JP5403015B2 - テレスコピックステアリング装置用アウタコラム - Google Patents
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Description
そして、軸方向に関して一端寄り部分に、軸方向に長い軸方向スリットを、外周面のうちでこの軸方向スリットの少なくとも一部を両側から挟む位置に1対の被挟持部を、それぞれ形成する事により、これら両被挟持部を幅方向両側から挟持する荷重の加減に基づいて、前記一端寄り部分の内径を弾性的に拡縮可能としている。
或いは、請求項3に記載した発明の様に、前記軸方向スリットのうちで前記幅広部の形状を、軸方向を長径とし周方向を短径とした楕円形とする。
即ち、本発明の場合には、軸方向スリットの軸方向他端寄り端部を、軸方向他端に向かうに従って幅寸法が小さくなる幅広部とし、しかもこの幅広部のうちの他端寄りの幅方向両側縁の曲率を小さく(曲率半径を大きく)している為、前記捻り方向の力により弾性変形する部分の長さ寸法を大きくできる。この為、各部分に発生する応力の絶対値を低く抑える事ができて、前記損傷の発生防止を図れる。
図1〜2は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例のテレスコピックステアリング装置用アウタコラムの特徴は、捻り方向に大きな力が加わった場合にも、軸方向スリット19bの後端部(図1〜2の右端部)に発生する応力の絶対値(最大値)を低く抑えるべく、この軸方向スリット19bの後端部の形状を工夫した点にある。その他の部分の構造及び作用は、前述の図8〜11に示した従来構造と同様であるから、同等部分に関する説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
即ち、このアウタコラム9cをステアリング装置に組み込んで、ステアリングホイール1(図7〜8参照)の位置を保持した状態では、前記ステアリングコラム9cの前部で前記軸方向スリット19bの両側部分に設けられた1対の被挟持部20、20は、支持ブラケット17aを構成する左右1対の支持板部24、24(図9参照)により強く挟持された状態となる。この状態で、前記ステアリングコラム9cの取付孔30部分に設置したステアリングロック装置を作動させたまま、前記ステアリングホイール1を強く回転させようとすると、前記アウタコラム9cに、大きな捻り方向の力が加わる。
図3は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例のアウタコラム9dの場合には、軸方向スリット19bの後端部に設けた幅広部32aを囲む位置に形成した補強壁部22bの後端部に切り欠き部35を設けて、前記アウタコラム9dの周方向に関する、この補強壁部22bの剛性を低く抑えている。即ち、この補強壁22bのうち、前記幅広部32aの円弧部34に対応する部分に前記切り欠き部35を設け、この部分で前記補強壁22bを低くし、前記アウタコラム9dの周方向に関する、この補強壁22bの剛性を低く抑えている。このアウタコラム9dに加わる捻り方向の力に基づいてこの補強壁22b部分に発生する応力の絶対値を低く抑える為には、この補強壁22bの高さ(前記アウタコラム9dの外周面からの突出量)を確保(大きく)したり、厚くする事が効果がある。但し、単に前記補強壁22bを高くしたり厚くしたりした場合、前記軸方向スリット19bの後端部の、前記アウタコラム9dの周方向に関する剛性が高くなり過ぎ、ステアリングホイール1(図7、8参照)の前後位置を調節後の位置に保持すべく、前記ステアリングコラム9dの前端部の内径を縮める為に要する力が徒に大きくなる可能性がある。そこで、本例の場合には、前記切り欠き部35を形成する事により、前記軸方向スリット19bの後端部の周方向に関する剛性を適度に低くして、前記ステアリングコラム9dの前端部の内径を縮める為に要する力の増大を抑えている。尚、前記切り欠き部35の底面と側面(前記補強壁22bの後端面)との連続部は、曲率半径が大きな曲面として、この連続部等への応力集中を防止する。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図4は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、軸方向スリット19cの後端部に設けた幅広部32bの後端部を構成する円弧部34bの曲率半径r′を、先に説明した実施の形態の第1例よりも大きくし、それに合わせて、左右1対の直線部33a、33aの傾斜角度θ′を小さくしている。更に、前記幅広部32bを囲む状態で設けた補強壁部22cの前半部の厚さを、前記実施の形態の第1例の場合よりも、更に厚くしている。この様な本例の構造は、ステアリング装置の他の構成部分との関係で、前記幅広部32bを大きくできる場合に採用する。前記円弧部34bの曲率半径r′を大きくする事で、この部分に発生する応力をより一層緩和できる。更に、前記補強壁部22cの前半部の厚さを更に厚くする事で、この前半部に発生する応力に就いても、より一層緩和できる。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図5は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、軸方向スリット19dの後端部に設けた幅広部32cの前半部の形状を円弧状としている。そして、この円弧状の前半部と、この幅広部32cの最大幅部分及び前記軸方向スリット19dのうちで、前記後端部よりも前寄り部分とを、滑らかに連続させている。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図6は、請求項1、3に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、軸方向スリット19eの後端部に設けた幅広部32dの形状を、軸方向を長径とし周方向を短径とした楕円形としている。この様に、この幅広部32dの形状を軸方向に長い楕円形とした場合でも、捻り方向に加わった力に基づいて弾性変形可能な部分の長さを長くして、亀裂等の損傷防止を図れる。この場合に於いて、前記幅広部32dの後端部の曲率半径を大きくすれば、この後端部に発生する応力の絶対値を抑える面から有利になる。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
又、前後方向に関する位置関係も、前記各例の場合と逆にする事ができる。即ち、これら各例は、その前端部にインナコラムの後端部を内嵌する事により全長を伸縮可能なステアリングコラムを構成するアウタコラムに就いて記載しているが、後端部にインナコラムの前端部を内嵌する様に構成しても良い。この場合、幅広部は軸方向スリットの前端部に設ける。
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a ステアリングシャフト
6、6a ステアリングコラム
7a、7b 自在継手
8 中間シャフト
9、9a、9b、9c、9d アウタコラム
10 インナコラム
11 アウタチューブ
12 インナシャフト
13 電動モータ
14、14a ハウジング
15、15a 車体
16、16a 横軸
17、17a 支持ブラケット
18 変位ブラケット
19、19a、19b、19c、19d、19e 軸方向スリット
20 被挟持部
21 周方向スリット
22、22a、22b、22c 補強壁部
23 前後方向長孔
24 支持板部
25 上下方向長孔
26 調節ロッド
27 頭部
28 ナット
29 調節レバー
30 取付孔
31 厚肉部
32、32a、32b、32c、32d 幅広部
33、33a 直線部
34、34a、34b 円弧部
35 切り欠き部
36 後端面
Claims (4)
- 金属材料により全体を円筒状に造られ、軸方向に関して一端寄り部分に、軸方向に長い軸方向スリットを、外周面のうちでこの軸方向スリットの少なくとも一部を両側から挟む位置に1対の被挟持部を、それぞれ形成する事により、これら両被挟持部を幅方向両側から挟持する荷重の加減に基づいて、前記一端寄り部分の内径を弾性的に拡縮可能としたテレスコピックステアリング装置用アウタコラムに於いて、前記軸方向スリットのうちで、軸方向に関して他端寄り端部を幅広部とし、この幅広部の幅寸法を、軸方向に関して中間部で最も大きく、この中間部よりも他端寄り部分で、この中間部から離れるに従って小さくすると共に、この中間部よりも他端寄りの幅方向両側縁の、径方向から見た形状に関する曲率を、当該部分を曲率が一定の半円弧により連続させたと仮定した場合の曲率よりも小さくした事を特徴とするテレスコピックステアリング装置用アウタコラム。
- 前記軸方向スリットのうちで前記幅広部の中間部よりも他端寄り部分の形状を、幅方向両側縁の直線部と、これら両直線部の他端同士を滑らかに連続させる円弧部とから成る、先端部が湾曲したV字形とした、請求項1に記載したテレスコピックステアリング装置用アウタコラム。
- 前記軸方向スリットのうちで前記幅広部の形状が、軸方向を長径とし周方向を短径とした楕円形である、請求項1に記載したテレスコピックステアリング装置用アウタコラム。
- 前記軸方向スリットのうちでこれら両被挟持部よりも軸方向に関して他端寄り部分に突出した部分に沿った外周面部分に突壁を形成しており、この突壁のうち、軸方向に関して前記幅広部の他端に位置する部分の高さ寸法が、軸方向中間部分の高さ寸法よりも低い、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置用アウタコラム。
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