JP5591186B2 - 積層固定鉄心の製造方法 - Google Patents
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Description
分割鉄心片は、電磁鋼板部材から所定の形状に配列された状態でプレス金型で打ち抜かれ、打ち抜かれた分割鉄心片を積層して分割積層鉄心が形成される。
ここで、分割鉄心片のバックヨーク部の、固定子鉄心の中心から見た分割角度θは、積層固定鉄心がn個の分割積層鉄心で構成される場合、360/N度となる。
また、ステータの真円度を高めるため、バックヨーク部の端面のなす角度と、360度を固定子鉄心数で割った角度が異なるものもある(例えば、特許文献1)。
バックヨークと磁極ティースで構成する分割鉄心片を電磁鋼板から打ち抜き、分割鉄心片を積層して構成する複数の分割積層鉄心を円環状に組み合わせて構成する積層固定鉄心の製造方法において、
隣り合うバックヨークの端部を形成する金型のみを変更し、
分割鉄心片の端部以外の形成には共通の金型を使用して複数種類の分割積層鉄心を製造するものである。
隣り合うバックヨークの端部を形成する金型のみを変更し、
分割鉄心片の端部以外の形成には共通の金型を使用して複数種類の分割積層鉄心を製造する鉄心部材製造工程を有するので、
回転電機の積層固定鉄心の加工費や設備管理費を削減することができる。
また、異なるスロット数を有する積層固定鉄心を同一金型、同一プレス機で形成することができるため、設備の省スペース化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態1に係る積層固定鉄心100a、100bの製造方法を図を用いて説明する。
図1は、積層固定鉄心100aの斜視図である。
積層固定鉄心100aは、15個の分割積層鉄心10aを環状に組み合わせて構成されている。
図2は、分割積層鉄心10aを構成する分割鉄心片20aの正面図である。
本実施の形態における積層固定鉄心100aの分割鉄心片20aは、バックヨーク21aと磁極ティース22で構成される。
分割鉄心片20aを積層して分割積層鉄心10aを構成し、この分割積層鉄心10aをN個(本例では15個)円環状に配列して積層固定鉄心100aを形成するとき、分割鉄心片20aの隣り合う磁極ティース22間の溝部(以下、スロット3という)の総数もN個である。
この時、バックヨーク21aの第1の端面23aと第2の端面24aのなす角度θ1は、360/N度(本例では24度)で表される。
以下、積層固定鉄心100aと同一の直径を有する積層固定鉄心であって、積層固定鉄心を構成する分割積層鉄心の数が異なる積層固定鉄心を製造する過程で、積層固定鉄心100aの金型を利用する積層固定鉄心の製造方法について説明する。
図3(b)は、積層固定鉄心100b(以下、第2の鉄心100b、或いは単に鉄心100bという)の平面図である。
図4(a)は、鉄心100aを構成する分割鉄心片20aの平面図である。
図4(b)は、鉄心100bを構成する分割鉄心片20bの平面図である。
すなわち、分割鉄心片20aの第1の端面23aと第2の端面24aのなす角度θ1は24度であり、分割鉄心片20bの第1の端面23bと第2の端面24bのなす角度θ2は30度である。
なお、この時、分割鉄心20aのバックヨーク21aの端面23aとバックヨーク21aの磁極ティース22側の内面とが成す角度と、分割鉄心片20bのバックヨーク21bの端面24aとバックヨーク21bの磁極ティース22側の内面とが成す角度とは、大きさが異なることになる。
図5は、鉄心100a、100bを構成する分割鉄心片20a、20bを電磁鋼板からプレスで打ち抜いて形成する、鉄心部材製造工程を示す平面図である。
次に、矢印S2で示す位置において、抜きカシメ部4とはめあい可能な通し穴5が形成される。
抜きカシメ部4と通し穴5の形成は、分割鉄心片20a、20bが積層される位置関係によって使い分ける。
積層の最上層に使用する分割鉄心片20a、20bにはS2工程をのみを実施し、その他の層に使用する分割鉄心片20a、20bにはS1工程を実施する。
この時、鉄心100a用の分割鉄心片20aを製造する場合と、分割鉄心片20bを製造する場合で、金型を使い分ける。
分割鉄心片20aを製造する場合は、ハッチング6a、7aで示す部分を打ち抜く金型を使用し、分割鉄心片20bを製造する場合は、ハッチング6b、7bで示す部分を打ち抜く金型を使用する。
この工程によって、分割鉄心片20a又は分割鉄心片20bのバックヨークの両端面が形成される。
分割鉄心20aを製造する場合の両端面は、図5の端面23a、24aの部分となり、分割鉄心20bを製造する場合の両端面は、端面23b、24bの部分となる。
この時は、分割鉄心片20aを製造する場合も、分割鉄心片20bを製造する場合も同じ金型を使用する。
鉄心100aと鉄心100bは、直径が同じ大きさなので、分割鉄心片の外周及び、内周の曲率は同じである。
また、磁極ティースの形状も同じでよく、バックヨークの両端面は、既に前段階のS3工程で処理済みなので、同じ金型を共用できる。
なお、本実施の形態では、スロット数の総数が15個と12個の分割積層鉄心について述べたが、他のスロット数の場合でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、2種類の分割鉄心片について述べたが、2種類以上の異なるスロット数を有する分割積層鉄心の製造についても同様の効果が得られることは言うまでもない。
以下、本発明の実施の形態2に係る積層固定鉄心200a、200bの製造方法を図を用いて説明する。
本実施の形態では、積層固定鉄心200aと同一のスロット数(15個)を有する積層固定鉄心200bであって、積層固定鉄心200aより、直径が大きな積層固定鉄心200bを製造する過程で、積層固定鉄心200aの金型を利用できる積層固定鉄心200bの製造方法について説明する。
図6(b)は、積層固定鉄心200b(以下、第2の鉄心200b、或いは単に鉄心200bという)の平面図である。
図7(b)は、鉄心200bを構成する分割鉄心片220bの平面図である。
鉄心200aを構成する分割鉄心片220aの第1の端面223aと第2の端面224aのなす角度θ1は24度であり、鉄心200bを構成する分割鉄心片220bの第1の端面223bと第2の端面224bのなす角度θ2も24度であり、鉄心200a、200bを構成する分割積層鉄心210a、210bの数は同数の15である。
そして、鉄心200bの直径は、鉄心200aの直径より大きい。
ここで、それぞれの積層固定鉄心の中心を19a、19bとする。
一般に、2つの鉄心の径が異なる場合、それぞれの鉄心を構成する分割鉄心片のバックヨークの外周の曲率はそれぞれ異なり、磁極ティースの内周の曲率も異なる。
しかし、ティース内周面に挿入される回転子と、ティースの間の空隙の全体としてのバランスを取ることができるなら、少々の曲率の違いがあっても無視できる場合が多い。
図6(a)、図6(b)に示すように、ティースの形状が同じ部材を、回転電機の利用用途に合わせて使い分けることができるメリットがある。
なお、本実施の形態では、例としてスロットの総数がいずれも15個の鉄心200a、200bについて述べたが、他のスロット数の場合でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
以下、本発明の実施の形態3に係る積層固定鉄心300a、300bの製造方法を図を用いて説明する。
図8(a)は、積層固定鉄心300a(以下、第1の鉄心300a、或いは単に鉄心300aという)の平面図である。
図8(b)は、積層固定鉄心300b(以下、第2の鉄心300b、或いは単に鉄心300bという)の平面図である。
図9(b)は、鉄心300bを構成する分割鉄心片320bの平面図である。
鉄心300aを構成する分割鉄心片320aの第1の端面323aと第2の端面324aのなす角度θ1は24度であり、鉄心300bを構成する分割鉄心片320bの第1の端面323bと第2の端面324bのなす角度θ2は30度である。
鉄心300aを構成する分割積層鉄心310aの数(スロット数と同じ)は15個であり、300bを構成する分割積層鉄心310bの数は12である。
図8に示すように、鉄心300bの直径は、鉄心300aの直径より大きい。
ここで、それぞれの鉄心300a、300bの中心を19a、19bとする。
本実施の形態における鉄心の製造方法は、図5の矢印S3の位置において、ハッチングで示す部分の形状が実施の形態1の場合と異なること以外は、実施の形態1と同じである。
一般に2つの鉄心の直径が異なり、積層固定鉄心を構成する分割積層鉄心の個数も異なる場合、それぞれの鉄心を構成する分割鉄心片のバックヨークの外周の曲率はそれぞれ異なり、ティースの内周の曲率も異なる。
図8(a)、図8(b)に示すように、ティースの形状が同じ部材を、回転電機の用途に合わせて使い分けることができるメリットがある。
なお、本実施の形態では、例としてスロットの総数が15個、12個の鉄心300a、300bについて述べたが、他のスロット数の場合でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
以下、本発明の実施の形態4に係る積層固定鉄心400a、400bの製造方法を図を用いて説明する。
図10(a)は、積層固定鉄心400a(以下、第1の鉄心400a、或いは単に鉄心400aという)の平面図である。
図10(b)は、積層固定鉄心400b(以下、第2の鉄心400b、或いは単に鉄心400bという)の平面図である。
図11(b)は、鉄心400bを構成する第1の鉄心部材430bの平面図である。
図12(a)は、鉄心400aを構成する第2の鉄心部材430cの平面図である。
図12(b)は、鉄心400bを構成する第2の鉄心部材430dの平面図である。
本実施の形態では、例としてスロットの総数Nが30個と24個の鉄心で、且つ異なる直径を有する2種類の鉄心400a、400bを、共通の順送金型で製造する方法を述べる。
また、直線状の第1の鉄心部材430bは、磁極ティース422が突出した磁気材料からなる板状の第1の分割鉄心片420bが、複数、直線状に配列して形成されている。なお図示しないが隣接する分割鉄心片420bの外周部は薄肉で相互に連結されている。
また、各分割鉄心片420a、420bには、積層方向の連結手段として抜きカシメ部404が設けられている。
この突出部15aの中心16aと端面423aの内周側の端部14aを通る延長線と、隣の分割鉄心片420aの隣接する中心16aと先の分割鉄心片420aの他方の端部13aとを結ぶ延長線の交点が、鉄心400aの中心19aとなる。
同様に、第2の鉄心部材430bを構成する第1の分割鉄心片420bの端面423bには、これと連なるように円弧状に形成された突出部15bが、バックヨーク外周の角部に設けられている。
図10、図11に示す例の場合、各延長線のなす角度θ1、θ2は、それぞれ、12度、15度となる。
なお、この時、隣接するヨーク部の端面同士が形成する角度もθ1、θ2と同じになるので、分割鉄心片420aの端面424aとバックヨーク421aの磁極ティース422側の内面が成す角度と、分割鉄心片420bの端面424bとバックヨーク421bの磁極ティース422側の内面が成す角度とは、大きさが異なることになる。
鉄心部材430aと、鉄心部材430cの違いは、バックヨークの形状が抜きカシメ部404を除いて表裏逆になっている点である。
鉄心部材430aと、鉄心部材430cを交互に積層して固定することによって、隣接するバックヨークの端部同士が交互に重なって、相互に連結部を共有できることになる。
同様に、鉄心部材430dは、鉄心部材430bと交互に積層して固定することによって鉄心400bを形成する部材である。
図13(c)は、鉄心部材430cを構成する隣接する2つの分割鉄心片420c間の要部拡大図である。
鉄心400aは、これら2つの鉄心部材430a、430cを交互に積層して構成する。
図13(d)は、鉄心部材430dを構成する隣接する2つの分割鉄心片420d間の要部拡大図である。
鉄心400bは、これら2つの鉄心部材430b、430dを交互に積層して構成する。
鉄心部材430aと鉄心部材430bとの違いは、隣接する分割鉄心片同士のバックヨーク間に設けられた隙間425a、425bと、この隙間425a、425bを挟んだバックヨーク両端部の形状である。
また、鉄心部材430cと鉄心部材430dとの違いは、隣接する分割鉄心片同士のバックヨーク間に設けられた隙間425c、425dと、この隙間425c、425dを挟んだバックヨーク両端部の形状である。
その他の鉄心部材の大きさ、形状は同一である。
当該部分以外の形成に使用する金型は共用できる。
同様に、鉄心部材430c、430dの製造工程においては、隙間425c、425dの部分の打ち抜きに使用する金型を交換すれば、それぞれの鉄心部材430c、430dの分割鉄心片420c、420dのバックヨークの端部形状も決まることになる。
当該部分以外の形成に使用する金型は共用できる。
図14は、鉄心400aの鉄心部材430a及び430cをプレスで打ち抜いて形成する工程を示す平面図である。
次に、矢印S2で示す位置において、矢印S1の段階で形成された鉄心部材430aおよび鉄心部材430cにおける抜きカシメ部404と嵌合が可能な通し穴405が形成される。
S1とS2の工程は、製造する鉄心部材の積層位置によって使い分ける。
これらの工程で使用する金型は、後述する、鉄心部材430bの製造方法でも同じ金型を使用する。
これらの2つの工程では、製造する鉄心部材によって金型を使い分ける。
すなわち、鉄心部材430aを製造する場合は、S3工程のみを実施し、鉄心部材430cを製造する場合は、S4工程のみを実施する。
この時使用する金型は、いずれの鉄心の、いずれの鉄心部材を製造する場合も同じ物を使用できる。
どの鉄心部材も、ティースの形状とバックヨーク外周の形状は、同じ形状としても差し支えないからである。
積層鉄心部材440aは、ティースの数が6個なので、積層鉄心部材440aを5個、円環状に配列すると鉄心400aが完成する。
図15(a)は、既に説明した鉄心部材430aを製造するために、図14、S3工程用で使用する金型で打ち抜く範囲を示している。
図15(c)は、既に説明した鉄心部材430cを製造するために、図14、S4工程用で使用する金型で打ち抜く範囲を示している。
図15(b)は、鉄心部材430bを製造するために使用する金型で打ち抜く範囲を示している。
図15(d)は、鉄心部材430dを製造するために使用する金型で打ち抜く範囲を示している。
図16は、鉄心400bの鉄心部材430b及び鉄心部材430dをプレスで打ち抜いて形成する鉄心部材製造工程を示す平面図である。
各工程の詳細は、鉄心400aの鉄心部材430a、430cを製造する場合と同じなので省略する。
積層鉄心部材440bは、ティースの数が6個なので、これを4個円環状に配列すると鉄心400bが完成する。
また、一度に複数の分割鉄心片を製造できるので効率良く積層固定鉄心を製造できる。
なお、本実施の形態では、例としてスロットの総数が30個と24個の分割積層鉄心について述べたが、他のスロット数の場合でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、2種類の分割積層鉄心について述べたが、3種類以上の異なるスロット数を有する分割積層鉄心についても同様の効果が得られることも言うまでもない。
また、本実施の形態では、隣接するバックヨーク同士が薄肉で接続されている例を示したが、バラバラであっても構わない。
以下、本発明の実施の形態5に係る積層固定鉄心500a、500bの製造方法を図を用いて説明する。
図18(a)は、積層固定鉄心500a(以下、第1の鉄心500a、或いは単に鉄心500aという)の平面図である。
図18(b)は、積層固定鉄心500b(以下、第2の鉄心500b、或いは単に鉄心500bという)の平面図である。
図19(b)は、鉄心500bを構成する第1の鉄心部材530bの平面図である。
図20(a)は、鉄心500aを構成する第2の鉄心部材530cの平面図である。
図20(b)は、鉄心500bを構成する第2の鉄心部材530dの平面図である。
図21は、鉄心500aの鉄心部材530a及び530cをプレスで打ち抜いて形成する工程を示す平面図である。
図22は、積層鉄心部材540a、540bの平面図である。
本実施の形態では、例としてスロットの総数Nが30個と24個の鉄心で、且つ異なる直径を有する2種類の鉄心500a、500bを、共通の順送金型で製造する方法を、実施の形態4と異なる部分を中心に述べる。
実施の形態4では、薄肉の連結部を残した構成としていたが、本実施の形態では、鉄心部材530b、530dの製造時において、工程S1、S2の抜きカシメ部504の形成と同時に、それぞれの分割鉄心片のバックヨーク端部の表裏に、隣り合う鉄心同士を連結するための凹部17および凸部18を形成する。
この凹部17及び凸部18が、積層間で噛み合って、回転可能な連結部を形成する。
また、S2の工程で穴を開ける場所も、上述の凸部18用に1カ所増える。
但し、S2工程は、最下層又は最上層の積層用の鉄心部材の製造にのみ使用することは実施の形態4と同様である。
積層鉄心部材540aは、ティースの数が6個なので、これを5個円環状に配列すると鉄心500bが完成する。
同様に、鉄心部材530bと鉄心部材530dを交互に製造し、これらを交互に形成しながら積層すると図22(b)に示す積層鉄心部材540bが形成される。
積層鉄心部材540bは、ティースの数が6個なので、これを4個円環状に配列すると鉄心500bが完成する。
また、実施の形態4の効果に加え、隣り合う鉄心が凹部17と凸部18で連結されているため、組み立て性の良い積層固定鉄心を得ることができる。
なお、本実施の形態では、例としてスロットの総数が30個と24個の分割積層鉄心について述べたが、他のスロット数の場合でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、2種類の分割積層鉄心について述べたが、3種類以上の異なるスロット数を有する分割積層鉄心についても同様の効果が得られることも言うまでもない。
10a,10b,210a,210b,310a,310b 分割積層鉄心、
13a,13b,14a,14b 端部、17 凹部、18 凸部、
20a,20b,220a,220b,320a,320b,420a,420b,420c,420d 分割鉄心片、
21a バックヨーク、22,422 磁極ティース、
23a,23b,24a,24b,223a,223b,224a,224b、323a,323b,324a,324b 端面、
4,404,504 抜きカシメ部、5,405 通し穴、
6a,6b,9,409 ハッチング、425a,425c 隙間、
430a,430b,430c,430d、530a,530b,530c,530d 鉄心部材、
440a,440b,540a,540b 積層鉄心部材。
Claims (8)
- バックヨークと磁極ティースで構成する分割鉄心片を電磁鋼板から打ち抜き、前記分割鉄心片を積層して構成する複数の分割積層鉄心を円環状に組み合わせて構成する積層固定鉄心の製造方法において、
隣り合う前記バックヨークの端部を形成する金型のみを変更し、
前記分割鉄心片の前記端部以外の形成には共通の金型を使用して複数種類の前記分割積層鉄心を製造する鉄心部材製造工程を有する積層固定鉄心の製造方法。 - 複数の前記積層固定鉄心の直径は等しく、それぞれの前記積層固定鉄心を構成する分割積層鉄心の個数が異なる、請求項1に記載の積層固定鉄心の製造方法。
- 複数の前記積層固定鉄心の直径は異なり、それぞれの前記積層固定鉄心を構成する分割積層鉄心の個数は等しい、請求項1に記載の積層固定鉄心の製造方法。
- 複数の前記積層固定鉄心の直径は異なり、それぞれの前記積層固定鉄心を構成する分割積層鉄心の個数も異なる、請求項1に記載の積層固定鉄心の製造方法。
- 前記鉄心部材製造工程は、
前記積層固定鉄心を構成する全ての分割鉄心片の内、
所定の数の第1の分割鉄心片を横一列に並べた状態で同時に形成する第1の鉄心部材製造工程と、
所定の数の第2の分割鉄心片を横一列に並べた状態で同時に形成する第2の鉄心部材製造工程と、
第1の鉄心部材と第2の鉄心部材を交互に積層して前記分割積層鉄心の前記バックヨークの前記端部間に連結部を構成する積層工程とを有する請求項1又は請求項4に記載の積層固定鉄心の製造方法。 - 前記鉄心部材製造工程は、隣接する前記バックヨークの前記端部間に薄肉の連結部を形成する請求項5に記載の積層固定鉄心の製造方法。
- 前記鉄心部材製造工程は、前記バックヨークの前記端部の表裏に、隣接する前記バックヨーク同士を回転可能に連結する凹凸部を形成する請求項5に記載の積層固定鉄心の製造方法。
- 前記バックヨークの端部を形成するために使い分ける複数の金型は、前記バックヨークの端面の切断角度を異にする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の積層固定鉄心の製造方法。
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