JP5504701B2 - Foam discharge container - Google Patents
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Description
本発明は、可撓性を有する容器本体を押圧することにより、容器本体内の液体を泡状に吐出させる泡吐出容器に関する。 The present invention relates to a foam discharge container that discharges a liquid in a container body in a foam shape by pressing a flexible container body.
可撓性を有する容器本体を押圧し、変形させることにより、容器本体内の液体を泡状に吐出させる泡吐出容器はスクイズフォーマー容器とも称され、各種洗浄剤や化粧料などを泡状に吐出させる場合に使用されている。 The foam discharge container that discharges the liquid in the container body in a foam form by pressing and deforming the flexible container body is also called a squeeze foamer container. Used when discharging.
泡吐出容器の一つの形態として、容器本体と容器本体内に設けた袋部材とそれらの口部に取り付けられたキャップとからなり、キャップ内に多孔質部材を備え、容器本体と袋部材との間を液室とし、袋部材内を空気室とした泡吐出容器がある。この泡吐容器では、容器本体を押圧して潰すことにより袋部材も潰し、袋部材内の空気によって液室内の液体を泡状に吐出させる(特許文献1)。 As one form of the foam discharge container, it comprises a container main body, a bag member provided in the container main body and a cap attached to the mouth portion thereof, and includes a porous member in the cap, and the container main body and the bag member There is a foam discharge container in which the space is a liquid chamber and the bag member is an air chamber. In this foaming container, the bag member is also crushed by pressing and crushing the container body, and the liquid in the liquid chamber is discharged in the form of bubbles by the air in the bag member (Patent Document 1).
しかしながら、上述の泡吐出容器によれば、容器本体をゆっくり押し潰すと袋部材が潰れないために、液体を泡状に吐出させることができないという問題がある。 However, according to the above-mentioned foam discharge container, there is a problem that the liquid cannot be discharged in the form of foam because the bag member is not crushed when the container body is crushed slowly.
そこで、本発明は、可撓性の外容器と可撓性の内容器からなる二重容器と、フォーマーキャップを備えた泡吐出容器において、外容器をゆっくりと押圧した場合でも、確実に内容器が変形し、泡が形成されるようにすることを目的とする。 Therefore, the present invention provides a double container composed of a flexible outer container and a flexible inner container, and a foam discharge container equipped with a former cap. The purpose is to allow the vessel to deform and form bubbles.
本発明は、上述の目的を達成するため、可撓性を有する外容器、外容器の内側に設けられた可撓性を有する内容器、及び外容器の口部と内容器の口部に取り付けられたフォーマーキャップを備え、外容器と内容器との間を液室とし、フォーマーキャップ内に気液混合室を有し、倒立状態で外容器を押圧することにより、液室から吐出した液体と内容器から吐出した空気とを気液混合室で混合して泡を形成する泡吐出容器であって、外容器の非押圧状態において外容器と内容器が実質的に接触している泡吐出容器を提供する。 In order to achieve the above-mentioned object, the present invention attaches to a flexible outer container, a flexible inner container provided inside the outer container, and a mouth part of the outer container and a mouth part of the inner container. The former cap has a liquid chamber between the outer container and the inner container, and there is a gas-liquid mixing chamber in the former cap. By pressing the outer container in an inverted state, the liquid is discharged from the liquid chamber. A foam discharge container that forms bubbles by mixing liquid and air discharged from an inner container in a gas-liquid mixing chamber, wherein the outer container and the inner container are substantially in contact with each other in a non-pressed state of the outer container A discharge container is provided.
本発明の泡吐出容器によれば、外容器の非押圧状態において、外容器と内容器が実質的に接触しているので、外容器を押圧し、変形させた場合には、その押圧がゆっくりしたものであっても、内容器も変形する。したがって、確実に泡を吐出させることが可能となる。 According to the foam discharge container of the present invention, since the outer container and the inner container are substantially in contact with each other in the non-pressed state of the outer container, when the outer container is pressed and deformed, the pressing is slow. Even if it is made, the inner container is also deformed. Therefore, it is possible to reliably discharge bubbles.
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。 Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In each figure, the same numerals indicate the same or equivalent components.
図1は、本発明の一実施例の泡吐出容器1Aの正立状態の(a)正面視断面図、(b)側面視断面図、(c)横断面図であり、図2Aは、泡吐出容器1Aを傾けて外容器を押圧し、泡を吐出させているときの断面図、図2Bは、泡吐出容器1Aを傾けたままの状態でスクイズバックしているときの断面図、図2Cは、泡吐出容器1Aを正立状態でスクイズバックしているときの断面図である。ここで、スクイズバックとは、外容器への押圧を解除した時に、外容器の弾性により、外容器が押圧前の形状に復元することである。
1A is a front sectional view of a
これらの図に示したように、この泡吐出容器1Aは、可撓性を有するプラスチック製の外容器2と、その内側に設けられた可撓性を有するプラスチック製の内容器3と、これらの容器本体の押圧変形により容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップ10とを備えている。外容器2と内容器3との間の空隙が液体Aを充填する液室となり、内容器内が空気室となり、フォーマーキャップ10内に気液混合室11が設けられている。
As shown in these drawings, the
ここで、外容器2の材質としては、所謂スクイズ性(即ち、押圧性及びスクイズバック性)が良好な、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂を単独でまたは適宜複数混合して用いることができる。この中でも、連続使用した場合でも良好なスクイズ性を得ることができる観点からPPが好ましい。
Here, the material of the
また、外容器2の押圧する部分(本実施形態では、胴部)の肉厚みは、良好なスクイズ性を得る観点から0.5〜1.5mmが好ましく、0.8〜1.2mmがより好ましい。
Moreover, 0.5-1.5 mm is preferable from a viewpoint of obtaining the favorable squeeze property, and the thickness of the part (in this embodiment trunk | drum) which the
内容器3の材質としては良好なスクイズ性を得られることができる観点から、PP、LDPE、MDPE、HDPEを単独または適宜複数混合して用いることができる。外容器と内容器の間に充填される液体の粘度が高い場合には、押圧によっても当該液体が吐出しにくくなることから、HDPEを用いることが好ましい。これにより良好な泡を得ることができる。また、押圧する部分(本実施形態では、胴部)の肉厚みは、良好なスクイズ性を得ることができる観点から、0.1〜0.5mmが好ましく、0.1〜0.3mmがより好ましく、0.2〜0.3mmがさらに好ましい。さらに、内容器3の横断面形状(図1(c)参照)は、円の他、楕円等でも良い。
As a material of the
図1(c)に示すように、本実施例において、外容器2の横断面が略楕円形であるのに対し、内容器3の横断面は略円形である。このため、外容器2と内容器3はそれらの胴部で実質的に接触している。より具体的には、外容器2の周面上の正面中央部を通り外容器2の長手方向に伸びた領域Pにおいて、外容器2と内容器3が実質的に接触している。ここで、実質的に接触しているとは、現に接触している状態、または外容器2を手で把持し、軽く押圧しただけで接触するほど近接している状態をいう。この場合の外容器2と内容器3との距離は、それらの材質、厚さ等にもよるが、通常3mm以下であれば実質的に接触しているといえ、領域Pにおける外容器2と内容器3との片側の最大距離(最大隙間)である。
As shown in FIG. 1C, in the present embodiment, the
外容器2と内容器3との間の液室には起泡性の液体Aが充填収容されている。
A liquid chamber between the
フォーマーキャップ10は、外容器2の口部壁と螺合すること等により、外容器2の口部と内容器3の口部に着脱自在に取り付けられ、外容器2と内容器3の間の液体Aと、内容器3内の空気Bから泡Cを生成し、吐出させるものであり、そのハウジング内に気液混合室11を有する。気液混合室11には、外容器2と内容器3との間にある液体Aを気液混合室11に流入させる液体流入孔12と、内容器3内の空気Bを気液混合室11に流入させる空気流入孔14が設けられ、液体流入孔12には逆止弁13が設けられている。
The
逆止弁13としては、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂製の薄い板状の弁を設けることが好ましい。
As the
フォーマーキャップ10において、気液混合室11の下流にはノズル15が形成され、ノズル15内に泡均質化手段20が遊挿されている。気液混合室11には、突片17が起立し、図1(a)に示すように泡吐出容器1Aが正立状態であると、泡均質化手段20は突片17に載った状態となる。
In the
ノズル15の内壁には、ノズル15の軸方向に伸びた溝16が形成され、この溝16により、ノズル15の内壁と泡均質化手段20の外周面との間に外気流入路30が形成されている。
A
泡均質化手段20は、筒状のネットホルダー21の上下両端部にネット22、23を取り付けたものからなり、ノズル15内で、ネットホルダー21の軸方向に移動可能となっている。そのため、ノズル15の開口端が下向きになるようにフォーマーキャップ10を傾けると、泡均質化手段20はノズル15の開口端方向に移動し、反対に、ノズル15の開口端が上向きになるようにフォーマーキャップ10を傾けると、泡均質化手段20はノズル15の基部方向に移動する。
The bubble homogenizing means 20 is configured by attaching
また、泡均質化手段20の基部にはフランジ状に凸部24が形成されており、泡均質化手段20がノズル15の開口端方向に移動してこの凸部24がノズル15の基部に掛止されると、泡均質化手段20の移動が止まり、外気流入路30が気液混合室11から遮断されるようになっている。
Further, a
泡均質化手段20の上下両端部のネット22、23は、均質なきめ細かい泡を得るため、本実施形態では下流側のネット23のメッシュが上流側のネット22のメッシュに比して細かくなっている。なお、液体Aの種類によっては、ネットホルダー21の上下両端部のネット22、23のメッシュを同じにしてもよい。また、泡均質化手段20としては、必ずしもネットホルダー21の上下両端部にネットを有するものに限られない。泡均質化手段20において、ネットは単層であってもよく、3層以上であってもよい。
The
この泡吐出容器1Aは、次のように使用される。
図1のように正立していた泡吐出容器1Aの外容器2を把持し、泡吐出容器1Aを倒立状態にして外容器2を押圧する。より具体的には、図2Aに示すようにフォーマーキャップ10のノズル15の開口端が下向きになるように泡吐出容器1Aを傾け、外容器2の胴部を押圧する。この泡吐出容器1Aの傾けにより、突片17に載っていた泡均質化手段20がノズル15の開口端方向に移動し、泡均質化手段20の基部にある凸部24が外気流入路30を気液混合室11から遮断する。また、外容器2の押圧により、図2Aに示すように、外容器2と内容器3の双方の胴部が押しつぶされ、外容器2と内容器3との間の液体Aが液体流入孔12を通して気液混合室11に流入すると共に、内容器3内の空気Bが空気流入孔14を通して気液混合室11に流入し、気液混合室11で泡Cが生成される。生成された泡Cは、泡均質化手段20の2層のネット22、23を通って細かい泡となり、ノズル15の開口端から吐出される。
This
As shown in FIG. 1, the
外容器2の押圧を解除すると、図2Bのように、外容器2と内容器3はそれぞれ押圧前の形状に復元し、内部が減圧になる。これにより逆止弁13が閉じ、また、泡均質化手段20も容器本体2側に引き込まれ、外気流入路30と気液混合室11とが連通する。このとき、図2Cのように泡吐出容器1Aを正立状態にすると、泡均質化手段20が突片17に当接するまで戻るので、外気流入路30と気液混合室11とがより広い流路で連通する。
When the pressing of the
外気流入路30と気液混合室11とが連通すると、外気は外気流路30を通って内容器3に入り、内容器3内を常圧に戻す。また、外気は逆止弁13と該逆止弁13と接しているフォーマーキャップ10の壁面とのわずかな隙間を通って、外容器2と内容器3との間に入り、液体Aが充填されている液室を常圧に戻す。なお、この隙間は、逆止弁13がポリオレフィン樹脂等の合成樹脂の成形品であるために必然的に生じるもので、逆止弁13が閉じている状態で空気を液室内に通すことはできるが、気液混合室11で生成された泡の液室への逆流は十分に防止することができる程度の間隙である。
When the outside
以降、同様にして、ノズル15の開口端を下向きにして容器本体2の胴部を押圧することによる泡の吐出と、押圧の解除によるスクイズバックとを繰り返すことができる。
Thereafter, in the same manner, it is possible to repeat the discharge of foam by pressing the body portion of the
本発明は、種々の態様をとることができる。例えば、図3に示す泡吐出容器1Bのように、上述の泡吐出容器1Aにおいて、外容器2の正面と背面のそれぞれで周壁を胴部中央部Qで肉厚にし、その部分で外容器2と内容器3とが実質的に接触するようにしてもよい。なお、このように容器壁を肉厚にして外容器2と内容器3とを実質的に接触させる場合に、肉厚にする部分は、図示した胴部中央部Qに限られず、例えば、外容器2や内容器3の形状により肩部を肉厚に形成してもよい。
The present invention can take various aspects. For example, as in the foam discharge container 1B shown in FIG. 3, in the above-described
図4に示す泡吐出容器1Cのように、上述の泡吐出容器1Aにおいて、外容器2の正面と背面のそれぞれで周壁を胴部中央部Rで凹ませ、その部分で外容器2と内容器3とが実質的に接触するようにしてもよい。この場合、凹部が適切な押圧部位を示す案内ともなるので好ましい。
As in the foam discharge container 1C shown in FIG. 4, in the above-described
また、内容器3の一部分(例えば胴部中央部)を肉厚にするか又は凸部を設けることにより、その部分で外容器2と内容器3とが実質的に接触するようにしてもよい。この場合、実質的に接触する部分の外容器2には、押圧個所を明確にする為のマークを印刷等で設けることが好ましい。
Moreover, you may make it the
本発明の泡吐出容器は、各種洗浄剤、化粧料等を泡状に吐出させるスクイズ容器として有用である。 The foam discharge container of the present invention is useful as a squeeze container that discharges various cleaning agents, cosmetics, and the like in the form of foam.
1A、1B、1C 泡吐出容器
2 外容器
3 内容器
10 フォーマーキャップ
11 気液混合室
12 液体流入孔
13 逆止弁
14 空気流入孔
15 ノズル
16 溝
17 突片
20 泡均質化手段
21 ネットホルダー
22 上流側のネット
23 下流側のネット
24 凸部
30 外気流入路
A 液体
B 空気
C 泡
1A, 1B, 1C
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