JP5515468B2 - 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構及びその設計方法 - Google Patents
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Description
このような複リンク式ピストン−クランク機構では、ピストンピンとクランクピンとを一本のリンクにより連結した単リンク式のものに比して、ピストンストローク特性の設定の自由度が高く、このピストンストローク特性を適正なもの(例えば、単振動に近い特性)とすることによって、振動や騒音の大幅な低減化等を図ることができる。
Eが補助リンクのヤング率、
Lが補助リンクの第1軸受部と第2軸受部とを連結するロッド部の有効長さ、
Iがロッド部の有効長さ範囲の平均化した断面2次モーメント、
nが内燃機関の気筒数、
mがロアリンクの質量と第2軸受部の質量との合算値、
Nmaxが内燃機関の最高回転数、である。
4…クランクシャフト
5…ピストンピン
6…アッパリンク
7…アッパピン
8…クランクピン
9…ロアリンク
10…補助ピン
20(20A〜20J)…補助リンク
21…第1軸受部
22…第2軸受部
23…ロッド部
Claims (7)
- ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端にアッパピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンクと、一端の第1軸受部で補助シャフトを介して機関本体側に揺動可能に支持されるとともに、他端の第2軸受部で上記ロアリンクに補助ピンを介して連結された補助リンクと、を備えてなる内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構において、
上記補助リンクの第1軸受部と第2軸受部の中心を結ぶリンク中心線に沿うリンク中心線方向と軸方向の双方に直交する方向をリンク幅方向とすると、
上記補助リンクが第1軸受部を固定端としてロアリンクと一体に軸方向に振動するときの固有周波数が、この内燃機関の最高回転数での[気筒数/2]次周波数よりも大きくなるように、上記補助リンクのリンク幅方向まわりの断面2次モーメントが設定されていることを特徴とする内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構。 - 上記補助リンクの第1軸受部と第2軸受部とを連結するロッド部は、上記第1軸受部から第2軸受部へ向かうに従って軸方向寸法が小さくなっていることを特徴とする請求第1に記載の内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構。
- 上記補助リンクの第1軸受部と第2軸受部とを連結するロッド部は、上記第1軸受部から第2軸受部へ向かうに従ってリンク幅方向寸法が小さくなっていることを特徴とする請求第1又は2に記載の内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構。
- 上記補助シャフトに偏心して設けられた偏心軸部に上記補助リンクの第1軸受部が回転可能に取り付けられており、
かつ、アクチュエータにより上記補助シャフトの回転位置を変更することにより、機関圧縮比を変更する可変圧縮比手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構。 - ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端にアッパピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンクと、一端の第1軸受部で補助シャフトを介して機関本体側に揺動可能に支持されるとともに、他端の第2軸受部で上記ロアリンクに補助ピンを介して連結された補助リンクと、を備えてなる内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構において、
上記補助リンクが第1軸受部を固定端としてロアリンクと一体に軸方向に振動するときの共振回転数が、この内燃機関の最高回転数よりも大きくなるように、ロアリンクの形状・寸法が設定されていることを特徴とする内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構。 - ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端にアッパピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンクと、一端の第1軸受部で補助シャフトを介して機関本体側に揺動可能に支持されるとともに、他端の第2軸受部で上記ロアリンクに補助ピンを介して連結された補助リンクと、を備えてなる内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の設計方法において、
上記補助リンクがロアリンクと結合されるとともに、上記第1軸受部が接地固定された部品系における、上記補助リンクの第1軸受部と第2軸受部の中心を結ぶリンク中心線に沿うリンク中心線方向と軸方向の双方に直交するリンク幅方向まわりの曲げ振動の固有周波数が、この内燃機関の最高回転数での[気筒数/2]次周波数よりも大きくなるように、上記補助リンク及びロアリンクを設計することを特徴とする内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構の設計方法。
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