[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5495137B2 - フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置 - Google Patents

フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5495137B2
JP5495137B2 JP2011048501A JP2011048501A JP5495137B2 JP 5495137 B2 JP5495137 B2 JP 5495137B2 JP 2011048501 A JP2011048501 A JP 2011048501A JP 2011048501 A JP2011048501 A JP 2011048501A JP 5495137 B2 JP5495137 B2 JP 5495137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating
plate
water
lubricating water
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011048501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012183493A (ja
Inventor
和久 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishigaki Co Ltd filed Critical Ishigaki Co Ltd
Priority to JP2011048501A priority Critical patent/JP5495137B2/ja
Priority to CN201180069056.7A priority patent/CN103402598B/zh
Priority to KR1020137017468A priority patent/KR101836076B1/ko
Priority to PCT/JP2011/068501 priority patent/WO2012120707A1/ja
Priority to TW100131932A priority patent/TWI523677B/zh
Publication of JP2012183493A publication Critical patent/JP2012183493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5495137B2 publication Critical patent/JP5495137B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/12Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D25/00Filters formed by clamping together several filtering elements or parts of such elements
    • B01D25/12Filter presses, i.e. of the plate or plate and frame type
    • B01D25/172Plate spreading means

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、サイドレール上に多数並列したろ板を全室同時に移動させるフィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置に関する。
従来、多数並列したろ板が左右両サイドバー上を摺動自在に移動して、ろ板間を開閉しケーキを剥離するフィルタープレスは周知である。引用文献1には、ろ板の左右側縁部に突設された吊手のそれぞれ下縁部に、ろ板の前後運動をスムーズにするためのスライド部材を嵌め被せる構成が開示されている。
特開平8−281015号公報
サイドバーに載置したろ板をスムーズに移動させるには、低摩擦抵抗部材で摺動部を構成するか、あるいは摺動部に摩擦抵抗を軽減させるための潤滑剤を供給する必要がある。
低摩擦抵抗部材で摺動部を構成すれば、ろ板が軽い小型のフィルタープレスには適用できる可能性があるが、ろ板が重い大型のフィルタープレスには強度と低摩擦性という2つの機能が必要となりコストがかかる。また、フィルタープレスが稼動する現場雰囲気により発生した異物が摺動部に付着する等により、ろ板がスムーズに移動しないという課題がある。
さらに、潤滑剤としてオイルやグリース等の油脂を摺動部に供給すれば、摩擦抵抗が軽減し、現場雰囲気により発生する異物は付着し難いが、取扱い時に油脂が飛散し、環境負荷が増大する。定期的に購入する必要があるのでコストもかかり、保管場所も確保する必要がある。
本発明は、サイドレール上に多数並列したろ板を移動させるために、摺動部に潤滑剤として水を使用するフィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置を提供する。
本発明のフィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法は、一対のサイドレールのスライドプレートに多数のろ板を並列し、各ろ板を連結リンクで連結して、締付シリンダーで一斉にろ板を開板させる同時開板式フィルタープレスにおいて、潤滑水槽に貯留する潤滑水の水位を、スライドプレートの摺動面より上方に維持させて、ろ板の移動時に、スライドプレートと潤滑水槽を連通し、潤滑水槽の水圧によりスライドプレートの摺動面に潤滑水を供給するもので、環境負荷を増大させることなく、産業機器の摺動部を円滑に潤滑させることができる。また、ろ板移動時にのみ摺動面に潤滑水を供給するので、必要最小限の使用量で摺動させることができる。
本発明のフィルタープレスにおけるろ板の潤滑装置は、一対のサイドレールのスライドプレートに多数のろ板を並列し、各ろ板を連結リンクで連結して、締付シリンダーで一斉にろ板を開板させる同時開板式フィルタープレスにおいて、送水装置で供給される潤滑水を貯留する潤滑水槽をサイドレールに併設し、潤滑水槽の水位を検知する水位検知装置を配設して、潤滑水槽の水位をスライドプレートの摺動面より上方に維持すると共に、ろ板の開閉板開始及び終了を検知する検知装置と、開閉板開始の検知により潤滑水槽の潤滑水をスライドプレートの摺動面に供給する制御装置を配設したもので、各部品の作動を検知して必要時に潤滑水を摺動部に供給できる。
また、スライドプレートの下縁部に溝部を形成し、溝部に上縁部の摺動面まで貫通する複数の潤滑孔を穿設すると共に、潤滑水槽の潤滑水を溝部に供給する潤滑水路を配設したので、潤滑水槽の水位に連動して、潤滑水を摺動面に一斉に供給することができる。
さらに、潤滑水槽に弁を備えた排出管を配設し、潤滑水槽に貯留する潤滑水の水位を、摺動面よりやや上方に維持させると、潤滑水槽の水位を下げることができ、高水圧により潤滑水が潤滑孔から噴出して周囲に飛散することなく、漏れ出てくる全ての潤滑水を摺動面に供給できる。
潤滑水槽を仕切板で貯留槽と排出槽に区分けし、送水装置により貯留槽に潤滑水を貯留し、スライドプレートの摺動面に潤滑水を供給する潤滑水路を貯留槽に接続し、仕切板の上端を摺動面より高くして、貯留槽の水圧によりスライドプレートの摺動面に潤滑水を供給すると、潤滑水槽に貯留する潤滑水の上限水位を一定の範囲に維持し易い。
本発明に係るフィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置は、上記のように構成してあり、ろ板の移動時にのみ潤滑水を摺動面に供給するので、最小限の潤滑水量でよい。また、潤滑剤が水であるため、外部への油脂の飛散がなくなり、環境負荷を低減できる。分解やメンテナンス時に取扱いが容易である。
本発明に係るろ板の潤滑装置を有するフィルタープレスの概略側面図である。 同じく、フィルタープレスの概略平面図である。 同じく、ろ板の正面図である。 同じく、サイドレールの要部斜視断面図である。 同じく、サイドプレートに配設したスライドプレートの断面図である。 同じく、潤滑装置の概略図である。 同じく、潤滑装置の他の実施例の概略図である。
本発明に係るフィルタープレスのろ板の潤滑方法及び潤滑装置を図面に基づき詳述すると、先ず、図1はこの発明に係るフィルタープレスの概略側面図であって、前後のフロントフレ―ム1とリアーフレーム2に一対のサイドレール3,3が橋架しており、サイドレール3,3に多数のろ板4…が開閉自在に支架している。リアーフレーム2とろ板4の間にムーバブルヘッド5を配設して、リアーフレーム2に配設した締付シリンダー6にムーバブルヘッド5を連結している。ムーバブルヘッド5と各ろ板4…は連結リンク7によって決められた所定の間隔で一斉に開板する。
図2はフィルタープレスの概略平面図であって、(a)はろ板の閉板時、(b)はろ板の開板時を示す。締付シリンダー6を伸長させてムーバブルヘッド5をフロントフレーム1方向に押圧することによりろ板4を閉板し、閉板したろ板4,4間に原液を供給すれば、ろ液はろ布(図示せず)を通過して外部に排出される。ろ布で捕捉された固形物はケーキ層を形成しながら脱水される。脱水終了後、締付シリンダー6を収縮させてムーバブルヘッド5をリアーフレーム2方向に移動することによりろ板4…を開板する。
なお、並列するろ板4…は、ろ板とダイアフラム板を交互に並列してもよいものである。
図3はろ板の正面図であって、ろ板4の側面にろ板アーム8,8を突設し、それぞれのろ板アーム8,8をサイドレール3,3に摺動自在に載置している。ろ板アーム8とサイドレール3の摺動部には、それぞれライナー9とスライドプレート10とが配設されている。
なお、本実施例では、ろ板4の側面に突設したろ板アーム8に摺動部材を配設しているが、ろ板4を上方から吊設して吊設部材を摺動させてもよい。また、ろ板4に直接摺動部材を配設して摺動させてもよい。
図4はサイドレールの要部斜視断面図であって、サイドレール3の上端面に形成した凹溝11に、スライドプレート10を嵌合している。スライドプレート10の下縁部には溝部12が施されており、スライドプレート10の上縁部の摺動面10aとは複数の潤滑孔13…を介して連通している。また、溝部12は潤滑水路14と連通しており、潤滑水路14から供給された潤滑水は溝部12に滞留し、水位の上昇にしたがい潤滑孔13を経て一斉に摺動面10aに供給する構成となっている。
なお、本実施例では、サイドレール3内に潤滑水路14の一部を形成して凹溝11底部に連通させているが、スライドプレート10の溝部12に潤滑水を供給できる構造であれば、この実施例には限定されない。
図5はサイドプレートに配設したスライドプレートの断面図であって、スライドプレート10の溝部12を形成している面を下にして、サイドレール3の凹溝11に嵌合している。スライドプレート10の溝部12は潤滑水路14と連通しており、本実施例ではサイドレール3に潤滑水路14の一部を形成しているが、例えば、破線部で示すようにスライドプレート10に潤滑水路14の一部を形成して溝部12まで連通させてもよい。
スライドプレート10の上縁部の摺動面10aは、ろ板4が開閉板時に移動する際に、ろ板4に配設したライナー9と摺動する。摺動面10aに摩擦抵抗低減剤として潤滑水を供給するために、複数の潤滑孔13を配設している。潤滑孔13の配設数あるいは孔径は、ろ板の数や開板ピッチ等の条件により適宜選択できる。
潤滑装置25の構成について図6に基づき詳述する。潤滑水は水道管等の水源(図示せず)と接続している送水装置16から供給管17を介して潤滑水槽18に供給される。潤滑水槽18はサイドレール3に併設してあり、槽内の水位を計測するための水位検知装置19を備えている。水位検知装置19の設定値は、スライドプレート10の摺動面10aの高さ(二点差線)より上方に設定している。ろ板4の開閉板開始及び終了を検知する検知装置D1,D2,D3,D4と連動して、ろ板4の移動時に常時潤滑水槽18内の水位を摺動面10aより上方に維持するように制御装置24で制御している。
潤滑水槽18には潤滑水路14を接続しており、スライドプレート10の溝部12と潤滑孔13を介して、貯留水の水圧により潤滑水槽18の潤滑水をスライドプレート10の摺動面10aに供給する。また、潤滑水槽18には排出管20を接続しており、排出管20に配設している弁V1を開にすることにより、潤滑水槽18に貯留する潤滑水を排出して水位を下げることができる。また、供給管17と潤滑水路14にはそれぞれ弁V2,V3を配設しており、スライドプレート10の摺動面10aへの潤滑水の供給量を調整できる。
潤滑孔13から供給する潤滑水の供給量は、潤滑水槽18の水位に依存しており、水位検知装置19の設定値を摺動面10aよりやや上方とすることで、漏れ出てくる全ての潤滑水が摺動面10aに供給できる。潤滑水槽18の水位が高いと、高水圧により潤滑水が潤滑孔13から噴出して周囲に飛散する。
他の実施例の潤滑装置35の構成について図7に基づき詳述する。潤滑装置35を構成している潤滑水槽30内に、スライドプレート10の摺動面10aの高さ(二点差線)より上端が高い仕切板31を立設し、潤滑水槽30を貯留槽32と排出槽33に区分けしている。供給管17を接続している貯留槽32に潤滑水路14を接続してあり、貯留槽32の水位がスライドプレート10の摺動面10aより高くなると、水圧により潤滑水を摺動面10aに供給できる。貯留槽32に供給された潤滑水は、仕切板31の上端を越える水位まで上昇すると排出槽33に越流する。排出槽33に越流した潤滑水は排出される。貯留槽32には排出管20を接続してあり、排出管20に配設している弁V1を開にすることにより、潤滑水槽18に貯留する潤滑水を排出して水位を下げることができる。
仕切板31の上端を摺動面10aよりやや高く設定することにより、適量の潤滑水が摺動面10aに供給できる。
貯留槽32には潤滑水の水位を検知するための水位検知装置19を配設し、ろ板4の開閉板開始及び終了を検知する検知装置D1,D2,D3,D4と連動して、ろ板4の移動時に常時貯留槽32内の水位を摺動面10aよりやや上方に維持するように制御装置24で制御している。
<開板フロー>
ろ板4の開板時の潤滑方法について図6に基づいて詳述する。フィルタープレスのケーキ排出のためのろ板4の開板は、脱水終了を検知した締付シリンダー6の収縮動作から開始される。脱水終了は脱水時間やろ液量等、周知の技術で検知してよい。また、締付シリンダー6は油圧あるいは電動等の周知の技術で作動できる。脱水工程時は、弁V1,V2,V3を閉としている。
A.脱水終了後、開板開始の信号を検知装置D1から受信した制御装置24は、送水装置16を作動させるとともに弁V2を開とし、潤滑水槽18に潤滑水を供給する。
ここで送水装置16は、潤滑水槽18に潤滑水を供給できるだけの圧力を発生できればよく、水道管の蛇口を開にした際に発生する圧力でも充分である。本実施例では供給管を常時開とした水道管の吐出口に連結してあり、送水装置16について、特別な電力を必要としない。
なお、予め潤滑水槽18に潤滑水を貯水していてもよい。
B.潤滑水槽18に貯留する潤滑水の水位が予め定めた設定値まで上昇すると、制御装置24は水位検知装置19から送信される信号に基づき、弁V3を開とする。水位検知装置19の設定値をスライドプレート10の摺動面10aより上方に設定しているため、貯留水の水圧により潤滑水路14、溝部12、潤滑孔13を経て摺動面10aに潤滑水が供給される。水位検知装置19の設定値を摺動面10aよりやや上方とすることで、高水圧により潤滑水が潤滑孔13から噴出して周囲に飛散することなく、漏れ出てくる全ての潤滑水を摺動面10aに供給できる。
また、予め定めた設定値の範囲を超えて水位が上昇すると、排出管20に設けた弁V1を開にすることにより、潤滑水槽18に貯留する潤滑水を排出して水位を下げる。潤滑水槽18の水位が設定値の範囲内まで下降すれば弁V1を閉にする。
さらに、送水装置16の送水量を調整して、潤滑水槽18の水位を予め定めた設定値の範囲に制御してもよい。
C.締付シリンダー6を収縮してムーバブルヘッド5をリアーフレーム2側に移動させる。連結リンク7によって連結されたろ板4…は決められた所定の間隔で一斉に開板する。
供給孔13から供給された潤滑水により、サイドレール3のスライドプレート10とろ板4のライナー9間の摩擦抵抗が低減し、ろ板4を円滑に摺動させることができる。
D.ろ板4の開板終了の信号を検知装置D2から受信した制御装置24は、弁V1,V2,V3を閉とし、必要に応じて送水装置16の作動を停止する。
ろ板4の開板終了は、ろ板4あるいはムーバブルヘッド5の位置検知または締付シリンダー6の油圧上昇等、周知の技術で検知できる。
<閉板フロー>
同様に、ろ板4の閉板時の潤滑方法について図6に基づいて詳述する。
E.開板して脱水ケーキの排出及びろ布洗浄終了後、閉板開始の信号を検知装置D3から受信した制御装置24は、送水装置16を作動させるとともに弁V2を開とし、潤滑水槽18に潤滑水を供給する。
F.潤滑水槽18に貯留する潤滑水が予め定めた設定値まで水位が上昇すると、制御装置24は水位検知装置19から送信される信号に基づき、弁V3を開とする。
G.締付シリンダー6を伸長させてムーバブルヘッド5をフロントフレーム1方向に押圧することによりろ板4を閉板させる。
H.ろ板4の閉板終了の信号を検知装置D4から受信した制御装置24は、弁V1,V2,V3を閉とし、必要に応じて送水装置16の作動を停止する。
ろ板4の閉板終了は、ろ板4あるいはムーバブルヘッド5の位置検知または締付シリンダー6の油圧上昇等、周知の技術で検知できる。
<開板フロー>
他の実施例のろ板4の開板時の潤滑方法について図7に基づいて詳述する。
A.脱水終了後、開板開始の信号を検知装置D1から受信した制御装置24は、送水装置16を作動させるとともに弁V2を開とし、潤滑水槽30の貯留槽32に潤滑水を供給する。
なお、予め潤滑水槽30の貯留槽32に潤滑水を貯水していてもよい。
B.貯留槽32に供給される潤滑水が上昇し、仕切板31を越えて排出槽33に越流すると、制御装置24は水位検知装置19から送信される信号に基づき、弁V3を開とする。仕切板31の上端を摺動面10aより高く設定しているため、弁V3を開とすると潤滑孔13から摺動面10aに潤滑水が供給される。仕切板31の上端を、摺動面10aのやや上方に設定すると、高水圧により潤滑水が潤滑孔13から噴出して周囲に飛散することなく、漏れ出てくる全ての潤滑水を摺動面10aに供給できる。
また、予め定めた設定値の範囲を超えて水位が上昇すると、排出管20に設けた弁V1を開にすることにより、貯留槽32に貯留する潤滑水を排出して水位を下げる。貯留槽32の水位が設定値の範囲内まで下降すれば弁V1を閉にする。
さらに、送水装置16の送水量を調整して、貯留槽32の越流水位を制御してもよい。また、仕切板31が上下に伸縮して、仕切板31の上端高さを制御してもよい。
必要に応じて排出槽33の潤滑水を排出する。
C.締付シリンダー6を収縮してムーバブルヘッド5をリアーフレーム2側に移動させる。連結リンク7によって連結されたろ板4…は決められた所定の間隔で一斉に開板する。
D.ろ板4の開板終了の信号を検知装置D2から受信した制御装置24は、弁V1,V2,V3を閉とし、必要に応じて送水装置16の作動を停止する。
ろ板4の開板終了は、ろ板4あるいはムーバブルヘッド5の位置検知または締付シリンダー6の油圧上昇等、周知の技術で検知できる。
<閉板フロー>
同様に、他の実施例のろ板4の閉板時の潤滑方法について図7に基づいて詳述する。
E.開板して脱水ケーキの排出及びろ布洗浄終了後、閉板開始の信号を検知装置D3から受信した制御装置24は、送水装置16を作動させるとともに弁V2を開とし、潤滑水槽30の貯留槽32に潤滑水を供給する。
F.貯留槽32に供給される潤滑水が予め定めた水位まで上昇し、仕切板31から排出槽33に越流すると、制御装置24は水位検知装置19から送信される信号に基づき、弁V3を開とする。
G.締付シリンダー6を伸長させてムーバブルヘッド5をフロントフレーム1方向に押圧することによりろ板4を閉板させる。
H.ろ板4の閉板終了の信号を検知装置D4から受信した制御装置24は、弁V1,V2,V3を閉とし、必要に応じて送水装置16の作動を停止する。
ろ板4の閉板終了は、ろ板4あるいはムーバブルヘッド5の位置検知または締付シリンダー6の油圧上昇等、周知の技術で検知できる。
本発明に係るフィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置は、ろ板の移動時にのみ適量の潤滑水を摺動面に供給することができる。装置の外部にオイルやグリース等の油脂を使用していないので、上水・工水スラッジだけでなく、精密機器の生産設備や食品関係の工場内での排水処理にも適する全室同時開板式のフィルタープレスとなるものである。
3 サイドレール
4 ろ板
6 締付シリンダー
7 連結リンク
10 スライドプレート
10a 摺動面
12 溝部
13 潤滑孔
14 潤滑水路
16 送水装置
18,30 潤滑水槽
19 水位検知装置
24 制御装置
25,35 潤滑装置
31 仕切板
32 貯留槽
33 排出槽
D1,D2,D3,D4 検知装置
V1,V2,V3 弁

Claims (5)

  1. 一対のサイドレール(3,3)のスライドプレート(10)に多数のろ板(4…)を並列し、各ろ板(4…)を連結リンク(7)で連結して、締付シリンダー(6)で一斉にろ板(4)を開板させる同時開板式フィルタープレスにおいて、
    潤滑水槽(18,30)に貯留する潤滑水の水位を、
    スライドプレート(10)の摺動面(10a)より上方に維持させて、
    ろ板(4)の移動時に、
    スライドプレート(10)と潤滑水槽(18,30)を連通し、
    潤滑水槽(18,30)の水圧によりスライドプレートの摺動面に潤滑水を供給する
    ことを特徴とするフィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法。
  2. 一対のサイドレール(3,3)のスライドプレート(10)に多数のろ板(4…)を並列し、各ろ板(4…)を連結リンク(7)で連結して、締付シリンダー(6)で一斉にろ板(4)を開板させる同時開板式フィルタープレスにおいて、
    送水装置(16)で供給される潤滑水を貯留する潤滑水槽(18,30)をサイドレール(3)に併設し、
    潤滑水槽(18,30)の水位を検知する水位検知装置(19)を配設して、
    潤滑水槽(18,30)の水位をスライドプレート(10)の摺動面(10a)より上方に維持すると共に、
    ろ板(4)の開閉板開始及び終了を検知する検知装置(D1,D2,D3,D4)と、
    開閉板開始の検知により潤滑水槽(18,30)の潤滑水をスライドプレート(10)の摺動面(10a)に供給する制御装置(24)を配設した
    ことを特徴とするフィルタープレスにおけるろ板の潤滑装置。
  3. 上記スライドプレート(10)の下縁部に溝部(12)を形成し、
    溝部(12)に上縁部の摺動面(10a)まで貫通する複数の潤滑孔(13…)を穿設すると共に、
    潤滑水槽(18)の潤滑水を溝部(12)に供給する潤滑水路(14)を配設した
    ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタープレスにおけるろ板の潤滑装置。
  4. 上記潤滑水槽(18)に弁(V1)を備えた排出管(20)を配設し、
    潤滑水槽(18)に貯留する潤滑水の水位を、
    摺動面(10a)よりやや上方に維持させる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のフィルタープレスにおけるろ板の潤滑装置。
  5. 上記潤滑水槽(30)を仕切板(31)で貯留槽(32)と排出槽(33)に区分けし、
    送水装置(16)により貯留槽(32)に潤滑水を貯留し、
    スライドプレート(10)の摺動面(10a)に潤滑水を供給する潤滑水路(14)を貯留槽(32)に接続し、
    仕切板(31)の上端を摺動面(10a)より高くして、
    貯留槽(32)の水圧によりスライドプレート(10)の摺動面(10a)に潤滑水を供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタープレスにおけるろ板の潤滑装置。
JP2011048501A 2011-03-07 2011-03-07 フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置 Active JP5495137B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011048501A JP5495137B2 (ja) 2011-03-07 2011-03-07 フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置
CN201180069056.7A CN103402598B (zh) 2011-03-07 2011-08-15 压滤机的滤板的润滑方法、润滑装置、以及具备该润滑装置的压滤机
KR1020137017468A KR101836076B1 (ko) 2011-03-07 2011-08-15 필터 프레스에 있어서의 여과판의 윤활방법, 윤활장치 및 이 윤활장치를 구비한 필터 프레스
PCT/JP2011/068501 WO2012120707A1 (ja) 2011-03-07 2011-08-15 フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法、潤滑装置、及びこの潤滑装置を備えたフィルタープレス
TW100131932A TWI523677B (zh) 2011-03-07 2011-09-05 Lubrication method of lubricating filter of filter press, lubrication device, and filter press with this lubricating device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011048501A JP5495137B2 (ja) 2011-03-07 2011-03-07 フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012183493A JP2012183493A (ja) 2012-09-27
JP5495137B2 true JP5495137B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=46797695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011048501A Active JP5495137B2 (ja) 2011-03-07 2011-03-07 フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5495137B2 (ja)
KR (1) KR101836076B1 (ja)
CN (1) CN103402598B (ja)
TW (1) TWI523677B (ja)
WO (1) WO2012120707A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5950207B2 (ja) * 2012-12-25 2016-07-13 株式会社石垣 フィルタープレス
CN103883863A (zh) * 2014-04-14 2014-06-25 景津环保股份有限公司 一种压滤机自动润滑系统
CN104906838A (zh) * 2015-05-08 2015-09-16 浙江金鸟压滤机有限公司 一种可拆卸式压滤机滤板把手

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61204015A (ja) * 1985-03-07 1986-09-10 Takeshi Hoya フイルタプレスの開板装置
US4806239A (en) * 1986-11-28 1989-02-21 Envirotech Corporation Apparatus for shifting filter plates in a filter press
JPH08281015A (ja) * 1995-04-11 1996-10-29 Noritake Tekkosho:Kk フィルタープレスの濾板
DE19902090A1 (de) * 1999-01-20 2000-07-27 Hans Zahn Verschiebevorrichtung für Filterplatten einer Filterpresse
DE19944848C1 (de) * 1999-09-18 2000-12-28 Hoesch & Soehne Eberhard Filterpresse
CN100431659C (zh) * 2007-05-29 2008-11-12 山东中大贝莱特压滤机有限公司 压滤机滤板快开装置
JP2009202049A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Sumitomo Metal Mining Co Ltd フィルタープレスの濾板移動チェーン

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012120707A1 (ja) 2012-09-13
KR101836076B1 (ko) 2018-03-08
TW201242648A (en) 2012-11-01
CN103402598A (zh) 2013-11-20
CN103402598B (zh) 2014-12-10
JP2012183493A (ja) 2012-09-27
TWI523677B (zh) 2016-03-01
KR20140035872A (ko) 2014-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5495137B2 (ja) フィルタープレスにおけるろ板の潤滑方法並びに潤滑装置
JP5950207B2 (ja) フィルタープレス
JP5333945B2 (ja) フィルタープレスにおけるろ板開閉異常検出装置並びに制御方法
CN104251680A (zh) 电机转子铁芯检测装置
AU2012377125B2 (en) Method for sealing a filter chamber and filter device
JP5585890B2 (ja) フィルタープレスにおけるろ布収縮検知方法並びに検知装置
CN102537492B (zh) 油罐排水的储液自力驱动阻油装置
US20170239596A1 (en) Device for filtering rolling oil
KR100314211B1 (ko) 절삭유의 칩 여과장치 및 그 방법
CN209828442U (zh) 一种油墨废水处理装置
DE10262112B4 (de) Kompaktes Wärmeübergabemodul
CN101164652B (zh) 用于过滤设备的分离元件
US10239000B2 (en) Device for filtering rolling oil
US11364538B2 (en) Clamping system for fastening a cooling unit to an encircling supporting element of a caterpillar-type casting machine, and method for fastening/releasing a cooling unit to/from an encircling supporting element of a caterpillar-type casting machine
JP2013111569A (ja) フィルタープレスにおけるろ布収縮検知装置
KR102022636B1 (ko) 윤활유의 오염도 측정장치 및 이를 포함하는 윤활유 순환 시스템
CN205383275U (zh) 一种新型两用阀门
CN210874268U (zh) 一种压滤机滤板的排水结构
CN215630478U (zh) 一种雨水排放装置
CN211202515U (zh) 一种过滤装置及具有其的压力机重载油缸系统
CN208088466U (zh) 一种用于市政工程的排水管道装置
CN212133124U (zh) 一种齿轮防锈油浸晾晒装置
CN210127994U (zh) 集成式液压过滤站
US20240316482A1 (en) Adjustable receptacles
CN206327385U (zh) 一种智能铁路轨侧涂油器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5495137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250