JP5521662B2 - Lumber support - Google Patents
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Description
本発明は、椅子等、座席シート部に適用されるランバーサポートに関するものである。 The present invention relates to a lumbar support applied to a seat seat portion such as a chair.
従来、椅子等の座席シート部としては、着座する者(以下、着座者と記す)の腰椎を支持するランバーサポートを有するものが、知られている(特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a seat having a lumbar support that supports a lumbar spine of a seated person (hereinafter referred to as a seated person) is known as a seat seat portion of a chair or the like (see Patent Document 1).
このランバーサポートは、シートバックの背もたれ面内に設けられていて、シートクッションと、シートバックとの間の角度が一定である場合に、適宜、前記着座者の腰椎を、後方から支持することにより、脊椎を側面視略S字状となるように保持する。 This lumbar support is provided in the backrest surface of the seat back, and when the angle between the seat cushion and the seat back is constant, the lumbar vertebra of the seated person is appropriately supported from behind. The spine is held in a substantially S shape when viewed from the side.
また、シートバックを後方へ傾倒させて、着座者がリラックス等したい場合においても、前記着座者の腰椎は、ランバーサポートによって後方から支持される。 Even when the seat back is tilted rearward and the seated person wants to relax or the like, the seated person's lumbar spine is supported from behind by the lumbar support.
しかしながら、このような従来のランバーサポートでは、シートバックを後方へ傾倒させても、前記着座者の脊椎は、略S字状に湾曲され続けるので、リラックス効果を与えられるものではなかった。 However, in such a conventional lumbar support, even if the seat back is tilted rearward, the seated person's spine continues to bend in a substantially S-shape, so that a relaxing effect is not given.
そこで、本発明の目的は、シートバックの後方への傾倒によって、生じる着座者の着座姿勢の変化に対応して、適切に支持することが出来るランバーサポートを提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a lumbar support that can be appropriately supported in response to a change in the sitting posture of a seated person caused by tilting the seat back backward.
上記目的を達成するために、本発明のランバーサポートには、背もたれ面を有するシートバックが、通常着座位置と、該通常着座位置から後方へ傾倒するリクライニング位置との少なくとも二つのポジション間で移動して、前記シートバックに、着座する者の上体下部の腰椎を前方に向けて押圧する下部支持部を設けている。
このランバーサポートは、下部ランバーサポートプレート部材と、回動軸部材と、下部連動機構と、を有している。
前記下部ランバーサポートプレート部材は、前記背もたれ面側が凸面状に湾曲されて形成され、前記背もたれ面の裏面側には前記下部支持部を構成する。
前記回動軸部材は、前記下部ランバーサポートプレート部材を回転自在に支持する。
前記下部連動機構は、前記シートバックの前記背もたれ面が少なくとも前記二つのポジション間で移動するリクライニング動作に連動して、前記回動軸部材を回動中心として、下部ランバーサポートプレート部材を後方に傾倒する。
前記シートバックが前記通常着座位置のとき、前記下部ランバーサポートプレート部材の上縁側が前記背もたれ面の裏面側から押圧することにより、前記腰椎を前方に湾曲させる。
前記シートバックが前記通常着座位置から前記リクライニング位置へ傾倒するとき、前記下部連動機構が前記リクライニング動作に連動して、前記上縁側が前記背もたれ面から離間する方向に回動すると共に、前記下部ランバーサポートプレート部材の下縁側が前記背もたれ面に近接する方向に回動し、前方に湾曲させている前記腰椎を直線状に近づける。
In order to achieve the above object, in the lumbar support of the present invention , a seat back having a backrest surface moves between at least two positions, a normal seating position and a reclining position tilting backward from the normal seating position. The seat back is provided with a lower support portion that presses the lumbar vertebra at the lower body of the seated person forward .
This lumbar support has a lower lumbar support plate member, a rotating shaft member, and a lower interlocking mechanism.
The lower lumbar support plate member is formed by curving the backrest surface side into a convex shape, and constitutes the lower support portion on the back surface side of the backrest surface.
The pivot shaft member rotatably supports the lower lumbar support plate member.
The lower interlocking mechanism tilts the lower lumbar support plate member rearward with the rotating shaft member as a rotation center in conjunction with a reclining operation in which the backrest surface of the seat back moves between at least the two positions. To do.
When the seat back is in the normal seating position, the upper rim side of the lower lumbar support plate member presses from the back side of the backrest surface, thereby bending the lumbar vertebra forward.
When the seat back is tilted to the reclined position from the normal seating position, said lower interlocking mechanism linked to said reclining movement, together with the upper edge is rotated in a direction away from said back surface, the lower lumbar lower edge of the support plate member is rotated in a direction close to the backrest surface, that close the lumbar that is curved forward in a straight line.
本発明によれば、前記シートバックに設けられた下部支持部を構成する下部ランバーサポートプレート部材が、通常着座位置で、背もたれ面の裏面側から押圧することにより、着座する者の上体下部の腰椎を前方に湾曲させる。 According to the present invention, the lower lumbar support plate member constituting the lower support portion provided in the seat back is pressed from the back side of the backrest surface at the normal seating position, thereby lowering the upper body of the seated person. lumbar Ru was bent forward.
このため、着座する者の腰椎を前方に湾曲させて、脊椎を、側面視で略S字状に保持することが出来、生理学上、長時間の着座による人体疲労を軽減させることが出来る。 For this reason, the lumbar vertebra of the seated person can be bent forward, and the spine can be held in a substantially S shape in a side view, and the human fatigue caused by sitting for a long time can be reduced physiologically.
また、通常着座位置から後方へ傾倒するリクライニング位置では、下部連動機構がリクライニング動作に連動して、下部ランバーサポートプレート部材が回動し、前方に湾曲させている前記着座する者の上体下部の腰椎を、直線状に近づける。 Further, in the reclining position tilting backward from the normal seating position, the lower interlocking mechanism is interlocked with the reclining operation, and the lower lumbar support plate member is rotated to be bent forward . lumbar, that close to a straight line.
このため、生理学上、腰椎への負荷を軽減し、着座する者にリラックス効果を与えることが出来る。 Therefore, physiologically, the load on the lumbar spine can be reduced, and a relaxing effect can be given to the person who sits down.
従って、該下部支持部を構成する下部ランバーサポートプレート部材によって、前記シートバックの後方への傾倒に応じて生じる着座姿勢の変化に合わせて、適切に着座する者を支持することが出来る。 Accordingly, the lower lumbar support plate member constituting the lower support portion can support a person who is seated appropriately in accordance with the change in the seating posture that occurs in response to the rearward tilt of the seat back.
以下、本発明の実施の形態のランバーサポートを図面に基づいて説明する。 Hereinafter, a lumbar support according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
まず、図1乃至図8を用いて、全体の構成から説明すると、この実施の形態のランバーサポートが適用される椅子1には、シートクッション2及びシートバック5が設けられている。
First, the overall configuration will be described with reference to FIGS. 1 to 8. A
このうち、シートクッション2には、左,右一対の金属製のクッションフレーム部材2a,2aが内蔵されていて、これらのクッションフレーム部材2a,2aの間に設けられて弾性変形可能な図示省略のクッション材の上面側には、着座する者HU(以下、着座者HUと記す)が、臀部HCを下ろして座る着座面2cが、設けられている。
Among them, the
このシートクッション2の後端縁部近傍には、前記クッションフレーム部材2a,2aと一体となるように延設された取付壁面部2d,2dが、設けられている。
In the vicinity of the rear end edge of the
この取付壁面部2d,2dには、回動軸部4,4が設けられていて、このシートクッション2と共に前記椅子1を構成する前記シートバック5の下端部5a,5aが、これらの回動軸部4,4を介して、回動可能となるように軸支されている。
The mounting
また、図3に示すように、このシートバック5は、前記下端部5aから上端部5bまでの縦方向の設定寸法として、着座者の脊椎HSの長さ寸法と略同じ、寸法hを有している。
Also, as shown in FIG. 3, the
更に、前記シートバック5には、金属製のシートバックフレーム部材6が、正面視略門型形状を呈して設けられている。
Further, the
このシートバックフレーム部材6は、図1に示すように、水平方向に延設されて、上側部骨格を構成するパイプ状のショルダフレーム材6aによって、縦方向に延設された左,右一対のバックサイドフレーム材6b,6bの上縁部同士が、一体となるように連結されている。
As shown in FIG. 1, the seat
また、これらのバックサイドフレーム材6b,6bの各下端部6c,6cは、前記回動軸部4,4を回転中心として、枢着支持されている。
Further, the
更に、このシートバック5の上端部5bには、ヘッドレスト部材7が装着されている。
Further, a
そして、図示省略の一般的なリクライニング機構が用いられて、このシートバック5を前方又は、後方へ向けて回動させることにより、傾倒可能となるように構成されている。
A general reclining mechanism (not shown) is used, and the
また、このシートバック5の前側である着座者HU側の対向面には、前記シートバックフレーム部材6の周囲を覆うシート表皮材5cによって、図3に示す側面視で、略S字状に湾曲形成された背もたれ面8が、設けられている。
Further, a
この実施の形態の椅子1のシートバック5には、主に、着座する者の上体下部の腰椎を前方に向けて押圧する下部支持部11と、この下部支持部11よりも上方に設けられた上部支持部21とを有して、ランバーサポート機構10が、構成されている。
The
このうち、ランバーサポート機構10の前記背もたれ面8裏面側には、前記下部支持部11を構成する平板状の下部ランバーサポートプレート部材12が、設けられている。
Among these, a flat lower lumbar
この下部ランバーサポートプレート部材12は、図3に示す様に、前記背もたれ面8側が、凸面状に湾曲されて形成されている。
As shown in FIG. 3, the lower lumbar
また、この下部ランバーサポートプレート部材12の裏面側11dには、上,下方向中央部よりも下方側位置に、棒軸状の回動軸部材11bが、ブラケット11c,11c及び接着材等を介して、固着されている。
Further, on the
この回動軸部材11bは、図1に示すように、両端部が各々前記バックサイドフレーム材6b,6bに対して、回転自在となるように支持されることにより、このシートバック5内の前記バックサイドフレーム材6b,6b間で、前記下部ランバーサポートプレート部材12を、揺動可能となるように軸支している。
As shown in FIG. 1, the rotating
更に、この下部ランバーサポートプレート部材12の裏面側11dには、前記ブラケット11cが、固定されている位置よりも上方で、上,下方向中央部近傍に、図2に示す様な前記下部連動機構13を構成する丸棒状のロッド部材14が、設けられている。
このロッド部材14は、椅子1の左右幅方向に長手方向を有して、各両端部14a,14aが、下部ランバーサポートプレート部材12の左,右両側から、一定寸法、各々突設されて、前記バックサイドフレーム材6b,6bの側面部に開口形成された半円弧状の溝部15,15内に、各々スライド自在となるように、遊嵌されている。
Further, on the
This
そして、前記下部ランバーサポートプレート部材12の前記回動軸部材11bを中心とする回動に伴って、前後方向に、この各両端部14a,14aが、前記溝部15,15内を各々円滑にスライド移動することにより、前記下部ランバーサポートプレート部材12の回動動作を円滑に行わせることが出来る様に構成されている。
Then, as the lower lumbar
更に、この各両端部14a,14aには、左,右一対の下側ケーブル部材16,16の各一端部が、各々連結されている。
Furthermore, one end portions of a pair of left and right
これらの下側ケーブル部材16,16は、前記バックサイドフレーム材6b,6bの外側面から、両外側方に向けて突設されたガイドピン17,17を経由して、延設方向が下方に向くようにガイドされて、各他端部が、前記左,右に位置する各クッションフレーム部材2a,2aの各取付壁面部2d,2dの後端部近傍の両外側面に固定される固定ピン18,18に連結されている。
These
このうち、前記ガイドピン17,17は、前記ロッド部材14よりも、各々上,下方向上側で、着座者HU側の背もたれ面8に近接されて設けられて、前記ロッド部材14の各両端部14a,14aが、前記溝部15,15内で、円滑にスライド移動するように、この下側ケーブル部材16,16が、背もたれ面8方向へ牽引される構成としている。
Among these, the guide pins 17, 17 are provided above and below the
また、前記各固定ピン18,18は、前記取付壁面部2d,2dの後端部近傍に各々固設されていると共に、前記回動軸部4,4に対して後方へ一定寸法、オフセットされていることにより、前記シートバック5の後方への傾倒動作で、図3に示す前記ガイドピン17,17までの距離L1が、図4に示す距離L2及び、図5に示す距離L3のように、短縮される構成としている。
The fixing pins 18 and 18 are fixed in the vicinity of the rear end portions of the mounting
このため、この下部連動機構13では、前記椅子1のシートバック5の背もたれ面8が、通常着座位置から、後方へ傾倒するリクライニング位置との少なくとも二つのポジション間で移動するリクライニング動作に連動して、前記下部ランバーサポートプレート部材12が、回動軸部材11bを回動中心として、後方に傾倒される。
For this reason, in the lower interlocking mechanism 13, the
すなわち、この実施の形態では、少なくとも図3に示す前記通常着座位置では、着座者HUの上体下部の腰椎HBが、前方に向けて、この下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12によって、押圧されている。
That is, in this embodiment, at least in the normal sitting position shown in FIG. 3, the lumbar vertebra HB on the lower body of the seated person HU is directed forward by the lower lumbar
また、この通常着座位置から、図4に示す中間着座位置を経て、図5に示すリクライニング位置へ、前記シートバック5が、後方に傾倒するリクライニング動作に連動して、下部ランバーサポートプレート部材12が移動する。
Further, the lower lumbar
そして、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bが、前方の背もたれ面8から、離間する方向に回動すると共に、下縁側12cが背もたれ面8に近接する方向に回動して、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBが、図7中に示すように、側面視略S字状の状態から、図8中に示すように、略直線状となるリラックスした状態へ近づくように移動可能に構成されている。
また、この実施の形態では、前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12は、上,下方向中央部よりも下方位置で、前記回動軸部材11bを回動中心として、回動するので、前記通常着座位置からリクライニング位置へ前記シートバック5が、後方に傾倒する動作に連動して、図6中矢印で示す様に、前記着座者HUを支持する位置が、着座する者の腰椎から骨盤方向へ向けて移動するように構成されている。
Then, the
Further, in this embodiment, the lower lumbar
この実施の形態では、このシートバック5は、前記下端部5aから上端部5bまでの寸法hに対して、図6中(a)に示すように、通常着座位置では、第一傾倒角度α1(バックアングル約21°付近)で、前記背もたれ面8のシート表示材5c裏面側に、前記下部ランバーサポートプレート部材12の表側曲面が、下端部5aからの寸法を、約h1=2/5h(hは、シートバック5の下端部5aから上端部5bまでの全長寸法)付近として、最も近接するように、設定されている。
In this embodiment, the seat back 5 has a first tilt angle α1 (in the normal seating position as shown in FIG. 6A with respect to the dimension h from the
このため、集中的に支持する部分が、腰椎HBの略S字状に前湾曲する凹部近傍に位置して、前記背もたれ面8の裏面側から、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bによって、押圧されることにより、効率的に略S字状に前湾曲する腰椎HBの形状が保持されるように構成されている。
For this reason, the portion to be supported in a concentrated manner is located in the vicinity of the concave portion of the lumbar spine HB that is curved forward in a substantially S shape, and from the back side of the
また、図6中(c)に示すように、第三傾倒角度α3(バックアングル約29°付近)となるリクライニング着座位置では、前記背もたれ面8のシート表示材5c裏面側に、前記下部ランバーサポートプレート部材12の表側曲面が、下端部5aから、約h3=1/5h付近で、最も近接するように、設定されている。
Further, as shown in FIG. 6C, at the reclining seating position at the third tilt angle α3 (around 29 ° back angle), the lower lumbar support is provided on the back surface side of the
このため、集中的に支持する部分が、前湾曲する略S字状の腰椎HBの下端凸部分近傍に位置して、前記背もたれ面8の裏面側から、前記下部ランバーサポートプレート部材12の下縁側12c近傍部分によって、効果的に押圧することにより、前記腰椎HBの前湾曲形状の曲率半径を徐々に大きくして、段階的に直線状とするように構成されている。
For this reason, the part which supports intensively is located in the vicinity of the lower end convex part of the substantially S-shaped lumbar vertebra HB which curves forward, and from the back side of the
そして、図6中(b)に示す第二傾倒角度α2である約25°付近(バックアングル約21°〜29°)等の中間着座位置では、下端部5aから、約h2=2/5〜1/5hの範囲内で、前記下部ランバーサポートプレート部材12の表側曲面が、最も近接するように、集中的に支持位置を無段階に移動させるように構成されている。
Then, at an intermediate seating position such as about 25 ° (back angle of about 21 ° to 29 °), which is the second tilt angle α2 shown in FIG. 6B, from the
この実施の形態では、説明の為、図6中に示すように、これらのシートバック5の第一傾倒角度α1,第二傾倒角度α2,第三傾倒角度α3は、着座者HUの上体の各第一傾倒角度α4,第二傾倒角度α5,第三傾倒角度α6と、略同一角度となるようにしている。
また、この実施の形態の椅子1のシートバック5の背もたれ面8には、前記下部支持部11よりも上部で、前記ヘッドレスト部材7の装着位置よりも下方に、ランバーサポート機構10の一つとしての上部支持部21が設けられている。
In this embodiment, for the sake of explanation, as shown in FIG. 6, the first tilt angle α1, the second tilt angle α2, and the third tilt angle α3 of these seat backs 5 are the upper body of the seated person HU. The first tilt angle α4, the second tilt angle α5, and the third tilt angle α6 are substantially the same angle.
Further, on the
この上部支持部21には、前記背もたれ面8の上部のシート表皮材5cの裏面側に沿って位置して、平板状を呈する上部ランバーサポートプレート部材22が、設けられている。
この上部ランバーサポートプレート部材22は、図2に示す様に、前記背もたれ面8側が、凹面状となるように湾曲されて形成されている。
The
As shown in FIG. 2, the upper lumbar
また、この上部ランバーサポートプレート部材22の裏面側21dには、下縁側22b近傍に、棒軸状の回動軸部材21bが、ブラケット21c,21c及び接着材等を介して、固着されている。
Further, on the
この回動軸部材21bは、両端部が各々前記バックサイドフレーム材6b,6bの上端部近傍に対して、回転自在となるように支持されることにより、このシートバック5内の前記バックサイドフレーム材6b,6b間に位置する前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、背もたれ面8に近接及び離反する前後方向へ揺動可能となるように軸支されている。
The
更に、この実施の形態では、前記通常着座位置からリクライニング位置へ向けて、前記シートバック5が、後方に傾倒する動作に連動されて、支持位置が移動するように、後方から前方に向けて、前記背もたれ面8の上部のシート表皮材5cの裏面側方向へ、前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cを揺動移動させる上部連動機構23が設けられている。
Further, in this embodiment, from the normal seating position toward the reclining position, the seat back 5 is interlocked with the operation of tilting backward, so that the support position moves from the rear to the front, There is provided an
この上部連動機構23は、前記下部連動機構13とは、独立して構成されていて、前記リクライニング機構による前記通常着座位置からリクライニング位置への回動移動に伴って、前記下部連動機構13とは、別途、連動して、前記上部ランバーサポートプレート部材22を揺動移動させるように構成されている。
The
すなわち、この上部連動機構23には、ロッド部材24が、図1,図2に示すように、前記上部ランバーサポートプレート部材22の裏面側21dで、前記ブラケット21c,21cが、固定されている位置よりも上方に、固着されて設けられている。
このロッド部材24は、椅子1の左右幅方向に長手方向を有する丸棒状を呈していて、この両端部24a,24aが、前記上部ランバーサポートプレート部材22の左右方向両側から、各々一定寸法、突設されて、前記バックサイドフレーム材6b,6bの側面部の上端近傍に各々に開口形成された半円弧状の溝部25,25内に、各々スライド自在となるように、遊嵌されている。
That is, in the
The
そして、各両端部24a,24aが、この各溝部25,25内で、スライド移動することにより、前記上部ランバーサポートプレート部材22の前記回動軸部材21bを中心とする回動に伴って、この上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cを前後方向へ、円滑に揺動動作させるように構成されている。
Then, the both
更に、この各両端部24a,24aには、左,右一対の上側ケーブル部材26,26の各一端部が、各々連結されている。
Furthermore, one end portions of a pair of left and right
これらの上側ケーブル部材26,26は、前記バックサイドフレーム材6b,6bの両側外側面から、各々両外側方向に向けて突設されたガイドピン27,27を経由して、回動軸部4,4方向である下方へ向くように延設方向が、ガイドされて、前記各クッションフレーム部材2a,2aの取付壁面部2d,2dの外側の方向に、各他端部が延設されている。
These
このうち、前記ガイドピン27,27は、図3に示すように、前記ロッド部材24よりも、各々上,下方向上側で、着座者HU側の背もたれ面8のシート表皮材5cに近接されて設けられている。
Of these, as shown in FIG. 3, the guide pins 27, 27 are close to the
また、前記各固定ピン28,28は、前記各取付壁面部2d,2dのうち、両外側面の前縁部近傍に、各々固設されて設けられていて、前記上側ケーブル部材26,26の各他端部が連結されるように構成されている。
The fixing pins 28, 28 are fixedly provided in the vicinity of the front edge portions of the outer side surfaces of the mounting
そして、これらの各固定ピン28,28が、前記回動軸部4,4に対して前方へ一定寸法、オフセットされていることにより、前記シートバック5の後方への傾倒動作で、前記ガイドピン27,27までの距離が、延伸されるように構成されている。
Then, the fixed pins 28, 28 are offset to the front by a predetermined size and offset with respect to the
このため、この上部連動機構23では、図3乃至図5に示す前記通常着座位置から、中間着座位置を通って、リクライニング位置へ前記シートバック5が、後方に傾倒するリクライニング動作に連動して、前記上部ランバーサポートプレート部材22が、前記回動軸部材21bを回動中心として回動し、前記上縁側22cが、背もたれ面8のシート表皮材5c方向へ近接するように、揺動移動させる。
For this reason, in the
この上縁側22bの揺動移動により、シート表皮材5cを介して、図7,図8に示す前記着座者HUの上体上部の胸部HA背中側が、押圧されて、前記椅子1のヘッドレスト部材7から、頭部HEが、離間される方向へ着座者HUの上体上部が、起こされる。
By swinging movement of the
そして、図8に示す様に、リクライニング位置では、腰椎HBが、直線状のリラックスした状態へ近づくように、この上部ランバーサポートプレート部材22によって、前記上体上部の胸部HAが、背中側から支持されるように構成されている。
また、この実施の形態では、図1及び図2に示すように、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bと、上部ランバーサポートプレート部材22の下縁側22bとが、近接配置されている。
Then, as shown in FIG. 8, in the reclining position, the upper lumbar
Further, in this embodiment, as shown in FIGS. 1 and 2, the
そして、図4及び図5に示すように、この上部ランバーサポートプレート部材22の前記回動軸部材21bを回動中心とする回動によって、前記下縁側22bが、背もたれ面8から、離間方向に移動する。
4 and 5, the
従って、前記シートバック5は、後方へ傾倒する移動が行われる際に、前記下部連動機構13によって連動された前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bの後方への回動移動に伴って、着座者HUの直線状になろうとする脊椎HSの円滑な動作が、この下縁側22bが離間する方向へ、同時に後退することによって、妨げられることが無くなり、更に、違和感が減少するように構成されている。
Accordingly, when the seat back 5 is moved to tilt backward, along with the rotational movement of the
次に、この実施の形態のランバーサポートが、適用される椅子1の作用効果について説明する。
Next, the function and effect of the
この実施の形態の椅子1では、図6中(a)に示される通常着座位置では、前記シートバック5に設けられた下部支持部11が、図3中白抜き矢印で示す様に、前記シート表皮材5cを介在させて、着座者HUの上体下部の腰椎HBを前方に向けて押圧する。
In the
このため、着座者HUの腰椎HBが、図7に示すように、前方に湾曲されて、脊椎HSを、側面視で略S字状に保持することが出来、生理学上、長時間の着座による人体疲労を軽減させることが出来る。 Therefore, as shown in FIG. 7, the lumbar spine HB of the seated person HU is curved forward, and the spine HS can be held in a substantially S shape in a side view. Human fatigue can be reduced.
また、前記リクライニング機構を用いて、通常着座位置から後方へ前記シートバック5を傾倒すると、図4及び図6中(b)に示す中間着座位置を経て、図5及び図6中(c)に示すリクライニング位置まで、前記背もたれ面8が、前記回動軸部4を回動中心として、後方へ移動される。
Further, when the seat back 5 is tilted backward from the normal seating position using the reclining mechanism, the intermediate seating position shown in FIG. 4 and FIG. The
前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12は、前記回動軸部材11bを回動中心として回動自在に支持されていて、前記下部連動機構13によって、このシートバック5の回動移動に伴って、移動するように連動されている。
The lower lumbar
すなわち、図3に示すように、通常着座位置では、前記固定ピン18と、ガイドピン17との間に距離L1が、設けられているが、この実施の形態の固定ピン18,18は、前記取付壁面部2d,2dの後端部近傍に各々固設されていて、前記回動軸部4,4に対して後方へ一定寸法、オフセットされている。
That is, as shown in FIG. 3, in the normal seating position, a distance L1 is provided between the fixed
従って、図4及び図5に示す様に、前記シートバック5の後方への傾倒動作で、ガイドピン17,17の位置が、前記固定ピン18に近接して、前記固定ピン18と、ガイドピン17との間の距離L2,L3が、この距離L1に比して縮まる。
Accordingly, as shown in FIGS. 4 and 5, when the
前記固定ピン18,18は、前記取付壁面部2d,2dに固定されているので、前記シートバック5の回動移動に伴って、移動することはない。
また、下側ケーブル部材16,16の両端部は、これらの固定ピン18,18及び、ロッド部材14の各両端部14a,14aに固定されたままで、両端部14a,14a間の下側ケーブル部材16,16の全長は、変わらない。
Since the fixing pins 18 and 18 are fixed to the mounting
Further, the
このため、下側ケーブル部材16,16は、弛緩するが、着座者HUの体重が、前記背もたれ面8にも加わっているので、前記ガイドピン17,17と、ロッド部材14の両端部14a,14aとの間で、この弛緩を解消するように、下部ランバーサポートプレート部材12に押圧力が加わり、前記背もたれ面8から離間する方向へ、前記ロッド部材14の両端部14a,14aが、スライド移動する。
For this reason, although the
このため、このロッド部材14が設けられた下部ランバーサポートプレート部材12は、前記回動軸部材11bを回動中心として、前記上縁側12bが後方に向けて、回動される。
For this reason, the lower lumbar
従って、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bは、前記背もたれ面8から離間方向に移動して、着座者HUの上体下部の腰椎HBに、図3中白抜き矢印で示す様に圧接されていたシート表皮材5cへの圧接力を、減少させながら、徐々に後方へ向けて、傾倒する。
Accordingly, the
そして、前記下側ケーブル部材16,16の弛緩が解消される張力が、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bを回動させる押圧力と略釣り合うと、上縁側12bの前方への移動と共に、下縁側12cの前方への移動が、同時に停止する。
Then, when the tension at which the relaxation of the
この実施の形態では、押圧力が付与される前記上縁側12bとは、回動軸部材11bを軸支するブラケット11c,11cを挟んで、前記下部ランバーサポートプレート部材12の反対側に一体に形成された下縁側12cが、前記シートバック5の回動移動に伴って、前記回動軸部材11bを回動中心として、前記背もたれ面8方向に、回動移動して近接する。
In this embodiment, the
このため、この下縁側12cによって、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBの下部が、前記シート表皮材5cを介在させた状態で押圧されて、前記上縁側22cの回動移動によって、略S字状から、略直線状に延ばされて更に、直線状に近づくように、所望の支持状態となるように、背もたれ面8の角度及び形状を変形させることが出来る。
For this reason, the
よって、生理学上、腰椎HBへの負荷が軽減されて、着座者HUにリラックス効果を与えることが出来る。 Therefore, physiologically, the load on the lumbar spine HB is reduced, and a relaxing effect can be given to the seated person HU.
このように、前記下部連動機構13の連動によって、前記シートバック5の後方への傾倒動作角度とは、異なる回動角度で移動する下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12が、前記シートバック5の後方への傾倒動作に応じて生じる着座姿勢の変化に合わせて、適切に着座者HUの腰椎HBを保持する。
In this way, the lower lumbar
また、この実施の形態では、図6中(a)に示す通常着座位置から、図6中(b)に示す中間着座位置を経て、図6中(c)に示すリクライニング位置に至るまで、図中黒矢印で示す第一下部支持位置Y1,第二下部支持位置Y2及び第三下部支持位置Y3のように、前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12によって、集中して支持される部分が、前記通常着座位置からリクライニング位置へ後方に傾倒する動作に連動して、前記背もたれ面8の下方へ向けて、着座者HUの腰椎HBから、臀部HCの骨盤方向へ移動される。
Further, in this embodiment, from the normal seating position shown in FIG. 6A to the reclining position shown in FIG. 6C through the intermediate seating position shown in FIG. Like the first lower support position Y1, the second lower support position Y2, and the third lower support position Y3 indicated by the solid black arrows, they are supported in a concentrated manner by the lower lumbar
このため、図7及び図8に示すように、更に、着座者HUの腰椎HBから、臀部HCの骨盤方向へ向けて、集中して支持する部分が移動することによって、更に、腰椎HBの臀部HC近傍が、前方へ押圧されて、円滑に、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBを、直線状に近づけることが出来る。 For this reason, as shown in FIGS. 7 and 8, the lumbar portion of the lumbar vertebra HB is further moved by moving the supporting portion from the lumbar vertebra HB of the seated person HU toward the pelvis of the buttocks HC. The vicinity of the HC is pushed forward, and the lumbar vertebra HB at the lower body of the seated person HU can be smoothly brought close to a straight line.
更に、この実施の形態の椅子1のランバーサポート機構10では、前記シートバック5内の前記下部ランバーサポートプレート部材12を有する下部支持部11よりも、上方位置には、上部ランバーサポートプレート部材22を有する上部支持部21が、設けられている。
Furthermore, in the
この上部ランバーサポートプレート部材22は、図3及び図6中(a)に示す通常着座位置では、着座者HUの上体上部としての胸部HAの背中側に対して、前記背もたれ面8の上部に位置するシート表皮材5cの裏面側から、押圧する位置で、支持するように構成されている。
In the normal seating position shown in FIG. 3 and FIG. 6A, the upper lumbar
また、この通常着座位置から、図4及び図6中(b)に示す中間着座位置を経て、図5及び図6中(c)に示すリクライニング位置へ、後方に傾倒させて、前記シートバック5が、前記回動軸部4を回動中心として回動移動されて移行される。
Further, the seat back 5 is tilted rearward from the normal seating position to the reclining position shown in FIG. 5 and FIG. 6 (c) through the intermediate seating position shown in FIG. 4 and FIG. 6 (b). However, it is moved by turning about the turning
この回動移動に連動して、この上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、前記後方から前方に向けて、前記背もたれ面8の上部に位置するシート表皮材5cの裏面側に近接する方向へ、前記回動軸部材21bを回動中心として、揺動移動される。
In conjunction with this rotational movement, the
すなわち、リクライニング位置へ前記シートバック5が、後方に傾倒するリクライニング動作に連動して、上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、背もたれ面8に近接する前後方向へ揺動されると、前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22cが、前記回動軸部材21bを回動中心として、背もたれ面8のシート表皮材5c方向へ近接移動される。
That is, when the
従って、図8に示す様に、前記上部ランバーサポートプレート部材22の揺動により、前記シート表皮材5cを介して、前記着座者HUの上体上部である胸部HAの背中側が、押圧されて、リクライニング位置で、上体が横臥された姿勢でも、前記椅子1のヘッドレスト部材7から、頭部HEが離間する方向へ向けて、前記上部ランバーサポートプレート部材22の上縁側22c近傍表面によって、支持される。
Therefore, as shown in FIG. 8, the back side of the chest HA, which is the upper body of the seated person HU, is pressed via the
このため、更に、無理なく着座者HUの腰椎HBが、直線状のリラックスした状態へ、近づくように保持される。 For this reason, the lumbar vertebra HB of the seated person HU is further held so as to approach the straight relaxed state.
また、この実施の形態では、図1及び図2に示すように、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bと、上部ランバーサポートプレート部材22の下縁側22bとは、近接配置されている。
Further, in this embodiment, as shown in FIGS. 1 and 2, the
このため、面板状の下部ランバーサポートプレート部材12と、上部ランバーサポートプレート部材22とが、上,下方向で略連続して、あたかも一枚のランバーサポートプレートのように、着座者HUを支持するので、段差を認識する等の違和感が少ない。
Therefore, the face plate-like lower lumbar
また、これらの下部ランバーサポートプレート部材12と、上部ランバーサポートプレート部材22とは、凸面状及び凹面状を呈して、互い違いに湾曲形成されている。
The lower lumbar
このため、前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bと、上部ランバーサポートプレート部材22の下縁側22bとの近接部分が、円滑に接続されたような略S字形状となり、更に、これらの下部ランバーサポートプレート部材12及び上部ランバーサポートプレート部材22との間の段差が、着座者HUに認識される可能性を減少させて、違和感を軽減することが出来る。
For this reason, the proximity portion of the
しかも、図4及び図5に示すように、この上部ランバーサポートプレート部材22の前記回動軸部材21bを回動中心とする回動によって、前記下縁側22bが、背もたれ面8から、離間方向である後方へ向けて移動する。
Moreover, as shown in FIGS. 4 and 5, the
従って、前記シートバック5は、後方へ傾倒する回動移動が、前記リクライニング機構によって行われる際に、前記下部連動機構13によって連動された前記下部ランバーサポートプレート部材12の上縁側12bの後方への回動移動に伴い、着座者HUの脊椎HSが、略直線状になろうとする円滑な動作が、この下縁側22bによって、妨げられることなく、更に、違和感を減少させることができる。
Therefore, the seat back 5 is moved backward to the rear side of the
また、この実施の形態の椅子1のランバーサポートでは、前記シートバック5の背もたれ面8に設けられた下部ランバーサポートプレート部材12が、通常着座位置では、前記着座者HUの脊椎HSのうち、腰椎HBの上部で、上体上部の胸部HA近傍が、図6(a)中の黒矢印で示す第一下部支持位置Y1(シートバック5の縦方向寸法hに対して、下端部5aから、2/5hの高さ位置)に対向して、集中的に支持される。
Further, in the lumbar support of the
更に、前記リクライニング位置では、この第一下部支持位置Y1よりも下方で、図6(c)中の黒矢印で示す第三下部支持位置Y3(シートバック5の縦方向寸法hに対して、下端部5aから、約1/5hの高さ位置)に、腰椎HBの背中側が、対向して、集中的に支持される。
Further, at the reclining position, below the first lower support position Y1, a third lower support position Y3 indicated by a black arrow in FIG. 6C (with respect to the longitudinal dimension h of the seat back 5). The back side of the lumbar vertebra HB is opposed and concentratedly supported at a height position of about 1 / 5h from the
このため、シートバック5の後方への傾倒によって生じる着座者HUの着座姿勢の変化に対応して、前記背もたれ面8が、所望の変形を行う為、着座者HUの脊椎HSの的確な位置を適切な角度で支持することができる。
しかも、この実施の形態では、前記第一下部支持位置Y1と、第三下部支持位置Y3との間には、前記シートバック5が、通常着座位置から、リクライニング位置まで移動する間のシートバック5の傾倒角度α2(α1〜α3)の変化に応じて、着座者HUの脊椎HSのうち、胸部HA近傍の第一下部支持位置Y1から、前記第三下部支持位置Y3までの何れかの部分が、集中的に支持されるように、図6(b)中黒矢印で示す第二下部支持位置Y2が、上下方向に移動する。
For this reason, since the
Moreover, in this embodiment, the seat back 5 moves between the first lower support position Y1 and the third lower support position Y3 while the seat back 5 moves from the normal seating position to the reclining position. 5 of the spine HS of the seated person HU in response to a change in the tilt angle α2 (α1 to α3) of 5, any one of the first lower support position Y1 near the chest HA and the third lower support position Y3 The second lower support position Y2 indicated by the black arrow in FIG. 6B is moved in the vertical direction so that the portion is supported in a concentrated manner.
この実施の形態では、前記第一下部支持位置Y1から、前記第三下部支持位置Y3に至るまで、シートバック5の上下方向へ、シートバック5のリクライニング動作(傾倒角度α2(α1〜α3)間)に対応して、第二下部支持位置Y2が、高さ方向寸法h2=2/5h〜1/5hの範囲で、連続的に移動する。
In this embodiment, from the first lower support position Y1 to the third lower support position Y3, the reclining operation (tilt angle α2 (α1 to α3)) of the
このため、更に、シートバック5の後方への微細な傾倒に対応出来、背もたれ面8の角度変化によって生じる着座者HUの着座姿勢の変化に対応して、更に、的確な位置を適切な角度で、支持することができる。
For this reason, it is possible to cope with a minute tilt of the seat back 5 backward, and in response to the change in the sitting posture of the seated person HU caused by the change in the angle of the
また、この実施の形態では、前記上部連動機構23が、前記下部連動機構13とは、独立して構成されていて、前記リクライニング機構による前記通常着座位置からリクライニング位置への回動移動に伴って、前記下部連動機構13とは、別途、このリクライニング動作と連動されて、前記上部ランバーサポートプレート部材22が、揺動移動されることにより、前記上縁側22cが、背もたれ面8のシート表皮材5c方向へ近接するように、移動される。
In this embodiment, the
この上縁側22cの揺動移動により、前記シート表皮材5cを介して、前記着座者HUの上体上部の胸部HA背中側が、押圧されて、前記椅子1のヘッドレスト部材7から、頭部HEが、離間される方向へ着座者HUの上体上部を、図4に示す中間着座位置を経て、図5に示すように起こす。
Due to the swing movement of the
このため、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBが、図7に示す略S字状から、図8に示すように、略直線状に延ばされて、直線状に近づくように、更に容易に支持することが出来る。 For this reason, the lumbar vertebra HB in the upper lower part of the seated person HU is further extended from a substantially S shape shown in FIG. 7 to a substantially straight shape as shown in FIG. It can be easily supported.
このように、前記上体下部の腰椎HBを直接、延ばすだけでなく、上体上部の胸部HAの裏面側を起こして、脊椎HS全体を用いて、腰椎HBが略直線状に近づいた状態となるように、背もたれ面8の角度及び形状の変形を、前記上部支持部21で行わせることが出来る。
In this way, not only directly extending the lower lumbar vertebra HB, but also raising the back side of the upper thoracic HA and using the entire spine HS, the lumbar vertebra HB approaches a substantially straight line. Thus, the angle and shape of the
よって、生理学上、腰椎HBへの負荷が、更に、軽減されて、着座者HUにリラックス効果を与えることが出来る。 Therefore, physiologically, the load on the lumbar spine HB is further reduced, and a relaxing effect can be given to the seated person HU.
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。 The embodiment of the present invention has been described in detail above with reference to the drawings. However, the specific configuration is not limited to this embodiment, and design changes that do not depart from the gist of the present invention are not limited to this embodiment. Included in the invention.
即ち、前記実施の形態では、ランバーサポート機構10として、下部支持部11を構成する下部ランバーサポートプレート部材12に、上部ランバーサポートプレート部材22を設けた上部支持部21を組み合わせた椅子1を、例示して説明してきたが、特にこれに限るものではない。
That is, in the said embodiment, the
例えば、下部支持部11を構成する下部ランバーサポートプレート部材12が、下部連動機構13によって、前記シートバック5が後方に傾倒する動作に連動して、前記着座者HUの上体下部の腰椎HBを直線状に近づけるように移動するものであれば良い。
For example, the lower lumbar
また、例えば、どのような形状の下部ランバーサポートプレート部材12であっても良く、下部ランバーサポートプレート部材12で構成される下部支持部11のみで構成されるものや、或いは、下部支持部11と上部支持部21との間に、中部プレート部材からなる中部支持部を設けて、3枚のプレート部材で支持するもの等、どのような形状、数量及び材質を組み合わせたランバーサポート機構10であってもよい。
Further, for example, the lower lumbar
更に、この実施の形態では、前記下部支持部11を構成する下部ランバーサポートプレート部材12及び、上部支持部21を構成する上部ランバーサポートプレート部材22が、前記シートバック5のシート表皮材5cよりも内側で、分離されたものを用いて説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、シート表皮材5cの一般面或いは、前記背もたれ面8から、前記下部ランバーサポートプレート部材12又は、上部ランバーサポートプレート部材22の一部を着座者HU方向へ突出させて、押圧するように構成してもよい。
Furthermore, in this embodiment, the lower lumbar
また、前記下部ランバーサポートプレート部材12又は、上部ランバーサポートプレート部材22の一部、又は、全部を用いて、シート表皮材5cの一部を代用したり、一般面或いは、前記背もたれ面8として用いてもよい。
更に、この実施の形態では、前記第一下部支持位置Y1から、前記第三下部支持位置Y3に至るまで、連続的に動作するシートバック5のリクライニング動作(傾倒角度α2(α1〜α3)間)に対応して、前記第二下部支持位置Y2が、高さ方向寸法h2=2/5h〜1/5hの範囲で、前記下部支持部11の下部ランバーサポートプレート部材12及び、上部支持部21の上部ランバーサポートプレート部材22を、連続的に、回動移動若しくは揺動移動させるように構成されているが、特にこれに限らず、例えば、少なくとも、通常着座位置及びリクライニング位置の間で、前記シートバックが後方に傾倒する動作に連動して、前記着座する者の上体下部の腰椎を直線状に近づけるように移動させるものであれば、二段階であっても、前記第二下部支持位置Y2を複数設けて、段階的にリクライニング動作を停止させるものに対応させても良く、前記下部ランバーサポートプレート部材12及び、上部ランバーサポートプレート部材22の停止角度、押圧位置、及び可変量が限定されるものではない。
Further, a part or all of the lower lumbar
Furthermore, in this embodiment, the reclining operation of the seat back 5 that continuously operates from the first lower support position Y1 to the third lower support position Y3 (between the tilt angles α2 (α1 to α3)). ), The lower lumbar
前記実施の形態では、ランバーサポートが適用される椅子を用いて説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、家庭用、オフィス、工場若しくは研究所等の会社用、屋内用、屋外用、車両用、航空機用、船舶用等、どのような用途の椅子であっても良く、所謂一般的な椅子に用いることができる。 In the above-described embodiment, the chair to which the lumbar support is applied has been described. However, the present invention is not limited to this. For example, for home use, for offices, factories or laboratories, indoor use, outdoor use, vehicles The chair may be used for any purpose such as for aircraft, for aircraft, and for ships, and may be used for a so-called general chair.
1 椅子
5 シートバック
6c,6c 各下端部
8 背もたれ面
10 ランバーサポート機構
11 下部支持部
12 下部ランバーサポートプレート部材
12b 上縁側
13 下部連動機構
21 上部支持部
22 上部ランバーサポートプレート部材
22b 下縁側
23 上部連動機構
α1,α2,α3 第一,第二,第三傾倒角度
HB 腰椎
HS 脊椎
HU 着座者(着座する者)
Y1,Y2,Y3 第一,第二,第三下部支持位置
DESCRIPTION OF
Y1, Y2, Y3 1st, 2nd, 3rd lower support position
Claims (6)
前記背もたれ面側が凸面状に湾曲されて形成され、前記背もたれ面の裏面側には前記下部支持部を構成する下部ランバーサポートプレート部材と、
前記下部ランバーサポートプレート部材を回転自在に支持する回動軸部材と、
前記シートバックの前記背もたれ面が少なくとも前記二つのポジション間で移動するリクライニング動作に連動して、前記回動軸部材を回動中心として、下部ランバーサポートプレート部材を後方に傾倒する下部連動機構と、を有し、
前記シートバックが前記通常着座位置のとき、前記下部ランバーサポートプレート部材の上縁側が前記背もたれ面の裏面側から押圧することにより、前記腰椎を前方に湾曲させ、
前記シートバックが前記通常着座位置から前記リクライニング位置へ傾倒するとき、前記下部連動機構が前記リクライニング動作に連動して、前記上縁側が前記背もたれ面から離間する方向に回動すると共に、前記下部ランバーサポートプレート部材の下縁側が前記背もたれ面に近接する方向に回動し、前方に湾曲させている前記腰椎を直線状に近づける
ことを特徴とするランバーサポート。 A seat back having a backrest surface is moved between at least two positions, a normal seating position and a reclining position tilting backward from the normal seating position, so that the lumbar vertebrae below the upper body of the person sitting on the seat back A lumbar support provided with a lower support portion that presses the front side forward,
A lower lumbar support plate member forming the lower support portion on the back side of the backrest surface, the backrest surface side being formed in a convex shape;
A rotating shaft member that rotatably supports the lower lumbar support plate member;
A lower interlocking mechanism that tilts the lower lumbar support plate member rearward with the rotating shaft member as a rotation center in conjunction with a reclining operation in which the backrest surface of the seat back moves between at least the two positions. Have
When the seat back is in the normal seating position, the upper rim side of the lower lumbar support plate member is pressed from the back side of the backrest surface, thereby bending the lumbar vertebrae forward,
When the seat back is tilted to the reclined position from the normal seating position, said lower interlocking mechanism linked to said reclining movement, together with the upper edge is rotated in a direction away from said back surface, the lower lumbar lower edge of the support plate member is rotated in a direction close to the backrest surface, that close the lumbar that is curved forward in a straight line
Lumbar support, wherein a call.
前記下部支持部を構成する下部ランバーサポートプレート部材の上縁側と、前記上部支持部を構成する上部ランバーサポートプレート部材の下縁側とは、近接配置されていることを特徴とする請求項3乃至5のうち何れか一項記載のランバーサポート。 On the backrest surface of the seat back, an upper support portion is provided above the lower support portion,
6. The upper edge side of the lower lumbar support plate member constituting the lower support portion and the lower edge side of the upper lumbar support plate member constituting the upper support portion are arranged close to each other. The lumbar support according to any one of the above.
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