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JP5506092B2 - 詰替えパックホルダ用アダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、アダプタ本体と、パッキンとから構成されるアダプタに関する。より詳しく言えば、シャンプー、リンス及び洗剤等の液体が充填された詰替えパックを内側に収容する詰替えパックホルダと、その詰替えパックの内溶液を噴射するための液体噴射ポンプとを連結するためのアダプタ本体、並びにパッキンから構成されるアダプタに関する。
シャンプー、リンス及び洗剤等の商品としては、液体噴射ポンプの付いた硬質のボトル状容器に充填されて、販売されているものがある。これは、液体噴射ポンプを握ったり、押したりして、内溶液を噴射することのできる使い勝手の良いものである。しかし、洗剤等の内容液を使い切るごとに液体噴射ポンプの付いたボトル状容器を廃棄するのが問題となった。より具体的に言えば省エネルギーや環境破壊の観点から問題となった。
そこで、廃棄物ができるだけ少なくなるように、洗剤等の内容液を軟質袋状の詰替えパックに充填して販売することも、行われている。これであれば、詰替えパックに入った洗剤等を購入した後に、内容液を詰替えパックから空のボトル状容器に移し替え、ボトル状容器に液体噴射ポンプを取り付けることによって、使い勝手の良い状態になる。他方、ボトル状容器が再度使用可能となり、廃棄物の少量化に貢献する。
ところで、軟質袋状の詰替えパックの内溶液を硬質のボトル状容器に移し替えることなく、詰替えパックをそのまま収容することのできる詰替えパックホルダが存在する(特許文献1)。この詰替えパックホルダは、開閉可能なもので、洗剤等の内溶液が充填された詰替えパックを収容するものである。また、詰替えパックの前側と後側をそれぞれ覆う略同一形状の前体と後体とを備え、前体と後体とがこれらの底部で連続する一体成形品である。そして、ホルダ胴部に詰替えパックを収容し、ホルダ口部に液体噴射ポンプを取り付けると、液体噴射ポンプから詰替えパックの内容液を注出できるようになり、使い勝手の良い状態になる。
特開2007−15767号公報
ところで、詰替えパックホルダのホルダ口部に液体噴射ポンプの固定キャップを螺合できるのは、ホルダ口部の外径と固定キャップの内径との関係や、ホルダ口部の雄ネジと固定キャップの雌ネジとの関係が適合している場合だけである。従って、一つの詰替えパックホルダに適合する液体噴射ポンプの固定キャップは限られている。しかしながら、液体噴射ポンプの固定キャップの内径等は、市場では何種類もある。より具体的に言えば、液体噴射ポンプには内溶液を液状、霧状又は泡状に噴射するタイプがあり、これらの内径等は通常異なっている。
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その解決課題は、詰替えパックホルダのホルダ口部と液体噴射ポンプの固定キャップとが不適合な関係(螺合不能な関係)であっても、両者の取り付けを可能にすることである。
請求項1の発明は、内容液が充填された詰替えパックを挟んで収容する開閉可能な詰替えパックホルダと液体噴射ポンプとをシール状態に連結する詰替えパックホルダ用アダプタであって、詰替えパックホルダのホルダ口部と液体噴射ポンプに設けられた固定キャップとの間に介在して両者を連結するものであり、円筒状のアダプタ本体内にホルダ口部に密接するパッキンを備え、アダプタ本体は、上部に上連結部を、下部に下連結部を備え、上連結部は、固定キャップに螺合する雄ネジ部を有し、下連結部は、その内部にパッキンを備えると共に、ホルダ口部の上面に押し付けられる環状の天壁と、天壁の外周側から垂下する外周壁と、天壁の内周側から垂下する口広げ壁とを備え、外周壁はホルダ口部に螺合する雌ネジ部を有し、口広げ壁はホルダ口部の内側に収容された詰替えパックの袋口部の中に挿入されるものであることを特徴とする。
アダプタ本体と詰替えパックホルダとの関係によって、詰替えパックの袋口部のシール性を向上させるには、詰替えパックホルダの形状を利用して次のようにすることが望ましい。即ち、請求項2の発明のように、ホルダ口部の下側には階段状に(段差状)に大径となるホルダ首部を備える詰替えパックホルダに用いるアダプタであって、外周壁は下端部にホルダ首部の上端外周部に密接させる裾壁を備え、裾壁が末広がりのテーパ形状であることである。
液体噴射ポンプには、液体を液状、霧状、泡状に吐出するタイプがある。そのうち、霧状に吐出するタイプに用いながら、アダプタ本体と詰替えパックホルダ、並びにアダプタ本体と液体噴射ポンプの各々の関係によって、詰替えパックの袋口部のシール性を向上させるには、次のようにすることが望ましい。即ち、請求項3の発明のように、アダプタ本体は、液体噴射式ポンプの固定キャップと詰替えパックホルダのホルダ口部とに連結するジョイント部と、パッキンを保持するパッキン保持部とに分けて形成され、ジョイント部は、上連結部と、下連結部のうちの天壁及び外周壁を備え、パッキン保持部は、下連結部のうち口広げ壁と、ホルダ口部の上端面と天壁との間に挟まれる環状の下天壁とを備え、下天壁の内周側の内周側から口広げ壁を円筒形状に垂下してあり、パッキンは、口広げ壁の外側に嵌め込まれる壷状部を有し、壷状部の外周面をホルダ口部の内周面に詰替えパックの袋口部を介して密接させると共に、壷状部の底中心部にホース貫通孔を備え、ホース貫通孔には液体噴射ポンプのホースが密接状態で通されることである。
アダプタ本体と詰替えパックホルダとの関係によって、詰替えパックの袋口部のシール性を向上させつつ、アダプタを組み付け易くするには、次のようにすることが望ましい。即ち、請求項4の発明のように、パッキンは、壷状部の外周側に垂下する密接片を、その内周側に密接片の変形空間となる下向溝をそれぞれ備え、密接片をホルダ口部の内周面であって下側に設けられた環状の張出部に詰替えパックの袋口部を介して密接させることである。
また、液体噴射ポンプのうちの泡状に吐出するタイプに用いながら、アダプタ本体と詰替えパックホルダの関係によって詰替えパックの袋口部のシール性を向上させ、しかも、アダプタ本体の口広げ壁に液体噴射ポンプのホースを挿入し易くするには次のようにすることが望ましい。即ち、請求項5の発明のように、液体を泡状に放出する泡放出式の液体噴射ポンプの連結に用いるアダプタであって、アダプタ本体の口広げ壁は下に向かって尻窄みのテーパ形状を成し、パッキンは、ホルダ口部の上端面と下連結部の天壁との間に挟まれるリング形状であることである。
請求項1の発明は、アダプタ本体の上部である雄ネジ部付きの上連結部に固定キャップを取り付けることによって液体噴射ポンプを連結することができる。また、アダプタ本体の下部である雌ネジ部付きの下連結部をホルダ口部に取り付けることによって、詰め替えパックホルダに取り付けることができる。また、下連結部には、ホルダ口部の上端面に押し付けられる天壁を有すると共にパッキンを備えるので、シール性に優れている。しかも、詰替えパックホルダに収容された詰替えパックの袋口部には、下連結部の天壁の内周側から垂下する口広げ壁が挿入されるので、確実に袋口部を広げることができ、使いやすいものである。
請求項2の発明は、末広がりのテーパ形状の裾壁を外周壁の下端部に備え、裾壁をホルダ口部よりも階段状(段差状)に大径のホルダ首部の上端外周部に密接させるものなので、開閉可能な詰替えパックホルダがホルダ首部においても強固に閉じられ、詰替えパックの袋口部のシール性を向上させることができる。
請求項3の発明は、スプレー式の液体噴射ポンプの連結に用いるアダプタであって、パッキンの壷状部によって円筒形状の口広げ壁に内溶液が付着し難くなる。しかも、アダプタ本体がジョイント部とパッキン保持部とを別体として備えるので、これらを別々に詰め替えパックホルダに取り付けることができる。つまり、パッキン保持部については、口広げ壁の外側にパッキンを嵌め込んでから、パッキンの壷状部を詰替えパックの袋口部に挿入し、下天壁をホルダ口部の上端面に係止させる。その後に、ジョイント部の下連結部をホルダ口部に取り付けられる。また、壷状部の外周面をホルダ口部の内周面に詰替えパックの袋口部を介して密接させるので、シール性が確保される。しかも、壷状部の底中心部に設けたホース貫通孔には、液体噴射ポンプのホースが密接する状態で通してあるので、ホースとアダプタとの間のシール性が向上する。
請求項4の発明は、パッキンは、壷状部の外周側に垂下する密接片を、その内周側に密接片の変形空間となる下向溝をそれぞれ備え、密接片をホルダ口部の内周面であって下側に設けられた環状の張出部に詰替えパックの袋口部を介して密接させるので、密接片が下向溝を利用して変形し易くなる。従って、詰替えパックホルダの口部の中であって詰替えパックの袋口部の中にパッキンを差し込み易い。よって、シール性と組み付け易さに優れたものである。
請求項5の発明は、泡放出式の液体噴射ポンプの連結に用いるアダプタであって、アダプタ本体の口広げ壁を下に向かって尻窄みのテーパ形状にしてあるので、テーパの内面に沿って液体噴射ポンプのホースが挿入し易くなる。また、パッキンをホルダ口部の上端面と下連結部の天壁との間に挟まれるリング形状にしてあるので、詰替えパックの袋口部のシール性が向上する。
本発明のアダプタの第一実施形態を示す一部切欠拡大正面図である。 (イ)〜(ニ)図は、順に、第一実施形態のアダプタ本体の正面図、縦断面図、平面図、底面図である。 (イ)〜(ニ)図は、順に、第一実施形態のパッキンの正面図、縦断面図、平面図、底面図である。 詰替えパックの切り込み箇所を示す説明図である。 (イ)(ロ)図は、ホルダ口部内で詰替えパックの袋口部が閉じた状態、開いた状態を示す平面図である。 (イ)(ロ)図は、詰替えパックホルダの開閉箇所におけるホルダ口部とアダプタとの関係を示す連結前、連結後の縦断面図である。 (イ)(ロ)図は、図6のA−A線断面図、B−B線断面図である。 本発明のアダプタの第二実施形態を示す一部切欠拡大正面図である。 (イ)〜(ハ)図は、順に、第二実施形態のアダプタ本体の縦断面図、正面図、平面図である。 (イ)(ロ)図は、詰替えパックホルダを示す展開図、展開図のA−B−C−D−E−F線断面図である。 本発明のアダプタの第三実施形態を示す一部切欠拡大正面図である。 (イ)〜(ニ)図は、順に、第三実施形態におけるアダプタ本体のジョイント部の正面図、縦断面図、平面図、底面図である。 (イ)〜(ニ)図は、順に、第三実施形態におけるアダプタ本体のパッキン保持部の正面図、縦断面図、平面図、底面図である。 (イ)〜(ニ)図は、順に、第三実施形態におけるパッキンの正面図、縦断面図、平面図、底面図である。 (イ)(ロ)図は、第三実施形態におけるホルダ口部とアダプタとの関係を示す連結前、連結後の縦断面図である。 (イ)(ロ)図は、図15のA−A線断面図、B−B線断面図である。 第四実施形態におけるパッキンの縦断面図である。 本発明のアダプタの第四実施形態を示す一部切欠拡大正面図である。
本発明は、図1に示すように、内容液が充填された詰替えパック9を前後から挟んで収容する開閉可能な詰替えパックホルダ5の円筒状のホルダ口部53と、液体噴射ポンプ8の上部に設けられた固定キャップ83と、を連結するためのアダプタ1である。以下、詰替えパックホルダ5、液体噴射ポンプ8及びアダプタ1の順に説明する。
まず、詰替えパックホルダ5について説明する。詰替えパックホルダ5は合成樹脂の一体成形品で、洗剤等の内溶液が充填された詰替えパック9の外側を覆う開閉可能なもので、図1又は図10に示すように、詰替えパック9の前側と後側をそれぞれ覆う略同一形状の前体6と後体7とを備え、前体6と後体7とをこれらの底部で開閉可能に連続している。そして、詰替えパックホルダ5の部位は、詰替えパック9の前後及び左右を囲むホルダ胴部51と、詰替えパック9の上部を前後から挟持するホルダ肩部52と、詰替えパック9の上部の横幅中央部において液体噴射ポンプ8の固定キャップ83を取り付けるホルダ口部53と、ホルダ口部53の下側に連続する一回り大径の(階段状に大径となる)ホルダ首部54と、詰替えパック9を載せるホルダ底部55と、を備えている。
ホルダ胴部51は、詰替えパック9を前後左右から包囲する筒状である。また、側面視すると、ホルダ胴部51の前後幅は、上部を狭く、下部を広く形成してある。これは、詰替えパック9に合わせたもので、詰替えパック9の形状は、側面視すると、底部から上部に向かって徐々に幅狭になる形状をしている。また、筒状のホルダ胴部51を前後に略半分に縦割りした形状の半筒状の半胴部51aが前体6と後体7にはそれぞれ形成されている。半胴部51aの上部には前後に貫通する窓孔51bが形成されており、窓孔51bから詰替えパック9に記載された文字等が視認可能となっている。
ホルダ底部55は、略長方形状の平板である。また、長方形状の平板を前後に略半分に縦割りした形状の半底部55aが前体6と後体7にはそれぞれ形成されており、前後一対の半底部55aには両者を一体に繋げるヒンジ片55bが架け渡されている。ヒンジ片55bは薄肉で柔軟性を備えるものであり、一対の半底部55aの底面に連続して設けられている。ヒンジ片55bは、前体6と後体7とが閉じた状態では下側に向かって円弧状に膨らむ形状となり、開いた状態では略一直線に延びる形状となる。このように、ヒンジ片55bが変形することによって前体6と後体7とが前後方向に開閉可能となる。
ホルダ口部53は、円筒の外周面に沿って雄ネジが螺旋状に形成されたものである。また、円筒を前後に略半分に縦割りした形状の半口部53aが前体6と後体7にはそれぞれ形成されている。半口部53aの内周面には周方向に沿って延長する平面視半円状の張出部53bが、上下に間隔をおいて設けられている。
ホルダ首部54は、ホルダ口部53とホルダ肩部52を繋げる部分である。ホルダ肩部52は、ホルダ首部54から左又は右に延長する部分である。ホルダ首部54及びホルダ肩部52は、前後に略半分に縦割りした形状の半首部54a及び半肩部52aが前体6と後体7にはそれぞれ形成されている。
ホルダ口部53、ホルダ首部54及びホルダ肩部52において、前体6と後体7とが突き合わさる面には、詰替えパック9を挟むための凹部61と凸部62とが設けられている。より詳しく言うと、前体6と後体7のうち一方における半肩部52aと半首部54aと半口部53aの内面には、凹部61となる平行なリブ61aが設けられ、他方におけるこれらの内面には凹部61に嵌る凸部62となる平行なリブ62aが設けられている。これらのリブ61a、62aは、ホルダ口部53の上端からホルダ肩部52の側端部までそれぞれ連続している。
また、ホルダ肩部52の左右方向外側には前体6と後体7を締結するための締結部71をそれぞれ設けてある。締結部71は、一対の凹凸がスナップ式に嵌り合うもので、前体6と後体7のうち一方に設けられる凸であるロック部72と、他方に設けられる凹である被ロック部73とから構成される。より詳しく言えば、ロック部72は、前体6と後体7のうち一方の半肩部52aの各側端部に設けられており、平面視L字状であって、一方の半肩部52aの側端部から側方外側に延長した後に、他方の半肩部52aに向かって突出する形状である。
被ロック部73は、前体6と後体7のうち他方の半肩部52aの左右の各側端部に設けられており、ロック部72の先部を外側から受け込む平面視コ字状である。被ロック部73に対してロック部72を押し込むと、被ロック部73は瞬間的に外側に広がってロック部72を受け入れて、その後、復元し、ロック部72を保持するものである。
次に液体噴射ポンプ8について説明する。液体噴射ポンプ8は、洗剤等が充填されたボトル状容器の口部に螺合可能なものであって、手動式のポンプである。液体を外部に吐出するための操作によって手動式のポンプを分類すると、少なくとも二つのタイプがある。一つは図1に示すように、レバータイプ、即ち、ポンプのヘッド82に設けられたレバー85を引くタイプである。もう一つは、図8に示すように、ポンプのヘッド82を下方に押し込むタイプである。また、手動式のポンプを、吐出する液体の状態によって分類すると、少なくとも三つのタイプがある。即ち、液状、霧状、又は泡状のタイプである。図1の液体噴射ポンプ8は、霧状に液体を吐出するスプレー式の液体噴射ポンプ8Aであって、詰替えパック9の底に向かって挿入するホース81と、ホース81の上部に連続して設けられるヘッド82と、ヘッド82を連結するための固定キャップ83と、ヘッド82の先部であって中から外部に液体を噴射するノズル84と、ヘッド82の先部下側に揺動可能に支持されるレバー85から構成されている。
最後に、アダプタ1について説明する。アダプタ1の第一実施形態は図1に示すように、アダプタ本体2と、パッキン3とから構成される。以下、アダプタ本体2、パッキン3の順に詳述する。
アダプタ本体2は、図1又は図2に示すように、詰替えパックホルダ5のホルダ口部53と、液体噴射ポンプ8の上部に設けられた固定キャップ83との間に介在して両者を連結するためのものであって、弾力性のある硬質の合成樹脂製品である。アダプタ本体2は、円筒状の本体中間部21と、本体中間部21の上部に設けられる上連結部22と、本体中間部21の下部に設けられる下連結部23とを備えている。図1では、ホルダ口部53の外径>固定キャップ83の内径の関係、つまりホルダ口部53の外径が固定キャップ83の内径よりも大きすぎるので、ホルダ口部53と固定キャップ83とは螺合不能な関係にあり、そのためにアダプタ本体2が設けられている。
上連結部22は、本体中間部21から上方に延長する延長壁22aと、延長壁22aの外周面に沿って螺旋状に形成される雄ネジ部22bとから構成される。雄ネジ部22bは、固定キャップ83に螺合するものである。また、雄ネジ部22bの下側には鍔状の突出片22cが延長壁22aの外周面の全周に沿って突出しており、突出片22cに固定キャップ83の下端面25bが接するようにしてある。
下連結部23は、本体中間部21の下端に連続している環状の天壁24と、天壁24の外周側から垂下する外周壁25と、外周壁25の下部から末広がりとなるテーパ形状に垂下する裾壁26と、天壁24の内周側から垂下する口広げ壁27とを備えている。
天壁24は、ホルダ口部53の上端面に後述のパッキン3の鍔部32を介して押し当てられるもので、本体中間部21の下端部から内周側及び外周側の全周に沿って張り出すことによって、環状となっている。
外周壁25は、ホルダ口部53の外周を取り囲むもので、内周面に沿ってホルダ口部53に螺合する雌ネジ部25aを有する。外周壁25に対する裾壁26の連続箇所は、詳しく言えば、外周壁25の下端部外周面である。従って、外周壁25の下端面25bは、ホルダ口部53の上端面に向かって押し付けられる略水平な平面(シール面)となっている。
裾壁26は、アダプタ本体2の保有する弾力性によって内径が広がる方向に変形させながらホルダ首部54の上端外周部に密接させるものである。前後に略半分に縦割りした形状からなる一対の半首部54aを末広がりのテーパ形状の裾壁26が前後から挟むことにより、一対の半首部54aの間に詰替えパック9の二枚重ねのシート91を強固に挟む。
口広げ壁27は、ホルダ口部53の内側に収容された詰替えパック9の袋口部92の中に挿入されるもので、天壁24の内周の全周から垂下する円筒状で、その下端部の外周面を下端に向かって外径が細くなる尻窄みのテーパ形状としてある。
パッキン3は、独立気泡の発泡体からなるゴム又は樹脂製であって、図1又は図3に示すように、口広げ壁27の外側を取り囲む壷状部31と、壷状部31の上部から外周方向に沿って突出する鍔部32とを備えている。
鍔部32は、リング形状であり、アダプタ本体2の天壁24とホルダ口部53の上端面との間に挟まれて薄く変形する。
壷状部31は、アダプタ本体2の口広げ壁27とホルダ口部53との間に介在し、ホルダ口部53の内周面に詰替えパック9の袋口部92を介して部分的に密接する。壷状部31は、上部を下部に比べて肉厚に且つ大径にしてある。大径といっても壷状部31の上部の外径は、ホルダ口部53の上端の張出部53bの内径よりも僅かに小さい。これにより、ホルダ口部53の中に壷状部31を挿入し易くしながらも、鍔部32が薄く変形した際には、壷状部31の上端部も変形して上端の張出部53bに密接させ易くしてある。また、壷状部31の下部は小径であって、ホルダ口部53の内周面から常時離れている。より詳しくは、壷状部31の下部は、下に向かって外径が尻窄みとなるテーパ形状(傾斜角度が段階的に小さくなるテーパ形状)にしてある。また、壷状部31は、底中心部には液体噴射ポンプ8のホース81を通すホース貫通孔33を上下方向に貫通して設けてある。ホース貫通孔33の内周面にはホース81の外周面が密接してシールするようになっている。
上述した第一実施形態のアダプタ1の使用方法は、次の通りである。
(1)詰替えパックホルダ5を開いて、その中に詰替えパック9を入れる。
(2)図4に示すように、詰替えパックホルダ5を閉じ、詰替えパック9の上部を挟む。このときに、詰替えパック9の上縁部(シール部分)がホルダ口部53よりも上側になるようにする。
(3)ホルダ口部53の周囲について図4の点線に沿って詰替えパック9をハサミで切り、アダプタ本体2が連結できるようにする。
(4)このとき図5(イ)に示すようにホルダ口部53の中で詰替えパック9は前後のシート91が二枚重なっている状態なので、重なっているシート91の間に指などを入れて図5(ロ)に示すように袋口部92を形成する。
(5)パッキン3をアダプタ本体2に嵌めこんでおき、そのままアダプタ本体2の下連結部23をホルダ口部53に捩じ込む。このときに、袋口部92の中にパッキン3の壷状部31が挿入されるように注意する。図6(イ)、図7(イ)に示すように、捩じ込み開始時には、ホルダ口部53の張出部53bと壷状部31との間には袋口部92のシート91が介在するだけでなく隙間もあり、軽い力で捩じ込めるようになっている。そして、捩じ込みが終了する直前には図7(ロ)に示すように、ホルダ口部53の上から二番目の張出部53bと、壷状部31の上部と下部との境目が接触して密接する。さらに、少しだけ捩じ込むと、アダプタ本体2の天壁24とホルダ口部53の上端面との間に袋口部92のシート91及びパッキン3の鍔部32が挟まって薄く変形し、これらが密接する。このとき、図6(ロ)に示すように、ホルダ口部53において前体6と後体7とが凹凸によって嵌り合う部分では、鍔部32の変形をうけて壷状部31の上端部が変形し、内側のリブ61aとアダプタ本体2の口広げ壁27との間に袋口部92のシート91及びパッキン3の壷状部31の上端部が挟まって密接する。一方、図7(ロ)に示すように、ホルダ口部53における別の部分でも、同様に、上端の張出部53bと口広げ壁27との間に袋口部92のシート91及びパッキン3の壷状部31の上端部が挟まって密接する。上端の張出部53bは肉厚を他のそれよりも厚くすることにより、内周面側への密着性を高めてある。
(6)アダプタ本体2の口広げ壁27の中にスプレー式の液体噴射ポンプ8Aのホース81を差し込んでから、アダプタ本体2の上連結部22に液体噴射ポンプ8Aの固定キャップ83を捩じ込むと、図1に示すように連結作業が完了する。このアダプタ1は、裾壁26がホルダ首部54の上端外周部に押し当てられており、それによりホルダ口部53の一対の半口部53aの間に詰替えパック9の袋口部92の両端部を強固に挟むこと、捩じ込みを完全にすると外周壁25の下端面25bがホルダ首部54の上端面に密接することから、シール性に非常に優れている。従って、仮に、詰替えパックホルダ5が倒れても、アダプタ本体2の下連結部23とホルダ口部53との連結箇所から詰替えパック9の内溶液が漏れ出し難い。また、同様に、詰替えパックホルダ5が倒れても、パッキン3のホース貫通孔33にホース81が密接しているので、内溶液が漏れ出し難い。
次に図8又は図9に示すアダプタ1の第二実施形態を、第一実施形態との相違点について説明する。第二実施形態では、アダプタ本体2については裾壁26が無く、パッキン3については一般的なリング形状とし、天壁24とホルダ口部53の上端面との間に挟まれるようにしてあることが、相違点の一つである。この相違点の分だけ第二実施形態はシール性について第一実施形態よりも劣るが、実用性については充分確保されている。
また、別の相違点は、液体噴射ポンプ8がヘッド82を押し下げることにより、液体を泡状に吐出する泡放出式の液体噴射ポンプ8B(レバー85の無いタイプ)であることである。この場合、ホルダ口部53の外径<固定キャップ83の内径の関係、つまりホルダ口部53の外径が固定キャップ83の内径よりも小さすぎるので、ホルダ口部53に固定キャップ83を螺合することはできず、そのためにアダプタ本体2が設けられている。そして、アダプタ本体2は、下連結部23の外周壁25を円筒状の本体中間部21から同一の外径のまま垂下し、口広げ壁27を下窄まりのテーパ形状にしてある。口広げ壁27の内周面の下端部には液体噴射ポンプ8のホース81の上部が略隙間無く接するようにしてある。なお、第二実施形態のアダプタ1の使用方法は、第一実施形態のそれと同じなので省略する。
次に、図11〜図16に示すアダプタ1の第三実施形態を、第一実施形態との相違点を中心に説明する。これは、第一実施形態と同様に、スプレー式の液体噴射ポンプ8Aに用いられるものである。そして、アダプタ1の第三実施形態では、全体として三体(三部品)、つまり、二体(二部品)から成るアダプタ本体2と、一体(一部品)から成るパッキン3に分けて構成されていることが、最大の相違点である。以下、順に説明する。
アダプタ本体2は、スプレー式の液体噴射ポンプ8Aの固定キャップ83とホルダ口部53に連結するジョイント部2a、及びパッキン3を取り付けるパッキン保持部2bの二体に分かれている。
ジョイント部2aは、第一実施形態のアダプタ本体2のような口広げ壁27を有さないが、それ以外の構成、つまり本体中間部21と、上連結部22と、下連結部23のうちの天壁24と、外周壁25と、裾壁26とを備えている。
パッキン保持部2bは、ホルダ口部53の上端面と天壁24との間に挟まれる下天壁24aと、下天壁24aの内周側から垂下する口広げ壁27と、下天壁24aの半径方向中間部から垂下するガイドスリーブ28とを備えている。パッキン保持部2bは、ジョイント部2aよりも滑り易い(摩擦抵抗の小さな材料の)合成樹脂製品である。
下天壁24aは、天壁24よりも外径の小さな環状である。そして、下天壁24aに対して口広げ壁27とガイドスリーブ28とは同心円状に形成されている。
ガイドスリーブ28はその外周面を下に向かって尻窄みのテーパ形状にし、ホルダ口部53に挿入しやすくしてある。また、ガイドスリーブ28は、口広げ壁27よりも垂下する全長が短く、より詳しく言えば、ホルダ口部53との関係ではその下側(より詳しく言えば高さ中間部)から内向きに突出する密接用の張出部53bよりも上側まで垂下している。そして、ガイドスリーブ28の外径は、ホルダ口部53の内径よりも小さく形成されており、それによってガイドスリーブ28をホルダ口部53に収容した際には両者の間に隙間が形成される。また、ガイドスリーブ28と口広げ壁27との間にはパッキン3の上端部を挿入する収容部28aが形成される。ガイドスリーブ28の内周面は上に向かって階段状(段差状)に小径となっており、それによって収容部28aの外径は下に向かって階段状に広がっている。
パッキン3は、第一実施形態のような鍔部32の無い形状で、壷状部31により構成されている。壷状部31の外周面はホルダ口部53の内周面の高さ中間部(より詳しく言えば高さ中間部の密接用の張出部53b)に対して詰替えパック9の袋口部92を介して密接する。壷状部31は、上部を下部に比べて肉厚にかつ外径を大きく形成してある。上部は、収容部28aの形状に対応して、上に向かって階段状に小径となっている。一方、下部は、下に向かって外径が尻窄みとなるテーパ部34であって、より詳しく言えば、鉛直を基準とする傾斜角度が段階的(二段階)に小さくなるテーパ部34である。上側のテーパ部34の外径は、その下端については、ホルダ口部53の密接用の張出部53bの内径と比べて、大きく、その上部については小さく形成してある。なお、上側のテーパ部と下側のテーパ部との間には同一径部分が設けてある。
なお、第三実施形態に使用する詰替えパックホルダ5は、第一実施形態に使用するものと比べて、張出部53bがホルダ口部53の上部には無い点、凹部61となるリブ61a及び凸部62となるリブ62aがホルダ口部53の上部には無い点において相違する。
上述した第三実施形態のアダプタ1の使用方法は、次の通りである。先に説明した第一実施形態の使用方法と同じように(1)〜(4)までを行う。
(5)パッキン3をパッキン保持部2bの口広げ壁27に嵌め込んでおき、そのままパッキン保持部2bをホルダ口部53の中に挿入する。このときに、ホルダ口部53の中で開いている袋口部92の内側にパッキン3の壷状部31を挿入する。そうすると、図15(イ)、図16(イ)に示すように、壷状部31のテーパ部34の上部が袋口部92を介してホルダ口部53の張出部53bに軽く接し、ホルダ口部53の上端面の上側に隙間を介してパッキン保持部2bの下天壁24aが配置された状態(浮いた状態)となる。つまり、シールが未完成の状態である。
(6)ジョイント部2a(下連結部23の外周壁25)をホルダ口部53に捩じ込む。そうすると、ジョイント部2aの天壁24が回りながら下天壁24aを下方に押し込んでいく。このときに、摩擦抵抗の関係(天壁24>下天壁24a)によって、ジョイント部2aが回ってもパッキン保持部2bは回らない。従って、詰替えパックホルダ5内の詰替えパック9の袋口部92が捩れることなく、そのままパッキン保持部2bが下方に向かい、それに伴ってパッキン3のテーパ部34の上部が袋口部92を介してホルダ口部53の密接用張出部53bに強く押し付けられ、パッキン3が変形する。最終的には図15(ロ)、図16(ロ)に示すように、下天壁24aとホルダ口部53の上端面との間の隙間がなくなり、天壁24が下天壁24aを介してホルダ口部53の上端面に押し付けられる。この状態では、テーパ部34が変形したまま袋口部92を介してホルダ口部の密接用張出部に密接している。
(7)最後に、アダプタ本体2の口広げ壁27の中にスプレー式の液体噴射ポンプ8Aのホース81を差し込んでから、アダプタ本体2の上連結部22に液体噴射ポンプ8Aの固定キャップ83を捩じ込む。以上である。
次に、図17、図18に示すアダプタ1の第四実施形態を、第三実施形態との相違点を中心に説明する。これもスプレー式の液体噴射ポンプ8Aに用いられるものである。そして、アダプタ1の第四実施形態では、パッキン3をより変形し易い形状としてあることが、最大の相違点である。
このパッキン3は、第三実施形態と同様に鍔部32の無い形状で、壷状部31により構成されている。そして、壷状部31の外周部において、その外周側の全周から密接片35が垂下している。密接片35の外周面は、その下部が下に向かって尻すぼみのテーパ部34である。一方、密接片35の内周側の全周に亘って下向溝36が下方に向かって開口する状態で設けられている。下向溝36の奥底(上端)は、テーパ部34の上端と同じか、それよりも少し上側となっている。密接片35と下向溝36は、同心円状に配置されていることから、密接片35がその内周側の下向溝36に向かって変形(移動)可能となる。また、下向溝36の内周側には、壷状部31の下部である円柱状の導入部37が下向溝36よりも下方まで垂下している。導入部37の外周面は挿入のし易さを考慮して、下に向かって僅かに尻窄みのテーパ形状となっている。
上述した第四実施形態のアダプタ1の使用方法は、前述した第三実施形態の使用方法における(1)〜(7)と同じである。但し、(6)について補足する。ジョイント部2aをホルダ口部53に捩じ込むと、パッキン3のテーパ部34が袋口部92を介してホルダ口部53の密接用張出部53bに強く押し付けられ、その結果、パッキン3の密接片35が下向溝36に向かって変形する。このように下向溝36が密接片35の変形空間として巧みに利用されることによって、壷状部31の外周面とホルダ口部53の内周面とが密接する。以上である。
1アダプタ 2アダプタ本体
2aジョイント部 2bパッキン保持部
3パッキン 5詰替えパックホルダ
6前体 7後体
8液体噴射ポンプ
8Aスプレー式の液体噴射ポンプ 8B泡放出式の液体噴射ポンプ
9詰替えパック
21本体中間部 22上連結部
22a延長壁 22b雄ネジ部
22c突出片
23下連結部 24天壁
24a下天壁
25外周壁
25a雌ネジ部 25b下端面
26裾壁 27口広げ壁
28ガイドスリーブ 28a収容部
31壷状部 32鍔部
33ホース貫通孔 34テーパ部
35密接片 36下向溝
37導入部
51ホルダ胴部
51a半胴部 51b窓孔
52ホルダ肩部 52a半肩部
53ホルダ口部
53a半口部 53b張出部
54ホルダ首部 54a半首部
55ホルダ底部
55a半底部 55bヒンジ片
61凹部 61aリブ
62凸部 62aリブ
71締結部 72ロック部
73被ロック部
81ホース 82ヘッド
83固定キャップ 84ノズル
85レバー
91シート 92袋口部

Claims (5)

  1. 内容液が充填された詰替えパック(9)を挟んで収容する開閉可能な詰替えパックホルダ(5)と液体噴射ポンプ(8)とをシール状態に連結する詰替えパックホルダ用アダプタであって、
    詰替えパックホルダ(5)のホルダ口部(53)と液体噴射ポンプ(8)に設けられた固定キャップ(83)との間に介在して両者を連結するものであり、
    円筒状のアダプタ本体(2)内にホルダ口部(53)に密接するパッキン(3)を備え、
    アダプタ本体(2)は、上部に上連結部(22)を、下部に下連結部(23)を備え、
    上連結部(22)は、固定キャップ(83)に螺合する雄ネジ部(22b)を有し、
    下連結部(23)は、その内部にパッキン(3)を備えると共に、ホルダ口部(53)の上面に押し付けられる環状の天壁(24)と、天壁(24)の外周側から垂下する外周壁(25)と、天壁(24)の内周側から垂下する口広げ壁(27)とを備え、
    外周壁(25)はホルダ口部(53)に螺合する雌ネジ部(25a)を有し、
    口広げ壁(27)はホルダ口部(53)の内側に収容された詰替えパック(9)の袋口部(92)の中に挿入されるものであることを特徴とする詰替えパックホルダ用アダプタ。
  2. ホルダ口部(53)の下側には階段状に大径となるホルダ首部(54)を備える詰替えパックホルダ(5)に用いるアダプタであって、
    外周壁(25)は下端部にホルダ首部(54)の上端外周部に密接させる裾壁(26)を備え、裾壁(26)が末広がりのテーパ形状であることを特徴とする請求項1記載の詰替えパックホルダ用アダプタ。
  3. 液体を霧状に吐出するスプレー式の液体噴射ポンプ(8A)の連結に用いるアダプタであって、
    アダプタ本体(2)は、液体噴射式ポンプ(8A)の固定キャップ(83)と詰替えパックホルダ(5)のホルダ口部(53)とに連結するジョイント部(2a)と、パッキン(3)を保持するパッキン保持部(2b)とに分けて形成され、
    ジョイント部(2a)は、上連結部(22)と、下連結部(23)のうちの天壁(24)及び外周壁(25)を備え、
    パッキン保持部(2b)は、下連結部(23)のうち口広げ壁(27)と、ホルダ口部(53)の上端面と天壁(24)との間に挟まれる環状の下天壁(24a)とを備え、下天壁(24a)の内周側から口広げ壁(27)を円筒形状に垂下してあり、
    パッキン(3)は、口広げ壁(27)の外側に嵌め込まれる壷状部(31)を有し、壷状部(31)の外周面をホルダ口部(53)の内周面に詰替えパック(9)の袋口部(92)を介して密接させると共に、壷状部(31)の底中心部にホース貫通孔(33)を備え、ホース貫通孔(33)には液体噴射ポンプ(8A)のホース(81)が密接状態で通されることを特徴とする請求項1又は2記載の詰替えパックホルダ用アダプタ。
  4. パッキン(3)は、壷状部(31)の外周側に垂下する密接片(35)を、その内周側に密接片(35)の変形空間となる下向溝(36)をそれぞれ備え、
    密接片(35)をホルダ口部(53)の内周面であって下側に設けられた環状の張出部(53b)に詰替えパック(9)の袋口部(92)を介して密接させることを特徴とする請求項3記載の詰替えパックホルダ用アダプタ。
  5. 液体を泡状に放出する泡放出式の液体噴射ポンプ(8B)の連結に用いるアダプタであって、
    アダプタ本体(2)の口広げ壁(27)は下に向かって尻窄みのテーパ形状を成し、
    パッキン(3)は、ホルダ口部(53)の上端面と下連結部(23)の天壁(24)との間に挟まれるリング形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の詰替えパックホルダ用アダプタ。
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