JP5548008B2 - Eaves hanger - Google Patents
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Description
本発明は、家屋の軒先に軒樋を設置するための軒樋吊具に関する。 The present invention relates to an eaves rod hanging tool for installing an eave rod at the eaves of a house.
一般に、家屋の軒先に軒樋を設置する場合には、軒樋を建物側に支持、固定するための軒樋吊具を建物の鼻隠し板に固定し、この軒樋吊具に軒樋を吊下するようにしている。
この場合に用いる軒樋吊具としては、耐腐蝕性、耐衝撃性、難燃性等の観点から、ポリカーボネート樹脂により形成されたものが広く用いられている。
In general, when installing eaves at the eaves of a house, the eaves suspension for supporting and fixing the eaves to the building side is fixed to the nose cover plate of the building, and the eaves are attached to this eaves suspension. I try to hang it.
As eaves hooks used in this case, those made of polycarbonate resin are widely used from the viewpoint of corrosion resistance, impact resistance, flame retardancy, and the like.
しかしながら、軒樋吊具を固定する建物の鼻隠し板がセメント系の材料により形成されている場合には、ポリカーボネート成形品がセメント系材料のアルカリ成分の影響を受けることから、ポリカーボネート樹脂製の軒樋吊具が鼻隠し板のアルカリ成分と接触し続けることによって、当該軒樋吊具にクラックが生じるという問題があった。 However, when the nasal cover of the building that secures the eaves suspension is made of cementitious material, the polycarbonate molded product is affected by the alkali component of the cementitious material. There was a problem that the eaves hanger was cracked due to the eaves hanger being kept in contact with the alkali component of the nose cover plate.
また、鼻隠し板がポリ塩化ビニル被覆鋼板で形成されている場合にも、ポリ塩化ビニルに含まれる可塑剤によって軒樋吊具が影響を受け、上記と同様に軒樋吊具にクラックが生じるという問題があった。 In addition, even when the nose cover plate is formed of a polyvinyl chloride coated steel plate, the eaves hook is affected by the plasticizer contained in the polyvinyl chloride, and the eaves hook is cracked in the same manner as described above. There was a problem.
そこで、ポリカーボネート樹脂製の軒樋吊具をセメント系の材料又は可塑剤を含む合成樹脂材料により形成された鼻隠し板に設置する場合を考慮したものとして、従来、下記特許文献1に記載された軒樋吊具が提案されている。
Therefore, it has been described in
図7は、上記従来の軒樋吊具1を示す図であって、軒樋2を保持して建物の鼻隠し板3に固定される樋保持部材4と、カバー部材5とからなっている。
FIG. 7 is a view showing the above-mentioned conventional
樋保持部材4は、ポリカーボネート樹脂からなるものであり、軒樋2を装着させて支持する支持部6と、該支持部6の基端部6aに連設されるとともに鼻隠し板3に取り付けられる取付部7とからなっている。
支持部6には、軒樋2を掛止する掛止部S、Tが形成されており、掛止部S、Tに軒樋2の被掛止部U、Vを嵌合させている。
カバー部材5は、上壁部5a、及び該上壁部5aから前後に連設された垂直壁部5b、5cを有する部材であり、ゴム等のアルカリ又は可塑剤の移行を阻止する材料により形成されている。
The
The
The
カバー部材5は、取付部7の前後端面を垂直壁部5b、5cで挟み込むように該取付部7に装着され、このカバー部材5及び樋保持部材4は、垂直壁部5b、5c及び取付部7を貫通する貫通孔8に螺子9を螺入することにより鼻隠し板3に固定されている。
このように、軒樋吊具1は、取付部7に鼻隠し板3との間にアルカリ又は可塑剤の移行を阻止する材料からなるカバー部材5を介在させることにより、樋保持部材4が直接鼻隠し板3に当接しないようにして該樋保持部材4のクラックの発生を防止している。
The
In this way, the
しかし、上記の軒樋吊具1によると、貫通孔8がカバー部材5及び取付部7を貫いているため、螺子9の螺入時に鼻隠し板3においてセメント又は可塑剤の粉末が生成され、特に雨天時に、セメント又は可塑剤の粉末が雨水と共に貫通孔8を通ってポリカーボネート樹脂からなる取付部7に付着してしまう可能性があり、クラックの原因となるアルカリ性成分又は可塑剤成分の移行を完全に防止できないという問題があった。
However, according to the eaves-hanging
また、アルカリ性成分又は可塑剤成分の移行が完全に防止できないことにより、樋保持部材4の取付部7にクラックが発生した場合には、樋保持部材4全体を取り替えなければならず、軒樋設置構造の補修コストが嵩むという問題があった。
In addition, when cracks occur in the mounting portion 7 of the
また、樋保持部材4の取付部7にカバー部材5を取り付けるため、カバー部材5の肉厚分だけ軒樋吊具1が前方に突出してしまい、そのままでは軒樋の取付け位置が前方に突出し、軒樋2の雨水を受ける位置が適切な位置からずれてしまうという問題があった。
Moreover, in order to attach the
そこで、本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を提供している。
請求項1の発明は、建物への取付面を有する取付体と、この取付体から突出するように設けられて軒樋を吊下支持する軒樋支持体とを備えた軒樋吊具であって、前記軒樋支持体は、前記取付体に着脱自在に設けられ、前記軒樋支持体には、その基端部に前記突出する方向に対して左右両側方又は上下方向に張り出す張出壁部が形成され、前記取付体には、その前面に前記軒樋支持体の張出壁部を左右両側方又は上下方向から保持する保持壁部が形成され、前記軒樋支持体の張出壁部は左右両側方へ張り出す壁部とされ、前記取付体の保持壁部は前記張出壁部を左右両側方から保持する壁部とされ、前記張出壁部と前記保持壁部の各上端面を覆うカバー体が設けられていることを特徴とする。
Therefore, the present invention provides the following means in order to solve the above problems.
The invention of
本発明による軒樋吊具によれば、上記した解決手段によって下記の効果を奏する。
すなわち、請求項1に係る軒樋吊具によれば、軒樋吊具を固定する鼻隠し板が例えばセメント系の材料により形成されていた場合には、取付体を耐アルカリ性樹脂材料により成形することで、鼻隠し板からのアルカリ成分が例えばポリカーボネート樹脂製の軒樋支持体に接触することを防止することができるという効果を奏する。
したがって、軒樋支持体にアルカリ性成分によるクラックが発生することを防止することができるという効果を奏する。
According to the eaves-hanging tool according to the present invention, the following effects can be obtained by the above-described solving means.
That is, according to the eaves rod suspension according to
Therefore, it is possible to prevent cracks due to alkaline components from occurring on the eaves support.
また、鼻隠し板がポリ塩化ビニル被覆鋼板で形成されている場合には、取付体を可塑剤を移行させにくい樹脂材料で成形することにより、ポリ塩化ビニルの可塑剤が取付体に接触してもこれら取付体が劣化することはなく、また可塑剤が軒樋支持体に移行しにくくなる。
よって、この場合も可塑剤により取付体及び軒樋支持体にクラックが発生することを防止することができるという効果を奏する。
In addition, when the nose cover plate is formed of a polyvinyl chloride coated steel plate, the plasticizer of the polyvinyl chloride comes into contact with the mounting body by molding the mounting body with a resin material that is difficult to transfer the plasticizer. However, these attachments are not deteriorated, and the plasticizer is not easily transferred to the eaves support.
Therefore, also in this case, the plasticizer can prevent the attachment body and the eaves support from being cracked.
また、上記のように取付体及び軒樋支持体にクラックが発生することを防止できるので、取付体及び軒樋支持体のクラック発生に伴う補修がほとんど不要となり、この場合の補修費用の発生を抑えることができるという効果を奏する。 In addition, since it is possible to prevent cracks from occurring in the mounting body and the eaves support as described above, the repair accompanying the occurrence of cracks in the mounting body and the eaves support is almost unnecessary, and in this case the repair cost is incurred. There is an effect that it can be suppressed.
また、アルカリ成分又は可塑剤対策として鼻隠し板との間に別途部材を介在させる必要がないため、軒樋吊具全体が鼻隠し板から必要以上に突出することがなく、軒樋支持体に掛止する軒樋を常に定められた適切な位置に配置することができるという効果を奏する。 Moreover, since it is not necessary to intervene a separate member between the nose cover plate as an alkali component or plasticizer measure, the entire eaves rod suspension does not protrude more than necessary from the nose cover plate, There is an effect that the eaves to be hooked can be always arranged at an appropriate position.
また、軒樋支持体の基端部に張出壁部を形成し、この張出壁部を取付体に形成した保持壁部により保持するようにしたので、軒樋支持体を取付体に堅固に保持することができるという効果を奏する。 In addition, since the overhanging wall portion is formed at the base end portion of the eaves rod support body and this overhanging wall portion is held by the holding wall portion formed in the attachment body, the eaves wall support body is firmly attached to the attachment body. There is an effect that it can be held.
また、取付体の保持壁部と軒樋支持体の基端部及び張出壁部の上方にカバー体を設けるようにしたので、保持壁部と張出壁部の間等に枯葉片、塵埃等の夾雑物が溜まるのを防止することができ、更にこれらの間に雨天時において雨水が浸入することを防止することができ、軒樋吊具の各構成部材である取付体、軒樋支持体、カバー体の劣化を防止することができるという効果を奏する。
In addition, since the cover body is provided above the holding wall portion of the mounting body, the base end portion of the eaves-supporting body, and the overhanging wall portion, dead leaf pieces, dust and the like between the holding wall portion and the overhanging wall portion, etc. It is possible to prevent the accumulation of foreign substances such as rainwater, and to prevent rainwater from entering between them during rainy weather. There is an effect that the deterioration of the body and the cover body can be prevented.
以下、本発明に係る軒樋吊具の実施形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態として示した軒樋吊具10を示した図である。
図1に示すように、軒樋吊具10は、建物の鼻隠し板50に固定される取付体11と、該取付体11に装着され、軒樋60を吊下する軒樋支持体12と、取付体11の上面に被冠されるカバー体13とを備えている。
Hereinafter, an embodiment of the eaves hook hanging tool according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a view showing an eaves
As shown in FIG. 1, the
取付体11は、図2に示すように、正面視略T字状に形成された板状の壁部であって、上壁部11aと、下壁部11bとを備えている。
As shown in FIG. 2, the
上壁部11aは、その厚み寸法が下壁部11bより小とされており、上壁部11aと下壁部11bとの間には、軒樋支持体12の基端部12aを支持する段部14が形成されている。
上壁部11aの左右両端方には、この取付体11を鼻隠し板50に固定する螺子(不図示)を挿通させるための貫通孔15、15が形成されている。
また、上壁部11aには、軒樋支持体12を保持する保持壁部16、16が形成されている。
保持壁部16、16は、軒樋支持体12の基端部12aを上壁部11aの前面、及び段部14と協働して保持する壁部である。
The thickness of the
Through
In addition,
The
この保持壁部16、16は、上壁部11aの貫通孔15、15よりも左右方向中央寄りでかつ互いに離間した位置から立ち上がる立上り壁部16a、16aと、これら立上り壁部16a、16aの各先端部から互いに接近する方向に延出する係合壁部16b、16bとを備えた構成とされており、保持壁部16の下端と下壁部11bの上端部前面との間は、壁部18、18により塞がれた構成とされている。
The
この場合、壁部18、18の上面は、段部14と面一とされている。
上記の構成において、係合壁部16b、16bの先端面16c、16c間の寸法L1は、軒樋支持体12における腕部21の端部21a(詳細は後述する)が挿入し得る寸法とされている。
In this case, the upper surfaces of the
In the above configuration, the dimension L1 between the front end surfaces 16c and 16c of the
下壁部11bの上端部前面には、前記に係止突起19が形成されている。
この係止突起19は、軒樋支持体12の腕部21を支持する壁部であり、その上面19aが段部14と面一とされている。
The locking
The locking
また、下壁部11bの下端部には、前述した貫通孔15、15と同様の貫通孔15が形成されている。
A through
また、図3に示すように段部14には、半球形状の窪み20が形成されている。また、上壁部11a、下壁部11bの後面は鼻隠し板50へ当接させる取付面11cとされている。
In addition, as shown in FIG. 3, a
この取付体11は、ポリエチレン、ポリプロピレン、硬質塩化ビニル樹脂等の耐アルカリ性樹脂又は可塑剤を移行させにくい樹脂材料によって成形されている。
The
軒樋支持体12は、図1、図2に示すように、取付体11と別体を成し該取付体11に着脱自在に装着される部材であり、取付体11に装着するための基端部12aと、この基端部12aから軒先の突出方向へ突出する腕部21とを備えて構成されている。
腕部21は、軒樋60を掛止する掛止部22、23を備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the eaves support 12 is a member that is separate from the
The
基端部12aは、図4に示すように正面視略矩形の輪郭形状を有する板状の壁部であり、図5に示すようにその左右方向中央部に腕部21の端部21aが一体的に形成され、その左右両端方に取付体11の上壁部11aと保持壁部16、16との間に嵌着可能な張出壁部24、24が形成されている。
The
図4に示すように、基端部12aの下面には、この基端部12aを上壁部11aと保持壁部16、16との間に嵌入した際に、段部14に形成された窪み20に変位可能に嵌着される半球状の凸部25が形成されている。
As shown in FIG. 4, a recess formed in the
図5に示すように、基端部12aの幅寸法L2は、凸部25を窪み20に嵌着させた状態において、その両側面26、26と立上り壁部16a、16aとの間に僅かな隙間S1が形成される寸法とされている。
As shown in FIG. 5, the width L2 of the
また、図4に示すように、基端部12aの上面は、左右方向の中心位置から左右方向へ下る傾斜面27、27とされており、同下面は、左右方向へ上る傾斜面28、28とされている。
また、基端部12aの4つの角部は、湾曲面29、29・・とされている。
Further, as shown in FIG. 4, the upper surface of the
The four corners of the
この構成の下に、基端部12aを上記のように上壁部11aと保持壁部16、16との間に嵌着させた場合には、傾斜面27、27と取付体11に嵌着されるカバー体13(詳細は後述する)との間に隙間S2、S2が形成され、傾斜面28、28と段部14との間に隙間S3、S3が形成される。
Under this configuration, when the
また、この状態において保持壁部16、16における係合壁部16b、16bの先端面16c、16c間には、腕部21の端部21aが位置しているが、端部21aと先端面16cとの間には僅かな隙間S4、S4が形成される。
In this state, the
したがって、基端部12aは、上記のように上壁部11aと保持壁部16、16との間に嵌着した状態において、上壁部11a及び保持壁部16の係合壁部16bによって前後方向の移動が規制されるが、上記の隙間S1〜S4の存在により、基端部12aの板面に直交し、窪み20内の凸部25を通る略水平方向の軸線を中心として僅かに揺動することができ、図1に示すように腕部21を同軸線を中心として(矢印A−B方向に)僅かに揺動することができる。
Therefore, the
また、図5に示すように基端部12aは、その取付体11に対向する面が左右方向の中心部分が頂部となる傾斜面30、30とされており、上壁部11aの前面との間には隙間S5、S5が形成されるようになっている。
また、張出壁部24、24と係合壁部16b、16bとの間には隙間S6、S6が形成されるようになっている。
Further, as shown in FIG. 5, the
Further, gaps S6 and S6 are formed between the overhanging
したがって、基端部12aは、上記のように上壁部11aと保持壁部16、16との間に嵌着した状態において、上記隙間S1、S4、S5、S6の存在によって窪み20内の凸部25を通る略鉛直方向の軸線を中心として僅かに回動することができ、図1に示すように腕部21を同軸線を中心として(矢印C−Dに)僅かに回動することができる。
Therefore, the
図1に示すように、カバー体13は、取付体11及び軒樋支持体12と別体を成し、軒樋支持体12が取付体11に装着された状態において、これら軒樋支持体12及び取付体11に一体的に固定されるものである。このカバー体13は、図2に示す取付体11の上壁部11a及び保持壁部16の上面、及び軒樋支持体12の基端部12aの上面を覆う上壁部35と、この上壁部35の左右両端方に連設されて取付体11の上壁部11aの左右両端方を覆う側壁部36、36と、上壁部35及び側壁部36に連設されて取付体11の保持壁部16の立上り壁部16aに沿って配置される補強壁部37とを備えて構成されている。
As shown in FIG. 1, the
側壁部36、36には、取付体11の貫通孔15、15に対応する位置に固定用の螺子(不図示)を挿通させるための貫通孔38が形成されている。
なお、この側壁部36、36の後面側には取付体11の上壁部11aを収納するための凹所(不図示)が形成されている。
The
A recess (not shown) for accommodating the
カバー体13は、ポリエチレン、ポリプロピレン、硬質塩化ビニル樹脂等の耐アルカリ性樹脂又は可塑剤を移行させにくい樹脂材料によって成形されている。
The
上記の構成を有する軒樋吊具10は、次のようにして鼻隠し板50に固定する。
まず、図2において、取付体11の上壁部11aと保持壁部16、16とに囲まれた空間に軒樋支持体12の基端部12aを挿入し、凸部25を窪み20内に嵌合させ、基端部12a及び腕部21の端部21aの下面を段部14及び係合突起19の上面19aに係合させる。
The
First, in FIG. 2, the
この状態において軒樋支持体12の張出壁部24、24は、その左右方向の移動が取付体11の保持壁部16、16の立上り壁部16a、16aによって規制され、下方への移動が段部14によって規制され、前方への抜け出しが保持壁部16、16の係合壁部16b、16bによって規制される。
In this state, the overhanging
次に、これら取付体11及び軒樋支持体12にカバー体13を装着する。
この場合、カバー体13の上壁部35で基端部12aの上端面を覆い、側壁部36、36で上壁部11aの左右両側方を覆う。
Next, the
In this case, the
そして、カバー体13の貫通孔38と取付体11の貫通孔15とを位置合わせした上で、これら取付体11、軒樋支持体12、カバー体13を一体的に鼻隠し板50に接近させ、取付体11の取付面11cを鼻隠し板50に当接させて、この状態でカバー体13及び取付体11の左右の貫通孔38、38、及び貫通孔15、15、取付体11の下端部の貫通孔15に雄螺子(不図示)を挿入し、螺入する。
Then, after aligning the through
これによって、取付体11、軒樋支持体12、カバー体13は一体的に鼻隠し板50に固定されることになる。
この状態において、軒樋支持体12の掛止部22、23に軒樋60を掛止することが可能となる。
Accordingly, the
In this state, it is possible to hook the
以上説明したように、軒樋吊具10によれば、樋支持体12が取付体11に装着される構成とされているので、軒樋吊具10を固定する鼻隠し板50が例えばセメント系の材料により形成されていても、鼻隠し板50からのアルカリ成分が例えばポリカーボネート製の軒樋支持体12に接触することを防止することができる。
As described above, according to the
また、この軒樋吊具10を鼻隠し板50に固定する際には、カバー体13と取付体11との各貫通孔38、15を通して雄螺子を鼻隠し板50内に螺入するので、鼻隠し板50内にセメント粉が生成され、このセメント粉が貫通孔15、38内に侵入し得るが、カバー体13及び取付体11が耐アルカリ性材料から形成されているのでこれらカバー体13及び取付体11は劣化することがなく、またこのセメント粉が軒樋支持体12に接触することもない。
したがって、取付体11、軒樋支持体12、及びカバー体13にアルカリ性成分によるクラックが発生することを防止することができるという効果が得られる。
Further, when the
Therefore, the effect that it can prevent that the crack by an alkaline component generate | occur | produces in the
また、鼻隠し板50が例えばポリ塩化ビニル被覆鋼板で形成されている場合には、取付体11及びカバー体13を可塑剤を移行させにくい樹脂材料で形成することにより、可塑剤が取付体11及びカバー体13に接触してもこれら取付体11及びカバー体13が劣化することはなく、また可塑剤が軒樋支持体12に接触することもない。
よってこの場合も取付体11、軒樋支持体12、及びカバー体13に可塑剤によりクラックが発生することを防止することができる。
Further, when the
Therefore, also in this case, it is possible to prevent the
また、軒樋吊具10は、上記のように取付体11、軒樋支持体12にクラックが発生することを防止できるので、取付体11、軒樋支持体12のクラック発生に伴う補修がほとんど不要となり、この場合の補修費用の発生を抑えることができるという効果が得られる。
Moreover, since the eaves
また、軒樋吊具10によれば、アルカリ成分又は可塑剤対策として鼻隠し板50との間に別途部材を介在させず、互いに別体を成す取付体11に軒樋支持体12を装着する構成としたため、軒樋吊具10全体が鼻隠し板50から必要以上に突出することがなく、軒樋支持体12に掛止する軒樋60を常に定められた適切な位置に配置することができるという効果が得られる。
Moreover, according to the
また、取付体11の保持壁部16と軒樋支持体12の基端部12aの上方にカバー体13を設けるようにしたので、保持壁部16と基端部12aの間等に枯葉片、塵埃等の夾雑物が溜まるのを防止することができ、更にこれらの間に雨天時において雨水が浸入することを防止することができ、軒樋吊具10の各構成部材である取付体11、軒樋支持体12、カバー体13の劣化を防止することができるという効果が得られる。
Further, since the
また、前述したように図1に示すように取付体11に対し軒樋支持体12が基端部12aの板面に直交し、窪み20内の凸部25を通る略水平方向の軸線を中心として(矢印A−B方向に)僅かに揺動することができ、かつ窪み20内の凸部25を通る略鉛直方向の軸線を中心として(矢印C−D方向に)僅かに回動することができるので、軒樋吊具10及び軒樋60を設置した状態において風等により軒樋60に外力が加えられた場合にも、軒樋支持体12が取付体11に対し僅かずつ前記矢印A−B又は矢印C−D方向に変位することによって、当該外力が軒樋60に蓄積されることがなく、軒樋60の跳ね返りによる当該軒樋60と軒樋支持体12との跳ね返り音の発生を防止することができるという効果が得られる。
Further, as described above, as shown in FIG. 1, the
なお、上記の実施の形態においては、軒樋支持体12の張出壁部24、24を左右両側方から保持壁部16、16により保持するように構成したが、この構成は図6に示すように軒樋支持体12の張出壁部24、24を基端部21aにおいて上下方向に張り出すように構成するとともに、取付体11に前記張出壁部24、24を保持する保持壁部16、16を設け、張出壁部24、24を上下方向から保持するように構成しても良い。
In the above embodiment, the overhanging
10 軒樋吊具
11 取付体
11a 基端部
12 軒樋支持体
13 カバー体
16 保持壁部
24 張出壁部
60 軒樋
10
Claims (1)
前記軒樋支持体は、前記取付体に着脱自在に設けられ、
前記軒樋支持体には、その基端部に前記突出する方向に対して左右両側方又は上下方向に張り出す張出壁部が形成され、
前記取付体には、その前面に前記軒樋支持体の張出壁部を左右両側方又は上下方向から保持する保持壁部が形成され、
前記軒樋支持体の張出壁部は左右両側方へ張り出す壁部とされ、
前記取付体の保持壁部は前記張出壁部を左右両側方から保持する壁部とされ、
前記張出壁部と前記保持壁部の各上端面を覆うカバー体が設けられていることを特徴とする軒樋吊具。 An eaves rod hanger comprising an attachment body having a mounting surface to a building, and an eaves rod support body that is provided so as to protrude from the attachment body and supports the eaves rod under suspension,
The eaves support is provided detachably on the attachment body ,
The eaves wall support is formed with a protruding wall portion projecting in the left and right sides or the vertical direction with respect to the protruding direction at the base end portion thereof,
The mounting body is formed with a holding wall portion for holding the overhanging wall portion of the eaves rod support from the left and right sides or the vertical direction on the front surface thereof,
The projecting wall portion of the eaves support is a wall projecting to the left and right sides,
The holding wall portion of the mounting body is a wall portion that holds the projecting wall portion from the left and right sides,
An eaves-hanging tool characterized in that a cover body is provided to cover the upper end surfaces of the overhang wall portion and the holding wall portion .
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