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JP5423781B2 - 織機の電子開口装置における自動給油装置 - Google Patents

織機の電子開口装置における自動給油装置 Download PDF

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JP5423781B2
JP5423781B2 JP2011279248A JP2011279248A JP5423781B2 JP 5423781 B2 JP5423781 B2 JP 5423781B2 JP 2011279248 A JP2011279248 A JP 2011279248A JP 2011279248 A JP2011279248 A JP 2011279248A JP 5423781 B2 JP5423781 B2 JP 5423781B2
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Description

本願発明は、織機の電子開口装置に設置される自動給油装置に関する。
織機では、例えば、特許文献1に開示されるように、1つの綜絖枠を1つの電動モータで駆動することにより、綜絖枠を用いて種々の織柄を製織することができる電動式開口装置(電子開口装置)が開発され、実用化されている。
特許文献1に開示された電動式開口装置は、織機の左右フレーム間に設置された複数の綜絖枠に対して、対応する複数の駆動モータを備えている。例えば、織機の前方側に配列される綜絖枠数に対応した数の駆動モータが織機の左フレーム外方に設置され、織機の後方側に配列される綜絖枠数に対応した数の駆動モータが織機の右フレーム外方に設置されている。各駆動モータはそれぞれ偏心継手を回転するように構成され、偏心継手に連結した連結部材が偏心継手のクランク運動により織機の左右方向へ往復移動される。このため、連結部材に連結された揺動レバーを介して綜絖枠が織機の上下方向に往復移動される。
各駆動モータにより回転される偏心継手は、各綜絖枠に対応できるように、それぞれ織機の前後方向、左右方向及び上下方向に異なる位置に配置されている。このような構成から、電動式開口装置の偏心継手と連結部材との連結位置の軸受部は、オイルバス等による一括給油ができないため、作業者により個々に給油する方法が取られている。軸受部の給油は定期的に行わなければならず、しかも、各軸受部は、狭い空間内で、各綜絖枠の配列ピッチに対応して同一の配列ピッチで配設されているため、作業者による給油作業は非常に煩雑である。
特開2002−69784号公報
特許文献1において、作業者による煩雑な給油作業を解消するため、一般的な自動給油装置を設置することが考えられる。自動給油装置は、織機のフレーム側に給油ポンプを取り付け、給油ポンプに接続した柔軟性のある給油管を偏心継手と連結部材の軸受部に設けた給油口に接続することにより構成することができる。自動給油装置では、給油ポンプが定期的に駆動され、潤滑油が給油管を介して給油口から軸受部に給油されるため、作業者の給油作業を廃止することができる。
しかし、電動式開口装置では、連結部材が偏心継手のクランク運動により楕円運動を生じるため、連結部材の軸受部の給油口に接続された給油管は、織機の前後方向、左右方向及び上下方向に大きく揺動される。給油管は、特に織機の前後方向に揺れると、非常に狭い綜絖枠の配列ピッチと同一ピッチで配列された隣接する連結部材や隣接する連結部材に配管した給油管と頻繁に衝突する。このため、給油管が早期に摩耗、損傷し、給油作業が阻害される問題を生じる。
給油管の揺動を防止するため、給油管を連結部材に這わせて固定する方法が考えられる。しかし、この方法では、織機のフレームに固定した給油ポンプと接続する給油管が固定できないため、隣接する連結部材や給油管との接触を防止できず、給油管の損傷を防止できない。
本願発明は、電子開口装置の自動給油装置に使用する給油チューブの損傷防止を目的とする。
請求項1は、1つの綜絖枠を1つの電動モータにより駆動する綜絖枠駆動系を複数配設し、前記電動モータの運動を前記綜絖枠に伝えるコンロッドに給油を必要とする軸受部を備えた織機の電子開口装置における自動給油装置において、前記軸受部よりも織機のフレーム側に給油ポンプを設け、前記コンロッドに前記軸受部に指向する給油ノズルを取り付け、前記給油ノズルに前記給油ポンプから送り出される潤滑油を供給するための少なくとも前記給油ポンプ側が弾性を有する給油チューブを連結し、織機の前後方向における前記コンロッドの幅よりも狭い幅を有し、かつ織機の前後方向に剛性を有するチューブ保持体を前記コンロッドに固定して設け、前記給油チューブの前記給油ノズル側を前記コンロッドに固定するとともに前記給油チューブの前記給油ポンプ側を前記チューブ保持体に固定したことを特徴とする。
請求項1によれば、コンロッドの運動に伴う織機前後方向における給油チューブの揺れが抑制されるため、隣接するコンロッドあるいは隣接するコンロッドの給油チューブとの接触による給油チューブの損傷を防止することができる。
請求項2は、前記チューブ保持体は板ばねであることを特徴とする。請求項2によれば、板ばねは、給油チューブを織機の左右方向及び上下方向に楕円運動するコンロッドの動きに追従させることができる。このため、給油チューブの長さに余裕を持たせることなく、最短の長さに設定しても、給油チューブに過剰な引張力を与えることなく、織機の前後方向における給油チューブの揺れを抑制し、給油チューブの損傷を防止することができる。
請求項3は、前記給油チューブは、前記給油ノズル側に位置する剛性チューブと前記給油ポンプ側に位置する弾性チューブとから構成され、前記剛性チューブ及び前記弾性チューブが前記コンロッドに固定した接続金具により連結されていることを特徴とする。請求項3によれば、コンロッドに固定する給油チューブを剛性チューブとすることにより給油チューブの取り付け位置が安定し、コンロッドに固定した給油チューブのはみ出し等による隣接するコンロッドとの接触を防止することができる。
請求項4は、前記給油チューブは、ゴムチューブを介して結束バンドにより前記コンロッド及び前記チューブ保持体に固定されることを特徴とする。請求項4によれば、ゴムチューブにより結束バンドと給油チューブとの間の滑りを防止できるため、給油チューブの固定を確実に行うことができる。
請求項5は、前記電動モータは減速ギヤを介して偏心輪を回転し、前記コンロッドは前記偏心輪の偏心軸に前記軸受部を介して連結されることを特徴とする。請求項5によれば、偏心輪のクランク運動により楕円運動を行うコンロッドに対して、給油チューブを安定した状態で取り付けることができる。
請求項6は、前記チューブ保持体は、隣接配置される前記コンロッドの間を通して前記給油ポンプに連結される前記給油チューブを保持することを特徴とする。請求項6によれば、特に接触のおそれが大きいコンロッドの間を通る給油チューブと隣接するコンロッドとの接触を防止できる。
本願発明は、電子開口装置の自動給油装置に使用する給油チューブの損傷を確実に防止することができる。
電子開口装置の一部を示す概略正面図である。 コンロッドに装着した自動給油装置の一部を示す正面図である。 コンロッドに装着した自動給油装置の一部を示す平面図である。 板ばねの正面図である。 板ばねの平面図である。
本願発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、本願明細書において、方向を説明する場合は、織機の分野で慣用されている織機の前後、左右、上下を用いて説明する。図1は電子開口装置1を示すものであるが、16枠の綜絖枠を備えた織機において、便宜上、織機の最前列の綜絖枠を第1枠とした時、第9枠から第16枠までの綜絖枠駆動系を示している。第1枠から第8枠までの綜絖枠に対しては、図示していないが、図1の綜絖枠駆動系と同じ構成の綜絖枠駆動系が織機の前方側に図1の綜絖枠駆動系と対向して配置されている。従って、電子開口装置1は第1枠〜第16枠の各綜絖枠駆動系全体を包含するものである。
図1において、織機の右側に設けられたフレーム2と左側に設けられたフレーム(図示せず)の間には、第1枠〜第16枠の綜絖枠3(図1では、第9枠の綜絖枠3を表示している)が上下動可能に配設され、フレーム2の下部に形成された開口部4には、開口レバー5が軸6により回転可能に支持されている。開口レバー5は3本のアーム7、8、9を備えている。アーム7はリンク10により綜絖枠3の右側下部に連結され、アーム8はリンク11により織機の左側フレーム(図示せず)に設けられた開口レバー(図示せず)を介して綜絖枠3の左側下部(図示せず)に連結されている。なお、第1枠〜第8枠及び第10枠〜第16枠の綜絖枠3に対しても、開口レバー5及びリンク10、11と同一構成のリンク機構が配設されている。
フレーム2の外側方には、電子開口装置1が設置されている。例えば、図1の最前列に表示される第9枠の綜絖枠3について説明すると、モータケース12に収納された電動モータ13は、モータ軸に固定された駆動ギヤ14を回転し、駆動ギヤ14は偏心輪15と同軸の減速ギヤ16(図3参照)を駆動する。偏心輪15はモータケース12の外部に突出して配置されている。偏心輪15の偏心軸17には、軸受部18を介してコンロッド19の一方の端部19Aが連結されている。また、コンロッド19の他方の端部19Bは開口レバー5のアーム9に連結されている。
従って、モータケース12、電動モータ13、駆動ギヤ14、減速ギヤ16、偏心輪15、軸受部18、コンロッド19及び開口レバー5は、第9枠の綜絖枠3の綜絖枠駆動系20Aを構成している。第10枠〜第16枠の各綜絖枠3には、綜絖枠駆動系20Aと同一の構成を有する綜絖枠駆動系20B〜20Hが連結されている。また、綜絖枠駆動系20A〜20Hにおける各コンロッド19は、第9枠〜第16枠の各綜絖枠3の配列ピッチと同一の配列ピッチで配設されている。
綜絖枠駆動系20A、20C、20E、20Gの各モータケース12及び偏心輪15は、綜絖枠駆動系20Gがフレーム2側の位置を、綜絖枠駆動系20Aがフレーム2から離れた位置をとるとともに綜絖枠駆動系20Aが綜絖枠駆動系20Gよりも下方に位置するように配置されている。また、綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hの各モータケース12及び偏心輪15は、綜絖枠駆動系20Hがフレーム2側の位置を、綜絖枠駆動系20Bがフレーム2から離れた位置をとるとともに綜絖枠駆動系20Bが綜絖枠駆動系20Hよりも上方に位置するように配設されている。
従って、綜絖枠駆動系20A及び綜絖枠駆動系20Bのコンロッド19が最も長く形成され、それよりも内側に位置する綜絖枠駆動系20G及び綜絖枠駆動系20Hのコンロッド19が最も短くなるように形成されている。また、綜絖枠駆動系20A、20C、20E、20Gと綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hとは、全体としてフレーム2の外側方に向けて上下に拡開する形態となるように配設されている。
綜絖枠駆動系20A〜20Hには、それぞれ自動給油装置21が配設されている。なお、綜絖枠駆動系20A〜20Hは、コンロッド19の長さを除いて同一に構成され、自動給油装置21も実質的に同一構成であるため、綜絖枠駆動系20Aについて、図2〜図5を参照し、詳細に説明する。自動給油装置21は、潤滑油の経路が共通の給油ポンプ22(図1参照)、弾性のあるチューブで形成された配管28、共通の分配器23、定量バルブ24、ナイロン製チューブ等の弾性チューブで形成された給油チューブ25、銅製チューブ等の剛性チューブで形成された給油チューブ26及び給油ノズル27から構成されている。
共通の給油ポンプ22はフレーム2側に固定して設けられ、共通の分配器23は綜絖枠駆動系20A、20C、20E、20Gの各コンロッド19の上方に配設されている。なお、綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hについては、別の共通の分配器39が各コンロッド19の上方に配設されている。給油ポンプ22と分配器23、39とは、配管28により連結されている。定量バルブ24は一端を分配器23に接続されるとともに他端に給油チューブ25の端部25Aを連結し、分配器23に供給された潤滑油を予め設定された量だけ給油チューブ25に供給することができる。
定量バルブ24に接続された給油チューブ25は自由状態で湾曲され、隣接配置される綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hのコンロッド19の間を通って、反対側の端部25Bを接続金具29に接続される。接続金具29はコンロッド19の上面30における織機の前後方向の幅Hよりも狭い幅で形成され(図3参照)、コンロッド19の上面にボルト31により固定されている。接続金具29には、給油チューブ26の一方の端部26Aが接続され、給油チューブ25は接続金具29により給油チューブ26と連通されている。
給油チューブ26はコンロッド19の上面30上に軸受部18側に向けて延びるように載置され、2箇所を合成樹脂製の結束バンド32によりコンロッド19に固定されている。結束バンド32により固定される位置の給油チューブ26には、ゴムチューブ33が嵌合されており、ゴムチューブ33を介することにより給油チューブ26をコンロッド19に確実に固定することができる。
給油チューブ26の他方の端部26Bは、コンロッド19に取り付けられた給油ノズル27に連結されている。コンロッド19の端部19Aの上面には、軸受部18に貫通する連通孔34が穿設され、給油ノズル27は連通孔34に結合されている。従って、給油ポンプ22の作動により送り出された潤滑油は、配管28、分配器23、定量バルブ24、給油チューブ25、26を介して給油ノズル27から軸受部18へ給油される。
一方、コンロッド19の上面30には、接続金具29とコンロッド19の上面30との間に挟持された形態でチューブ保持体35が固定されている。チューブ保持体35は板ばね等の弾性体により構成され、図4に示すように、コンロッド19の上面30と平行な基端部35A、基端部35Aから一定の角度で上方へ屈曲された保持部35B及び保持部35Bの上端がほぼ直角に屈曲された鉤部35Cを備えた形状を有する。また、チューブ保持体35は織機の前後方向に一定の幅H1を有し、織機の左右方向及び上下方向の撓みを許容するが、織機の前後方向に対して剛性を有するように構成されている。チューブ保持体35の保持部35B及び鉤部35Cは、隣接配置される綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hのコンロッド19の間を通って上方(給油ポンプ22側)に突出している。
チューブ保持体35の基端部35Aには、図5に示すように、U字状の取付け溝36が刻設され、接続金具29とコンロッド19の上面30との間を相通するボルト31に取付け溝36を挿入し、ボルト31をねじ込むことによりチューブ保持体35が固定される。また、チューブ保持体35の織機の前後方向における最大幅H1は、コンロッド19の幅Hと同一か小さい幅となるように構成されている。
チューブ保持体35は、図4又は図2の仮想線に示したように、無負荷の状態でコンロッド19の上方へ直線的に延びた状態にある。コンロッド19に固定したチューブ保持体35の先端鉤部35C側の保持部35Bには、図2の実線に示すように、給油チューブ25の一部が結束バンド37により固定される。従って、鉤部35Cは結束バンド37を位置決めする機能を有している。固定位置の給油チューブ25には、ゴムチューブ38が嵌合されており、ゴムチューブ38は結束バンド37の滑りを防止して給油チューブ25をチューブ保持体35に確実に固定することができる。また、弾性体で構成したチューブ保持体35はコンロッド19の楕円運動に対して柔軟に追従できるため、給油チューブ25を固定状態で保持してもコンロッド19の動きを吸収し、給油チューブ25に過剰な引張力を与えることが無い。
図2〜図5では、綜絖枠駆動系20Aに設けた自動給油装置21を例にして説明したが、自動給油装置21の給油ポンプ22及び分配器23を除く他の給油機構と同一の給油機構が綜絖枠駆動系20C、20E、20Gの各コンロッド19に設けられている。従って、給油ポンプ22から供給される潤滑油は分配器23によって綜絖枠駆動系20A、20C、20E、20Gの各給油機構へ分配されている。また、綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hにおける自動給油装置21は、分配器23の代わりに分配器39を設ける点が異なるのみで、コンロッド19には自動給油装置21の給油機構と同一の給油機構が設けられている。従って、給油ポンプ22から供給される潤滑油は分配器39によって綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hの各給油機構へ分配される。
以上のように構成された本願発明の実施形態は以下の作用及び効果を有する。
織機が運転されると、制御装置(図示せず)に組み込まれた柄パターンに基づき、電子開口装置1の綜絖枠駆動系20A〜20Hの各電動モータ13が駆動され、経糸の開口運動が行われる(第1枠〜第8枠の綜絖枠駆動系は図示していないが、同様である)。
給油ポンプ22は制御装置(図示せず)から定期的に発信される給油指令に基づき駆動される。給油ポンプ22は潤滑油を分配器23及び分配器39に供給する。分配器23及び分配器39の潤滑油は綜絖枠駆動系20A〜20Hの各コンロッド19に設けられた給油チューブ25、26を介して各給油ノズル27に供給され、各軸受部18の給油を行う。
経糸の開口運動において、各コンロッド19は各偏心輪15のクランク運動により駆動されるため、楕円運動を行いながら織機の左右方向の往復移動を行う。しかし、各自動給油装置21における各給油チューブ26はコンロッド19に固定され、各給油チューブ25は各チューブ保持体35に固定されている。このため、チューブ保持体35はコンロッド19の左右方向及び上下方向の動きに対して柔軟に追従し、給油チューブ25を必要最小限の長さに設定しても、給油チューブ25に過剰な引張力を与えることが無い。また、コンロッド19の往復移動に伴う給油チューブ25の前後方向の揺れは、織機の前後方向の剛性を有するチューブ保持体35により確実に抑制される。このため、給油チューブ25が隣接するコンロッド19あるいは給油チューブ25と接触することが無く、給油チューブ25の損傷を確実に防止することができる。
各給油チューブ26は剛性チューブで構成されているため、各コンロッド19の上面30の幅Hからはみ出すことが無く、上面30に安定した状態で取り付けることができる。また、各給油チューブ25及び各給油チューブ26は、それぞれゴムチューブ38、33を介して結束バンド37、32により固定する構成であるため、チューブ保持体35及びコンロッド19に、滑りを生じることなく確実に固定することができる。
本願発明は、前記した実施形態の構成に限定されるものではなく、本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)前記実施形態では、全てのコンロッド19に弾性体からなるチューブ保持体35を設け、チューブ保持体35に給油チューブ25を固定するように構成している。しかし、綜絖枠駆動系20A〜20Hを図1のように配設した場合、上方に配置された綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hにおけるコンロッド19の配列ピッチは、コンロッド19が綜絖枠3の1枠置きに配列されているため、綜絖枠3の配列ピッチの2倍となる。しかも、給油チューブ25に対する下側のコンロッド19による干渉が無いため、給油チューブ25と隣接するコンロッド19との間に空間的な余裕がある。従って、前記実施形態では、綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hの各給油チューブ25が織機の前後方向に多少揺れても、隣接するコンロッド19と接触する恐れが小さい。このため、綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hでは、チューブ保持体35を無くし、給油チューブ25を自由にした構成で実施しても良い。
(2)チューブ保持体35は板ばねのような弾性体に限らず、剛性のある板材で構成しても良い。チューブ保持体35を剛性のある板材で構成した場合、チューブ保持体35から分配器23又は分配器39に至る給油チューブ25は、コンロッド19の左右方向の移動量を吸収できる程度に屈曲できる長さに形成することが好ましい。
(3)給油チューブ25、26は1本の弾性チューブで形成しても良い。
(4)弾性体から成るチューブ保持体35は、図4及び図5に示した形状に限らず他の形状でも良い。
(5)チューブ保持体35の取付け溝36は、長孔で形成しても良い。
(6)給油ポンプ22をコンロッド19に対して下側に配置し、コンロッド19の下面に給油チューブ25及び26、接続金具29等を固定してもよい。この場合、綜絖枠駆動系20B、20D、20F、20Hの給油チューブ25が綜絖枠駆動系20A、20C、20E、20Gのコンロッド19の間を通ることになるので、これをチューブ保持体35で保持する。
1 電子開口装置
3 綜絖枠
5 開口レバー
12 モータケース
13 電動モータ
15 偏心輪
16 減速ギヤ
17 偏心軸
18 軸受部
19 コンロッド
20A〜20H 綜絖枠駆動系
21 自動給油装置
22 給油ポンプ
23、39 分配器
25、26 給油チューブ
27 給油ノズル
29 接続金具
32、37 結束バンド
33、38 ゴムチューブ
35 チューブ保持体

Claims (6)

  1. 1つの綜絖枠を1つの電動モータにより駆動する綜絖枠駆動系を複数配設し、前記電動モータの運動を前記綜絖枠に伝えるコンロッドに給油を必要とする軸受部を備えた織機の電子開口装置における自動給油装置において、
    前記軸受部よりも織機のフレーム側に給油ポンプを設け、前記コンロッドに前記軸受部に指向する給油ノズルを取り付け、前記給油ノズルに前記給油ポンプから送り出される潤滑油を供給するための少なくとも前記給油ポンプ側が弾性を有する給油チューブを連結し、織機の前後方向における前記コンロッドの幅よりも狭い幅を有し、かつ織機の前後方向に剛性を有するチューブ保持体を前記コンロッドに固定して設け、前記給油チューブの前記給油ノズル側を前記コンロッドに固定するとともに前記給油チューブの給油ポンプ側を前記チューブ保持体に固定したことを特徴とする織機の電子開口装置における自動給油装置。
  2. 前記チューブ保持体は板ばねであることを特徴とする請求項1に記載の織機の電子開口装置における自動給油装置。
  3. 前記給油チューブは、前記給油ノズル側に位置する剛性チューブと前記給油ポンプ側に位置する弾性チューブとから構成され、前記剛性チューブ及び前記弾性チューブが前記コンロッドに固定した接続金具により連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の織機の電子開口装置における自動給油装置。
  4. 前記給油チューブは、ゴムチューブを介して結束バンドにより前記コンロッド及び前記チューブ保持体に固定されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の織機の電子開口装置における自動給油装置。
  5. 前記電動モータは減速ギヤを介して偏心輪を回転し、前記コンロッドは前記偏心輪の偏心軸に前記軸受部を介して連結されることを特徴する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の織機の電子開口装置における自動給油装置。
  6. 前記チューブ保持体は、隣接配置される前記コンロッドの間を通して前記給油ポンプに連結される前記給油チューブを保持することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の織機の電子開口装置における自動給油装置。
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