JP5487666B2 - 内水相を固定化することを特徴とするリポソームの製造方法 - Google Patents
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(1)一次乳化工程:有機溶媒(O)、水性溶媒(W1)、実質的にW1の流動性を抑える効果を有する添加剤(A)としての、リポソーム膜の表面を覆う網状部分とリポソーム膜の内部に位置するアンカー部分とを有する網状高分子、および混合脂質成分(F1)を含む混合液を乳化することにより、W1/Oエマルションを調製する工程;
(2)二次乳化工程:水性溶媒(W2)、混合脂質成分(F2)、および上記工程(1)により得られたW1/Oエマルションを乳化することにより、W1/O/W2エマルションを調製する工程;
(3)上記工程(2)により得られたエマルションに含まれる有機溶媒を除去することにより、リポソームの懸濁液を調製する工程;
ただし、上記一次乳化工程は、さらにリポソームに内包させるべき物質を添加した上で
行ってもよい。
・実質的にW1の流動性を抑える効果を有する添加剤(A)
本発明において「実質的にW1の流動性を抑える効果を有する添加剤」とは、水性溶媒W1に添加することによりその流動性を低くして、当該溶媒自体や溶解ないし懸濁している薬剤類のリポソーム膜を介した移動を抑制し、リポソームに内包させるべき物質(水溶性薬剤類)の内包率をそれを用いない場合よりも向上させる効果を有する添加剤であって、より具体的には、以下に説明するゲル化剤、生体適合性ポリマー、または網状高分子のような物質をいう。
本発明で用いる「ゲル化剤」は、水性溶媒W1をゲル化して固化する性質を有することによりW1の流動性を抑える物質を指し、温度依存的に可逆的にゾル−ゲル転移をする点で後述する「増粘安定剤」などの他の添加剤(A)とは区別されるものである。
本発明で用いる「生体適合性ポリマー」は、水性溶媒W1の粘性を高める性質や、リポソーム膜を通過できない高分子量(約1万以上と考えられる)を有することによりW1の流動性を抑える生体適合性ポリマーを指し、リン脂質と化学的相互作用するあるいは物理的相互作用(配列)する分子構造を有さない点で後述する「網状高分子」とは区別されるものである。
本発明で用いる「網状高分子」は、リポソーム膜の表面(主として内水相側)をコーティングするような網状の分子構造を有することにより水性溶媒W1の流動性を抑える高分子を指す。たとえば、プルラン誘導体、PVLA(ポリビニルベンジルラクトンアミド)、P(VMA−co−VAL)(N−p−ビニルベンジル−D−ラクトンアミドと4−ビニルベンジルヘキサデカンアミドの共重合体)などの化合物を用いることができる。網状高分子の添加量は、水性溶媒(W1)に対して0.001〜10重量%が好ましく、0.1〜2重量%が最も好ましい。
一次乳化工程で用いる混合脂質成分(F1)は主としてリポソームの脂質二重膜の内膜を構成し、二次乳化工程で用いる混合脂質成分(F2)は主として外膜を構成する。混合脂質成分(F1)および(F2)は、同一の組成であっても、異なる組成であってもよい。
水性溶媒(W1)および(W2)ならびに有機溶媒(O)は公知の一般的なものを用いることができる。一次乳化工程で用いられる水性溶媒(W1)および有機溶媒(O)は、それぞれW1/Oエマルションの水相および油相をなし、二次乳化工程で用いられる水性溶媒(W2)は、W1/O/W2エマルションの外水相をなす。水性溶媒としては、たとえば純水に必要に応じて水と混合する他の溶媒、浸透圧調整のための塩類・糖類、pH調整のための緩衝液などを配合したものが挙げられ、有機溶媒としては、たとえばヘキサン(n−ヘキサン)やクロロホルムなど、水性溶媒と混合しない化合物からなるものが挙げられる。
本発明において、リポソームに内包させるべき物質(薬剤類と総称する)は特に限定されるものではなく、リポソームの用途に応じて医薬品、化粧品、食品などの分野で知られている各種の物質を用いることができる。
本発明のリポソームの製造方法は、下記工程(1)〜(3)を有し、必要に応じてその他の工程を適宜組み合わせることができるものである。
一次乳化工程は、有機溶媒(O)、水性溶媒(W1)、実質的にW1の流動性を抑える効果を有する添加剤、および混合脂質成分(F1)を含む混合液を乳化することにより、W1/Oエマルションを調製する工程である。
二次乳化工程は水性溶媒(W2)、混合脂質成分(F2)、および上記工程(1)により得られたW1/Oエマルションを乳化することにより、W1/O/W2エマルションを調製する工程である。
溶媒除去工程は、上記工程(2)により得られたW1/O/W2エマルションに含まれる有機溶媒(O)を除去することにより、リポソームの懸濁液を調製する工程である。溶媒除去の方法としては、たとえばエバポレータで蒸発させる方法や液中乾燥法が挙げられるが、特に限定されるものではない。
以上のような本発明の製造方法により最終的に得られるリポソームの平均粒径は、たとえば医療用のリポソーム製剤として好適な50〜1000nmとすることが好ましい。
必要に応じて行われるその他の工程としてはたとえば凍結乾燥工程が挙げられる。リポソームの懸濁液が得られた後は、さらにそれを凍結乾燥し、リポソームを使用までの間の保管に適した態様にすることが望ましい。凍結乾燥は、従来のリポソームを製造する場合と同様の手段や装置を用いて行うことができる。たとえば、間接加熱凍結方法、冷媒直膨方法、熱媒循環方法、三重熱交換方法、重複冷凍方法などに従い、適切な条件下(温度:−120〜−20℃、圧力:1〜15Pa、時間:16〜26時間など)で凍結乾燥を行えばよい。
リポソーム水溶液(3mL)全体の蛍光強度(Ftotal)を分光光度計(U−3310、日本分光株式会社)により測定した。次に0.01M,CoCl2トリス塩酸緩衝液30μLを加えて外水相に漏出したカルセインの蛍光をCo2+により消光することで、ベシクル内の蛍光強度(Fin)を測定した。さらに、カルセインを加えないでサンプルと同じ条件でベシクルを作製し、脂質自身が発する蛍光(Fl)を測定した。内包率は下記式より算出した;
内包率E(%) = (Fin−Fl)/(Ftotal−Fl)×100。
リポソーム水溶液をクロロホルム/ヘキサン混合溶媒(体積比:4/6、内水相と比重を同じくした)で10倍に希釈し、動的光散乱式ナノトラック粒度分析計(UPA−EX150、日機装株式会社)を用いて粒度分布を測定し、これに基づき平均粒径(数平均)を算出した。
100mLのビーカーに、卵黄レシチン(PL−100M:キューピー株式会社)2gとジクロロメタン20mL、さらにカルセイン(0.1mmol/L)およびゼラチン(S−511−5、株式会社ニッピ、ブタ由来酸性タイプ)(1重量%)を含む水溶液5mLとを加え、温度25℃、回転数24,000rpmにて30分高速撹拌し、均一に分散させてW/O型エマルション溶液を得た。
ゼラチンを添加しないこと以外は実施例1と同じにして、撹拌乳化によりカルセイン内包リポソームを製造した。リポソームの平均粒径は434nm、カルセイン内包率は13.9%であった。
ジクロロメタンをヘキサンに変更した以外は実施例1と同様にして、W/O型エマルション溶液を得た。SPG膜(孔径5μm)の出口側に外水相溶液である3%のカゼインナトリウムを含むトリス−塩酸緩衝液(pH8、50mmol/L)を満たして温度15℃とし、チャネルの入り口側から前記W/Oエマルションを供給してW/O/Wエマルションを製造した。
ゼラチンを添加しないこと以外は実施例2と同じにして、SPG膜乳化によりカルセイン内包リポソームを製造した。リポソームの平均粒径は322nm、カルセイン内包率は50.2%であった。
卵黄レシチン(PL−100M)を水素添加大豆リン脂質(NC−50、日油株式会社)に変更した以外は実施例2と同様にして、W/O型エマルション溶液を得た。
ゼラチンを添加しないこと以外は実施例3と同じにして、液滴法によりカルセイン内包リポソームを製造した。この場合リポソームの生成は認められなかった。
以上、ゼラチンを添加した実施例1〜3はどの場合も、ゼラチンを添加しなかった比較例1〜3に対してカルセイン内包率は向上する結果であった。これは、ゼラチンが15℃でゲル化して内水相が固定化することで、内水相に存在するカルセインが外水相へ移動することができずにとどまる効果が働いているためと考えられる。
50mLのビーカーに、卵黄レシチン(PL−100M:キューピー株式会社)2gとクロロホルム10mL、さらにカルセイン(0.1mmol/L)およびデキストラン(分子量10,000、0.01mmol/L)を含むトリス−塩酸緩衝液(pH8,10mmol/L)5mLとを加え、温度25℃、超音波分散機にて15分処理し、均一に分散させてW/O型エマルション溶液を得た。
デキストランとして分子量40,000の試薬を使用したこと以外は実施例4と同じにして、撹拌乳化によりカルセイン内包リポソームを製造した。リポソームの平均粒径は202nm、カルセイン内包率は29.8%であった。
以上、デキストランを添加した実施例4〜5では、分子量の大きな高分子を使用したほうがカルセイン内包率は向上する結果であった。これは、内水相が高分子で占有される部分が向上するため、内水相に存在するカルセインが外水相へ移動することができずにとどまる効果が働いているためと考えられる。
50mLのビーカーに、卵黄レシチン(PL−100M:キューピー株式会社)2gとクロロホルム10mL、さらにカルセイン(0.1mmol/L)およびP(VMA−co−VAL)(有限会社セラジックス)25mgを含むトリス−塩酸緩衝液(pH8,10mmol/L)5mLとを加え、温度25℃、超音波分散機にて15分処理し、均一に分散させてW/O型エマルション溶液を得た。
P(VMA−co−VAL)を添加しないこと以外は実施例6と同じにして、撹拌乳化によりカルセイン内包カチオンリポソームを製造した。リポソームの平均粒径は197nm、カルセイン内包率は12.8%であった。
以上、膜状高分子を添加した実施例6では、添加しなかった比較例4に対してカルセイン内包率は向上する結果であった。これは、リポソーム表面に膜状高分子が存在することで、内水相に存在するカルセインが外水相への移動経路を遮断されてとどまる効果が働いているためと考えられる。
100mLのビーカーに、卵黄レシチン(PL−100M:キューピー株式会社)2gとジクロロメタン20mL、さらにカルセイン(0.1mmol/L)、ゼラチン(S−511−5、株式会社ニッピ、ブタ由来酸性タイプ)(1重量%)およびP(VMA−co−VAL)(有限会社セラジックス)25mgを含む水溶液5mLとを加え、温度25℃、回転数24,000rpmにて30分高速撹拌し、均一に分散させてW/O型エマルション溶液を得た。
以上、ゼラチンおよび膜状高分子を添加した実施例7では、膜状高分子を添加しなかった実施例1に対してカルセイン内包率は向上する結果であった。これは、二つの添加剤の相乗効果によるものと考えられる。
Claims (4)
- 下記工程(1)〜(3)を有することを特徴とする、リポソームの製造方法;
(1)一次乳化工程:有機溶媒(O)、水性溶媒(W1)、実質的にW1の流動性を抑える効果を有する添加剤(A)としての、リポソーム膜の表面を覆う網状部分とリポソーム膜の内部に位置するアンカー部分とを有する網状高分子、および混合脂質成分(F1)を含む混合液を乳化することにより、W1/Oエマルションを調製する工程;
(2)二次乳化工程:水性溶媒(W2)、混合脂質成分(F2)、および上記工程(1)により得られたW1/Oエマルションを乳化することにより、W1/O/W2エマルションを調製する工程;
(3)上記工程(2)により得られたエマルションに含まれる有機溶媒を除去することにより、リポソームの懸濁液を調製する工程;
ただし、上記一次乳化工程は、さらにリポソームに内包させるべき物質を添加した上で行ってもよい。 - 前記リポソームに内包させるべき物質として医療用の薬剤類を用い、得られるリポソームの平均粒径を50〜1000nmとする、請求項1に記載のリポソームの製造方法。
- 前記工程(2)の乳化方法として、撹拌乳化法、膜乳化法、または液滴法を用いる、請求項1または2に記載のリポソームの製造方法。
- 前記リポソーム膜の表面を覆う網状部分とリポソーム膜の内部に位置するアンカー部分とを有する網状高分子が、コレステロールの1位の水酸基にプルランもしくはその他の多糖または重合ポリマーが導入されたコレステロール誘導体、PVLA(ポリビニルベンジルラクトンアミド)、またはP(VMA−co−VAL)(N−p−ビニルベンジル−D−ラクトンアミドと4−ビニルベンジルヘキサデカンアミドの共重合体)である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のリポソームの製造方法。
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