JP5517563B2 - 燃料タンク内の支柱の締結構造 - Google Patents
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Description
燃料タンクは中空形状を作りやすいため、ブロー成形で成形されることが多く、ブロー成形の場合には射出成形と比べて寸法精度が低いため、取付部を後加工により寸法精度を向上させる必要があった。また、燃料タンクの内部に部品を取付ける場合にも、制約が多かった。
この支柱110の取付けは、例えば、図9と図10に示すように、支柱110の根元部分の支柱保持部111はロアシェル部に溶着し、先端部分の係止部112はアッパーシェル部2に孔2cを開けて、その孔2cに係止している(例えば、特許文献2参照。)。
燃料タンクは、それぞれ分割して別々に成形されたアッパーシェル部とロアシェル部の接合周縁部が融合して一体に構成され、
支柱は、アッパーシェル部とロアシェル部のそれぞれの対向する内面を保持する長さを有し、支柱の一方の先端はアッパーシェル部又はロアシェル部の他方の内壁に固着されるとともに支柱を保持する支柱保持部が形成され、支柱の他方の先端はアッパーシェル部又はロアシェル部の一方の内壁に係止される支柱係止部が形成され、支柱係止部と支柱保持部は支柱胴部で一体的に連結され、
支柱係止部は、支柱胴部から長手方向に延出する支柱係止連結部と、支柱係止連結部の先端の外周側に突出する支柱係止突起部が形成され、支柱係止連結部は長手方向にスリットが形成され、支柱係止連結部の先端の内周側には弾性体のバックアップリングが嵌合され、バックアップリングは、半径方向に拡張可能なリングスリット部が形成され、
アッパーシェル部又はロアシェル部の支柱係止部と対向する内面には、タンク筒状部が内面方向に延出され、タンク筒状部の先端の内周面にタンク係止突起部が一体的に形成され、
支柱係止突起部とタンク係止突起部が係合され、支柱が燃料タンク内に取付けられることを特徴とする燃料タンク内の支柱の締結構造である。
支柱の一方の先端は、アッパーシェル部又はロアシェル部の一方の内壁に溶着や接着で固着されるとともに、支柱をその内壁に保持する支柱保持部が形成されるため、支柱がその内壁に溶着や接着等で強固に固定され、後述する支柱係止部が確実に、ロアシェル部又はアッパーシェル部に係合することができる。
支柱係止部と支柱保持部は支柱胴部で一体的に連結されて、支柱全体としてアッパーシェル部とロアシェル部の内壁同士を保持して、燃料タンクの変形を防止し、強度を維持することができる。
バックアップリングは、半径方向に拡張可能なリングスリット部が形成されたため、燃料タンクを製造するときに、バックアップリングが半径方向に拡張したり収縮したりすることができ、リング保持凸部にバックアップリングを仮止めして、アッパーシェル部とロアシェル部の接合周縁部が融合して一体にするときに、確実にバックアップリングを支柱係止部の先端に取付けることができる。
アッパーシェル部又はロアシェル部の支柱係止部と対向する内面には、タンク筒状部の先端の内周面にタンク係止突起部が一体的に形成されたため、アッパーシェル部とロアシェル部を一体に融合するときに、同時に、タンク係止突起部が支柱係止突起部と係合することができ、製造の工程が少なくなり、作業性が向上する。
支柱係止連結部の先端の内周側には金属製のバックアップリングが嵌合されたため、支柱係止突起部とタンク係止突起部が係合後に、支柱係止連結部が撓んで係合が外れることがない。
図9に示すように、燃料タンク1は、分割して成形されたアッパーシェル部2とロアシェル部3から構成される。アッパーシェル部2とロアシェル部3は、耐燃料透過性の合成樹脂の1層で形成される。なお、アッパーシェル部2とロアシェル部3は、それぞれ、射出成形で形成される内側樹脂層と、耐燃料透過性多層樹脂シートから構成される外側シート層の2層から形成されてもよい。この耐燃料透過性多層樹脂シートは、内側樹脂層の成形後に、又は、成形前に賦形されて、金型に取付けられた後に、外側に接着又は融着される。
燃料タンク1の分割はアッパーシェル部2とロアシェル部3の2個ばかりでなく3個以上に分割することも可能である。
なお、アッパーシェル部2の上面には、燃料移送用ホース等の各種のホースを取付けるニップル(図示せず)や、保持するホースクランプ(図示せず)を設けてもよい。
燃料タンク1のアッパーシェル部2とロアシェル部3は、衝撃や摩耗に強いポリエチレン(PE)や、高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されることができ、この場合は、燃料タンク1の強度を増加させ、燃料タンク1内部の燃料の透過を防止できる。また、燃料透過防止性をさらに向上させるために、アッパーシェル部2とロアシェル部3の内部に耐燃料透過性多層樹脂シートを使用することもできる。
図9に示すように、燃料タンク1の内部には、膨張や収縮を防止して、燃料タンク1の剛性を増加するために支柱10が取付けられている。
燃料タンク1のアッパーシェル部2の内面には、図1に示すように、支柱10を係止するタンク係止部30が形成されている。タンク係止部30はアッパーシェル部2の内面の替わりにロアシェル部3の内面に形成することができるが、本実施の形態では、アッパーシェル部2の内面にタンク係止部30を形成した場合について説明する。
また、支柱係止部12に取付けられた後は、バックアップリング20が収縮してリングスリット部23が狭まって当接しても、それ以上にバックアップリング20が半径方向に収縮することがなく、支柱係止部12の支柱係止連結部15が内側に撓むことがない。
まず、図5に示すように、アッパーシェル部2のタンク係止部30のリング保持凸部33にバックアップリング20を取付ける。この取付けは、燃料タンク1を製造するときにバックアップリング20が支柱10の支柱係止部12に移動して組付けられるために、仮保持させるためである。
さらに、リング保持凸部33の外径よりも支柱係止部12の内径のほうが小さいため、バックアップリング20は強く支柱係止部12に固定される。
2 アッパーシェル部
3 ロアシェル部
10 支柱
11 支柱保持部
12 支柱係止部
14 支柱係止突起部
20 バックアップリング
21 フランジ部
22 リング胴部
30 タンク係止部
31 タンク係止突起部
33 リング保持凸部
Claims (5)
- 燃料タンク内に取付けられる支柱の締結構造において、
上記燃料タンクは、それぞれ分割して別々に成形されたアッパーシェル部とロアシェル部の接合周縁部が融合して一体に構成され、
上記支柱は、上記アッパーシェル部とロアシェル部のそれぞれの対向する内面を保持する長さを有し、上記支柱の一方の先端は上記アッパーシェル部又はロアシェル部の一方の内壁に固着されるとともに上記支柱を保持する支柱保持部が形成され、上記支柱の他方の先端は上記アッパーシェル部又はロアシェル部の他方の内壁に係止される支柱係止部が形成され、該支柱係止部と支柱保持部は支柱胴部で一体的に連結され、
上記支柱係止部は、上記支柱胴部から長手方向に延出する支柱係止連結部と、該支柱係止連結部の先端の外周側に突出する支柱係止突起部が形成され、上記支柱係止連結部は長手方向にスリットが形成され、上記支柱係止連結部の先端の内周側には弾性体のバックアップリングが嵌合され、上記バックアップリングは、半径方向に拡張可能なリングスリット部が形成され、
上記アッパーシェル部又はロアシェル部の上記支柱係止部と対向する内面には、タンク筒状部が内面方向に延出され、該タンク筒状部の先端の内周面にタンク係止突起部が一体的に形成され、
上記支柱係止突起部と上記タンク係止突起部が係合され、上記支柱が上記燃料タンク内に取付けられることを特徴とする燃料タンク内の支柱の締結構造。 - 上記バックアップリングは、円筒状のリング胴部と、該リング胴部の上端から外周方向に平板状に張出したフランジ部が形成された請求項1に記載の燃料タンク内の支柱の締結構造。
- 上記バックアップリングのリング胴部の外周面に、上記支柱係止部に当接するリング凹凸部が形成された請求項2に記載の燃料タンク内の支柱の締結構造。
- 上記タンク筒状部の内部に、上記バックアップリングを保持可能な円柱状のリング保持凸部が形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の燃料タンク内の支柱の締結構造。
- 上記リング保持凸部の外径は、上記バックアップリングの内径よりも大きく、上記バックアップリングを保持可能に形成された請求項4に記載の燃料タンク内の支柱の締結構造。
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