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JP5426474B2 - 揺動型減速機 - Google Patents

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JP5426474B2 JP2010116631A JP2010116631A JP5426474B2 JP 5426474 B2 JP5426474 B2 JP 5426474B2 JP 2010116631 A JP2010116631 A JP 2010116631A JP 2010116631 A JP2010116631 A JP 2010116631A JP 5426474 B2 JP5426474 B2 JP 5426474B2
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Description

本発明は、ケースの内周に配置された内歯に噛み合う3枚の外歯歯車が、支柱で連結された基部キャリア及び端部キャリアに回転自在に保持されたクランク軸の回転に伴い偏心して揺動回転する揺動型減速機に関する。
各種産業用機械等においては、大きい減速比を実現可能な減速機として揺動型減速機が用いられている。このような揺動型減速機として、ケースの内周に配置された内歯に噛み合う3枚の外歯歯車が、支柱で連結された基部キャリア及び端部キャリアに回転自在に保持されたクランク軸の回転に伴い偏心して揺動回転する揺動型減速機が知られている(特許文献1を参照)。特許文献1に開示された揺動型減速機は、例えば、風車において、タワーの上部で風向きに応じてナセルを旋回させるヨー駆動装置として用いられる。
特許文献1に開示された揺動型減速機は、第1乃至第3外歯歯車(44a、44b、44c)として設けられた3枚の外歯歯車が、ケース(12)の内周に配置された内歯(内歯ピン31)と噛み合い、クランク軸(48)の回転に伴い偏心して揺動回転するように構成されている。また、この揺動型減速機においては、基部(35)及び端板部(36)として設けられた基部キャリア及び端部キャリアがクランク軸の一端側及び端部側を回転自在に保持し、シャフト部(37)として設けられた支柱が基部キャリア及び端部キャリアを連結している。そして、支柱は、基部キャリアに対して端部キャリアに向かって突出した状態で一体に形成されるとともに、ピン部材(ピン53)及びボルト部材(ボルト52)を介して端部キャリアに結合されている。
特開2007−182987号公報(第7−9頁、第1図)
例えば、前述した風車(風力発電装置)においては、近年、発電力の向上のためのブレード(羽根)の直径の大径化に伴って大型化する傾向にあるため、ヨー駆動装置として用いられる揺動型減速機についても更に大型で高出力の仕様のものが求められている。また、上記の風車の例に限らず、各種産業用機械においても、同様に、高出力の仕様のものが求められる状況にある。これに対し、特許文献1に開示された揺動型減速機は、基部キャリアから突出した支柱の端部が端部キャリアに結合されることで基部キャリアと端部キャリアとが連結される構造として構成されている。このため、特許文献1に開示された揺動型減速機において更なる高出力化を図る場合、3枚の外歯歯車を有するため、支柱が軸方向に長く、支柱に繰り返し作用する応力が過大となる。このため、支柱の耐久性の向上と支柱の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とが図られることが望ましい。一方で、支柱を配置可能なスペースは限られるため、支柱の構造の大型化を抑制できることも必要となる。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、支柱で連結された基部キャリア及び端部キャリアに回転自在に保持されたクランク軸の回転に伴い3枚の外歯歯車が揺動回転する揺動型減速機において、支柱の構造の大型化を抑制できるとともに、支柱の耐久性の向上と支柱の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とを図ることができる揺動型減速機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1発明に係る揺動型減速機は、内周に複数の内歯が配置されたケースと、前記ケースに収納され、前記内歯に噛み合う外歯が外周に設けられるとともに、前記ケースの軸方向において重なった状態で配置される3枚の外歯歯車と、前記外歯歯車に形成されたクランク用孔を貫通し、回転駆動力が伝達されて回転することで前記外歯歯車を偏心させて揺動回転させるクランク軸と、前記クランク軸の一端側を回転自在に保持する基部キャリアと、前記クランク軸の他端側を回転自在に保持する端部キャリアと、前記基部キャリアと前記端部キャリアとの間に配置されるとともに前記基部キャリアと前記端部キャリアとを連結する支柱と、前記基部キャリアに対して一端側に突出した状態で固定されるとともに、ピニオンが取り付けられる出力軸と、を備えている。そして、第1発明に係る揺動型減速機は、3枚の前記外歯歯車のそれぞれには、前記支柱が貫通する支柱貫通孔が形成され、前記支柱は、前記端部キャリアに対して一端側に向かって突出した状態で固定された第1支柱部分と、前記基部キャリアに対して他端側に向かって突出した状態で固定されるとともにピン部材及びボルト部材を介して前記第1支柱部分と結合される第2支柱部分と、を有し、前記第1支柱部分の一端側の端部と前記第2支柱部分の他端側の端部とが当接して結合されたときに端部同士において合わされた各端面である合わせ面が、前記ケースの軸方向において、重ねられた3枚の前記外歯歯車における中間に配置された外歯歯車である中間外歯歯車の歯幅内に対応する位置に配置されていることを特徴とする。
この発明によると、3枚の外歯歯車を貫通する支柱は、端部キャリアから突出した第1支柱部分と基部キャリアから突出した第2支柱部分とを備えてこれらの両支柱部分がピン部材及びボルト部材を介して結合されることで、基部キャリアと端部キャリアとを連結するように構成される。そして、本発明の揺動型減速機では、結合された各支柱部分の端面である支柱の合わせ面が、ケースの軸方向において、中間外歯歯車の歯幅内に対応する位置に配置されるように構成されている。このため、従来よりも更に高出力に対応する仕様の揺動型減速機として構成した場合であっても、支柱に繰り返し作用するねじりモーメント及び曲げモーメントが第1支柱部分と第2支柱部分とに均等若しくは均等に近い状態で配分されることになる。そして、支柱に繰り返し作用する応力についても、第1支柱部分と第2支柱部分とに均等若しくは均等に近い状態で配分されることになる。このため、支柱において、構造の大型化を招くことなく、応力を効率よく分散した状態で負担することができ、支柱の耐久性の向上と支柱の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とを図ることができる。
従って、本発明によると、支柱で連結された基部キャリア及び端部キャリアに回転自在に保持されたクランク軸の回転に伴い3枚の外歯歯車が揺動回転する揺動型減速機において、支柱の構造の大型化を抑制できるとともに、支柱の耐久性の向上と支柱の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とを図ることができる。
第2発明に係る揺動型減速機は、第1発明の揺動型減速機において、前記端部キャリア及び前記第1支柱部分は、鍛造により一体に形成され、前記基部キャリア及び前記第2支柱部分は、鍛造により一体に形成され、前記合わせ面は、前記ケースの軸方向において、前記中間外歯歯車の歯幅方向における中央部分に対応する位置に配置されていることを特徴とする。
この発明によると、第1支柱部分及び端部キャリアが鍛造により一体に形成され、第2支柱部分及び基部キャリアが鍛造により一体に形成される。鍛造によって形成される場合、第1支柱部分及び第2支柱部分を型から取り出すための抜き勾配が設定される必要があるため、第1及び第2支柱部分は、先端の端面側に向かって断面積が徐々に減少する形状にそれぞれ形成されることになる。これに対し、本発明では、支柱の合わせ面が中間外歯歯車の歯幅の中央部分に対応する位置に配置されるため、支柱の合わせ面を構成する第1及び第2支柱部分における各端面の面積について、略均等な大きさに設定できるとともに大きさの最大化を図ることができる。これにより、鍛造による一体形成によって支柱と基部及び端部キャリアとの連結部分の強度向上を図ることができるとともに、更なる支柱の耐久性の向上及びフレッチング摩耗の抑制を図ることができる。
第3発明に係る揺動型減速機は、第1発明の揺動型減速機において、前記合わせ面は、前記ケースの軸方向において、前記第1支柱部分の前記ケースの軸方向における長さ寸法と前記第2支柱部分の前記ケースの軸方向における長さ寸法とが均等な長さ寸法となる位置に配置されていることを特徴とする。
この発明によると、第1及び第2支柱部分の長さ寸法が均等に設定されるため、第1支柱部分及び第2支柱部分に生じる撓みをほぼ同じにすることができ、支柱の合わせ面に発生し得る端面間のずれ量を低減することができる。これにより、更なる支柱の耐久性の向上及びフレッチング摩耗の抑制を図ることができる。
第4発明に係る揺動型減速機は、第1発明の揺動型減速機において、前記合わせ面は、前記ケースの軸方向において、前記中間外歯歯車の歯幅方向における中央よりも前記端部キャリア側の位置に配置されていることを特徴とする。
ピン部材及びボルト部材を介して結合される第1及び第2支柱部分は、まず、端部キャリア側から挿入されたピン部材が第1及び第2支柱部分にまで挿入されて圧入されることで、第1及び第2支柱部分の位置決めがなされ、次いで、ボルト部材によって固定される。このため、支柱の合わせ面の端部キャリア側からの位置が離れると、より長さ寸法の長いピン部材が必要となり、ピン部材を圧入して組み込む作業が難しくなる。これに対し、本発明では、支柱の合わせ面が中間外歯歯車の歯幅内において歯幅の中央よりも端部キャリア側に配置される。このため、支柱に繰り返し作用する応力を第1及び第2支柱部分に均等に近い状態で配分される状態を実現しつつ、よりピン部材の長さ寸法を短く設定することができる。よって、支柱の耐久性の向上及びフレッチング摩耗の抑制を図ることができるとともに、ピン部材を組み込む作業の容易化も図ることができる。
本発明によると、支柱で連結された基部キャリア及び端部キャリアに回転自在に保持されたクランク軸の回転に伴い3枚の外歯歯車が揺動回転する揺動型減速機において、支柱の構造の大型化を抑制できるとともに、支柱の耐久性の向上と支柱の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とを図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る揺動型減速機について正面から見た断面図である。 図1に示す揺動型減速機の一部を拡大して示す断面図である。 図1のA−A線矢視位置における断面図である。 本発明の第2実施形態に係る揺動型減速機について正面から見た断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態に係る揺動型減速機は、風車、建設機械、産業用ロボット、種々の工作機械等の各種産業用機械、各種車両、等において広く適用することができる。尚、例えば、風車においては、前述のように、近年、大型化する傾向にあることから、風向きに合わせて風車のナセルを旋回させるためのヨー駆動装置として、より高出力仕様のものが要求される状況にある。このため、本実施形態に係る揺動型減速機は、風車用ヨー駆動装置として用いられると好適である。また、この例に限らず、本実施形態に係る揺動型減速機は、ケースの内周に配置された内歯に噛み合う3枚の外歯歯車が、支柱で連結された基部キャリア及び端部キャリアに回転自在に保持されたクランク軸の回転に伴い偏心して揺動回転する揺動型減速機に関して、広く適用することができるものである。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る揺動型減速機1について正面から見た断面図である。図1に示す揺動型減速機1は、例えば、風車のナセルを旋回させる風車用ヨー駆動装置として用いられ、減速機構11、ケース12、ピニオン13、等を備えて構成されている。
揺動型減速機1は、図1に示す下端側である一端側においてケース12から突出するように位置する後述の出力軸22にピニオン13が固定され、図1に示す上端側である他端側においてケース12に対して電動機(図示せず)が取り付けられている。揺動型減速機1は、図示しない電動機から入力された回転駆動力をケース12の内側に配置された減速機構11を介して減速して伝達してピニオン13から出力する。尚、この揺動型減速機1においては、ケース12内に潤滑油が密封されている。また、揺動型減速機1は、風車用ヨー駆動装置として用いられる場合には、ピニオン13が風車のタワーの上部に固定された歯車と噛み合うように配置される。そして、電動機からの回転駆動力に伴って揺動型減速機1が作動してピニオン13が回転することで、風車のナセルが旋回する。尚、以下の説明においては、揺動型減速機1にて、出力軸22が配置される下側である出力側を一端側として、ケース12に対して図示しない電動機が取り付けられて配置される上側である入力側を他端側として説明する(第2実施形態の説明も同様とする)。
図2は、図1における減速機構11及びケース12の一部を拡大して示す断面図である。また、図3は、図1のA−A線矢視位置における断面図である。図1乃至図3に示すように、ケース12は、他端側に図示しない電動機が取り付けられるとともに内側に減速機構11が配置されており、ケース本体14とカバー15とを備えて構成されている。
ケース本体14は、両端部が開口した筒状に形成されており、一端側の開口部からは出力軸22が突出し、他端側の開口部はカバー15により覆われている。そして、ケース本体14の内周には、本実施形態における内歯を構成する複数のピン内歯16(図1及び図2では、断面でなく外径を図示)が配置されている。尚、ケース本体14の軸方向、即ち、ケース12の軸方向は、揺動型減速機1の回転中心線P(図1及び図2において一点鎖線で図示)の方向に対して同一の方向及び平行な方向として構成されている。また、ピン内歯16は、ピン状の部材(丸棒状の部材)として形成され、ケース本体14の内周に形成されたピン溝に嵌め込まれて取り付けられている。これにより、ピン内歯16は、その長手方向が回転中心線Pと平行に位置するように配置されるとともに、ケース本体14の内周の周方向に沿って等間隔で配列され、後述する外歯歯車18の外歯41と噛み合うように構成されている。
カバー15は、ケース本体14の他端側の開口部を覆うようにケース本体14に対して取り付けられる蓋状の部材として形成されるとともに、図示しない電動機からの回転駆動力を伝達する歯車機構(図示せず)が内側に配置される筒状に形成されている。そして、このカバー15の一端側の端部はケース本体14の他端側の端部に固定され、カバー15の他端側の端部には図示しない電動機が取り付けられている。尚、カバー15内に配置される上記の歯車機構としては、種々の形態の歯車機構を用いることができ、例えば、平歯車機構や遊星歯車機構、或いはこれらの組み合わせであってもよい。また、上記の歯車機構が設けられておらず、電動機からの回転駆動力が直接に減速機構11に入力される形態であってもよい。
図1乃至図3に示すように、減速機構11は、クランク軸17、外歯歯車18、基部キャリア19、端部キャリア20、支柱21、出力軸22、第1クランク軸軸受23、第2クランク軸軸受24、等を備えて構成されている。カバー15の内側に配置された図示しない歯車機構の入力側は電動機の出力軸(図示せず)に連結されている。そして、この歯車機構の出力側に設けられて減速機構11へ回転駆動力を入力するインプットギア27は、クランク軸17の他端側の端部に固定されたスパーギア28に噛み合うように配置されている。
クランク軸17は、回転中心線Pを中心とした周方向に沿った均等角度の位置に複数(本実施形態では3つ)配置されており、その軸方向がケース12の軸方向と平行(回転中心線Pと平行)になるように配置されている。各クランク軸17(図1及び図2では、断面でなく外形を図示)は、外歯歯車18に形成されたクランク用孔29をそれぞれ貫通するように配置されており、電動機からの回転駆動力がインプットギア27及びスパーギア28を介して伝達されて回転することで外歯歯車18を偏心させて揺動回転させる軸部材として設けられている。そして、クランク軸17は、自らの回転(自転)に伴う外歯歯車18の回転とともに、公転動作を行うことになる。
また、クランク軸17には、第1偏心部17a、第2偏心部17b、第3偏心部17c、第1軸部17d、第2軸部17eが形成され、他端側から、第1軸部17d、第1偏心部17a、第2偏心部17b、第3偏心部17c、第2軸部17eの順番で設けられている。第1偏心部17a、第2偏心部17b及び第3偏心部17cは、軸方向と垂直な断面が円形断面となるように形成され、それぞれの中心位置がクランク軸17の回転中心線に対して偏心するように設けられている。第1偏心部17a、第2偏心部17b及び第3偏心部17cは、外歯歯車18のクランク用孔29に配置されている。
クランク軸17の他端側に設けられた第1軸部17dは、第1クランク軸軸受23を介して端部キャリア20に対して回転自在に保持されている。クランク軸17の一端側に設けられた第2軸部17eは、第2クランク軸軸受24を介して基部キャリア19に対して回転自在に保持されている。また、第1軸部17dには、第1クランク軸軸受23から他端側に突出するように位置するその端部側において、前述したスパーギア28がスプライン結合部を介して固定されている。尚、第1クランク軸軸受23及び第2クランク軸軸受24は、例えば、円錐ころ軸受として設けられている。
基部キャリア19は、ケース12内に配置され、一端側において出力軸22が一体に形成されている。尚、出力軸22は、基部キャリア19に対して一端側に向かって突出した状態で固定される(本実施形態では、出力軸22は一体に形成されることで基部キャリア19に固定されている)とともに、一端側にピニオン13がスプライン結合を介して固定されている。尚、出力軸22の外周には、円錐ころ軸受として構成された主軸受32が取り付けられている。一体に形成された出力軸22及び基部キャリア19は、この主軸受32を介してケース12の内周側に対して回転自在に保持されている。
また、基部キャリア19には、その他端側に、第2クランク軸軸受24がそれぞれ配置される複数(本実施形態では3つ)のクランク保持穴30が形成されている。基部キャリア19は、各クランク保持穴30によって各クランク軸17の一端側をその第2軸部17eにて第2クランク軸軸受24を介して回転自在に保持している。そして、クランク保持穴30は、回転中心線Pを中心とした周方向に沿った均等角度の位置に形成されている。
端部キャリア20は、支柱21を介して基部キャリア19と連結され、円板状の部材として設けられている。端部キャリア20には、回転中心線Pを中心とした周方向に沿った均等角度の位置にクランク軸17の他端側の第1軸部17dが配置される貫通孔としてクランク貫通孔31が形成されている。このクランク貫通孔31において、クランク軸17の他端側がその第1軸部17dにて第1クランク軸軸受23を介して回転自在に保持されている。尚、端部キャリア20の外周には、玉軸受として構成された主軸受33が取り付けられている。端部キャリア20は、この主軸受33を介してケース12の内周側に対して回転自在に保持されている。
支柱21は、基部キャリア19と端部キャリア20との間に配置され、基部キャリア19と端部キャリア20とを連結する柱状部分として設けられている。支柱21は、基部キャリア19の回転中心線Pを中心とした周方向に沿った均等角度の位置に複数(本実施形態では3つ)配置され、その軸方向がケース12の軸方向と平行になるように配置されている。尚、支柱21とクランク軸17とは、回転中心線Pを中心とした周方向に沿って交互に配置されている。
また、各支柱21は、第1支柱部分25と第2支柱部分26とを備えて構成されている。第1支柱部分25は、端部キャリア20に対して一端側に向かって突出した状態で固定された支柱部分として設けられている。そして、この第1支柱部分25は、鍛造によって端部キャリア20と一体に形成されることでこの端部キャリア20に固定されている。一方、第2支柱部分26は、基部キャリア19に対して他端側に向かって突出した状態で固定されるとともに、後述のピン部材35及びボルト部材36を介して第1支柱部分25と結合される部分として設けられている。そして、この第2支柱部分26は、鍛造によって基部キャリア19と一体に形成されることでこの基部キャリア19に固定されている。
また、結合される第1支柱部分25及び第2支柱部分26には、端部キャリア20に形成された貫通孔に向かって開口するとともにケース12の軸方向に沿って延び、ピン部材35がしまりばめの状態で圧入される支柱ピン穴38が形成されている。ピン部材35が端部キャリア20の他端側から支柱ピン穴38に亘って圧入されることで、第1支柱部分25及び第2支柱部分26の位置が合わされ、基部キャリア19及び端部キャリア20の周方向の位置が合わされる。尚、ピン部材35は、軸方向に沿って貫通孔が形成された円筒形状の部材として形成されている。そして、ピン部材35が支柱ピン穴38に圧入されて位置合わせが行われた後に、ピン部材35における貫通孔に対してしまりばめの状態で円柱形状の抜け止め部材37が圧入される。これにより、抜け止め部材37が圧入された部分におけるピン部材35の外径が僅かに拡径されるように変形し、ピン部材35の抜け止めが図られ、このピン部材35が支柱21に対して強固に固定される。
また、結合される第1支柱部分25及び第2支柱部分26には、端部キャリア20に形成された貫通孔に向かって開口するとともにケース12の軸方向に沿って延び、ボルト部材36が挿入される支柱ボルト穴39が形成されている。支柱ボルト穴39の内周には、雌ネジ部分が形成され、ボルト部材36の一端側には、雄ネジ部分として形成されたネジ部が設けられている。ボルト部材36は、端部キャリア20を貫通するよう配置されるとともにそのネジ部が支柱ボルト穴39の雌ネジ部分と螺合することで、第1支柱部分25と第2支柱部分26とを結合して、端部キャリア20と基部キャリア19とを支柱21を介して連結するように構成されている。尚、第1支柱部分25及び第2支柱部分26は、まず、ピン部材35が圧入されることで、第1支柱部分25及び第2支柱部分26の位置決めがなされ、次いで、ボルト部材36によって固定される。
外歯歯車18は、3枚設けられ、ケース12の軸方向において重なった状態で平行に配置され、ケース12内に収納される第1外歯歯車18aと第2外歯歯車18bと第3外歯歯車18cとを備えて構成されている。第1外歯歯車18a、第2外歯歯車18b及び第3外歯歯車18cにはそれぞれ、クランク軸17が貫通するクランク用孔29と、支柱21が貫通する支柱貫通孔40と、中央部分に設けられた中央孔とが形成されている。尚、ケース12の軸方向において、第1外歯歯車18aが他端側に配置され、第3外歯歯車18cが一端側に配置され、第2外歯歯車18bがそれらの間に配置されている。
また、第1外歯歯車18a、第2外歯歯車18b及び第3外歯歯車18cは、ケース12の軸方向において、クランク用孔29及び支柱貫通孔40の位置がそれぞれ対応するように配置されている。各外歯歯車18(18a、18b、18c)のクランク用孔29は、円形孔として形成され、クランク軸17に対応して外歯歯車18の周方向に沿って均等角度の位置に複数(本実施形態では3つ)配置されている。また、支柱貫通孔40は、支柱21の断面形状に対応した孔として形成され、支柱21に対応して外歯歯車18の周方向に沿った均等角度の位置に複数(本実施形態では3つ)配置されている。また、支柱貫通孔40は、外歯歯車18の周方向において、クランク用孔29と交互に形成されている。尚、支柱貫通孔40には、支柱21が遊嵌状態で貫通している。
また、第1外歯歯車18a、第2外歯歯車18b及び第3外歯歯車18cのそれぞれの外周には、ピン内歯16に噛み合う外歯41が設けられている。尚、第1外歯歯車18a、第2外歯歯車18b及び第3外歯歯車18cのそれぞれにおける外歯41の歯数は、ピン内歯16の歯数よりも1個少なくなるように設けられている(外歯41の歯数がピン内歯16の歯数よりも複数個少なくなるように設けられていてもよい)。このため、クランク軸17が回転するごとに、噛み合う外歯41とピン内歯16との噛み合いがずれ、外歯歯車18(18a、18b、18c)が偏心して揺動回転するように構成されている。
また、各外歯歯車18(18a、18b、18c)は、各クランク用孔29において各外歯用軸受42を介してクランク軸17を回転自在に保持している。第1外歯歯車18aの外歯用軸受42は第1偏心部17aを回転自在に保持しており、第2外歯歯車18bの外歯用軸受42は第2偏心部17bを回転自在に保持しており、第3外歯歯車18cの外歯用軸受42は第3偏心部17cを回転自在に保持している。尚、外歯用軸受42は、円筒ころ軸受(又はニードルころ軸受)として構成されている。
ここで、支柱21における第1支柱部分25と第2支柱部分26とが当接して結合される合わせ面34の構成について説明する。図1及び図2に示すように、合わせ面34は、第1支柱部分25の一端側の端部と第2支柱部分26の他端側の端部とが当接して結合されたときに端部同士において合わされた各端面として、即ち、第1支柱部分25の端部の端面25a及び第2支柱部分26の端部の端面26aとして構成される。尚、図1及び図2では、合わせ面34が配置される位置を一点鎖線で示している。
そして、上記の合わせ面34は、ケース12の軸方向において、重ねられた3枚の外歯歯車18における中間に配置された外歯歯車である中間外歯歯車の歯幅W内に対応する位置に配置されている。即ち、合わせ面34は、上記の中間外歯歯車を構成する第2外歯歯車18bの歯幅W内に対応する位置に配置されている。尚、図1及び図2においては、歯幅Wの領域について、2本の二点鎖線の間の領域として両端矢印で示している。また、合わせ面34は、ケース12の軸方向において、第2外歯歯車18bの歯幅W方向における中央よりも端部キャリア20側(他端側)の位置に配置されている。
次に、上述した揺動型減速機1の作動について説明する。揺動型減速機1は、図示しない電動機の運転が行われることにより作動する。電動機の運転が開始されると、カバー15内の歯車機構(図示せず)が駆動されてインプットギア27が回転し、各スパーギア28が固定された各クランク軸17が回転する。この回転に伴って、クランク軸17の第1乃至第3偏心部(17a、17b、17c)から3枚の外歯歯車18(18a、18b、18c)に対して荷重が作用し、3枚の外歯歯車18(18a、18b、18c)がピン内歯16と噛み合いをずらしながら揺動するように偏心して回転する。
3枚の外歯歯車18(18a、18b、18c)の上記の偏心回転に伴って、3枚の外歯歯車18(18a、18b、18c)に対して回転保持されたクランク軸17が自転しながら回転中心線Pを中心として公転動作を行う。このクランク軸17の公転動作により、支柱21によって連結されてクランク軸17を回転自在に保持する基部キャリア19及び端部キャリア20とともに、出力軸22が回転し、大きなトルクがピニオン13から出力されることになる。このとき、支柱21に作用するねじりモーメント及び曲げモーメントは、第1支柱部分25と第2支柱部分26とに均等に近い状態で配分されることになる。
以上説明した揺動形減速機1によると、3枚の外歯歯車18を貫通する支柱21は、端部キャリア20から突出した第1支柱部分25と基部キャリア19から突出した第2支柱部分26とを備えてこれらの両支柱部分(25、26)がピン部材35及びボルト部材36を介して結合されることで、基部キャリア19と端部キャリア20とを連結するように構成される。そして、揺動型減速機1では、結合された各支柱部分(25、26)の端面(25a、26a)である支柱21の合わせ面34が、ケース12の軸方向において、第2外歯歯車(中間外歯歯車)18bの歯幅W内に対応する位置に配置されるように構成されている。このため、従来よりも更に高出力に対応する仕様の揺動型減速機1として構成した場合であっても、支柱21に繰り返し作用するねじりモーメント及び曲げモーメントが第1支柱部分25と第2支柱部分26とに均等に近い状態で配分されることになる。そして、支柱21に繰り返し作用する応力についても、第1支柱部分25と第2支柱部分26とに均等に近い状態で配分されることになる。このため、支柱21において、構造の大型化を招くことなく、応力を効率よく分散した状態で負担することができ、支柱21の耐久性の向上と支柱21の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とを図ることができる。
従って、揺動型減速機1によると、支柱21で連結された基部キャリア19及び端部キャリア20に回転自在に保持されたクランク軸17の回転に伴い3枚の外歯歯車18が揺動回転する揺動型減速機1において、支柱21の構造の大型化を抑制できるとともに、支柱21の耐久性の向上と支柱21の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とを図ることができる。
また、揺動型減速機1によると、支柱21の合わせ面34が第2外歯歯車(中間外歯歯車)18bの歯幅W内において歯幅Wの中央よりも端部キャリア20側に配置される。このため、支柱21に繰り返し作用する応力を第1支柱部分25及び第2支柱部分26に均等に近い状態で配分される状態を実現しつつ、よりピン部材35の長さ寸法を短く設定することができる。よって、支柱21の耐久性の向上及びフレッチング摩耗の抑制を図ることができるとともに、ピン部材35を圧入により組み込む作業の容易化も図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る揺動型減速機2について正面から見た断面図である。揺動型減速機2は、例えば、風車用ヨー駆動装置として用いられ、第1実施形態の揺動型減速機1と同様に、減速機構11、ケース12、ピニオン13、等を備えて構成されている。そして、減速機構11は、第1実施形態と同様に、クランク軸17、外歯歯車18、基部キャリア19、端部キャリア20、支柱21、出力軸22、第1クランク軸軸受23、第2クランク軸軸受24、等を備えて構成されている。但し、揺動型減速機2は、支柱21の合わせ面43が配置される構成において第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と同様の構成については図面において同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態とは構成の異なる合わせ面43の配置構成について説明する。
揺動型減速機2の支柱21においては、第1実施形態と同様に、第1支柱部分25は、鍛造によって端部キャリア20と一体に形成され、端部キャリア20に対して一端側に向かって突出した状態で固定されている。そして、第2支柱部分26は、鍛造によって基部キャリア19と一体に形成され、基部キャリア19に対して他端側に向かって突出した状態で固定されるとともに、ピン部材35及びボルト部材36を介して第1支柱部分25と結合される。
次に、揺動減速機構2の支柱21において、第1支柱部分25と第2支柱部分26とが当接して結合される合わせ面43の配置構成について説明する。図4に示すように、合わせ面43は、第1支柱部分25の一端側の端部と第2支柱部分26の他端側の端部とが当接して結合されたときに端部同士において合わされた各端面として、即ち、第1支柱部分25の端部の端面25b及び第2支柱部分26の端部の端面26bとして構成される。尚、図4では、合わせ面43が配置される位置を一点鎖線で示している。
そして、上記の合わせ面43は、ケース12の軸方向において、重ねられた3枚の外歯歯車18における中間に配置された外歯歯車である中間外歯歯車の歯幅W内に対応する位置に配置されている。即ち、合わせ面43は、上記の中間外歯歯車を構成する第2外歯歯車18bの歯幅W内に対応する位置に配置されている。尚、図4においては、歯幅Wの領域について、2本の二点鎖線の間の領域として両端矢印で示している。そして、合わせ面43は、ケース12の軸方向において、第2外歯歯車18bの歯幅W方向における中央部分に対応する位置に配置されている。これにより、合わせ面43は、ケース12の軸方向において、第1支柱部分25のケース12の軸方向における長さ寸法と第2支柱部分26のケース12の軸方向における長さ寸法とが均等な長さ寸法となる位置に配置されている。
以上説明した揺動型減速機2によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。即ち、揺動型減速機2によると、支柱21で連結された基部キャリア19及び端部キャリア20に回転自在に保持されたクランク軸17の回転に伴い3枚の外歯歯車18が揺動回転する揺動型減速機2において、支柱21の構造の大型化を抑制できるとともに、支柱21の耐久性の向上と支柱21の結合箇所におけるフレッチング摩耗の抑制とを図ることができる。
そして、揺動型減速機2によると、第1支柱部分25及び端部キャリア20が鍛造により一体に形成され、第2支柱部分26及び基部キャリア19が鍛造により一体に形成される。鍛造によって形成される場合、第1支柱部分25及び第2支柱部分26を型から取り出すための抜き勾配が設定される必要があるため、第1及び第2支柱部分(25、26)は、先端の端面(25b、26b)側に向かって断面積が徐々に減少する形状にそれぞれ形成されることになる。これに対し、揺動型減速機2では、支柱21の合わせ面43が第2外歯歯車(中間外歯歯車)18bの歯幅Wの中央部分に対応する位置に配置されるため、支柱21の合わせ面43を構成する第1及び第2支柱部分(25、26)における各端面(25b、26b)の面積について、略均等な大きさに設定できるとともに大きさの最大化を図ることができる。これにより、鍛造による一体形成によって支柱21と基部及び端部キャリア(19、20)との連結部分の強度向上を図ることができる。そして、各端面(25b、26b)の面積の最大化により面圧を下げることができる。これにより、更なる支柱21の耐久性の向上及びフレッチング摩耗の抑制を図ることができる。
また、揺動型減速機2によると、第1及び第2支柱部分(25、26)の長さ寸法が均等に設定されるため、第1支柱部分25及び第2支柱部分26に生じる撓みや剛性をほぼ同じにすることができ、支柱21の合わせ面43に発生し得る端面(25b、26b)間のずれ量を低減することができる。また、このずれ量もほぼ同じにでき、第1及び第2支柱部分(25、26)が一体的に振動することが多くなる。これにより、更なる支柱21の耐久性の向上及びフレッチング摩耗の抑制を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができる。例えば、次のように変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、端部キャリアと第1支柱部分とが鍛造により一体に形成され、基部キャリアと第2支柱部分とが鍛造により一体に形成されている場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。即ち、端部キャリアに対して別部材の第1支柱部分が固定され、基部キャリアに対して別部材の第2支柱部分が固定される形態であってもよい。
(2)また、クランク軸や基部キャリア、出力軸等については、種々形態を変更して実施することができる。例えば、出力軸については、基部キャリアと一体でなく基部キャリアとは別部材として設けられて基部キャリアに結合されてもよい。また、クランク軸及び支柱の数は、本実施形態とは異なっていてもよい。
本発明は、ケースの内周に配置された内歯に噛み合う3枚の外歯歯車が、支柱で連結された基部キャリア及び端部キャリアに回転自在に保持されたクランク軸の回転に伴い偏心して揺動回転する揺動型減速機として、広く適用することができるものである。
1 揺動型減速機
12 ケース
13 ピニオン
16 ピン内歯(内歯)
17 クランク軸
18、18a、18b、18c 外歯歯車
19 基部キャリア
20 端部キャリア
21 支柱
22 出力軸
25 第1支柱部分
26 第2支柱部分
29 クランク用孔
34 合わせ面
35 ピン部材
36 ボルト部材
40 支柱貫通孔
41 外歯

Claims (4)

  1. 内周に複数の内歯が配置されたケースと、
    前記ケースに収納され、前記内歯に噛み合う外歯が外周に設けられるとともに、前記ケースの軸方向において重なった状態で配置される3枚の外歯歯車と、
    前記外歯歯車に形成されたクランク用孔を貫通し、回転駆動力が伝達されて回転することで前記外歯歯車を偏心させて揺動回転させるクランク軸と、
    前記クランク軸の一端側を回転自在に保持する基部キャリアと、
    前記クランク軸の他端側を回転自在に保持する端部キャリアと、
    前記基部キャリアと前記端部キャリアとの間に配置されるとともに前記基部キャリアと前記端部キャリアとを連結する支柱と、
    前記基部キャリアに対して一端側に突出した状態で固定されるとともに、ピニオンが取り付けられる出力軸と、
    を備えた揺動型減速機であって、
    3枚の前記外歯歯車のそれぞれには、前記支柱が貫通する支柱貫通孔が形成され、
    前記支柱は、前記端部キャリアに対して一端側に向かって突出した状態で固定された第1支柱部分と、前記基部キャリアに対して他端側に向かって突出した状態で固定されるとともにピン部材及びボルト部材を介して前記第1支柱部分と結合される第2支柱部分と、を有し、
    前記第1支柱部分の一端側の端部と前記第2支柱部分の他端側の端部とが当接して結合されたときに端部同士において合わされた各端面である合わせ面が、前記ケースの軸方向において、重ねられた3枚の前記外歯歯車における中間に配置された外歯歯車である中間外歯歯車の歯幅内に対応する位置に配置されていることを特徴とする、揺動型減速機。
  2. 請求項1に記載の揺動型減速機であって、
    前記端部キャリア及び前記第1支柱部分は、鍛造により一体に形成され、
    前記基部キャリア及び前記第2支柱部分は、鍛造により一体に形成され、
    前記合わせ面は、前記ケースの軸方向において、前記中間外歯歯車の歯幅方向における中央部分に対応する位置に配置されていることを特徴とする、揺動型減速機。
  3. 請求項1に記載の揺動型減速機であって、
    前記合わせ面は、前記ケースの軸方向において、前記第1支柱部分の前記ケースの軸方向における長さ寸法と前記第2支柱部分の前記ケースの軸方向における長さ寸法とが均等な長さ寸法となる位置に配置されていることを特徴とする、揺動型減速機。
  4. 請求項1に記載の揺動型減速機であって、
    前記合わせ面は、前記ケースの軸方向において、前記中間外歯歯車の歯幅方向における中央よりも前記端部キャリア側の位置に配置されていることを特徴とする、揺動型減速機。
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