JP5494083B2 - カラオケ装置 - Google Patents
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Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、主旋律パートの歌唱がハーモニー旋律パートの歌唱に埋没することを防ぐことを目的とする。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラオケシステムのハードウェア構成を示す図である。同図においてカラオケ装置1は、2本のマイク2A及び2Bと、スピーカ3と、ディスプレイ4に接続されている。マイク2A及び2Bは、歌唱者の歌唱音声を収音し、アナログ信号として後述するA/Dコンバータ11A又は11Bに出力する。スピーカ3は、後述するミキサ14からステレオ信号を取得し、当該信号に基づいて音声を出力する。ディスプレイ4は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスであって、後述するVDP(Video Display Processor)17の制御の下、イメージ画像や歌詞テロップを表示する。
差分算出部151A及び151Bは、A/Dコンバータ11A又は11Bから出力される歌唱音声信号を取得し、かつ、記憶部16から読み出された主旋律データを取得し、両データの差分を算出する。ここで差分とは、両データの音高・音量の差や、発声(発音)タイミングの差等を定量化したものである。この差分を表すデータ(差分データ)は、差分算出部151A及び151Bから、それぞれ採点部152A、152Bに出力される。
採点部152A及び152Bは、差分算出部151A又は151Bから出力される差分データを蓄積し、所定のタイミングで、歌唱音声信号が主旋律データとどの程度一致しているかについて採点を行う。そして、採点結果をポイント値データとして比較部153に出力する。採点を行うタイミングは、例えば、カラオケ曲の演奏がスタートし、1フレーズの歌唱が終了したタイミングや、Aメロが終了したタイミングである。
エフェクト処理決定部154は、比較部153から出力された判定結果データに基づいて、エフェクタ12A及び12Bにより実行されるエフェクト処理を決定する。具体的には、例えば、判定結果データにより、A/Dコンバータ11Aにより出力された歌唱音声信号の方がA/Dコンバータ11Bにより出力された歌唱音声信号よりも主旋律データに近似していることが示された場合には、エフェクタ12Aに対してはエンハンサ(Enhancer)処理の実行を指示するデータを出力し、かつ、エフェクタ12Bに対してはディエッサ(De-esser)処理の実行を指示するデータを出力する。逆に、A/Dコンバータ11Bにより出力された歌唱音声信号の方がA/Dコンバータ11Aにより出力された歌唱音声信号よりも主旋律データに近似していることが示された場合には、エフェクタ12Aに対してはディエッサ処理の実行を指示するデータを出力し、かつ、エフェクタ12Bに対してはエンハンサ処理の実行を指示するデータを出力する。
エンハンサ処理の内容を規定するパラメータ(エフェクトパラメータ)には、スレッショルド周波数(Threshold Frequency)、レベル(Level)、ミックスバランス(Mix Balance)等がある。スレッショルド周波数は、倍音成分を付加する周波数帯域を指定する値であり、スレッショルド周波数として指定された値以上の周波数帯域において倍音成分が付加される。スレッショルド周波数は、例えば、1〜10kHzの範囲内で設定される。レベルは、倍音成分を付加する度合いを指定する値である。ミックスバランスは、原音と倍音成分を混合する割合を指定する値である。これらの値は予め、上述の操作部18や図示せぬリモコン等を操作して設定しておくことができる。上記の例においてエフェクト処理決定部154は、エフェクタ12A又は12Bに対してエンハンサ処理の実行を指示する際、予め設定しておいたエフェクトパラメータも出力する。
ディエッサ処理の内容を規定するパラメータには、スレッショルド(Threshold)、レシオ(Ratio)、カットオフ周波数(Cutoff Frequency)等がある。スレッショルドは、抑制される音量のレベルを指定する値であり、スレッショルドとして指定された値以上の音量が抑制される。スレッショルドは、例えば、2〜10kHzの範囲内で設定される。レシオは、音量が抑制される度合いを指定する値である。カットオフ周波数は、音量が抑制される周波数帯域を指定する値であり、カットオフ周波数として指定された値以上の周波数帯域において音量が抑制される。これらの値もまた、エンハンサ処理のパラメータと同様に、予め設定しておくことが可能である。上記の例においてエフェクト処理決定部154は、エフェクタ12A又は12Bに対してディエッサ処理の実行を指示する際、予め設定しておいたエフェクトパラメータも出力する。
(1)上記の実施形態において、エフェクタ12A又は12Bは、ディエッサ処理に代えてローパスフィルタ(Low Path Filter)処理を施してもよい。ここでローパスフィルタ処理とは、所定の閾値以上の周波数の成分を除去する処理である。ローパスフィルタ処理によれば、高音域の周波数成分が除去されるため、ハーモニー旋律パートの歌唱音声において子音の発音が目立たなくなり、主旋律パートの歌唱の埋没を防止することができる。なお、ローパスフィルタ処理の内容を規定するパラメータとしては、カットオフ周波数(Cutoff Frequency)やレゾナンス(Resonance)等がある。カットオフ周波数は、成分の除去が行われる周波数帯域を指定する値であり、カットオフ周波数として指定された値以上の周波数帯域において成分の除去が行われる。レゾナンスは、カットオフ周波数周辺の倍音を強調する度合いを指定する値である。これらの値もまた、エンハンサ処理のパラメータと同様に、予め設定しておくことができる。
図4は、本変形例に係る、制御部15のCPUがROMに記憶されているプログラムを実行することによって実現される機能の構成図である。本変形例に係る機能構成図では、上記の実施形態に係る機能構成図と比較して、解析部155A及び155Bが追加されている。
また、上記の本変形例に係る説明では、解析部155Aから出力される解析結果データに基づいてエフェクタ12Bに出力するエフェクトパラメータのセットを特定し、解析部155Bから出力される解析結果データに基づいてエフェクタ12Aに出力するエフェクトパラメータのセットを特定してもよい。この場合、相手方の歌唱音声の特性に基づいてエフェクトパラメータセットが決定されることになり、例えば、自身が男性であり主旋律パートを歌唱する場合に、相手方が女性であり音高が高い場合には、レベルをより高めに設定するといった調節が可能になる。なお、この場合も、解析部から出力される解析結果データに基づいてエフェクトパラメータのセットが特定されるエフェクタは、エフェクタ12A及び12Bのうちいずれか一方のみであってもよい。
Claims (3)
- カラオケ曲の主旋律データを記憶する記憶手段と、
収音した音声を音声信号として出力する第1及び第2の収音手段により出力された第1及び第2の音声信号と、前記記憶手段に記憶された主旋律データとを比較して、一致度を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づき、前記第1及び第2の音声信号のうち、前記一致度の高い音声信号を主旋律の音声信号と識別し、かつ、他方の音声信号をハーモニー旋律の音声信号と識別する識別手段と、
前記識別手段により主旋律の音声信号と識別された音声信号について、第1の閾値以上の周波数帯域に、当該音声信号の倍音成分を付加する処理を行う第1の修正手段と、
前記識別手段によりハーモニー旋律の音声信号と識別された音声信号について、第2の閾値以上の周波数帯域において音量を減少させる処理を行う第2の修正手段と、
前記第1の修正手段により処理が行われた主旋律の音声信号と、前記第2の修正手段により処理が行われたハーモニー旋律の音声信号とを増幅して出力する出力手段と
を有することを特徴とするカラオケ装置。 - 前記識別手段により主旋律の音声信号と識別される音声信号の特性を判別する判別手段をさらに有し、
前記第1の修正手段の処理と前記第2の修正手段の処理のうち少なくとも1の処理が、前記判別手段により判別された特性に基づいて行われる
ことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。 - 前記識別手段によりハーモニー旋律の音声信号と識別される音声信号の特性を判別する判別手段をさらに有し、
前記第1の修正手段の処理と前記第2の修正手段の処理のうち少なくとも1の処理が、前記判別手段により判別された特性に基づいて行われる
ことを特徴とする請求項1に記載のカラオケ装置。
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