JP5433489B2 - 裁断刃位置調整治具、及び、裁断刃位置調整方法 - Google Patents
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Description
そこで、このような不具合を発生させないために、接触圧を一定にするような上刃の位置の調整方法が検討されている。(例えば、特許文献1参照)。
以上の発明によれば、作業者は、基準第二刃の外周面と外周当接面とが当接し、かつ、当該基準第二刃または隣接第二刃と当接凸部とが当接するように裁断刃位置調整治具を装着した後、腹部が裁断刃位置調整治具の腹部当接面に当接するように第一刃を移動させるだけの簡単な方法で、基準第二刃と第一刃との回転軸方向の相対位置を調整できる。また、個別ホルダ方式の裁断装置の場合でも、裁断刃位置調整治具の装着と、第一刃の移動という簡単な作業のみで対応できるため、作業効率を向上できる。
この発明によれば、外周当接面や当接凸部との接触による第二刃の破損を抑制できる。
また、複数の第二刃が並んでいる状態で第一刃の相対位置を調整する場合、裁断刃位置調整治具の当接凸部を一対の第二刃の隙間に挿入する必要があるため、この挿入の際に当接凸部が隣接第二刃の角部(刃当接面と外周面との境界)に接触し、当該角部が破損してしまうおそれがある。さらに、刃当接面は、当接凸部との当接の繰り返しにより破損してしまうおそれがある。また、刃当接面は、外周面と比べて裁断に大きく寄与しているため、このような破損が発生すると隣接第二刃を研磨する必要がある。以上のことから、当接凸部との接触による隣接第二刃の破損を抑制することで、第二刃の研磨頻度を低くでき、長寿命化を図ることができる。
この発明によれば、例えば第一刃の腹部が略垂直になるように保持され、かつ、腹部当接面が垂直となるように裁断刃位置調整治具が第二刃に装着された場合、第一刃の大きさが変わるなどして、位置調整時に第一刃の腹部の位置が垂直方向にずれても、当該腹部を腹部当接面に当接させたときの基準第二刃と第一刃との軸方向の距離を一定にできる。したがって、裁断刃位置調整治具を様々な大きさの第一刃の位置の調整に用いることができる。
この発明によれば、外周当接面を基準第二刃の外周面に略密着させることができ、位置調整時の裁断刃位置調整治具のがたつきを防止できる。
図1は、一実施形態に係る裁断刃位置調整治具7(図3参照)が装着される裁断装置1の正面要部を示す図である。
図2は、裁断装置1の側面要部を示す図である。
裁断装置1は、回転可能に軸支された第一刃3を有する第一ユニット10と、回転可能に軸支された第二刃4を有する第二ユニット20と、を備えて構成される。裁断装置1は、第一刃3と第二刃4とが上下方向に対向して配置される方式なので、本実施形態の説明では、第一刃3としての上刃3、第二刃4としての下刃4、第一ユニット10としての上部ユニット10、第二ユニット20としての下部ユニット20として表す。
上部ユニット10は、上刃3を回転可能に軸支すると共に上下方向に調節可能に保持する上刃ホルダ11と、上刃3を軸支する軸方向に上刃ホルダ11をスライド可能に支持する上部フレーム15と、を備えて構成される。
下部ユニット20は、複数の下刃4を回転可能に軸支する支持軸としての下刃回転軸21を備えて構成される。
通常、裁断装置1では、図2の二点鎖線で示す被裁断物2が長尺シート状である場合、所望のスリット位置となるように長尺シートの幅方向に沿って複数対の上刃3及び下刃4が上下に対向して配置される。そして、長尺シートを長手方向に連続的に挿通することで、長尺シートは所望のスリット位置で連続的に裁断され、所望幅の長尺シートが得られる。
図1で示す裁断装置1では、実際には複数の上刃ホルダ11が上部フレーム15にスライド可能に支持されているが、説明の都合上、一つの上刃ホルダ11に着目して図示説明する。
なお、被裁断物2としては、紙、合成樹脂フィルム、金属箔、及びそれらの多層シート等を挙げることができる。
そして、上刃3は、一対の上刃固定ホルダ112,113で挟持されて固定され、上刃固定ホルダ112,113は、軸受115を介して上刃回転軸111によって回転可能に支持される。その結果、上刃3が回転可能に軸支されることになる。上刃固定ホルダ112,113を支持する上刃回転軸111の他端側は図示しない回転駆動源に連結されており、上刃回転軸111の回転に伴って上刃3が回転する。なお、この回転駆動源によらずに、後述する下刃4の回転に従って上刃3を回転させる構成としてもよく、上刃3を回転させない構成としてもよい。
シリンダー先端部121は、上刃着脱部110の上刃回転軸111を回転可能に支持するとともに、シリンダーロッド123の先端側(図1では下端側)に連結される。また、シリンダー先端部121内部には、上刃回転軸111を回転させるための回転駆動源を収容させてもよい。
シリンダー基端部122は、シリンダーロッド123の基端側(図1では上端側)に連結される。スライド部130の先端側は、シリンダー部本体124内部に収容されるとともに、当該内部のピストン等(図示せず)に連結されている。そして、当該ピストン等の伸縮によって、シリンダー部本体124からスライド部130を進退出させる。このスライド部130の進退出によって、シリンダー先端部121に固定されている上刃着脱部110が図1において上下動し、上刃3及び下刃4を近接させたり、離間させたり、オーバーラップさせることができる。
シリンダー部本体124の図1において背面側(図2において左側)は、支持部140に対して、上下方向スライドネジ131の回転に連動してスライド可能に固定されている。上下方向スライドネジ131を回転させると、スライド部130の高さ位置を変更及び調整できる。スライド部130の高さ位置を変更すれば、スライド部130に固定されたシリンダー部120の高さ位置が変更され、スライド部130のゼロ点位置が変更されることになる。そうすると、スライド部130が最も進出できる高さ位置も変更され、シリンダー部120に固定された上刃着脱部110の上刃3の外縁下端34(図4参照)の高さ位置も変更されることになる。
このようなスライド部130の高さ位置変更及び調整によって、結果として、上刃3の外縁下端34の高さ位置を変更及び調整でき、上刃3と後述する下刃4とのオーバーラップ長さを変更及び調整することができる。
支持部140の上面側143には、L字形のアーム144が取り付けられ、その先端側には、支持部140の横方向の移動量(上刃回転軸111方向)を調整するための横方向スライドつまみ144aが取り付けられ、つまみ144aの軸下端側にはピニオン144bが取り付けられている。このピニオン144bは、後述する上部フレーム15のラック151に係合しており、つまみ144aの回転量に応じて、支持部140の移動量(上刃回転軸111方向)を調整できる。
その他、支持部140の上面側143には、支持部固定ネジ145が取り付けられている。支持部固定ネジ145を回すと、支持部140のレール152に沿った移動が規制され、支持部140の上刃回転軸111方向の位置が固定される。
上部フレーム15は、上部フレーム本体150と、支持部140のピニオン144bと係合するラック151と、支持部140の凹部に係合するレール152とを備えて構成される。ラック151及びレール152は、どちらも上部フレーム15の長手方向に沿って長尺状に形成される。
なお、下刃4を回転させない構成としてもよい。
下刃4は、中央に開口部を有する環状円形の切断刃であり、下刃回転軸21の軸方向に渡って重ねて装着される。また、下刃4は、大径部41及び小径部42を備えて構成され、大径部41の外縁に刃当接面としての下刃先端4aが形成されている(図4参照)。
下刃4は、大径部41及び小径部42を有するので、下刃4の外縁側の断面は略L字形になっている。そして、所定の下刃4の大径部41と、この所定の下刃4と隣り合う下刃4の大径部41との間に、小径部42の外縁周面を底面とした溝部43が形成される。そのため、下刃回転軸21の軸方向に渡って周期的に溝部43が設けられている。なお、本実施形態における下刃4の材質は、硬度がロックウェル硬さCスケール(HRC)で63〜64のSKD(ダイス鋼)である。
図3は、一実施形態に係る裁断刃位置調整治具7の斜視図である。
裁断刃位置調整治具7は、下刃4(以下、基準下刃4Pということがある。)と、裁断時に基準下刃4Pと当接する上刃3との回転軸方向の相対位置の調整に用いられ、下刃4よりも軟らかい材料を切削することにより形成されている。裁断刃位置調整治具7の材料としては、ショアA硬度が90〜95のMCナイロン(登録商標)や、ベークライト(登録商標)(ゴム硬度:ショアA90〜95)が例示できる。その他、ガラス、木材、板紙や積層体を含む紙材、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、天然ゴム、合成ゴム等を材質とした裁断刃位置調整治具7を用いることもできる。
腹部当接面73は、平滑な平面状に形成され、上刃3の腹部33が密着可能な構成を有している。
外周当接面72は、長手方向の中央に向かうにしたがって上面71との距離が短くなるように凹み、基準下刃4Pの大径部41の外周面41aに対応する平滑な円弧面状に形成されている。
この当接凸部76は、外周当接面72の長手方向の一縁(一方の第二非当接側面75側の縁)から他縁(他方の第二非当接側面75側の縁)にかけて連続的に設けられている。また、当接凸部76の凸部先端面761は、外周当接面72と略等しい曲率の円弧面状に形成されている。さらに、当接凸部76における凸部先端面761の第一非当接側面74側には、腹部当接面73と平行かつ平滑な平面状に形成され、基準下刃4Pに隣接する他の下刃4(以下、隣接下刃4Qということがある。)の下刃先端4aに当接する凸部当接側面762が設けられている。
また、腹部当接面73側には、凸部当接側面762と平行かつ平滑な平面状に形成された凸部非当接側面763が設けられている。
そして、当接凸部76は、外周当接面72が基準下刃4Pの外周面41aに密着し、かつ、凸部当接側面762が隣接下刃4Qの下刃先端4aに当接したときに、腹部当接面73に当接している上刃3の外縁下端34と、基準下刃4Pの下刃先端4aとの軸方向の距離H(以下、軸方向調整設定距離Hという。)が例えば0.3mmとなるように構成されている。なお、軸方向調整設定距離Hは、0.3mmに限られず他の値としてもよい。
次に、裁断刃位置調整治具7を用いた基準下刃4Pと上刃3との回転軸方向の相対位置の調整について説明する。
図4は、下刃が摩耗あるいは研磨されていない状態での裁断刃位置調整治具を裁断装置に装着した際の要部を示す断面図である。
図5は、下刃が摩耗あるいは研磨された状態での裁断刃位置調整治具を裁断装置に装着した際の要部を示す断面図である。
そして、作業者は、上刃3が基準下刃4Pに近づくように上刃ホルダ11を下方に移動させた後に、上刃3の腹部33が裁断刃位置調整治具7の腹部当接面73に接触した瞬間に上刃ホルダ11を停止させて、この位置を上刃3の軸方向初期位置として設定する。この動作により、上刃3の外縁下端34と、基準下刃4Pの下刃先端4aの上端との軸方向調整設定距離Hが0.3mmとなるように、上刃3の位置が調整される。
このような作業を他の上刃3に対しても順次実施していくことにより、図4に示すように、全ての下刃4の端部の厚さ寸法Tが例えば3.0mmで等しければ、全ての上刃3の外縁下端34と、それぞれの上刃3に対応する基準下刃4Pの下刃先端4aとの軸方向調整設定距離Hは、0.3mmで等しくなる。また、当接凸部76を基準下刃4Pでなく隣接下刃4Qに当接させるので、図5に示すように、研磨や摩耗により、全ての下刃4の厚さ寸法Tが2.2mmになった場合であっても、全ての上刃3に対応する軸方向調整設定距離Hを0.3mmに設定できる。
なお、上記裁断刃位置調整治具7の設置位置の調整を、凸部当接側面762と下刃先端4aとを当接させることで行う実施形態を示したが、下刃先端4aの反対側の下刃先端背部4bに凸部非当接側面763を当接させることで行ってもよい。
次に、裁断刃位置調整治具7を用いて、裁断装置1の上刃3と下刃4とのオーバーラップ長さ、軸方向初期位置を調整した後に、当該裁断装置1を用いて裁断する方法を説明する。
複数対の上刃3及び下刃4のオーバーラップ長さの調整と、裁断刃位置調整治具7を用いた軸方向初期位置の調整をした後、すべての上刃3を下刃4から離反させた状態にしておく。
次に、張力を掛けた状態のウェブ等の被裁断物2(図2参照)を上刃3と下刃4との間隙に挿通させる。
その後、スライド部130を進出させると、上刃3の外縁下端34が溝部に侵入し、上刃回転軸111方向からみて上刃3及び下刃4がオーバーラップ長さで重なった状態となる。
そして、横方向スライドつまみ144aを回転させると、ピニオン144bがラック151上を転動して、上刃ホルダ11が上刃回転軸111方向に移動して、上刃3が下刃4の下刃先端4aに近接する。さらに近接させて、被裁断物2を介して上刃3と下刃4とが当接した状態とする。そして、この状態から上刃ホルダ11を裁断時軸方向移動距離だけ移動させ、上刃3を下刃4に押し付ける。このとき、例えば、裁断時軸方向移動距離が0.5mmの場合、上刃3は、軸方向初期位置から0.3mm移動して腹部33が下刃先端4aに面接触した後、さらに0.2mm移動する分だけ基準下刃4Pに押し付けられる。
続いて、被裁断物2を走行方向に牽引すると、被裁断物2の裁断が開始される。このとき、下刃4に回転駆動力を加えて、上刃3を下刃4の回転に従動させてもよいし、上刃3及び下刃4の両者に回転駆動力を加えてもよい。
(1)裁断刃位置調整治具7の当接凸部76を基準下刃4Pと隣接下刃4Qとの隙間に挿入して、外周当接面72を基準下刃4Pの外周面41aに密着させると共に、凸部当接側面762を隣接下刃4Qの下刃先端4aに当接させた後、上刃3の腹部33を腹部当接面73に当接させることで、上刃3と基準下刃4Pとの軸方向調整設定距離Hを0.3mmに設定することができる。
したがって、下刃4に装着した裁断刃位置調整治具7に上刃3を当接させるだけの簡単な方法で、上刃3を位置調整できる。特に、個別ホルダ方式でも、特別な装置を必要しないので、作業効率を向上できる。
例えば、図6に示すような構成としてもよい。
この図6に示す裁断刃位置調整治具8は、上刃3の軸方向(水平方向)と垂直方向の位置の調整に用いられるものであり、裁断刃位置調整治具7と同様の治具本体70を備えている。そして、この治具本体70の外周当接面72における腹部当接面73側の端部には、外周当接面72に対して垂直方向に突出する当接凸部86が設けられている。
この当接凸部86における第一非当接側面74側には、腹部当接面73と平行かつ平滑な平面状に形成され、基準下刃4Pの下刃先端4aに当接する凸部当接側面862が設けられている。
さらに、当接凸部86の先端には、略円弧板状の垂直方向位置決め部87が設けられている。
この垂直方向位置決め部87は、外周面の円弧方向中央が当接凸部86と接続されている。そして、垂直方向位置決め部87は、下刃4の小径部42の外縁に沿って装着可能な装着部871と、上刃3の外縁下端34が当接可能な第一刃当接部としての上刃当接部872と、上刃当接部872の外縁から突出する把持部873とを備えて構成される。
上刃当接部872は、装着部871を小径部42の外縁に沿って装着した際に、装着部871よりも小径部42の径方向外側に位置すると共に、大径部41の外縁から一定寸法内側にオフセットした円弧状に形成されている。このオフセットした寸法は、オーバーラップ長さL(図7参照)に相当する。そのため、裁断刃位置調整治具8は、上刃当接部872の円弧が装着部871の円弧に沿った略半円アーチ形状に形成されている。
把持部873は、上刃当接部872の外縁であって当該略半円アーチ形状の一端側から外側に向かって突出している。把持部873の突出方向先端873aは、装着部871が小径部42の外縁に装着された状態で、大径部41の外縁よりも外側に位置する。
なお、上刃当接部872は、大径部41の外縁から一定寸法内側にオフセットした円弧状に形成されているため、基準下刃4Pの溝部43内に隠れた状態となる。このような状態であっても、把持部873の突出方向先端873a側をつかんで、裁断刃位置調整治具8を基準下刃4Pから容易に取外すことができる。
この後、実線で示すように、上刃3の外縁下端34と上刃当接部872とを当接させることで、オーバーラップ長さLを調節し、二点鎖線で示すように、上刃3の腹部33と腹部当接面73とを当接させることで、軸方向初期位置を設定する。
このような構成にすれば、一つの裁断刃位置調整治具8により軸方向初期位置とオーバーラップ長さLとを設定でき、作業性を向上できる。
そして、外周当接面72を平滑な平面状に形成したが、外周面41aに対する位置決めができれば、凹凸状であってもよい。また、腹部当接面73も凹凸状でもよく、さらに、腹部当接面73は、基準下刃4Pに装着されたときに斜めになってもよい。
そして、裁断刃位置調整治具7,8を、いわゆる軸通し方式(複数の上刃を一つの回転軸に装着すると共に、複数の下刃を一つの回転軸に装着する方式)の裁断装置における上刃と下刃の位置調整に用いてもよい。
2…被裁断物
3…上刃(第一刃)
4…下刃(第二刃)
4a…下刃先端(刃当接面)
7,8…裁断刃位置調整治具
33…腹部
41a…外周面
72…外周当接面
73…腹部当接面
76,86…当接凸部
Claims (5)
- 第一刃及び第二刃を備え、前記第一刃の腹部と前記第二刃の一面に形成される刃当接面とを接触させて被裁断物を裁断する裁断装置における、前記第一刃及び前記第二刃の回転軸方向の相対位置を調整するために、前記第二刃に着脱可能な裁断刃位置調整治具であって、
前記第二刃の外周面に当接可能な外周当接面と、
この外周当接面の一部から面外方向に突出し、前記第二刃の刃当接面、または、当該刃当接面と反対側の面に当接可能、または、隣接する他の第二刃の刃当接面に当接可能な当接凸部と、
前記第二刃に装着したときに、前記第一刃の腹部に当接可能な腹部当接面と、
を備えていることを特徴とする裁断刃位置調整治具。 - 請求項1に記載の裁断刃位置調整治具であって、
前記外周当接面と前記当接凸部のうち少なくとも一方は、前記第二刃よりも軟らかい材料で形成されていることを特徴とする裁断刃位置調整治具。 - 請求項1または請求項2に記載の裁断刃位置調整治具であって、
前記腹部当接面は、平滑な平面状に形成されていることを特徴とする裁断刃位置調整治具。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の裁断刃位置調整治具であって、
前記外周当接面は、前記第二刃の外周面に沿った形状に形成されていることを特徴とする裁断刃位置調整治具。 - 第一刃及び第二刃を備え、前記第一刃の腹部と前記第二刃の一面に形成される刃当接面とを接触させて被裁断物を裁断する裁断装置における、前記第一刃及び前記第二刃の回転軸方向の相対位置を調整する裁断刃位置調整方法であって、
前記第二刃の外周面に当接可能な外周当接面と、
この外周当接面の一部から面外方向に突出し、前記第二刃の刃当接面、または、当該刃当接面と反対側の面に当接可能、または、隣接する他の第二刃の刃当接面に当接可能な当接凸部と、
前記第二刃に装着したときに、前記第一刃の腹部に当接可能な腹部当接面と、を備えた、前記第二刃に着脱可能な裁断刃位置調整治具を用い、
前記外周当接面を前記第二刃の外周面に当接させる工程と、前記第二刃の刃当接面、または、当該刃当接面と反対側の面、または、隣接する他の第二刃の刃当接面に前記当接凸部を当接させる工程と、を同時に、または、異なるタイミングで実施した後、
前記第一刃を腹部が前記腹部当接面に当接するまで移動させて、前記第一刃と前記第二刃との相対位置を調整する
ことを特徴とする裁断刃位置調整方法。
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