JP5510693B1 - 屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法及び屈曲部を有する強化ガラス板 - Google Patents
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Abstract
【課題】屈曲部を有する強化ガラス板を高い形状精度で製造し得る方法を提供する。
【解決手段】平板部11と、平板部11に接続された屈曲部12a、13aとを備える強化ガラス板1を製造する。強化工程と、変形工程とを行う。強化工程では、ガラス平板を化学強化し、強化ガラス平板50を得る。変形工程では、強化ガラス平板50を加熱し、変形させることにより、平板部11及び屈曲部12a、13aを有する強化ガラス板1を得る。
【選択図】図1
【解決手段】平板部11と、平板部11に接続された屈曲部12a、13aとを備える強化ガラス板1を製造する。強化工程と、変形工程とを行う。強化工程では、ガラス平板を化学強化し、強化ガラス平板50を得る。変形工程では、強化ガラス平板50を加熱し、変形させることにより、平板部11及び屈曲部12a、13aを有する強化ガラス板1を得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法及び屈曲部を有する強化ガラス板に関する。
近年、携帯電話機、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピューター、タブレットパーソナルコンピューターなどのディスプレイを備えたモバイル機器が広く用いられるようになってきている(以下、ディスプレイを備えたモバイル機器を「モバイルディスプレイ」という。)。
特許文献1には、モバイルディスプレイに用い得るカバーガラスが記載されている。特許文献1に記載のカバーガラスは、画像表示部の前面に位置する前面部と、画像表示部の幅方向両側において前面部から屈曲する屈曲部とを備える。
特許文献1には、ガラス平板を加熱して屈曲部を有する形状に成形した後に、化学強化することにより、化学強化ガラスからなるカバーガラスを製造する方法が記載されている。
特許文献1に記載の製造方法では、形状精度の高いカバーガラスが得難いという問題がある。
本発明の主な目的は、屈曲部を有する強化ガラス板を高い形状精度で製造し得る方法を提供することにある。
本発明に係る屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを備える強化ガラス板の製造方法に関する。本発明に係る屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法は、強化工程と、変形工程とを備える。強化工程では、ガラス平板を化学強化し、強化ガラス平板を得る。変形工程では、強化ガラス平板を加熱し、変形させることにより、平板部及び屈曲部を有する強化ガラス板を得る。
強化工程におけるガラス平板の加熱温度を、強化ガラス平板の歪点よりも50℃以上低い温度とすることが好ましい。
強化ガラス平板の屈曲部を構成するための部分の圧縮応力層深さ(DOL)が、予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲よりも浅く、強化ガラス平板の屈曲部を構成するための部分の圧縮応力値(CS)が、予め定められた圧縮応力値(CS)範囲よりも高くなるように強化工程を行うことが好ましい。
強化ガラス平板の平板部を構成するための部分の圧縮応力層深さ(DOL)が、予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲よりも浅く、強化ガラス平板の平板部を構成するための部分の圧縮応力値(CS)が、予め定められた圧縮応力値(CS)範囲よりも高くなるように強化工程を行うことが好ましい。
強化ガラス平板の平板部を構成するための部分の温度が屈曲部を構成するための部分の温度よりも低くなるように変形工程を行うことが好ましい。
本発明に係る屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法において製造される強化ガラス板は、ディスプレイ用カバーガラスであることが好ましい。
本発明に係る屈曲部を有する強化ガラス板は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを備える強化ガラス板である。屈曲部の圧縮応力値(CS)が平板部の圧縮応力値(CS)よりも低い。
本発明に係る屈曲部を有する強化ガラス板は、平板部と、平板部に接続された屈曲部とを備える強化ガラス板である。屈曲部の圧縮応力層深さ(DOL)が平板部の圧縮応力層深さ(DOL)よりも深い。
本発明に係る屈曲部を有する強化ガラス板は、ディスプレイ用カバーガラスであることが好ましい。
本発明によれば、屈曲部を有する強化ガラス板を高い形状精度で製造し得る方法を提供することができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本実施形態では、図1〜図5を参照して、図4に示すディスプレイ用カバーガラス1を製造する例について説明する。もっとも、本発明に係る屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法は、以下の製造方法に限定されない。本発明において、屈曲部を有する強化ガラス板は、ディスプレイ用カバーガラス1以外のガラス板であってもよい。
ディスプレイ用カバーガラス1の製造方法を説明するに先立ち、本実施形態において製造するディスプレイ用カバーガラス1の構成について、図4を参照しながら説明する。
(ディスプレイ用カバーガラス1)
ディスプレイ用カバーガラス1は、ディスプレイの表示部及び側面の少なくとも一部を覆うカバーガラスである。より具体的には、ディスプレイ用カバーガラス1は、ディスプレイの表示部と、x軸方向における両側面の少なくとも一部とを覆うカバーガラスである。なお、ディスプレイは、ディスプレイを備える機器である限りにおいて特に限定されない。ディスプレイは、例えば、携帯電話機、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピューター、タブレットパーソナルコンピューターなどのモバイル機器であってもよい。ディスプレイは、板状であってもよい。
ディスプレイ用カバーガラス1は、ディスプレイの表示部及び側面の少なくとも一部を覆うカバーガラスである。より具体的には、ディスプレイ用カバーガラス1は、ディスプレイの表示部と、x軸方向における両側面の少なくとも一部とを覆うカバーガラスである。なお、ディスプレイは、ディスプレイを備える機器である限りにおいて特に限定されない。ディスプレイは、例えば、携帯電話機、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピューター、タブレットパーソナルコンピューターなどのモバイル機器であってもよい。ディスプレイは、板状であってもよい。
ディスプレイ用カバーガラス1は、例えば、化学強化ガラスからなる化学強化ガラス板により構成されている。なお、ディスプレイ用カバーガラス1の全体が強化されていることが好ましいが、ディスプレイ用カバーガラス1の全体が強化されている必要は必ずしもない。ディスプレイ用カバーガラス1の少なくとも一部が強化されていればよい。ディスプレイ用カバーガラス1のうち、後述する平板部11が少なくとも強化されていることが好ましい。
ディスプレイ用カバーガラス1の厚みは、特に限定されないが、0.2mm〜1.5mmであることが好ましく、0.25mm〜1.1mmであることがより好ましく、0.3mm〜1.0mmであることがさらに好ましい。
ディスプレイ用カバーガラス1は、平板部11を有する。平板部11は、ディスプレイの表示部の前方に配される部分である。このため、ディスプレイの表示品位を高める観点から、平面部11には、より高い形状精度が求められる。ここで、前方とは、表示部の垂線の延びる方向(Z1側)であり、垂線の延びる方向(Z1側)とは反対側(Z2側)を後方とする。
平板部11は、平板状である。平板部11は、矩形状である。平板部11のx軸方向に沿った寸法は、例えば、40mm〜200mm程度であってもよい。平板部11のy軸方向に沿った寸法は、例えば、80mm〜300mmであってもよい。なお、「平板状」には、実質的に平板状であることが含まれる。例えば、「平板」には、一の表面と、一の表面に対して5°以下の範囲で傾斜した他の表面とを有する板が含まれるものとする。
平板部11のx軸方向におけるx1側端部には、第1の側面部12が接続されている。この第1の側面部12は、ディスプレイの側方に配される部分である。具体的には、第1の側面部12は、ディスプレイのx軸方向のx1側に配される。
第1の側面部12は、第1の屈曲部12aを含む。第1の屈曲部12aは、平板部11に接続されている。第1の屈曲部12aは、平板部11のx軸方向におけるx1側端部から後方(z2側)に向かって屈曲している。平板部11のx1側端部における内壁面の接線と、第1の側面部12の先端における内壁面の接線とのなす角の大きさである屈曲角は、90°〜170°であることが好ましく、90°〜150°であることがより好ましい。
なお、本実施形態では、第1の側面部12は、第1の屈曲部12aと、第1の屈曲部12aの先端に接続された第1の平板部12bとを有する。但し、本発明は、この構成に限定されない。第1の側面部12は、第1の屈曲部12aのみにより構成されていてもよい。
平板部11のx軸方向におけるx2側端部には、第2の側面部13が接続されている。この第2の側面部13と、平板部11及び第1の側面部12とは、一枚のガラス板により構成されている。第2の側面部13は、ディスプレイの側方に配される部分である。具体的には、第2の側面部13は、ディスプレイのx軸方向のx2側に配される。
第2の側面部13は、第2の屈曲部13aを含む。第2の屈曲部13aは、平板部11に接続されている。第2の屈曲部13aは、平板部11のx軸方向におけるx2側端部から後方(z2側)に向かって屈曲している。平板部11と第2の側面部13との屈曲角は、90°〜170°であることが好ましく、90°〜150°であることがより好ましい。
なお、本実施形態では、第2の側面部13は、第2の屈曲部13aと、第2の屈曲部13aの先端に接続された第2の平板部13bとを有する。但し、本発明は、この構成に限定されない。第2の側面部13は、第2の屈曲部13aのみにより構成されていてもよい。
ディスプレイの一対の側面のうちの少なくとも一方は、画像を表示する表示部を構成していてもよい。すなわち、側面部12,13は、表示部を構成している側面上に位置する場合もある。
本実施形態のディスプレイ用カバーガラス1において、屈曲部12a、13aの圧縮応力値(CS)が、平板部11の圧縮応力値(CS)よりも低い。この場合であっても、表示部の上に位置する平板部11の圧縮応力値(CS)が高いため、平板部11に傷がついたとしてもディスプレイ用カバーガラス1が破損し難い。
(ディスプレイ用カバーガラス1の製造方法)
次に、ディスプレイ用カバーガラス1の製造方法について説明する。図1に示されるように、本実施形態では、ステップS1において強化工程を行った後に、ステップS2において変形工程を行う。
次に、ディスプレイ用カバーガラス1の製造方法について説明する。図1に示されるように、本実施形態では、ステップS1において強化工程を行った後に、ステップS2において変形工程を行う。
強化工程においては、まず、ガラス平板を用意する。このガラス平板は、イオン強化可能なナトリウムイオンを含む強化用ガラスからなる。このガラス平板を、例えば、硝酸カリウムの融液に浸漬することにより、ガラス平板の表層からナトリウムイオンを放出させ、カリウムイオンをガラス平板の表層に取り込ませる。これにより、ガラス平板の表層に圧縮応力層が形成され、ガラス平板を硝酸カリウム融液から取り出し冷却することで強化ガラス平板50(図2を参照)が作製される。この圧縮応力層の深さを、圧縮応力層深さ(DOL)といい、圧縮応力層における圧縮応力値をCSという。圧縮応力層深さ(DOL)及び圧縮応力値(CS)は、例えば、株式会社折原製作所製FMS−6000を用いることにより測定することができる。
強化ガラス平板50において、圧縮応力層深さ(DOL)は、10μm〜60μmであることが好ましく、10μm〜50μmであることがより好ましい。強化ガラス平板50において、圧縮応力値(CS)は、400MPa〜1200MPaであることが好ましく、500MPa〜1200MPaであることがより好ましい。特に、平板部11に相当する部分の圧縮応力層深さ(DOL)は、10μm〜40μmであることが好ましく、15μm〜30μmであることがより好ましい。平板部11に相当する部分の圧縮応力値(CS)は、500MPa〜1200MPaであることが好ましく、800MPa〜1200MPaであることがより好ましい。屈曲部12a、13aに相当する部分の圧縮応力層深さ(DOL)は、10μm〜60μmであることが好ましく、10μm〜50μmであることがより好ましい。屈曲部12a、13aに相当する部分の圧縮応力値(CS)は、500MPa〜1000MPaであることが好ましく、500MPa〜900MPaであることがより好ましい。
強化工程における硝酸カリウムの融液の温度、すなわち、ガラス平板の加熱温度は、例えば、硝酸カリウムの融点〜強化ガラス平板の歪点よりも50℃以上低い温度であることが好ましく、硝酸カリウムの融点〜強化ガラス平板の歪点よりも100℃以上低い温度であることがより好ましい。これは、ガラス平板の加熱温度が高すぎると、加熱によるガラスの構造緩和の方が支配的になり、圧縮応力値(CS)が小さくなるためである。
次に、得られた強化ガラス平板50に対して変形工程を行うことにより、ディスプレイ用カバーガラス1を完成させる。具体的には、強化ガラス平板50を加熱し、変形させることによりディスプレイ用カバーガラス1を完成させる。
より具体的には、第1の成形型26と第2の成形型27とで強化ガラス平板50を狭持した状態で雰囲気温度を上昇させ、強化ガラス平板50を加熱する。強化ガラス平板50の加熱は、強化ガラス平板50のうち、屈曲部12a、13aを構成するための部分の温度が、強化ガラス平板50の軟化点を越えないように行うことが好ましく、ガラス転移点〜軟化点より低い温度となるように変形工程を行うことがより好ましく、ガラス転移点〜軟化点より40℃以上低い温度となるように行うことがさらに好ましく、ガラス転移点〜軟化点より130℃以上低い温度となるように行うことが最も好ましい。
具体的には、強化ガラス平板50のうち、平板部11を構成するための部分が第1の成形型26の上に位置するように強化ガラス平板50が第1の成形型26の上に載置される。強化ガラス平板50のうち、平板部11を構成するための部分の実質的に全体が第1の成形型26と第2の成形型27とにより挟持されている。
ここで、第1の成形型26には、空気などの冷媒が供給される貫通孔26aが設けられている。この貫通孔26aに冷媒が供給されることにより第1の成形型26が冷却される。同様に、第2の成形型27にも、空気などの冷媒が供給される貫通孔27aが設けられている。この貫通孔27aに冷媒が供給されることにより第2の成形型27が冷却される。このため、変形工程において、強化ガラス平板50のうち、平板部11を構成するための部分の温度は、屈曲部12a、13aを含む側面部12,13を構成するための温度よりも低い。
第1の成形型26は、平板部11を形成するための平面状の第1の成形面26Aと、屈曲部12a、13aを形成するための曲面状の第2の成形面26Bと、平板部12b、13bを形成するための平面状の第3の成形面26Cとを有する。第2の成形面26Bは、屈曲部12a、13aの形状に即した曲面状である。
第1の成形型26は、セラミックスや金属などの硬質材により構成されている。第2の成形型27も同様に、セラミックスや金属などの硬質材により構成されている。第1及び第2の成形型26,27は、多孔質体などにより構成された断熱材により構成されていてもよい。
第1の成形型26の少なくとも第1の成形面26Aの上には、緩衝部材30が配されている。本実施形態では、緩衝部材30は、第1の成形面26Aの上のみならず、第2及び第3の成形面26B,26Cの上にも設けられている。緩衝部材30により、第1〜第3の成形面26A〜26Cが覆われている。同様に、第2の成形型27の強化ガラス平板50と接触する表面の上にも緩衝部材30が配されている。この緩衝部材30により、製造されるディスプレイ用カバーガラス1に擦傷等が生じることを抑制することができる。
緩衝部材30は、厚み方向に弾性変形可能な部材である。緩衝部材30は、例えば、アルミナ繊維、ガラス繊維、カーボンファイバーなどからなる織布及び不織布のうちの少なくとも一方により構成されていることが好ましい。緩衝部材30の厚みは、例えば、0.1mm〜2mm程度であることが好ましい。
強化ガラス平板50のうち、屈曲部12a、13aを構成するための部分(強化ガラス平板50の幅方向における端部)が、塑性変形と弾性変形との両方が生じるような粘度となるまで強化ガラス平板50の加熱が行われる。通常、強化ガラス平板50の粘度が108dPa・s以下のときには、強化ガラス平板50は、弾性変形せず、塑性変形する。一方、強化ガラス平板50の粘度が1011dPa・s以上のときには、強化ガラス平板50は、塑性変形せず、弾性変形する。強化ガラス平板50の粘度が、108dPa・s〜1011dPa・s程度であるときに、強化ガラス平板50が塑性変形すると共に、弾性変形する。従って、強化ガラス平板50の加熱は、強化ガラス平板50の粘度が、108.5dPa・s〜1010.5dPa・s程度となるように行うことが好ましく、109dPa・s〜1010dPa・s程度となるように行うことがより好ましい。なお、強化ガラス平板50の粘度が、108dPa・s〜1011dPa・s程度となる温度は、強化ガラス平板50の組成によって異なる。
次に、プレス具29a、29bを用いて、強化ガラス平板50の端部を第1の成形型26側に向けて押圧し、強化ガラス平板50の端部を変形させる。これにより、図3に示されるように、屈曲部12a、13aを形成し、図3及び図4に示すディスプレイ用カバーガラス1を完成させる。この変形工程は、プレス具29a、29bの貫通孔29a1,29b1に冷媒を供給し、プレス具29a、29bを冷却しながら行う。
プレス具29a、29bは、例えば、セラミックスやガラスにより構成されていてもよいが、本実施形態では、弾性体である金属により構成されている。プレス具29a、29bの強化ガラス平板50と接触する部分の上には、緩衝部材30が設けられている。具体的には、本実施形態では、プレス具29a、29bは、緩衝部材30により覆われている。
ところで、ガラス平板を強化した後には、ガラス平板の成形が困難である。また、強化ガラス平板を加熱すると、圧縮応力層に偏在していたカリウムイオンがガラス平板の中央側に向けて拡散する。このため、強化ガラス板の圧縮応力値(CS)が低くなる傾向にある。従って、一般的には、ガラス平板を所望の形状に成形した後に、化学強化を行う。
しかしながら、本発明者らが鋭意研究した結果、化学強化の前後において、ガラス板の形状が変化し、成形工程において高い形状精度でガラス板を成形したとしても、その後に強化工程を行うと、形状精度が低下することを見いだした。従って、成形工程の後に強化工程を行う場合は、高い形状精度を有するディスプレイ用カバーガラス1を得ることが困難である。
それに対して本実施形態では、まず、ステップS1において強化工程を行った後に、ステップS2において変形工程を行う。このため、変形工程の後に、形状が変化する強化工程を行う必要が必ずしもない。従って、高い形状精度を有するディスプレイ用カバーガラス1を製造することができる。
但し、本実施形態では、変形工程において、強化ガラス平板50の圧縮応力値(CS)が低下する傾向にある。特に、強化ガラス平板50の側面部12,13を構成するための部分は、平面部11を構成するための部分よりも高温になる。このため、屈曲部12a、13aの圧縮応力値(CS)が、平板部11の圧縮応力値(CS)よりも低くなる傾向にある。
変形工程において、カリウムイオンの拡散による圧縮応力値(CS)の低下を抑える観点からは、ガラス平板の強化工程及び変形工程を低温で行うことが重要である。具体的には、強化工程におけるガラス平板の加熱温度が、強化ガラス平板の歪点よりも50℃以上低い温度となるように強化工程を行うことが好ましく、強化ガラス平板の歪点よりも100℃以上低い温度となるように強化工程を行うことがより好ましい。
また、変形工程における強化ガラス平板50のうち、屈曲部12a、13aを構成するための部分の温度が、強化ガラス平板50の軟化点を越えないように変形工程を行うことが好ましく、ガラス転移点〜軟化点より低い温度となるように変形工程を行うことがより好ましく、ガラス転移点〜軟化点より40℃以上低い温度となるように変形工程を行うことがさらに好ましく、ガラス転移点〜軟化点より130℃以上低い温度となるように変形工程を行うことが最も好ましい。
より高い圧縮応力値(CS)が要求される平板部11の圧縮応力値(CS)の低下をさらに抑えるために、強化ガラス平板50の平板部11を構成するための部分の温度が屈曲部12a、13aを構成するための部分の温度よりも低くなるように変形工程を行うことが好ましく、具体的には、強化ガラス平板のガラス転移点以下の温度となるように変形工程を行うことが好ましく、ガラス転移点よりも10℃以上低いことがより好ましく、ガラスの歪点〜ガラス転移点よりも30℃以上低くなるように変形工程を行うことがより好ましい。
また、平板部12b、13bの圧縮応力値(CS)をさらに強くする観点からは、プレス具29a、29bを冷却しながら変形工程を行うことにより、強化ガラス平板50の平板部12b、13bを構成するための部分の変形工程における温度上昇を抑制することが好ましい。
但し、変形工程において、圧縮応力値(CS)の低下を完全に規制することは困難である。従って、強化ガラス平板50の圧縮応力層深さ(DOL)をディスプレイ用カバーガラス1の圧縮応力層深さ(DOL)設計値よりも浅く、強化ガラス平板50の圧縮応力値(CS)をディスプレイ用カバーガラス1の圧縮応力値(CS)設計値よりも高くしておき、変形工程において強化ガラス平板50の圧縮応力層深さ(DOL)及び圧縮応力値(CS)が、それぞれ圧縮応力層深さ(DOL)設計値及び圧縮応力値(CS)設計値となるようにすることが好ましい。具体的には、本実施形態では、以下のようにする。
図5に示される領域Aは、予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲、圧縮応力値(CS)範囲(ディスプレイ用カバーガラス1の許容圧縮応力層深さ(DOL)範囲、許容圧縮応力値(CS)範囲)を示している。点Xは、強化ガラス平板50の圧縮応力層深さ(DOL),圧縮応力値(CS)を示している。点Y1は、製造されたディスプレイ用カバーガラス1の平板部11の圧縮応力層深さ(DOL),圧縮応力値(CS)を示している。点Y2は、製造されたディスプレイ用カバーガラス1の屈曲部12a、13aの圧縮応力層深さ(DOL),圧縮応力値(CS)を示している。
まず、点Xが範囲Aよりも圧縮応力層深さ(DOL)が浅く、圧縮応力値(CS)が高い領域に位置するように強化工程を行う。その後の変形工程において、カリウムイオンの拡散が生じるため、点Y1,Y2の圧縮応力層深さ(DOL)は、点Xの圧縮応力層深さ(DOL)よりも深くなる。一方、点Y1,Y2の圧縮応力値(CS)は、点Xの圧縮応力値(CS)よりも低くなる。強化ガラス平板50のうちの屈曲部12a、13aを構成するための部分は、通常、平板部11を構成するための部分よりも高温になるため、点Y1の圧縮応力層深さ(DOL)よりも点Y2の圧縮応力層深さ(DOL)が深くなり、点Y1の圧縮応力値(CS)よりも点Y2の圧縮応力値(CS)が低くなる。この変形工程における圧縮応力層深さ(DOL)及び圧縮応力値(CS)の変化量を考慮し、点Y1,Y2が領域Aに属するように、強化工程を行うことが好ましい。そうすることにより、所望する圧縮応力層深さ(DOL)及び圧縮応力値(CS)を有するディスプレイ用カバーガラス1を得ることができる。
なお、ここでは、平板部11に対して予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲、圧縮応力値(CS)範囲と、屈曲部12a、13aに対して予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲、圧縮応力値(CS)範囲とが同じ例について説明した。但し、平板部11に対して予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲、圧縮応力値(CS)範囲と、屈曲部12a、13aに対して予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲、圧縮応力値(CS)範囲とは異なっていてもよい。
また、強化ガラス平板50の圧縮応力値(CS)の低下を抑制する観点からは、例えば、カリウムの硝酸塩等の、強化ガラス平板50の表層よりもさらにカリウムイオンの濃度が高い部材を強化ガラス平板50に接触させた状態で変形工程を行ってもよい。
1…ディスプレイ用カバーガラス
11…平板部
12…第1の側面部
12a…第1の屈曲部
12b…第1の平板部
13…第2の側面部
13a…第2の屈曲部
13b…第2の平板部
26…第1の成形型
26A…第1の成形面
26B…第2の成形面
26C…第3の成形面
26a…貫通孔
27…第2の成形型
27a…貫通孔
29a、29b…プレス具
29a1,29b1…貫通孔
30…緩衝部材
50…強化ガラス平板
11…平板部
12…第1の側面部
12a…第1の屈曲部
12b…第1の平板部
13…第2の側面部
13a…第2の屈曲部
13b…第2の平板部
26…第1の成形型
26A…第1の成形面
26B…第2の成形面
26C…第3の成形面
26a…貫通孔
27…第2の成形型
27a…貫通孔
29a、29b…プレス具
29a1,29b1…貫通孔
30…緩衝部材
50…強化ガラス平板
Claims (9)
- 平板部と、前記平板部に接続された屈曲部とを備える強化ガラス板の製造方法であって、
ガラス平板の表層からナトリウムイオンを放出させ、カリウムイオンをガラス平板の表層に取り込ませることにより、前記ガラス平板を化学強化し、強化ガラス平板を得る強化工程と、
前記強化ガラス平板の前記屈曲部を構成するための部分の粘度が10 8 dPa・s〜10 11 dPa・sとなるように前記強化ガラス平板を加熱し、変形させることにより、前記平板部及び前記屈曲部を有する強化ガラス板を得る変形工程と、
を備える、屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。 - 前記強化工程における前記ガラス平板の加熱温度を、前記強化ガラス平板の歪点よりも50℃以上低い温度とする、請求項1に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
- 前記強化ガラス平板の前記屈曲部を構成するための部分の圧縮応力層深さ(DOL)が、予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲よりも浅く、前記強化ガラス平板の前記屈曲部を構成するための部分の圧縮応力値(CS)が、予め定められた圧縮応力値(CS)範囲よりも高くなるように前記強化工程を行う、請求項1または2に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
- 前記強化ガラス平板の前記平板部を構成するための部分の圧縮応力層深さ(DOL)が、予め定められた圧縮応力層深さ(DOL)範囲よりも浅く、前記強化ガラス平板の前記平板部を構成するための部分の圧縮応力値(CS)が、予め定められた圧縮応力値(CS)範囲よりも高くなるように前記強化工程を行う、請求項1〜3のいずれか一項に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
- 前記強化ガラス平板の前記平板部を構成するための部分の温度が前記屈曲部を構成するための部分の温度よりも低くなるように前記変形工程を行う、請求項1〜4のいずれか一項に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
- 前記強化ガラス平板を第1の成形型と第2の成形型で挟持した状態で、前記強化ガラス平板を加熱し、変形させて前記変形工程を行う、請求項1〜5のいずれか一項に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
- 前記第1の成形型が、前記平板部を形成するための平面状の第1の成形面と、前記屈曲部を形成するための第2の成形面とを有する、請求項6に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
- プレス具を用いて、前記強化ガラス平板の端部を前記第1の成形型側に押圧し、前記強化ガラス平板を変形させる、請求項7に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
- 前記強化ガラス板は、ディスプレイ用カバーガラスである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の屈曲部を有する強化ガラス板の製造方法。
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