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JP5474577B2 - 揺動内接噛合型の遊星歯車装置 - Google Patents

揺動内接噛合型の遊星歯車装置 Download PDF

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JP5474577B2 JP2010003370A JP2010003370A JP5474577B2 JP 5474577 B2 JP5474577 B2 JP 5474577B2 JP 2010003370 A JP2010003370 A JP 2010003370A JP 2010003370 A JP2010003370 A JP 2010003370A JP 5474577 B2 JP5474577 B2 JP 5474577B2
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Description

本発明は、揺動内接噛合型の遊星歯車装置に関する。
特許文献1に、図5〜図7に示されるような揺動内接噛合型の遊星歯車装置が開示されている。
この遊星歯車装置10は、外歯歯車12、14、16と、該外歯歯車12、14、16が内接噛合する内歯歯車18とを備える。外歯歯車12、14、16の軸方向側部にはフランジ体20が配置されている。フランジ体20には円周方向に内ピン22が複数一体的に設けられている。内ピン22は、外歯歯車12、14、16を貫通しており、該外歯歯車12、14、16の自転と同期している。この例では、遊星歯車装置10は、内歯歯車18がケーシング24と一体化されて固定されている。このため、該外歯歯車12、14、16の自転が内ピン22を介してフランジ体20から取り出されるようになっている。即ち、この従来例では、入力軸24の回転によって偏心体26、28、30を介して外歯歯車12、14、16を内歯歯車18に内接噛合させる。これにより、外歯歯車12、14、16の自転を、該自転と同期して回転する内ピン22を介してフランジ体20から取り出すことができ、(内歯歯車と外歯歯車の歯数差:この例では1)/(外歯歯車の歯数)に相当する減速を実現できる。
遊星歯車装置10の内部にはグリースが封入され、外歯歯車12、14、16と偏心体26、28、30との間の軸受34、36、38や、外歯歯車12、14、16と内歯歯車18との噛合部40、42、44等を潤滑している。
しかし、このような揺動内接噛合型の遊星歯車装置10にあっては、遊星歯車装置10内に封入したグリースが前記軸受部34、36、38や、噛合部40、42、44等に良好に行き渡らないことがあるという問題があった。とりわけ、上述したような従来例では、各外歯歯車12、14、16の歯部近傍に歯厚の増大された肉厚部12A、14A、16Aが形成されており、この肉厚部12A、14A、16Aが、各外歯歯車12、14、16を軸方向に位置決めしている。したがって、該肉厚部12A、14A、16Aの存在によって遊星歯車装置10内の空間が半径方向に分断されてしまい、封入したグリースの半径方向の移動が阻害された。
このため、上記従来例では、図6及び図7に示されるように、外歯歯車12(14、16)の肉厚部12A(14A、16A)に部分的に、切欠部12B(14B、16B)を形成するように工夫した構成を合わせて開示している。封入したグリースは、この切欠部12B(14B、16B)を介して遊星歯車装置10内の空間を半径方向に円滑に移動することができる。
特開2006−64128号公報(図1〜図3)
しかしながら、このように、外歯歯車の肉厚部に切欠部を設ける構成は、当該切欠部があることよって歯幅が小さくなった分、外歯歯車の強度(あるいは耐久性)が低下してしまうという問題があった。特に、該外歯歯車の歯幅が円周方向において部分的に小さくなっているため、噛合時にこの切欠部に応力が集中し易く、この点でも外歯歯車の強度が低下し易いという問題があった。なお、特許文献1には、外歯歯車の一側面に凸部を設けてグリースを移動させる構成も開示されているが、この場合は、外歯歯車は全周において歯幅が小さくなり、やはり強度が低下するという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、外歯歯車の強度や耐久性を低下させることなく、封入したグリースの半径方向の移動をより円滑に行わせることができ、もって潤滑を必要とする箇所にグリースを十分に行き渡らせることをその課題としている。
本発明は、外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部に配置されたフランジ体と、該フランジ体に円周方向に複数設けられると共に前記外歯歯車を貫通して該外歯歯車の自転と同期し、該外歯歯車の自転を取り出しまたは拘束する自転同期部材と、を備えた揺動内接噛合型の遊星歯車装置において、前記フランジ体の軸方向外歯歯車側の面における前記自転同期部材の間に、半径方向に沿ってグリースを通過させるための溝を形成したことにより、上記課題を解決した。
この種の揺動内接噛合型の遊星歯車装置においては、外歯歯車の位置決めを行うために、該外歯歯車同士あるいは外歯歯車と他の部材とを当接させなければならないため、この位置決めのための当接部の存在によってグリースの半径方向の移動が極めて疎外され易い。この問題は、例えばグリースの給脂口と排脂口を、該当接部を挟んで別々の空間に配置することによってある程度改善できるが、この種の遊星歯車装置は、構成上そもそもそのような配置自体が困難であることも多い。また、仮に給脂口と排脂口を当接部を挟んで半径方向別々の空間に配置できたとしても、該当接部を超えて別の空間にまでグリースを封入していくのは、封入抵抗が極めて大きくなって作業効率が大きく低下する。
そこで、本発明では、複数の自転同期部材(先の従来例の場合内ピン22)が、フランジ体に円周方向に間隔を空けて設けられていることに着目した。本発明では、この間隔の空けられた部分(自転同期部材の存在しない部分)のフランジ体に、半径方向に沿って溝を形成するようにしている。このため、当該溝によって非常に大きな「グリースの通路」を半径方向に確保することができる。
この結果、外歯歯車の一部に切欠部を形成する必要もなくなるため、当然に該外歯歯車の強度や耐久性が低下することもなく、封入したグリースを装置内で半径方向に円滑に移動させることができ、(仮に給脂口と排脂口を近接した位置に開口せざるを得ないような場合であっても)グリースを、潤滑を必要とする全ての箇所に十分に行き渡らせることができる。
本発明によれば、揺動内接噛合型の遊星歯車装置において、外歯歯車の強度や耐久性を低下させることなく、封入したグリースの半径方向の移動をより円滑に行わせることができ、装置内の潤滑を必要とする箇所にグリースを十分に供給することができる。
本発明の実施形態に係る揺動内接噛合型の遊星歯車装置の一例を示す断面図 図1の矢示II−II線に沿う断面図 上記実施形態における(内ピンが一体的に設けられた)フランジ体の斜視図 同フランジ体を角度を変えて観察した斜視図 従来の揺動内接噛合型の遊星歯車装置の一例を示す図1相当の断面図 図5の矢示VI−VI線に沿う断面図 上記従来例における外歯歯車の部分斜視図
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例が適用された揺動内接噛合型の遊星歯車装置G1の断面図である。図2は、図1の矢示II−II線に沿う断面図である。
揺動内接噛合型の遊星歯車装置G1は、入力軸100、該入力軸100と一体的に形成された2個の偏心体102、104と、該偏心体102、104にそれぞれ組み込まれた2枚の外歯歯車110、112と、該外歯歯車110、112がそれぞれ同時に内接噛合する(1個の)内歯歯車114と、を有する。外歯歯車110、112の軸方向側部には、フランジ体116が配置されている。フランジ体116には円周方向に複数(この例では10本)の内ピン(自転同期部材)118(118A〜118J)が一体的に設けられている。この内ピン118は、外歯歯車110、112を貫通しており、該外歯歯車110、112の自転と同期している。即ち、内ピン118は、内歯歯車114が固定されるときには外歯歯車110、112と回転状態で同期して該外歯歯車110、112の自転を取り出し、一方、内歯歯車114から出力を取り出すときには外歯歯車110、112と固定状態で同期して該外歯歯車110、112の自転を拘束する機能を果たす。この実施形態では、内歯歯車114がケーシング体120Cと一体化されて固定状態にあるため、該内ピン118を介して外歯歯車110、112の自転がフランジ体116の回転として取り出されるようになっている。なお、この実施形態では内ピン118はフランジ体116と一体に形成されているが、別体でフランジ体に固定されている構成であってもよい。
より具体的には、前記入力軸100は、玉軸受122を介して前記フランジ体116に支持されている。該入力軸100には前記偏心体102、104が一体的に形成されている。偏心体102、104は、その外周が遊星歯車装置G1の軸心Ogから偏心している。なお、偏心体102、104の偏心位相は、円周方向に180度ずれている。
各偏心体102、104と前記外歯歯車110、112の間には軸受126、128が介在されている。外歯歯車110、112には、それぞれ内ピン孔110A、112Aが軸方向に貫通形成されており、該内ピン孔110A、112Aを前記内ピン116が遊嵌(隙間を有して貫通)している。外歯歯車110、112には、軸方向の位置決めのための肉厚部110B、112Bが形成されているが、この肉厚部110B、112Bには、従来形成されていたような切欠部は形成されていない。
前記内歯歯車114の内歯は、円柱状の外ピン114Aによって構成されている。内歯歯車114の歯数は、外歯歯車110、112の歯数より「1」だけ多い。
外歯歯車110、112の自転成分は内ピン118を介してフランジ体116の回転として取り出される。フランジ体116は、4点支持軸受130を介してケーシング体120A、120Bに回転自在に支持されている。
なお、外歯歯車110とフランジ体116は、第1当接部134において軸方向に当接しており、外歯歯車110の軸方向フランジ体側の位置決めがなされている。外歯歯車110、112同士は、肉厚部110B、112Bが当接する第2当接部135にて、また、外歯歯車112の反フランジ体側は、肉厚部112Bとプレート115が当接する第3当接部137にてそれぞれ軸方向に位置決めされている。
この実施形態では、ケーシング120は、4個のケーシング体120A〜120Dがボルト121によって連結されることによって構成されている。図の符号132は、図示せぬ相手部材(被駆動体)を固定するためのボルト孔である。
図1、2に、図3、図4を合わせて参照して、フランジ体116の軸方向外歯歯車側の面における前記内ピン(自転同期部材)118の間に、半径方向Rに沿って計10個の溝142(142A〜142J)が形成されている。溝142は、外歯歯車110とフランジ体116が当接する前記第1当接部134を半径方向に横断する態様で、即ち、該第1当接部134の半径方向内側と外側とを繋ぐように形成されている。なお、本実施形態では、フランジ体116の外周から内周まで達するように形成されているが、当接部134の半径方向内側と外側とを繋ぐように形成するに限り、フランジ体116の外周または内周まで達することなく、途中までとしてもよい。
本実施形態では、溝142は、全内ピン118の間にそれぞれ1個ずつ形成されている。各溝142は、この実施形態では、深さD1、幅W1の矩形状である。但し、いわゆるU溝でも、V溝でも、あるいは半円形状の溝でもあっても良い。
なお、符号146は、当該揺動内接噛合型の遊星歯車装置の内部に封入するグリースの給脂口であり、符号148は、同排脂口である。給脂口146及び排脂口148は、当接部134に対して半径方向の同じ側(内側)に設けられている。この例では、給脂口146は、溝142Aの底面142A1に開口されており、排脂口148は、溝142Fの底面142F1に開口している。グリースは、給脂口146から注入され、余剰分が排出口148から排出される。
次に、この揺動内接噛合型の遊星歯車装置G1の作用を説明する。
図示せぬモータによって入力軸100が回転されると、偏心体102、104が該入力軸100と一体的に回転する。偏心体102、104の外周は入力軸100の軸心Ogに対して偏心しているため、入力軸100が1回回転すると、軸受126、128を介して該偏心体102、104の外周に装着されている外歯歯車110、112がそれぞれ1回揺動する。この結果、内歯歯車114に対して外歯歯車110、112が両歯車の歯数差に相当する分だけ相対回転する(自転する)。この相対回転(外歯歯車110、112の自転)が、内ピン118を介してフランジ体116側に取り出される。外歯歯車110、112の揺動成分は、内ピン孔110A、112Aと内ピン40との間の隙間によって吸収される。この結果、(内歯歯車114と外歯歯車110、112の歯数差)/(外歯歯車の歯数)に相当する減速比の減速を実現することができる。
この遊星歯車装置G1は、上述したような構成を有しており、入力軸100の回転を大きく減速した上でフランジ体120側から取り出すことができる。なお、外歯歯車110、112(フランジ体120)側の自転を拘束し、ケーシング122から減速出力を取り出すように設計変更することも可能である。
この遊星歯車装置G1においては、グリースは、給脂口146から封入される。給脂口146から封入されたグリースは、該給脂口146が開口している溝(図示の例では142A)の底面142A1から遊星歯車装置G1内に入り、溝142Aを通って半径方向内側と外側の双方に拡散される。半径方向内側に拡散されたグリースは、偏心体102、104と外歯歯車110、112との間の軸受126、128に行き渡り、該軸受126、128を潤滑可能とする。一方、半径方向外側に拡散されたグリースは、外歯歯車110、112と内歯歯車114との噛合部に行き渡り、該噛合部を潤滑可能とする。
封入されたグリースは、当接部134の半径方向内側の空間にも、また外側の空間にも溝142Aのほか、溝142B〜142Jを介して拡散でき、且つ各空間に行き渡った余剰分は、溝142Fを介して排脂口148に戻って来ることができる。このため、a)第1当接部134を介して外歯歯車110とフランジ体116を位置決めし、b)外歯歯車110、112の(切欠部のない)肉厚部110A、112A(第2当接部)を介して該外歯歯車110、112同士を位置決めし、c)第3当接部を介して外歯歯車112を位置決めする構成を採用し、しかも、d)給脂口と排脂口が当接部に対して半径方向の同じ側(半径方向内側)に設けられている、というグリース拡散に不利な条件が重なっているにも拘わらず、極めて軽い封入圧力で、装置内の各部にグリースを確実に封入・供給することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のように、給脂口と排脂口が当接部(特に第1当接部)に対して半径方向の同じ側に開口している(開口せざるを得ない)場合に特に有効に機能するが、本発明は、給脂口と排脂口が当接部に対して半径方向の異なる側に開口している遊星歯車装置に適用することを禁止するものではなく、円滑なグリース供給という観点で述べるならば、むしろ給脂口と排脂口が当接部に対して半径方向の異なる側に開口している方が好ましい。
また、上記実施形態においては、給脂口と排脂口が、溝の底面に開口されていたが、この給脂口と排脂口の開口の具体的位置の点についても、本発明では、上記実施形態の例に限定されるものではない。
更に、上記実施形態においては、溝が全ての自転同期部材(内ピン)の間に形成されており、自転同期部材と同数の溝を有していたが、本発明においては、必ずしも全ての内ピンの間に溝を形成する必要はなく、適宜に省略されても良い。
また、上記実施形態では、入力軸の外周に偏心体が一体的に形成されているタイプの揺動内接噛合型の遊星歯車装置に本発明を適用していた。このタイプの揺動内接噛合型の遊星歯車装置は、前述したように、外歯歯車の位置決めを行うために、該外歯歯車同士あるいは外歯歯車と他の部材とを当接させなければならない構造上、グリースの半径方向の移動が疎外され易く、本発明が特に有効に機能する。しかしながら、本発明は、必ずしもこのタイプ揺動内接噛合型の遊星歯車装置のみに適用が限定されるわけではなく、例えば、いわゆる振り分けタイプと称される揺動内接噛合型の遊星歯車装置に適用することを禁止するものではない。振り分けタイプの揺動内接噛合型の遊星歯車装置は、これ自体は公知の構成であるため、詳細な説明は省略するが、入力軸の回転を複数の偏心体軸に振り分け、該複数の偏心体軸を同時にかつ同方向に回転させるものである。各偏心体軸には、偏心体が同位相で設けられており、外歯歯車は、この複数の偏心体の同方向且つ同速度の回転に案内されて偏心揺動する。外歯歯車が偏心揺動した結果、内歯歯車と内接噛合し、該外歯歯車との間で相対回転が発生するのは、先の実施形態と同様である。この相対回転は、複数の偏心体軸の遊星歯車装置の軸心回りの公転として該偏心体軸が回転自在に設けられているフランジ体から取り出される。換言するならば、振り分けタイプの揺動内接噛合型の遊星歯車装置の場合は、本発明に係る「自転同期部材」は、フランジ体に回転自在に設けられた偏心体軸に相当していることになる。
このような構成の振り分けタイプの揺動内接噛合型の遊星歯車装置においても、フランジ体の軸方向外歯歯車側の面における偏心体軸(自転同期部材)の間に半径方向に沿って溝を形成することによっても上記実施形態と同様の作用効果、即ち、外歯歯車の強度や耐久性を低下させることなく、封入したグリースの半径方向の移動をより円滑に行わせることができ、装置内の潤滑を必要とする箇所にグリースを十分に供給することができるという作用効果を得ることができる。
更には、外歯歯車の軸方向両側にフランジ体があり、柱部材(内ピンでもよいし、別部材でもよい)により連結されている構成とされた揺動内接噛合型の遊星歯車装置であってもよい。この場合、溝を形成するフランジ体は一方のみでもよいし、両方でもよい。
100…入力軸
102、104…偏心体
110、112…外歯歯車
114…内歯歯車
116…フランジ体
118…内ピン(自転同期部材)
126、128…軸受
134…当接部
142…溝

Claims (6)

  1. 外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部に配置されたフランジ体と、該フランジ体に円周方向に複数設けられると共に前記外歯歯車を貫通して該外歯歯車の自転と同期し、該外歯歯車の自転を取り出しまたは拘束する自転同期部材と、を備えた揺動内接噛合型の遊星歯車装置において、
    前記フランジ体の軸方向外歯歯車側の面における前記自転同期部材の間に、半径方向に沿ってグリースを通過させるための溝を形成した
    ことを特徴とする揺動内接噛合型の遊星歯車装置。
  2. 請求項1において、
    前記外歯歯車とフランジ体とが軸方向に当接していることを特徴とする
    ことを特徴とする揺動内接噛合型の遊星歯車装置。
  3. 請求項2において、
    前記溝が、少なくとも、前記外歯歯車とフランジ体が軸方向に当接している部分において、該当接部分の半径方向内側と外側とを繋ぐように形成されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型の遊星歯車装置。
  4. 請求項2または3において、
    更に、当該揺動内接噛合型の遊星歯車装置の内部に封入するグリースの給脂口と排脂口とを備え、且つ該給脂口と排脂口が前記当接部に対して半径方向の同じ側に設けられている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型の遊星歯車装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    更に、当該揺動内接噛合型の遊星歯車装置の内部に封入するグリースの給脂口と排脂口とを備え、且つ該給脂口と排脂口が、前記溝の底面に開口されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型の遊星歯車装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記溝が、全ての前記自転同期部材の間に形成されている
    ことを特徴とする揺動内接噛合型の遊星歯車装置。
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