JP5589456B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照しながら、この発明を適用した画像形成装置について説明する。この発明においては、画像形成装置の作像部である作像ユニットに冷却するためのエアを供給する送風ファンと送風ダクトの形状を送風ファンのベンチュリー形状に合わせて繋げていることが特徴になっている。
このように構成されたカラープリンタ100における画像形成の動作を要約して説明する。各作像ユニット10(Y,M,C,K)の各感光体ドラム1が図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転駆動され、各感光体ドラム1の表面が帯電手段によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体ドラム1の表面には、それぞれ光書き込み装置9からのレーザ光が照射され、これによって各感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される。カラー画像を形成する場合、各感光体ドラム1に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に各現像装置から各色トナーがそれぞれ付与され、トナー像として可視化される。また、中間転写ベルト56が図中反時計回りに走行駆動され、各作像ユニット10において各一次転写ローラ5(Y,M,C,K)の作用により各感光体ドラム1から中間転写ベルト56に各色トナー像が順次重ね転写される。このようにして中間転写ベルト56はその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
送風ファン30は、図2(A),(B)に拡大して示すように駆動モータ31、インペラ部32、ケーシング33から構成されている。通電することでモータ31が駆動し、インペラ部32が回転することで送風されるエアは増速され、旋回流となって図2(B)の矢印方向に送風される。ケーシング33の内面はインペラ部32が配置されるところではインペラ部32とケーシング33の隙間が一定となるように平坦形状に形成され、そこからケーシング33の端に向かうにつれて吸気側、排気側ともに拡大するベンチュリー形状に形成されている。
図7は、送風ファン30から送られるエア(気流)の流れを、各作像ユニット10(Y,M,C,K)をセットするセットスペース等とともに模式的に示したものである。同図において、装置本体101の筐体を構成する前側板111と後側板112の間には、ユニット部材となる4枚のユニット底板113が配設されている。ここでは4枚のユニット底板113を備えているが1枚のユニット底板で構成してもよい。ユニット底板113の上方空間は、複数の仕切板114により仕切られていて、各作像ユニット10(Y,M,C,K)をセットするセットスペース116(Y,M,C,K)となっている。図7では、一番右のセットスペース116Kに黒の作像ユニット10Kを仮想線にて示している。
図8は、この発明に適用可能な光走査装置である光書き込み装置9の一例を示す斜視図である。この図に示す光書き込み装置9はマルチビーム方式であり、マルチビーム光源ユニットを構成する第1及び第2の半導体レーザ251,252を備えている。半導体レーザ251,252から出射したマルチビームは、それぞれコリメートレンズ253,254で平行な光束に変えられ、合成プリズム255によって合成され、シリンダレンズ256で副走査方向に絞り込まれる。続いて、回転偏向器としてのポリゴンミラー257により反射されたビームは、fθレンズ258及びトロイダルレンズ259を通過することで主走査方向のドットピッチが均等化される。このような処理がなされたマルチビームは、反射鏡260により反射され、感光体ドラム1上を走査する。これにより印字データの書き込みが行われる。
前記のようであって、モータ31の駆動に伴って回転する送風ファン30によってもたらされるエアは、内面がベンチュリー形状の送風ファン30のケーシング33と、その内面を該ベンチュリー形状に合わせて接続された送風ダクト40とを経て、該ダクトの吹出口43から、送風ファン30の回転により生ずる旋回流44が急拡大などにより損失を起こすことなく吹き出されるため、ダクトの圧力損失を小さくし、効率を高めることができる。そして、吹出口43から吹き出されるエアは、光書き込み装置9と作像ユニット10(Y,M,C,K)間に形成された隙間23に吹き込まれる。隙間23に吹き込まれたエアは、図7に矢印で示すように装置本体101の筐体を構成する前側板111と後側板112の間のスペースに、偏ることなく一様に満遍なく行き渡り、光書き込み装置9をその上部側から、各作像ユニット10をその下部側から冷却する。すなわち、光書き込み装置9はその上方を通るエアを前記上カバーで受けることにより冷却される。また、各作像ユニット10は通過するエアが開口115を経てセットスペース116(Y,M,C,K)に入り込むことにより冷却される。
9 光書き込み装置(光走査装置)
10(Y,M,C,K) 作像ユニット
23 隙間
30 送風ファン
31 駆動モータ
32 インペラ部
33 ケーシング
40 送風ダクト
41 本体
42 大径口
43 吹出口
44 旋回流
46 平行面
47 傾斜面
100 カラープリンタ(画像形成装置)
101 装置本体
111 前側板
111aY〜111aK 開口
112 後側板
113 ユニット底板
114 仕切板
115Y〜115K 導入開孔
116(Y,M,C,K) セットスペース
Claims (2)
- 作像ユニットと、この作像ユニットと隙間をおいて対向配置される光走査装置と、エアを供給する送風ファンと、この送風ファンと接続されて送風ファンからのエアを前記作像ユニットと光走査装置の隙間に送る送風ダクトとを具備した画像形成装置であって、
前記送風ファンは、ケーシング内に通風路を有し、該通風路は、その内部にインペラが配置されるとともに、その内面が前記インペラに対向する部分から通風路の両端部に向かって拡径するベンチュリー形状に形成され、
前記送風ダクトは、前記光走査装置の主走査方向と直交する断面の内面形状が、前記送風ファン側から前記隙間側へ向かって徐々に縮径する漏斗状に形成された本体を有し、
該本体は、前記送風ファン側の端部が、前記通風路の内面に形成されたベンチュリー形状の最大径となる外縁部と内面において段差無く接続される大径口となっている一方、前記隙間側の端部は、前記送風ファンから前記大径口を経て本体内へ流入するエアを前記隙間に送る吹出口となっており、
この吹出口は、前記隙間と見合う高さの細長く平べったい長方形状に形成されて、前記漏斗状に形成された本体の高さ方向における中間位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置であって、
前記送風ダクトは、画像形成装置本体における前記光走査装置の主走査方向両端部付近にそれぞれ対称に設けられ、これら一対の送風ダクトは、吹出口の長手方向を向く内面のうち前記主走査方向中央部側の内面が、該主走査方向中央部側に向かって傾斜する傾斜面に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
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