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JP5429857B2 - マスカラ塗布具用の加振アダプター - Google Patents

マスカラ塗布具用の加振アダプター Download PDF

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JP5429857B2 JP2009102448A JP2009102448A JP5429857B2 JP 5429857 B2 JP5429857 B2 JP 5429857B2 JP 2009102448 A JP2009102448 A JP 2009102448A JP 2009102448 A JP2009102448 A JP 2009102448A JP 5429857 B2 JP5429857 B2 JP 5429857B2
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Description

本発明は、まつ毛にマスカラ液を塗布する際にマスカラ塗布具を振動させるための加振アダプターに関する。
本発明に関し、マスカラ液をまつ毛に塗布するマスカラ化粧具は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、マスカラ液を収容する容器本体のキャップ(摘み部)にマスカラブラシを固定し、キャップを容器本体に装着した状態において、マスカラブラシにマスカラ液を含浸できる。使用者は、適量のマスカラ液を含むブラシでまつ毛を繰り返し梳き流して、マスカラ液をまつ毛に塗布し、同時にまつ毛を束状にならないように分離させる。
本発明においては、マスカラブラシに振動を与えてマスカラ液の塗布を促進するが、このように振動発生手段を備えている美容装置は特許文献2に公知である。そこでは、グリップを兼ねる装置本体の内部に振動モーターと電池を収容し、装置本体の周面一部に起動スイッチを設けている。また、先すぼまり状に形成された装置本体の上端部には、美容液を含浸できるチップが装着してある。使用時には、美容液が含浸されたチップを肌面に押し付けた状態で振動モーターを駆動することにより、チップを振動させて美容液の浸透を促進できる。
本発明の加振アダプターに関して、特許文献3の歯ブラシアダプターが公知である。そこでは、ケースの内部に振動モーターと電池を収容し、ケースの外面に歯ブラシを差し込み装着するための装着部分を設けている。使用時には、振動モーターの振動をケースを介して歯ブラシに伝動する。
特開2008−049008号公報(段落番号0011、図1) 特開2003−205008号公報(段落番号0023、図3) 特開2002−248118号公報(段落番号0006、図4)
特許文献1のマスカラ塗布具は、まつ毛をブラシで繰り返し梳き流しながら、マスカラ液をまつ毛に塗布させる必要がある。しかし、一連の作業に繊細なブラシ操作が不可欠であるため、まつ毛の化粧に多くの手間と時間が掛かる。まつ毛の生えている部位によってブラシの使い方が大きく異なることも、まつ毛の化粧に手間が掛かる原因のひとつであり、まつ毛の仕上がり状態に個人差を生じやすい。
例えば、マスカラ塗布具に特許文献2のような加振構造を付加すると、ブラシを振動させてマスカラ液をまつ毛に効果的に塗布でき、したがって、少なくともまつ毛の化粧をより短い時間で効果的に行なえるであろう。しかし、その場合には、容器本体に収容したマスカラ液を使い切るごとに、加振構造を含むマスカラ塗布具を廃棄することになり、省エネルギーの観点から大きな無駄がある。また、個々のマスカラ液塗布具に加振構造を組み込むので、塗布具の全体コストが高く付くのを避けられない。
その点、特許文献3のような加振アダプターにマスカラ塗布具を装着すると、マスカラ液を使い切ったとしても、繰り返し加振アダプターを使用できるので全体コストを節約でき、さらに省エネルギー上の無駄を省くことができる。しかし、特許文献3の加振アダプターでは、ケースの外面に歯ブラシの柄を差し込んでケースと一体化するので、キャップと一体化してあるマスカラブラシを、いかにしてケースに装着するかが問題となる。マスカラブラシや、同ブラシを支持するキャップの形状や構造は、メーカーによってまちまちであり、歯ブラシほど形状が統一されていないからである。
本発明の目的は、マスカラ塗布具を振動させて、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布でき、したがってまつ毛の化粧を短時間で能率よく行なえ、しかもマスカラ化粧具の全体コストを節約し、さらに省エネルギー上の無駄を省くことができるマスカラ塗布具用の加振アダプターを提供することにある。
本発明の目的は、形状や構造が多様に異なるマスカラ塗布具に対して加振アダプターを装着でき、したがって、加振アダプターで発生した振動をマスカラ塗布具に効果的に伝動して、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布できる、汎用性に優れたマスカラ塗布具用の加振アダプターを提供することにある。
本発明の目的は、マスカラ塗布具の振動方向や、振動強度を必要に応じて変更できるようにして、まつ毛の生えている位置の違いに応じて、マスカラ液のまつ毛への塗布をより効果的に行なえるマスカラ塗布具用の加振アダプターを提供することにある。
本発明に係る加振アダプターは、摘み部4に固定した軸体5の突端にアプリケーター6が設けてあるマスカラ塗布具2を適用対象としており、本体部11と、本体部11に設けられる取付構造と、本体部11に装着されて振動を発生する加振構造とを備えている。加振構造は、電源部12と、電源部12から送給される電流で振動を発生する振動発生手段14と、振動発生手段14の通電状態を切り換えるスイッチ16とを備えている。本体部11が、取付構造を介して摘み部4の外面に着脱可能に固定してあることを特徴する。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の周面に係合する連結部23を備えている。連結部23の内面の抱持面24に、摘み部4の形状に適合して変形して、本体部11を摘み部4の外面に固定する連結調整体25(図1参照)を設ける。
連結調整体25は弾性変形可能な弾性体で構成する。
連結調整体25はリング状ないし筒状に形成する。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、摘み部4の対向周面を挟み保持する一対の挟持アーム33・34を備えている。両挟持アーム33・34の少なくとも一方が摘み部4の構造および形状に適合して姿勢変更して、本体部11を摘み部4の外面に固定する(図8および図14参照)。
両挟持アーム33・34の少なくとも一方を、本体部11に揺動開閉可能に軸支し、挟持ばね36で閉じ勝手に付勢する。両挟持アーム33・34で摘み部4を挟持して、本体部11が摘み部4に固定する。
本体部11に固定側挟持アーム33を設け、可動側挟持アーム34を固定側挟持アーム33に対して接離可能に設ける。本体部11および固定側の挟持アーム33と可動側の挟持アームとの間に、可動側の挟持アーム34を接離操作する挟持ねじ93を配置する。両挟持アーム33・34で摘み部4を挟持して、本体部11を摘み部4に固定する(図37参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、摘み部4に外嵌する支持筒51と、支持筒51の内面の抱持面24に設けられる連結調整体25とを含む。連結調整体25を摘み部4の形状に適合して変形させて、本体部11を摘み部4の外面に固定する(図21参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、摘み部4に固定される第1連結体57と、本体部11に固定されて第1連結体57に対して着脱される第2連結体58とで構成する。第1連結体57と第2連結体58とは、雌雄一対の面ファスナーで構成する(図23参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、摘み部4の周面を受け止める連結枠64と、連結枠64にねじ込み装着される挟持ねじ65とで構成する。本体部11は、連結枠64と挟持ねじ65のいずれかに固定する。連結枠64と挟持ねじ65とで摘み部4を挟持して、本体部11を摘み部4と一体化する(図26参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、一端が本体部11に固定される弾性変形可能なクリップ73で形成する。内面に雌ねじ7が形成してある摘み部4の筒壁75にクリップ73を係合して、本体部11が摘み部4と一体化する(図30参照)。
軸体5に外接する伝動片76をクリップ73と一体に設ける。本体部11で生成した振動を伝動片76を介して軸体5に伝動する(図31参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、一端が本体部11に固定してある渦巻状の弾性変形可能な巻掛体78で形成する。巻掛体78は、金属ばねからなる芯材79と、芯材79の外面を被覆する保護層80とで構成する(図32参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、それぞれ一端が本体部11に固定されて、摘み部4の周面に巻き付け可能な帯状の第1・第2の連結体57・58で構成する。両連結体57・58の重合部分に、巻き付け姿勢を保持する重合部固定構造を設ける(図33参照)。
重合部固定構造は、雌雄一対の面ファスナー81.82で構成する(図33参照)。
重合部固定構造は、第1・第2の連結体57・58の一方の連結体57に開口される複数の連結穴85と、他方の連結体58に設けられる連結突起84とで構成する(図34参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、一端が本体部11に固定されて、摘み部4の周面に巻き付け可能な帯状体87で構成する。摘み部4の周面に巻き付けた帯状体87の遊端を、本体部11に設けた巻締具88で巻き締めて、本体部11を摘み部4の周面に固定する(図35参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、一端が本体部11に固定されて、摘み部4の周面に巻き付け可能な帯状体87で構成する。帯状体87は、本体部11に設けた反転枠91で反転案内されて、摘み部4の周面に巻き付けた帯状体87の外面に重合する。帯状体87の重合部分を着脱可能なファスナー81・82で固定する(図36参照)。
取付構造は、指輪状の連結部23を備えている。連結部23の外周面に、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に外接する伝動部95を設ける(図38参照)。
伝動部95に隣接してスイッチ16を配置する(図40参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、弾性変形可能なリング枠70で形成する。摘み部4の周面に外嵌したリング枠70の弾性係合力で、本体部11を摘み部4と一体化する(図27参照)。
取付構造は、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に固定される連結部23を備えている。連結部23は、摘み部4に外嵌固定される第1連結体57と、第1連結体57を往復スライド可能に支持する第2連結体58とで構成する。第2連結体58に本体部11を設ける。第1連結体57と第2連結体58との間に、第1連結体57を往復駆動する振動発生手段14を配置する(図25参照)。
内部に加振構造が配置してある本体部11の高さ寸法H1を、取付構造の高さ寸法H2より小さく設定する(図3参照)。
本体部11の上面および左右側面のいずれかにスイッチ16を配置する。
本体部11の上面にスイッチ16を配置する。
本体部11の左右側面のそれぞれに指受凹面38を形成する(図11参照)。
本体部11の上面に指受部20を形成する。
本体部11は裁頭円錐台状に形成する。
本体部11に、振動モーター14と電池12とを重さなる状態で組み込む。振動出力方向が、振動モーター14と電池12とが重畳する向きと直交する向きである場合の振動モーター14を、取付構造から遠ざかる本体部11に配置する。
本体部11に、振動モーター14と電池12とを重さなる状態で組み込む。振動出力方向が、振動モーター14と電池12とが重畳する向きと同じ向きである場合の振動モーター14を、取付構造に近接する本体部11に配置する。
本体部11にまつ毛を照明する光源19を設ける。
本体部11を連結部23で第1使用姿勢と、第2使用姿勢とに姿勢変更可能に支持する。本体部11を第1使用姿勢で摘み部4に装着した状態では、軸体5の中心軸と平行な方向の振動を出力でき、本体部11を第2使用姿勢で摘み部4に装着した状態では、軸体5の中心軸と直交する方向の振動を出力できるようにする(図18参照)。
本発明に係る加振アダプター用の充電器においては、加振アダプターの本体部11および連結部23に、2次電池12と、振動モーター14と、スイッチ16と、受振コイル106と、整流回路とを設ける。充電器に設けた加振アダプター用の装填部104に、受振コイル106に対応する発振コイル105を設けて、非接触状態で充電できるようにする。
本発明においては、本体部11と取付構造と加振構造などで加振アダプターを構成し、本体部11を取付構造を介して、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に着脱可能に固定できるようにした。このように、加振アダプターで生成した振動でマスカラ塗布具2を振動させると、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布でき、したがってまつ毛の化粧を短時間で能率よく行なえる。また、マスカラ塗布具2とは別に設けた加振アダプターで振動を与えるので、マスカラ化粧具に加振構造を組み込む場合に比べて、マスカラ化粧具の全体コストが高くなるのを避けることができる。さらに、マスカラ液を使い切ったとしても、繰り返し加振アダプターを使用できるので、省エネルギー上の無駄を省くことができる。
連結部23の内面の抱持面24に連結調整体25を設け、連結調整体25が摘み部4の形状に適合して変形できるようにした加振アダプターによれば、形状や構造が多様に異なる摘み部4に対して本体部11を摘み部4の外面に固定できる。したがって、摘み部4の形状や構造がメーカーによって異なっている場合にも、加振アダプターを確実に装着して、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布できる。
連結調整体25を弾性変形可能な弾性体で構成すると、摘み部4の形状や構造の違いを連結調整体25の弾性変形作用で吸収して、本体部11を摘み部4に対して安定した状態で確実に固定できる。また、連結部23で摘み部4を抱持し、あるいは連結部23を摘み部4に差し込み操作するなど、ごく簡単な操作で加振アダプターを着脱できる。
連結調整体25をリング状ないし筒状に形成すると、摘み部4の形状や構造の違いを連結調整体25の弾性変形作用で吸収するときの、摘み部4と連結調整体25との接触面積をより大きくして、加振アダプターを摘み部4に対してさらに強固に固定できる。また、本体部11で生成した振動によって加振アダプターが遊動するのを確実に防止できる。さらに、連結部23の構造を簡素化して、その分だけ加振アダプターの製造に要するコストを削減でき、構造が簡単であるので故障する余地がない利点もある。
連結部23を構成する一対の挟持アーム33・34のうち、少なくとも一方を摘み部4の形状等に適合して姿勢変更させる取付構造によれば、姿勢変更できる側の挟持アーム34が動く範囲内で、摘み部4を両挟持アーム33・34で挟み固定できる。したがって、摘み部4の構造や形状の違いに広く対応できる加振アダプターが得られる。
両挟持アーム33・34の少なくとも一方を本体部11に揺動開閉可能に軸支し、挟持ばね36で閉じ勝手に付勢すると、連結部23の摘み部4に対する装着状態を挟持ばね36で維持できる。したがって、加振アダプターを摘み部4に装着したのちは、両挟持アーム33・34の装着姿勢を保持し続ける必要がなく、化粧すべきまつ毛の位置の違いなどに応じて、使用者は加振アダプターや摘み部4の掴み位置を自由に変更でき、加振アダプターの使い勝手を向上できる。
固定側と可動側の両挟持アーム33・34を有し、可動側の挟持アーム34を挟持ねじ93で接離操作して、両挟持アーム33・34で摘み部4を挟持固定する加振アダプターによれば、摘み部4に固定した後の可動側の挟持アーム34が、不用意に開閉するのを防止できる。したがって、使用途中に可動側の挟持アーム34が開放して、加振アダプターが摘み部4から分離するのを防止できる。また、振動を受けて加振アダプターが摘み部4に沿ってずれ動くのを確実に防止できる。
摘み部4に外嵌する支持筒51と、その内面に設けた連結調整体25などで連結部23を構成すると、加振アダプターを摘み部4の突端に外嵌する状態で装着できるので、加振アダプターが邪魔になるのを避けながら、摘み部4を従来どおり掴んでまつ毛の化粧を行なえる。
第1連結体57と第2連結体58を雌雄一対の面ファスナーで構成すると、各連結体57・58を摘み部4と本体部11に固定しておくことにより、本体部11を摘み部4に対してより簡単に着脱できる。また、本体部11の取付位置や向きを、使用者の好みに応じて変更できる。まつ毛の化粧が終ったのちに、本体部11を摘み部4から取り外して保管することにより、加振アダプターがまつ毛化粧具の収納の邪魔になるのを防止できる。
連結枠64と挟持ねじ65とで摘み部4を挟持して、本体部11を摘み部4と一体化する加振アダプターによれば、摘み部4に固定した後の加振アダプターがずれ動いたり、摘み部4から分離するのを防止できる。したがって、使用途中に加振アダプターが摘み部4から抜け外れたり、振動を受けてずれ動くのを確実に防止できる。
弾性変形可能なクリップ73で連結部23を構成し、摘み部4の筒壁75にクリップ73を係合して本体部11を摘み部4に固定すると、本体部11以外の部分が摘み部4の外面に露出するのを防止できる。したがって、加振アダプターが邪魔になるのを抑止しながら、摘み部4を従来どおり掴んでまつ毛を化粧することができる。また、摘み部4のアプリケーター側の端部に加振アダプターを装着するので、振動の伝動ロスを減らしてアプリケーターを適正に振動することができる。さらに、容器本体1の出入口3に外嵌する筒壁を備えている摘み部4であれば、摘み部4の断面形状や構造とは無関係に加振アダプターを装着してマスカラ塗布具2を振動できる。
また、クリップ73と一体に伝動片76を設け、本体部11で生成した振動を伝動片76を介して軸体5に伝動すると、加振アダプターの振動を軸体5に直接伝動できるので、さらに効果的に振動を伝動できる。
渦巻状の弾性変形可能な巻掛体78で連結部23を構成すると、連結部23の構造を簡素化してコストを削減でき、加振アダプターの製造に要するコストを節約できる。また、構造が簡単であるので故障する余地がない利点もある。金属ばねからなる芯材79と、その外面を被覆する保護層80とで巻掛体78を構成するので、加振アダプターを摘み部4に着脱する場合などに、摘み部4の外面が芯材79で傷付くこともない。
第1・第2の連結体57・58と、両連結体57・58の巻き付け姿勢を保持する重合部固定構造とで連結部23を構成すると、両連結体57・58の長さの範囲内で、加振アダプターを形状や構造が異なる各種の摘み部4に装着できる。したがって、加振アダプターの汎用性をさらに拡大できる。
雌雄一対の面ファスナー81.82で重合部固定構造を構成すると、第1・第2の連結体57・58の固定位置を自由に変更できるので、軸方向に長い摘み部4の任意の位置に加振アダプターを確りと固定できる。また、本体部11の一部を摘み部4の外面に直接外接した状態で加振アダプターを固定できるので、本体部11で生成した振動をより的確に摘み部4に伝動できる。
複数の連結穴85と連結突起84とで重合部固定構造を構成すると、連結突起84の連結穴85に対する係合位置を選択して、第1・第2の連結体57・58の固定位置を自由に変更できる。したがって、軸方向に長い摘み部4の任意の位置に加振アダプターを確りと固定できる。また、上記の連結分23と同様に、本体部11の一部を摘み部4の外面に直接外接した状態で加振アダプターを固定して、本体部11で生成した振動をより的確に摘み部4に伝動できる。
摘み部4の周面に巻き付けられる帯状体87と、その遊端を巻き締める巻締具88とで連結部23を構成すると、巻締具88を巻き締め、あるいは緩めるだけで、摘み部4に巻き付けた帯状体87を緊張させ、あるいは弛緩させることができる。したがって、加振アダプターの摘み部4に対する着脱操作をより簡便に行なえる。加振アダプターを摘み部4に装着した状態においては、帯状体87が摘み部4の外面に露出するだけであるので、マスカラ塗布具2を使用するときに、連結部23が邪魔になるのを防止できる。
摘み部4の周面に巻き付けられる帯状体87を反転枠91で反転案内したのち、ファスナー81・82を介して帯状体87の外面に固定する連結部23によれば、反転端側を引き絞ることにより帯状体87を緊張させて、加振アダプターを摘み部4の任意の位置に強固に固定できる。また、ファスナー81・82を分離して帯状体87を緩めることができる。帯状体87を巻締具88で巻き締める上記の加振アダプターと同様に、加振アダプターを摘み部4に装着した状態では、帯状体87が摘み部4の外面に露出するだけであるので、マスカラ塗布具2を使用するときに、連結部23が邪魔になるのを防止できる。
指輪状の連結部23の外周面に、マスカラ塗布具2の摘み部4の外面に外接する伝動部95を設ける加振アダプターによれば、摘み部4の形状や構造が特異すぎて加振アダプターを装着できないような場合でも、マスカラ塗布具2を振動させることができる。詳しくは、指輪状の連結部23に指を通し、伝動部95を摘み部4の外面に押し付けることにより、加振アダプターの振動を摘み部4に伝動してマスカラ塗布具2を振動させることができる。したがって、特殊な摘み部4を備えているマスカラ化粧具であっても、マスカラ塗布具2を加振アダプターで駆動して、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布できる。
また、スイッチ16が伝動部95に隣接して配置してあると、伝動部95を摘み部4の外面に押し付ける動作を利用してスイッチ16をオン状態に維持し、あるいはオフ状態に戻すことができるので、加振アダプターの使い勝手を向上できる。
弾性変形可能なリング枠70で連結部23を構成し、摘み部4の周面に外嵌したリング枠70の弾性係合力で装着状態を維持する加振アダプターによれば、連結部23の構造を簡素化して、その分だけ加振アダプターの製造に要するコストを削減できる。また、構造が簡単であるので故障する余地がない利点もある。
摘み部4に固定される第1連結体57を、第2連結体58で往復スライド可能に支持し、両連結体57・58の間に第1連結体57を往復駆動する振動発生手段14を配置すると、摘み部4の全体を軸体5の中心軸に沿って直接駆動できる。このように、摘み部4を直接駆動する加振アダプターによれば、例えば振動モーターで生成した振動を摘み部4に伝動する場合に比べて、伝動ロスを伴なうこともなく効率よく摘み部4を振動させて、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布できる。結果、まつ毛の化粧をさらに短時間で能率よく行なえる。
内部に加振構造が配置してある本体部11の高さ寸法H1を、取付構造の高さ寸法H2より小さく設定すると、加振アダプターを摘み部4に装着した状態において、本体部11が摘み部4から大きく突出するのを抑止して、加振アダプターの全体をコンパクトにまとめることができる。
本体部11の上面および左右側面のいずれかにスイッチ16を配置すると、加振アダプターと摘み部4を片手で持った状態において、スイッチ16の位置や状態を目視によって簡便に確認でき、したがって、スイッチ16の操作を常に的確に行なえる。
とくに、本体部11の上面にスイッチ16が配置してある場合には、例えば親指と中指とで加振アダプターと摘み部4を保持した状態で、人差し指によってスイッチ16を操作できるので、スイッチ16のオン操作やオフ操作をさらにより確実に行なえる。また、スイッチ16が常開型のスイッチである場合には、使用時にスイッチ16をオン位置に位置保持する必要があるが、この位置保持動作を人差し指で的確に行なえる。しかも、親指および中指と協同して加振アダプターを保持する力を利用しながら、スイッチ16をオン位置に位置保持できる。
本体部11の左右側面のそれぞれに指受凹面38を形成する加振アダプターによれば、親指や中指による加振アダプターの保持位置を指受凹面38に固定して、振動している加振アダプターを確りと掴むことができる。したがって、ブラシ6でまつ毛を梳く時の繊細な動作や位置調整などを好適に行なえる。
本体部11の上面に指受部20を形成すると、上面と左右側面の3個所を、親指と人差し指と中指とでバランスよく掴んだ状態で加振アダプターを保持して、マスカラ液を塗布できる。また、指受部20が湾曲凹面状に形成してある場合には、その凹み中央部分にスイッチ16を設けておくことにより、指受部20の周縁部でスイッチ16の周囲を囲んで保護でき、スイッチ16が不用意に操作されるのを防止できる。
本体部11を裁頭円錐台状に形成すると、加振アダプターの全体の外観を指輪状に構成して、あたかも装飾品のような形状および印象にまとめることができ、デザイン性を向上できる。また、摘み部4の外面で本体部11が占める面積をできるだけ小さくできるので、加振アダプターと摘み部4を親指と人差し指と中指とで保持した状態において、加振アダプターが邪魔になるのを防いで使い勝手を向上できる。
本体部11に、振動モーター14と電池12とを重さなる状態で組み込んである加振アダプターにおいて、振動出力方向が、振動モーター14と電池12とが重畳する向きと直交する向きである場合の振動モーター14を、取付構造から遠ざかる本体部11に配置すると、より大きな振動モーメントを摘み部4に伝動できる。振動モーター14の配置位置が高い位置にあるほど、モーメントアームを大きくして摘み部4に伝動される振動モーメントを大きくできるからである。
本体部11に、振動モーター14と電池12とを重さなる状態で組み込んである加振アダプターにおいて、振動出力方向が、振動モーター14と電池12とが重畳する向きと同じ向きである場合の振動モーター14を、取付構造に近接する本体部11に配置すると、振動モーター14で生成した上下振動を、効果的に摘み部4に伝動できる。振動モーター14を本体部11と摘み部4の連結部分に近接配置するので、伝動ロスを極力抑えた状態で振動を摘み部4側へ伝動できるからである。
本体部11に光源19を設けると、照明が不十分な状況でまつ毛の化粧を行なう場合であっても、光源19でまつ毛を照射して、マスカラ液の塗布状況を確認しながら的確にまつ毛の化粧を行なえる。
本体部11を第1使用姿勢と第2使用姿勢とに姿勢変更可能にし、各姿勢における振動の方向を軸体5の中心軸に対して平行な方向と、直交する方向とに変更できる加振アダプターによれば、まつ毛の生えている位置の違いに応じて、振動の向きを変更して、マスカラ液のまつ毛への塗布をより効果的に行なうことができる。
加振アダプターを充電器の装填部104に装填し、装填部104の側に設けた発振コイル105と、加振アダプターの側に設けた受振コイル106との間で、充電電流を供給できるようにすると、加振アダプターの2次電池12に対する充電を非接触状態で行なえる。したがって、使用後の加振アダプターを充電器の装填部104に装填し収納しておくことにより、2次電池12を適正な状態に充電して、加振アダプターを常に使用可能な状態に維持することができる。
以上のように、本発明の加振アダプターによれば、形状や構造が多様に異なるマスカラ塗布具に対して加振アダプターを装着して汎用性を向上できる。また、加振アダプターで発生した振動をマスカラ塗布具に効果的に伝動して、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布できる。
加振アダプターの縦断側面図である。 マスカラ塗布具と加振アダプターの関係構造を示す側面図である。 加振アダプターの使用例を示す正面図である。 別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの側面図である。 図17に係る加振アダプターの使用説明図であえる。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの原理説明図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 加振アダプターの別の使用例を示す側面図である。 図38における加振アダプターの伝動構造を示す要部の正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの正面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 さらに別の実施例に係る加振アダプターの一部を破断した側面図である。 加振アダプター用の充電器を示す縦断面図である。
(実施例) 図1ないし図3は本発明に係る加振アダプターの実施例を示す。本発明における加振アダプターは、図2および図3(a)に示す交差矢印と前後、左右、上下の表記に従って前後・左右・上下を特定する。図2において符号1は、マスカラ液を収容する容器本体、符号2はマスカラ塗布具である。マスカラ塗布具2は、容器本体1の出入口3に着脱される摘み部4と、一端が摘み部4に固定される丸棒状の軸体5と、軸体5の突端に固定されるブラシ(アプリケーター)6とで構成してある。摘み部4は丸軸状に形成してあり、軸体5が固定される筒壁の内面に雌ねじ7が形成してある。ブラシ6および軸体5を出入口3から容器本体1の内部に差し込み、雌ねじ7を出入口3の周面に設けた雄ねじ8にねじ込むことにより、摘み部4で出入口3を閉鎖できる。図示していないが、出入口3の内部には、余分なマスカラ液をしごき取るしごき片が設けてある。
マスカラ塗布具2を振動させて、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布するために、加振アダプターを使用する。図1に示すように、加振アダプターは、本体部11と、本体部11と一体に形成される取付構造と、本体部11の内部に配置されて振動を発生する加振構造とからなる。本体部11は裁頭円錐台状の外観を呈しており、その内部に2個のボタン電池(電池=電源部)12を収容する電池室13と、振動モーター(振動発生手段)14を収容するモーター室15と、モーター起動用のスイッチ16を収容するスイッチ室17とが下側から順に形成してある。電池室13の前壁には投光窓18を開口して、その内部にLED(光源)19を収容している。本体部11の外側面の型部分には指受凹面38を形成した。
図示していないが、各室13・15・17のいずれかには、制御基板を収容することができる。この実施例における加振構造は、上記のボタン電池12と、振動モーター14と、スイッチ16とで構成してある。本体部11の上面には、下向きに凹む湾曲面からなる指受部20が設けてあり、先のスイッチ16は指受部20の外面に臨む状態で設けてある。
取付構造は、摘み部4の周面に係合する連結部23を備えており、連結部23は本体部11の下部に連続してC形リング状に形成してある。連結部23の内面には、摘み部4の外直径寸法より径寸法が僅かに大きな抱持面24が設けてあり、この抱持面24の内面に断面がC字状のリング体(連結調整体)25を固定する。リング体25は、ゴム、発泡ゴム、および弾性に富む発泡樹脂などで形成する。図3(a)に想像線で示すように、自由状態時のリング体25の内径寸法は、摘み部4の外直径寸法より小さく設定してあり、連結部23を摘み部4の端部から差し込んだ状態において、リング体25の内面が拡径状に弾性変形して摘み部4を抱持し、本体部11を摘み部4に固定できる。本体部11および連結部23は、前後に2分割した前後ケースを蓋合わせ状に接合して構成してある。
図3(a)に示すように、振動モーター14は、そのローター14aに偏心ウェイト14bが設けてある、市販品の扁平型の振動モーターからなる。この振動モーター14は、モーター中心軸の周囲全方向に振動を発生するが、マスカラ塗布具2の軸体5は、先の振動軸と平行な成分を含んでいるので、ブラシ6を軸体5の中心軸に沿って前後に往復振動できる。換言すると、振動モーター14の振動出力方向は、振動モーター14と電池12とが重畳する向きと直交する向きとなる。この振動方向を図2に矢印Mで示している。振動モーター14で生成される振動の振動数は217Hz、振幅は1.5mmである。消耗したボタン電池12は、本体部11を左右に分解して交換できる。
上記のように、本体部11に振動モーター14と電池12とを上下に重さなる状態で組み込む場合には、上記の振動出力方向を備えた振動モーター14を、電池12より上側で、取付構造から遠ざかる本体部11の内部上端寄りに配置すると、より大きな振動モーメントを摘み部4に伝動できる。振動モーター14の配置位置が高い位置にあるほど、摘み部4に伝動される振動モーメントを大きくできるからである。なお、この場合のモーメントアームは、摘み部4の上面から振動モーター14までの高さであり、このモーメントアームが大きいほど振動モーメントを大きくできる。
スイッチ16は、模造宝石状に形成される押しボタン27と、押しボタン27を指受部21の上面上方へ向かって進出付勢するスイッチばね28と、押しボタン27でオン操作される常開型のスイッチユニット29などで構成してある。スイッチばね28の付勢力に逆らって押しボタン27を押し込み操作すると、スイッチユニット29がオン状態に切り換わって振動モーター14を起動でき、同時にLED19を点灯できる。指先を押しボタン27から離すと、スイッチユニット29はオフ状態に復帰する。
図3(a)に示すように、本体部11の高さ寸法H1は、取付構造の高さ寸法H2より小さく設定してある。このように、H1<H2とすることにより、加振アダプターを摘み部4に装着した状態において、本体部11が摘み部4から大きく突出するのを抑止して、加振アダプターの全体をコンパクトにまとめることができる。また、先に説明したように、振動モーター14を本体部11の内部上端寄りに配置することにより、より大きな振動モーメントを摘み部4に作用させることができる。
加振アダプターは、以下の要領で使用する。図2に示すように、摘み部4の長手方向中途部に加振アダプターを装着した状態(以下、この装着形態を側面装着という。)で、ブラシ6に適量のマスカラ液を含浸させる。この状態の加振アダプターを、図3に示すように親指と中指とで連結部23の下部両側を掴み、さらに指受部20にあてがった人差し指の指先で押しボタン27を押し込んで、振動モーター14を起動する。振動モーター14を駆動した状態のまま、ブラシ6でまつ毛を梳き流してマスカラ液をまつ毛に塗布する。以後、マスカラ液をブラシ6に補給しながら、同様にしてマスカラ液をまつ毛に塗布する。
ことにより、
先に説明したように、加振アダプターを側面装着した状態においては、ブラシ6を軸体5の中心軸に沿って前後に往復振動できる。したがって、マスカラ液をまつ毛に塗布するとき、ブラシ6を軸体5の中心軸に沿って高速度で振動させて、ブラシ6に付着したマスカラ液とまつ毛との接触機会を増加できるので、マスカラ液を効果的にまつ毛に塗布できる。また、使用者はブラシ6でまつ毛を梳き流すことに専念するだけで、マスカラ液をまつ毛に効果的に塗布できるので、まつ毛の化粧を短時間で能率よく行なえる。なお、上まぶた側のまつ毛にマスカラ液を塗布する場合には、ブラシ6を概ね水平にしてまつ毛を根元から毛先側へ梳くが、下まぶた側のまつ毛にマスカラ液を塗布する場合には、ブラシ6を概ね垂直にしてまつ毛を根元から毛先側へ梳く。
なお、図3(a)に例示したように、加振アダプターを親指と人差し指と中指で3点支持状に保持すると、連結部23を摘み部4に押付けて、加振アダプターを摘み部4に確りと保持できる。後述する図8、図9、図10および図11の握り方においても同様に、加振アダプターを摘み部4に確りと保持できる。図1から図3の実施例におけるスイッチユニット29は常開型のスイッチであるため、加振アダプターを3点支持して、人差し指で押しボタン27を押し込み続けるようにしたが、その必要はない。スイッチ16あるいはスイッチユニット29が、1回の切換え操作でオン状態を維持できるオルタネイト型のスイッチである場合には、加振アダプターを3点支持状に保持する必要はなく、例えば図3(b)に示すように、左右の指受凹面38を親指と人差し指とで挟み保持し、中指で摘み部4の下面を支持することができる。このとき、指受凹面38が凹んでいる分だけ加振アダプターが邪魔になるのを避けて、摘み部4をより安定した状態で摘み固定できる。また、スイッチ16をオルタネイト型とする場合には、加振アダプターを支持する必要すらない。したがって、摘み部4の任意の位置を保持した状態で、より繊細な塗布操作の許にマスカラ液を的確に塗布できる。また、加振アダプターを握り締める必要がないので、摘み部4へ伝動される振動強度を大きくできる。上記の実施例における振動モーター14は、本体部11の上端外面に設けることができる。また、LED19が本体部11の前面以外の場所に配置することができる。
図4から図13に、本発明に係る加振アダプターの別の実施例を示す。なお、以下の実施例では上記の実施例と異なる部分を主に説明し、上記の実施例と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図4に示す加振アダプターは、リング体25の内面に山形の突起31の一群を一定間隔おきに設ける点が先の実施例と異なる。このように、リング体25に一群の突起31を設けると、摘み部4に対して着脱するときのリング体25の変形抵抗を小さくして、加振アダプターの着脱を速やかに行なうことができる。また、加振アダプターを摘み部4の周面に沿って回転操作するときのリング体25の変形抵抗も小さくできる。
図5に示す加振アダプターは、連結部23を無端リング状に形成して、リング体25を円形に形成した。この構造のリング体25は、図3や図4に示すリング体25に比べて、摘み部4に対して着脱するときのリング体25の変形抵抗が大きいので、本体部11を摘み部4により安定した状態で強固に固定できる。変形抵抗をある程度抑止する場合には、発泡ゴムや弾性に富む発泡樹脂などの、変形抵抗がより小さな素材でリング体25を形成するとよい。
図6に示す加振アダプターは、本体部11を腕時計のボディ状に形成し、その中央部分に円形の抱持面24を設けてリング体25を円形に形成した。また、抱持面24を間に挟む本体部11の上下に、振動モーター14とボタン電池12を配置し、スイッチ16を本体部11の右側面に配置した。このように、振動モーター14とボタン電池12を、本体部11の上下に分散配置すると、加振アダプターを摘み部4に装着した状態における、本体部11の上方向または下方向への突出寸法を小さくして、加振アダプターの全体をコンパクトにまとめることができる。この実施例における本体部11の上下両端には、平坦面からなる指受部20が形成してあり、使用者が右利きであるか左利きであるかによって、加振アダプターの装着姿勢を選択することができる。
図7に示す加振アダプターは、図1から図3で説明した本体部11に、市販品の振動モーター14とボタン電池12とを上下に重さなる状態で組み込むようにした。振動モーター14は短軸状のモーター本体14cと、その出力軸に固定した偏心ウェイト14bとでピン型に構成してあり、モーター本体14cの中心軸が水平になる状態で、ボタン電池12より下側の本体部11の内部下端寄りに配置した。このようにピン型の振動モーター14を水平に配置すると、図7に符号Mで示すように、振動出力方向を振動モーター14と電池12とが重畳する向きと同じ向きにできる。また、本体部11と摘み部4の連結部分に振動モーター14を近接配置することにより、伝動ロスを極力抑えた状態で振動を摘み部4側へ伝動できる。したがって、加振アダプターの装着姿勢を摘み部4の回りで変更することにより、ブラシ6の振動方向を上下や左右などに変更することができる。振動モーター14で生成される振動の振動数は170Hz、振幅は1.5mmである。この実施例における振動モーター14は、本体部11の下端面に設けることができる。
図8に示す加振アダプターは、取付構造の連結部23を、摘み部4の対向周面を挟み保持する一対の挟持アーム33・34で構成した。一方の挟持アーム33は、本体部11に連続して半円状の抱持面24を備えた湾曲腕状に形成し、他方の挟持アーム34は、四分円状の抱持面24を備えた湾曲腕状に形成した。後者の挟持アーム34は、本体部11に固定したピン35で左右方向へ揺動開閉可能に軸支されて、挟持ばね36で閉じ勝手に付勢してある。この実施例におけるリング体25は、固定側の挟持アーム33の抱持面24に固定される半円状の第1リング体25aと、可動側の挟持アーム34の抱持面24に固定される四分円状の第2リング体25bとで構成してある。この実施例では、両挟持アーム33・34にリング体25を設けて、連結部23の滑り止め機能を向上したが、その必要はない。摘み部4の形状や構造の違いに応じて姿勢変化できる挟持アーム34の場合には、挟持アーム34自体が姿勢変化して摘み部4を保持固定できるからである。以下の実施例においても、同様のことが言える。
加振アダプターを使用する場合には、可動側の挟持アーム34を挟持ばね36に逆らって開放した状態で、連結部23を摘み部4の周面径方向に差し込み、挟持アーム34を挟持ばね36で閉じ方向へ揺動させて、本体部11を摘み部4に固定する。この加振アダプターは摘み部4の軸端から差し込む必要がないので、摘み部4に対する本体部11の着脱を簡便かつ速やかに行なえる。また、摘み部4の直径が大小に異なり、あるいは断面形状が非円形である場合にも、可動側の挟持アーム34が揺動できる範囲内で、摘み部4を両挟持アーム33・34で挟み保持して本体部11を固定できる。換言すると、両挟持アーム33・34の少なくとも一方が摘み部4の構造および形状に適合して姿勢変更して、本体部11を摘み部4の外面に固定できる。
図9に示す加振アダプターは、図8と同様に固定側の挟持アーム33と可動側の挟持アーム34で連結部23を構成し、挟持アーム34を挟持ばね36で閉じ勝手に付勢した。また、両挟持アーム33・34の外側面に指受凹面38を形成して、加振アダプターを安定した状態で摘み固定できるようにした。固定側の挟持アーム33の指受凹面38にスイッチ16を配置して、親指または中指で押しボタン27をオン操作できるようにした。
図10に示す加振アダプターは、基本的に図3で説明したで説明した本体部11の左側面の肩部にスイッチ16を配置した。この場合の押しボタン27は、肩部にあてがった人差し指でオン操作する。本体部11の上端に設けられる指受部20は平坦面で形成した。この実施例におけるスイッチ16は、常開型のスイッチであるが、先に説明したようにスイッチ16がオルタネイト型のスイッチである場合には、加振アダプターおよび摘み部4の握り方は図示した握り方である必要はなく、任意位置を自由に握ることができる。
図11に示す加振アダプターは、基本的に図3で説明したで説明した本体部11の左右側面の肩部を張り出して指受凹面38を形成した。この場合の加振アダプターは、親指と人差し指を左右の指受凹面38にあてがい、連結部23の左側の腕部分の下部に中指をあてがう状態で摘み固定することにより、加振アダプターの全体を安定した状態で摘み固定できる。また、右側の指受凹面38にスイッチ16を配置して、親指で押しボタン27をオン操作できるようにした。指受凹面38は、必要に応じて肩部より下側の左右両側に凹み形成することができる。この実施例におけるスイッチ16も常開型のスイッチであるが、オルタネイト型のスイッチ16を用いる場合には、加振アダプターおよび摘み部4の握り方は図示した握り方である必要はなく、任意位置を自由に握ることができる。
図12に示す加振アダプターは、電池ホルダー40を本体部11の電池室13に対して後面側から出し入れできるようにした。電池ホルダー40の内部には、2個のボタン電池12を収容できる。このように電池ホルダー40を本体部11に出し入れできるようにすると、消耗したボタン電池12の交換を簡便に行なえる。なお、図示していないが、電池ホルダー40には給電用の接続端子が組み込んであり、電池ホルダー40を電池室13に差し込んだ状態において、先の接続端子が給電用の回路と接続できるようになっている。
図13に示す加振アダプターは、本体部11の前後寸法を、上記の各実施例で説明した本体部11に比べて大きく設定して、振動モーター14とボタン電池12とを前後に隣接して配置するようにした。スイッチ16は、本体部11の上面の指受部20に配置した。この加振アダプターによれば、摘み部4に装着した状態の本体部11が摘み部4から大きく突出するのを解消して、加振アダプターの全体をコンパクトにまとめることができる。
さらに、本発明に係る加振アダプターは、図14ないし図43に示す多様な形態で実施することができる。なお、図14以下の実施例においても、各実施例と異なる部分を主に説明し、既に説明した実施例と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図14に示す加振アダプターは、連結部23を、摘み部4の対向周面を挟み保持する一対の挟持アーム33・34で構成し、両挟持アーム33・34のそれぞれを、本体部11に固定したピン35で左右方向へ揺動開閉可能に軸支し、挟持ばね36で閉じ勝手に付勢した。各両挟持アーム33・34は、実線で示す状態と、想像線で示す状態との間で揺動開閉できる、この加振アダプターは、一対の挟持アーム33・34のそれぞれを、揺動開閉可能として挟持ばね36で閉じ付勢するので、図8で説明した加振アダプターに比べて、摘み部4の直径および断面形状の変化幅が大きい場合でも広く対応できる。また、摘み部4に装着した加振アダプターを、直径方向へ抜き取り操作するだけで両挟持アーム33・34を開放揺動させて、連結部23を摘み部4から取り外すことができる。連結部23は、摘み部4の軸方向と径方向のいずれの側からでも装着することができる。
図15に示す加振アダプターは、それぞれ樋体状に形成される一対の挟持アーム33・34で連結部23をクリップ状に構成した。詳しくは、固定側の挟持アーム33を本体部11に連続して形成し、可動側の挟持アーム34を左右一対の径方向のピン35で上下方向へ揺動開閉可能に軸支して、挟持ばね36で挟持アーム33に接近する向きへ閉じ付勢した。後者の挟持アーム34の揺動基端には、挟持アーム34を挟持ばね36に逆らって開放操作する操作レバー42が一体に設けてある。
加振アダプターは、摘み部4の突端部4aを両挟持アーム33・34で上下から挟む状態で装着してあり、この装着状態において摘み部4の突端部4aは本体部11の内端面で受け止められている(以下、この装着形態を端面装着という。)。摘み部4に装着固定した加振アダプターは、符号Mで示すように上下方向、あるいは前後方向の振動を出力して、ブラシ6を振動させる。このように摘み部4の軸端に外嵌装着する形態の加振アダプターでは、スイッチ16をオン・オフ切り換え可能なスイッチで構成して、スイッチ16をオン状態に保持する。以下の同形態の加振アダプターにおいても同じである。
上記の加振アダプターの振動モーター14は、図1から図3で説明した加振アダプターの振動モーターと同じであり、その振動出力方向は振動モーター14と電池12とが重畳する向きと直交する向きとなる。しかし、加振アダプターを摘み部4に端面装着状態にして振動を加えるので、ブラシ6は軸体5の周囲の前後、あるいは上下へ振動する。このように、振動の出力方向が同じ加振アダプターであっても、その摘み部4に対する装着姿勢が異なると、ブラシ6に作用する振動の方向を異ならせることができる。
図16に示す加振アダプターは、図15に示す加振アダプターと同様に、樋体状に形成される一対の挟持アーム33・34で連結部23をクリップ状に構成して、加振アダプターを摘み部4に対して端面装着した。図15に示す加振アダプターとは、可動側の挟持アーム34を、摘み部4の左周面に配置した軸心方向のピン35で揺動開閉可能に軸支して、挟持ばね36で挟持アーム33に接近する向きへ閉じ付勢する点が異なる。この場合には、両挟持アーム33・34の連結端のそれぞれに操作レバー42・42が一体に設けてある。
図17に示す加振アダプターは、リング状の連結部23の上端にブラケット43を固定し、ブラケット43に固定した軸44で本体部11を第1使用姿勢と、第2使用姿勢とに姿勢変更可能に支持した。本体部11は、断面が半円状のケースからなり、その内部にボタン電池12と扁平型の振動モーター14とを配置した。また、本体部11の上面の指受部20に、スイッチ16と切換えスイッチ45とを設けた。切換えスイッチ45を切り換え操作することにより、本体部11で生成される振動の強度を大小に切り換えて、まつ毛の位置や状態に応じてブラシ6の振動状態を変更することができる。切換えスイッチ45に換えて可変抵抗の抵抗値を調整する調整ダイヤルを設けておけば、振動強度を無段階に変更できる。また、スイッチ16をスライドスイッチとして構成して、例えば3段階に切り換え可能としておけば、オフ、オン(弱)、オン(強)のように振動強度を切り換えて、切換えスイッチ45を省略することができる。
図18(a)に示すように、本体部11を第1使用姿勢にして摘み部4に装着した状態では、指受部20が水平になっており、振動モーター14で出力される振動の方向は、矢印Mで示すように軸体5の中心軸と平行な方向となる。この状態の加振アダプターは、全体を概ね水平にした状態で、上まぶた側のまつ毛を化粧するのに適しており、その場合の切換えスイッチ45は強側に切り換えておく。
また、図18(b)に示すように、本体部11を第2使用姿勢にして摘み部4に装着した状態では、指受部20がブラシ6の側を指向しており、振動モーター14で出力される振動の方向は、矢印Mで示すように軸体5の中心軸と直交する方向となる。この状態の加振アダプターは、全体を概ね垂直にした状態で、下まぶた側のまつ毛を化粧するのに適しており、その場合の切換えスイッチ45は弱側に切り換えておく。
以上のように、この実施例の加振アダプターは、取付構造に対する本体部11の姿勢を変更してブラシ6の振動方向を変更することができ、しかもブラシに作用する振動強度を大小に変更して、まつ毛の化粧をより的確にしかも効果的に行なうことができる。なお、本体部11の姿勢が振動で変わってしまうのを防ぐために、軸44と本体部11との間にロック構造を設け、あるいは摩擦付与体を設けることができる。
図19に示す加振アダプターは、本体部11に固定側の挟持アーム33を設け、可動側の挟持アーム34を本体部11で前記挟持アーム33に対して接離可能に案内支持した。そのうえで、可動側の挟持アーム34を挟持ばね36で固定側の挟持アーム33へ向かって接近付勢した。符号47は可動側の挟持アーム34を挟持ばね36に逆らって開放スライド操作する操作ボタンである。この実施例から理解できるように、可動側の挟持アーム34は開閉スライドできる構造であってもよい。
図20に示す加振アダプターの基本構造は、図14で説明した加振アダプターと同じであるが、両挟持アーム33・334の揺動基端のそれぞれに操作レバー42を一体に設けて、両挟持アーム33・334の開放操作をより簡便に行なえるようにした。
図21に示す加振アダプターは、摘み部4の突端部4aに外嵌係合するキャップ状の支持筒51と、支持筒51の内面の抱持面24に固定される円筒状のリング体(連結調整体)25とで連結部23を構成して、加振アダプターを摘み部4に端面装着した。支持筒51は本体部11に連続して一体に形成してある。この実施におけるリング体25は、ゴム、発泡ゴム、および弾性に富む発泡樹脂などで形成する。自由状態時のリング体25の内径寸法は、摘み部4の外直径寸法より小さく設定してあり、連結部23を摘み部4の端部から差し込んだ状態において、リング体25の内面が拡径状に弾性変形して摘み部4を抱持し、本体部11を摘み部4に固定できる。固定状態における摘み部4の突端部4aは、支持筒51の内奥壁で受け止められている。
図22に示す加振アダプターは、図21における連結部23の構造を基本にして、支持筒の周方向一定間隔おきにスリット53を形成して、各スリット53の間に弾性変形可能な保持アーム54を形成した。さらに各保持アーム54の内面に弾性リブ(連結調整体)55を固定した。弾性リブ55は、上記のリング体25と同様の素材で形成する。自由状態時の弾性リブ55の内径寸法は、摘み部4の外直径寸法より小さく設定してあり、連結部23を摘み部4の端部から差し込んだ状態において、弾性リブ55、および保持アーム54のそれぞれが拡径状に弾性変形して摘み部4を抱持し、本体部11を摘み部4に固定できる。固定状態における摘み部4の突端部4aは、支持筒51の内奥壁で受け止められている。
図23に示す加振アダプターは、連結部23を摘み部4の外面に固定される第1連結体57と、本体部11の下面に固定される第2連結体58とで構成し、両連結体57・58を雌雄一対の面ファスナーで構成することにより、本体部11を摘み部4に対して、側面装着状態で着脱できるようにした。摘み部4の外面には、ファスナー台59を接着固定し、その平坦面59aに第1連結体57を固定できるようにしている。このように、面ファスナーを連結要素とする連結部23によれば、本体部11の摘み部4に対する装着位置を垂直軸回りに自由に変更して、使用者の好みに応じた振動の向きや振動の強度を変更することができる。なお、本体部11の下面に摘み部4の周面に沿う凹部を形成しておき、そこに第2連結体58を固定すると、先のファスナー台59を省略して、加振アダプターを摘み部4に固定できる。
図24に示す加振アダプターの連結部23は、図23の連結部23と同様に、それぞれ面ファスナーで構成される第1連結体57と第2連結体58とで構成する。しかし、第1連結体57を摘み部4の平坦な突端部4aに固定して、本体部11を摘み部4の突端部4aに端面装着する点が図23の連結部23と異なる。
図25に示す加振アダプターは、上記の各実施例と加振構造が異なっている。そこでは、連結部23を、摘み部4に装着される円筒状の第1連結体57と、第1連結体57を往復スライド可能に支持する円筒状の第2連結体58とで構成して、第2連結体58の突端に本体部11を一体に設けた。第1連結体57の内面には、円筒状のリング体25が固定してあり、リング体25がが弾性変形することで摘み部4を第1連結体57と一体化できる。第1連結体57は、第2連結体58の開口部の内面に固定した止め輪63で抜け外れ不能に止め付けてある。
加振構造は、ボタン電池12と、発振回路60と、発振コイル(振動発生手段)14と、スイッチ16と、永久磁石61などで構成する。発振コイル14は第2連結体58の内奥に配置してあり、永久磁石61は発振コイル14の鉄芯に対応して第1連結体57の筒端に固定してある。ボタン電池12から供給される直流電流は、発振回路60で交番電流に変換されて発振コイル14に印加される。これにより発振コイル14の鉄芯の磁極は、その永久磁石61との対向端がN極とS極とに交互に変化するので、交番電流の周波数に応じた振動を、永久磁石61と第1連結体57を介してマスカラ塗布具2に付与できる。発振コイル14の鉄芯と永久磁石61との間には、永久磁石61が発振コイル14に吸着されるときの衝突音の発生を防ぐ、発泡ゴム製の緩衝体62が配置してある。スイッチ16は、必要に応じて第2連結体58の外面に臨んで設けることができる。切換えスイッチ45を併用することにより、振動強度を複数段に、あるいは無段階に切り換えることができる。
図26に示す加振アダプターは、摘み部4の周面を受け止める連結枠64と、連結枠64にねじ込み装着される挟持ねじ65とで連結部23を構成し、挟持ねじ65の上端に本体部11を固定した。連結枠64は断面がD形の筒体からなりその内底に、摘み部4を支持する受座66が形成してある。挟持ねじ65の下端には、ゴム製の押圧体67が固定してある。この加振アダプターにおいては、連結枠64と挟持ねじ65とで摘み部4の対向周面を挟持して、本体部11を摘み部4と一体化する。この実施例における本体部11は、連結枠64に固定することができ、その場合には挟持ねじ65に、締緩操作用の操作部を設けるとよい。
図27に示す加振アダプターは、連結部23を本体部11と一体に設けた弾性変形可能なリング枠70で構成した。リング枠70はC字状のプラスチック成形品からなり、全体が弾性変形する状態で摘み部4の周面に係合装着される。装着状態におけるリング枠70は、摘み部4の周面の270度前後を抱持している。リング枠70の遊端には係合案内片71が一体に形成してある。本体部11はリング枠70と別体に形成するが、リング枠70と一体に成形することができる。
図28に示す加振アダプターの連結部23は、図27の連結部23と同様に、本体部11と一体に設けた弾性変形可能なリング枠70で構成するが、リング枠70の断面をΩ字状に形成して、その内面の抱持面24にリング体25を固定した。リング枠70を摘み部23に装着した状態において、摘み部4の突端部4aは本体部11の内端面で受け止められている。この場合の本体部11は、図27のリング枠と同様にリング枠70と一体に、あるいは別体に成形することができる。
図29に示す加振アダプターの連結部23は、本体部11と一体に設けた弾性変形可能な上下一対のリング枠70・70で構成して、摘み部4を両リング枠70で上下に挟持固定した。各リング枠70の内面の抱持面24には、リング体25を固定した。連結部23を摘み部23に装着した状態においては、摘み部4の突端部4aは本体部11の内端面で受け止められている。この場合の本体部11は、図27のリング枠と同様にリング枠70と一体に、あるいは別体に成形することができる。
図30に示す加振アダプターは、連結部23を本体部11の下面に固定した弾性変形可能なクリップ73で形成した。クリップ73はU字状の挟持体として構成してあり、その有端に係合案内片74が一体に形成してある。クリップ73は、摘み部4の雌ねじ7が形成してある筒壁75に差し込み係合されて、本体部11を摘み部4に固定する。本体部11はクリップ73と別体に形成するが、クリップ73と一体に成形することができる。
図31に示す加振アダプターは、図30の連結部23と同様に、本体部11の下面に固定した弾性変形可能なクリップ73で連結部23を形成し、その遊端を反転状に折り曲げて軸体5に外接する伝動片76を一体に設けた。この実施例の加振アダプターによれば、本体部11で生成された振動を伝動片76を介して軸体5に直接伝動できるので、ブラシ6をより効果的に振動させることができる。この場合の本体部11は、図30のクリップと同様にクリップ73と一体に、あるいは別体に成形することができる。
図32に示す加振アダプターは、連結部23を一端が本体部11に固定してある渦巻状の弾性変形可能な巻掛体78で形成した。巻掛体78は、板ばねを素材とする渦巻きばねからなる芯材79と、芯材79の外面を被覆するゴムまたはプラスチック製の保護層80とで構成する。使用時には、巻掛体78を拡開して摘み部4の周面に渦巻状に巻装し、その弾性力で本体部11を摘み部4に固定する。
図33に示す加振アダプターは、それぞれ一端が本体部11に固定されて、摘み部4の周面に巻き付けられる帯状の第1・第2の連結体57・58で連結部23を構成する。両連結体57・58の重合部分には、巻き付け姿勢を保持する雌雄一対の面ファスナー(重合部固定構造)81・82が固定してある。使用時には、両連結体57・58を摘み部4の周面に巻き付けて、一対の面ファスナー81・82を止め付けることにより、本体部11を摘み部4に固定できる。本体部11を摘み部4に対してより安定した状態で固定するために、本体部11の下面には接合座83が凹み形成してある。この実施例における第1・第2の連結体57・58は、雌雄一対の面ファスナー81・82で兼ねることができる。
図34に示す加振アダプターは、図33の連結部23と同様に、摘み部4の周面に巻き付けられるプラスチック帯状の第1・第2の連結体57・58で連結部23を構成する。両連結体57・58の重合部分には、複数個の連結突起84と多数個の連結穴85とが形成してあり、両者84・85を嵌係合することにより本体部11を摘み部4に固定できる。連結穴85は第1連結体57の成形時に同時に形成され、連結突起84は第2連結体58の成形時に一体に形成される。この実施例における重合部固定構造は、連結突起84と連結穴85とで構成される。
図35に示す加振アダプターは、連結部23を一端が本体部11に固定されて摘み部4の周面に巻き付けられる帯状体87と、帯状体87の遊端を巻き込む巻締具88とで構成した。巻締具88は、巻き込み方向への回転を許すラチェット爪(図示していない)で受け止められており、解除ボタン89を押し込み操作すると、ラチェット爪による回転規制作用を解除して、帯状体87を巻締具88から繰り出すことができる。帯状体87を巻き込む巻締具88で巻き込んで、接合座83を摘み部4の周面に密着させることにより、本体部11を摘み部4に固定できる。
図36に示す加振アダプターは、連結部23を一端が本体部11に固定される帯状体87で構成する。帯状体87は、摘み部4の周面に巻き付けたのち、本体部11に設けた反転枠91で反転案内されて、摘み部4の周面に巻き付けた帯状体87の外面に、雌雄一対の面ファスナー81・82を介して重合固定する。面ファスナー81・82の換わりに、雌雄一対のスナップや、図34で説明した連結突起84と連結穴85などのファスナーを適用することができる。
図37に示す加振アダプターの連結部23は、図19で説明した連結部23と同様に、本体部11に固定側の挟持アーム33を設け、可動側の挟持アーム34を本体部11で前記挟持アーム33に対して接離可能に案内支持した。本体部11と可動側の挟持アーム34との間には挟持ねじ93が配置してあり、挟持ねじ93をねじ込み操作することにより、挟持アーム34を固定側の挟持アーム33の側へ引き寄せて、両挟持アーム33・34で摘み部4を挟持し本体部11を摘み部4に固定できる。
図38および図39に示す加振アダプターは、図1から図3で説明した加振アダプターと同じであるが、その使用法が異なる。そこでは、指輪状の連結部23の内部に人差し指を差し込んで、あたかも指輪を装着するのと同様に加振アダプターを人差し指に装着する。そのうえで、親指と中指とで摘み部4を摘み保持し、図39に示すように、連結部23の下端部分を摘み部4の周面に押し付ける。この使用形態は先に説明した側面装着に相当し、本体部11で生成された振動は、連結部23の下端の伝動部95を介して摘み部4に伝動することができる。この使用法によれば、加振アダプターの伝動部95を摘み部4の周面に押し付けるだけでブラシ6を振動させることができるので、摘み部4の形状や構造が特異すぎて加振アダプターを装着できないような場合でも、マスカラ塗布具2を振動させてマスカラ液をまつ毛に効果的に塗布できる。なお、この実施例におけるスイッチ16は、オン・オフ切り換えが可能なオルタネイト型のスイッチからなり、例えば空いているほうの手でスイッチ16の切り換えを行なう。
図40に示す加振アダプターは、基本的に図5で説明した加振アダプターと同じであるが、連結部23の下端中央にスイッチ座96を凹み形成して、スイッチ座96に臨む状態でスイッチ16を配置した。この場合のスイッチユニット29は常開型スイッチを使用する。この実施例の加振アダプターは、図38で説明した加振アダプターと同様に人差し指に装着し、スイッチ座96の左右両端の伝動部95を摘み部4の周面に押し付けて使用する。不使用時の押しボタン27はスイッチ座96から大きく突出しているが、伝動部95を摘み部4の周面に押し付けた状態では、連結部23内へ押し込まれてオン状態に切り換わる。したがって、スイッチ16の切り換えを意識する必要もなく、加振アダプターを手軽に使用できる。
図41に示す加振アダプターは、基本構造を図5で説明した加振アダプターと同じにして、リング体25の換わりに板ばね製の押え具98を連結部23に設けた。押え具98は扁平なW字状に形成してあり、その両側端が本体部11の下面に設けた掛止溝に装着してある。加振アダプターを摘み部4に装着した状態では、押え具98が弾性変形して本体部11を押し上げ付勢し、抱持面24の内面下部を摘み部4に押し付け固定する。板ばね製の押え具98は、それ自体が積極的に振動して摘み部4に対して振動を伝動できる。なお、この実施例における押え具98は、先に説明した連結調整体25の概念に含むこととする。
図42に示す加振アダプターは、基本構造を図21で説明した加振アダプターと同じにして、リング体25の換わりに板ばね製の押え具98を筒状の支持筒51の内面に設けて連結部23とした。押え具98は、上下一対の挟持腕99を含んでコ字状に形成してあり、加振アダプターを摘み部4に装着した状態において、両挟持腕99が弾性変形して摘み部4の周面上下を挟持固定している。この実施例における押え具98は、図41の押え具98と同様に、それ自体が積極的に振動して摘み部4に対して振動を伝動できる。また、押え具98は連結調整体25の概念に含むこととする。
図43は加振アダプター用の充電器を示す。充電器は本体ケース101と、本体ケース101に対してヒンジ102を介して揺動開閉可能に連結してある蓋体103とを備えており、本体ケース101の内部に加振アダプター用の装填部104が設けてある。また、装填部104に臨んで発振コイル105が設けてある。加振アダプターは基本的に図1から図3で説明した加振アダプターと同じであるが、振動モーター14やスイッチ16以外に、本体部11および連結部23の内部に、2次電池(電池=電源部)12と、受振コイル106と、整流回路(図示していない)などが設けてある。加振アダプターを装填部104に装填した状態では、受振コイル106が発振コイル105とする。この状態で交番電流を受振コイル106に印加することにより、受振コイル106を介して充電電流が供給され、整流回路で直流電流に変換したのち2次電池12に供給される。したがって、非接触状態で2次電池12を充電できる。
上記の実施例では、振動発生手段として扁平型やピン型の振動モーター14を例示したがその必要はなく、例えば超音波モーター、ボイスコイルモーター、超音波振動子、バイブレーターなどを振動発生手段とすることができる。スイッチ16は押しボタン型のスイッチ以外に、スライドスイッチや倒伏スイッチなどであってもよい。電源12は電池である必要はなく、商用電源、あるいは同電源を整流して供給する電源であってもよい。アプリケーター6はブラシである必要はなく、ゴム成形品またはプラスチック成形品の表面に電気植毛を施した塗布体であってもよい。光源19はLEDである必要はなく、小型の電球であってもよい。また光源19は、その照射方向を使用者が必要に応じて変更可能に構成することができる。
2 マスカラ塗布具
4 摘み部
5 軸体
6 ブラシ
11 本体部
12 電源部(ボタン電池)
14 振動発生手段(振動モーター)
16 スイッチ
23 連結部
24 抱持面
25 連結調整体(リング体)

Claims (31)

  1. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の周面に係合する連結部(23)を備えており、
    連結部(23)の内面の抱持面(24)に、摘み部(4)の形状に適合して変形して本体部(11)を摘み部(4)の外面に固定する連結調整体(25)が設けてあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  2. 連結調整体(25)が弾性変形可能な弾性体で構成してある請求項1に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  3. 連結調整体(25)が、リング状ないし筒状に形成してある請求項1または2に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  4. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部4の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)は、摘み部(4)の対向周面を挟み保持する一対の挟持アーム(33・34)を備えており、
    両挟持アーム(33・34)の少なくとも一方が摘み部(4)の構造および形状に適合して姿勢変更して、本体部(11)を摘み部(4)の外面に固定しているマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  5. 両挟持アーム(33・34)の少なくとも一方が、本体部(11)に揺動開閉可能に軸支されて、挟持ばね(36)で閉じ勝手に付勢してあり、
    両挟持アーム(33・34)で摘み部(4)を挟持して、本体部(11)が摘み部(4)に固定してある請求項4に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  6. 本体部(11)に固定側挟持アーム(33)が設けられて、可動側挟持アーム(34)が固定側挟持アーム(33)に対して接離可能に設けられており、
    本体部(11)および固定側の挟持アーム(33)と可動側の挟持アームとの間に、可動側の挟持アーム(34)を接離操作する挟持ねじ(93)が配置されており、
    両挟持アーム(33・34)で摘み部(4)を挟持して、本体部(11)が摘み部(4)に固定してある請求項4に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  7. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、摘み部(4)に外嵌する支持筒(51)と、支持筒(51)の内面の抱持面(24)に設けられる連結調整体(25)とを含み、
    連結調整体(25)が摘み部(4)の形状に適合して変形して、本体部(11)を摘み部(4)の外面に固定するマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  8. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、摘み部(4)に固定される第1連結体(57)と、本体部(11)に固定されて第1連結体(57)に対して着脱される第2連結体(58)とで構成されており、
    第1連結体(57)と第2連結体(58)とが、雌雄一対の面ファスナーで構成してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  9. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、摘み部(4)の周面を受け止める連結枠(64)と、連結枠(64)にねじ込み装着される挟持ねじ(65)とで構成されており、
    本体部(11)は、連結枠(64)と挟持ねじ(65)のいずれかに固定されており、
    連結枠(64)と挟持ねじ(65)とで摘み部(4)を挟持して、本体部(11)が摘み部(4)と一体化してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  10. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、一端が本体部(11)に固定される弾性変形可能なクリップ(73)で形成されており、
    内面に雌ねじ(7)が形成してある摘み部(4)の筒壁(75)にクリップ(73)を係合して、本体部(11)が摘み部(4)と一体化してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  11. 軸体(5)に外接する伝動片(76)がクリップ(73)と一体に設けられており、
    本体部(11)で生成した振動を伝動片(76)を介して軸体(5)に伝動する請求項10に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  12. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、一端が本体部(11)に固定してある渦巻状の弾性変形可能な巻掛体(78)で形成されており、
    巻掛体(78)が、金属ばねからなる芯材(79)と、芯材(79)の外面を被覆する保護層(80)とで構成してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  13. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、それぞれ一端が本体部(11)に固定されて、摘み部(4)の周面に巻き付け可能な帯状の第1・第2の連結体(57・58)で構成されており、
    両連結体(57・58)の重合部分に、巻き付け姿勢を保持する重合部固定構造が設けてあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  14. 重合部固定構造が、雌雄一対の面ファスナー(81・82)で構成してある請求項13に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  15. 重合部固定構造が、第1・第2の連結体(57・58)の一方の連結体(57)に開口される複数の連結穴(85)と、他方の連結体(58)に設けられる連結突起(84)とで構成してある請求項13に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  16. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、一端が本体部(11)に固定されて、摘み部(4)の周面に巻き付け可能な帯状体(87)で構成されており、
    摘み部(4)の周面に巻き付けた帯状体(87)の遊端を、本体部(11)に設けた巻締具(88)で巻き締めて、本体部(11)が摘み部(4)の周面に固定してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  17. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、一端が本体部(11)に固定されて、摘み部(4)の周面に巻き付け可能な帯状体(87)で構成されており、
    帯状体(87)は、本体部(11)に設けた反転枠(91)で反転案内されて、摘み部(4)の周面に巻き付けた帯状体(87)の外面に重合されており、
    帯状体(87)の重合部分が着脱可能なファスナー(81・82)で固定してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  18. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、指輪状の連結部(23)を備えており、
    連結部(23)の外周面に、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に外接する伝動部(95)が設けられてあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  19. 前記伝動部(95)に隣接してスイッチ(16)が配置してある請求項18に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  20. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、弾性変形可能なリング枠(70)で形成されており、
    摘み部(4)の周面に外嵌したリング枠(70)の弾性係合力で、本体部(11)が摘み部(4)と一体化してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  21. 摘み部(4)に固定した軸体(5)の突端にアプリケーター(6)が設けてあるマスカラ塗布具(2)に適用される加振アダプターであって、
    本体部(11)と、本体部(11)に設けられる取付構造と、本体部(11)に装着されて振動を発生する加振構造とを備えており、
    加振構造は、電源部(12)と、電源部(12)から送給される電流で振動を発生する振動発生手段(14)と、振動発生手段(14)の通電状態を切り換えるスイッチ(16)とを備えており、
    本体部(11)が、取付構造を介して摘み部(4)の外面に着脱可能に固定してあり、
    取付構造が、マスカラ塗布具(2)の摘み部(4)の外面に固定される連結部(23)を備えており、
    連結部(23)が、摘み部(4)に外嵌固定される第1連結体(57)と、第1連結体(57)を往復スライド可能に支持する第2連結体(58)とで構成されて、第2連結体(58)に本体部(11)が設けられており、
    第1連結体(57)と第2連結体(58)との間に、第1連結体(57)を往復駆動する振動発生手段(14)が配置してあるマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  22. 内部に加振構造が配置してある本体部(11)の高さ寸法(H1)が、取付構造の高さ寸法(H2)より小さく設定してある請求項1から21のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  23. 本体部(11)の上面および左右側面のいずれかにスイッチ(16)が配置してある請求項1から22のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  24. 本体部(11)の上面にスイッチ(16)が配置してある請求項23に記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  25. 本体部(11)の左右側面のそれぞれに指受凹面(38)が形成してある請求項1から24のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  26. 本体部(11)の上面に指受部(20)が形成してある請求項1から25のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  27. 本体部(11)が裁頭円錐台状に形成してある請求項1から26のいずれかひとつ記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  28. 本体部(11)に、振動モーター(14)と電池(12)とが重さなる状態で組み込まれており、
    振動出力方向が、振動モーター(14)と電池(12)とが重畳する向きと直交する向きである場合の振動モーター(14)が、取付構造から遠ざかる本体部(11)に配置してある請求項1から27のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  29. 本体部(11)に、振動モーター(14)と電池(12)とが重さなる状態で組み込まれており、
    振動出力方向が、振動モーター(14)と電池(12)とが重畳する向きと同じ向きである場合の振動モーター(14)が、取付構造に近接する本体部(11)に配置してある請求項1から28のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  30. 本体部(11)に、まつ毛を照明する光源(19)が設けてある請求項1から29のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
  31. 本体部(11)が連結部(23)で第1使用姿勢と、第2使用姿勢とに姿勢変更可能に支持されており、
    本体部(11)を第1使用姿勢で摘み部(4)に装着した状態では、軸体(5)の中心軸と平行な方向の振動を出力でき、
    本体部(11)を第2使用姿勢で摘み部(4)に装着した状態では、軸体(5)の中心軸と直交する方向の振動を出力できる請求項1から30のいずれかひとつに記載のマスカラ塗布具用の加振アダプター。
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