JP5422217B2 - ガスタービン翼、及びガスタービン - Google Patents
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Description
本発明に係るガスタービン翼は、周方向に三つ以上配列して設けられ、ガスタービンの上流側から下流側に向けて流通する燃焼ガスが外面を通過する翼本体と、該翼本体における高さ方向の両端部のうちの少なくとも一方に配設されて、三つ以上の前記翼本体を支持すると共に、前記燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路の隔壁の一部を構成する略円弧状に形成されたシュラウドとを備え、前記翼本体及び前記シュラウドには、前記燃焼ガス流路の外側に前記高さ方向に延出された翼本体側連結部及びシュラウド側連結部がそれぞれ設けられ、前記翼本体側連結部及び前記シュラウド側連結部は、冷却ガスが流通する前記燃焼ガス流路の外側に突出する互いの突端部の突端側で溶接部により連結され、前記燃焼ガス流路側に位置する基端部では連結されておらず、前記翼本体側連結部の外周面と前記シュラウド側連結部の内周面とは、互いに全周に亘って接触していることを特徴としている。
さらに、本発明に係るガスタービン翼は、周方向に三つ以上配列して設けられ、ガスタービンの上流側から下流側に向けて流通する燃焼ガスが外面を通過する翼本体と、該翼本体における高さ方向の両端部のうちの少なくとも一方に配設されて、三つ以上の前記翼本体を支持すると共に、前記燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路の隔壁の一部を構成する略円弧状に形成されたシュラウドとを備え、前記翼本体及び前記シュラウドには、前記燃焼ガス流路の外側に前記高さ方向に延出された翼本体側連結部及びシュラウド側連結部がそれぞれ設けられ、前記翼本体側連結部及び前記シュラウド側連結部は、冷却ガスが流通する前記燃焼ガス流路の外側に突出する互いの突端部の一部で連結され、前記燃焼ガス流路側に位置する基端部では連結されておらず、前記シュラウドには、前記燃焼ガス流路内に冷却ガスを放出して前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分を冷却する第1冷却孔が設けられており、前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分の近傍には、前記第1冷却孔から放出された前記冷却ガスが導入される冷却ガス導入部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係るガスタービンによれば、このガスタービン翼を備えているので、高効率で出力することが可能である。
以下、本発明に係る第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る第1実施形態のガスタービンを示す模式的な半断面図である。
図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮空気を生成する圧縮機2と、圧縮機2から供給される圧縮空気に燃料を供給して燃焼ガスG1(図2参照)を生成する複数の燃焼器3と、少なくとも1段ずつのタービン静翼5及びタービン動翼6を有し、燃焼器3から供給される燃焼ガスG1により回転動力を発生させるタービン4とを備えている。
圧縮機静翼21は、それぞれ圧縮機ケーシング20の内周面に固定されると共にロータ7側に向けて延設される圧縮機静翼本体51を備えている。圧縮機静翼本体51は、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列している。また、圧縮機動翼22は、ロータ7の外周面に固定されると共に圧縮機ケーシング20の内周面に向けて延設される圧縮機動翼本体52を備えている。圧縮機動翼本体52は、タービン4の周方向Rに互いに等しい間隔をあけて配列している。そして、これら圧縮機静翼21と圧縮機動翼22は、軸線方向Dに沿って交互になるように多段配置されている。
複数の燃焼器3は、タービン4の周方向Rに配置されると共に、前端部が圧縮機ケーシング20の後端部に連結された燃焼器ケーシング33の内部に配設されている。
また、タービンケーシング40の後端部には、後側に向けて開口した排気室42が連結されている。この排気室42には、タービン静翼5及びタービン動翼6を通過した燃焼ガスG1の動圧を静圧に変換する排気ディフューザ42aが備えられている。
外側シュラウド側連結部66は、第1挿通孔63の輪郭をなす周壁部63aから前記高さ方向Hの一方側H1である燃焼ガス流路4aに対する外側に向けて延出された筒状に形成されている。外側シュラウド側連結部66の前記高さ方向Hの一方側H1に延出された突端は、第1翼本体側連結部58において燃焼ガス流路4aの外側に位置する突端と、前記高さ方向Hの位置が一致している。また、外側シュラウド側連結部66の内周面66aと第1翼本体側連結部58の外周面58aとは、互いに全周に亘って隙間なく接触している。
詳しく説明すると、第1翼本体側連結部58の突端部70には、その内周面58bから外周面58aに向かうに連れて基端側に向かうように切り欠かれて形成された切り欠き部70aが、その全周に亘って形成されている。また、外側シュラウド側連結部66の突端部71には、その外周面66bから内周面66aに向かうに連れて基端側に向かうように切り欠かれて形成された切り欠き部71aが、その全周に亘って形成されている。そして、第1翼本体側連結部58と外側シュラウド側連結部66とが組み付けられた状態で、切り欠き部70a、71aによりV字状の開先が形成されている。
なお、図3に示す例では、外側シュラウド側連結部66が前記高さ方向Hに沿って外側シュラウド60から突出した長さLは、第1翼本体側連結部58と外側シュラウド側連結部66との肉厚δの2倍より大きくなっている。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図8は、本発明の第3の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図示の例では、第1冷却孔91は、外側シュラウド60に、燃焼ガス流路4aと外側シュラウド60により仕切られた外部Nとを連通するように形成されている。また、第1冷却孔91は、外側シュラウド60の外側シュラウド側連結部66に接続される部分に形成されている。
ここで、前述したように、外側シュラウド60によって燃焼ガス流路4aと仕切られた外部Nの冷却ガスG2の圧力P1は、燃焼ガス流路4a内の燃焼ガスG1の圧力P2よりも高くなっているので、以上のように第1冷却孔91を形成することで、外側シュラウド60の外部Nの冷却ガスG2が燃焼ガス流路4a内に放出される。
また、外側シュラウド60に第1冷却孔91が設けられているので、タービン静翼本体53の第1翼本体側連結部58に接続される部分92を冷却することができる。従って、タービン静翼本体53に作用する熱応力を更に抑制することが可能となり、またそれ故に1段静翼90の疲労寿命の更なる向上を図ることができる。
ここで、本実施形態のように外側シュラウド60の外側シュラウド側連結部66に接続される部分に第1冷却孔91を設けた場合には第1冷却孔91近傍で応力が高くなるものの、熱応力の緩和の効果と相まって応力を低減させることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図9は、本発明の第4の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、タービン静翼本体53の第1翼本体側連結部58に接続される部分92に厚肉部101が設けられているので、タービン静翼本体53の第1翼本体側連結部58に接続される部分92の剛性を高めることが可能となる。これにより、燃焼ガスG1の圧力を起因として、第1翼本体側連結部58の基端部72を基点として塑性変形するガス曲げを生じさせる力が作用した場合であっても、ガス曲げの発生を抑制することができる。従って、1段静翼100の疲労寿命の向上を図りつつ、ガス曲げの発生を抑制することができる。
ここで、厚肉部101を設けることで厚肉部101近傍において熱応力が生じやすくなるものの、第1冷却孔91の冷却により厚肉部101における熱応力が緩和され、またそれ故に疲労寿命の向上を図ることができる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図10は、本発明の第5の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図示の例では、応力集中緩和部121は、外側シュラウド側連結部66の外周面66bと、外側シュラウド60において燃焼ガス流路4aの反対側を向く面60dとを滑らかに接続する凹曲面状のフィレットにより構成されている。
また、外側シュラウド側連結部66と外側シュラウド60との間の応力集中を緩和することが可能となり、またそれ故に1段静翼120の疲労寿命の更なる向上を図ることができる。
ここで、本実施形態では応力集中緩和部121が厚肉に形成されているため熱応力が生じ易くなるものの、突端部70、71を連結することによる応力集中の緩和、及び応力集中緩和部121を設けることによる応力集中の緩和の効果と相まって、結果として応力を低減させることができ、またそれ故に疲労寿命の向上を図ることができる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図11は、本発明の第6の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図示の例では、逃げ部131は、外側シュラウド側連結部66の内周面66aと、外側シュラウド60の燃焼ガス流路4a側の面60dとを滑らかに接続する凸曲面状のフィレットにより構成されている。つまり、逃げ部131は、外側シュラウド60の第1挿通孔63の輪郭をなす周壁部63aにおいて燃焼ガス流路4a側に位置する部分が、面取りされることで構成されている。
また、外側シュラウド側連結部66の内周面66aに逃げ部131が設けられているので、第1翼本体側連結部58及び外側シュラウド側連結部66の基端同士のフレッティング(摩擦力を伴い、且つ振幅が小さい繰り返し相対滑り)を抑制することができる。従って、フレッティング摩耗及びフレッティング疲労を抑制することが可能となり、1段静翼130の疲労寿命の更なる向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、1段静翼130は、応力集中緩和部121を備えるものとしたが、応力集中緩和部121は無くても構わない。また、逃げ部は、第1翼本体側連結部58の外周面58a(シュラウド側連結部に対向する面)に設けられていても良い。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図12は、本発明の第7の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図示の例では、冷却ガス導入部111は、外側シュラウド60の外側シュラウド側連結部66に接続される部分が屈曲されることで形成されている。つまり、外側シュラウド60は、外側シュラウド側連結部66に接続されると共にタービン静翼本体53から離間するに連れて前記高さ方向Hの他方側H2に向かうように屈曲された第1屈曲部112と、第1屈曲部112に接続されると共に前記高さ方向Hと平行になるように前記高さ方向Hの他方側H2に向けて屈曲された第2屈曲部113とを備えている。そして、第1屈曲部112と、第2屈曲部113と、タービン静翼本体53の第1翼本体側連結部58に接続される部分92とによって形成される空間が、冷却ガス導入部111となっている。また、本実施形態では、第1屈曲部112及び第2屈曲部113は、いずれもタービン静翼本体53の第1翼本体側連結部58に接続される部分92と離間している。
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。図13は、本発明の第8の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、このように厚さが異なる遮熱コーティング層141、142が設けられる場合であっても、タービン静翼本体53及び外側シュラウド60それぞれに予め遮熱コーティング層141、142を形成した後に、タービン静翼本体53と外側シュラウド60とを翼本体側連結部57及び外側シュラウド側連結部66を介して連結することで、例えばタービン静翼本体とシュラウドとが一体に形成されている場合に比べて、厚さが異なる遮熱コーディング層141、142を容易且つ正確に形成することができる。従ってこの構成によれば、1段静翼140の疲労寿命の向上を図りつつ、タービン静翼本体53及び外側シュラウド60それぞれの温度条件に適した厚さを具備する翼部側遮熱コーティング層141及びシュラウド側遮熱コーティング層142を容易に形成することができる。
なお、本実施形態では、シュラウド側遮熱コーティング層142が翼部側遮熱コーティング層141より厚く形成されているものとしたが、これに限られるものではない。
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。図14及び図15は、本発明の第9の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
また、図15に示すように、第1翼本体側連結部58及び外側シュラウド側連結部66を連結する溶接部152は、第1翼本体側連結部58の前側に位置する部分である前縁部153、及び外側シュラウド側連結部66において前縁部153に対応する前側部分154を除くように設けられている。そして、第1翼本体側連結部58の前縁部153と外側シュラウド側連結部66の前側部分154との間に前記第2冷却孔151が設けられている。
また、外側シュラウド60に第2冷却孔151が設けられているので、タービン静翼本体53の翼本体側連結部58に接続される部分155を冷却することができる。従って、タービン静翼本体53に作用する熱応力を更に抑制することが可能となり、1段静翼150の疲労寿命の更なる向上を図ることができる。
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。図16及び図17は、本発明の第10の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
外側シュラウド側連結部66の突端部71が、全周に亘ってタービン静翼本体53側に向けて屈曲されて位置決め部161となっている。そして、位置決め部161は、その前記高さ方向Hの他方側H2を向く面162が、タービン静翼本体53部の前記高さ方向Hの一方側H1を向く面163と当接することで、タービン静翼本体53を前記高さ方向Hに位置決めしている。また、位置決め部161の前記高さ方向Hの他方側H2を向く面162には、位置決め部161の突端側に開口された切り欠き部164が設けられており、第1翼本体側連結部58及び外側シュラウド側連結部66は、この切り欠き部164にろう付部165が形成されることで、それぞれの突端部70、71において互いに連結されている。
例えば、前記各実施形態では、1段静翼に本発明に係るガスタービン翼を採用した場合を例に説明したが、これに限られるものではなく、本発明に係るガスタービン翼を、他の段のタービン静翼5、あるいは、タービン動翼6、圧縮機静翼21、圧縮機動翼22に採用しても良い。しかしながら、特に高温環境となる1段目または2段目のタービン静翼5またはタービン動翼6において適用することで、シュラウドの連結部分に使用するシール用のガスを効果的に削減することができるとともに、熱応力を起因として生ずる応力集中を効果的に緩和することができる。
また、前記各実施形態では、外側シュラウド60及び内側シュラウド61の双方を設けるものとしたが、これに限られるものではなく、いずれか一方のみでも良い。
2 圧縮機
3 燃焼器
4 タービン
8、90、100、110、120、130、140、150、160、170 1段静翼(ガスタービン翼)
53、171 タービン静翼本体(翼本体)
53a タービン静翼本体の外周面(翼本体の外面)
58 第1翼本体側連結部(翼本体側連結部)
58a 第1翼本体連結部の外周面(シュラウド側連結部に対向する面)
59 第2翼本体側連結部(翼本体側連結部)
60 外側シュラウド(シュラウド)
60b 燃焼ガス流路側の面
61 内側シュラウド(シュラウド)
66 外側シュラウド側連結部(シュラウド側連結部)
66a 外側シュラウド側連結部の内周面(翼本体側連結部に対向する面)
67 内側シュラウド側連結部(シュラウド側連結部)
70、71 突端部
72、73 基端部
91 第1冷却孔
92、155 第1翼本体側連結部に接続される部分
111 冷却ガス導入部
112、113 屈曲部(逃げ部)
101 厚肉部
131 逃げ部
141 翼部側遮熱コーティング層(表面処理層)
142 シュラウド側遮熱コーティング層(表面処理層)
151 第2冷却孔
161 位置決め部
4a 燃焼ガス流路
G1 燃焼ガス
G2 冷却ガス
H 高さ方向
Claims (13)
- 周方向に三つ以上配列して設けられ、ガスタービンの上流側から下流側に向けて流通する燃焼ガスが外面を通過する翼本体と、
該翼本体における高さ方向の両端部のうちの少なくとも一方に配設されて、三つ以上の前記翼本体を支持すると共に、前記燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路の隔壁の一部を構成する略円弧状に形成されたシュラウドとを備え、
前記翼本体及び前記シュラウドには、前記燃焼ガス流路の外側に前記高さ方向に延出された翼本体側連結部及びシュラウド側連結部がそれぞれ設けられ、
前記翼本体側連結部及び前記シュラウド側連結部は、冷却ガスが流通する前記燃焼ガス流路の外側に突出する互いの突端部の突端側で溶接部により連結され、前記燃焼ガス流路側に位置する基端部では連結されておらず、
前記翼本体側連結部の外周面と前記シュラウド側連結部の内周面とは、互いに全周に亘って接触していることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1に記載のガスタービン翼において、
前記シュラウドには、前記燃焼ガス流路内に冷却ガスを放出して前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分を冷却する第1冷却孔が設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項2に記載のガスタービン翼において、
前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分の近傍には、前記第1冷却孔から放出された前記冷却ガスが導入される冷却ガス導入部が設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 周方向に三つ以上配列して設けられ、ガスタービンの上流側から下流側に向けて流通する燃焼ガスが外面を通過する翼本体と、
該翼本体における高さ方向の両端部のうちの少なくとも一方に配設されて、三つ以上の前記翼本体を支持すると共に、前記燃焼ガスが流通する燃焼ガス流路の隔壁の一部を構成する略円弧状に形成されたシュラウドとを備え、
前記翼本体及び前記シュラウドには、前記燃焼ガス流路の外側に前記高さ方向に延出された翼本体側連結部及びシュラウド側連結部がそれぞれ設けられ、
前記翼本体側連結部及び前記シュラウド側連結部は、冷却ガスが流通する前記燃焼ガス流路の外側に突出する互いの突端部の一部で連結され、前記燃焼ガス流路側に位置する基端部では連結されておらず、
前記シュラウドには、前記燃焼ガス流路内に冷却ガスを放出して前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分を冷却する第1冷却孔が設けられており、
前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分の近傍には、前記第1冷却孔から放出された前記冷却ガスが導入される冷却ガス導入部が設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のガスタービン翼において、
前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分には、他の部分より厚肉に形成された厚肉部が設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガスタービン翼において、
前記シュラウドは、複数で互いに連結されて円環状に構成され、それぞれ三つ以上の前記翼本体を支持していることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガスタービン翼において、
前記シュラウドは、円環状に形成されていて、前記翼本体の全てを支持していることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のガスタービン翼において、
前記翼本体が前記ガスタービンの静翼を構成するとともに、前記シュラウドが該翼本体の外周側となる前記高さ方向一端部に配設されて軸方向に隣接する動翼の外周側まで延出されていることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のガスタービン翼において、
前記翼本体側連結部及び前記シュラウド側連結部の互いに対向する面のうちの少なくとも一方には、前記翼本体側連結部及び前記シュラウド側連結部の基端同士の接触を抑制する逃げ部が設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のガスタービン翼において、
前記翼本体の外面及び前記シュラウドの前記燃焼ガス流路側の面には、互いに厚さが異なる表面処理層がそれぞれ設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のガスタービン翼において、
前記翼本体側連結部及び前記シュラウド側連結部の間には、前記燃焼ガス流路内に冷却ガスを放出して前記翼本体の前記翼本体側連結部に接続される部分を冷却する第2冷却孔が設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のガスタービン翼において、
前記シュラウド側連結部には、前記シュラウドに対して前記翼本体を前記高さ方向に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とするガスタービン翼。 - 圧縮空気を生成する圧縮機と、
該圧縮機から供給される圧縮空気に燃料を供給して燃焼ガスを生成する燃焼器と、
請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のガスタービン翼を有し、前記燃焼器から供給される前記燃焼ガスにより回転動力を発生させるタービンと、
を備えていることを特徴とするガスタービン。
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