JP5402574B2 - 感光性導電ペースト - Google Patents
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Description
(式中、R1は、炭素数2〜4のアルキレン基、nは、2〜4の整数である)
R2O−(R3O)m−R4 (2)
(式中、R2は、炭素数1〜6のアルキル基、R3は、炭素数2〜4のアルキレン基、R4は、炭素数1〜6のアルキル基または水素、mは、2〜4の整数である)
R2O−(R3O)m−R4 (2)
式中のR1は炭素数2〜4のアルキレン基であり、好ましくは、2または3のアルキレン基である。nは、2〜4の整数である。nが1の場合、感光性導電ペーストへの溶解性が不良となる。また、nが5以上の場合、塗膜の乾燥ができず、未焼成の絶縁ペースト層上に導体ペーストパターンの形成ができなくなる。
化合物Cを含むことによって、露光、現像工程の影響を受けず、未焼成の絶縁ペースト層上への導体ペーストパターンの形成がさらに容易になる。特に、未焼成の絶縁ペースト層のバインダー樹脂などの種類が変わった場合に有効となる。
(化合物A、Bまたは溶媒として用いた化合物)
以下の化合物を用いた。
化合物A−1:テトラエチレングリコール
化合物A−2:トリエチレングリコール
化合物B−1:ジエチレングリコールジエチルエーテル
化合物B−2:ジエチレングリコールジブチルエーテル
化合物B−3:トリエチレングリコールジメチルエーテル
化合物B−4:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
化合物B−5:トリプロピレングリコールジメチルエーテル
化合物B−6:ジプロピレングリコールジメチルエーテル
化合物C:プロピレンカーボネート
化合物D:γ−ブチルラクトン
(感光性導電ペーストの作製)
湿式還元法により製造された平均粒径3μm、比表面積0.5m2/g、タップ密度5g/cm3の銀粉末75質量%、感光性アクリルポリマー(APX−716、東レ社製)8質量%、感光性モノマー(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、第一工業製薬社製)4質量%、光重合開始剤(2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパノン)1質量%、および表1に示す化合物12質量%を加えたものを3本ローラーで混練して作製した。
(未焼成の絶縁ペースト層形成)
SiO2、MgO、Al2O3、K2O、B2O3からなるガラスを粉砕した平均粒径1.2μmのガラス粉末75質量%、アクリル樹脂(共栄社化学社製“オリコックス”KC−7025T)5質量%、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート20質量%を加えたものを3本ローラーで混練して作製し、基板(99.6パーセントアルミナ基板、60mm角、厚さ0.635mm)上に乾燥後、20μmになるようにマイクロテック社製スクリーン印刷機およびSUS製200メッシュのスクリーン版を用いて、基板全面に印刷した。印刷後、通風オーブンを用いて、80℃で15分乾燥した。
(パターン加工性の評価)
上記未焼成の絶縁ペースト層が形成された基板上にマイクロテック社製スクリーン印刷機及び325メッシュのスクリーン版を用いて感光性導電ペースト全面塗布し、タバイ社製熱風乾燥機を用いて60℃で30分乾燥した。乾燥後の膜厚は15μmとした。乾燥後、ラインアンドスペース(L/S)がそれぞれ20μmであるストライプパターンを形成したフォトマスクを介して露光を行った。露光機は、大日本スクリーン製露光機(光源:2kW超高圧水銀灯)を用いた。露光量は、50mJ/cm2とした。露光後、0.2質量%の炭酸ナトリウム水溶液を用いてシャワー現像を行った。現像液温度は23℃とした。60秒で現像を終了し、光学顕微鏡を用いてライン間(スペース部分)に残渣を観察した。結果を表1に示す。表1において、光学顕微鏡200倍でスペース部分の面積を観察し、スペース部分に全く残渣が観察されなかったものを◎、スペース部分の面積10%未満に残渣が観察されたものを○、スペース部分の面積10%を超える部分に残渣が観察されたものを×で示した。
(実施例1〜13、比較例1〜8)
化合物Aおよび化合物Bの両方を含む実施例1〜11では、未焼成の絶縁ペースト層上でも残渣が見られず、良好な解像性を示した。また、一般式(1)の化合物が少ない実施例12ではスペース部分の面積5%に残渣が観察されたものの十分実用レベルであった。さらに、化合物Aが多い実施例13では、乾燥が不十分ではあるが、ライン間に残渣はなく、十分実用レベルであった。
(実施例14〜18、比較例9〜10)
化合物A、化合物Bおよび化合物Cを含む実施例14〜18では、未焼成の絶縁ペースト層上でも残渣が見られず、良好な解像性を示した。一方、化合物Cのみを用いた比較例9および化合物Bと化合物Cを混合して用いた比較例10ではスペース部分の面積10%を超える部分に残渣が観察された。
Claims (7)
- 導電性無機粉末、感光性有機成分、および下記一般式(1)で表される化合物Aおよび下記一般式(2)で表される化合物Bを含むことを特徴とする感光性導電ペースト。
HO−(R1O)n−R1OH (1)
(式中、R1は、炭素数2〜4のアルキレン基、nは、2〜4の整数である)
R2O−(R3O)m−R4 (2)
(式中、R2は、炭素数1〜6のアルキル基、R3は、炭素数2〜4のアルキレン基、R4は、炭素数1〜6のアルキル基または水素、mは、2〜4の整数である) - 前記導電性無機粉末が、Ag、Au、Pd、Ni、Cu、AlおよびPtの群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の感光性導電ペースト。
- 前記化合物Aと化合物Bの質量比が5:95〜40:60の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の感光性導電性ペースト。
- 前記一般式(1)において、R1は炭素数が2または3のアルキレン基であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の感光性導電ペースト。
- 前記一般式(2)において、R4が水素、mが2または3であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の感光性導電ペースト。
- 下記一般式(3)で表される化合物Cがプロピレンカーボネートであることを特徴とする請求項6に記載の感光性導電ペースト。
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