JP5423894B2 - 電子機器、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents
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Description
本件は電子機器、制御プログラムおよび制御方法に関する。
現在、タブレットタイプ(tablet type)、コンバーチブルタイプ(convertible type)等の携帯可能なノートPC(laptop computer)、携帯情報端末装置等の情報処理装置を始めとする電子機器において、電子機器の向きに合わせて表示画面の表示方向を変更可能なものが知られている。このような電子機器では、ユーザの操作に応じて表示画面の表示方向を変更する機能を有するものが知られている。
また、電子機器の方向を検出するために加速度センサやジャイロ等の重力の方向や動作の方向を検出するセンサを設けて、ユーザが電子機器の方向を変更させると、方向の変更に応じて表示画面の表示方向を自動的に変更するものが知られている。これにより、ユーザが常に正しい方向で表示画面を閲覧したり、電子機器を操作したりすることができる。
このような表示方向を自動的に変更する電子機器では、センサにより検出された電子機器の方向と、実際にユーザが表示画面を見ている方向とが一致せず、ユーザにとって表示画面が見にくくなってしまう場合もある。すなわち、表示画面の表示方向を自動的に変更する機能では、検出した電子機器の向きに応じて表示画面の表示方向が決定されるので、ユーザが表示画面を見ている方向等、ユーザが希望する表示画面の表示方向と一致しないことが生じ得る。これに対して、ユーザの選択により、表示画面の表示方向の自動的な変更を抑止可能なものがある。
しかし、表示方向の自動的な変更を抑止するか否かについて、設定によりその都度切り換えるのは、手間が煩雑であると共に、予め状況に応じて適切な設定がされている必要があるという問題点がある。すなわち、表示方向の変更が必要な状況で表示方向の自動的な変更が抑止されており、表示方向の自動的な変更の機能が無駄になる場合が生じ得ると共に、表示方向の変更が不要な状況で表示方向の自動的な変更が機能しており、却ってユーザが表示画面を見にくくなってしまう場合が生じ得る。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、表示画面の表示方向の自動的な変更の機能および機能の抑止を状況に応じて制御する電子機器、制御プログラムおよび制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、以下のような電子機器が提供される。開示の電子機器では、傾き検出部は、情報を表示する表示部の鉛直下向きの方向に対する傾きの方向を検出する。表示方向検出部は、表示部に表示されている表示画面の表示方向を検出する。制御部は、表示方向検出部により検出された表示画面の表示方向が、表示部の傾きの方向に応じて変更しない状態において、表示方向検出部により表示画面の表示方向が、表示可能な方向のうち鉛直下向きの方向に最も近い方向であることが検出された場合、表示画面の表示方向を表示部の傾きの方向に応じて変更する。
また、上記課題を解決するために、以下のような制御プログラムが提供される。開示の制御プログラムは、コンピュータを、情報を表示する表示部の鉛直下向きの方向に対する傾きの方向を検出する傾き検出部、表示部に表示されている表示画面の表示方向を検出する表示方向検出部、表示方向検出部により検出された表示画面の表示方向が、表示部の傾きの方向に応じて変更しない状態において、表示方向検出部により表示画面の表示方向が、表示可能な方向のうち鉛直下向きの方向に最も近い方向であることが検出された場合、表示画面の表示方向を表示部の傾きの方向に応じて変更する制御部として機能させる。
また、上記課題を解決するために、以下のような制御方法が提供される。開示の制御方法では、コンピュータが、情報を表示する表示部の鉛直下向きの方向に対する傾きの方向を検出すると共に、表示部に表示されている表示画面の表示方向を検出し、検出した表示画面の表示方向が、表示部の傾きの方向に応じて変更しない状態において、表示画面の表示方向が、表示可能な方向のうち鉛直下向きの方向に最も近い方向であることを検出した場合、表示画面の表示方向を表示部の傾きの方向に応じて変更する。
開示の電子機器、制御プログラムおよび制御方法によれば、表示画面の表示方向の自動的な変更の機能および機能の抑止を制御することが可能になる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の電子機器を示す図である。図1に示す電子機器1は、電子機器1の表示部1dの方向に応じて表示画面1d1の表示方向を変更する。電子機器1は、制御部1a、表示方向検出部1b、傾き検出部1c、表示部1dを有する。また、表示部1dには表示画面1d1が表示される。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の電子機器を示す図である。図1に示す電子機器1は、電子機器1の表示部1dの方向に応じて表示画面1d1の表示方向を変更する。電子機器1は、制御部1a、表示方向検出部1b、傾き検出部1c、表示部1dを有する。また、表示部1dには表示画面1d1が表示される。
制御部1aは、表示方向検出部1bにより検出された表示画面1d1の表示方向が、表示部1dの傾きの方向に応じて変更しない一時停止状態において、表示方向検出部1bにより検出された表示画面1d1の表示方向が、表示可能な方向のうち鉛直下向きの方向に最も近い方向である場合、表示画面1d1の表示方向を表示部1dの傾きの方向に応じて変更する。
また、制御部1aは、表示方向検出部1bにより検出された表示画面1d1の表示方向が、表示部1dの傾きの方向に応じて変更した直前の表示方向である直前表示方向と一致しない場合には、一時停止状態フラグを有効に設定して、一時停止状態に移行する。ここで、一時停止状態フラグは、一時停止状態であるときには有効が設定されると共に一時停止状態でないときには無効が設定されることにより一時停止状態であるか否かを示すフラグであり、制御部1aが有する図示しない記憶部に記憶される。これにより、表示画面1d1の表示方向が、自動的な変更により直前に変更された表示方向と異なる場合には、表示方向の自動的な変更が一時的に停止される。
ここで、一時停止状態であっても、ユーザの操作やアプリケーションにより表示画面1d1の表示方向を変更することは可能である。また、直前表示方向は、制御部1aが、表示部1dの傾きの方向に応じて表示画面1d1について変更した直前の表示方向であるため、直前表示方向には、ユーザの操作やアプリケーションにより変更された表示画面1d1の表示方向は含まれず、ユーザの操作やアプリケーションにより表示画面1d1の表示方向が変更された場合には、直前表示方向は更新されない。これにより、表示画面1d1の表示方向を直前表示方向から変更する場合、すなわち、制御部1aによる表示部1dの傾きの方向に応じた変更以外の、ユーザやアプリケーションによる表示方向の変更があった場合には、制御部1aによる自動的な変更を一時的に停止し、ユーザやアプリケーションによって変更された表示方向を維持することができる。
また、制御部1aは、一時停止状態フラグが有効であり一時停止状態である場合には、表示画面1d1の表示方向を変更しない。一方、制御部1aは、一時停止状態フラグが無効であり一時停止状態でない場合であって、かつ、表示方向検出部1bにより検出された表示画面1d1の表示方向が所定の方向でないときには、表示画面1d1の表示方向を表示部1dの傾きの方向に応じて変更すると共に、変更した表示画面1d1の表示方向を直前表示方向に設定する。ここで、表示画面1d1の表示方向における所定の方向は、例えば、鉛直下向きの方向や、事前に設定されたユーザが希望する方向とすることができる。
このとき、例えば、制御部1aは、表示部1dの下方向が、鉛直下向きの方向と一致する場合には、表示画面1d1の下方向が、表示部1dの下方向と一致するように表示画面1d1を回転させる。また、制御部1aは、表示部1dの下方向が、向かって右方向である場合には、表示画面1d1の下方向が、表示部1dの左方向と一致するように表示画面1d1を回転させる。また、制御部1aは、表示部1dの下方向が、鉛直上向きの方向の場合には、表示画面1d1の下方向が、表示部1dの上方向と一致するように表示画面1d1を回転させる。また、制御部1aは、表示部1dの下方向が、向かって左方向の場合には、表示画面1d1の下方向が、表示部1dの右方向と一致するように表示画面1d1を回転させる。このように、制御部1aは、表示画面1d1の自動的な表示方向の変更により、表示画面1d1の方向を表示部1dの傾きの方向に応じて、表示画面1d1の下方向が、鉛直下向きの方向と一致するように回転させることで、ユーザに対して表示画面1d1が見やすいように表示画面1d1の表示方向を制御する。
表示方向検出部1bは、表示部1dに表示されている表示画面1d1の表示方向を検出する。表示方向検出部1bは、例えば制御部1aが表示部1dの表示方向の制御に応じて表示方向検出部1bに最新の表示部1dの表示方向を通知し、表示方向検出部1bは、制御部1aからの通知に基づいて表示画面1d1の表示方向を検出してもよい。
傾き検出部1cは、表示部1dの鉛直下向きの方向に対する傾きの方向を検出する。傾き検出部1cは、例えば、加速度センサやジャイロ等で重力の方向や動作の方向を検出することにより、表示部1dの傾きの方向を検出する。なお、傾き検出部1cは、表示部1dの方向と電子機器1の方向が同一の場合には、電子機器1の傾きを表示部1dの傾きとして方向を検出してもよい。
表示部1dは、一例として文字“A”のような情報を表示する表示画面1d1を複数の方向(例えば、“上”、“下”、“左”、“右”の4方向)で表示可能である。なお、表示部1dは、表示画面1d1を任意の角度で表示可能であってもよい。なお、表示画面1d1に表示される情報は、文字情報に限らず、例えば、動画像または静止画像の画像情報であってもよい。
以上により、表示画面の表示方向の自動的な変更の機能および機能の抑止を適切に制御することが可能になる。
[第2の実施の形態]
図2および図3は、第2の実施の形態の情報処理装置の外観を示す図である。図2に、ディスプレイ部120を開いた状態(通常使用状態)の情報処理装置100の図を示す。図3に、LCD(Liquid Crystal Display)121を上方に向けてディスプレイ部120を閉じた状態(タブレット状態)の情報処理装置100の図を示す。
[第2の実施の形態]
図2および図3は、第2の実施の形態の情報処理装置の外観を示す図である。図2に、ディスプレイ部120を開いた状態(通常使用状態)の情報処理装置100の図を示す。図3に、LCD(Liquid Crystal Display)121を上方に向けてディスプレイ部120を閉じた状態(タブレット状態)の情報処理装置100の図を示す。
図2および図3に示す情報処理装置100は、後述する通常使用状態、タブレット状態および収納状態に変換可能なコンバーチブルタイプのノートPCである。情報処理装置100は、LCD121および画面回転ボタン122を有するディスプレイ部120、キーボード131およびCPU等の電子部品を有する本体部130、ならびにディスプレイ部120と本体部130とを接続する連結部140を有する。
LCD121は、文字または画像を表示する表示画面を有する表示装置である。なお、表示装置としては、LCD以外にも、例えば有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等の他の薄型表示デバイスを用いてもよい。
画面回転ボタン122は、ユーザの押下によりLCD121に表示される表示画面の表示方向を回転する操作(表示方向変更操作)を受け付けるボタンである。なお、本実施の形態では、画面回転ボタン122は、ディスプレイ部120に設けているが、これに限らず、本体部130に設けてもよい。
状態移行ボタン123は、ユーザの押下によりLCD121の表示画面121aの自動回転を行わない一時停止状態に移行する操作(状態移行操作)を受け付けるボタンである。なお、本実施の形態では、状態移行ボタン123は、ディスプレイ部120に設けているが、これに限らず、本体部130に設けてもよい。
キーボード131は、文字の入力およびその他の操作を行うための入力装置である。
連結部140は、ディスプレイ部120および本体部130を開閉可能に連結する開閉軸(図示省略)と、開閉軸と交差し、ディスプレイ部120および本体部130を相対的に回動可能に連結する回動軸(図示省略)とを有する。情報処理装置100は、連結部140が有する開閉軸および回動軸により、本体部130に対してディスプレイ部120を開閉および回動させることによって、図2に示す通常使用状態、図3に示すタブレット状態およびLCD121を内側にしてディスプレイ部120を閉じる図示しない収納状態の3つの状態に変換することができる。
連結部140は、ディスプレイ部120および本体部130を開閉可能に連結する開閉軸(図示省略)と、開閉軸と交差し、ディスプレイ部120および本体部130を相対的に回動可能に連結する回動軸(図示省略)とを有する。情報処理装置100は、連結部140が有する開閉軸および回動軸により、本体部130に対してディスプレイ部120を開閉および回動させることによって、図2に示す通常使用状態、図3に示すタブレット状態およびLCD121を内側にしてディスプレイ部120を閉じる図示しない収納状態の3つの状態に変換することができる。
なお、本実施の形態の情報処理装置100では、コンバーチブルタイプのノートPCについて説明したが、これに限らず、ディスプレイ部と本体部が一体または固定され、常にタブレット状態で使用されるタブレットタイプのノートPCとしてもよい。また、その他のタイプのノートPCであってもよく、さらにノートPC以外の携帯型情報端末装置等の、表示機能を有する電子機器であってもよい。
図4は、第2の実施の形態の情報処理装置のハードウェア構成図である。情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)111によって装置全体が制御されている。CPU111には、バス118を介してRAM(Random Access Memory)112と複数の周辺機器とが接続されている。
RAM112は、情報処理装置100の主記憶装置として使用される。RAM112には、CPU111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM112には、CPU111による処理に必要な各種データが格納される。
バス118に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)113、グラフィック処理装置114、入力インタフェース115、通信インタフェース116および加速度センサ117が接続されている。
HDD113には、情報処理装置100上のOSやアプリケーションが扱うデータが格納される。
グラフィック処理装置114には、LCD121等の表示装置が接続されている。グラフィック処理装置114は、CPU111からの命令に従って、画像をLCD121等の表示装置の表示画面に表示させる。また、グラフィック処理装置114とLCD121とは、例えば、シリアル通信ケーブルで接続され制御信号と画像信号とが交互に送受信される。
グラフィック処理装置114には、LCD121等の表示装置が接続されている。グラフィック処理装置114は、CPU111からの命令に従って、画像をLCD121等の表示装置の表示画面に表示させる。また、グラフィック処理装置114とLCD121とは、例えば、シリアル通信ケーブルで接続され制御信号と画像信号とが交互に送受信される。
入力インタフェース115には、内蔵するキーボード131、LCD121、画面回転ボタン122、状態移行ボタン123等の入力装置が接続されていると共に、外付けされるマウス151等の入力装置が接続可能である。入力インタフェース115は、キーボード131等の入力装置から送られてくる信号を、バス118を介してCPU111に出力する。
通信インタフェース116は、図示しないネットワークに接続されている。通信インタフェース116は、ネットワークを介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行うことができる。
加速度センサ117は、LCD121の鉛直下向きの方向に対する傾きの方向を検出するためにディスプレイ部120に設けられており、情報処理装置100に加わる重力加速度に基づいてLCD121の傾きの方向を検出する。そして、加速度センサ117は、検出した傾きの方向を示すデータをCPU111に出力する。加速度センサ117としては、例えば、ディスプレイ部120のLCD121の表示画面121aに対して平行な平面上のX軸(例えば、LCD121における上下方向の方向軸)およびY軸(例えば、LCD121における左右方向の方向軸)の2軸成分の傾きを検出可能な2軸センサを用いることができる。加速度センサ117は、X軸方向およびY軸方向を組み合わせて、LCD121の平面上の“上”、“下”、“左”、“右”の4方向のLCD121の鉛直方向に対する傾きの方向を検出する。
なお、加速度センサ117が出力する傾きの方向を示すデータは、絶対量(例えば、鉛直下向きの表示画面121aの平面上に対する射影と表示画面121aの平面上における下方向との間の角度)を示すデータでもよいし、瞬間的な傾きの変化量を示すデータであってもよい。
LCD121は、情報処理装置100の動作に従って表示画面121aを、“上”、“下”、“左”、“右”の4方向で表示することができる。また、LCD121は、表面に設けられた表示面の圧力または静電気の変化の検出によって、表示面に対するタッチペンの接触を検出することにより、例えば、文字の入力および表示面に表示されたアイコンの選択等の、ユーザによる入力を受け付けることができる。なお、本実施の形態のLCD121は、表示画面121aを4方向に表示することができるが、これに限らず、表示画面121aを3以下の方向で表示してもよく、5以上の方向(例えば、“上”、“下”、“左”、“右”、“左上”、“右上“、“左下”、“右下”の8方向または連続的に設定可能な無数の方向)に表示してもよい。
画面回転ボタン122は、表示画面121aを回転させることにより表示画面121aの表示方向を変更する表示方向変更操作を受け付ける。詳しくは後述するが、本実施の形態では、ユーザが画面回転ボタン122を1回押下すると、表示画面121aの表示内容が時計回りに90度回転する。これにより、ユーザは、表示画面121aの表示内容が希望する表示方向になるまで画面回転ボタン122の押下を繰り返すことにより、表示画面121aについて希望する表示方向に変更することができる。なお、表示画面121aの表示方向の変更について、これに限らず、例えば、十字キーで直接的に希望する表示方向の入力を受け付けたり、マウス151により希望する表示方向の入力を受け付ける図示しない表示方向入力ウインドウを用意したりする等、任意の操作方法で受け付けてもよい。
状態移行ボタン123は、表示画面121aの自動回転を行わない一時停止状態に移行する状態移行操作を受け付ける。詳しくは後述するが、本実施の形態では、ユーザが状態移行ボタン123を1回押下すると、情報処理装置100の制御部101は、一時停止状態に移行する。これにより、ユーザは、表示画面121aの自動回転が不要である場合に、状態移行ボタン123の押下を行うことにより、自動回転の機能を停止させることができる。なお、一時停止状態の移行について、これに限らず、例えば、マウス151により一時停止状態の移行の入力を受け付ける図示しない状態移行ウインドウや表示画面121aに表示される状態移行ボタンを用意したりする等、任意の操作方法で受け付けてもよい。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
図5は、第2の実施の形態の情報処理装置のブロック図である。図5に示す情報処理装置100は、画像を表示する機能を有する。情報処理装置100は、制御部101、表示方向検出部102、制御情報記憶部103、アプリケーション情報記憶部104、加速度センサ117、LCD121、画面回転ボタン122、状態移行ボタン123を有する。
図5は、第2の実施の形態の情報処理装置のブロック図である。図5に示す情報処理装置100は、画像を表示する機能を有する。情報処理装置100は、制御部101、表示方向検出部102、制御情報記憶部103、アプリケーション情報記憶部104、加速度センサ117、LCD121、画面回転ボタン122、状態移行ボタン123を有する。
制御部101は、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更しない一時停止状態において、表示方向検出部102により表示画面121aの表示方向が、表示可能な方向のうち鉛直下向きの方向に最も近い方向であることが検出された場合、表示画面121aの表示方向をLCD121の傾きの方向に応じて変更する。
具体的には、制御部101は、加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、鉛直下向き方向を±0(度)を基準とし、情報処理装置100に向かって反時計回りの回転を+(正)、時計回りの回転を−(負)として、−44(+316)〜+45(度)の範囲にある場合、LCDの角度を0(度)と判定する。同様に、加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、+46〜+135(度)の範囲にある場合、LCDの角度を90(度)と判定する。加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、+136〜−135(+225)(度)の範囲にある場合、LCDの角度を180(度)と判定する。加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、−134(+226)〜−45(+315)(度)の範囲にある場合、LCDの角度を270(度)と判定する。
また、制御部101は、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更した直前の表示方向である直前表示方向と一致しない場合には、一時停止状態フラグを有効に設定することにより、一時停止状態に移行する。ここで、一時停止状態フラグは、一時停止状態であるときには有効が設定されると共に一時停止状態でないときには無効が設定されることにより一時停止状態であるか否かを有効であるかまたは無効であるかによって示すフラグであり、RAM112に記憶される。これにより、表示画面121aの表示方向と、自動的な変更により直前に変更された表示方向とが異なる場合には、表示方向の自動的な変更が一時的に停止される。
ここで、一時停止状態であっても、ユーザの操作やアプリケーションにより表示画面121aの表示方向を変更することは可能である。また、直前表示方向は、制御部101が、LCD121の傾きの方向に応じて表示画面121aについて変更した直前の表示方向であるため、直前表示方向には、ユーザの操作やアプリケーションにより変更された表示画面121aの表示方向は含まれず、ユーザの操作やアプリケーションにより表示画面121aの表示方向が変更された場合には、直前表示方向は更新されない。これにより、表示画面121aの表示方向を直前表示方向からさらに変更されている場合、すなわち、制御部101によるLCD121の傾きの方向に応じた変更以外の、ユーザやアプリケーションによる表示方向の変更があった場合には、制御部101による自動的な変更を一時的に停止し、ユーザやアプリケーションによって変更された表示方向を維持することができる。
また、制御部101は、一時停止状態フラグが有効であり、一時停止状態である場合には、表示画面121aの表示方向を変更しない。一方、制御部101は、一時停止状態フラグが無効であり、一時停止状態でない場合であって、かつ、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が、所定の方向でないときには、表示画面121aの表示方向をLCD121の傾きの方向に応じて変更すると共に変更した表示画面121aの表示方向を直前表示方向に設定する。ここで、表示画面121aの表示方向における所定の方向は、例えば、鉛直下向きの方向や、事前に設定されたユーザが希望する方向とすることができる。
このとき、制御部101は、LCD121の下方向が鉛直下向きの方向と一致する場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の下方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部101は、LCD121の下方向が、向かって右方向である場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の左方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部101は、LCD121の下方向が、鉛直上向きの方向の場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の上方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部101は、LCD121の下方向が、向かって左方向の場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の右方向と一致するように表示画面121aを回転させる。このように、制御部101は、表示画面121aの自動的な表示方向の変更により、表示画面121aの方向をLCD121の傾きの方向に応じて、表示画面121aの下方向が、鉛直下向きの方向と一致するように回転させることで、ユーザに対して表示画面121aが見やすいように表示画面121aの表示方向を制御する。
また、制御部101は、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が加速度センサ117により検出されたLCD121の傾きの方向と一致する場合には、一時停止状態フラグを無効に設定することにより、一時停止状態を解除する。これにより、表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向と一致する場合には、表示画面121aの表示方向の自動的な変更が行われるように設定される。
また、制御部101は、画面回転ボタン122がユーザによる押下(表示方向変更操作)を受け付けた場合に、押下に応じて表示画面121aの表示方向を時計回りに90度回転させる。これにより、ユーザは表示画面121aの表示角度が希望する角度になるまで画面回転ボタン122の押下を繰り返し行うことにより、表示画面121aの表示方向を希望する角度に変更することができる。
また、制御部101は、アプリケーション情報が有する回転再開フラグが有効である場合には、アプリケーションを終了したときに、一時停止状態フラグを無効に設定する。また、制御部101は、情報処理装置100が省電力モードから復帰した場合、ログオフ状態からログイン状態に移行した場合およびユーザ切り換えを行った場合、一時停止状態フラグを無効に設定する。これにより、例えばアプリケーションの実行時、省電力モードでの動作時、ログオフ状態時、他のユーザの使用時等において表示画面121aの表示方向の自動的な変更が一時的に停止されていた場合に、表示画面121aの表示方向の自動的な変更が再開される。
また、制御部101は、情報処理装置100で動作するアプリケーションの指示に従って、表示画面121aの表示方向を変更する。表示画面121aの表示方向を変更するアプリケーションとして、例えば、動画像や静止画像等の画像情報およびテキスト情報等の情報を表示画面121aに表示するアプリケーションや、音楽再生アプリケーション等の各種アプリケーションであって操作画面やその他の情報を表示画面121aに表示する際に表示方向を変更させるもの等がある。
また、制御部101は、加速度センサ117により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更する状態(一時停止フラグが無効に設定されており、一時停止状態が解除されている状態)において、状態移行ボタン123がユーザによる押下(状態移行操作)を受け付けた場合には、一時停止フラグを有効に設定する。これに従って、制御部101は、加速度センサ117により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更しない一時停止状態に移行する。これにより、ユーザは、表示画面121aの自動回転が不要である場合に、状態移行ボタン123の押下を行うことにより、自動回転の機能を停止させることができる。
表示方向検出部102は、LCD121に表示されている表示画面121aの表示方向を検出する。表示方向検出部102は、例えば制御部101が制御部101による表示方向の自動的な変更およびユーザやアプリケーションによる変更の都度、表示画面121aの表示方向の制御に応じて表示方向検出部102にLCD121の表示方向を通知する。なお、表示方向検出部102は、制御部101からの通知に基づいて表示画面121aの表示方向を検出してもよい。
制御情報記憶部103は、詳しくは図6において後述するが、加速度センサ117が取得したLCD121の方向、表示方向検出部102が取得した表示画面121aの表示方向および制御部101が変更した表示画面121aの表示方向を示す制御情報を記憶する。
アプリケーション情報記憶部104は、アプリケーションの終了時に制御部101による表示画面121aの表示方向の変更を再開するか否かを示す回転再開フラグを有するアプリケーション情報を記憶する。
加速度センサ117は、LCD121の鉛直下向きの方向に対する傾きの方向を検出する。加速度センサ117は、加速度センサ117に加えられる加速度に基づいて重力の方向を検出することにより、LCD121の傾きの方向を1度刻みの角度によって検出する。なお、情報処理装置100は、加速度に限らず、例えばジャイロ等により動作の方向を検出して、LCD121の傾きの方向を検出してもよい。また、加速度センサ117は、LCD121の方向と情報処理装置100の方向が同一の場合には、情報処理装置100の傾きの方向をLCD121の傾きとして方向を検出してもよい。
LCD121は、情報を表示する表示画面121aを“上”、“下”、“左”、“右”の4方向で表示可能である。なお、これに限らず、LCD121は、表示画面121aを3以下または5以上の方向で表示可能であってもよい。また、LCD121は、これに限らず、表示画面121aを任意の角度で表示可能であってもよい。また、表示画面121aには、文字情報や、動画像または静止画像の画像情報等の情報を表示することができる。
画面回転ボタン122は、ユーザによる表示画面121aの表示方向を変更する操作である表示方向変更操作を受け付ける。ユーザが画面回転ボタン122を押下すると、表示画面121aの表示方向が時計回りに90度回転する。
ここで、ユーザは、画面回転ボタン122を1回押下することにより、表示画面121aの表示方向を90度回転させることができる。これにより、ユーザは表示画面121aが希望する角度になるまで複数回押下することにより、表示画面121aを希望の角度に調整することができる。
状態移行ボタン123は、ユーザによる加速度センサ117により検出された表示画面121aの表示方向がLCD121の傾きの方向に応じて変更しない一時停止状態に移行する操作である状態移行操作を受け付ける。一時停止状態が解除されている状態において、ユーザが状態移行ボタン123を押下すると、一時停止状態に移行する。これにより、ユーザは、表示画面121aの自動回転が不要である場合に、状態移行ボタン123の押下を行うことにより、自動回転の機能を停止させることができる。
一般に、表示画面の表示方向を自動的に変更する情報処理装置において、センサにより検出された情報処理装置の方向と、実際にユーザが表示画面を見ている方向とが一致しない場合もある。この場合、検出した情報処理装置の方向に応じて表示画面の表示方向が決定されるので、ユーザが表示画面を見ている方向とユーザが希望する表示画面の表示方向とが一致しない場合がある。
一般に、表示画面の表示方向を自動的に変更する情報処理装置において、センサにより検出された情報処理装置の方向と、実際にユーザが表示画面を見ている方向とが一致しない場合もある。この場合、検出した情報処理装置の方向に応じて表示画面の表示方向が決定されるので、ユーザが表示画面を見ている方向とユーザが希望する表示画面の表示方向とが一致しない場合がある。
これに関しては、情報処理装置の方向を検出し、検出した方向に応じて表示画面の表示方向を自動的に変更する、自動的な表示方向の変更が設定する方向(例えば、表示画面の下方が鉛直方向)とユーザが希望する表示画面の表示方向(例えば、表示画面の下方が右方向)が一致しない場合は、表示画面を任意の方向に切り換える表示回転ボタン等を設けて、表示画面の表示方向をユーザが希望する方向に切り換え可能にすることも考えられる。
しかしこの場合、検出した情報処理装置の方向に応じて表示画面を表示画面の下方が鉛直方向になるように変更した後に、さらにユーザが手動で表示画面の表示方向を表示画面の下方が右方向になるように変更すると、さらに自動的な表示方向の変更機能が検出した情報処理装置の方向に応じて、表示画面を表示画面の下方が鉛直方向になるように変更してしまう。このように、情報処理装置の方向を検出して自動的に変更した表示画面の表示方向と、ユーザが希望する表示画面の表示方向とが異なる場合に、ユーザが手動で表示方向を変更しても希望する表示画面の表示方向に表示させることができない場合が生じ得る。
これに対して、情報処理装置100では、制御部101が、表示画面121aの表示方向が、自動的な変更による表示方向と異なる場合には、表示方向の自動的な変更を一時的に停止する。これにより、ユーザが表示方向を変更したときには表示方向の自動的な変更を停止することができ、表示画面121aの表示方向の変更を適切に制御することが可能になる。
図6は、第2の実施の形態の制御テーブルを示す図である。図6に示す制御テーブル103aは、制御部101によって作成および管理されると共に、制御情報記憶部103として機能するHDD113に格納されている。制御テーブル103aは、情報処理装置100の方向および表示画面121aの表示方向を示し、表示画面121aの表示方向の制御に使用する制御情報を格納するテーブルである。
制御テーブル103aには、最新の情報処理装置100のLCD121の傾きの方向を示す項目である“G1”、表示画面121aの最新の表示方向を示す項目である“D1”および表示画面121aのD1の直前の自動的な変更で回転した表示方向を示す項目である“D2”が設けられている。各項目の情報同士が互いに関連付けられて、制御情報を構成する。
G1は、最後に取得された情報処理装置100の傾きの方向を角度により示す値である。G1は、“0”、“90”“180”、“270”(度)のいずれかの値をとる。情報処理装置100が有するLCD121の平面上における下方向が、鉛直方向のLCD121の平面上への射影と一致する場合、すなわち、LCD121の上下方向が鉛直方向の上下方向と一致する場合、G1は“0”となる。また、鉛直方向のLCD121の平面上への射影の方向が、LCD121の平面上における下方向から反時計回りに90度回転させた方向である場合、すなわち、G1が“0”の状態からLCD121を向かって反時計回りに90度回転させた場合、G1は“90”となる。同様に、鉛直方向のLCD121の平面上への射影の方向が、LCD121の平面上における下方向から反時計回りに180度回転させた方向である場合、すなわち、LCD121の上方向が鉛直方向と一致する場合、G1は“180”となる。同様に、鉛直方向のLCD121の平面上への射影の方向が、LCD121の平面上における下方向から反時計回りに270度回転させた方向である場合、すなわち、LCD121を向かって時計回りに90度回転させた場合、G1は“270”となる。情報処理装置100の起動時等に設定されるG1の初期値は“0”である。
D1は、最新の表示画面121aの表示方向を角度により示す値である。D1は、“0”、“90”“180”、“270”(度)のいずれかの値をとる。LCD121の平面上における下方向が、LCD121に表示された表示画面121a上における下方向と一致する場合、D1は“0”となる。また、LCD121の平面上における下方向が、LCD121に表示された表示画面121a上における下方向から時計回りに90度回転させた方向である場合、すなわち、表示画面121aをLCD121に対して時計回りに90度回転させた場合、D1は“90”となる。同様に、LCD121の平面上における下方向が、LCD121に表示された表示画面121a上における下方向から時計回りに180度回転させた方向である場合、すなわち、表示画面121aの上方向がLCD121の下方向と一致する場合、D1は“180”となる。同様に、LCD121の平面上における下方向が、LCD121に表示された表示画面121a上における下方向から時計回りに270度回転させた方向である場合、すなわち、表示画面121aをLCD121に対して反時計回りに90度回転させた場合、D1は“270”となる。情報処理装置100の起動時等に設定されるD1の初期値は“0”である。
D2は、直前の自動的な変更により回転した表示画面121aの表示方向を角度により示す値である。D2は、“−1”、“0”、“90”“180”、“270”(度)のいずれかの値をとる。情報処理装置100の起動時等に設定されるD1の初期値は“0”である。情報処理装置100の起動時等に設定されるD2の初期値は“−1”である。これにより、初期状態ではD2≠D1となる。
本実施の形態では、G1,D1,D2(初期値を除く)は、“0”、“90”“180”、“270”(度)のいずれかの値をとるが、これに限らず、任意の角度(例えば、45度等)ごとに区分された値であってもよい。
図7は、第2の実施の形態のアプリケーションテーブルを示す図である。図7に示すアプリケーションテーブル104aは、制御部101によって作成および管理されると共に、アプリケーション情報記憶部104として機能するHDD113に格納されている。アプリケーションテーブル104aは、アプリケーションの終了時に制御部101による表示画面121aの自動的な表示方向の変更を再開するか否かを示すアプリケーション情報を格納するテーブルである。
アプリケーションテーブル104aには、アプリケーションを識別する名称を示す項目である“アプリケーション名”、アプリケーションの情報処理装置100における所在を示す項目である“パス”およびアプリケーションの終了後に表示画面121aの一時停止状態を解除して自動的な表示方向の変更を再開するか否かを示す項目である“回転再開フラグ”が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、アプリケーション情報を構成する。
アプリケーション名は、情報処理装置100で実行されるアプリケーションを一意に特定可能な名称を示す情報である。
パスは、アプリケーションの所在を示す情報である。
パスは、アプリケーションの所在を示す情報である。
回転再開フラグは、アプリケーションの終了後に表示画面121aの自動的な表示方向の変更を再開するか否かを示すフラグである。情報処理装置100がアプリケーションの終了後に一時停止状態を解除する場合には、回転再開フラグに“TRUE”が設定される。情報処理装置100がアプリケーションの終了後に一時停止状態に移行する場合には、回転再開フラグに“FALSE”が設定される。
図8から図10は、第2の実施の形態の情報処理装置の方向と表示画面の表示方向との関係を示す図である。以下に、図8(A)、図8(B)、図9(A)、図9(B)、図10(A)、図10(B)の順に、情報処理装置100の方向および表示画面121aの表示方向が変更された場合について、図8(A)から図10(B)に従って説明する。
ここで、図8(A)から図10(B)のそれぞれの図において、矢印Aが指す向きを右とし、矢印Bが指す向きを鉛直方向とする。
情報処理装置100は、通常使用状態やタブレット状態で使用する場合に、加速度センサ117による情報処理装置100の方向の検出やユーザの画面回転ボタン122の操作に応じて、表示画面121aの方向である表示方向を切り換える。これにより、ユーザは、LCD121を縦方向に使用することができると共に、LCD121を横方向に使用することもできる。図8から図10では、タブレット状態の情報処理装置100を例示して説明するが、通常使用状態でも同様である。また、本実施の形態では、LCD121がある面を正面100aとし、情報処理装置100の画面回転ボタン122に近い側面をタブレット状態の情報処理装置100の底面100bとする。また、LCD121の中央から見て底面100bがある方向を、LCD121の下方向とする。
情報処理装置100は、通常使用状態やタブレット状態で使用する場合に、加速度センサ117による情報処理装置100の方向の検出やユーザの画面回転ボタン122の操作に応じて、表示画面121aの方向である表示方向を切り換える。これにより、ユーザは、LCD121を縦方向に使用することができると共に、LCD121を横方向に使用することもできる。図8から図10では、タブレット状態の情報処理装置100を例示して説明するが、通常使用状態でも同様である。また、本実施の形態では、LCD121がある面を正面100aとし、情報処理装置100の画面回転ボタン122に近い側面をタブレット状態の情報処理装置100の底面100bとする。また、LCD121の中央から見て底面100bがある方向を、LCD121の下方向とする。
図8(A)は、LCD121の下方向が、矢印Bが示す鉛直方向のLCD121に対する射影の方向と一致(G1=0)するように情報処理装置100が配置された場合において、一例として示す「A」の文字が表示された表示画面121aの表示方向の下方向がLCD121の下方向と一致(D1=0)して表示されている状態を示す。また、このとき情報処理装置100は、一時停止状態を解除しているものとする。
図8(B)は、図8(A)の状態から、情報処理装置100の方向を回転させることにより、LCD121の下方向が、矢印Bが示す鉛直方向のLCD121に対する射影の方向から反時計回りに90度(G1=90)回転した状態で情報処理装置100が配置された場合を示す。また、このとき、一時停止状態を解除している情報処理装置100の自動的な表示方向の変更により、図8(A)の状態から、表示画面121aの表示方向がLCD121の下方向から時計回りに90度(D1=90)回転して表示されている。また、このとき直前表示方向を示すD2に、これにより制御部101による表示画面121aの変更された表示方向である“90”が設定される。
図9(A)は、図8(B)と同様に、LCD121の下方向が、矢印Bが示す鉛直方向のLCD121に対する射影の方向から反時計回りに90度(G1=90)回転した状態で情報処理装置100が配置されており、かつ、図8(B)の状態から、ユーザが画面回転ボタン122を操作することにより、表示画面121aの方向がLCD121の下方向と一致(D1=0)して表示されている状態を示す。
ここで、ユーザは、画面回転ボタン122を1回押下することにより、制御情報のD1が“90”増加することで、表示画面121aの表示方向を90度回転させることができる。なお、ユーザが画面回転ボタン122を押下することによりD1が“360”となった場合には、D1を“0”に補正する。これにより、ユーザは表示画面121aが希望する角度になるまで複数回押下することにより、表示画面121aを希望の角度に調整することができる。
また、このとき情報処理装置100は、詳しくは図11に示す画面表示方向制御処理で後述するが、最新の表示画面121aの表示方向を示す角度であるD1が、図8(B)で回転した直前表示方向を示すD2(D2=90)と異なる(D1=0≠D2=90)ので一時停止状態に移行する。
図9(B)は、情報処理装置100の方向は図9(A)と同一である。また、図9(A)により一時停止状態に移行しているので、表示画面121aの自動的な表示方向の変更が行われず、表示画面121aの表示方向を示すD1が図9(A)と同一(D1=0)である。
図10(A)は、図9(B)の状態から、情報処理装置100の方向を回転させることにより、LCD121の下方向が、矢印Bが示す鉛直方向のLCD121に対する射影の方向と一致(G1=0)するように情報処理装置100が配置された場合を示す。また、このとき、情報処理装置100は、図9(A)において一時停止状態に移行しているので、表示画面121aの自動的な表示方向の変更が行われず、表示画面121aの表示方向を示すD1が図9(A)と同一(D1=0)である。これにより、このとき情報処理装置100は、詳しくは図11に示す画面表示方向制御処理で後述するが、表示画面121aの表示方向を示すD1が、情報処理装置100の方向と一致(D1=G1=0)するため、一時停止状態を解除する。
図10(B)は、図10(A)の状態から、情報処理装置100の方向を回転させることにより、LCD121の下方向が、矢印Bが示す鉛直方向のLCD121に対する射影の方向から反時計回りに90度(G1=90)回転した状態で情報処理装置100が配置された場合を示す。また、このとき、図10(A)において一時停止状態を解除している情報処理装置100の自動的な表示方向の変更により、図10(A)の状態から、表示画面121aの方向がLCD121の下方向から時計回りに90度(D1=90)回転して表示されている。
以上のように、情報処理装置100は、図9(A)に示すように、LCD121の方向と表示画面121aの方向とが一致すると、一時停止状態に移行することにより、情報処理装置100が回転しても表示画面121aの制御部101による自動的な回転を行わない。また、情報処理装置100は、図10(A)に示すように、LCD121の回転角度と表示画面121aの表示画面回転角度が一致(すなわち、鉛直方向と表示画面121aの下方向とが一致)すると、一時停止状態を解除して再び表示画面121aの自動的な回転を行う。
図11から図13は、第2の実施の形態の画面表示方向制御処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の情報処理装置100は、画面表示方向制御処理により、情報処理装置100のLCD121の方向に基づいて表示画面121aの表示方向を制御する。本実施の形態では、情報処理装置100によってLCD121に表示画面121aが表示されている間、画面表示方向制御処理が実行される。以下、画面表示方向制御処理について説明する。
[ステップS11]制御部101は、所定時間(例えば、1秒間)待機する。これにより、情報処理装置100のLCD121の方向の取得および表示画面121aの表示方向の取得の動作の周期が一定に制御される。
[ステップS12]制御部101は、加速度センサ117によってLCD121の方向を検出させると共に検出されたLCD121の方向を取得し、取得したLCD121の方向に応じて制御情報記憶部103に記憶されているLCD121の傾きの方向を示すG1を設定する。
[ステップS13]制御部101は、表示方向検出部102によって表示画面121aの最新の表示方向を検出させると共に検出された表示画面121aの表示方向を取得し、取得した表示画面121aの方向に応じて制御情報記憶部103に記憶されている最新の表示画面121aの表示方向を示すD1を設定する。
[ステップS14]制御部101は、RAM112に記憶されている一時停止状態であるか否かを示す一時停止状態フラグを参照して、一時停止状態であるか否かを判定する。一時停止状態であれば、処理はステップS21(図12)に進められる。一方、一時停止状態でなければ、処理はステップS15に進められる。情報処理装置100が一時停止状態であるときには、一時停止状態フラグに有効を示す値(例えば、“1”)が設定され、情報処理装置100が一時停止状態でないときには、一時停止状態フラグに無効を示す値(例えば、“0”)が設定される。なお、本実施の形態では、一時停止状態フラグは、初期状態では無効を示す値が設定されるものとするが、これに限らず、初期状態において一時停止状態フラグに有効を示す値が設定されてもよい。
[ステップS15]制御部101は、直前表示方向を示すD2が“−1”であるか、またはD2とD1とが等しいかのいずれかが成立するか否かを判定する。いずれかが成立すれば、処理はステップS16に進められる。一方、いずれも成立しなければ、処理はステップS17に進められる。
[ステップS16]制御部101は、D1とG1とが等しいか否かを判定する。D1とG1とが等しければ、処理はステップS11に進められる。一方、D1とG1とが等しくなければ、処理はステップS31(図13)に進められる。
[ステップS17]制御部101は、一時停止状態フラグに有効を示す値を設定し、一時停止状態に移行させる。
[ステップS21]制御部101は、D1とG1とが等しいか否かを判定する。D1とG1とが等しければ、処理はステップS22に進められる。一方、D1とG1とが等しくなければ、処理はステップS11に進められる。
[ステップS21]制御部101は、D1とG1とが等しいか否かを判定する。D1とG1とが等しければ、処理はステップS22に進められる。一方、D1とG1とが等しくなければ、処理はステップS11に進められる。
[ステップS22]制御部101は、一時停止状態フラグに無効を示す値を設定し、一時停止状態を解除する。その後、処理はステップS11に進められる。
[ステップS31]制御部101は、表示画面121aの方向をLCD121の傾きの方向であるG1に応じて、表示画面121aの下方向が、鉛直下向きの方向と一致するように回転させる。
[ステップS31]制御部101は、表示画面121aの方向をLCD121の傾きの方向であるG1に応じて、表示画面121aの下方向が、鉛直下向きの方向と一致するように回転させる。
このとき、制御部101は、LCD121の傾きの方向を示すG1が“0”(LCD121の下方向が鉛直下向きの方向と一致)の場合には、D1=“0”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の下方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部101は、G1が“90”(LCD121の下方向が、向かって右方向)の場合には、D1=“90”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の左方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部101は、G1が“180”(LCD121の下方向が、鉛直上向きの方向)の場合には、D1=“180”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の上方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部101は、G1が“270”(LCD121の下方向が、向かって左方向)の場合には、D1=“270”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の右方向と一致するように表示画面121aを回転させる。
[ステップS32]制御部101は、ステップS31で回転させた表示画面121aの表示方向に応じて制御情報記憶部103に記憶されているD2を設定する。その後、処理はステップS11に進められる。
図14は、第2の実施の形態の復帰処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の情報処理装置100は、省電力モードから復帰した場合、ログオフ状態においてユーザがログインした場合およびユーザの切り換えを行った場合に、情報処理装置100の自動的な表示方向の変更について初期化を行うために復帰処理を実行する。情報処理装置100は、復帰処理を実行することにより、省電力モードからの復帰後や、ユーザのログイン後およびユーザ切り換え後において一時停止状態フラグおよびD2を初期化することができ、画面表示方向制御処理を正しく実行することができる。以下、復帰処理について説明する。
[ステップS41]制御部101は、RAM112に記憶されている一時停止状態フラグに無効を示す値を設定し、一時停止状態を解除する。
[ステップS42]制御部101は、制御情報記憶部103に記憶されているD2に“−1”を設定して初期化する。その後、処理は終了する。これに基づいて、情報処理装置100において、復帰処理によって初期化された一時停止状態フラグおよびD2に基づいて、画面表示方向制御処理が実行される。
[ステップS42]制御部101は、制御情報記憶部103に記憶されているD2に“−1”を設定して初期化する。その後、処理は終了する。これに基づいて、情報処理装置100において、復帰処理によって初期化された一時停止状態フラグおよびD2に基づいて、画面表示方向制御処理が実行される。
図15は、第2の実施の形態の画面回転ボタン押下処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の情報処理装置100は、表示画面121aの表示方向を変更する画面回転ボタン122の押下による表示方向変更操作を検出した場合に、画面回転ボタン押下処理を実行する。情報処理装置100は、画面回転ボタン押下処理を実行することにより、表示画面121aの表示方向を、ユーザが希望する表示方向に変更することができる。以下、画面回転ボタン押下処理について説明する。
[ステップS51]制御部101は、制御情報記憶部103からD1を取得する。
[ステップS52]制御部101は、ステップS51で取得したD1に“90”を加算した値をD1に設定する。
[ステップS52]制御部101は、ステップS51で取得したD1に“90”を加算した値をD1に設定する。
[ステップS53]制御部101は、ステップS52で設定したD1に応じて表示画面121aの表示方向を変更する。その後、処理は終了する。これにより、表示画面121aの表示方向が時計回りに90度回転する。ユーザは、表示画面121aの表示方向が希望する方向になるまで画面回転ボタン122の押下を繰り返すことにより、表示画面121aの表示方向を希望する方向に変更することができる。
なお、本実施の形態では、画面回転ボタン122のユーザによる押下に応じて表示画面121aの表示方向が時計回りに90度回転するが、これに限らず、例えば45度回転する等、任意の角度で回転してもよい。また、画面回転ボタン122のユーザによる押下に応じて表示画面121aの表示方向が反時計回りに回転してもよい。また、ユーザが表示画面121aの表示方向を直接指定(例えば、“1”が入力された場合には上方向等)して入力し、情報処理装置100はユーザの表示方向の指定を受け付け、受け付けた表示方向で表示画面121aを表示してもよい。また、情報処理装置100は、ユーザによる表示画面121aの表示方向の指定を直接受け付ける複数の方向ボタン等の入力装置を有してもよい。また、情報処理装置100は、ユーザによる表示画面121aの表示方向の指定を直接受け付ける、複数の方向を選択して入力可能なアイコンや複数の方向を選択して入力可能な入力ウインドウを表示画面121aに表示してもよい。
図16は、第2の実施の形態のアプリケーション終了処理の手順を示すフローチャートである。情報処理装置100で実行されるアプリケーションには、例えば、動画像や静止画像を表示するアプリケーション等のうち、表示方向を変更させることを意図しないために表示画面121aの表示方向の変更に適さず、一定の方向のみにしか適応していないアプリケーション等、アプリケーションの実行中は表示画面121aの表示方向の変更を制限する場合がある。本実施の形態の情報処理装置100は、表示画面121aの表示方向の変更を制限するアプリケーションを終了した場合に、アプリケーション終了処理を実行する。情報処理装置100は、アプリケーション終了処理を実行することにより、表示方向の変更を制限するアプリケーションの終了後において一時停止状態フラグおよびD2を初期化することができ、画面表示方向制御処理を正しく実行することができる。以下、アプリケーション終了処理について説明する。
[ステップS61]制御部101は、アプリケーション情報記憶部104からアプリケーション情報を取得する。
[ステップS62]制御部101は、ステップS61で取得したアプリケーション情報を参照して、終了したアプリケーションはアプリケーション情報に設定されているか否かを判定する。設定されていれば、処理はステップS63に進められる。一方、設定されていなければ、処理は終了する。
[ステップS62]制御部101は、ステップS61で取得したアプリケーション情報を参照して、終了したアプリケーションはアプリケーション情報に設定されているか否かを判定する。設定されていれば、処理はステップS63に進められる。一方、設定されていなければ、処理は終了する。
[ステップS63]制御部101は、ステップS61で取得したアプリケーション情報を参照して、終了したアプリケーションの回転再開フラグの値は“TRUE”であるか否かを判定する。値が“TRUE”であれば、処理はステップS64に進められる。一方、値が“FALSE”であれば、処理は終了する。
[ステップS64]制御部101は、RAM112に記憶されている一時停止状態フラグに無効を示す値を設定し、一時停止状態を解除する。
[ステップS65]制御部101は、制御情報記憶部103に記憶されているD2に“−1”を設定して初期化する。その後、処理は終了する。これに基づいて、情報処理装置100において、アプリケーション終了処理によって初期化された一時停止状態フラグおよびD2に基づいて、画面表示方向制御処理が実行される。
[ステップS65]制御部101は、制御情報記憶部103に記憶されているD2に“−1”を設定して初期化する。その後、処理は終了する。これに基づいて、情報処理装置100において、アプリケーション終了処理によって初期化された一時停止状態フラグおよびD2に基づいて、画面表示方向制御処理が実行される。
図17は、第2の実施の形態の状態移行ボタン押下処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の情報処理装置100は、一時停止状態に移行する状態移行ボタン123の押下による状態移行操作を検出した場合に、状態移行ボタン押下処理を実行する。情報処理装置100は、状態移行ボタン押下処理を実行することにより、情報処理装置100を一時停止状態に移行し、加速度センサ117により検出された表示画面121aの表示方向をLCD121の傾きの方向に応じて変更しない状態に移行することができる。以下、状態移行ボタン押下処理について説明する。
[ステップS71]制御部101は、一時停止状態フラグに有効を示す値を設定し、一時停止状態に移行する。その後、処理は終了する。これにより、ユーザは、一時停止状態が解除されている状態において、表示画面121aの表示方向を自動回転により回転させたくない場合には、状態移行ボタン123を押下することにより、一時停止状態に移行して、自動回転の機能を一時的に停止させることができる。
なお、本実施の形態では、一時停止状態でない場合において、状態移行ボタン123のユーザによる押下に応じて一時停止状態に移行されるが、これに限らず、一時停止状態である場合において、状態移行ボタン123のユーザによる押下に応じて一時停止状態を解除してもよい。また、一時停止状態である場合において、画面回転ボタン122のユーザによる押下に応じて、表示方向の変更と同時にまたは表示方向の変更とは別個に、一時停止状態が解除されてもよい。
なお、本実施の形態では、加速度センサ117をディスプレイ部120に設けてLCD121の傾きの方向を検出し、検出したLCD121の傾きの方向に基づいて表示画面121aの表示方向を変更するが、これに限らず、本体部130等、情報処理装置100の他の場所に設けて、情報処理装置100の傾きの方向に基づいて表示画面121aの表示方向を変更してもよい。
以上に示すように、第2の実施の形態によれば、制御部101が、表示画面121aの表示方向が、情報処理装置100の方向の検出に基づく自動的な変更による表示方向と異なる場合には、一時停止状態に移行して表示方向の自動的な変更を一時的に停止する。これにより、ユーザやアプリケーションが表示画面121aの表示方向を変更した場合には、表示方向の自動的な変更を実行せずにユーザやアプリケーションの表示方向の変更を優先することで、表示画面121aの表示方向の自動的な変更の機能および機能の抑止を適切に制御することができる。
また、制御部101が、表示画面121aの表示方向が鉛直下向きである場合には、一時停止状態を解除して表示画面121aの表示方向の自動的な変更を行うことで、ユーザが無意識のうちに表示画面121aの下方向が鉛直下向きになるように見ようとして、情報処理装置100の向きを回転させて表示画面121aの表示方向を鉛直下向きにした場合には、ユーザやアプリケーションが変更した表示方向の優先を取り消して、一時的に停止された表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部101が、表示画面121aの表示方向が鉛直下向きである場合には、一時停止状態を解除して表示画面121aの表示方向の自動的な変更を行うことで、ユーザが意図的に自動的な表示方向の変更を再開させたい場合には、表示画面121aの表示方向を鉛直下向きになるように情報処理装置100のLCD121の方向を回転させることにより、ユーザやアプリケーションが変更した表示方向の優先を取り消して、一時的に停止された表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部101が、画面回転ボタン122がユーザによる押下に応じて表示画面121aの表示方向を時計回りに90度回転させることで、ユーザは表示画面121aの表示角度が希望する角度になるまで画面回転ボタン122の押下を繰り返し行うことにより、表示画面121aの表示方向を希望する角度に変更することができる。
また、制御部101が、アプリケーション情報が有する回転再開フラグが有効である場合には、アプリケーションの終了時に一時停止状態フラグを無効に設定する。これにより、表示画面121aの表示方向の自動的な変更を停止するために一時停止状態フラグを自動的に有効にしてしまうアプリケーションが使用されていた場合にも、そのようなアプリケーションの終了後に、表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部101が、情報処理装置100が省電力モードから復帰した場合、ログオフ状態からログイン状態に移行した場合およびユーザ切り換えを行った場合、一時停止状態フラグを無効に設定する。これにより、例えばアプリケーションの実行時、省電力モードでの動作時、ログオフ状態時、他のユーザの使用時等において表示画面121aの表示方向の自動的な変更が一時的に停止されていた場合に、表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部101が、一時停止状態が解除されている状態において、ユーザが状態移行ボタン123を操作した場合には、一時停止状態に移行して表示方向の自動的な変更を一時的に停止する。これにより、ユーザが表示方向の自動変更を不要であると考える場合には、表示方向の自動的な変更を実行せずにユーザやアプリケーションの表示方向の変更を優先することで、表示画面121aの表示方向の自動的な変更の機能および機能の抑止を適切に制御することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。上記の第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。
次に、第3の実施の形態について説明する。上記の第2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いると共に説明を省略する。
第3の実施の形態では、表示方向を変更するか否かを決定する閾値が設定されている。そして、表示部の傾きの角度が所定時間内に所定回数閾値を超えた場合には、一時停止状態を解除する。また、以上の点で、第3の実施の形態は、第2の実施の形態と異なる。
図18は、第3の実施の形態の情報処理装置のブロック図である。図18に示す情報処理装置200は、画像を表示する機能を有する。情報処理装置200は、制御部201、表示方向検出部102、制御情報記憶部103、アプリケーション情報記憶部104、検出傾き情報記憶部205、加速度センサ117、LCD121、画面回転ボタン122、状態移行ボタン123を有する。
制御部201は、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更しない一時停止状態において、表示方向検出部102により表示画面121aの表示方向が、表示可能な方向のうち鉛直下向きの方向に最も近い方向であることが検出された場合、表示画面121aの表示方向をLCD121の傾きの方向に応じて変更する。
具体的には、制御部201は、加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、鉛直下向き方向を±0(度)を基準とし、情報処理装置100に向かって反時計回りの回転を+(正)、時計回りの回転を−(負)として、−44(+316)〜+45(度)の範囲にある場合、LCDの角度を0(度)と判定する。同様に、加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、+46〜+135(度)の範囲にある場合、LCDの角度を90(度)と判定する。加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、+136〜−135(+225)(度)の範囲にある場合、LCDの角度を180(度)と判定する。加速度センサ117によって検出されたLCD121の角度が、−134(+226)〜−45(+315)(度)の範囲にある場合、LCDの角度を270(度)と判定する。
また、制御部201は、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更した直前の表示方向である直前表示方向と一致しない場合には、一時停止状態フラグを有効に設定することにより、一時停止状態に移行する。ここで、一時停止状態フラグは、一時停止状態であるときには有効が設定されると共に一時停止状態でないときには無効が設定されることにより一時停止状態であるか否かを有効であるかまたは無効であるかによって示すフラグであり、RAM112に記憶される。これにより、表示画面121aの表示方向と、自動的な変更により直前に変更された表示方向とが異なる場合には、表示方向の自動的な変更が一時的に停止される。
ここで、一時停止状態であっても、ユーザの操作やアプリケーションにより表示画面121aの表示方向を変更することは可能である。また、直前表示方向は、制御部201が、LCD121の傾きの方向に応じて表示画面121aについて変更した直前の表示方向であるため、直前表示方向には、ユーザの操作やアプリケーションにより変更された表示画面121aの表示方向は含まれず、ユーザの操作やアプリケーションにより表示画面121aの表示方向が変更された場合には、直前表示方向は更新されない。これにより、表示画面121aの表示方向を直前表示方向からさらに変更されている場合、すなわち、制御部201によるLCD121の傾きの方向に応じた変更以外の、ユーザやアプリケーションによる表示方向の変更があった場合には、制御部201による自動的な変更を一時的に停止し、ユーザやアプリケーションによって変更された表示方向を維持することができる。
また、制御部201は、一時停止状態フラグが有効であり、一時停止状態である場合には、表示画面121aの表示方向を変更しない。一方、制御部201は、一時停止状態フラグが無効であり、一時停止状態でない場合であって、かつ、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が、所定の方向でないときには、表示画面121aの表示方向をLCD121の傾きの方向に応じて変更すると共に変更した表示画面121aの表示方向を直前表示方向に設定する。ここで、表示画面121aの表示方向における所定の方向は、例えば、鉛直下向きの方向や、事前に設定されたユーザが希望する方向とすることができる。
このとき、制御部201は、LCD121の下方向が鉛直下向きの方向と一致する場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の下方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部201は、LCD121の下方向が、向かって右方向である場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の左方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部201は、LCD121の下方向が、鉛直上向きの方向の場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の上方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部201は、LCD121の下方向が、向かって左方向の場合には、表示画面121aの下方向が、LCD121の右方向と一致するように表示画面121aを回転させる。このように、制御部201は、表示画面121aの自動的な表示方向の変更により、表示画面121aの方向をLCD121の傾きの方向に応じて、表示画面121aの下方向が、鉛直下向きの方向と一致するように回転させることで、ユーザに対して表示画面121aが見やすいように表示画面121aの表示方向を制御する。
また、制御部201は、表示方向検出部102により検出された表示画面121aの表示方向が加速度センサ117により検出されたLCD121の傾きの方向と一致する場合には、一時停止状態フラグを無効に設定することにより、一時停止状態を解除する。これにより、表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向と一致する場合には、表示画面121aの表示方向の自動的な変更が行われるように設定される。
また、制御部201は、画面回転ボタン122がユーザによる押下(表示方向変更操作)を受け付けた場合に、押下に応じて表示画面121aの表示方向を時計回りに90度回転させる。これにより、ユーザは表示画面121aの表示角度が希望する角度になるまで画面回転ボタン122の押下を繰り返し行うことにより、表示画面121aの表示方向を希望する角度に変更することができる。
また、制御部201は、アプリケーション情報が有する回転再開フラグが有効である場合には、アプリケーションを終了したときに、一時停止状態フラグを無効に設定する。また、制御部201は、情報処理装置200が省電力モードから復帰した場合、ログオフ状態からログイン状態に移行した場合およびユーザ切り換えを行った場合、一時停止状態フラグを無効に設定する。これにより、例えばアプリケーションの実行時、省電力モードでの動作時、ログオフ状態時、他のユーザの使用時等において表示画面121aの表示方向の自動的な変更が一時的に停止されていた場合に、表示画面121aの表示方向の自動的な変更が再開される。
また、制御部201は、情報処理装置200で動作するアプリケーションの指示に従って、表示画面121aの表示方向を変更する。表示画面121aの表示方向を変更するアプリケーションとして、例えば、動画像や静止画像等の画像情報およびテキスト情報等の情報を表示画面121aに表示するアプリケーションや、音楽再生アプリケーション等の各種アプリケーションであって操作画面やその他の情報を表示画面121aに表示する際に表示方向を変更させるもの等がある。
また、制御部201は、所定時間(例えば、3秒間)の間、検出傾き情報記憶部205に記憶されている検出傾き情報に基づいて傾きの角度が所定の閾値を超えていない場合には、表示画面121aの表示方向をLCD121の傾きの方向に応じて変更しない状態に移行する。ここで、所定時間に、所定回数以上、傾きの角度が所定の閾値を超えていない場合とは、例えば、傾きの角度が、所定時間の間、所定の範囲(例えば、現在のLCD121の傾きが0(度)であるときには、−44(+316)〜+45(度)等、現在のLCD121の傾きに応じた角度の範囲)内を維持していた場合がある。
また、制御部201は、加速度センサ117で検出されたLCD121の傾きの角度を示す検出傾き情報を検出傾き情報記憶部205に記憶させる。制御部201は、所定時間(例えば、3秒間)に、所定の回数(例えば、2回)以上、検出傾き情報記憶部205に記憶されている検出傾き情報に基づいて傾きの角度が所定の閾値を超えた場合には、表示画面121aの表示方向をLCD121の傾きの方向に応じて変更する状態に移行する。ここで、所定時間の間、所定回数以上、傾きの角度が所定の閾値を超えた場合とは、例えば、傾きの角度が、所定時間の間に所定の範囲(例えば、現在のLCD121の傾きが0(度)であるときには、−44(+316)〜+45(度)等、現在のLCD121の傾きに応じた角度の範囲)外となったことが所定回数以上生じた場合がある。
ここで、閾値を2回超えるとは、詳しくは図21において後述するが、例えば、検出されたLCD121の傾きの角度が所定の閾値を1回超えた後に、またその閾値を逆方向に超えて一旦元の範囲に戻り、さらにもう1度その閾値を超えた場合をいうものとする。従って、1回所定の閾値を超えた後、その状態が維持されることによりその閾値を超えた傾きの角度が複数個検出され続けた場合には、閾値を2回超えたことには該当しない。
また、制御部201は、加速度センサ117により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更する状態(一時停止フラグが無効に設定されており、一時停止状態が解除されている状態)において、状態移行ボタン123がユーザによる押下(状態移行操作)を受け付けた場合には、一時停止フラグを有効に設定する。これに従って、制御部201は、加速度センサ117により検出された表示画面121aの表示方向が、LCD121の傾きの方向に応じて変更しない一時停止状態に移行する。これにより、ユーザは、表示画面121aの自動回転が不要である場合に、状態移行ボタン123の押下を行うことにより、自動回転の機能を停止させることができる。
表示方向検出部102は、LCD121に表示されている表示画面121aの表示方向を検出する。表示方向検出部102は、例えば制御部201が制御部201による表示方向の自動的な変更およびユーザやアプリケーションによる変更の都度、表示画面121aの表示方向の制御に応じて表示方向検出部102にLCD121の表示方向を通知する。なお、表示方向検出部102は、制御部201からの通知に基づいて表示画面121aの表示方向を検出してもよい。
制御情報記憶部103は、加速度センサ117が取得したLCD121の方向、表示方向検出部102が取得した表示画面121aの表示方向および制御部201が変更した表示画面121aの表示方向を示す制御情報を記憶する。
アプリケーション情報記憶部104は、アプリケーションの終了時に制御部201による表示画面121aの表示方向の変更を再開するか否かを示す回転再開フラグを有するアプリケーション情報を記憶する。
検出傾き情報記憶部205は、加速度センサ117で検出された傾きの角度の履歴を示す検出傾き情報を記憶する。検出傾き情報は、過去の所定の個数の時点の傾きの方向を示す角度の履歴を示す。本実施の形態では、検出傾き情報によって示された情報処理装置200における過去の傾きの角度により、情報処理装置200の一時停止状態への移行および解除が行われる。
加速度センサ117は、LCD121の鉛直下向きの方向に対する傾きの方向を検出する。加速度センサ117は、加速度センサ117に加えられる加速度に基づいて重力の方向を検出することにより、LCD121の傾きの方向を1度刻みの角度によって検出する。なお、情報処理装置200は、加速度に限らず、例えばジャイロ等により動作の方向を検出して、LCD121の傾きの方向を検出してもよい。また、加速度センサ117は、LCD121の方向と情報処理装置200の方向が同一の場合には、情報処理装置200の傾きの方向をLCD121の傾きとして方向を検出してもよい。
LCD121は、情報を表示する表示画面121aを“上”、“下”、“左”、“右”の4方向で表示可能である。なお、これに限らず、LCD121は、表示画面121aを3以下または5以上の方向で表示可能であってもよい。また、LCD121は、これに限らず、表示画面121aを任意の角度で表示可能であってもよい。また、表示画面121aには、文字情報や、動画像または静止画像の画像情報等の情報を表示することができる。
画面回転ボタン122は、ユーザによる表示画面121aの表示方向を変更する操作である表示方向変更操作を受け付ける。ユーザが画面回転ボタン122を押下すると、表示画面121aの表示方向が時計回りに90度回転する。
ここで、ユーザは、画面回転ボタン122を1回押下することにより、表示画面121aの表示方向を90度回転させることができる。これにより、ユーザは表示画面121aが希望する角度になるまで複数回押下することにより、表示画面121aを希望の角度に調整することができる。
状態移行ボタン123は、ユーザによる加速度センサ117により検出された表示画面121aの表示方向がLCD121の傾きの方向に応じて変更しない一時停止状態に移行する操作である状態移行操作を受け付ける。一時停止状態が解除されている状態において、ユーザが状態移行ボタン123を押下すると、一時停止状態に移行する。これにより、ユーザは、表示画面121aの自動回転が不要である場合に、状態移行ボタン123の押下を行うことにより、自動回転の機能を停止させることができる。
図19は、第3の実施の形態の検出傾きテーブルを示す図である。図19に示す検出傾きテーブル205aは、制御部201によって作成および管理されると共に、検出傾き情報記憶部205として機能するHDD113に格納されている。検出傾きテーブル205aは、加速度センサ117によって検出された情報処理装置200の傾きの履歴を示す検出傾き情報を格納するテーブルである。
検出傾きテーブル205aは、加速度センサ117で検出された情報処理装置200の傾きの方向を示す角度を時系列に沿って最新のものから昇順で示す。加速度センサ117は、情報処理装置200の傾きを所定の時間間隔(例えば、0.1秒)で取得する。制御部111は、加速度センサ117によって取得された傾きの方向を示す角度を示す検出傾き情報を、検出傾きテーブル205aに格納する。
検出傾きテーブル205aには、検出されたLCD121の傾きを時系列で示す項目である“番号”、検出されたLCD121の傾きの方向の角度を示す“角度”が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、検出傾き情報を構成する。
番号は、加速度センサ117で検出されたLCD121の傾きを最新のものから昇順で割り当てることにより、検出傾き情報の時系列における順序を示す。
角度は、加速度センサ117によって検出されたLCD121の傾きの方向の角度を示す。
角度は、加速度センサ117によって検出されたLCD121の傾きの方向の角度を示す。
検出傾きテーブル205aには、最新の30個の検出傾き情報が格納されている。加速度センサ117により、LCD121の新たな傾きが検出され、新たな検出傾き情報が検出傾きテーブル205aに格納されると、最も大きな番号が割り当てられている、最も古い検出傾き情報が廃棄され、検出傾き情報の番号が新しいものから昇順に割り当てられるように更新される。
図20は、第3の実施の形態の情報処理装置の角度の変化の第1の例を示す図である。図20の縦軸は、情報処理装置200の傾きの角度を示す。図20の横軸は、傾きが加えられた時間を示す。
ここで、例えば、情報処理装置200に所定の時間(例えば、3秒)以上、情報処理装置200の傾きが大きく変化しておらず、LCD121の傾きの閾値(例えば、−44(+316)〜+45(度))のいずれも超えていない場合について考える。このような場合、情報処理装置200は、LCD121の傾きの変化が小さく、表示画面121aを変更する必要が少ない状態で使用されていると考えられる。図20は、このような場合の情報処理装置200の傾きの一例を示す。ここでは説明の便宜上、LCD121に加えられた傾きは正の角度の変化であるものとして説明するが、負の角度の変化であっても同様である。
図20では、情報処理装置200は、一時停止状態が解除されているものとする。また、表示画面121aの表示方向の反時計回りの90(度)の自動回転が発生する閾値は45(度)であるものとする。このため、表示画面121aの自動回転が発生するには、LCD121の傾きの角度が閾値である45(度)を超える必要がある。
ここで、図20の0秒から3.0秒において検出された、情報処理装置200のLCD121に加えられた傾きが、1度も閾値である45(度)を超えなかったものとする。この場合、所定時間である3秒の間、上記閾値である45(度)を1度も超えていないため、詳しくは図22から図24に示す画面表示方向制御処理によって、一時停止状態が解除された状態から一時停止状態に移行する。情報処理装置200は、これにより、所定時間表示方向の変更がない場合には、表示方向の自動回転を生じさせないように制御することができる。
図21は、第3の実施の形態の情報処理装置の角度の変化の第2の例を示す図である。図21の縦軸は、情報処理装置200の傾きの角度を示す。図21の横軸は、傾きが加えられた時間を示す。
図21では、情報処理装置200は、一時停止状態であるものとする。また、表示画面121aの表示方向の反時計回りの90(度)の自動回転が発生する閾値および一時停止状態を解除する閾値は45(度)であるものとする。このため、表示画面121aの自動回転が発生するには、LCD121の傾きの角度が閾値である45(度)を超える必要がある。また、一時停止状態を解除するには、3秒以内にLCD121の傾きの角度が閾値である45(度)を2回以上超える必要がある。
ここで、閾値を2回超えるとは、例えば、検出されたLCD121の傾きの角度が所定の閾値を1回超え(図21における“傾きA”)た後に、またその閾値を逆方向に超えて一旦元の角度(図21における“傾きB”)に戻り、さらにもう1度その閾値を超え(図21における“傾きC“)た場合をいうものとする。従って、1回所定の閾値を超えた後、その状態が維持されることによりその閾値を超えた傾きの角度が複数個検出され続けた場合には、閾値を2回超えたことには該当しない。
また、閾値は、現在加速度センサ117によって検出されているLCD121の傾きに応じた範囲の両端の値とし、例えば、現在のLCD121の傾きが0(度)と検出されている場合には、閾値は−44(+316)および+45(度)となる。また、現在のLCD121の傾きが90(度)と検出されている場合には、閾値は+46および+135(度)となる。また、現在のLCD121の傾きが180(度)と検出されている場合には、閾値は+136および−135(+225)(度)となる。また、現在のLCD121の傾きが270(度)と検出されている場合には、閾値は−134(+226)および−45(+315)(度)となる。
ここで、図21の0秒から3.0秒において、ユーザが一時停止状態の情報処理装置200に「希望する表示方向に自動回転させよう」と考え、45度以上の傾きを情報処理装置200に与えたものとする。この場合、情報処理装置200は、一時停止状態であるため、ユーザが希望する自動回転は発生しない。
次に、ユーザが再度「希望する表示方向に自動回転させよう」と考え、45度以上の傾きを情報処理装置200に与えたものとする。これにより、詳しくは図22から図24に示す画面表示方向制御処理によって、情報処理装置200の一時停止状態が解除されたので、これ以降、ユーザの希望する自動回転が発生可能になる。
図22から図24は、第3の実施の形態の画面表示方向制御処理の手順を示すフローチャートである。本実施の形態の情報処理装置200は、画面表示方向制御処理により、情報処理装置200のLCD121の方向に基づいて表示画面121aの表示方向を制御する。本実施の形態では、情報処理装置200によってLCD121に表示画面121aが表示されている間、画面表示方向制御処理が実行される。以下、画面表示方向制御処理について説明する。
[ステップS81]制御部201は、所定時間(例えば、1秒間)待機する。これにより、情報処理装置200のLCD121の方向の取得および表示画面121aの表示方向の取得の動作の周期が一定に制御される。
[ステップS82]制御部201は、加速度センサ117によってLCD121の方向を検出させると共に検出されたLCD121の方向を取得し、取得したLCD121の方向に応じて制御情報記憶部103に記憶されているLCD121の傾きの方向を示すG1を設定する。
[ステップS83]制御部201は、表示方向検出部102によって表示画面121aの最新の表示方向を検出させると共に検出された表示画面121aの表示方向を取得し、取得した表示画面121aの方向に応じて制御情報記憶部103に記憶されている最新の表示画面121aの表示方向を示すD1を設定する。
[ステップS84]制御部201は、RAM112に記憶されている一時停止状態であるか否かを示す一時停止状態フラグを参照して、一時停止状態であるか否かを判定する。一時停止状態であれば、処理はステップS91(図23)に進められる。一方、一時停止状態でなければ、処理はステップS85に進められる。情報処理装置200が一時停止状態であるときには、一時停止状態フラグに有効を示す値(例えば、“1”)が設定され、情報処理装置200が一時停止状態でないときには、一時停止状態フラグに無効を示す値(例えば、“0”)が設定される。なお、本実施の形態では、一時停止状態フラグは、初期状態では無効を示す値が設定されるものとするが、これに限らず、初期状態において一時停止状態フラグに有効を示す値が設定されてもよい。
[ステップS85]制御部201は、直前表示方向を示すD2が“−1”であるか、またはD2とD1とが等しいかのいずれかが成立するか否かを判定する。いずれかが成立すれば、処理はステップS101(図24)に進められる。一方、いずれも成立しなければ、処理はステップS86に進められる。
[ステップS86]制御部201は、一時停止状態フラグに有効を示す値を設定し、一時停止状態に移行させる。
[ステップS91]制御部201は、D1とG1とが等しいか否かを判定する。D1とG1とが等しければ、処理はステップS92に進められる。一方、D1とG1とが等しくなければ、処理はステップS93に進められる。
[ステップS91]制御部201は、D1とG1とが等しいか否かを判定する。D1とG1とが等しければ、処理はステップS92に進められる。一方、D1とG1とが等しくなければ、処理はステップS93に進められる。
[ステップS92]制御部201は、一時停止状態フラグに無効を示す値を設定し、一時停止状態を解除する。その後、処理はステップS81に進められる。
[ステップS93]制御部201は、所定時間(例えば、3秒)内に検出されたLCD121の角度が閾値を所定回数(例えば、2回)以上超えているか否かを判定する。所定回数以上超えていれば、処理はステップS92に進められる。一方、所定回数以上超えていなければ、処理はステップS81に進められる。
[ステップS93]制御部201は、所定時間(例えば、3秒)内に検出されたLCD121の角度が閾値を所定回数(例えば、2回)以上超えているか否かを判定する。所定回数以上超えていれば、処理はステップS92に進められる。一方、所定回数以上超えていなければ、処理はステップS81に進められる。
[ステップS101]制御部201は、所定時間(例えば、3秒)内に検出されたLCD121の角度が閾値を1度も超えていない否かを判定する。1度も超えていなければ、処理はステップS105に進められる。一方、1度でも超えていれば、処理はステップS102に進められる。
[ステップS102]制御部201は、D1とG1とが等しいか否かを判定する。D1とG1とが等しければ、処理はステップS81に進められる。一方、D1とG1とが等しくなければ、処理はステップS103に進められる。
[ステップS103]制御部201は、表示画面121aの方向をLCD121の傾きの方向であるG1に応じて、表示画面121aの下方向が、鉛直下向きの方向と一致するように回転させる。
このとき、制御部201は、LCD121の傾きの方向を示すG1が“0”(LCD121の下方向が鉛直下向きの方向と一致)の場合には、D1=“0”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の下方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部201は、G1が“90”(LCD121の下方向が、向かって右方向)の場合には、D1=“90”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の左方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部201は、G1が“180”(LCD121の下方向が、鉛直上向きの方向)の場合には、D1=“180”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の上方向と一致するように表示画面121aを回転させる。また、制御部201は、G1が“270”(LCD121の下方向が、向かって左方向)の場合には、D1=“270”となるように、すなわち表示画面121aの下方向が、LCD121の右方向と一致するように表示画面121aを回転させる。
[ステップS104]制御部201は、ステップS101で回転させた表示画面121aの表示方向に応じて制御情報記憶部103に記憶されているD2を設定する。その後、処理はステップS81に進められる。
[ステップS105]制御部201は、一時停止状態フラグに有効を示す値を設定し、一時停止状態に移行させる。その後、処理はステップS81に進められる。
なお、本実施の形態では、加速度センサ117をディスプレイ部120に設けてLCD121の傾きの方向を検出し、検出したLCD121の傾きの方向に基づいて表示画面121aの表示方向を変更するが、これに限らず、本体部130等、情報処理装置200の他の場所に設けて、情報処理装置200の傾きの方向に基づいて表示画面121aの表示方向を変更してもよい。
なお、本実施の形態では、加速度センサ117をディスプレイ部120に設けてLCD121の傾きの方向を検出し、検出したLCD121の傾きの方向に基づいて表示画面121aの表示方向を変更するが、これに限らず、本体部130等、情報処理装置200の他の場所に設けて、情報処理装置200の傾きの方向に基づいて表示画面121aの表示方向を変更してもよい。
以上に示すように、第3の実施の形態によれば、制御部201が、表示画面121aの表示方向が、情報処理装置200の方向の検出に基づく自動的な変更による表示方向と異なる場合には、一時停止状態に移行して表示方向の自動的な変更を一時的に停止する。これにより、ユーザやアプリケーションが表示画面121aの表示方向を変更した場合には、表示方向の自動的な変更を実行せずにユーザやアプリケーションの表示方向の変更を優先することで、表示画面121aの表示方向の自動的な変更の機能および機能の抑止を適切に制御することができる。
また、制御部201が、表示画面121aの表示方向が鉛直下向きである場合には、一時停止状態を解除して表示画面121aの表示方向の自動的な変更を行うことで、ユーザが無意識のうちに表示画面121aの下方向が鉛直下向きになるように見ようとして、情報処理装置200の向きを回転させて表示画面121aの表示方向を鉛直下向きにした場合には、ユーザやアプリケーションが変更した表示方向の優先を取り消して、一時的に停止された表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部201が、表示画面121aの表示方向が鉛直下向きである場合には、一時停止状態を解除して表示画面121aの表示方向の自動的な変更を行うことで、ユーザが意図的に自動的な表示方向の変更を再開させたい場合には、表示画面121aの表示方向を鉛直下向きになるように情報処理装置200のLCD121の方向を回転させることにより、ユーザやアプリケーションが変更した表示方向の優先を取り消して、一時的に停止された表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部201が、画面回転ボタン122がユーザによる押下に応じて表示画面121aの表示方向を時計回りに90度回転させることで、ユーザは表示画面121aの表示角度が希望する角度になるまで画面回転ボタン122の押下を繰り返し行うことにより、表示画面121aの表示方向を希望する角度に変更することができる。
また、制御部201が、アプリケーション情報が有する回転再開フラグが有効である場合には、アプリケーションの終了時に一時停止状態フラグを無効に設定する。これにより、表示画面121aの表示方向の自動的な変更を停止するために一時停止状態フラグを自動的に有効にしてしまうアプリケーションが使用されていた場合にも、そのようなアプリケーションの終了後に、表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部201が、情報処理装置200が省電力モードから復帰した場合、ログオフ状態からログイン状態に移行した場合およびユーザ切り換えを行った場合、一時停止状態フラグを無効に設定する。これにより、例えばアプリケーションの実行時、省電力モードでの動作時、ログオフ状態時、他のユーザの使用時等において表示画面121aの表示方向の自動的な変更が一時的に停止されていた場合に、表示画面121aの表示方向の自動的な変更を再び機能させることができる。
また、制御部201が、一時停止状態が解除されている状態において、ユーザが状態移行ボタン123を操作した場合には、一時停止状態に移行して表示方向の自動的な変更を一時的に停止する。これにより、ユーザが表示方向の自動変更を不要であると考える場合には、表示方向の自動的な変更を実行せずにユーザやアプリケーションの表示方向の変更を優先することで、表示画面121aの表示方向の自動的な変更の機能および機能の抑止を適切に制御することができる。
また、情報処理装置200のLCD121に加えられた傾きが、1度も閾値を超えなかった場合に、制御部201が、一時停止状態が解除された状態から一時停止状態に移行する。これにより、所定時間表示方向の変更がない場合には、表示方向の自動回転を生じさせないように制御することができる。
また、ユーザが「希望する表示方向に自動回転させよう」と考えて閾値を超える傾きを情報処理装置200のLCD121に複数回与えた場合に、制御部201が、情報処理装置200の一時停止状態を解除することにより、ユーザの希望する自動回転が発生可能になる。これにより、ユーザが意識的に一時停止状態を解除しようとして、またはユーザが表示方向を変更しようとして、情報処理装置200を繰り返し傾けた場合に、一時停止状態が解除され、自動回転が機能するように制御できる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置100,200が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)等がある。
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを通じて、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上、開示の電子機器、制御プログラムおよび制御方法を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、開示の技術に他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、開示の技術は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、開示の技術は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 電子機器
1a 制御部
1b 表示方向検出部
1c 傾き検出部
1d 表示部
1d1 表示画面
1a 制御部
1b 表示方向検出部
1c 傾き検出部
1d 表示部
1d1 表示画面
Claims (9)
- 情報を表示する表示部の上下が定義されており、鉛直下方向に対する前記表示部の下方向の傾きの方向を検出する傾き検出部と、
前記表示部に表示されている表示画面内の上下を有する表示内容の下方向を検出する表示方向検出部と、
前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更しない状態において、前記表示方向検出部により前記表示画面の表示内容の下方向が、表示可能な方向のうちの鉛直下方向に最も近い方向であることが検出された場合、前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更する状態にする制御部と、
を有することを特徴とする電子機器。 - 制御情報を記憶する制御情報記憶部を有し、
前記制御部は、前記傾きの方向に応じて変更した直前の前記表示画面の表示内容の下方向である直前表示方向を示す制御情報を生成し、前記生成した制御情報を前記制御情報記憶部に記憶させ、前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更する状態において、前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向が、前記制御情報記憶部に記憶されている制御情報が示す直前表示方向と一致しない場合には、前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更しない状態にすることを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更しない状態にする状態移行操作を受け付ける状態移行操作部を有し、
前記制御部は、前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向が、前記傾きの方向に応じて変更する状態において、前記状態移行操作部により前記状態移行操作が受け付けられた場合、前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更しない状態にすることを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記表示画面の表示内容の下方向を変更する表示方向変更操作を受け付ける表示方向変更操作部を有し、
前記制御部は、前記表示方向変更操作部により前記表示方向変更操作が受け付けられた場合、前記表示方向変更操作に応じて前記表示画面の表示内容の下方向を変更することを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記傾き検出部で検出された過去の所定の個数の時点の前記傾きの方向を示す角度の履歴を示す検出傾き情報を記憶する検出傾き情報記憶部を有し、
前記制御部は、前記検出傾き情報記憶部に記憶されている前記検出傾き情報に基づいて前記傾きの角度が所定の閾値を所定の回数以上超えている場合には、前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更する状態にすることを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記傾き検出部で検出された過去の所定の個数の時点の前記傾きの方向を示す角度の履歴を示す検出傾き情報を記憶する検出傾き情報記憶部を有し、
前記制御部は、前記検出傾き情報記憶部に記憶されている前記検出傾き情報に基づいて前記傾きの角度が所定の閾値を超えていない場合には、前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更しない状態にすることを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - アプリケーションの終了時に前記制御部による前記表示画面の表示内容の下方向の変更を再開するか否かを示す回転再開フラグを有するアプリケーション情報を記憶するアプリケーション情報記憶部を有し、
前記制御部は、前記アプリケーション情報が有する前記回転再開フラグが有効である場合、前記アプリケーションを終了したときに、前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更する状態にすることを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - コンピュータを、
情報を表示する表示部の上下が定義されており、鉛直下方向に対する前記表示部の下方向の傾きの方向を検出する傾き検出部、
前記表示部に表示されている表示画面内の上下を有する表示内容の下方向を検出する表示方向検出部、
前記表示方向検出部により検出された前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更しない状態において、前記表示方向検出部により前記表示画面の表示内容の下方向が、表示可能な方向のうちの鉛直下方向に最も近い方向であることが検出された場合、前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更する状態にする制御部、
として機能させることを特徴とする制御プログラム。 - コンピュータが、
情報を表示する表示部の上下が定義されており、鉛直下方向に対する前記表示部の下方向の傾きの方向を検出すると共に、前記表示部に表示されている表示画面内の上下を有する表示内容の下方向を検出し、
検出した前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更しない状態において、前記表示画面の表示内容の下方向が、表示可能な方向のうちの鉛直下方向に最も近い方向であることが検出された場合、前記表示画面の表示内容の下方向を前記傾きの方向に応じて変更する状態にする、
ことを特徴とする制御方法。
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