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JP5468358B2 - 複数キャスタのロック機構 - Google Patents

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JP5468358B2 JP2009255088A JP2009255088A JP5468358B2 JP 5468358 B2 JP5468358 B2 JP 5468358B2 JP 2009255088 A JP2009255088 A JP 2009255088A JP 2009255088 A JP2009255088 A JP 2009255088A JP 5468358 B2 JP5468358 B2 JP 5468358B2
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Description

本発明は、床頭台等の家具に取り付けられる複数キャスタのロック機構に関する。
一般に、キャスタを有する家具では、キャスタは家具の底板に取り付けられる。底板は、使用形態に応じて縦横にそれぞれ所定の寸法が確保されており、キャスタはこの広い面を持つ底板の四隅にバランスよく配置される。これらキャスタは、家具収納時、外側に突出して邪魔にならないよう底板の四隅から内側に後退して取り付けられるようになっている。従来、このような家具に取り付けられた複数キャスタのロック機構として、車輪に対して制動を行う制動手段をワイヤを介して操作レバーに連結し、遠隔操作で制動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の発明では、ワイヤを通じて操作を行うようになっているため、操作レバー側にワイヤの張力に抗してワイヤを押し出す押し出し機構と、ワイヤの張力を保持するばねと、ワイヤの張力に抗して車輪を制動するばねと、ワイヤの引き回しに応じて多数設置されるプーリと、ワイヤが干渉しない空間を確保するワイヤの通路とを設けるようにしている。
また、家具の脚に設けられた複数キャスタのロック機構として、脚ベースの前後にそれぞれ設けられた一対のキャスタと、これらキャスタをそれぞれロックするロック手段と、これらロック手段を外力により操作して作動させる操作手段とを備えるとともに、操作手段に入力された操作力をロック手段に同時に伝達する板部材を備え、一対のロック手段におけるロック動作およびロック解除動作を同時に行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載の発明では、板部材は係合子がボタンの上下動に応じて屈曲変形動作すると、側片の長孔に挿通された枢着軸により水平方向にスライドし、ロックレバーを変位させ、キャスタの旋回と転動とのロックおよびロック解除動作を行うようになっている。
特開平11−48704号公報 特開2006−96327号公報
しかしながら、特許文献1および2に示された複数キャスタのロック機構では、いずれも構造が複雑で部品点数が多く、コストが増大するという問題がある。特に、特許文献2の発明では、板部材を水平方向にスライドさせて脚体の左右いずれか一方のキャスタを同時にロックすることはできるものの、すべてのキャスタを同時にロックすることはできないという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、簡素な構造で、広い底面に取り付けられたすべてのキャスタを同時にかつ確実にロックまたはロック解除することができる複数キャスタのロック機構を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る複数キャスタのロック機構は、被取付体に取り付けられた複数のキャスタをロックする複数キャスタのロック機構であって、被取付体底面の隅部に配置され、キャスタを被取付体に旋回自在に取り付ける取付部材と、車輪が回転可能に支持されるキャスタ本体に制動部材を変位可能に収容して一端を外部に突出させ、この制動部材を変位させてキャスタの旋回と車輪の回転とをロックまたはロック解除するキャスタロック手段と、同じ方向に一列に並んで配置される取付部材に軸芯同一で回動自在に設けられる軸と、これら軸に取り付けられ制動部材に当接して制動部材を動作させる動作部材と、異なる列の取付部材に設けられた軸間を連結し一方の列の軸の回動を他方の列の軸に同一方向で伝達する伝達リンクとを備え、軸に与えられる回動力を動作部材を介して制動部材に伝達する連動手段と、一端が軸に連結され、他端が外側に延長され、他端に外力が与えられると、軸を回動させる操作手段とを備えるとともに、キャスタ本体には、旋回軸側に旋回軸と同一軸芯上に上下に貫通される縦孔を形成し、車輪の内側には周方向に沿って凹凸部を形成して構成し、キャスタロック手段を、縦孔に上下動自在に挿通された制動ロッドと、制動ロッドの上端側に挿通されたピンと、制動ロッドとキャスタ本体との間に介在され制動ロッドを下方に付勢するばねと、制動ロッドの下端に設けられ下側に凹凸部が形成された旋回止め係合部と、一端がキャスタ本体に揺動可能に枢着さればねにより常時上方に付勢され、揺動端が旋回止め係合部の下方に延びる車輪ロック部材とを備え、この車輪ロック部材の揺動端上側には、上記旋回止め係合部と係合する凹凸部を形成し、下側には、車輪の周方向凹凸部に係脱自在に係合する回転止め係合部を設けて構成するとともに、制動ロッドに挿通されたピンの下方に、動作部材をピンを押し上げ可能に配置したことを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る複数キャスタのロック機構では、被取付体に取り付けられた複数のキャスタをロックする複数キャスタのロック機構であって、被取付体底面の隅部に配置され、キャスタを被取付体に旋回自在に取り付ける取付部材と、車輪が回転可能に支持されるキャスタ本体に制動部材を変位可能に収容して一端を外部に突出させ、この制動部材を変位させてキャスタの旋回と車輪の回転とをロックまたはロック解除するキャスタロック手段と、同じ方向に一列に並んで配置される取付部材に軸芯同一で回動自在に設けられる軸と、これら軸に取り付けられ制動部材に当接して制動部材を動作させる動作部材と、異なる列の取付部材に設けられた軸間を連結し一方の列の軸の回動を他方の列の軸に同一方向で伝達する伝達リンクとを備え、軸に与えられる回動力を動作部材を介して制動部材に伝達する連動手段と、一端が軸に連結され、他端が外側に延長され、他端に外力が与えられると、軸を回動させる操作手段とを備えるとともに、キャスタ本体には、旋回軸側に旋回軸と同一軸芯上に上下に貫通される縦孔を形成し、車輪の内側には周方向に沿って凹凸部を形成して構成し、 キャスタロック手段を、縦孔に上下動自在に挿通された制動ロッドと、制動ロッドの上端側に挿通されたピンと、制動ロッドとキャスタ本体との間に介在され制動ロッドを下方に付勢するばねと、制動ロッドの下端に設けられ下側に凹凸部が形成された旋回止め係合部と、一端がキャスタ本体に揺動可能に枢着さればねにより常時上方に付勢され、揺動端が旋回止め係合部の下方に延びる車輪ロック部材とを備え、この車輪ロック部材の揺動端上側には、上記旋回止め係合部と係合する凹凸部を形成し、下側には、車輪の周方向凹凸部に係脱自在に係合する回転止め係合部を設けて構成するとともに、制動ロッドに挿通されたピンの下方に、動作部材をピンを押し上げ可能に配置したことにより、操作手段の他端に外力を与えて操作すると、一方の列の軸が回動しこの回動が伝達リンクを介して異なる列の軸にも伝えられて動作部材が各キャスタの制動部材を動作させ、すべてのキャスタの旋回と車輪の回転とを同時にロックし、操作手段の他端に与えられた外力と逆方向の外力を与えると、動作部材は元の位置に復帰し、動作部材の動作に伴って各制動部材も元の位置に復帰され、すべてのキャスタのロックを同時に解除する。また、操作手段により軸が回動して動作部材がピンをばねの弾発力に抗して上方へ押し下げると制動ロッドが上方に変位し、旋回止め係合部は車輪ロック部材の揺動端凹凸部との係合が解かれ旋回ロックが解除され、回転止め係合部は車輪の周方向凹凸部との係合が解かれ、車輪の回転ロックが解除される。操作手段により軸が逆方向に回動されると、動作部材は下方に変位して制動ロッドはばねの弾発力により下方に弾発復帰し、制動ロッド下端の旋回止め係合部が車輪ロック部材の揺動端上側の凹凸部に係合して旋回がロックされ、車輪のロック部材は旋回止め係合部の降下により揺動端が旋回止め係合部に係合した状態で下方に押し下げられ、回転止め係合部が車輪の周方向凹凸部に係合して車輪の回転がロックされる。
本発明の請求項2に係る複数キャスタのロック機構は、キャスタは、制動部材が軸の軸芯に対する両側のうち予め決められた一方の側に配置されるよう取付部材に取り付けられることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る複数キャスタのロック機構では、キャスタは、制動部材が軸の軸芯に対する両側のうち予め決められた一方の側に配置されるよう取付部材に取り付けられるようにしたことにより、制動部材の変位によるロック方向を同一にすると、操作手段の操作方向に応じて軸が同一方向に回動し、動作部材も同一方向に動作されるので、すべてのキャスタは同時にロックまたはロック解除される。
本発明の請求項3に係る複数キャスタのロック機構は、異なる列の取付部材を互いに向き合わせて配置し、軸を取付部材ごとに分割して設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る複数キャスタのロック機構では、異なる列の取付部材を互いに向き合わせて配置し、軸を取付部材ごとに分割して設けたことにより、列が異なる軸同士が伝達リンクにより連結されるので、列が異なる各軸は操作手段からの力が伝達リンクを介して同一の方向で伝えられ、すべてのキャスタは同時にロックまたはロック解除される。さらに、軸を分割することにより、軸寸法を短寸化することができ、コストダウンを図ることができる。
本発明の請求項4に係る複数キャスタのロック機構は、一方の列の分割された軸間を操作手段を介して連結したことを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る複数キャスタのロック機構では、一方の列の分割された軸間を操作手段を介して連結したことにより、操作手段の軸方向長さ分軸を短寸化できコストダウンを図ることができる。
本発明の請求項に係る複数キャスタのロック機構は、操作手段を、一端が軸に連結され、他端操作部が外側に突出した操作具により構成し、操作具と被取付体とには、操作具の一端部側に、操作具の上下方向両揺動端位置をそれぞれ規制し、操作部を各揺動端位置で保持する操作具ロック機構が設けられることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る複数キャスタのロック機構では、操作手段を、一端が軸に連結され、他端操作部が外側に突出した操作具により構成し、操作具と被取付体とには、操作具の一端部側に、操作具の上下方向両揺動端位置をそれぞれ規制し、操作部を各揺動端位置で保持する操作具ロック機構が設けられるようにしたことにより、操作具の他端操作部を押し下げ、操作具が下方の揺動端位置に達すると、操作具は操作具ロック機構によりそれ以上の変位が規制されて下方の揺動端位置で保持される。このため、すべてのキャスタはロックまたはロック解除の状態となる。操作具の他端操作部を引き上げ、操作具が上方の揺動端位置に達すると、操作具は操作具ロック機構によりそれ以上の変位が規制されて上方の揺動端位置で保持される。このため、すべてのキャスタは上記操作具が下方の揺動端位置でロックされた場合、ロック解除の状態となり、操作具が下方の揺動端位置でロック解除となっている場合、逆のロック状態となる。
本発明の請求項に係る複数キャスタのロック機構は、操作具ロック機構は、被取付体に取り付けられ、操作具の連結側一端部を軸とともに収容する支持具と、操作具の一端部側に取り付けられ外縁に軸に対して周方向位置を異ならせた凹溝が形成される係合プレートと、支持具の左右両壁に形成された一対の長孔に変位可能に挿通されて係合プレートの外縁に臨み、ばねを介して係合プレートの凹溝に弾発付勢される係合ピンとを備えて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る複数キャスタのロック機構では、操作具ロック機構は、被取付体に取り付けられ、操作具の連結側一端部を軸とともに収容する支持具と、操作具の一端部側に取り付けられ外縁に軸に対して周方向位置を異ならせた凹溝が形成される係合プレートと、支持具の左右両壁に形成された一対の長孔に変位可能に挿通されて係合プレートの外縁に臨み、ばねを介して係合プレートの凹溝に弾発付勢される係合ピンとを備えて構成されるようにしたことにより、操作具の他端操作部に一方向の外力を付与すると、係合プレートが軸の回動に応じて回り、係合ピンはばねの弾発力に抗して係合プレートの一方の凹溝から押し出されて係合プレートの外縁に形成された他方の凹溝に嵌り込み、ばねにより弾発付勢される。このため、操作具が下方の揺動端位置に達すると、操作具はそれ以上の変位が規制されて下方の揺動端位置で保持される。反対に、操作具の他端操作部に逆方向の外力を付与すると、係合プレートが軸の回動に応じて逆方向に回り、係合ピンはばねの弾発力に抗して係合プレートの他方の凹溝から押し出されて一方の凹溝に嵌り込み、ばねにより弾発付勢される。このため、操作具が上方の揺動端位置に達すると、操作具はそれ以上の変位が規制されて上方の揺動端位置で保持される。
本発明の請求項に係る複数キャスタのロック機構は、縦孔を旋回軸の同一軸芯上に上下に貫通して断面角形状に形成し、この縦孔の形状にほぼ合致して形成した制動ロッドをこの縦孔に上下動自在に挿通してこれら両者で回り止めをはかることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る複数キャスタのロック機構では、縦孔を旋回軸の同一軸芯上に上下に貫通して断面角形状に形成し、この縦孔の形状にほぼ合致して形成した制動ロッドをこの縦孔に上下動自在に挿通してこれら両者で回り止めをはかるようにしたことにより、制動ロッドはキャスタ本体に対して回り止めされるので、制動ロッド下端の旋回止め係合部は、下方に配置された車輪ロック部材の揺動端上側の凹凸部に確実に係合され、ロックが確実に行われる。
本発明に係る複数キャスタのロック機構は、被取付体に取り付けられた複数のキャスタをロックする複数キャスタのロック機構であって、被取付体底面の隅部に配置され、キャスタを被取付体に旋回自在に取り付ける取付部材と、車輪が回転可能に支持されるキャスタ本体に制動部材を変位可能に収容して一端を外部に突出させ、この制動部材を変位させてキャスタの旋回と車輪の回転とをロックまたはロック解除するキャスタロック手段と、同じ方向に一列に並んで配置される取付部材に軸芯同一で回動自在に設けられる軸と、これら軸に取り付けられ制動部材に当接して制動部材を動作させる動作部材と、異なる列の取付部材に設けられた軸間を連結し一方の列の軸の回動を他方の列の軸に同一方向で伝達する伝達リンクとを備え、軸に与えられる回動力を動作部材を介して制動部材に伝達する連動手段と、一端が軸に連結され、他端が外側に延長され、他端に外力が与えられると、軸を回動させる操作手段とを備えるとともに、キャスタ本体には、旋回軸側に旋回軸と同一軸芯上に上下に貫通される縦孔を形成し、車輪の内側には周方向に沿って凹凸部を形成して構成し、キャスタロック手段を、縦孔に上下動自在に挿通された制動ロッドと、制動ロッドの上端側に挿通されたピンと、制動ロッドとキャスタ本体との間に介在され制動ロッドを下方に付勢するばねと、制動ロッドの下端に設けられ下側に凹凸部が形成された旋回止め係合部と、一端がキャスタ本体に揺動可能に枢着さればねにより常時上方に付勢され、揺動端が旋回止め係合部の下方に延びる車輪ロック部材とを備え、この車輪ロック部材の揺動端上側には、上記旋回止め係合部と係合する凹凸部を形成し、下側には、車輪の周方向凹凸部に係脱自在に係合する回転止め係合部を設けて構成するとともに、制動ロッドに挿通されたピンの下方に、動作部材をピンを押し上げ可能に配置したので、すべてのキャスタを同時にかつ確実にロックまたはロック解除することができるとともに、構成を簡素化してコストダウンを図る効果がある。
図1は本発明の第1の実施例に係る複数キャスタのロック機構を備えた家具を示す説明図である。(実施例1) 図2は図1の複数キャスタのロック機構を示す斜視図である。 図3は図1の複数キャスタのロック機構を家具底面に取り付けた状態を上から見た要部の一部省略説明図である。 図4は図1の複数キャスタのロック機構のキャスタに取り付けられた取付部材を示す平面図である。 図5は図4のキャスタに取り付けられた取付部材を示す一部破断側面である。 図6の(A)〜(C)はそれぞれ、図2のキャスタのロック時とロック解除時をそれぞれ示す断面図および制動ロッドの横断面図である。 図7の(A)、(B)はそれぞれ、図2のキャスタの制動ロッドを示す側面図および図2のキャスタ本体を下方から見た説明図である。 図8は図1の複数キャスタのロック機構の操作具と操作具ロック機構とを示す側面図である。 図9は図8の操作具ロック機構の動作を示す説明図である。 図10は本発明の第1の実施例の変形例に係る複数キャスタのロック機構を示す斜視図である。(実施例2) 図11は本発明の第2の実施例に係る複数キャスタのロック機構を示す斜視図である。(実施例3) 図12は図11の複数キャスタのロック機構の操作具と操作具ロック機構とを示す側面図である。 図13は本発明の第3の実施例に係る複数キャスタのロック機構を家具底面に取り付けた状態を上から見た要部の一部省略説明図である。(実施例4) 図14は図13の複数キャスタのロック機構のキャスタを取付部材に取り付けた状態を示す正面図である。 図15は図13のキャスタに取り付けられた取付部材を示す平面図である。 図16は図13のキャスタと取付部材とを示す側面図である。 図17は各実施例について制動ロッドの配置と操作具の操作端位置とキャスタのロックまたはロック解除との関係を示す表である。
家具底部の四隅に取り付けられた複数のキャスタを同時にロックまたはロック解除するロック機構の簡素化を図るという目的を、被取付体に取り付けられた複数のキャスタをロックする複数キャスタのロック機構であって、被取付体底面の隅部に配置され、キャスタを被取付体に旋回自在に取り付ける取付部材と、車輪が回転可能に支持されるキャスタ本体に制動ロッドを進退動自在に収容して一端を外部に突出させ、この制動ロッドを進退させてキャスタの旋回と車輪の回転とをロックまたはロック解除するキャスタロック機構と、同じ方向に一列に並んで配置される取付部材に軸芯同一で回動自在に設けられる軸と、これら軸に取り付けられ制動ロッドに当接して制動ロッドを動作させる動作部材と、異なる列の取付部材に設けられた軸間を連結し一方の列の軸の回動を他方の列の軸に同一方向で伝達する伝達リンクとを備え、軸に与えられる回動力を動作部材を介して制動ロッドに伝達するよう構成するとともに、一端が軸に連結され、他端が外側に延長され、他端に外力が与えられると、軸を回動させる操作具とを備えて構成したことにより実現した。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。本発明の第1の実施例に係る複数キャスタのロック機構2は、図1に示すように、床頭台などの家具3の底部4に設けられる。家具3の底部4の四隅には、取付部材6(6FR、6FL、6RR、6RL、図3参照)を介してキャスタ5(5A〜5D)が内側に後退して取り付けられる。取付部材6は、キャスタ5を底部4に旋回自在に取り付けるようになっている。取付部材6は、底部4の前側に2個(取付部材6FR、6FL参照)で一列、後側に2個(取付部材6RR、6RL参照)で一列それぞれ取り付けられる。前後の異なる列に配置された取付部材6FR、6FLおよび6RR、6RLは、それぞれ前後で互いに向き合って配置されるようになっている(前側の左方取付部材6FLと後側の左方取付部材6RL、前側の右方取付部材6FRと後側の右方取付部材6RR参照)。
キャスタ5は、双輪タイプのキャスタであって、図5および図6(A)、(B)に示すように、キャスタ本体10の左右両側に一対の車輪11が車軸12を介して回転可能に支持されて構成される。キャスタ本体10には、車軸12から進行方向前方側に偏心した位置に上下を貫通する貫通穴14が形成され、この貫通穴14内に旋回軸13が旋回自在に嵌合される。旋回軸13の上部にはねじ部13Aが形成され、その中間部にはこの旋回軸13を回転操作するフランジ部15が設けられる。このフランジ部15は、円形の両側を平坦に切り欠いた形状をしており、この平坦面15Aにスパナ等の工具を噛み合わせることができるようになっている。旋回軸13の下端は貫通穴14の下部開口から突出し、旋回軸13の小径部13Bにピン18が圧入され、キャスタ本体10からの抜け止めがなされている。左右の車輪11、11はキャスタ本体10側の面が環状に凹陥して形成され、この環状凹陥部の外側周面に沿って凹凸部17が形成される。
この旋回軸13には、取付部材6が取り付けられる。取付部材6は、図4および図5に示すように、底部6Aとこの底部6Aの左右から立ち上がる左右両壁6B、6Cとを有する断面コ字状本体と、各壁6B、6C上端を外側に折曲して形成され家具3の底部4への取付穴6Dが穿設された折曲部6Eとを備えて構成される。取付部材6は、ねじにより折曲部6Eが家具3の底部4に取り付けられるようになっている。取付部材6の底部6Aには、旋回軸13のねじ部13Aに遊挿される円孔6Hが、左右両壁6B、6Cには、互いに向き合って貫通される貫通孔6G、6Gが円孔6Hより後方側にそれぞれ形成される。取付部材6は、旋回軸13のねじ部13Aを円孔6Hに挿通して底部6Aをフランジ部15に載せてねじ部13Aにナット16を螺入すると、ナット16とフランジ部15間に挟着されるようになっている。こうして、取付部材6は、旋回軸13と一体動するようになっている。このため、取付部材6が家具3の底部4に取り付けられると、キャスタ5は取付部材6に対して旋回するようなっている。キャスタ5は、図3に示すように、家具3の底部4の四隅に取付部材6FR、6FL、6RR、6RLを介して取り付けられる。
キャスタ5には、図5および図6の(A)、(B)に示すように、旋回軸13の旋回と車輪11の回転とを同時にロックするキャスタロック機構(キャスタロック手段)20が設けられる。キャスタロック機構20は、旋回軸13に同一軸芯上に上下に貫通される断面正六角形状の縦孔21(図6の(A)参照)が形成され、この縦孔21には、制動ロッド(制動部材)22が上下動自在に挿通されるようになっている。制動ロッド22の外面は、縦孔21の形状にほぼ合致して形成され(図6の(C)参照)、これら両者で回り止めが図られるとともに上下動可能な構造となっている。この制動ロッド22の上端は、縦孔21の上端開口から突出し、この上端には、円板状の当接部材23が取り付けられる。この当接部材23と旋回軸13上端面との間には、制動ロッド22を常時上方に弾発付勢するばね24が設けられる。制動ロッド22の下端は、縦孔21の下端開口から突出し、突出端には、旋回止め係合部25が設けられる。旋回止め係合部25は、円筒状本体の下側に周方向に沿って凹凸部26が形成されるようになっている。
キャスタ本体10には、車輪ロック部材30が設けられる。車輪ロック部材30は、一端がキャスタ本体10の後部にピン28により揺動可能に枢着され、ばね27により常時上方に付勢されるとともに、前方側の揺動端31が旋回止め係合部25の下方に延びるようになっている。車輪ロック部材30の揺動端31の上面には、旋回止め係合部25の凹凸部26と係合する凹凸部32が形成される。車輪ロック部材30の下側には、車輪11、11の周方向凹凸部17に係脱自在に係合する回転止め係合部33が設けられる。回転止め係合部33は、左右両輪11、11の周方向凹凸部17に係合するようアーム状の車輪ロック部材30の下側に直角に取り付けられ、左右に延びる両端に爪部が形成されるようになっている。このようにキャスタロック機構20は、制動ロッド22、旋回止め係合部25、車輪ロック部材30、凹凸部17、26、32、33を備えて構成される。
キャスタロック機構20は、当接部材23が外力によりばね24の弾発力に抗して下方へ押し下げられ、制動ロッド22が下方に変位すると、旋回止め係合部25の下側凹凸部26が車輪ロック部材30の揺動端上面の凹凸部32に係合して旋回がロックされるとともに、車輪ロック部材30は旋回止め係合部25の降下により揺動端凹凸部32が旋回止め係合部25に係合した状態でばね27の付勢力に抗して下方に押し下げられ、回転止め係合部33が車輪の周方向凹凸部17に係合して車輪11の回転がロックされるようになっている。当接部材23への外力が失われると、当接部材23はばね24の弾発力により押し上げられ制動ロッド22は上方に変位し、制動ロッド22下端の旋回止め係合部25は上方に変位する。すると、旋回止め係合部25は車輪ロック部材30の揺動端凹凸部32との係合が解かれ旋回ロックが解除される。同時に、車輪ロック部材30は旋回止め係合部25が上方に変位するので、ばね27により上方に弾発復帰され、回転止め係合部33は車輪11の周方向凹凸部17との係合が解かれ、車輪の回転ロックが解除されるようになっている。
ところで、本実施例に係る複数キャスタのロック機構2では、家具3の底部4の四隅のうち、前方側に取り付けられた左右の両取付部材6FL、6FRには、これら両取付部材6FL、6FR間を連結し、摺動材43を介して貫通孔6Gに回動自在に支持される1本の軸(連動手段)40が設けられる。また、家具3の底部4の四隅のうち、後方側に取り付けられた左右の両取付部材6RL、6RRのうち、左側の取付部材6RLには、軸(連動手段)41Aが、右側の取付部材6RRには、軸(連動手段)41Bがそれぞれ設けられ、摺動材43を介して貫通孔6Gに回動自在に支持されるようになっている。これら後方側の両軸41A、41Bは互いに軸芯を合致させて配置される。これら後方側の軸41A、41Bの内側端部41Aa、41Baはそれぞれ、取付部材6RL、6RRから突出するようになっている。前方側の軸40と後方側の軸41A、41Bとはそれぞれ、軸芯を左右方向に向けて配置される。すなわち、前方側の軸40に対し、後方側の軸芯同一の両軸41A、41Bは平行に配置される。また、これら軸40、41A、41Bは、貫通孔6Gに回動自在に配設されているので、取付部材6FL、6FR、6RL、6RRに形成された円孔6Hより後方側に配置される。すなわち、キャスタ本体10の旋回軸13から上方に突出する制動ロッド22が、各軸40、41A、41Bに対して前方側に配置されるようになっている。軸40、41A、41Bは、所定の強度を確保できるものであれば、断面円形の丸棒状であってもよいし断面角形の角棒状であってもよい。
前方側の軸40には、操作具(操作手段)50が連結される。操作具50は、パイプをコ字状に折曲して形成され、分岐端52、53が前方側の軸40にそれぞれ連結され、分岐端52、53から延びる操作部51が、手や足で操作しやすいように家具3の底部4から外側に突出して露出している。この操作具50は、操作部51に外力が与えられると、軸40を回動させるようになっている。操作具50は、後述する操作具ロック機構により揺動範囲が規制されて上下の揺動端位置でロックされる。
前後側の軸40および41A、41Bには、前方側軸40と後側の左方軸41A間を連結する左側伝達リンク(連動手段)54が、また、前方側軸40と後側の右方軸41B間を連結する右側伝達リンク(連動手段)55がそれぞれ設けられる(図3参照)。左右の伝達リンク54、55はそれぞれ、前方側の軸40にそれぞれ取り付けられた支持部材56、56と後方側の軸41A、41Bにそれぞれ取り付けられた支持部材57、57との間を連結してピンで結合され、操作具50の操作により付与された前方側軸40の回動力を後方側の軸41A、41Bに同一方向で伝達するようになっている。
各軸40、41A、41Bにはそれぞれ、軸40、41A、41Bの回動に応じて制動ロッド22を下方に動作させる動作部材42(42A〜42D)(連動手段)が設けられる。動作部材42は、図5に示すように、一端の基部44が取付部材6の内側でこれら各軸40、41A、41Bに固定され、他端丸棒部45が軸40、41A、41Bと一体に揺動して制動ロッド22の当接部材23に当接するようになっている。このため、操作具50の操作部51が押し下げられると、前方側の軸40が一体動する動作部材42の丸棒部45を当接部材23に当接させて押し下げる方向(図5の軸40、41A、41Bの反時計回り方向参照)に回り、この回動力は伝達リンク54、55を介して後方側の軸41A、41Bに伝達される。回動力が伝達された後方側の軸41A、41Bも一体動する動作部材42の丸棒部45を当接部材23に当接させて押し下げる方向に回るようになっている。こうして、操作部51が押し下げ操作されると、各軸40、41A、41Bが回動してこれら各軸40、41A、41Bに固定された動作部材42の他端丸棒部45を当接部材23に当てて、さらに、ばね24の弾発力に抗して下方へ押し下げると、制動ロッド22は下方に押し下げられ、キャスタ5の旋回がロックされるとともに、車輪11の回転もロックされるようになっている。操作具50の操作部51から押し下げ力が失われると、制動ロッド22はばね24の弾発力により上方へ変位して動作部材42を押し上げ、各軸40、41A、41Bを逆の方向(図5の軸40、40Bの時計回り方向参照)に回し、操作部51を元の位置に復帰させるようになっている。そして、制動ロッド22が上方端位置に復帰することにより、キャスタ5の旋回ロックが解除されるとともに、車輪11の回転ロックも解除されるようになっている。このように、本実施例では、軸40、41A、41Bの軸芯を左右方向に合致させて配置し、この軸芯に対し、制動ロッド22を前方側に配するとともに、操作具50を軸芯から前方側に配置している。このため、軸芯を支点、操作部51を力点、制動ロッド22を作用点とする梃子が形成され、制動ロッド22は支点(軸芯)と力点(操作部51)との間に配置されるので、操作部51のロック操作時(押し下げ操作時)、操作方向と同じ方向に動作部材42の丸棒部25から押圧力を受けるようになっている。
家具3と操作具50とには、図3および図8に示すように、操作具50の分岐端52、53と前方側の軸40とがそれぞれ連結される部位に、操作具50の上下方向両揺動端位置をそれぞれ規制し、操作部51を各揺動端位置で保持する操作具ロック機構60が設けられる。この操作具ロック機構60は、家具3の底部4に取り付けられ、内部を前方側軸40が貫通し、操作具50の連結側端部52、53を収容する支持具61を備えている。支持具61は、左右の両側壁61A、61Bと、これら両側壁61A、61Bに接続された後壁61Cと、左右の両側壁61A、61B上端を外側に折曲して形成され家具3の底部4への取付穴61Dが穿設された折曲部61E、61Fとを備えて構成される。支持具61は、ねじにより折曲部61E、61Fが家具3の底部4に取り付けられるようになっている。
操作具50の連結側端部、すなわち、分岐端52、53にはそれぞれ、外縁に軸40に対して周方向位置を異ならせて形成された凹溝62A、62Bを有する係合プレート62が取り付けられる。支持具61の左右両壁61A、61Bには、一対の長孔63、63が互いに向き合って形成され、これら長孔63、63に係合ピン64が前後動可能に挿通される。係合ピン64は係合プレート62の外縁に臨み、ばね65を介して係合プレート62のいずれか一方の凹溝62A、62Bに弾発付勢されるようになっている。すなわち、操作具50の操作部51が上方位置にあるとき、係合ピン64は係合プレート62の上側凹溝62Aに圧接されて、操作具50を上方端位置に保持するようになっている。このとき、各軸40、41A、41Bの動作部材42の丸棒部45は上方位置に保持されるので、制動ロッド22はばね24により上方位置に付勢され、キャスタ5は旋回自在に、車輪11は回転自在の状態となっている。
操作具50の操作部51が操作されて下方位置に押し下げられると、係合プレート62は分岐端52、53と一体に軸40を中心に回り、係合ピン64はばね65の弾発力を受けたまま凹溝62Aから離脱して係合プレート62の外縁に沿って一旦後方側へ押しやられ、下側の凹溝62Bに嵌り込むと、ばね65により弾発付勢される。こうして、操作具50は、係合ピン64が下側凹溝62Bに圧接されると、下方端位置で保持される。このとき、各軸40、41A、41Bの動作部材42の丸棒部45は操作部51の押し下げに応じて制動ロッド22を下方に押し下げてそのまま下方位置に保持されるので、キャスタ5は旋回がロックされ、車輪11は回転がロックされた状態となる。
このように、操作具ロック機構60は、操作具50の操作部51を押し下げ、操作部51が下方の揺動端位置に達すると、操作具50はそれ以上の変位が規制されて下方の揺動端位置で保持されるようになっている。このとき、すべてのキャスタ5A〜5Dは旋回と車輪11の回転とがロック状態となる。操作具50の操作部51を引き上げ、操作部51が上方の揺動端位置に達すると、操作具50はそれ以上の変位が規制されて上方の揺動端位置で保持されるようになっている。このとき、すべてのキャスタ5A〜5Dは旋回ロックが解除されるとともに、車輪11の回転ロックが解除される。
次に、上記第1の実施例に係る複数キャスタのロック機構2の作用について説明する。上記実施例に係る複数キャスタのロック機構2では、操作具50の操作部51を押し下げ操作すると、前方側の軸40が回動するとともに、この回動力が伝達リンク54、55を通じて後方側の軸41A、41Bに伝達され、これら後方側の軸41A、41Bも前方側の軸40と同一方向で回動する。これら軸40、41A、41Bの回動と一体に動作部材42が動作し、丸棒部45が当接部材23をばね24の弾発力に抗して押し下げると、制動ロッド22を下端位置に変位させる。操作具50は操作具ロック機構60により下方の揺動端位置で保持されるので、制動ロッド22は下端位置に保持されたままとなる。このため、旋回止め係合部25が車輪ロック部材30の揺動端上側の凹凸部32に係合して旋回がロックされ、車輪のロック部材30は旋回止め係合部25の降下により凹凸部32が旋回止め係合部25に係合した状態で下方に押し下げられ、回転止め係合部33が車輪11の周方向凹凸部17に係合して車輪11の回転がロックされる。このため、操作具50の操作部51を操作するだけで、家具3の底部4に取り付けられたすべてのキャスタ5の旋回と車輪の回転とが同時にロックされる。
次に、操作部51が下方の揺動端位置でロックされている状態から、この操作部51を引き上げると、前方側の軸40が逆方向に回動するとともに、この逆方向の回動力が伝達リンク54、55を通じて後方側の軸41A、41Bに伝達されこれら後方側の軸41A、41Bも前方側の軸40と同一方向で逆に回動する。これら軸40、41A、41Bの回動と一体に動作部材42が動作し、丸棒部45が当接部材23から上方に変位し、当接部材23はばね24の弾発力により押し上げられ、制動ロッド22は上端位置に保持される。操作具50は操作具ロック機構60により上方の揺動端位置で保持されるので、制動ロッド22は上端位置に保持されたままとなる。旋回止め係合部25は上方に変位して車輪ロック部材30の揺動端上側の凹凸部32との係合が解かれ旋回ロックが解除される。同時に、車輪のロック部材30は旋回止め係合部25が上方に変位するので、ばね27により上方に弾発復帰され、回転止め係合部33は車輪11の周方向凹凸部17との係合が解かれ、車輪の回転ロックが解除される。このため、操作具50の操作部51を操作するだけで、家具3の底部4に取り付けられたすべてのキャスタ5の旋回ロックと車輪の回転ロックとが同時に解除される。
図10は、上記第1の実施例に係る複数キャスタのロック機構の一変形例を示すもので、上記第1の実施例では、前方側の軸を1本の軸40で構成しているのに対し、この前側の軸を2つに分割した点が異なっている外は、ほぼ上記第1の実施例と同一の構成を備えている。すなわち、この第1の実施例の変形例に係る複数キャスタのロック機構は、前方側に取り付けられた左右の両取付部材6FL、6FRにはそれぞれ、回動自在に支持される軸40A、40Bを分割して設け、これら軸40A、40Bの内側端部には、操作具50の分岐端52、53がそれぞれ連結されるようになっている。左側の前方軸40Aの回動力は左側伝達リンク54を通じ、右側の前方軸40Bの回動力は右側伝達リンク55を通じてそれぞれ後方側の軸41A、41Bに伝達されるようになっている。このため、操作部51に外力が与えられると、軸40A、40Bを同時に同じ方向に回動させるようになっている。係る構成とすることにより軸寸法を短縮してコストダウンを図ることができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る複数キャスタのロック機構102について、図11および図12に基づいて説明する。本発明の第2の実施例に係る複数キャスタのロック機構102は、上記第1の実施例に係る複数キャスタのロック機構2が、後方側の軸41A、41Bを取付部材6RR、6RL毎に分割して構成しているのに対し、前方側の軸140と後方側の軸141とをそれぞれ1本で構成している点、操作具150を踏み板部151を備えたペダルから構成した点、伝達リンク154を1本で構成した点が異なっている外は、上記第1の実施例とほぼ同一の構成を備えている。すなわち、第2の実施例に係る複数キャスタのロック機構102では、前方側の両取付部材6FR、6FLには、これら両取付部材6FR、6FL間を連結し左右方向に貫通して回動自在に支持される前側軸140が、後方側の両取付部材6RR、6RLには、同じくこれら両取付部材6RR、6RL間を連結し左右方向に貫通して回動自在に支持される後側軸141がそれぞれ設けられる。これら前後の軸140、141にはそれぞれ、支持部材156、157が取り付けられ、これら支持部材156、157間に伝達リンク154がピンで連結されるようになっている。この伝達リンク154は、前側軸140の回動力を後側軸141に同一の方向で伝達するようになっている。前側軸140には、操作具150が連結される。操作具150は、一端基部が前側軸140に連結され、基部から延びる他端踏み板部151が足で操作しやすいように家具3の底部4から外側に突出して露出するようになっている。この操作具150は、踏み板部151に下方への押圧力が加えられると、前側軸140を回動させるとともに、伝達リンク154を通じて、後側軸141に前側軸140の回動力を同一方向で伝達するようになっている。操作具150と家具3とには、上記第1の実施例と同様に、操作具ロック機構60が設けられる。
このように第2の実施例に係る複数キャスタのロック機構102では、操作具150の踏み板部151を押し下げ操作すると、前側軸140と後側軸141とが伝達リンク154を介して一方向に回動して動作部材42(42A〜42D)が制動ロッド22を下方端に変位させるよう動作させ、その位置で保持されるので、すべてのキャスタ5の旋回と車輪11の回転とが同時にロックされる。一方、操作具150の踏み板部151を引き上げ操作すると、前側軸140と後側軸141とが伝達リンク154を介して逆方向に回動して動作部材42が上方に変位し、制動ロッド22がばね24により上方端に付勢されその位置で保持されるので、すべてのキャスタ5の旋回ロックと車輪11の回転ロックとが同時に解除される。なお、本実施例では、制動ロッド22を軸140、141の軸芯に対し前方側に配置しているが、制動ロッド22を軸140、141の軸芯に対し後方側に配置した場合、踏み板部151の操作は上述と逆の操作でロックおよびロック解除がなされる(図17参照)。
次に、本発明の第3の実施例に係る複数キャスタのロック機構202について、図13ないし図16に基づいて説明する。本発明の第3の実施例に係る複数キャスタのロック機構202は、上記第1、第2の実施例に係る複数キャスタのロック機構2、102が、キャスタ5の制動ロッド22を、軸40A〜41B、140、141の軸芯に対し前方側に配置するようにしているのに対し、軸芯に対し後方側に配置し、操作具の操作方向を逆にした点が異なっている。すなわち、第3の実施例に係る複数キャスタのロック機構202は、キャスタ205を取付部材206(206A〜206D)に支持された軸240A、240B、241A、241Bより後方側に取り付け、制動ロッド222を、前後の軸240A、240B、241A、241Bの軸芯に対し後方側に配置するようにしている。そして、この制動ロッド222を、キャスタの旋回軸213の同一軸芯上で上下動自在に収容し、上端を旋回軸213上端面から突出させている。本実施例に係るキャスタロック機構220は、キャスタ本体210との間には、ばね24に代えて制動ロッド222を下方に付勢するばね(図示せず)を配設するようにしている。すなわち、制動ロッド222は常時図示しないばねで下方に付勢されている状態で、キャスタの旋回ロックと車輪11の回転ロックと同時に行うようになっている。
軸240A、240B、241A、241Bには、制動ロッド222を上方に動作させる動作部材242が設けられる。動作部材242は、一端の基部244が取付部材206の内側で各軸240A、240B、241A、241Bに固定されるとともに、他端丸棒部245と基部244との間には、制動ロッド222の露出上部が通過可能な貫通孔246が形成される。動作部材242は貫通孔246を通じて制動ロッド222に嵌め入れられると旋回軸213の上端面に載置されるようになっている。制動ロッド222の上端側には、当接ピン223が挿着される。すなわち、制動ロッド222に挿着された当接ピン223の下方に、動作部材242が配置されるようになっている。制動ロッド222が図示しないばねにより下方に付勢されると、当接ピン223は、動作部材242の上面に圧接され、動作部材242が図示しないばねの付勢力に抗して上方へ変位すると当接ピン223は動作部材242により上方に持ち上げられ、制動ロッド222を上方へ引き上げるようになっている。このため、本実施例に係る操作具に、上記第1第2の実施例に係る操作具50または操作具150を適用すると、これら操作具50、151は、それぞれ前側軸240A、240Bの各軸芯から前方側に延長して配置されているので、操作部51または踏み板部151が上端位置にあるとき、制動ロッド222は図示しないばねの付勢力により下端位置に押圧され、キャスタの旋回ロックと車輪11の回転ロックがなされる。そして、上端位置にある操作部51または踏み板部151が手または足の操作により押し下げられ、下端位置に達してロックされると、動作部材242は軸240A、240B、241A、241Bの回動に応じて上方に押し上げられ、上面に当接ピン223を載せて上方へ引き上げる。このため、制動ロッド222は図示しないばねの付勢力に抗して上端位置に保持され、キャスタの旋回ロック解除と車輪11の回転ロック解除がなされるようになっている。このように、本発明の第3の実施例に係る複数キャスタのロック機構202では、前後の軸240A、240B、241A、241Bに対し、操作具50、150が配置される側(本実施例では前方側)と逆の側(本実施例では後方側)に動作部材242と制動ロッド222を配置することにより、操作具50、150の操作方向が逆となるようになっている。図17では、上記各実施例について、操作具50、151の配置と、キャスタロック機構20、220と、制動ロッド22、222の軸芯に対する配置と、操作部51および踏み板部151の上下端位置と、キャスタの旋回、回転ロックまたはロック解除の状態との関係をそれぞれ示している。
なお、上記各実施例に係る複数キャスタのロック機構では、キャスタの旋回と車輪の回転とを同時にロックするようにしているがこれに限られるものではなく、どちらか一方のみを、例えば、旋回のみまたは回転のみをロックまたはロック解除するようにしてもよい。すなわち、キャスタの旋回ロックのみの場合、車輪ロック部材に回転止め係合部を設けないようにするか、キャスタ本体に縦孔の下方に凹凸部を形成し、旋回止め係合部をこの凹凸部に係合させるようにし、車輪ロック部材を不要としてもよい。また車輪の回転ロックのみの場合、車輪ロック部材の揺動端上部に形成された凹凸部を平坦に形成し、制動ロッドの下端が車輪ロック部材の揺動端に当接して押し下げる際、制動ロッドの旋回止め係合部が車輪ロック部材の揺動端と係合しないようにすればよい。また、上記各実施例では、家具3の底部4に取り付けられたすべてのキャスタ5A〜5Dの旋回と車輪の回転とをロックするようにしているが、これに限られるものではなく、一部のキャスタについて、例えば、前方側の2個のキャスタ5A、5Bについてのみ、複数キャスタのロック機構を適用するようにしてもよい。さらに、上記第1の実施例では、制動ロッドをばねにより上方に弾発付勢させ、第3の実施例では、制動ロッドをばねにより下方に付勢するようにしているがこれに限られるものではなく、ばねを用いず、動作部材に一体動可能に係止させ、連動させるようにしてもよい。また、上記各実施例では、操作具は、一端を軸に連結し、連結端から延びる操作部が家具の底部から外側に突出して露出するようにし、足で操作するようにしているが、これに限られるものではなく、下端を軸に連結し、上端を家具の底部から上方に延長し、この上端操作部を手により操作するようにしてもよい。さらに、上記各実施例では、操作具からの力により連動される軸を丸棒状または角棒状の軸により構成しているがこれに限られるものではなく、中空パイプや所定の強度を有する平棒により構成してもよい。また、上記各実施例では、各軸40、41A、41B、40A、40B、140、141、240A、240B、241A、241Bは前後の軸とも軸芯を左右方向に合致させて、前後の軸を平行に配置しているがこれに限られるものではなく、軸芯を前後方向に合致させて左右側に配置するようにしてもよく、その場合、操作具を家具の横方向に露出させるようにすればよい。さらに、取付部材は家具底面の前後側にそれぞれ2個づつ取り付けているがこれに限られるものではなく、一列に並んでいれば2個以上取り付けるようにしてもよい。また、上記実施例では、キャスタロック機構の制動部材を制動ロッドから構成し、この制動ロッドを進退させてキャスタのロックおよびロック解除を行うようにしているがこれに限られるものではなく、動作部材により動作される制動部材を、下端に旋回止め係合部を備えた揺動レバーにより構成し、この揺動レバーの揺動によりキャスタのロックおよびロック解除を行うようにしてもよい。さらに、上記各実施例では、被取付体として床頭台を例示しているがこれに限られるものではなく、家具や寝具、運搬具、展示用ケース、事務用器材、事務用機器等幅広い用途に適用可能であることは言うまでもない。
2 複数キャスタのロック機構
3 家具(被取付体)
5 キャスタ
6(6FR、6FL、6RR、6RL) 取付部材
10 キャスタ本体
11 車輪
13 旋回軸
20 キャスタロック機構(キャスタロック手段)
22 制動ロッド(制動部材)
40、41A、41B 軸(連動手段)
42 動作部材
44 基部(操作手段の一端)
51 操作部(操作手段の他端)
50 操作具(操作手段)

Claims (7)

  1. 被取付体に取り付けられた複数のキャスタをロックする複数キャスタのロック機構であって、
    被取付体底面の隅部に配置され、キャスタを被取付体に旋回自在に取り付ける取付部材と、
    車輪が回転可能に支持されるキャスタ本体に制動部材を変位可能に収容して一端を外部に突出させ、この制動部材を変位させてキャスタの旋回と車輪の回転とをロックまたはロック解除するキャスタロック手段と、
    同じ方向に一列に並んで配置される取付部材に軸芯同一で回動自在に設けられる軸と、これら軸に取り付けられ制動部材に当接して制動部材を動作させる動作部材と、異なる列の取付部材に設けられた軸間を連結し一方の列の軸の回動を他方の列の軸に同一方向で伝達する伝達リンクとを備え、軸に与えられる回動力を動作部材を介して制動部材に伝達する連動手段と、
    一端が軸に連結され、他端が外側に延長され、他端に外力が与えられると、軸を回動させる操作手段とを備えるとともに、
    キャスタ本体には、旋回軸側に旋回軸と同一軸芯上に上下に貫通される縦孔を形成し、車輪の内側には周方向に沿って凹凸部を形成して構成し、
    キャスタロック手段を、縦孔に上下動自在に挿通された制動ロッドと、制動ロッドの上端側に挿通されたピンと、制動ロッドとキャスタ本体との間に介在され制動ロッドを下方に付勢するばねと、制動ロッドの下端に設けられ下側に凹凸部が形成された旋回止め係合部と、一端がキャスタ本体に揺動可能に枢着さればねにより常時上方に付勢され、揺動端が旋回止め係合部の下方に延びる車輪ロック部材とを備え、この車輪ロック部材の揺動端上側には、上記旋回止め係合部と係合する凹凸部を形成し、下側には、車輪の周方向凹凸部に係脱自在に係合する回転止め係合部を設けて構成するとともに、制動ロッドに挿通されたピンの下方に、動作部材をピンを押し上げ可能に配置したことを特徴とする複数キャスタのロック機構。
  2. キャスタは、制動部材が軸の軸芯に対する両側のうち予め決められた一方の側に配置されるよう取付部材に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の複数キャスタのロック機構。
  3. 異なる列の取付部材を互いに向き合わせて配置し、軸を取付部材ごとに分割して設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の複数キャスタのロック機構。
  4. 一方の列の分割された軸間を操作手段を介して連結したことを特徴とする請求項3に記載の複数キャスタのロック機構。
  5. 操作手段を、一端が軸に連結され、他端操作部が外側に突出した操作具により構成し、操作具と被取付体とには、操作具の一端部側に、操作具の上下方向両揺動端位置をそれぞれ規制し、操作部を各揺動端位置で保持する操作具ロック機構が設けられることを特徴とする請求項1ないしのうちいずれか1に記載の複数キャスタのロック機構。
  6. 操作具ロック機構は、被取付体に取り付けられ、操作具の連結側一端部を軸とともに収容する支持具と、操作具の一端部側に取り付けられ外縁に軸に対して周方向位置を異ならせた凹溝が形成される係合プレートと、支持具の左右両壁に形成された一対の長孔に変位可能に挿通されて係合プレートの外縁に臨み、ばねを介して係合プレートの凹溝に弾発付勢される係合ピンとを備えて構成されることを特徴とする請求項に記載の複数キャスタのロック機構。
  7. 縦孔を旋回軸の同一軸芯上に上下に貫通して断面角形状に形成し、この縦孔の形状にほぼ合致して形成した制動ロッドをこの縦孔に上下動自在に挿通してこれら両者で回り止めをはかることを特徴とする請求項またはに記載の複数キャスタのロック機構。
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