JP5401705B2 - モールド金型 - Google Patents
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Description
金型ゲートは、樹脂モールド後に成形品から不要樹脂を切り離す(ゲートブレイクする)ため、成形品の厚さの60%程度を上限とする断面積が絞られた形状(例えばV字状のノッチが形成された形状)をしている。
また、樹脂モールド後の成形品において封止樹脂と不要樹脂との連結部にノッチを設けることなく同等の断面積としたモールド金型も提案されている(特許文献1参照)。
以上のように、成形品が薄型になりかつ一括モールドにより成形される製品においては、上述したモールド金型の構造上の要因により成形品質の低下が懸念される。これを封止樹脂の品質改善で解消するには、時間とコストがかかる。
上型と下型とでワークをクランプし、ポットに装填された封止樹脂が金型カルに接続する金型ランナを通じて金型キャビティへ充填されるモールド金型であって、基板実装された複数の半導体素子を一括してモールドする金型キャビティが形成された当該金型キャビティエリア内に前記金型ランナに接続するキャビティ内ランナゲートが刻設されており、当該キャビティ内ランナゲートは前記金型カル側から金型キャビティの反対側の対向辺に向かうにしたがって段階的に溝深さが前記金型キャビティの深さに近づくように刻設されていることを特徴とする。
また、断面積が絞られた金型ゲートを通過することがないので、当該金型ゲートの下流側で渦流が発生してマイクロボイド(微細な気泡)どうしが合体して視認可能な大きさのボイドに成長して更に下流側へ押し流され成形品周縁部に気泡の列によるフローマークが形成されることもない。
また、断面積が絞られた金型ゲートの下流側で渦流が発生することがなく封止樹脂に混入するフィラー径の分布に偏りが発生することもない。
したがって、基板実装された複数の半導体素子を一括してモールドする金型キャビティへ金型カルに近い上流側から順次封止樹脂を充填させながら金型キャビティ周縁部の下流側まで行きわたらせることができるので、成形品質の向上を図ることができる。特に、成形品が薄型になりかつ一括モールドにより成形される製品においては、モールド金型の構造上の工夫により成形品質の向上を実現できる。
キャビティ内ランナゲート12は金型カル6(金型ランナ7)側から金型キャビティ8の反対側の対向辺8a(周縁部)に向かうにしたがって段階的に溝深さが金型キャビティ8の深さに近づくように刻設されている。
このように、金型キャビティ8の金型カル6に近い上流側から封止樹脂5が段階的に充填されることで、例えば金型キャビティの端部に設けられたゲートからキャビティ全体に封止樹脂を充填するモールド金型と比較して、金型キャビティ8内での封止樹脂5の移動距離を短くして十分なゲルタイムを確保することが可能である。また、ゲート下流側で渦流も発生しないので、十分なゲルタイム確保と均一な封止樹脂の充填が行なえる。
また、断面積が絞られた金型ゲートを通過することがないので、当該金型ゲートの下流側で渦流が発生してマイクロボイド(微細な気泡)どうしが合体して視認可能な大きさのボイドに成長して更に下流側へ押し流され成形品周縁部に気泡の列によるフローマークが形成されることもないうえに、封止樹脂5に混入するフィラー径の分布に偏りが発生することもない。さらに、空気やガスなどの気体が金型キャビティ8内に存在している場合であっても、封止樹脂5の充填に伴って下流側へ順次押し出されるためエアートラップが発生することもない。
したがって、基板実装された複数の半導体素子10を一括してモールドする金型キャビティ8へ、金型カル6に近い上流側から順次封止樹脂5を充填させながら金型キャビティ8の周縁部である下流側に行きわたらせることができるので、成形品質の向上を図ることができる。特に、成形品が薄型になりかつ一括モールドにより成形される製品においては、モールド金型1の構造上の工夫により成形品質の向上を実現できる。
また、樹脂モールド後の成形品は、図示しないエジェクタピン機構により、モールド金型1から取り外され、図外のディゲート部に搬送される。このディゲート部においてツイストし金型ランナ7とキャビティ内ランナゲート12との段差部に応力集中させることで分断し、この段差部から基板9端までのディゲートライン11(図3(B)参照)で樹脂モールド後の成形品を成形品カル、成形品ランナ(不要樹脂)と分離する。
本実施形態は、モールド金型1のうち下型3の構成が同様であるので説明を援用するものとし、上型2の構成を中心に説明する。
また、固定型を上型2、可動型を下型3として説明したが、これに限定されるものではなく、固定型を下型3、可動型を上型2としても良い。
2 上型
3 下型
4 ポット
5 封止樹脂
6 金型カル
7 金型ランナ
8 金型キャビティ
8a 対向辺
8b 段付部
8c 金型キャビティ底部
9 基板
10 半導体素子
11 ディゲートライン
12 キャビティ内ランナゲート
12a テーパー面
12b 底部
13 センターインサート
14 下型インサート
15 プランジャ
16 エジェクタピン
16a 拡径材
Claims (5)
- 上型と下型とでワークをクランプし、ポットに装填された封止樹脂が金型カルに接続する金型ランナを通じて金型キャビティへ充填されるモールド金型であって、基板実装された複数の半導体素子を一括してモールドする金型キャビティが形成された当該金型キャビティエリア内に前記金型ランナに接続するキャビティ内ランナゲートが刻設されており、当該キャビティ内ランナゲートは前記金型カル側から金型キャビティの反対側の対向辺に向かうにしたがって段階的に溝深さが前記金型キャビティの深さに近づくように刻設されていることを特徴とするモールド金型。
- 前記キャビティ内ランナゲートは、前記金型カル側から金型キャビティの反対側の対向辺に向かって溝深さが階段状に浅くなるように段付部が形成されており、各段付部に沿って前記金型キャビティの金型カルに近い上流側から封止樹脂が段階的に充填される請求項1記載のモールド金型。
- 前記キャビティ内ランナゲートの溝幅は、金型カルから金型ランナを経て金型キャビティの対向辺に向かって漸進広くなるように形成されている請求項1又は2記載のモールド金型。
- 前記キャビティ内ランナゲートは、前記金型カルから金型キャビティの中途部に向かって溝深さが漸進浅くなるようにテーパー面が形成されており、当該テーパー面に沿って前記金型キャビティの金型カルに近い上流側から封止樹脂が段階的に充填される請求項1記載のモールド金型。
- 前記キャビティ内ランナゲートの底部及びその延長線上に相当する金型キャビティ底部には、型開き動作に応じて成形品を押動して離型させるエジェクタピンが突き出し可能に設けられている請求項1乃至4のいずれか1項記載のモールド金型。
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JP2009262502A JP5401705B2 (ja) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | モールド金型 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011104873A JP2011104873A (ja) | 2011-06-02 |
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Family Applications (1)
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2009
- 2009-11-18 JP JP2009262502A patent/JP5401705B2/ja active Active
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