JP5585674B2 - Packaging bag - Google Patents
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Description
本発明は、容易に引き裂いて開封することができ、引き裂いて開封した際の引裂き開口部が美麗であると共に引裂き開口部の外郭が異なることにより、手指で容易に開口するための段差が形成できる包装袋、さらには、包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う雄部材と雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備えることで再封機能を備える包装袋に関するものである。 The present invention can be easily torn and opened, and the tear opening when it is torn and opened is beautiful and the outline of the tear opening is different so that a step for easily opening with fingers can be formed. The present invention relates to a packaging bag, and further to a packaging bag having a resealing function by providing a synthetic resin bite composed of a male member and a female member that are engaged with each other at opposing positions on the inner surface of the packaging bag. .
従来から、三方シールタイプや四方シールタイプ、あるいは、スタンディングタイプの包装袋において、前記包装袋を構成する表側の積層体の外層に、左側端縁熱接着部の外縁を起点とし、右側端縁熱接着部の外縁を終点(起点と終点の高さ方向[左右の側端縁熱接着部に平行な方向]の位置が同じ)として連続する第1切目線を形成し、前記包装袋を構成する裏側の積層体の外層に、左側端縁熱接着部の外縁を起点とし、右側端縁熱接着部の外縁を終点(起点と終点の高さ方向[左右の側端縁熱接着部に平行な方向]の位置が同じ)として連続する第2切目線を形成し、包装袋を平面視した状態で積層体の矩形平面上における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を一部異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を幅方向(左右の側端縁熱接着部に直交する方向)に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する表側の積層体の切断面の外郭と裏側の積層体の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせて内容物を取り出す際の開口を容易にした包装袋が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。 Conventionally, in a three-side seal type, four-side seal type, or standing type packaging bag, the outer edge of the front side laminate constituting the packaging bag starts from the outer edge of the left edge thermal bonding portion, and the right edge heat A continuous first cut line is formed with the outer edge of the bonded portion as the end point (the position of the starting point and the end point in the height direction [the direction parallel to the left and right side edge thermal bonding portions] is the same), and the packaging bag is configured. In the outer layer of the back side laminate, the outer edge of the left edge thermal bonding part is the starting point, and the outer edge of the right edge thermal bonding part is the end point (the height direction of the starting point and end point [parallel to the left and right side edge thermal bonding parts A second cut line that is continuous as the direction of the direction] is formed, and a part of the formation positions of the first cut line and the second cut line on the rectangular plane of the laminate in a state where the packaging bag is viewed in plan By making it different, the first cut line and the second cut line When the upper end side of the packaging bag is torn open in the width direction (the direction orthogonal to the left and right side edge thermal bonding portions), the outer side of the cut surface of the laminate on the front side that forms the tear opening and the back side lamination There has been proposed a packaging bag in which an opening when a content is taken out is made easier by making a difference in a tear opening by making the outline of a cut surface of the body different (see, for example, Patent Document 1).
さらに、同種の引裂き開口部に段差を生じさせて内容物を取り出す際の開口を容易にした包装袋であって、再封機能を備えた包装袋も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。 Furthermore, a packaging bag is also proposed in which a step is created in the same kind of tear opening to facilitate opening when the contents are taken out, and a packaging bag having a reseal function (see, for example, Patent Document 2). ).
ここで、特許文献1に記載された包装袋の第2実施形態、あるいは、特許文献2に記載された包装袋のように、第1切目線と第2切目線の一方(たとえば、裏側)を直線状の切目線とし他方(たとえば、表側)を下端側に膨れた変則的(非直線的)な切目線とすることで、直線状の切目線に沿った一方の積層体の切断面の直線的な外郭と、下端側に膨れた切目線に沿った他方の積層体の切断面の円弧状の外郭との組み合わせによる舌片形状の段差が、手指で容易に開口するための段差として最も望ましいとされている。
Here, as in the second embodiment of the packaging bag described in
さらに、特許文献1に記載された包装袋の第1〜第5実施形態、あるいは、特許文献2に記載された包装袋のように、第1切目線と第2切目線が左右の側端縁熱接着部の外縁を起点として内側(左右方向)に延伸して左右の側端縁熱接着部の内端縁に達する直線状の切目線を備える場合には、左右の側端縁熱接着部を構成する表側の積層体の外層の切目線と裏側の積層体の外層の切目線が略一致しているので、この左右の側端縁熱接着部に形成された直線状の切目線の箇所で包装袋の上端側が折れ曲がり商品(包装袋に内容物を封入して封緘したもの)の見栄えが非常に悪くなり、包装袋としては返品の対象となる場合があり、折れ曲がりによりアルミ割れが発生し完全な不良品として認定される場合すらある。
Furthermore, the 1st cut line and the 2nd cut line are right and left side edges like the packaging bags described in 1st-5th embodiment of the packaging bag described in
本発明は、容易に引き裂いて開封することができ、引き裂いて開封した際の引裂き開口部が美麗であると共に引裂き開口部の表裏の積層体の外郭が異なり段差が生じることにより手指で容易に摘んで開口することができる外層とアルミニウム箔からなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも備える包装袋であって、切目線の形状および包装袋を構成する表裏の積層体に形成する切目線の形状およびその組み合わせを工夫することにより、開封時の引裂き方向、具体的には手前側に引裂いても、また、奥側に引裂いても切目線から外れることなく引裂くことができる包装袋を提供することを第一の課題とする。 The present invention can be easily torn and opened, and the tear opening when it is torn and opened is beautiful, and the outer surface of the laminate on the front and back sides of the tear opening is different, resulting in a difference in level. A packaging bag having at least an outer layer that can be opened in the middle, an intermediate layer made of aluminum foil, and an inner layer made of a heat-adhesive resin, and the cut formed on the front and back laminates constituting the packaging bag By devising the shape of the line of sight and the combination thereof, the packaging bag can be torn without tearing away from the cut line even if it tears in the tearing direction at the time of opening, specifically the front side or the back side The first task is to provide
さらに、切目線を形成した位置で、包装袋の上端側の折れ曲がりやアルミ割れが発生しない包装袋を提供することを第二の課題とする。 Furthermore, it is a second object to provide a packaging bag in which bending or aluminum cracking does not occur on the upper end side of the packaging bag at the position where the score line is formed.
さらに、包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う雄部材と雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備えることで再封機能を備える包装袋を提供することを第三の課題とする。 Furthermore, it is a third object of the present invention to provide a packaging bag having a resealing function by providing a synthetic resin occlusion device made up of a male member and a female member that are engaged with each other at opposing positions on the inner surface of the packaging bag. Let it be an issue.
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点として連続する第1切目線を形成し、前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点として連続する第2切目線を形成し、前記左の側端縁熱接着部の外縁から前記左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に起点側Iノッチを前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成し、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、前記第1切目線は、起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と、を少なくとも備えており、前記第2切目線は、起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、を少なくとも備えており、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線に対し、前記起点側Iノッチの前記左の側端縁熱接着部の内縁側の先端より前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に延ばした延長線が、前記2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられていることを特徴とするものである。なお、上記「近接するように延伸する」とは、起点側乃至終点側の複数本の切目線が最終的に接触して一個の終端を形成するまで近接する場合のほか、起点側乃至終点側の複数本の切目線が接触にまでは至ることなく各々の終端が狭い領域に寄り集まる場合も含む。この点については、請求項2,3についても同じである。
In order to achieve the above object, the inventor of the present invention described in
請求項2記載の本発明は、外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点として連続する第1切目線を形成し、前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点として連続する第2切目線を形成し、前記左の側端縁熱接着部の外縁の位置において幅が広い一端を備えると伴に前記左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置において幅が集約された他端を備える起点側引裂開始領域を前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成し、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、前記第1切目線は、起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と、を少なくとも備えており、前記第2切目線は、起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、を少なくとも備えており、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線に対し、前記起点側引裂開始領域の前記左の側端縁熱接着部の内縁側の集約された他端より前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延ばした延長線が、前記2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられていることを特徴とするものである。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a pair of left and right sides facing each other by overlapping the inner layers of a rectangular laminate having at least an outer layer, an intermediate layer made of aluminum, and an inner layer made of a heat-adhesive resin. At least left and right side edge thermal bonding portions are formed at positions opposite to the edge, and a position retracted inward from the outer edge of the left side edge thermal bonding portion on one outer layer of the laminate is a starting point. The first cut line that continues from the starting point and the position retreated inward from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion that is parallel to the vertical position parallel to the left and right side edge thermal bonding portions. In the other outer layer of the laminate, starting from a position retracted inward from one outer edge of the left side edge thermal bonding portion, the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions The right side edge heat having the same vertical position in parallel Forming a second cut line that continues from the position retracted inward from the outer edge of the landing portion, and having a wide end at the outer edge position of the left side edge thermal bonding portion; A starting side tear initiation region having a second end whose width is concentrated at a position not reaching the inner edge of the side edge thermal bonding portion is formed through the left side edge thermal bonding portion, and the plane of the laminate By making the formation positions of the first cut line and the second cut line different in the viewing state, the upper end side of the packaging bag is placed on the left and right side ends along the first cut line and the second cut line. When tearing and opening in the left-right direction perpendicular to the edge thermal bonding part, by making the outline of one cut surface of the laminate forming the tear opening and the outline of the other cut surface of the laminate, A packaging bag that creates a step in a tear opening, wherein the first cut line is Multiple cut lines on the start point side that extend in the direction toward the inside from the start point, and multiple cut lines on the end point side that extend in the direction toward the inside from the end point and extend so as to approach each other And the plurality of cut lines on the start side and the plurality of cut lines on the end side, and branch from the close end side of the plurality of cut lines on the start side, and A plurality of central cut lines converging on the close end side of the cut line, and the second cut line extends in the direction toward the inside from the starting point so as to be close to each other. From a plurality of score lines on the start point side, a plurality of score lines on the end point side extending in the direction toward the inside from the end point, and a portion adjacent to the plurality of score lines on the start point side Proceeding in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions, A center-side one cut line that reaches a portion adjacent to the plurality of cut lines, and a plurality of the central-side lines constituting the first cut line in a plan view of the laminate. The formation position of the cut line is composed of a cut line that swells to the upper end side and a cut line that swells to the lower end side, and a plurality of cut lines on the starting point side constituting the first cut line in the plan view of the laminate The left and right edge thermal bonding portions from the other end aggregated on the inner edge side of the left side edge thermal bonding portion of the starting side tear initiation region with respect to the two outer cut lines positioned on the outermost side An extension line extending in the left-right direction orthogonal to is provided at a position intersecting with the region between the two outer cut lines.
また、請求項3記載の本発明は、外層とアルミニウムからなる中間層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点として連続する第1切目線を形成し、前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点として連続する第2切目線を形成し、前記左の側端縁熱接着部の外縁近傍において、前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成した傷痕群からなる起点側引裂き開始領域を形成し、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、前記第1切目線は、起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線とを少なくとも備えており、前記第2切目線は、起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、を少なくとも備えており、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、前記起点側引裂開始領域は、前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、当該2本の外側切目線の最も上端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第1延長線と、当該2本の外側切目線の最も下端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第2延長線と、前記左の側端縁熱接着部の外縁と、で囲まれた領域内に設けられていることを特徴とするものである。 According to a third aspect of the present invention, there is provided a pair of left and right sets that face each other by superposing the inner layers of a rectangular laminate having at least an outer layer, an intermediate layer made of aluminum, and an inner layer made of a thermoadhesive resin. Forming at least the left and right side edge thermal bonding portions at positions opposite to the side edge of the laminate, and forming a position receding inward from the outer edge of the left side edge thermal bonding portion on one outer layer of the laminate. As a starting point, a first position that is continuous from the starting point and a position retracted inward from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion that has the same vertical position parallel to the left and right side edge thermal bonding portions A score line is formed, and the starting point and the left and right side edge thermal bonds are bonded to the other outer layer of the laminate, starting from a position retracted inward from one outer edge of the left side edge thermal bonding part. The right side having the same vertical position parallel to the part A second cut line is formed with the position retracted inward from the outer edge of the edge thermal bonding portion as an end point, and the left side edge thermal bonding portion is disposed in the vicinity of the outer edge of the left side edge thermal bonding portion. By forming a starting side tear start region consisting of a group of scars formed so as to penetrate, the formation positions of the first cut line and the second cut line in the planar view state of the laminate are different, One of the laminates forming a tear opening when the upper end side of the packaging bag is torn open in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions along the first cut line and the second cut line A packaging bag that creates a step in the tear opening by making the outer surface of the cut surface different from the outer surface of the other cut surface of the laminate, wherein the first cut line is directed inward from the starting point Multiple cuts on the starting side that extend so as to be close to each other Between the line, the multiple score lines on the end point extending in the direction toward the inside from the end point, and the multiple score lines on the start point side and the multiple score lines on the end point side At least a plurality of central cut lines that branch from the close end side of the plurality of cut lines on the starting point side and converge on the close end side of the multiple cut lines on the end point side. The second cut line is advanced in the direction toward the inside from the starting point, and a plurality of cut lines on the starting point extending so as to be close to each other, and the second cut line is advanced toward the inside from the end point so as to be close The plurality of cut lines on the end point side to be extended and the plurality of cut lines on the end point side proceeding in the left-right direction orthogonal to the left and right side edge thermal bonding portions from the adjacent portions of the plurality of cut lines on the start point side At least one central cut line that reaches the adjacent portion of the cut line The formation position of the plurality of center-side score lines constituting the first score line in the plan view of the laminate is composed of a score line bulging on the upper end side and a score line bulging on the lower end side. The starting point side tear start region includes two outer score lines located on the outermost side among the plurality of score lines on the starting point side constituting the first score line in the planar view of the laminate, and A first extension line extending in the left-right direction passing through the end portions on the uppermost side of the two outer cut lines and orthogonal to the left and right edge thermal bonding portions, and an end on the lowermost side of the two outer cut lines And a second extension line extending in the left-right direction perpendicular to the left and right edge thermal bonding portions and an outer edge of the left side edge thermal bonding portion. It is characterized by.
また、請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装袋において、前記第1切目線は、前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する起点側の一本の切目線と、前記終点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する終点側の一本の切目線と、をさらに備え、前記中央側の複数本の切目線は、前記起点側の一本の切目線の終端から分岐して前記終点側の一本の切目線の終端に収斂することを特徴とするものである。
Moreover, the present invention according to claim 4 is the packaging bag according to any one of
また、請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装袋において、前記第1切目線と第2切目線より下端側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具が設けられ、前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とするものである。
Further, the present invention according to claim 5 is the packaging bag according to any one of
かかる発明によれば、包装袋の第1切目線を備える面を手前に向けて、起点側のIノッチまたは引裂開始領域より上端側の領域を手指で摘んで手前に引裂くと、包装袋を構成する2枚の積層体のうち、手前側の積層体は左の側端縁熱接着部にて起点側のIノッチまたは引裂開始領域より引裂きが開始され、起点側のIノッチの先端または引裂開始領域から内側に向って引裂きが進行し、起点側のIノッチの先端または引裂開始領域に対して内側に隣接する起点側の複数本の切目線のいずれか或いは起点側の複数本の切目線の近接する部分と交叉し、これから先は、これに追随する中央側の複数本の切目線のうち下端側に膨れる切目線と、これに追随する終点側の複数本の切目線のいずれかに沿って引裂き線が形成され、更に引裂きを進めると、引裂き線が右の側端縁熱接着部の外端に達する引裂き線が形成される。 According to this invention, when the surface having the first cut line of the packaging bag is directed toward the front, the I notch on the starting side or the region on the upper end side from the tear start region is picked with fingers, and the packaging bag is Of the two laminates that compose, the front laminate is torn at the left side edge thermal bond at the origin I-notch or tear initiation region, and the origin I-notch tip or tear Tearing progresses inward from the start region, and either the tip of the I-notch on the start side, or a plurality of cut lines on the start side adjacent to the inside of the tear start region, or a plurality of cut lines on the start side From now on, either the cut line that swells to the lower end of the plurality of cut lines on the center side that follows this, or the multiple cut lines on the end point side that follows this A tear line is formed along the Tear line lines tear reaches the outer end of the side edge heat seal portion of the right is formed.
逆に、起点側のIノッチまたは引裂開始領域より上端側の領域を手指で摘んで奥側に引裂くと、包装袋を構成する2枚の積層体のうち、手前側の積層体は起点側のIノッチまたは引裂開始領域より引裂きが開始され、手前側の積層体は左の側端縁熱接着部にて起点側のIノッチまたは引裂開始領域より引裂きが開始され、起点側のIノッチの先端または引裂開始領域から内側に向って引裂きが進行し、起点側のIノッチの先端または引裂開始領域に対して内側に隣接する起点側の複数本の切目線のいずれか或いは起点側の複数本の切目線の近接する部分と交叉し、これから先は、これに追随する中央側の複数本の切目線のうち上端側に膨れる切目線と、これに追随する終点側の複数本の切目線のいずれかに沿って引裂き線が形成され、更に引裂きを進めると、引裂き線が右の側端縁熱接着部の外端に達する引裂き線が形成される。 On the other hand, when the I notch on the origin side or the region on the upper end side from the tear start region is picked with fingers and torn to the back side, the laminate on the front side of the two laminates constituting the packaging bag is the origin side Tear is started from the I notch or tear start region of the front side, and the laminate on the near side starts to tear from the I notch on the left side edge or the tear start region at the left side edge thermal bonding portion. Tear progresses inward from the tip or tear start region, and either the tip of the I-notch on the start side or a plurality of cut lines on the start side adjacent to the inside of the tear start region or a plurality of on the start side It intersects with the adjacent part of the cut line, and from now on, the cut line that swells to the upper end among the multiple cut lines on the center side that follows this, and the multiple cut lines on the end point side that follows this A tear line is formed along one of the Continuing with can, line tear tear line reaches the outer end of the side edge heat seal portion of the right is formed.
したがって、使用者が、起点側のIノッチまたは引裂開始領域より上端側の領域を手指で摘んで手前側或いは奥側いずれに引裂いても、切目線から外れることなく引裂くことができる。 Therefore, even if the user grasps the I notch on the starting side or the region on the upper end side with respect to the tear start region with a finger and tears it to the near side or the far side, the user can tear without departing from the cut line.
さらに、包装袋の左右の側端縁熱接着部に形成されている第1切目線と第2切目線は、いずれも、左右の側端縁熱接着部の外端には達してはいないので、本発明の包装袋においては第1切目線と第2切目線を形成した位置で、包装袋の上端側が折れ曲がりやアルミ割れが発生する確率を相当に低減させることができる。 Furthermore, neither the first cut line nor the second cut line formed in the left and right side edge thermal bonding portions of the packaging bag reaches the outer ends of the left and right side edge thermal bonding portions. In the packaging bag of the present invention, the probability that the upper end side of the packaging bag is bent or aluminum cracks can be considerably reduced at the position where the first cut line and the second cut line are formed.
さらに、包装袋の前記切目線の下端側の包装袋の内面の対向する位置に、相互に咬合し合う凸条の雄部材と凹条の雌部材とからなる合成樹脂製の咬合具を備えており、前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備える包装袋とすることができる。 Furthermore, a synthetic resin occlusion device comprising a protruding male member and a concave female member that mesh with each other is provided at a position opposite to the inner surface of the packaging bag on the lower end side of the cut line of the packaging bag. And it can be set as the packaging bag provided with a resealing function by biting the said male member and the said female member.
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
なお、本段落においては、符号を付した構成について、特許請求の範囲に規定する構成要件との対応関係を括弧書きで解説的に示す。
図1は本発明にかかる包装袋の切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図、図3は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にIノッチを組み合わせた第1実施形態を図解的に示す要部平面図、図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図、図5は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にIノッチを組み合わせた第2実施形態を図解的に示す要部平面図、図6は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第3実施形態を図解的に示す要部平面図、図7は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にU字状の切欠を組み合わせた第4実施形態を図解的に示す要部平面図、図8は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第5実施形態を図解的に示す要部平面図、図9は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第6実施形態を図解的に示す要部平面図、図10は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第7実施形態を図解的に示す要部平面図、図11は図3に示す包装袋の一方の側端縁熱接着部を残した状態の開封図であり、図中の1は包装袋、2は端縁熱接着部、2’は左・右側端縁熱接着部、2”は上・下端縁熱接着部、3は第1切目線、3’は第2切目線、10は積層体、11は外層、12は中間層、13は内層、20は合成樹脂製の咬合具、21は凸条の雄部材、22は凹条の雌部材、30Aは第1―1起点側収斂状切目線(第1の切目線・起点側の複数本の切目線)、30Bは第1―1終点側収斂状切目線(第1の切目線・終点側の複数本の切目線)、30Cは第1―2起点側直線状切目線(第1の切目線・起点側の一本の切目線)、30Dは第1―2終点側直線状切目線(第1の切目線・終点側の一本の切目線)、30E,30Gは第1―3上端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・上端側に膨れる切目線)、30F,30Hは第1―3下端側切目線(第1の切目線・中央側の複数本の切目線・下端側に膨れる切目線)、31Aは第2―1起点側収斂状切目線(第2の切目線・起点側の複数本の切目線)、31Bは第2―1終点側収斂状切目線(第2の切目線・終点側の複数本の切目線)、31Cは第2−2起点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Dは第2−2終点側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、31Eは第2−3中央側直線状切目線(第2の切目線・中央側の一本の切目線の一部)、N1はIノッチ(Iノッチ)、N2はV字状の切欠(引裂開始領域その1)、N3はU字状の切欠(引裂開始領域その2)、αは切目線形成領域、βが咬合具形成領域をそれぞれ示す。
The above-described present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
In addition, in this paragraph, the correspondence relationship between the components with the reference numerals and the component requirements defined in the claims is described in parentheses.
1 is a plan view schematically showing the positional relationship between a cut line and a bite of a packaging bag according to the present invention, FIG. 2 is a diagram schematically showing a cross section taken along line XX of FIG. 1, and FIG. FIG. 4A is a plan view schematically showing a cross section along line YY in FIG. 3, and FIG. 4A is a plan view schematically showing a first embodiment in which an I notch is combined with a cut line formed in such a packaging bag. b) is a diagram schematically showing a cross section taken along the line ZZ in FIG. 3, and FIG. 5 is a plan view schematically showing a second embodiment in which an I notch is combined with a score line formed in the packaging bag according to the present invention. FIG. 6, FIG. 6 is a plan view of an essential part schematically showing a third embodiment in which a V-shaped notch is combined with a cut line formed in the packaging bag according to the present invention, and FIG. 7 is formed in the packaging bag according to the present invention. FIG. 8 is a plan view of an essential part schematically showing a fourth embodiment in which a U-shaped notch is combined with a cut line to be formed, and FIG. The principal part top view which shows 5th Embodiment which combined V-shaped notch with the cut line schematically, FIG. 9 is 6th which combined V-shaped notch with the cut line formed in the packaging bag concerning this invention. The principal part top view which shows embodiment schematically, FIG. 10: is a principal part top view which shows 7th Embodiment which combined V-shaped notch with the cut line formed in the packaging bag concerning this invention, and figure 11 is an unsealed view of the packaging bag shown in FIG. 3 with one side edge thermal bonding part left, 1 in the figure is the packaging bag, 2 is the edge thermal bonding part, and 2 ′ is the left / right edge. Edge thermal bonding part, 2 ″ is upper / lower edge thermal bonding part, 3 is a first cut line, 3 ′ is a second cut line, 10 is a laminate, 11 is an outer layer, 12 is an intermediate layer, 13 is an inner layer, 20 Is a synthetic resin bite, 21 is a convex male member, 22 is a concave female member, 30A is a first-first origin side converged cut line (a plurality of first cut lines / starting side 30B is a first-first end-side convergent cut line (first cut line / multiple cut lines on the end-point side), and 30C is a first-second start-side straight cut line (first 30D is a first-second end side straight cut line (first cut line / one-end side cut line), and 30E and 30G are first- 3 Upper cut line (first cut line / multiple cut lines on the central side / cut line bulging to the upper end side), 30F and 30H are first to lower 3rd cut line (first cut line / center side) A plurality of cut lines / cut lines bulging to the lower end side), 31A is a 2-1 start point side convergent cut line (second cut line / start point side cut lines), and 31B is a 2-1 End point side convergent cut line (second cut line / multiple cut lines on end point side), 31C is 2-2 start point side straight cut line (second cut line / one central cut line) Part of , 31D is the 2-2 end-side straight cut line (second cut line / part of one central cut line), and 31E is the second-3 center-side straight cut line (second cut line). N1 is an I notch (I notch), N2 is a V-shaped notch (tear initiation region 1), N3 is a U-shaped notch (tear initiation region) 2), α indicates a cut line forming region, and β indicates a bite forming region.
図1は本発明にかかる包装袋のIノッチ或いは引裂開始領域を備えた切目線と咬合具の位置関係を図解的に示す平面図、図2は図1のX−X線断面を図解的に示す図であって、包装袋1は外層11とアルミニウム箔からなる中間層12と熱接着性樹脂層からなる内層13とを積層した矩形状の積層体10の前記内層13同士を重ね合わせて四周端縁を熱接着して端縁熱接着部2で密封した四方シールタイプ包装袋である。なお、本明細書においては、端縁熱接着部2の中で、図1等において左右方向の端部に位置するとともに上下方向に渡って形成されている一組の端縁熱接着部2を左・右側端縁熱接着部2’と呼称し、図1等において上下方向の端部に位置するとともに左右方向に渡って形成されている一組の端縁熱接着部2を上・下端縁熱接着部2”と呼称する。包装袋1は包装袋1を構成する矩形状の積層体10の一方の外層と、他方の外層にそれぞれ、包装袋1の平面視状態において形成位置を異なるように第1切目線3と第2切目線3’が形成されると伴にIノッチ或いは引裂開始領域を更に備えた切目線形成領域αとこの切目線形成領域αよりも下端側(下端縁熱接着部2”側)に相互に咬合し合う凸条の雄部材21と凹条の雌部材22とからなる合成樹脂製の咬合具20が設けられる咬合具形成領域βとから構成される。
FIG. 1 is a plan view schematically showing a positional relationship between a cut line having an I notch or a tear start region of a packaging bag according to the present invention and a bite, and FIG. 2 schematically shows a cross section taken along line XX of FIG. The
次に、包装袋1に形成する切目線(第1切目線3と第2切目線3’)とIノッチの実施形態について具体的に詳述する。図3は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にIノッチを組み合わせた第1実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図、図4(a)は図3のY−Y線断面を図解的に示す図,(b)は図3のZ−Z線断面を図解的に示す図である。
Next, embodiments of the cut lines (the
図3において、IノッチN1は左・右側端縁熱接着部2'にそれぞれ設けられており、左右のIノッチN1は左・右側端縁熱接着部2'を貫通する一本の貫通切目であり、左側(起点側)のIノッチN1は、左側端縁熱接着部2'の外縁から左側端縁熱接着部2'の内縁には達しない位置に設けられており、右側(終点側)のIノッチN1は、右側端縁熱接着部2'の外縁から右側端縁熱接着部2'の内縁には達しない位置に設けられており、左右のIノッチN1は、包装袋1の左・右側端縁熱接着部2'に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2"の外縁からの距離)を同じくするものであり、貫通切目であるから、熱接着された包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)と他方(奥側)をまとめて貫通するものである。なお、IノッチN1は一種の切目つまり切り込みであり、後述するV字状、U字状、亀甲状等の切欠、微小な打ち抜き孔を多数形成してなる傷跡群のように一定の領域を形成する引裂開始領域とは概念的に区別されると解釈している。
In FIG. 3, the I notch N1 is provided in each of the left and right edge
図3において、切目線は、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3と、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’と、で構成される。
In FIG. 3, the score line indicates the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3は、左側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(右側)に後退した2箇所と右側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(左側)に後退した2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’の内縁に向う方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁にまで達しない位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第1―1起点側収斂状切目線30A、2本の第1―1終点側収斂状切目線30Bと、この第1―1起点側収斂状切目線30Aの収斂した点と第1―1終点側収斂状切目線30Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁より内側に達しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dと、これら1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dのそれぞれの終端を繋ぐ上端側に膨らむ第1―3上端側切目線30Eと下端側に膨らむ第1―3下端側切目線30Fとから構成される。
Furthermore, the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’は、左側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(右側)に後退した2箇所と右側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(左側)に後退した2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’の内縁に向う方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁にまで達しない位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第2―1起点側収斂状切目線31A、2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bと、この第2―1起点側収斂状切目線31Aの収斂した点と第2―1終点側収斂状切目線31Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して前記第1―2起点側直線状切目線30C、第1―2終点側直線状切目線30Dと位相(位置)および長さを同じくして延びる第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dと、これら第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dのそれぞれの終端を、一直線で繋ぐ第2−3中央側直線状切目線31Eとから構成される。
Further, the
なお、各種切目線について、第1切目線3を構成する各種切目線については「第1」という文言を付し、左・右側端縁熱接着部2’の外縁から順に「第1−1」「第1−2」「第1−3」との枝番を追加した文言を付しており、第2切目線3’を構成する各種切目線については「第2」という文言を付し、左・右側端縁熱接着部2’の外縁から順に「第2−1」「第2−2」との枝番を追加した文言を付しており、枝番が小さい程、前記左・右側端縁熱接着部2’の外縁寄りの切目線となり、枝番が大きい程、前記左・右側端縁熱接着部2’の外縁から離れた中央寄りの切目線となる。
Regarding various cut lines, the various cut lines constituting the
また、第2−2起点側直線状切目線31Cと第2−2終点側直線状切目線31Dと第2−3中央側直線状切目線31Eとは、同一直線状に並んでおり、本来的には区分する必要はないが、第1―2起点側直線状切目線30Cと表裏で一致する部分(一部)を第2−2起点側直線状切目線31Cと定義し、第1―2終点側直線状切目線30Dと表裏で一致する部分(一部)を第2−2終点側直線状切目線31Dと定義し、その残りの部分(一部)を第2−3中央直線状切目線31Eと定義したものである。
Further, the 2-2 start point side straight cut
さらに、左側(起点側)のIノッチN1と第1切目線3との相対的な位置関係については、積層体10の平面視状態における第1切目線3を構成する2本の第1−1起点側収斂状切目線(外側切目線。以下、同じ)30Aの収斂する点を第一点とし、2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのうち最も外側に位置する最上側の切目線の起点を第二点とし、当該第二点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第三点とし、2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのうち最も下側に位置する最下側の切目線の起点を第四点とし、当該第四点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第五点とした場合に、これら第一点と第二点と第三点と第四点と第五点により囲まれる略ホームベース状の領域内であって更に左側端縁熱接着部2’内に左側(起点側)のIノッチN1が設けられており、左側(起点側)のIノッチの左側端縁熱接着部2’の内縁側の先端の左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に平行な延長仮想線が前述した第二点と第一点と第四点をつなぐ「左右反転くの字」状の切目線に交叉する位置に設けられている。
Further, regarding the relative positional relationship between the left (starting side) I notch N1 and the
また、右側(終点側)のIノッチN1と第1切目線3との相対的な位置関係については、積層体10の平面視状態における第1切目線3を構成する2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bの収斂する点を第一点とし、2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bのうち最も外側に位置する最上側の切目線の起点を第二点とし、当該第二点から前記左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(右側)に延伸した仮想線が右側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第三点とし、2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bのうち最も下側に位置する最下側の切目線の起点を第四点とし、当該第四点から前記左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(右側)に延伸した仮想線が右側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第五点とした場合に、これら第一点と第二点と第三点と第四点と第五点により囲まれる略ホームベース状の領域内であって更に右側端縁熱接着部2’内に右側(終点側)のIノッチN1が設けられており、右側(終点側)のIノッチの右側端縁熱接着部2’の内縁側の先端の左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に平行な延長仮想線が前述した第二点と第一点と第四点をつなぐ「くの字」状の切目線に交叉する位置に設けられている。
In addition, regarding the relative positional relationship between the I notch N <b> 1 on the right side (end point side) and the
上記のように構成した包装袋1は、左側(起点側)のIノッチN1が交叉する左側端縁熱接着部2’の外縁、例えば、図3上の左側から上端側の領域を手指で摘んで左側(起点側)のIノッチN1より手前に引裂くと、包装袋1を構成する2枚の積層体のうち、手前側の積層体と奥側の積層体は、左側(起点側)のIノッチN1より引裂きが開始され、左側(起点側)のIノッチN1の先端から内側(右側)に向って一体的に引裂かれて、左側(起点側)のIノッチN1の先端に対して内側に隣接する2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのいずれか或いは収斂点と交叉し、これから先は、2本の第1―1起点側収斂状切目線30Aのうち引裂き線と交叉した切目線と2本の第2―1起点側収斂状切目線31Aのうち引裂き線と交叉した切目線とが一致するように一体的に引裂かれて起点側の収斂点に達し、これに追随する第1―2起点側直線状切目線30Cと第2―2起点側直線状切目線31Cとに沿って直線的に一体的に引き裂かれて、引裂き開封線が下端側に膨らむ第1−3下端側切目線30Fおよび上端側に膨らむ第1−3上端側切目線30Eの分岐点に至って、手前に引裂くことの結果として第1切目線3においては前記第1―2起点側直線状切目線30Cから前記第1−3下端側切目線30Fに沿って、また、第2切目線3’においては前記第2−2起点側直線状切目線31Cから前記第2−3中央側直線状切目線31Eに沿って、それぞれ一致せずに引裂かれ、それぞれの引裂き開封線が第1−2終点側直線状切目線30Dおよび第2―2終点側直線状切目線31Dに至って、第1切目線3においては前記第1−3下端側切目線30Fは前記第1−2終点側直線状切目線30Dに沿って、また、第2切目線3’においては前記第2−2終点側直線状切目線31Dに沿って直線的に一体的に引き裂かれて終点側の収斂点に達し、これに追随する2本の第1―1終点側収斂状切目線30Bのいずれかと2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bのいずれかとが一致するように一体的に引裂かれて、第1―1終点側収斂状切目線30B及び第2―1終点側収斂状切目線31Bのいずれかに沿ってその起点に達した後は、更に引裂きを進めると、引裂き線が図3上の右側(終点側)の右側端縁熱接着部2’の外縁に達して開封される。図11に示すように、引裂き開封線は滑らかな曲線と直線とからなるものであり、開封口についても美麗なものとすることができる。また、第1−3下端側切目線30Fと第2−3中央側直線状切目線31Eとにより形成される引裂き開封線は段差を生じるために積層体10の一方と他方とを容易に摘んで開口することができる。
The
また、図示あるいは詳細な説明は省略するが、図3において包装袋1の開封時に、図3上の左側から上端側の領域を手指で摘んで左側(起点側)のIノッチN1より奥側に引裂くと、引裂き開封線が下端側に膨らむ第1−3下端側切目線30Fおよび上端側に膨らむ第1−3上端側切目線30Eの分岐点に至って、奥側に引裂くことの結果として第1−2起点側直線状切目線30Cから第1−3上端側切目線30E沿って、引裂かれる他は、手前に引裂いた場合と同様に引き裂かれて開封されるものである。
Although not shown or described in detail, when the
また、図5は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にIノッチを組み合わせた第2実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図であって、図3においては第1切目線3の第1−3上端側切目線30Eと第1−3下端側切目線30Fを円弧状の形状としたものを示したが、円弧状の形状に替えて略コの字状の上端側に膨らむ第1−3上端側切目線30Gと下端側に膨らむ第1−3下端側切目線30Hとしたものであり、これ以外は図3と同じであり、説明は省略する。なお、第2実施形態の場合、第1切目線3の第1−2起点側直線状切目線30Cあるいは第1−2終点側直線状切目線30Dに対して略コの字状の第1−3上端側切目線30Gあるいは第1−3下端側切目線30Hがなす角度θ(一箇所のみ記載した)は160〜175度が望ましい。
FIG. 5 is a plan view of an essential part seen from the front side schematically showing a second embodiment in which an I notch is combined with a cut line formed in the packaging bag according to the present invention. In FIG. Although the 1st-3 upper end side cut
また、図6は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第3実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図であって、図3における左右のIノッチN1を左右のV字状の切欠N2に置き換えたものである。 FIG. 6 is a plan view of an essential part seen from the front side schematically illustrating a third embodiment in which a V-shaped notch is combined with a score line formed in the packaging bag according to the present invention. The left and right I notches N1 are replaced with left and right V-shaped notches N2.
図6において、V字状の切欠N2は左・右側端縁熱接着部2’にそれぞれ設けられており、左右のV字状の切欠N2は左・右側端縁熱接着部2’を貫通するV字状の貫通切目と左・右側端縁熱接着部2’の外縁とで囲まれた三角形状の領域を除去した欠落部であり、左側(起点側)のV字状の切欠N2は、左側端縁熱接着部2’の外縁から左側端縁熱接着部2’の内縁には達しない位置に設けられており、右側(終点側)のV字状の切欠N2は、右側端縁熱接着部2’の外縁から右側端縁熱接着部2’の内縁には達しない位置に設けられており、左右のV字状の切欠N2は、包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくするものであり、欠落部であるから、熱接着された包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)と他方(奥側)をまとめて欠落除去したものである。なお、V字状の切欠N2は一種の欠落部であり、後述するV字状、U字状、亀甲状等の切欠のように一定の領域を欠落除去して形成するものであり、後述する微小な打ち抜き孔を多数形成してなる傷痕群、小径の針などを刺し込んで多数の貫通孔を形成した傷痕群、短い刃物などを刺し込んで多数の切り込みを形成した傷痕群をも含めてこれらを引裂開始領域と総称する。
In FIG. 6, V-shaped notches N2 are provided in the left and right edge
さらに、左側(起点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係については、積層体10の平面視状態における第1切目線3を構成する2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aの収斂する点を第一点とし、2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのうち最も外側に位置する最上側の切目線の起点を第二点とし、当該第二点から前記左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第三点とし、2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのうち最も下側に位置する最下側の切目線の起点を第四点とし、当該第四点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第五点とした場合に、これら第一点と第二点と第三点と第四点と第五点により囲まれる略ホームベース状の領域内であって更に左側端縁熱接着部2’内に左側(起点側)のV字状の切欠N2が設けられており、左側(起点側)V字状の切欠N2の左側端縁熱接着部2’の内縁側の先端の左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に平行な延長仮想線が前述した第二点と第一点と第四点をつなぐ「左右反転くの字」状の切目線に交叉する位置に設けられている。
Furthermore, regarding the relative positional relationship between the V-shaped cutout N2 on the left side (starting side) and the
また、右側(終点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係については、積層体10の平面視状態における前記第1切目線3を構成する2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bの収斂する点を第一点とし、2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bのうち最も外側に位置する最上側の切目線の起点を第二点とし、当該第二点から前記左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(右側)に延伸した仮想線が右側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第三点とし、2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bのうち最も下側に位置する最下側の切目線の起点を第四点とし、当該第四点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(右側)に延伸した仮想線が右側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第五点とした場合に、これら第一点と第二点と第三点と第四点と第五点により囲まれる略ホームベース状の領域内であって更に右側端縁熱接着部2’内に右側(終点側)のV字状の切欠N2が設けられており、右側(終点側)のV字状の切欠N2の右側端縁熱接着部2’の内端縁側の先端の左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に平行な延長仮想線が前述した第二点と第一点と第四点をつなぐ「くの字」状の切目線に交叉する位置に設けられている。
Further, regarding the relative positional relationship between the V-shaped notch N2 on the right side (end point side) and the
上記のように構成した包装袋1は、左側(起点側)のV字状の切欠N2が交叉する左側端縁熱接着部2’の外縁、例えば、図6上の左側から上端側の領域を手指で摘んで左側(起点側)のV字状の切欠N2より手前に引裂くと、包装袋1を構成する2枚の積層体のうち、手前側の積層体と奥側の積層体は、左側(起点側)のV字状の切欠N2より引裂きが開始され、左側(起点側)のV字状の切欠N2の先端から内側(右側)に向って一体的に引裂かれて、左側(起点側)のV字状の切欠N2の先端に対して内側(右側)に隣接する2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのいずれか或いは収斂点と交叉し、これから先は、2本の第1―1起点側収斂状切目線30Aのうち引裂き線と交叉した切目線と2本の第2―1起点側収斂状切目線31Aのうち引裂き線と交叉した切目線とが一致するように一体的に引裂かれて起点側の収斂点に達し、これに追随する第1―2起点側直線状切目線30Cと第2―2起点側直線状切目線31Cとに沿って直線的に一体的に引き裂かれて、引裂き開封線が下端側に膨らむ第1−3下端側切目線30Fおよび上端側に膨らむ第1−3上端側切目線30Eの分岐点に至って、手前に引裂くことの結果として第1切目線3においては前記第1―2起点側直線状切目線30Cから前記第1−3下端側切目線30Fに沿って、また、第2切目線3’においては前記第2−2起点側直線状切目線31Cから前記第2−3中央側直線状切目線31Eに沿って、それぞれ一致せずに引裂かれ、それぞれの引裂き開封線が第1−2終点側直線状切目線30Dおよび第2―2終点側直線状切目線31Dに至って、第1切目線3においては前記第1−3下端側切目線30Fは前記第1−2終点側直線状切目線30Dに沿って、また、第2切目線3’においては前記第2−2終点側直線状切目線31Dに沿って直線的に一体的に引き裂かれて終点側の収斂点に達し、これに追随する2本の第1―1終点側収斂状切目線30Bのいずれかと2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bのいずれかとが一致するように一体的に引裂かれて、第1―1終点側収斂状切目線30B及び第2―1終点側収斂状切目線31Bのいずれかに沿ってその起点に達した後は、更に引裂きを進めると、引裂き線が図6上の右側(終点側)の右側端縁熱接着部2’の外縁に達するか或いは右側(終点側)のV字状の切欠N2に達して開封される点では、図3の第1実施形態と略同じであるが、引裂き線が図6上の右側(終点側)の右側端縁熱接着部2’の外縁に設けられた右側(終点側)のV字状の切欠N2に達する確率は、切欠の開口の広さを勘案すれば、当然に、図3のIノッチN1に達する確率よりも高くなる。
The
また、図示あるいは詳細な説明は省略するが、図6において包装袋1の開封時に、図6上の左側から上端側の領域を手指で摘んで左側(起点側)のV字状の切欠N2より奥側に引裂くと、引裂き開封線が下端側に膨らむ第1−3下端側切目線30Fおよび上端側に膨らむ第1−3上端側切目線30Eの分岐点に至って、奥側に引裂くことの結果として前記第1−2起点側直線状切目線30Cから前記第1−3上端側切目線30E沿って、引裂かれる他は、手前に引裂いた場合と同様に引き裂かれて開封されるものである。
Although not shown or described in detail, when the
また、図7は本発明にかかる包装袋に形成する切目線にU字状の切欠を組み合わせた第4実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図であって、図5における左右のIノッチN1を左右のU字状の切欠N3に置き換えたものである。 FIG. 7 is a plan view of an essential part seen from the front side schematically illustrating a fourth embodiment in which a U-shaped cutout is combined with a score line formed in the packaging bag according to the present invention. The left and right I notches N1 are replaced with left and right U-shaped notches N3.
図7において、U字状の切欠N3は左・右側端縁熱接着部2’にそれぞれ設けられており、左右のU字状の切欠N3は左・右側端縁熱接着部2’を貫通するU字状の貫通切目と左・右側端縁熱接着部2’の外縁とで囲まれた略横長半円状(正方形と半円の組み合わせた形状)の領域を除去した欠落部であり、左側(起点側)のU字状の切欠N3は、左側端縁熱接着部2’の外縁から左側端縁熱接着部2’の内縁には達しない位置に設けられており、右側(終点側)のU字状の切欠N3は、右側端縁熱接着部2’の外縁から右側端縁熱接着部2’の内縁には達しない位置に設けられており、左右のU字状の切欠N3は、包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくするものであり、欠落部であるから、熱接着された包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)と他方(奥側)をまとめて欠落除去したものである。なお、左側(起点側)のU字状の切欠N3と第1切目線3との相対的な位置関係、右側(終点側)のU字状の切欠N3と第1切目線3との相対的な位置関係については、図6のV字状の切欠N2を備えた第3実施形態と同じである。
In FIG. 7, U-shaped notches N3 are provided in the left and right edge
図6でV字状の切欠N2を、図7ではU字状の切欠N3を切目線に組み合わせて開封手段とするものであり、目の不自由な使用者であっても開封開始箇所を特定できる点においては視覚的に開封をより容易なものとすることができる。 The V-shaped notch N2 in FIG. 6 and the U-shaped notch N3 in FIG. 7 are combined with the score line to make the opening means, and even the visually impaired user identifies the opening start location In terms of what can be done, the opening can be made easier visually.
さらに、V字状の切欠N2及びU字状の切欠N3の内側を向いた先端部(V字の折曲点、U字の変曲点)が、前記第1−1起点側収斂状切目線30A(または、前記第2−2起点側収斂状切目線31A)の収斂点に近接することにより、U字状の切欠から引裂きを開始すれば、引裂き開封線はU字状の切欠の内側を向いた先端部から略直線的に前記第1−1起点側収斂状切目線30A(または、前記第2−2起点側収斂状切目線31A)の収斂点に達する確率を高めることが出来るので、前記第1−1起点側収斂状切目線30A(または、前記第2−2起点側収斂状切目線31A)と交叉してから、これに沿って進んで最終的に収斂点に達するに比べて、機能的に開封をより容易なものとすることができる。
Furthermore, the front-end | tip part (V-shaped bending point, U-shaped inflection point) which faced the inner side of V-shaped notch N2 and U-shaped notch N3 is said 1-1 start point side convergent cut line If tearing is started from a U-shaped notch by approaching the convergence point of 30A (or the above-mentioned 2-2 starting-point-side convergent cut
なお、図6においてはV字状の切欠を、図7においてはU字状の切欠を示しているが、視覚的にも機能的にも開封をより容易なものとする手段としては、これらに限定されるものではなく、V字状、U字状、亀甲状等の切欠であってもよく、微小な打ち抜き孔を多数形成した傷痕群を設けることでも、同程度の機能を達成できる。これらは一種の欠落部であって、熱接着された包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に対して所望の1つのU字形状の刃物、1つのV字形状の刃物、多数の小さい円形状の刃物を押し当てて切り込みを形成しつつ一部領域(切り込みと外縁で囲まれた領域、円形の切り込みで囲まれた領域)を真空吸着等で除去して形成するものである。さらに、上記のような包装袋1を構成する積層体10の一部を切除した切欠のほか、小径の針などを刺し込んで多数の貫通孔を形成した傷痕群、短い刃物などを刺し込んで多数の切り込みを形成した傷痕群であってもよい。この仕様の傷痕群は、熱接着された包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に対して小径の針の集合体や幅の短い刃物の集合体を押し当てて多数の貫通孔や多数の切り込みを形成するものであり、例えば、貫通孔で説明すれば、針を押し当てた側の表面は針の先端形状に沿って一種のすり鉢状の凹みと底部の破れによる孔を備え、針が突き出る側の表面は針の先端形状に沿って一種のフジツボ状の凸部と頂部の破れによる孔を備えるが、この孔は突き破って出来たものであって一部領域を除去したものではない点で、Iノッチ(1個の幅の長い切り込み)と共通する。但し、多数の貫通孔や多数の切り込みが集合することで一定の引裂き易い領域を形成しており、この点で、V字状、U字状、亀甲状等の切欠、微小な打ち抜き孔を多数形成してなる傷跡群と同じであり、これらを総称して引裂開始領域と規定している。なお、小径の針などを刺し込んで多数の貫通孔を形成した傷痕群、短い刃物などを刺し込んで多数の切り込みを形成した傷痕群については、熱接着された包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’の一部除去する必要がなく、熱接着された包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’の一部領域を引裂き容易とする程度に強度を下げれば足りるので、積層体10の表面(片方或いは両方)に貫通することなく形成された傷痕群であってもよい。
6 shows a V-shaped notch, and FIG. 7 shows a U-shaped notch. However, as means for making the opening easier both visually and functionally, these may be used. It is not limited, and it may be V-shaped, U-shaped, turtle-shaped, or the like, and the same level of function can be achieved by providing a group of scars with a number of minute punched holes. These are a kind of missing part, and a desired U-shaped blade, a single V-shaped blade, and many, for the left and right edge thermal bonding portions 2 'of the heat-bonded
ただし、いずれであっても、左側(起点側)の引裂開始領域(V字状、U字状、亀甲状等の切欠、傷痕群)と第1切目線3との相対的な位置関係、右側(終点側)の引裂開始領域(V字状、U字状、亀甲状等の切欠、傷痕群)と第1切目線3との相対的な位置関係については、図6のV字状の切欠N2を備えた第3実施形態、図7のU字状の切欠N3を備えた第4実施形態と同じである。
However, in any case, the relative positional relationship between the tear start area (V-shaped, U-shaped, tortoise-shaped notch, scar group) on the left side (starting side) and the
すなわち、積層体10の平面視状態における第1切目線3を構成する2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aの収斂する点を第一点とし、2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのうち最も外側に位置する最上側の切目線の起点を第二点とし、当該第二点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第三点とし、2本の第1−1起点側収斂状切目線30Aのうち最も下側に位置する最下側の切目線の起点を第四点とし、当該第四点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第五点とした場合に、これら第一点と第二点と第三点と第四点と第五点により囲まれる略ホームベース状の領域内であって更に左側端縁熱接着部2’内に左側(起点側)の引裂開始領域(V字状、U字状、亀甲状等の切欠、傷痕群)が設けられており、左側(起点側)の引裂開始領域(V字状、U字状、亀甲状等の切欠、傷痕群)の左側端縁熱接着部2’の内縁側の先端の左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に平行な延長仮想線が前述した第二点と第一点と第四点をつなぐ「左右反転くの字」状の切目線に交叉する位置に設けられている。
That is, the first point is the point where the two first-first-start-point-side convergent cut
また、積層体10の平面視状態における第1切目線3を構成する2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bの収斂する点を第一点とし、2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bのうち最も外側に位置する最上側の切目線の起点を第二点とし、当該第二点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(右側)に延伸した仮想線が右側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第三点とし、2本の第1−1終点側収斂状切目線30Bのうち最も下側に位置する最下側の切目線の起点を第四点とし、当該第四点から左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(右側)に延伸した仮想線が右側端縁熱接着部2’の外端と交わる点を第五点とした場合に、これら第一点と第二点と第三点と第四点と第五点により囲まれる略ホームベース状の領域内であって更に右側端縁熱接着部2’内に右側(終点側)の引裂開始領域(V字状、U字状、亀甲状等の切欠、傷痕群)が設けられており、右側(終点側)の引裂開始領域(V字状、U字状、亀甲状等の切欠、傷痕群)の右側端縁熱接着部2’の内縁側の先端の左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に平行な延長仮想線が前述した第二点と第一点と第四点をつなぐ「くの字」状の切目線に交叉する位置に設けられていることが必要であり、引裂開始領域(V字状、U字状、亀甲状等の切欠、傷痕群)の内側を向いた先端部が、第1−1起点側収斂状切目線30A(または、第2−2起点側収斂状切目線31A)の収斂点に近接するように形成するのが好ましい。
Moreover, the point which the two 1st-1 end point side converging-like cut lines 30B which comprise the
また、図3においてはIノッチN1を、図6においてはV字状の切欠N2を、図7においてはU字状の切欠N3を、起点側(図上での左側)及び終点側(図上での右側)の両方に設けたが、左利きの使用者を考慮すれば、両側に備えるのが望ましいが、起点側(図上での左側)のみに設けてもよく、両側に設けるにおいても切欠等の形状を起点側と終点側で異なるもの(例えば、起点側ではV字状の切欠N2とするが、終点側ではIノッチN1とする)としても問題ない。この点については、引裂開始領域についても同様である。 Further, in FIG. 3, the I notch N1, the V-shaped notch N2 in FIG. 6, the U-shaped notch N3 in FIG. 7, the start side (left side in the figure) and the end side (in the figure) However, it is desirable to provide it on both sides if left-handed users are considered, but it may be provided only on the starting side (left side in the figure) or notch on both sides. There is no problem even if the shape is different between the starting point side and the ending point side (for example, V-shaped notch N2 is set on the starting point side but I notch N1 is set on the ending point side). The same applies to the tear start region.
図8は、本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第5実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図であって、図3の第1実施形態と比べて、第1切目線3の両脇部分を構成する2本の第1―1起点側収斂状切目線30A及び2本の第1―1終点側収斂状切目線30B、第2切目線3’の両脇部分を構成する2本の第2―1起点側収斂状切目線31A及び2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bの位置が内側にシフトしており、このシフト分だけ、第1切目線3の1本の第1−2起点側直線状切目線30C及び1本の第1−2終点側直線状切目線30D、第2切目線3’の1本の第2−2起点側直線状切目線31C及び1本の第2−2終点側直線状切目線31Dが短くなっている点を除けば、図3の第1実施形態と同じであり、左側(起点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係、右側(終点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係については、同じである。
FIG. 8 is a plan view of an essential part seen from the front side schematically illustrating a fifth embodiment in which a V-shaped notch is combined with a score line formed in a packaging bag according to the present invention. Compared to the first embodiment, the two first-first start-side convergent cut
図8に示すように、切目線は、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3と、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’と、で構成される。
As shown in FIG. 8, the cut line is formed between the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3は、左側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(右側)に後退した2箇所と右側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(左側)に後退した2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’の内縁に向う方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁より内側に達した位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第1―1起点側収斂状切目線30A、2本の第1―1終点側収斂状切目線30Bと、この第1―1起点側収斂状切目線30Aの収斂した点と第1―1終点側収斂状切目線30Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁よりさらに内側に達しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dと、これら1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dのそれぞれの終端を繋ぐ上端側に膨らむ第1―3上端側切目線30Eと下端側に膨らむ第1―3下端側切目線30Fとから構成される。
Furthermore, the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’は、左側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(右側)に後退した2箇所と右側端縁熱接着部2’の外縁よりも内側(左側)に後退した2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’の内縁に向う方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁より内側に達した位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第2―1起点側収斂状切目線31A、2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bと、この第2―1起点側収斂状切目線31Aの収斂した点と第2―1終点側収斂状切目線31Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して前記第1―2起点側直線状切目線30C、第1―2終点側直線状切目線30Dと位相(位置)および長さを同じくして延びる第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dと、これら第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dのそれぞれの終端を、一直線で繋ぐ第2−3中央側直線状切目線31Eとから構成される。
Further, the
図8の第5実施形態では、図3の第1実施形態と比べて、包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に形成された切目線が、2本の第1―1起点側収斂状切目線30A、2本の第1―1終点側収斂状切目線30B、2本の第2―1起点側収斂状切目線31A、2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bの一部分であり長さが短い点、切目線を形成した位置で、上端側の折れ曲がりやアルミ割れが発生しやすい構成である左右方向に伸びる切目線である1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30D、1本の第2−2起点側直線状切目線31C、1本の第2−2終点側直線状切目線31Dが包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に存在しない点において、図3の第1実施形態と比べて、切目線を形成した位置で、上端側の折れ曲がりやアルミ割れがより発生し難くなっている。
In the fifth embodiment of FIG. 8, the cut lines formed in the left and right edge
図9は、本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第6実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図であって、図8の第5実施形態と比べて、第1切目線3の両脇部分を構成する2本の第1―1起点側収斂状切目線30A及び2本の第1―1終点側収斂状切目線30B、第2切目線3’の両脇部分を構成する2本の第2―1起点側収斂状切目線31A及び2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bの位置が内側にシフトしており、このシフト分だけ、第1切目線3の1本の第1−2起点側直線状切目線30C及び1本の第1−2終点側直線状切目線30D、第2切目線3’の1本の第2−2起点側直線状切目線31C及び1本の第2−2終点側直線状切目線31Dが短くなっている点を除けば、図8の第5実施形態と同じであり、左側(起点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係、右側(終点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係については、同じである。
FIG. 9 is a plan view of an essential part seen from the front side schematically illustrating a sixth embodiment in which a V-shaped notch is combined with a score line formed in a packaging bag according to the present invention. Compared with the fifth embodiment, the two first 1-1 starting side converging
図9に示すように、切目線は、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3と、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’と、で構成される。
As shown in FIG. 9, the cut line is formed between the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3は、左側端縁熱接着部2’の内縁における2箇所と右側端縁熱接着部2’の内縁における2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方法で内側に向って進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁より内側に達した位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第1―1起点側収斂状切目線30A、2本の第1―1終点側収斂状切目線30Bと、この第1―1起点側収斂状切目線30Aの収斂した点と第1―1終点側収斂状切目線30Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁よりさらに内側に達しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dと、これら1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dのそれぞれの終端を繋ぐ上端側に膨らむ第1―3上端側切目線30Eと下端側に膨らむ第1―3下端側切目線30Fとから構成される。
Furthermore, the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’は、左側端縁熱接着部2’の内縁における2箇所と右側端縁熱接着部2’の内縁における2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で内側に向って進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁より内側に達した位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第2―1起点側収斂状切目線31A、2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bと、この第2―1起点側収斂状切目線31Aの収斂した点と第2―1終点側収斂状切目線31Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して前記第1―2起点側直線状切目線30C、第1―2終点側直線状切目線30Dと位相(位置)および長さを同じくして延びる第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dと、これら第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dのそれぞれの終端を、一直線で繋ぐ第2−3中央側直線状切目線31Eとから構成される。
Furthermore, the 2nd cut line 3 'formed in the
図9の第6実施形態では、図8の第5実施形態と比べて、包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に形成された切目線が存在しない点において、図8の第5実施形態と比べて、切目線を形成した位置で、上端側の折れ曲がりやアルミ割れがより発生し難くなっている。
In the sixth embodiment of FIG. 9, compared to the fifth embodiment of FIG. 8, there is no score line formed in the left and right edge
図10は、本発明にかかる包装袋に形成する切目線にV字状の切欠を組み合わせた第7実施形態を図解的に示す手前側から見た要部平面図であって、図9の第6実施形態と比べて、第1切目線3の両脇部分を構成する2本の第1―1起点側収斂状切目線30A及び2本の第1―1終点側収斂状切目線30B、第2切目線3’の両脇部分を構成する2本の第2―1起点側収斂状切目線31A及び2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bの位置が内側にシフトしており、このシフト分だけ、第1切目線3の1本の第1−2起点側直線状切目線30C及び1本の第1−2終点側直線状切目線30D、第2切目線3’の1本の第2−2起点側直線状切目線31C及び1本の第2−2終点側直線状切目線31Dが短くなっている点を除けば、図8の第5実施形態と同じであり、左側(起点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係、右側(終点側)のV字状の切欠N2と第1切目線3との相対的な位置関係については、同じである。
FIG. 10 is a plan view of an essential part seen from the front side schematically illustrating a seventh embodiment in which a V-shaped cutout is combined with a score line formed in the packaging bag according to the present invention. Compared with the sixth embodiment, the two first 1-1 starting side converging
図10に示すように、切目線は、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3と、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’と、で構成される。
As shown in FIG. 10, the cut line is formed between the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の一方(手前側)の外層11に形成された第1切目線3は、左側端縁熱接着部2’の内縁より右側(内側)に後退した位置における2箇所と右側端縁熱接着部2’の内縁より左側(内側)に後退した位置における2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方法で内側に向って進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁よりさらに内側に達した位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第1―1起点側収斂状切目線30A、2本の第1―1終点側収斂状切目線30Bと、この第1―1起点側収斂状切目線30Aの収斂した点と第1―1終点側収斂状切目線30Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁よりさらに内側に達しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dと、これら1本の第1―2起点側直線状切目線30C、1本の第1―2終点側直線状切目線30Dのそれぞれの終端を繋ぐ上端側に膨らむ第1―3上端側切目線30Eと下端側に膨らむ第1―3下端側切目線30Fとから構成される。
Furthermore, the
さらに、包装袋1を構成する積層体10の他方(奥側)の外層11に形成された第2切目線3’は、左側端縁熱接着部2’の内縁より右側(内側)に後退した位置における2箇所と右側端縁熱接着部2’の内縁より左側(内側)に後退した位置における2箇所とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で内側に向って進行して左・右側端縁熱接着部2’の内縁よりさらに内側に達した位置で収斂しており包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に平行する上下方向の位相(位置)(たとえば、上端縁熱接着部2”の外縁からの距離)を同じくする2本の第2―1起点側収斂状切目線31A、2本の第2―1終点側収斂状切目線31Bと、この第2―1起点側収斂状切目線31Aの収斂した点と第2―1終点側収斂状切目線31Bの収斂した点とからそれぞれ左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向に進行して前記第1―2起点側直線状切目線30C、第1―2終点側直線状切目線30Dと位相(位置)および長さを同じくして延びる第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dと、これら第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dのそれぞれの終端を、一直線で繋ぐ第2−3中央側直線状切目線31Eとから構成される。
Furthermore, 2nd cut line 3 'formed in the
図9の第6実施形態では、切目線の形成位置が左右にぶれてしまった場合、包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に切目線が発生する可能性があるが、図10の第7実施形態では、左・右側端縁熱接着部2’から第1切目線3の起点及び終点、第2切目線3’の起点及び終点に至るクリアランス部分の存在により、このようなぶれが生じたとしても、包装袋1の左・右側端縁熱接着部2’に切目線が発生するには至らない。この点で、図9の第6実施形態と比べて、切目線を形成した位置で、上端側の折れ曲がりやアルミ割れがより発生し難くなっている。
In the sixth embodiment of FIG. 9, if the formation position of the score line is shifted to the left and right, the score line may occur in the left and right edge
なお、図3、図6、図8、図9、図10においては、前記第1−3上端側切目線30Eと第1−3下端側切目線30Fを円弧状の形状とし、図5、図7においては、前記第1−3上端側切目線30Gと第1−3下端側切目線30Hを略コの字状の形状としたものを例示したが、第1−3上端側切目線と第1−3下端側切目線は、これに限るものではなく、略への字状等の形状であってもよいし、第1−3上端側切目線と第1−3下端側切目線の形状を異なるものとしてもよいものである。
3, 6, 8, 9, and 10, the first to third upper end side cut
また、前記第1−2起点側直線状切目線30Cと第1−2終点側直線状切目線30Dのそれぞれの終端を繋ぐ図3、図6、図8、図9、図10の前記第1−3上端側切目線30Eと第1−3下端側切目線30F、あるいは、図5、図7の前記第1−3上端側切目線30Gと第1−3下端側切目線30Hをそれぞれ一本の切目線で示したが、一本に限ることはなくそれぞれを複数本から構成してもよいし、上端側と下端側で本数を異にしてもよいものである。また、複数本設ける場合の切目線の間隔は1mm以下が望ましい。なお、前記第1切目線3と前記第2切目線3’の引裂き開口部における段差は6mm以上になるように設計するのが包装袋1を構成する積層体の一方と他方を容易に手指で摘むことができる点から好ましいものである。
3, 6, 8, 9, and 10 connecting the terminal ends of the first-second start point-side
また、図3、図5、図6、図7、図8、図9、図10において前記第1−1起点側収斂状切目線30Aと第1−1終点側収斂状切目線30Bと前記第2−1起点側収斂状切目線31Aと第2−1終点側収斂状切目線31Bとを、左側端熱接着部2’の外縁より左側(内側)に後退させた位置の2箇所と右側端熱接着部2’の外縁より右側(内側)に後退させた位置の2箇所とからそれぞれ左右方向において内側に向って進行して1点に収斂する2本仕様にしたが、2本仕様以外に4本仕様、6本仕様と偶数本のバリエーションが可能であり、中央に一本を追加して3本仕様、5本仕様、7本仕様と奇数本のバリエーションが可能であり、起点側と終点側で本数が異なるものとすることが可能であるが、いずれのバリエーションにおいても、1点に収斂することには変わりがない。
3, 5, 6, 7, 8, 9, and 10, the 1-1 start-point-side
また、上記実施形態では、第1−1起点側収斂状切目線30A、第1−1終点側収斂状切目線30B、第2−1起点側収斂状切目線31A、第2−1終点側収斂状切目線31Bは、いずれも左・右側端熱接着部2’の内縁側で一点に収斂するように形成されているが、必ずしも一点に収斂していなくてもよく、ハの字状に形成されていてもよい。例えば、図12に示すように、第1−1起点側収斂状切目線30Aのうち、上側から内縁に向かって延びる切目線(外側切目線)30A1と下側から内縁に向かって延びる切目線(外側切目線)30A2とが接することなく、間隔をおいて近接するように構成することもできる。上側から内縁に向かって延びる切目線30A1と下側から内縁に向かって延びる切目線30A2とが接すると、寸法誤差により切目線30A1,30A2が交差する可能性があり、これによって引き裂き線が切目線から外れるおそれがあるが、上記のようにハの字状に形成すると、切目線30A1,30A2が交差するのを防止することができる。このような構成については、第1−1終点側収斂状切目線30B、第2−1起点側収斂状切目線31A、第2−1終点側収斂状切目線31Bについても、同様に適用することができる。このとき、第1−2起点側直線状切目線30Cの起点は、切目線30A1の終端と切目線30A2の終端との上下方向の間の領域にあればよく、左右方向には多少ずれていてもよい。この点は、第1−2終点側直線状切目線30D、第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dについても同じである。
In the above embodiment, the first-first start-side convergent cut
この場合、上述したIノッチのほか、引裂開始領域のうち特に傷痕群は、以下の領域に形成される必要がある。この点について、図13を参照しつつ説明する。まず、上側の切目線30A1において最も外側に位置する最上側の起点をA点、上側の切目線30A1において最も内側に位置する最下側の起点をB点、A点からから左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線(第1延長線)L1が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点をC点とする。さらに、下側の切目線30A2において最も外側に位置する最下側の起点をD点、下側の切目線30A2において最も内側に位置する最上側の起点をE点、D点からから左・右側端縁熱接着部2’に直交する左右方向で外側(左側)に延伸した仮想線(第2延長線)L2が左側端縁熱接着部2’の外端と交わる点をF点とする。そして、図13に示すように、これらA点からF点の6つの点で囲まれるハッチングが施された領域に、上述したIノッチのほか、引裂開始領域のうち特に傷痕群が設けられる。この領域については、右側端縁熱接着部2’においても同様に形成され、この領域の内部にIノッチのほか、引裂開始領域のうち特に傷痕群が設けられる。引裂開始領域のうち特に傷痕群については、例えば、多数の切り込みから形成された傷痕群で説明すると、この多数の切り込みが外端と交わるいずれの箇所からも引裂開始できるが、このいずれかが、上記領域より外れており、ここから引裂を開始すると、第1切目線にも、第2切目線にも引裂きが繋がらない事態が生じるからである。また、上記領域よりも、傷痕群の成す面積を小さくすることで、傷痕群の形成位置にずれが生じても、上記領域内に収めることができる。
In this case, in addition to the I notch described above, the scar group in particular in the tear start region needs to be formed in the following region. This point will be described with reference to FIG. First, the uppermost starting point located on the outermost side of the upper cut line 30A1 is point A, the lowest starting point located on the innermost side of the upper cut line 30A1 is point B, and the left and right edges from the point A A point where a virtual line (first extension line) L1 extending outward (left side) in the left-right direction orthogonal to the
また、上記実施形態では、第1切目線3に、第1−2起点側直線状切目線30Cと第1−2終点側直線状切目線30Dとを設けているが、第1切目線3は、これらの切目線30C,30Dがない構成であってもよい。例えば、図14に示すように、第1−1起点側収斂状切目線30Aと第1−1終点側収斂状切目線30Bとの間に、第1−3上端側切目線30Eと第1−3下端側切目線30Fとを設けることができる。このとき、図11に示すように、第1−1起点側収斂状切目線30Aと第1−3切目線30E,30Fとの間に隙間S1、第1−1終点側収斂状切目線30Bと第1−3切目線30E,30Fとの間に隙間S2を設けてもよいし、このような隙間を設けず、第1−1起点側収斂状切目線30Aと第1−3切目線30E,30Fとを連結するともに、第1−1終点側収斂状切目線30Bと第1−3切目線30E,30Fとを連結することもできる。このようにしても、第1−2起点側直線状切目線30C及び第1−2終点側直線状切目線30Dが設けられているときと同様の効果を得ることができる。また、第2切目線3’についても第2−2起点側直線状切目線31C、第2−2終点側直線状切目線31Dをなくし、第2−3中央直線状切目線31Eのみで構成することができる。
Moreover, in the said embodiment, although the 1st-2 starting point side
なお、上記図12〜図14に示した態様は、これらの少なくとも1つを図3、図5、図6、図7、図8、図9、及び図10に示した実施形態と適宜組み合わせることができる。 Note that the modes shown in FIGS. 12 to 14 are appropriately combined with the embodiments shown in FIGS. 3, 5, 6, 7, 8, 9, and 10. Can do.
また、今までは四方シールタイプの包装袋で説明してきたが、要するに対向する一組の端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部が形成されてなる態様の包装袋、たとえば、3方シールタイプであっても、スタンディングタイプの包装袋であってもよいものである。また、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものは全て本発明に含まれるものであることは言うまでもないことである。 In addition, the four-side seal type packaging bag has been described so far, but in short, a packaging bag having a configuration in which at least one edge thermal bonding portion is formed at the opposed position of a pair of opposed edges, for example, three-way It may be a seal type or a standing type packaging bag. Further, it goes without saying that all the categories not departing from the gist of the present invention are included in the present invention.
次に、包装袋1を構成する積層体10について説明する。積層体10の外層としては、包装袋1を構成する基本素材となることから、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、二軸方向に延伸した延伸フィルムが好適である。この理由としては、通常、前記外層11には印刷が施されることが多く、印刷適性が求められるからである。また、前記外層11を構成するフィルムの厚さとしては、コストなどを勘案して決めればよいが、概ね12〜25μm程度である。
Next, the
また、積層体10の中間層12に用いるアルミニウム箔としては、焼鈍処理されたアルミニウム箔が適当であり、その厚みとしては6〜15μm程度である。
Moreover, as an aluminum foil used for the intermediate |
また、積層体10の内層13としては、熱により溶融して相互に溶着し得る熱接着性樹脂から形成された層であればよいのであって、包装袋1に要求される物性により適宜選択して用いればよいものであるが、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレンとアクリル酸との酸コポリマー、エチレンとアクリル酸エステルとのエステルコポリマー等で形成することができる。また、前記内層13を構成するフィルムの厚さとしては、求められる物性とコスト等を勘案して決めればよいものである。
Further, the
また、積層体10は、中間層12と内層13の間に包装袋とした際に必要とされる物性、たとえば、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の物性を付与するために、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等のフィルムや樹脂層からなる強度補強層を設けることができ、この強度補強層は上記フィルムや樹脂層を組み合わせてもよいものであり、その厚さとしては求められる物性やコスト等勘案して決めればよいものである。
The laminate 10 has physical properties required when forming a packaging bag between the
また、本発明の包装袋1を構成する積層体10の各層の積層方法としては、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法等の周知の積層方法を適宜用いて積層すればよいものである。また、第1切目線3や第2切目線3’の形成は、ロータリーダイカッターを用いて物理的に形成してもよいが、好ましくはパルス発振型レーザー等を用いて積層体10とした後に前記外層11に形成する。これに用いるレーザーの種類としては、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー、アルゴンイオンレーザー等が可能であり、特に限定するものではない。
Moreover, as a lamination | stacking method of each layer of the
なお、本発明者は、開封時の実際の引裂き線が、切目線から外れることが生じるメカニ
ズムを検討した結果、横一文字に引裂く切目線では、引裂き線が切目線から外れることがないのに対し、特許文献1に記載の包装袋や本発明の包装袋のように、横線と斜め線横線と曲線を組み合わせた切目線では、引裂き線が外れる確率が増大することを確認している。
In addition, as a result of examining the mechanism that the actual tear line at the time of opening deviates from the score line, the present inventor has found that the tear line does not deviate from the score line when the tear line tears into a single horizontal character. On the other hand, as in the packaging bag described in
したがって、第一の課題を解決するための工夫、具体的には、切目線の形状および包装袋を構成する表裏の積層体に形成する切目線の形状およびその組み合わせを工夫することにより、手前側に引裂いても、奥側に引裂いても変則的な切目線に沿って引裂き線を形成することを本発明は達成しているが、本来的に変則的な切目線を備えることによるデメリット、つまり、横一文字に引裂く切目線と比較して引裂き線が切目線から外れる可能性が高くなることは否めない。このような変則的な切目線が招来する本来的なデメリットは、使用者が通常の速度、例えば、成人男性が幅10cmの袋を10秒程度開封するような場合には、ほとんど発生しないが、使用者が非常に高い速度、例えば、成人男性が幅10cmの袋を1秒程度で一気に開封するような場合には、発生することがありうる。 Therefore, by devising the idea for solving the first problem, specifically, the shape of the score line and the shape of the score line formed on the front and back laminates constituting the packaging bag and the combination thereof, the front side Although the present invention achieves the formation of a tear line along an irregular score line even if it is torn to the back side, the disadvantage of having an irregular score line inherently, that is, It cannot be denied that there is a higher possibility that the tear line will deviate from the score line as compared to the score line that tears into one horizontal character. The original disadvantage that such an irregular cut line is incurred hardly occurs when the user opens a bag of 10 cm width for about 10 seconds at a normal speed, for example, an adult male, This may occur when the user opens a bag with a very high speed, for example, an adult male with a width of 10 cm in one second.
したがって、本発明のような変則的な切目線であっても引裂き線が切目線から外れる可能性を出来る限り低減して、良好な引裂き開口部を形成するための引裂き速度の許容範囲を拡げることが望まれており、当然に、その工夫・改良は、切目線の形状および包装袋を構成する表裏の積層体に形成する切目線の形状およびその組み合わせ以外の要素により達成する必要がある。 Therefore, even if it is an irregular score line as in the present invention, the possibility that the tear line is deviated from the score line is reduced as much as possible, and the allowable range of the tear rate for forming a good tear opening is widened. Naturally, the device / improvement needs to be achieved by factors other than the shape of the score line, the shape of the score line formed on the front and back laminates constituting the packaging bag, and combinations thereof.
そこで、本発明者は、開封時の実際の引裂き線が、切目線から外れることが生じるメカ
ニズムを分析した結果、切目線が形成されていないアルミニウム箔からなる中間層より内側に配置される層(単層の場合、複数層の場合がある)の少なくとも一つの層が配向性を有する層であると、これが切目線と一致しない場合には、主に切目線が、たとえば、直線から斜め線、斜め線から直線、直線から曲線、曲線から直線に移行する箇所、あるいは、変曲点が存在する曲線の変曲点の箇所において、引裂き線が切目線から外れる確率を増大しており、アルミニウム箔からなる中間層より内層側に配置される層のいずれの層にも敢えて配向性を有さない積層体で構成された包装袋とすることで、外層の切目線に追従した良好な引裂き線(切目線に一致した引裂き線)を形成できる、すなわち、上記第一の課題を解決するための工夫に伴うデメリットを低減出来るとの知見を得ている。
Therefore, as a result of analyzing the mechanism by which the actual tear line at the time of opening is deviated from the score line, the present inventor has found a layer (inside the intermediate layer made of aluminum foil in which the score line is not formed) If at least one of the layers is a layer having orientation, when this does not coincide with the score line, the score line is mainly, for example, a straight line to an oblique line, There is an increased probability that the tear line will deviate from the score line at the transition point from the oblique line to the straight line, from the straight line to the curve, from the curve to the straight line, or at the inflection point of the curve where the inflection point exists. A good tear line that follows the score line of the outer layer by making a packaging bag composed of a laminate that does not have orientation in any of the layers arranged on the inner layer side of the intermediate layer consisting of Match cut line Tear lines) can be formed, i.e., to obtain a knowledge that can reduce the disadvantages associated with devised to solve the above first problem.
以上より、図3、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図12,図14に示す本発明の包装袋(第一実施形態〜第九実施形態)においては、包装袋を構成する積層体のアルミニウム箔からなる中間層より内層側に配置された層は全て未延伸フィルムおよび/ないし未延伸樹脂層から構成されることが好ましく、積層体の中間層より内層側に配置された層は全て配向性を有さないことにより、包装袋を左・右側端縁熱接着部2’の一方(左側)外縁から外層の切目線(第1切目線3、第2切目線3’)に沿って引き裂くと、外層の切目線(第1切目線3、第2切目線3’)に一致した良好な引裂き開口部を形成できるより良好な追従性をより高度に達成することができ、もって、良好な引裂き開口部を形成するための引裂き速度の許容範囲を拡げることができる。
From the above, in the packaging bags (first embodiment to ninth embodiment) of the present invention shown in FIGS. 3, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 10, 12 and 14, It is preferable that all layers arranged on the inner layer side of the intermediate layer made of aluminum foil of the laminate constituting the packaging bag are made of an unstretched film and / or an unstretched resin layer, and the inner layer side of the intermediate layer of the laminate Since the layers arranged in are not oriented, the packaging bag can be cut from one (left) outer edge of the left and right edge thermal bonding portion 2 'to the outer layer cut line (
1 包装袋
2 端縁熱接着部
2’ 左・右側端縁熱接着部
2” 上・下端縁熱接着部
3 第1切目線
3’ 第2切目線
10 積層体
11 外層
12 中間層
13 内層
20 合成樹脂製の咬合具
21 凸条の雄部材
22 凹条の雌部材
30A 第1−1起点側収斂状切目線
30B 第1−1終点側収斂状切目線
30C 第1−2起点側直線状切目線
30D 第1−2終点側直線状切目線
30E,30G 第1−3上端側切目線
30F,30H 第1−3下端側切目線
31A 第2―1起点側収斂状切目線
31B 第2―1終点側収斂状切目線
31C 第2−2起点側直線状切目線
31D 第2−2終点側直線状切目線
31E 第2−3中央側直線状切目線
α 切目線形成領域
β 咬合具形成領域
N1 Iノッチ
N2 V字状の切欠
N3 U字状の切欠
DESCRIPTION OF
Claims (7)
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁から前記左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置に起点側Iノッチを前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して途切れることなく連続して延伸して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線に対し、前記起点側Iノッチの前記左の側端縁熱接着部の内縁側の先端より前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に延ばした延長線が、前記2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、
ことを特徴とする包装袋。 Overlaying the inner layers of a rectangular laminate having at least an outer layer made of a biaxially stretched film, an intermediate layer made of aluminum, and an inner layer made of a heat-adhesive resin,
At least left and right side edge thermal bonding portions are formed at opposing positions of a pair of left and right side edge edges, and the outer layer of the left side edge thermal bonding portion is formed on one outer layer of the laminate. With the position retracted inward as a starting point, the position retracted inward from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion that has the same vertical position parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions Form the first cut line as the end point,
Up and down direction parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions, starting from a position retracted inward from one outer edge of the left side edge thermal bonding portion on the other outer layer of the laminate Forming a second cut line having an end point at a position retracted inwardly from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion having the same position as
Forming a starting side I notch through the left side edge thermal bonding portion at a position that does not reach the inner edge of the left side edge thermal bonding portion from the outer edge of the left side edge thermal bonding portion;
By making the formation positions of the first cut line and the second cut line different in a plan view of the laminate, the upper end side of the packaging bag is moved along the first cut line and the second cut line. When a tear opening is made in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions, the outer surface of one cut surface of the laminate and the outer surface of the other cut surface of the laminate are formed. A packaging bag that creates a step in the tear opening by making it different,
The first cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
Arranged between a plurality of cut lines on the start side and a plurality of cut lines on the end point side, branching from the close end side of the plurality of cut lines on the start side and continuously extending without interruption A plurality of score lines on the central side converging on the close end side of the plurality of score lines on the end point side,
The second cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
The central side that reaches in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions from the adjacent portion of the plurality of score lines on the starting point side and reaches the adjacent portion of the plurality of score lines on the end point side A single score line,
At least,
The formation position of the plurality of central score lines constituting the first score line in the planar view of the laminate is configured by a score line bulging on the upper end side and a score line bulging on the lower end side,
With respect to the two outer cut lines located on the outermost side among the plurality of cut lines on the start point side that constitute the first cut line in the plan view of the laminate, the left side of the start side I notch An extension line extending in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions from the tip on the inner edge side of the side edge thermal bonding portion is provided at a position where it intersects with the region between the two outer cut lines. It is and,
One score line on the center side of the second score line passes through a position corresponding to between the score line bulging on the upper end side and the score line bulging on the lower end side of the first score line.
A packaging bag characterized by that.
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁の位置において幅が広い一端を備えると伴に前記左の側端縁熱接着部の内縁には達しない位置において幅が集約された他端を備える起点側引裂開始領域を前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して途切れることなく連続して延伸して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線に対し、前記起点側引裂開始領域の前記左の側端縁熱接着部の内縁側の集約された他端より前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延ばした延長線が、前記2本の外側切目線の間の領域と交叉する位置に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする包装袋。 Overlaying the inner layers of a rectangular laminate having at least an outer layer made of a biaxially stretched film, an intermediate layer made of aluminum, and an inner layer made of a heat-adhesive resin,
At least left and right side edge thermal bonding portions are formed at opposing positions of a pair of left and right side edge edges, and the outer layer of the left side edge thermal bonding portion is formed on one outer layer of the laminate. With the position retracted inward as a starting point, the position retracted inward from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion that has the same vertical position parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions Form the first cut line as the end point,
Up and down direction parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions, starting from a position retracted inward from one outer edge of the left side edge thermal bonding portion on the other outer layer of the laminate Forming a second cut line having an end point at a position retracted inwardly from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion having the same position as
A starting point provided with a wide end at the position of the outer edge of the left side edge thermal bonding portion and a second end whose width is concentrated at a position not reaching the inner edge of the left side edge thermal bonding portion Forming a side tear initiation region through the left side edge thermal bond,
By making the formation positions of the first cut line and the second cut line different in a plan view of the laminate, the upper end side of the packaging bag is moved along the first cut line and the second cut line. When a tear opening is made in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions, the outer surface of one cut surface of the laminate and the outer surface of the other cut surface of the laminate are formed. A packaging bag that creates a step in the tear opening by making it different,
The first cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
Arranged between a plurality of cut lines on the start side and a plurality of cut lines on the end point side, branching from the close end side of the plurality of cut lines on the start side and continuously extending without interruption A plurality of score lines on the central side converging on the close end side of the plurality of score lines on the end point side,
The second cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
The central side that reaches in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions from the adjacent portion of the plurality of score lines on the starting point side and reaches the adjacent portion of the plurality of score lines on the end point side A single score line,
At least,
The formation position of the plurality of central score lines constituting the first score line in the planar view of the laminate is configured by a score line bulging on the upper end side and a score line bulging on the lower end side,
The left side of the starting side tear initiation region with respect to the two outer side cutting lines positioned on the outermost side among the plurality of starting side cutting lines constituting the first cutting line in the plan view of the laminate. An extension line extending in the left-right direction perpendicular to the left and right edge thermal bonding portions from the aggregated other end on the inner edge side of the side edge thermal bonding portion intersects with the region between the two outer cut lines. provided at a position,
One score line on the center side of the second score line passes through a position corresponding to between the score line bulging on the upper end side and the score line bulging on the lower end side of the first score line. A packaging bag featuring.
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁近傍において、前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成した傷痕群からなる起点側引裂き開始領域を形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して途切れることなく連続して延伸して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記起点側引裂開始領域は、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、
当該2本の外側切目線の最も上端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第1延長線と、
当該2本の外側切目線の最も下端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第2延長線と、
前記左の側端縁熱接着部の外縁と、
で囲まれた領域内に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする包装袋。 Overlaying the inner layers of a rectangular laminate having at least an outer layer made of a biaxially stretched film, an intermediate layer made of aluminum, and an inner layer made of a heat-adhesive resin,
At least left and right side edge thermal bonding portions are formed at opposing positions of a pair of left and right side edge edges, and the outer layer of the left side edge thermal bonding portion is formed on one outer layer of the laminate. With the position retracted inward as a starting point, the position retracted inward from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion that has the same vertical position parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions Form the first cut line as the end point,
Up and down direction parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions, starting from a position retracted inward from one outer edge of the left side edge thermal bonding portion on the other outer layer of the laminate Forming a second cut line having an end point at a position retracted inwardly from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion having the same position as
In the vicinity of the outer edge of the left side edge thermal bonding portion, forming a starting side tear start region consisting of a scar group formed through the left side edge thermal bonding portion,
By making the formation positions of the first cut line and the second cut line different in a plan view of the laminate, the upper end side of the packaging bag is moved along the first cut line and the second cut line. When a tear opening is made in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions, the outer surface of one cut surface of the laminate and the outer surface of the other cut surface of the laminate are formed. A packaging bag that creates a step in the tear opening by making it different,
The first cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
Arranged between a plurality of cut lines on the start side and a plurality of cut lines on the end point side, branching from the close end side of the plurality of cut lines on the start side and continuously extending without interruption A plurality of score lines on the central side converging on the close end side of the plurality of score lines on the end point side,
The second cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
The central side that reaches in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions from the adjacent portion of the plurality of score lines on the starting point side and reaches the adjacent portion of the plurality of score lines on the end point side A single score line,
At least,
The formation position of the plurality of central score lines constituting the first score line in the planar view of the laminate is configured by a score line bulging on the upper end side and a score line bulging on the lower end side,
The origin side tear initiation region is
Two outer score lines located on the outermost side among the plurality of score lines on the starting point side constituting the first score line in the planar view of the laminate;
A first extension line extending in the left-right direction passing through the uppermost end of the two outer cut lines and orthogonal to the left and right edge thermal bonding portions;
A second extension line extending in the left-right direction passing through the lowermost end of the two outer cut lines and orthogonal to the left and right edge thermal bonding portions;
An outer edge of the left side edge thermal bonding portion;
It provided in the area having a,
One score line on the center side of the second score line passes through a position corresponding to between the score line bulging on the upper end side and the score line bulging on the lower end side of the first score line. A packaging bag featuring.
対向する一組の左右の側端縁の対向する位置に少なくとも左右の側端縁熱接着部を形成し、前記積層体の一方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第1切目線を形成し、
前記積層体の他方の外層に、前記左の側端縁熱接着部の一方の外縁よりも内側に後退した位置を起点として、当該起点と前記左右の側端縁熱接着部に平行する上下方向の位置を同じくする前記右の側端縁熱接着部の外縁よりも内側に後退した位置を終点とする第2切目線を形成し、
前記左の側端縁熱接着部の外縁近傍において、前記左の側端縁熱接着部を貫通して形成した傷痕群からなる起点側引裂き開始領域を形成し、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線と前記第2切目線の形成位置を異なるものとすることで、前記第1切目線と前記第2切目線に沿って包装袋の上端側を前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に引裂き開口した際に、引裂き開口部を形成する前記積層体の一方の切断面の外郭と前記積層体の他方の切断面の外郭とを異ならしめることで、引裂き開口部に段差を生じさせる包装袋であって、
前記第1切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
起点側の複数本の切目線と終点側の複数本の切目線との間に配置され、前記起点側の複数本の切目線の近接した終端側から分岐して途切れることなく連続して延伸して前記終点側の複数本の切目線の近接した終端側に収斂する中央側の複数本の切目線と
を少なくとも備えており、
前記第2切目線は、
起点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する起点側の複数本の切目線と、
終点から内側に向う方向に進行して近接するように延伸する終点側の複数本の切目線と、
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記左右の側端縁熱接着部に直交する左右方向に進行して前記終点側の複数本の切目線の近接した部分に達する中央側の一本の切目線と、
を少なくとも備えており、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記中央側の複数本の切目線の形成位置は上端側に膨れる切目線と下端側に膨れる切目線から構成されており、
前記第1切目線において、
前記起点側の複数本の切目線における内側の端部は、間隔をおいて近接するように構成され、
前記終点側の複数本の切目線における内側の端部は、間隔をおいて近接するように構成され、
前記起点側引裂開始領域は、
前記積層体の平面視状態における前記第1切目線を構成する前記起点側の複数本の切目線のうち最も外側に位置する2本の外側切目線と、
当該2本の外側切目線の最も上端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第1延長線と、
当該2本の外側切目線の最も下端側の端部を通り、前記左右の端縁熱接着部に直交する左右方向に延びる第2延長線と、
前記左の側端縁熱接着部の外縁と、
当該2本の外側切目線における内側の端部同士をつないだ線と、
で囲まれた領域内に設けられており、
前記第2切目線の中央側の一本の切目線は、前記第1切目線の前記上端側に膨れる切目線と前記下端側に膨れる切目線と、の間と対応する位置を通過する、ことを特徴とする包装袋。 Overlaying the inner layers of a rectangular laminate having at least an outer layer made of a biaxially stretched film, an intermediate layer made of aluminum, and an inner layer made of a heat-adhesive resin,
At least left and right side edge thermal bonding portions are formed at opposing positions of a pair of left and right side edge edges, and the outer layer of the left side edge thermal bonding portion is formed on one outer layer of the laminate. With the position retracted inward as a starting point, the position retracted inward from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion that has the same vertical position parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions Form the first cut line as the end point,
Up and down direction parallel to the starting point and the left and right side edge thermal bonding portions, starting from a position retracted inward from one outer edge of the left side edge thermal bonding portion on the other outer layer of the laminate Forming a second cut line having an end point at a position retracted inwardly from the outer edge of the right side edge thermal bonding portion having the same position as
In the vicinity of the outer edge of the left side edge thermal bonding portion, forming a starting side tear start region consisting of a scar group formed through the left side edge thermal bonding portion,
By making the formation positions of the first cut line and the second cut line different in a plan view of the laminate, the upper end side of the packaging bag is moved along the first cut line and the second cut line. When a tear opening is made in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions, the outer surface of one cut surface of the laminate and the outer surface of the other cut surface of the laminate are formed. A packaging bag that creates a step in the tear opening by making it different,
The first cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
Arranged between a plurality of cut lines on the start side and a plurality of cut lines on the end point side, branching from the close end side of the plurality of cut lines on the start side and continuously extending without interruption A plurality of score lines on the central side converging on the close end side of the plurality of score lines on the end point side,
The second cut line is
A plurality of cut lines on the starting point side extending from the starting point toward the inside and extending so as to approach each other;
A plurality of score lines on the end point side extending from the end point toward the inside and extending so as to approach each other;
The central side that reaches in the left-right direction perpendicular to the left and right side edge thermal bonding portions from the adjacent portion of the plurality of score lines on the starting point side and reaches the adjacent portion of the plurality of score lines on the end point side A single score line,
At least,
The formation position of the plurality of central score lines constituting the first score line in the planar view of the laminate is configured by a score line bulging on the upper end side and a score line bulging on the lower end side,
In the first cut line,
The inner ends of the plurality of score lines on the starting point side are configured to be close to each other with a gap therebetween,
The inner ends of the plurality of score lines on the end point side are configured to be close to each other with an interval between them,
The origin side tear initiation region is
Two outer score lines located on the outermost side among the plurality of score lines on the starting point side constituting the first score line in the planar view of the laminate;
A first extension line extending in the left-right direction passing through the uppermost end of the two outer cut lines and orthogonal to the left and right edge thermal bonding portions;
A second extension line extending in the left-right direction passing through the lowermost end of the two outer cut lines and orthogonal to the left and right edge thermal bonding portions;
An outer edge of the left side edge thermal bonding portion;
A line connecting the inner ends of the two outer cut lines;
It provided in the area having a,
One score line on the center side of the second score line passes through a position corresponding to between the score line bulging on the upper end side and the score line bulging on the lower end side of the first score line. A packaging bag featuring.
前記中央側の複数本の切目線の起点側の端部は、前記左の側端縁熱接着部の内縁よりも外側の位置を起点とし、当該起点が、前記起点側の複数本の切目線における内側の端部の間の領域に配置され、
前記中央側の複数本の切目線の終点側の端部は、前記右の側端縁熱接着部の内縁よりも外側の位置を終点とし、当該終点が、前記終点側の複数本の切目線における内側の端部の間の領域に配置されている、請求項4に記載の包装袋。 In the first cut line,
The start side end portions of the plurality of center-side cut lines start from a position outside the inner edge of the left side edge thermal bonding portion, and the start points are the plurality of cut lines on the start side. Located in the area between the inner edges at
The end portions on the end side of the plurality of score lines on the center side have a position outside the inner edge of the right side edge thermal bonding portion as an end point, and the end points are a plurality of score lines on the end side. The packaging bag of Claim 4 arrange | positioned in the area | region between the inner edge parts.
前記起点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して起点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する起点側の一本の切目線と、
前記終点側の複数本の切目線の近接した部分から前記端縁熱接着部に直交する方向に進行して終点側の前記端縁熱接着部の内縁より内側に達する終点側の一本の切目線と、
をさらに備え、
前記中央側の複数本の切目線は、前記起点側の一本の切目線の終端から分岐して前記終点側の一本の切目線の終端に収斂することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の包装袋。 The first cut line is
A single cut on the starting point side that reaches inward from the inner edge of the edge thermal bonding portion on the starting point side, proceeding in a direction orthogonal to the edge thermal bonding portion from a portion adjacent to the plurality of cut lines on the starting point side Eyes
A single cut on the end point side that reaches inward from the inner edge of the end edge thermal bonding portion on the end point side, proceeding in a direction orthogonal to the end edge thermal bonding portion from a portion adjacent to the plurality of cut lines on the end point side Eyes
Further comprising
5. The plurality of score lines on the center side branch from the end of one score line on the start point side and converge at the end of one score line on the end point side. The packaging bag in any one of.
前記雄部材と前記雌部材とを咬合することで再封機能を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の包装袋。
A synthetic resin occlusion device comprising a protruding male member and a concave female member that mesh with each other at opposing positions on the inner surface of the packaging bag at the lower end side of the first cut line and the second cut line. Provided,
The packaging bag according to any one of claims 1 to 6, further comprising a reseal function by engaging the male member and the female member.
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