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JP5487649B2 - ファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機 - Google Patents

ファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機 Download PDF

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JP5487649B2
JP5487649B2 JP2009052837A JP2009052837A JP5487649B2 JP 5487649 B2 JP5487649 B2 JP 5487649B2 JP 2009052837 A JP2009052837 A JP 2009052837A JP 2009052837 A JP2009052837 A JP 2009052837A JP 5487649 B2 JP5487649 B2 JP 5487649B2
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Description

本発明は、車両用や空調用などとして利用されるファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機に関し、特に、モータの両側にファンを取り付けたファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機に関する。
例えば車両内の空調用として用いられるファンモータは、コンパクト化とともに高風量であることが要求される。このため、従来、モータの双方向に回転軸を突出させた両軸モータを利用し、両軸モータの両軸にファンを取り付けた両軸ファンの構成とすることによって、小型化、高効率化および低騒音化を図ったファンモータや送風機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、例えば、特許文献1に開示されているように、ファンを円筒状の遠心ファンとし、双方のファンから空気を吸入し、1方向へと吐出するような送風機の構成とすることにより、片軸にファンを支承する片軸ファンの構成に比べて、吸入量を多くでき、吸入効率を高めることができる。また、両軸にファンを支承するような構成であるため、片軸ファンの構造に比べて、バランスよく支承でき、低騒音化も可能である。
また、従来、トロイダル方式のステータと内側ロータと外側ロータとを備えた構成とすることで、コイルエンド体積を小さくするとともに、銅損を低く抑え、さらに高トルク出力も可能としたブラシレスモータに関する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7―144528号公報 特開2001−37133号公報
しかしながら、両軸ファンの構成は、基本的に2つのファンの間にモータを配置する構造であるため、モータの回転軸方向においてモータの幅が大きい場合、ファンの幅を狭くせざるを得ない。そして、ファンの幅が狭くなると、ファンの体積が減少するため、送風量が減少してしまう。このため、両軸ファンの構成において十分な送風量を確保するには、回転軸方向におけるモータの幅を狭くする必要があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、両軸ファンの構成において、両軸モータの薄型化を図り、十分な送風量を確保できるファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のファンモータは、一対のファンをモータの回転軸の軸方向両側にそれぞれ取り付けたファンモータである。そして、モータは、巻線を巻回したステータの内周側に配置される内側ロータとステータの外周側に配置される外側ロータとを備え、回転軸を中心に内側ロータと外側ロータとが回転自在に保持される2重ロータ構造を有する構成である。
このような構成により、ステータから内側ロータと外側ロータとの双方に対して回転トルクが生じるため、片側ロータのみの構成に比べて高トルクが得られ、これによって両軸モータとしての上記モータの小型化、薄型化が可能となり、ファンモータにおける回転軸方向のファン幅の占める割合を高めることができる。
また、本発明のファンモータは、ステータが、環状のヨークとヨークから内周側に突出した複数の内側ティースとヨークから外周側に突出した複数の外側ティースとを有したステータコアを含み、巻線が、ヨークに巻回されている構成である。
このような構成により、ステータは、ヨークに巻線を巻回したトロイダル方式の構成となるため、上述した従来のブラシレスモータのように、巻線の例えば分布巻に比べてコイルエンドの体積やステータの高さを低くできる。このため、モータの小型化が図れ、特に、巻回コイルの高さやステータの高さを低くできるので、回転軸方向の薄型化が可能となる。また、銅損も低く抑えることができるため、モータの効率も高めることができる。
また、本発明のファンモータは、一対のファンを回転軸の両側にそれぞれ取り付けた構成である。
さらに、本発明のファンモータは、一方のファンを回転軸と外側ロータとのいずれかに取り付けるとともに、他方のファンを回転軸と内側ロータとのいずれかに取り付けた構成としてもよい。
特に、本発明のファンモータのモータは2重ロータ構造であるため、ロータごとにファンを取り付けた構造とすることにより、シャフト連結が不要となり、強固にファンを支持でき、また、例えば、これまで課題とされてきたシャフトねじれ共振の発生の抑制効果がある。
また、本発明のファンモータは、ファンが、少なくとも一端側を空気吸入口として開口した開口部を有する円筒状の遠心ファンである。
このような構成により、片軸にファンを支承する片軸ファンの構成に比べて、吸入量を多くでき吸入効率を高めたファンモータを実現できる。
また、本発明の送風機は、上述した本発明のファンモータを備えた送風機であって、開口部へ空気を供給するための吸込口を有し、吸込口から吸い込んだ空気をファンの内径側から外径側へと吐出する構成である。
このような構成により、上述した本発明のファンモータの特徴を備えた送風機を実現できる。
本発明のファンモータによれば、両軸モータの薄型化によって、ファンモータにおける回転軸方向のモータ幅の占める割合を低減し、ファン幅の占める割合を高めることができるため、十分な送風量を確保できるファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における送風機10の内部構造を示す図である。
図1に示すように、送風機10は、一対のファン21をモータ30の回転軸31の軸方向両側にそれぞれ取り付けたファンモータ20を備えている。すなわち、モータ30はモータ本体から双方向に回転軸31を突出させた両軸モータである。そして、本実施の形態のファンモータ20は、両軸モータであるモータ30の両軸にファン21を取り付けた両軸ファンの構成である。
また、一対のファン21それぞれは同一の形状を有している。本実施の形態では、ファン21を中空円筒状の形状を有した遠心ファンとした一例を挙げて説明する。遠心ファンとして機能するため、ファン21は、円筒形状両端の少なくとも一端側を空気吸入口として開口した開口部22を有している。また、ファン21は、円筒内部に吸い込んだ空気を吐き出すため、円筒部に多数の孔部と翼部とが交互に配置された多翼部23が形成されている。
このような構成のファン21がモータ30の回転軸31に固定される。図1では、開口部22の反対側となるファン21の他端側において、回転軸31に固定されている。すなわち、図1に示すように、ファンモータ20は、回転軸方向において、モータ30を中心として、その両側にファン21が配置され、回転軸方向の両端部に開口部22が配置されるように構成されている。
このような構成のファンモータ20が、さらに送風機10のケース11の内部に配置される。送風機10は、回転軸方向の中心付近に支持板11aを有しており、モータ30がビス11bよってこの支持板11aに固定される。さらに、送風機10は、回転軸方向の中心付近に仕切板11cを有しており、モータ30は、支持板11aと仕切板11cとで挟まれるように配置される。一方、送風機10の回転軸方向両側には、空気を吸い込むための吸込口12が形成されている。
送風機10のこのような構成により、モータ30の回転に伴なって双方のファン21が回転する。ファン21の回転により、双方の吸込口12から空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気が、開口部22を介してファン21の内部に導入される。そして、ファン21の内部に導入された空気が、多翼部23の回転によって、回転軸と直交する方向に吐き出される。すなわち、送風機10は、吸込口12から吸い込んだ空気をファン21の内径側から外径側へと吐出する。
次に、ファンモータ20に利用されるモータ30の詳細な構成について説明する。
図2は、本発明の実施の形態における送風機10のモータ30の断面を示す図である。図2では、回転軸の長手方向から見た断面を示している。また、煩雑さを避けるためにステータに巻回する巻線は省略している。また、本実施の形態では、モータ30として、120度位相が異なった3相の交流で駆動されるブラシレスモータを適用した一例を挙げて説明する。
図2に示すように、本実施の形態におけるモータ30は、ステータ40と、ステータ40の内周側に配置される内側ロータ32と、ステータ40の外周側に配置される外側ロータ33とを備えている。このように、モータ30は、2重ロータ構造を有するデュアルロータモータである。
ステータ40は、略円環状のヨーク41と、ヨーク41から内周側に突出する複数の内側ティース42と、ヨーク41から外周側に突出する複数の外側ティース43とを含む構造のステータコア44に巻線(図示せず)を巻回することで構成される。本実施の形態のステータコア44では、内側ティース42の個数と外側ティース43の個数が同数である。また、回転中心から外周方向への同一直線上に、内側ティース42および外側ティース43の周方向の中心が位置するように、内側ティース42と外側ティース43とが配置されている。そして、内側ティース42および外側ティース43のそれぞれは、左右対称である。さらに、互いに隣接する内側ティース42間に内側スロット46とする開口部が形成され、互いに隣接する外側ティース43間には外側スロット47とする開口部が形成される。ステータコア44のこのような開口部を利用して、3つの相に対応した各巻線が、トロイダル巻線形式でヨーク41に巻回される。すなわち、内側スロット46と外側スロット47とで挟まれるヨーク41の箇所に、集中巻線方式で巻線が巻回される。
内側ロータ32は、S極とN極とが交互に配置されるように、複数の永久磁石34を外周側に保持し、内側ティース42に所定の空隙を介して対向するように配置されている。外側ロータ33は、S極とN極とが交互に配置されるように、複数の永久磁石35を内周側に保持し、外側ティース43に所定の空隙を介して対向するように配置されている。そして、内側ロータ32と外側ロータ33とが回転軸31に連結され、ステータ40に対面して周方向に回転するように、回転軸31を回転中心として回転自在に保持されている。なお、この連結方法は、接着剤やボルトなどを用いてもよく、樹脂でモールドしてもよい。
このような構成において、ステータ40の巻線に3相の交流電流を印加すると、内側ティース42と内側ロータ32との間、および外側ティース43と外側ロータ33との間に磁気による吸引力と反発力が生じ、回転軸31を中心に内側ロータ32および外側ロータ33が回転する。特に、本実施の形態のように、ステータ40の内側および外側の両側にロータを配置したデュアルロータとすることにより、内側ロータ32の駆動トルクと外側ロータ33の駆動トルクとが加算されることになり、片側ロータのみの構成に比べて、小型で高トルクを得ることができる。
図3は、デュアルロータ構成のモータと片側ロータ構成のモータとの出力密度の比較結果を示した図である。ここで、出力密度とはモータ体積あたりの出力である。図3において、Aは内側ロータ型モータの場合、Bは外側ロータ型モータの場合、Cは集中巻デュアルロータ型モータの場合、Dはトロイダル巻線方式のデュアルロータ型モータの場合をそれぞれ示している。また、白抜き部分は、内側ロータによる出力密度、ハッチング部分は外側ロータによる出力密度であり、CとDに示すデュアルロータ型モータにおいては、内外ロータの出力密度が加算されたものとなる。
図3からわかるように、トロイダル巻線方式のデュアルロータ型モータは、内側ロータのみのモータに比べて1.9倍の出力密度、また、外側ロータのみのモータに比べて1.5倍の出力密度となっている。このことから、モータ30としてトロイダル巻線方式のデュアルロータ構成としたモータを適用することにより、片側ロータ構成と比べて、同一の駆動モータの体積で、送風機の送風力を1.5倍から1.9倍に大きくすることができる。また、これは、同一の出力であれば、駆動モータの体積を35%から50%低減できることを示している。
さらに、集中巻デュアルロータ型モータと比べた場合、トロイダル巻線方式のデュアルロータ型モータは、出力密度を1.4倍にすることができる。このため、同一の駆動モータの体積であれば、送風力を1.4倍にできる。
ところで、デュアルロータ型モータにおいて、集中巻とトロイダル巻とで差異が生じる理由しては、次のように考察できる。すなわち、集中巻での磁束は、外側ロータからステータのティースを通り、内側ロータに入り、ステータのティースを通り、外側ロータに戻る磁束ループとなっている。ここで、磁束は外側と内側の磁石を通るため、見かけ上のエアギャップが多くなり、磁石の磁束が有効的に活用されない。これに対して、図2に示す構成でのトロイダル巻の磁束は、外側ロータ33からステータ40の外側ティース43、ヨーク41を通り、外側ロータ33に戻るループと、内側ロータ32からステータ40の内側ティース42、ヨーク41を通り、内側ロータ32に戻るループの2つとなる。これによって、見かけ上のエアギャップは、片側ロータ型モータと同じとなるため、片側ロータ型モータを2つ合わせた出力を得ることができる。
このように、モータ30を、トロイダル巻線形式でヨーク41に巻線を巻回したデュアルロータの構成とすることにより、分布巻の片側ロータ型モータに比べて、コイルエンドや巻線周長を短縮でき、また、巻線抵抗値を低減することにより銅損を低減し、高効率モータを実現できる。特に、コイルエンドや巻線周長を短縮できるため、巻回コイルの高さやステータの高さを低くでき、回転軸方向におけるモータの薄型化が可能となる。このため、ファンモータの回転軸方向において、モータ幅の占める割合を低くでき、ファン幅の占める割合を高めることができる。その結果、同体積の送風機で比較した場合、送風量を大きくできる。
例えば、内側ロータのみのモータを比較モータとして比較した場合、上述したように、モータ30は、比較モータに比べて1.9倍に出力密度を向上でき、同出力のモータとして比較すると、モータ積厚を約45%小さくすることが可能となる。また、モータ積厚が小さくなる分、両軸ファンの両ファンの長さを約20%増やすことができ、これによって、同回転数においては風量を40%増加することが可能となる。また、逆に、風量を同等とした場合には、送風機として約40%の小型化が可能となる。
また、本実施の形態のようにモータ30をトロイダル巻線形式のデュアルロータの構成とすることにより、銅損を低減できる。銅損は、巻線に電流が流れることにより発生する損失であり、電流の2乗にきいてくる。ここで、モータに発生する熱の多くは巻線において発生するため、本実施の形態のような構成とすることにより、モータの温度上昇の抑制が可能となる。そのため、モータに風が当たらなくてもモータを大型化する必要が無く、送風機の小型化または高風量を確保できる。
また、このように、モータ30の温度上昇が抑制できるので、例えば、送風の一部の風を使ってモータ30を冷却するような処理は必要ない。このため、本実施の形態では、図2に示すように、支持板11aと仕切板11cとでモータ30を挟むような構成としている。これは、モータ30で発生した熱によって送風路の空気温度が上昇するのを抑圧するため、このような構成としている。なお、モータ30の発熱がさらに低く、送風に影響を与えないような場合、仕切板11cを削除した構成としてもよい。これによって、ファン幅の占める割合をさらに高めることができる。
さらに、本実施の形態のようにファン幅を増加させて同風量にすることで、回転数を低減させることができる。ファンに発生する風切音はファン最外径の周速の2乗に影響してくるため、回転数を40%低減することにより、約80%の風切音低減が図れる。このように、ファン幅の増加により、回転数が低減でき、これによって騒音の低減を図ることもできる。
なお、以上、双方のファン21をモータ30の回転軸31に固定した一例を挙げて説明したが、ファン21をロータに固定するような構成としてもよい。特に、本実施の形態では、モータ30は内側ロータ32と外側ロータ33との2つのロータを備えている。このため、一方のファン21を内側ロータ32に、他方のファン21を外側ロータ33に固定するような構成も可能である。すなわち、一方のファン21を回転軸31と外側ロータ33とのいずれかに取り付けるとともに、他方のファン21を回転軸31と内側ロータ32とのいずれかに取り付けるような構成であってもよい。
図4は、本発明の実施の形態における送風機10の他の構成例を示す図である。図4に示す送風機10は、一方のファン21が内側ロータ32に、他方のファン21が外側ロータ33に直接連結されている。このように、ロータとファンとを直接連結または一体成形することにより、ファン21をシャフト連結せずにモータ30に直接取り付けられる。このため、ファン21の取り付け強度や支持強度が高まるとともに、取り付けスペースを小さくでき、送風機の小型化も可能となる。また、回転軸とファンとをボルトやネジなどで固定する場合、回転軸の長さが長くなるためシャフトのねじれ共振が発生し、振動や騒音の要因となっていた。これに対し、各ロータを各ファンに直接連結または一体成形することにより、シャフト連結が不要となり、これまで問題であった回転軸のねじれ共振の発生を抑制することも可能となる。
以上説明したように、本発明のファンモータは、一対のファンをモータの回転軸の軸方向両側にそれぞれ取り付けたファンモータであって、モータは、巻線を巻回したステータの内周側に配置される内側ロータとステータの外周側に配置される外側ロータとを備え、回転軸を中心に内側ロータと外側ロータとが回転自在に保持される2重ロータ構造を有している。このような構成とすることにより、ステータから内側ロータと外側ロータとの双方に対して回転トルクが生じ、片側ロータのみの構成に比べて高トルクが得られ、これによって両軸モータとしての上記モータの小型化、薄型化が可能となるため、ファンモータにおける回転軸方向のファン幅の占める割合を高めることができる。
また、本発明の送風機は、このようなファンモータを備えている。
したがって、本発明のファンモータによれば、両軸モータの薄型化によって、ファンモータにおける回転軸方向のモータ幅の占める割合を低減し、ファン幅の占める割合を高めることができるため、十分な送風量を確保できるファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機を提供することができる。
ファンの風量の増加とともに高効率かつ低騒音のファンモータおよびそれを備えた送風機を提供できるため、車両用や空調用などとして利用されるファンモータおよびこのファンモータを備えた送風機に有用である。
本発明の実施の形態における送風機の内部構造を示す図 同送風機のモータの断面を示す図 デュアルロータ構成のモータと片側ロータ構成のモータとの出力密度の比較結果を示した図 本発明の実施の形態における送風機の他の構成例を示す図
10 送風機
11 ケース
11a 支持板
11b ビス
11c 仕切板
12 吸込口
20 ファンモータ
21 ファン
22 開口部
23 多翼部
30 モータ
31 回転軸
32 内側ロータ
33 外側ロータ
34,35 永久磁石
40 ステータ
41 ヨーク
42 内側ティース
43 外側ティース
44 ステータコア
46 内側スロット
47 外側スロット

Claims (3)

  1. 第一のファンと第二のファンをモータの一本の回転軸の軸方向両側にそれぞれ取り付けたファンモータであって、
    前記モータは、巻線を巻回したステータの内周側に配置される内側ロータと前記ステータの外周側に配置される外側ロータとを備え、前記回転軸を中心に前記内側ロータと外側ロータとが回転自在に保持される2重ロータ構造を有し、
    前記ステータは、環状のヨークと前記ヨークから内周側に突出した複数の内側ティースと前記ヨークから外周側に突出した複数の外側ティースとを有したステータコアを含み、前記巻線は、前記ヨークに巻回され、
    前記第一のファンと第二のファンは円筒状の遠心ファンであり、
    前記第一のファンを前記外側ロータに直接取り付けるとともに、前記第二のファンを前記内側ロータに直接取り付けたことを特徴とするファンモータ。
  2. 前記第一のファンと第二のファンは互いに同一の形状であり、前記モータと反対側の一端側を空気吸入口として開口した開口部を有する円筒状の遠心ファンであることを特徴とする請求項1に記載のファンモータ。
  3. 請求項2に記載のファンモータを備えた送風機であって、前記開口部へ空気を供給するための吸込口を有し、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記ファンの内径側から外径側へと吐出することを特徴とする送風機。
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