを通流する間に、熱交換することができる。
熱媒体経路32は、本実施の形態においては、その上流端及び下流端が、燃料電池システム1(パッケージ10)の外部に設けられた熱媒体タンク(図示せず)に接続されていて、その上流端から、第1の側部に向かってある距離延び、そこから、鉛直方向上向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かってある距離延びて、熱媒体タンクに到るように流路が形成されている。なお、ここでは、熱媒体タンクは、パッケージ10の外部に配置する構成としたが、これに限定されず、パッケージ10の内部に配置する構成としてもよい。
これにより、本実施の形態1に係る燃料電池システム1の熱媒体経路32では、熱媒体経路32を通流する熱媒体が、鉛直方向上向きに流れる部分においては、熱媒体経路32内で発生した発生した気泡は、気泡自身の浮力及び熱媒体の流れに沿って熱媒体経路32を通流するため、熱媒体経路32内に滞留することが抑制される。また、熱媒体経路32の水平方向に延びるように形成された流路においては、熱媒体経路32内で発生した発生した気泡は、熱媒体の流れに沿って熱媒体経路32を通流するため、熱媒体経路32内に滞留することが抑制される。
また、熱媒体経路32の第1熱交換器6の上流側には、第2熱交換器7が介挿されていて、熱媒体経路32と第2熱交換器7の一次流路7aが接続されている。第2熱交換器7の二次流路には、燃焼排ガス経路23が接続されている。すなわち、第2熱交換器7は、熱媒体経路32と燃焼排ガス経路23とに跨って設けられている。これにより、熱媒体経路32を通流する熱媒体と燃焼排ガス経路23を通流する燃焼排ガスは、それぞれ、第2熱交換器7の一次流路7a及び二次流路7bを通流する間に、熱交換することができる。
インバータ8は、燃料電池4と適宜な配線により、電気的に接続されていて、燃料電池4が発電した直流電流を交流電流に変換し、燃料電池システム1外の電力負荷に電力を供給するように構成されている。
また、制御装置9は、マイコン等のコンピュータによって構成されており、CPU等からなる演算処理部、メモリ等からなる記憶部、モニター等の表示部、及びカレンダー機能を有する時計部を有している(いずれも図示せず)。演算処理部は、記憶部に格納された所定の制御プログラムを読み出し、これを実行することにより、燃料電池システム1に関する各種の制御を行う。また、演算処理部は、記憶部に記憶されたデータや操作入力部から入力されたデータを処理する。
ここで、本明細書において、制御装置とは、単独の制御装置だけでなく、複数の制御装置が協働して燃料電池システム1の制御を実行する制御装置群をも意味する。このため、制御装置9は、単独の制御装置から構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置され、それらが協働して燃料電池システム1を制御するように構成されていてもよい。
[燃料電池システムの動作]
次に、本実施の形態1に係る燃料電池システム1の動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。なお、以下の動作は、制御装置9が燃料電池システム1を制御することにより遂行される。
まず、原料ガス供給流路(図示せず)から原料ガスと燃焼用空気供給器(図示せず)から燃焼用空気供給流路(図示せず)を介して燃焼用空気が、バーナ3に供給される。バーナ3では、これらの供給された原料ガス及び燃焼用空気を燃焼させて燃焼排ガスが生成される。生成された燃焼排ガスは、水素生成器2に設けられた燃焼排ガス流路(図示せず)を通流して、水素生成器2内を加熱する。そして、燃焼排ガスは、燃焼排ガス流路の出口から燃焼排ガス経路23に排出され、燃焼排ガス経路23を通流して燃料電池システム1外に排出される。
一方、バーナ3で生成された燃料排ガスによって加熱された水素生成器2の改質器(図示せず)に、原料ガスと水が供給される。改質器では、供給された原料ガスと水が改質反応し、水素を含む改質ガスが生成される。この生成された改質ガスを、変成器及び浄化器で、シフト反応及び選択酸化反応させることにより、一酸化炭素が1ppm程度まで低減された水素リッチな燃料ガスが生成される。生成された燃料ガスは、浄化器の出口から燃料ガス供給経路21に供給され、燃料ガス供給経路21に供給された燃料ガスは、燃料ガス供給経路21を通流して、燃料電池4のアノードガス流路4aに供給される。
また、酸化剤ガス供給器(図示せず)から空気等の酸素を含む酸化剤ガスが、酸化剤ガス供給経路24に供給され、酸化剤ガス供給経路24に供給された酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給経路24を通流して、燃料電池4のカソードガス流路4bに供給される。
燃料電池4では、アノード流路4aに供給された燃料ガスとカソード流路4bに供給された酸化剤ガスが、それぞれ、各セル(図示せず)のアノードとカソードに供給されて、燃料ガスと酸化剤ガスが電気化学的に反応して、電気と熱が生成される。燃料電池4で使用されなかった残余の燃料ガスは、残余燃料ガス経路24を通流して、バーナ3に供給される。バーナ3に供給された残余燃料ガスは、燃焼用燃料として使用される。また、燃料電池4で使用されなかった残余の酸化剤ガスは、酸化剤ガス経路25を通流して、燃料電池システム1外に排出される。
また、燃料電池4には、冷却水タンク5から冷却水往路31aを介して冷却水流路4cに冷却水が供給され、燃料電池4の内部を所定の温度に保たれる。具体的には、冷却水が、冷却水往路31a、冷却水流路4c、冷却水復路31bの順で循環し、冷却水往路31aの途中に設けられた第1熱交換器6の一次流路6aを通流する冷却水が、二次流路6bを通流する熱媒体と熱交換することにより、燃料電池4の内部が所定の温度に保たれる。
一方、熱媒体タンクから熱媒体経路32に供給された熱媒体は、熱媒体経路32を通流する間に、第2熱交換器7で燃焼排ガスと熱交換し、次いで、第1熱交換器6で冷却水と熱交換して、加熱され、熱媒体タンクに供給される。加熱された熱媒体は、利用者にお湯として利用される。
[燃料電池システムの作用効果]
次に、本実施の形態1に係る燃料電池システム1の作用効果について、図1および図2を参照しながら説明する。
上述したように、本実施の形態1に係る燃料電池システム1では、冷却水経路31を通流する冷却水の流れが、下向きから上向きの変更が一度だけであるため、冷却水経路31の冷却水が鉛直方向下向きに流れる部分においては、冷却水経路31内で発生した気泡は、気泡自身の浮力によって冷却水経路31を逆流して冷却水タンク5に捕集される。また、冷却水経路31の冷却水が鉛直方向上向きに流れる部分においては、冷却水経路31内で発生した発生した気泡は、気泡自身の浮力及び冷却水の流れに沿って冷却水経路31を通流して、冷却水タンク5に捕集される。このため、冷却水経路31内における気泡の滞留を抑制することができる。
また、本実施の形態1に係る燃料電池システム1では、冷却水タンク5と燃料電池4及び冷却水タンク5と第1熱交換器6が、鉛直方向から見て、互いにその一部が重なるように配置されているため、冷却水経路31を構成する配管を短くすることができ、燃料電池システム1のコスト低下を図ることができる。また、冷却水経路31を短縮できることにより、冷却水経路31内の気泡の発生自体を抑制することができ、また、気泡の冷却水経路31内の滞留時間を短くすることができる。さらに、冷却水経路31を短縮できることにより、冷却水経路31からの放熱量を低減することができるとともに、パッケージ10の底面を小さくすることができ、燃料電池システム1をコンパクト化することができる。
また、本実施の形態1に係る燃料電池システム1では、熱媒体経路32を通流する熱媒体が、鉛直方向上向きに流れるため、熱媒体経路32内で発生した発生した気泡は、気泡自身の浮力及び熱媒体の流れに沿って熱媒体経路32を通流するため、熱媒体経路32内に滞留することが抑制される。
さらに、本実施の形態1に係る燃料電池システム1では、冷却水タンク5、第1熱交換器6、及び第2熱交換器7が、鉛直方向から見て、互いにその一部が重なるように配置されているため、熱媒体経路32を構成する配管を短くすることができ、燃料電池システム1のコスト低下を図ることができる。また、熱媒体経路32を短縮できることにより、熱媒体経路32内の気泡の発生自体を抑制することができ、また、気泡の熱媒体経路32内の滞留時間を短くすることができる。さらに、熱媒体経路32を短縮できることにより、熱媒体経路32からの放熱量を低減することができるとともに、パッケージ10の底面を小さくすることができ、燃料電池システム1をコンパクト化することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。なお、図3においては、燃料電池システムにおける上下方向を図における上下方向として表し、また、その一部を省略している。
図3に示すように、本発明の実施の形態2に係る燃料電池システム1は、実施の形態1に係る燃料電池システム1と基本的構成は同じであるが、第1熱交換器7を冷却水経路31の冷却水復路7bに介挿して、燃料電池4に設けられた冷却水流路4cを通流した冷却水を第1熱交換器7で熱媒体と熱交換するように構成されている点が異なる。また、これに伴い冷却水経路31の構成が、以下のように異なる。
すなわち、本実施の形態においては、冷却水経路31は、冷却水往路31aが冷却水タンク5の下端部から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第1の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向下向きにある距離延びて、燃料電池4の冷却水流路4cの上流端に到るように流路が形成されている。また、冷却水復路31bは、燃料電池4の冷却水流路4cの下流端から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向下向きにある距離延びて、第1熱交換器6の一次流路6aの入口に接続されている。そして、冷却水復路31bは、第1熱交換器6の一次流路6aの出口から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第1の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向上向きにある距離延びて、冷却水タンク5の下端部に到るように流路が形成されている。
このように構成された本実施の形態2に係る燃料電池システム1においても、冷却水経路31を通流する冷却水の流れが、鉛直方向下向きから上向きの変更が一度だけであるため、実施の形態1に係る燃料電池システム1と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。なお、図4においては、燃料電池システムにおける上下方向を図における上下方向として表し、また、その一部を省略している。
図4に示すように、本発明の実施の形態3に係る燃料電池システム1は、実施の形態1に係る燃料電池システム1と基本的構成は同じであるが、残余酸化剤ガス経路25の下流端が、燃焼排ガス経路23の上流端と第2熱交換器7との間に接続されている点が異なる。
このように構成された本実施の形態3に係る燃料電池システム1においても、実施の形態1に係る燃料電池システム1と同様の作用効果を奏する。また、本実施の形態3に係る燃料電池システム1では、第2熱交換器7の二次流路7bに燃焼排ガスに加えて、残余酸化剤ガスが通流するため、第2熱交換器7の一次流路7aを通流する熱媒体をより加熱することができ、より効率よくエネルギを有効に利用することができ、省エネルギ性を確保することができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4に係る燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。なお、図5においては、燃料電池システムにおける上下方向を図における上下方向として表し、また、その一部を省略している。
図5に示すように、本発明の実施の形態4に係る燃料電池システム1は、実施の形態1に係る燃料電池システム1と基本的構成は同じであるが、残余燃料ガス経路21の途中に第1凝縮器11、第1水抜き経路33、及び第1凝縮水タンク12が設けられ、残余酸化剤ガス経路22の途中に第2凝縮器13、第2水抜き経路34、及び第2凝縮水タンク14が設けられている点が異なり、これに伴い残余燃料ガス経路21及び残余酸化剤ガス経路22の構成が異なる。
具体的には、バーナ3よりも下方に位置する残余燃料ガス経路21の途中には、第1凝縮器11が介挿されており、残余燃料ガス経路21と第1凝縮器11の一次流路11aが接続されている。また、第1凝縮器11の二次流路11bには、熱媒体経路32が接続されている。すなわち、第1凝縮器11は、残余燃料ガス経路21と熱媒体経路32とに跨って設けられている。また、第1凝縮器11は、燃料電池システム1(パッケージ10)の最も下方に位置するように、かつ、熱媒体経路32の最も上流側に位置するように配設されている。
また、本実施の形態においては、残余燃料ガス経路21は、燃料電池4のアノード流路4aの下流端から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延び、その到達点から、鉛直方向下向きにある距離延びて、第1凝縮器11の一次流路11aの入口に到るように流路が形成されている。また、残余燃料ガス経路21は、第1凝縮器11の一次流路11aの出口から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向上向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延びて、バーナ3に到るように流路が形成されている。
さらに、残余燃料ガス経路21の第1凝縮器11の一次流路11aの出口から、鉛直方向下向きにある距離延びて、そこから、第2の側部に向かって水平方向に延びる流路21aの途中には、鉛直方向下向きに延びるように形成された第1水抜き経路33の上流端が接続されている。第1水抜き経路33の下流端は、第1凝縮水タンク12が接続されている。
これにより、燃料電池4のアノード流路4aから排出された残余燃料ガス(燃料電池4で燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により生成された水分を含む)は、残余燃料ガス経路21を通流して、第1凝縮器11の一次流路11aに供給される。第1凝縮器11の一次流路11aに供給された残余燃料ガスは、第1凝縮器11の二次流路11bを通流する熱媒体との熱交換により冷却され、残余燃料ガスに含有する水分が凝縮する。凝縮した水及び冷却された残余燃料ガスは、第1凝縮器11の一次流路11aの出口から残余燃料ガス経路21に排出される。そして、凝縮した水及び冷却された残余燃料ガスは、流路21aを通流する間に気液分離されて、凝縮した水は第1水抜き経路33を通流して、第1凝縮タンク12に蓄積される。一方、残余燃料ガスは、残余燃料ガス経路21を通流して、バーナ3に供給され、燃焼用燃料として使用される。
このように、本実施の形態4に係る燃料電池システム1では、第1凝縮器12で、第1及び第2熱交換器6、7及び第2凝縮器13と熱交換する前の低温の熱媒体と残余燃料ガスとを熱交換することにより、残余燃料ガスに含有する水分をより効率よく凝縮させることができる。
また、本実施の形態4に係る燃料電池システム1では、燃料電池4のアノード流路4aの下流端(残余燃料ガス経路21の上流端)から第1凝縮水タンク12までの残余燃料ガス経路21は、鉛直方向下向きに流路が形成されているため、第1凝縮器11で生成された凝縮水は、残余燃料ガス経路21に滞留することなく第1凝縮水タンク12に捕集される。また、第1凝縮水タンク12からバーナ3までの残余燃料ガス経路21は、鉛直方向上向きに流路が形成されているため、第1凝縮水タンク12からバーナ3までの残余燃料ガス経路21を通流する間に残余燃料ガスが外気によって冷却されて、残余燃料ガス中に含まれる水分が凝縮しても、凝縮水は、残余燃料ガス経路21を逆流して第1凝縮水タンク12に捕集されるため、残余燃料ガス経路21に滞留することがない。このため、バーナ3の水分飛散による燃焼不良をより抑制することができる。
さらに、本実施の形態4に係る燃料電池システム1では、燃料電池4及びバーナ3で生成された排熱を第1及び第2熱交換器6、7で回収するだけでなく、第1凝縮器11で熱媒体を残余燃料ガスと熱交換することにより、排熱回収量を増加させ、より高効率な排熱回収をすることができる。
一方、残余酸化剤ガス経路25の途中には、第2凝縮器13が介挿されており、残余酸化剤ガス経路25と第2凝縮器13の一次流路13aが接続されている。また、第2凝縮器13の二次流路13bには、熱媒体経路32が接続されている。すなわち、第2凝縮器13は、残余酸化剤ガス経路25と熱媒体経路32とに跨って設けられている。また、第2凝縮器13は、第2熱交換器7よりも下方に位置するように、かつ、熱媒体経路32の第2熱交換器7よりも上流側に位置するように配設されている。
また、本実施の形態においては、残余酸化剤ガス経路25は、燃料電池4のカソード流路4bの下流端から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延び、そこから、鉛直方向下向きにある距離延びて、第2凝縮器13の一次流路13aの入口に到るように流路が形成されている。また、残余酸化剤ガス経路25は、第2凝縮器13の一次流路13aの出口から、鉛直方向下向きにある距離延び、そこから、第2の側部に向かって水平方向にある距離延びて、燃料電池システム1(パッケージ10)外に到るように流路が形成されている。
さらに、残余酸化剤ガス経路25の第2凝縮器13の一次流路13aの出口から、鉛直方向下向きにある距離延びて、そこから、第2の側部に向かって水平方向に延びる流路25aの途中には、鉛直方向下向きに延びるように形成された第2水抜き経路34の上流端が接続されている。第2水抜き経路34の下流端は、第2凝縮水タンク14が接続されている。
これにより、燃料電池4のカソード流路4bから排出された残余酸化剤ガス(燃料電池4で燃料ガスと酸化剤ガスとの反応により生成された水分を含む)は、残余酸化剤ガス経路25を通流して、第2凝縮器13の一次流路13aに供給される。第2凝縮器13の一次流路13aに供給された残余酸化剤ガスは、第2凝縮器13の二次流路13bを通流する熱媒体との熱交換により冷却され、残余酸化剤ガスに含有する水分が凝縮する。凝縮した水及び冷却された残余酸化剤ガスは、第2凝縮器13の一次流路13aの出口から残余酸化剤ガス経路25に排出される。そして、凝縮した水及び冷却された残余酸化剤ガスは、流路25aを通流する間に気液分離されて、凝縮した水は第2水抜き経路34を通流して、第2凝縮タンク14に蓄積される。一方、残余燃料ガスは、残余酸化剤ガス経路25を通流して、燃料電池システム1外に排出される。
このように、本実施の形態4に係る燃料電池システム1では、燃料電池4及びバーナ3で生成された排熱を第1及び第2熱交換器6、7で回収するだけでなく、第2凝縮器13で熱媒体を残余酸化剤ガスと熱交換することにより、排熱回収量を増加させ、より高効率な排熱回収をすることができる。
本発明に係る燃料電池システムは、冷却水経路における気泡滞留の抑制することにより、安定した燃料電池の温度調整をすることができるため、燃料電池システムの技術分野で有用ある。
図1は、本発明の実施の形態1に係る燃料電池システムの概略構成を示した模式図である。 図2は、図1において矢印II方向から見た燃料電池システムを示す模式図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係る燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。 図4は、本発明の実施の形態3に係る燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。 図5は、本発明の実施の形態4に係る燃料電池システムの概略構成を示す模式図である。 図6は、特許文献2に開示されている燃料電池コージェネレーションシステムを示す模式図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
2 水素生成器
3 バーナ(燃焼器)
4 燃料電池
4a アノードガス流路
4b カソードガス流路
4c 冷却水流路
5 冷却水タンク
6 第1熱交換器
6a 一次流路
6b 二次流路
7 第2熱交換器
7a 一次流路
7b 二次流路
8 インバータ
9 制御装置
10 パッケージ
11 第1凝縮器
11a 一次流路
11b 二次流路
12 第1凝縮水タンク
13 第2凝縮器
13a 一次流路
13b 二次流路
14 第2凝縮水タンク
21 燃料ガス供給経路
21a 流路
22 残余燃料ガス経路
23 燃焼排ガス経路
24 酸化剤ガス供給経路
25 残余酸化剤ガス経路
25a 流路
31 冷却水経路
31a 冷却水往路
31b 冷却水復路
32 熱媒体経路
33 第1水抜き経路
34 第2水抜き経路
101 燃料電池コージェネレーションシステム
106 筐体
107 ベース
111 改質器
112 燃料電池
114 補助装置ユニット
121 DC/ACインバータ
131 貯湯槽
132 追焚装置

Claims (10)

  1. 水素を含有する燃料ガスと酸素を含有する酸化剤ガスを用いて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池を冷却する冷却水が通流する冷却水経路と、
    前記燃料電池よりも上方に位置するように前記冷却水経路の最上方に配設され、前記冷却水を貯える冷却水タンクと、
    前記冷却水経路に設けられたポンプと、
    熱媒体が通流する熱媒体経路と、
    前記冷却水経路と前記熱媒体経路とに跨って設けられ、前記冷却水経路を通流する前記冷却水と前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体との間で熱交換するための第1熱交換器と、を備え
    前記燃料電池を通過した冷却水は、前記冷却水タンクを経由して前記第1熱交換器に供給される、燃料電池システム。
  2. 原料から前記燃料ガスを生成する水素生成器と、
    前記水素生成器を加熱する燃焼器と、
    前記燃焼器で生成された燃焼排ガスが通流する燃焼排ガス経路と、
    前記熱媒体経路と前記燃焼排ガス経路とに跨って設けられ、前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体と前記燃焼排ガス経路を通流する前記燃焼排ガスとの間で熱交換するための第2熱交換器と、を備え、
    前記第1熱交換器は、前記第2熱交換器よりも上方に、かつ、前記熱媒体経路の該第2熱交換器よりも下流側に配設され、
    前記燃料電池が前記水素生成器よりも上方に配設されている、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃料電池及び前記冷却水タンクの少なくとも一部が鉛直方向から見て互いに重なるように配設されている、請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池及び前記水素生成器の少なくとも一部が鉛直方向から見て互いに重なるように配設されている、請求項1または3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記冷却水経路は、その鉛直方向の流れが下方向から上方向へ一度だけ変更するように形成されている、請求項に記載の燃料電池システム。
  6. 原料から前記燃料ガスを生成する水素生成器と、
    前記水素生成器を加熱する燃焼器と、
    前記燃焼器で生成された燃焼排ガスが通流する燃焼排ガス経路と、
    前記熱媒体経路と前記燃焼排ガス経路とに跨って設けられ、前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体と前記燃焼排ガス経路を通流する前記燃焼排ガスとの間で熱交換するための第2熱交換器と、
    前記燃料電池から排出される残余燃料ガスを前記燃焼器に供給する残余燃料ガス経路と、
    前記残余燃料ガス経路と前記熱媒体経路とに跨って設けられ、前記残余燃料ガス経路を通流する前記残余燃料ガスと前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体との熱交換により前記残余燃料ガスに含まれる水分を凝縮させる第1凝縮器と、を備え、
    前記第1凝縮器は、前記熱媒体経路に設けられた第1熱交換器、第2熱交換器及び第1凝縮器のうち、前記熱媒体経路の最も上流側、かつ、最も下方に配設されている、請求項記載の燃料電池システム。
  7. 前記燃焼器は、前記第1凝縮器よりも上方に配設されており、
    前記残余燃料ガス経路の前記第1凝縮器と前記燃焼器との間には、該残余燃料ガス経路から分岐した水抜き経路が設けられ、
    前記水抜き経路には、前記第1凝縮器で凝縮された水分を貯える凝縮水タンクが設けられている、請求項に記載の燃料電池システム。
  8. 前記水抜き経路は、前記第1凝縮器から延びる前記残余燃料ガス経路が上り勾配になるまでの間に設けられている、請求項に記載の燃料電池システム。
  9. 原料から前記燃料ガスを生成する水素生成器と、
    前記水素生成器を加熱する燃焼器と、
    前記燃焼器で生成された燃焼排ガスが通流する燃焼排ガス経路と、
    前記熱媒体経路と前記燃焼排ガス経路とに跨って設けられ、前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体と前記燃焼排ガス経路を通流する前記燃焼排ガスとの間で熱交換するための第2熱交換器と、
    前記燃料電池から排出される残余酸化剤ガスが通流する残余酸化剤ガス経路と、
    前記残余酸化剤ガス経路と前記熱媒体経路とに跨って設けられ、前記残余酸化剤ガス経路を通流する前記残余酸化剤ガスと前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体との熱交換により前記残余酸化剤ガスに含まれる水分を凝縮させる第2凝縮器と、を備え、
    前記第2凝縮器は、前記第2熱交換器よりも下方に、かつ、前記熱媒体経路の該第2熱交換器よりも上流側に配設されている、請求項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記燃料電池から排出される残余酸化剤ガスが通流する残余酸化剤ガス経路と、
    前記残余酸化剤ガス経路と前記熱媒体経路とに跨って設けられ、前記残余酸化剤ガス経路を通流する前記残余酸化剤ガスと前記熱媒体経路を通流する前記熱媒体との熱交換により前記残余酸化剤ガスに含まれる水分を凝縮させる第2凝縮器と、を備え、
    前記第2凝縮器は、前記第2熱交換器よりも下方に、かつ、前記熱媒体経路の該第2熱交換器よりも上流側に配設されている、請求項6に記載の燃料電池システム。
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