JP5541498B2 - 洗浄装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明によれば、洗浄槽とは別に予熱タンクを設けると共に洗浄槽加温手段とは別に予熱タンク加温手段を設け、各加温手段が電気ヒータであっても、両電気ヒータが同時に作動することを防止することで、設備の電気容量内で効果的に両タンク内の液体を加温することができる。一方、各加温手段が蒸気ヒータまたは蒸気ジャケットであっても、洗浄槽加温手段の排熱を用いて、予熱タンク内の液体を加温することで、省エネルギーを図ることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、洗浄槽内の液体を沸騰させるまで洗浄槽内を減圧した状態で、被洗浄物よりも下方から洗浄槽内の液体中に外気を導入することで、洗浄槽内の液体を激しく沸騰させることができる。これにより、洗浄槽内の液体を大きく揺動させることができ、被洗浄物の洗浄または濯ぎを効果的に図ることができる。ところで、予熱タンク内の液体は、最終的には必ずしも目標温度にできなくてもそれを目標に加温しておくだけでも足りる。なぜなら、予熱タンク内の液体は、洗浄槽内へ移された後、洗浄槽加温手段により洗浄槽内の液体を設定温度に調整されて用いられるからである。
請求項2に記載の発明によれば、洗浄槽とは別に予熱タンクを設けると共に洗浄槽加温手段とは別に予熱タンク加温手段を設け、各加温手段が電気ヒータであっても、両電気ヒータが同時に作動することを防止することで、設備の電気容量内で効果的に両タンク内の液体を加温することができる。一方、各加温手段が蒸気ヒータまたは蒸気ジャケットであっても、洗浄槽加温手段の排熱を用いて、予熱タンク内の液体を加温することで、省エネルギーを図ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、洗浄槽内の液体の沸騰中に、洗浄槽内を瞬時に一時的に復圧することで、液体の沸騰を一気に止めることが繰り返される。従って、洗浄槽内の復圧の度に、それまでの沸騰により液体中に生じていた気泡は、瞬時に凝縮する。この凝縮時の圧力波や圧力差で、液体が攪拌および移送され、被洗浄物の洗浄または濯ぎが図られる。また、被洗浄物がチューブの場合や、被洗浄物が袋穴を有する場合には、沸騰により生じた蒸気をチューブ内や袋穴内に溜め、復圧時にその蒸気溜まりを一気に消して、チューブ内や袋穴内に液体を勢いよく入れることでも、被洗浄物の洗浄または濯ぎが図られる。ところで、予熱タンク内の液体は、最終的には必ずしも目標温度にできなくてもそれを目標に加温しておくだけでも足りる。なぜなら、予熱タンク内の液体は、洗浄槽内へ移された後、洗浄槽加温手段により洗浄槽内の液体を設定温度に調整されて用いられるからである。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
洗浄槽3は、内部空間の減圧に耐える中空容器である。図示例の洗浄槽3は、上方へ開口して中空部を有する本体19と、この本体19の開口部を開閉する蓋20とを備える。本体19に蓋20をした状態では、本体19と蓋20との隙間はパッキン21で封止される。
予熱タンク4は、洗浄槽3よりも小容量の中空容器である。たとえば、予熱タンク4は、洗浄槽3の半分の容量である。図示例では、予熱タンク4は、上方へ開口して形成されるが、適宜、蓋を設けてもよい。但し、洗浄槽3とは異なり、予熱タンク4内を密閉する必要はなく、むしろ密閉しないのが望ましい。
給水手段5は、洗浄槽3および予熱タンク4へ水を供給する。洗浄槽3および予熱タンク4へ供給する水は、軟水または純水であるのが好ましい。本実施例では、洗浄槽3および予熱タンク4へは、それぞれ、軟水と純水(RO水)の内、所望の水を切り替えて給水可能とされる。
給液手段6は、洗浄槽3内へ洗浄剤または濯ぎ剤を供給する。本実施例では、給液手段6は、洗浄槽3内へ洗浄剤を供給する第一給液手段30と、洗浄槽3内へ濯ぎ剤を供給する第二給液手段31とを備える。
洗浄槽加温手段7は、洗浄槽3内に貯留された液体を加温する。洗浄槽3内の貯留液を加温する方法は特に問わないが、図示例の洗浄槽加温手段7は、洗浄槽3内の底部に配置された電気ヒータ(以下、洗浄槽電気ヒータという)40である。この場合、洗浄槽3内に液体(洗浄液または濯ぎ液)を貯留した状態で、洗浄槽電気ヒータ40に通電することで、洗浄槽3内の液体を加温することができる。本実施例では、洗浄槽電気ヒータ40は、オンオフ制御される。
減圧手段8は、洗浄槽3内の気体を、排気路41を介して外部へ吸引排出して、洗浄槽3内を減圧する。図示例の場合、排気路41には、洗浄槽3の側から順に、気水分離器42、熱交換器43、逆止弁44、および水封式の真空ポンプ45が設けられる。
気相給気手段9は、減圧された洗浄槽3内の気相部へ、気相給気路51を介して外気を導入する。気相給気路51には、洗浄槽3へ向かって順に、フィルター52および気相給気弁53が設けられる。従って、洗浄槽3内が減圧された状態で気相給気弁53を開くと、洗浄槽3の内外の差圧により、フィルター52を介した空気を洗浄槽3内へ導入して、洗浄槽3内を復圧することができる。気相給気弁53を電磁弁から構成することで、気相給気弁53を素早く開放して、洗浄槽3内を瞬時に復圧することができる。
液相給気手段10は、減圧された洗浄槽3内の液相部へ、液相給気路54を介して外気を導入する。液相給気路54には、洗浄槽3へ向かって順に、フィルター55および液相給気弁56が設けられる。従って、洗浄槽3内が減圧された状態で液相給気弁56を開くと、洗浄槽3の内外の差圧により、フィルター55を介した空気を、洗浄槽3内の貯留液中に導入することができる。但し、液相給気手段10は、差圧により外気を自然に導入する以外に、圧縮機やポンプから強制的に空気を送り込んでもよい。また、所望により、空気以外の気体を送り込んでもよい。
洗浄槽排水手段11は、洗浄槽3内の液体を、洗浄槽3の底部から洗浄槽排水路58を介して排出する。洗浄槽排水路58には、洗浄槽排水弁59が設けられる。洗浄槽3内に液体が貯留された状態で洗浄槽排水弁59を開くと、その液体を洗浄槽3外へ自然に排出することができる。なお、図示例では、前述した気水分離器42から洗浄槽3の液相部への配管48は、洗浄槽排水路58の内、洗浄槽3から洗浄槽排水弁59への中途に、接続されている。
予熱タンク加温手段14は、予熱タンク4内に貯留された液体を加温する。予熱タンク4内の貯留液を加温する方法は特に問わないが、図示例の予熱タンク加温手段14は、予熱タンク4内の底部に配置された電気ヒータ(以下、予熱タンク電気ヒータという)62である。この場合、予熱タンク4内に液体(洗浄水または濯ぎ水)を貯留した状態で、予熱タンク電気ヒータ62に通電することで、予熱タンク4内の液体を加温することができる。本実施例では、予熱タンク電気ヒータ62は、オンオフ制御される。
送水手段15は、予熱タンク4内の液体を洗浄槽3内へ移送する。具体的には、予熱タンク4内の液体は、予熱タンク4の底部からの送水路63を介して、洗浄槽3内へ供給可能とされる。送水路63には、予熱タンク4の側から順に、送水ポンプ64および給湯弁65が設けられる。従って、送水ポンプ64を作動させた状態で給湯弁65を開くと、予熱タンク4内の液体を洗浄槽3内へ送り込むことができる。但し、洗浄槽3より上方に予熱タンク4を配置する場合には、送水ポンプ64を省略してもよく、その場合、給湯弁65を開くと重力により、予熱タンク4内の液体は自然に洗浄槽3内へ送られる。
予熱タンク排水手段16は、予熱タンク4内の液体を、予熱タンク4の底部から予熱タンク排水路66を介して排出する。予熱タンク排水路66は、図示例では、予熱タンク4から送水ポンプ64への送水路63から分岐して設けられる。予熱タンク排水路66には、予熱タンク4の側から順に、予熱タンク排水弁67および逆止弁68が設けられる。予熱タンク4内に液体が貯留された状態で予熱タンク排水弁67を開くと、その液体を予熱タンク4外へ自然に排出することができる。
洗浄槽3には、洗浄槽3内の気相部の圧力を検出する圧力センサ12と、洗浄槽3内の液相部の温度を検出する洗浄槽液温センサ13とが設けられる。また、前述したとおり、所望により、圧力センサ12に代えてまたはこれに加えて、洗浄槽3内の気相部の温度を検出する温度センサが設けられる。一方、予熱タンク4には、予熱タンク4内の液相部の温度を検出する予熱タンク液温センサ17が設けられる。
制御手段18は、前記各センサ12,13,17の検出信号などに基づき、前記各手段5〜11,14〜16を制御する制御器70である。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、三方電磁弁27、第一給液弁34、第二給液弁38、洗浄槽電気ヒータ40、真空ポンプ45、熱交給水弁49、封水給水弁50、気相給気弁53、液相給気弁56、洗浄槽排水弁59、予熱タンク電気ヒータ62、送水ポンプ64、給湯弁65、予熱タンク排水弁67の他、圧力センサ12、洗浄槽液温センサ13、洗浄槽液位検出器、予熱タンク液温センサ17および予熱タンク液位検出器は、制御器70に接続されている。そして、制御器70は、以下に述べるように、所定の手順(プログラム)に従い、洗浄槽3内の被洗浄物2の洗浄や濯ぎなどを図る。
本実施例の洗浄装置1は、前述したとおり、洗浄槽3の他、予熱タンク4を備える。洗浄槽3では、被洗浄物2の洗浄や濯ぎが行われるが、その間、予熱タンク4では、洗浄槽3内の液体の次回の入れ替え用の液体の加温が行われる。そこで、まず、洗浄槽3における被洗浄物2の洗浄や濯ぎについて説明し、その後、その間に行われる予熱タンク4における液体の加温について説明する。
予洗工程S1および各洗浄工程S2,S3では、液切り動作、給水動作、洗浄剤投入動作、加温動作、保温動作、冷却動作、復圧動作、および排水動作の内、選択された動作を順次に実行する。
液切り動作は、減圧手段8により洗浄槽3内を減圧する。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、気相給気弁53、液相給気弁56、洗浄槽排水弁59を閉じると共に、洗浄槽電気ヒータ40を停止した状態で、減圧手段8を作動させればよい。これにより、洗浄槽3内の気体を外部へ吸引排出して、洗浄槽3内を減圧することができる。
給水動作は、給水手段5を用いて、また場合により送水手段15も用いて、洗浄槽3内へ水を供給する。給水手段5による洗浄槽3内への給水は、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、液相給気弁56、洗浄槽排水弁59を閉じる一方、気相給気弁53を開くと共に、洗浄槽電気ヒータ40および減圧手段8を停止した状態で、第一給水弁24を開けばよい。この際、三方電磁弁27は、共通給水路26と洗浄槽給水路28とを連通させる。これにより、洗浄水が、洗浄槽3内へ供給される。この給水時、洗浄槽3内の空気は、気相給気路51を逆流して、洗浄槽3外へ排出される。但し、給水動作では、気相給気弁53を閉じる代わりに、減圧手段8を作動させてもよい。洗浄槽3内を減圧しつつ給水することで、被洗浄物2がたとえばチューブの場合、チューブ内から空気を追い出すことができる。
洗浄剤投入動作は、給液手段6により洗浄槽3内へ洗浄剤を供給する。本実施例では、減圧手段8により洗浄槽3内を減圧後、第一給液手段30により洗浄槽3内へ洗浄剤を引き込むことで、洗浄槽3内の洗浄水に洗浄剤を混入して洗浄液とする。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、気相給気弁53、液相給気弁56、洗浄槽排水弁59を閉じると共に、洗浄槽電気ヒータ40を停止した状態で、減圧手段8を作動させて、洗浄槽3内を所望まで減圧した後、減圧手段8を停止させた状態で、第一給液弁34を開けばよい。
加温動作は、洗浄槽3内の液体が加温目標温度(設定温度)になるまで、洗浄槽3内の液体を加温する。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、液相給気弁56、洗浄槽排水弁59を閉じた状態で、洗浄槽電気ヒータ40を作動させればよい。
保温動作は、加温動作で洗浄槽3内の液体を加温目標温度まで昇温した後、その加温目標温度に液体を設定保温時間だけ保持する。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、洗浄槽排水弁59を閉じた状態で、洗浄槽液温センサ13による検出温度を加温目標温度に維持するように、洗浄槽電気ヒータ40への通電の有無を制御する。
冷却動作は、所定の終了条件を満たすまで、洗浄槽3内を減圧し、洗浄槽3内の液体を冷却する。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、液相給気弁56、洗浄槽排水弁59を閉じると共に、洗浄槽電気ヒータ40を停止した状態で、減圧手段8を作動させればよい。
復圧動作は、洗浄槽3内を復圧目標圧力まで復圧する。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、液相給気弁56、洗浄槽排水弁59を閉じると共に、洗浄槽電気ヒータ40および減圧手段8を停止した状態で、気相給気弁53を開けばよい。洗浄槽3内が復圧目標圧力まで復圧されると、復圧動作を終了する。
排水動作は、洗浄槽3内の液体を排出する。具体的には、第一給水弁24、第二給水弁25、第一給液弁34、第二給液弁38、液相給気弁56を閉じる一方、気相給気弁53を開くと共に、洗浄槽電気ヒータ40および減圧手段8を停止した状態で、洗浄槽排水弁59を開けばよい。これにより、洗浄槽3内の液体が、洗浄槽3外へ排出される。洗浄槽3内の液体が完全に排出されたことを洗浄槽液位検出器で検知すると、洗浄槽排水弁59を閉じて、排水動作を終了する。
各濯ぎ工程S4〜S6では、液切り動作、給水動作、濯ぎ剤投入動作、加温動作、保温動作、減圧動作、復圧動作および排水動作の内、選択された動作を順次に実行する。この内、液切り動作、給水動作、加温動作、保温動作、減圧動作、復圧動作および排水動作は、上述した各洗浄工程S2〜S3におけるものと同様であるから、その説明を省略する。但し、加温目標温度および設定保温時間の他、各給気パルス制御の有無、各給気パルス制御をどのような圧力や温度で行うかなどは、各工程の各動作に応じて適宜に設定される。
濯ぎ剤投入動作は、上述した各洗浄工程S2,S3における洗浄剤投入動作に対応するものであり、異なる点は、洗浄槽3内へ供給される液が、洗浄剤ではなく濯ぎ剤である点にある。つまり、洗浄工程S2〜S3における洗浄剤投入動作では、減圧手段8により洗浄槽3内を減圧後、第一給液弁34を開いて洗浄剤を洗浄槽3へ供給したが、濯ぎ工程S4〜S6における濯ぎ剤投入動作では、減圧手段8により洗浄槽3内を減圧後、第二給液弁38を開いて濯ぎ剤を洗浄槽3へ供給する。このようにして、洗浄槽3内へ濯ぎ剤を引き込むことで、洗浄槽3内の濯ぎ水に濯ぎ剤を混入して濯ぎ液とする。そして、設定時間だけ第二給液弁38を開くなどして、所望量の濯ぎ剤を洗浄槽3内へ供給した後、第二給液弁38を閉じる一方、気相給気弁53または液相給気弁56を開けて、濯ぎ剤投入動作を終了する。
液切り工程S7は、前記予洗工程S1、前記各洗浄工程S2〜S3および前記各濯ぎ工程S4〜S6における液切り動作およびその後の復圧動作に対応するものである。つまり、液切り工程S7における液切り動作は、洗浄工程S2〜S3などにおける液切り動作に相当し、液切り工程S7における復圧動作は、洗浄工程S2〜S3などにおける復圧動作に相当する。従って、液切り工程S7では、洗浄槽3内が空気で満たされた状態で、洗浄槽3内を減圧した後、洗浄槽3内を大気圧まで復圧する。
予熱タンク4への給水動作では、給水手段5を用いて、予熱タンク4内へ水を供給する。給水手段5による予熱タンク4内への給水は、給湯弁65および予熱タンク排水弁67を閉じると共に、予熱タンク電気ヒータ62および送水ポンプ64を停止した状態で、第一給水弁24または第二給水弁25を開けばよい。この際、三方電磁弁27は、共通給水路26と予熱タンク給水路29とを連通させる。従って、第一給水弁24を開けば、予熱タンク4内へ洗浄水を供給することができ、第二給水弁25を開けば、予熱タンク4内へ濯ぎ水を供給することができる。
予熱タンク4内の加温動作では、予熱タンク4内の液体が予熱目標温度になるまで、予熱タンク4内の液体を加温する。具体的には、給湯弁65および予熱タンク排水弁67を閉じると共に、送水ポンプ64を停止した状態で、予熱タンク電気ヒータ62を作動させればよい。但し、予熱タンク電気ヒータ62は、洗浄槽電気ヒータ40の停止中にのみ作動するよう制御される。
予熱タンク4から洗浄槽3への送水動作では、予熱タンク排水弁67を閉じる一方、送水ポンプ64を作動させた状態で、給湯弁65を開けばよい。これにより、予熱タンク4内の液体を洗浄槽3内へ移すことができる。この送水動作は、前述したように、洗浄槽3における給水動作時に行われる。
予熱タンク4からの排水動作では、給湯弁65を閉じると共に、予熱タンク電気ヒータ62および送水ポンプ64を停止した状態で、予熱タンク排水弁67を開けばよい。予熱タンク4から洗浄槽3への送水動作の終了後、再び次回の液体を予熱タンク4に貯留して加温することが可能であるが、予熱タンク4へ貯留する液体の種類が変わる場合には、送水動作の終了後に排水動作を行ってから、再び給水動作が行われる。一方、液体の種類が変わらない場合には、送水動作の終了後に排水動作を行わずに、給水動作を行ってもよい。
2 被洗浄物
3 洗浄槽
4 予熱タンク
5 給水手段
6 給液手段
7 洗浄槽加温手段
8 減圧手段
9 気相給気手段
10 液相給気手段
11 洗浄槽排水手段
12 圧力センサ
13 洗浄槽液温センサ
14 予熱タンク加温手段
15 送水手段
16 予熱タンク排水手段
17 予熱タンク液温センサ
18 制御手段
40 洗浄槽電気ヒータ
62 予熱タンク電気ヒータ
71 洗浄槽蒸気ヒータ
72 予熱タンク蒸気ヒータ
Claims (5)
- 液体が貯留され、その液体に被洗浄物が浸漬される洗浄槽と、
この洗浄槽内の液体を加温する洗浄槽加温手段と、
前記洗浄槽内の気体を外部へ吸引排出して前記洗浄槽内を減圧する減圧手段と、
この減圧手段により減圧された前記洗浄槽内の液相部に外気を導入する液相給気手段と、
前記洗浄槽よりも小容量で、前記洗浄槽内へ供給するための液体が貯留される予熱タンクと、
この予熱タンク内の液体を加温する予熱タンク加温手段とを備え、
前記予熱タンク加温手段は、前記洗浄槽加温手段の停止中に作動するか、前記洗浄槽加温手段の排熱を用いて、前記予熱タンク内の液体を加温し、
前記洗浄槽内の液体を設定温度まで加温後、液体を沸騰させるまで前記減圧手段により前記洗浄槽内を減圧した状態で、前記減圧手段の作動を継続させたまま、前記液相給気手段を用いて前記洗浄槽の内外の差圧により前記被洗浄物よりも下方から前記洗浄槽内の液体中に外気を導入して、前記被洗浄物の洗浄または濯ぎを図る動作を実行可能とされ、
前記予熱タンク内の液体は、前記設定温度よりも高い温度を目標温度として加温され、
前記洗浄槽内の液体を排水後、前記洗浄槽内に、前記予熱タンクからの液体と、前記予熱タンクを介さない液体とを供給した後、前記洗浄槽加温手段により前記洗浄槽内の液体を前記設定温度に調整する
ことを特徴とする洗浄装置。 - 液体が貯留され、その液体に被洗浄物が浸漬される洗浄槽と、
この洗浄槽内の液体を加温する洗浄槽加温手段と、
前記洗浄槽内の気体を外部へ吸引排出して前記洗浄槽内を減圧する減圧手段と、
この減圧手段により減圧された前記洗浄槽内の気相部に外気を導入する気相給気手段と、
前記洗浄槽よりも小容量で、前記洗浄槽内へ供給するための液体が貯留される予熱タンクと、
この予熱タンク内の液体を加温する予熱タンク加温手段とを備え、
前記予熱タンク加温手段は、前記洗浄槽加温手段の停止中に作動するか、前記洗浄槽加温手段の排熱を用いて、前記予熱タンク内の液体を加温し、
前記洗浄槽内の液体を設定温度まで加温後、前記減圧手段による前記洗浄槽内からの排気を継続して前記洗浄槽内の圧力を低下させる過程で、この減圧による前記洗浄槽内の液体の沸騰中に前記気相給気手段により前記洗浄槽内を液体の沸騰が止むまで瞬時に一時的に復圧することを繰り返す動作により、前記被洗浄物の洗浄または濯ぎを図る動作を実行可能とされ、
前記予熱タンク内の液体は、前記設定温度よりも高い温度を目標温度として加温され、
前記洗浄槽内の液体を排水後、前記洗浄槽内に、前記予熱タンクからの液体と、前記予熱タンクを介さない液体とを供給した後、前記洗浄槽加温手段により前記洗浄槽内の液体を前記設定温度に調整する
ことを特徴とする洗浄装置。 - 前記洗浄槽加温手段と前記予熱タンク加温手段とは、それぞれ電気ヒータから構成され、
前記予熱タンクの電気ヒータは、前記洗浄槽の電気ヒータの停止中に作動して、前記洗浄槽内の液体の入れ替え用の液体を加温する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。 - 前記洗浄槽の電気ヒータと前記予熱タンクの電気ヒータとは、双方が並行して作動すると、前記洗浄装置が設置される箇所の設備の使用可能な電気容量を超えるが、片方ずつ作動すると、前記設備の使用可能な電気容量を超えず、
前記予熱タンクの電気ヒータのヒータ容量は、前記洗浄槽の電気ヒータのヒータ容量以下である
ことを特徴とする請求項3に記載の洗浄装置。 - 前記洗浄槽加温手段と前記予熱タンク加温手段とは、それぞれ蒸気ヒータまたは蒸気ジャケットから構成される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。
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