JP5468110B2 - 凹部入り砥石の製造方法 - Google Patents
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また、研削面形成部に充填された砥粒層に下地層を重ねて一体的にプレス成型し、砥石周方向に対して傾斜する傾斜溝が設けられた焼成前砥石チップを形成する。そのため、傾斜溝を設けるためだけの工程を省略することができるとともに、傾斜溝が焼成後の砥石チップの砥粒層に機械加工によって刻設される場合のように、傾斜溝の側壁部では研削面に露出する超砥粒の保持力が機械加工によって低下することなく、超砥粒を強固に保持した耐久性の高い砥石を容易に低コストで製造することができる。
さらに、砥石チップを成形するプレス成形型の研削面成形部表面に凹設され、複数の傾斜溝成形板が研削面成形部表面から突出するように夫々嵌着される複数の取付溝に、カーボン製又は樹脂製の複数の傾斜溝成形板を、成型される砥石チップがコアに貼付されたときに砥石周方向となる方向に対して夫々傾斜するよう着脱可能に立設するので、焼成前砥石チップの離型の際に、複数の傾斜溝成形板を焼成前砥石チップとともに研削面成形部より容易に取り外すことができる。そして、砥石チップを焼成する際の高温によって、カーボン製又は樹脂製の複数の傾斜溝成形板を焼失させることができるので、焼成前の砥石チップから傾斜溝成形板を除去する工程を省略して複数の傾斜溝状の凹部を一度に形成することが可能で、生産効率を向上させることができる。また、傾斜溝成形板を焼失させる際には、砥石チップの傾斜溝状の凹部の端部を欠いたり変形させたりすることがないので、品質の向上を図ることができる。
上記実施の形態では、工作物Wの幅が砥石10の幅より小さい場合であり、研削点Pの軸線方向の長さが工作物Wの幅と等しいとして傾斜溝20の諸元を求めているが、工作物Wの幅が砥石10の幅より大きい場合は、研削点Pの軸線方向の長さが砥石の幅と等しいとして傾斜溝20の諸元を求める。
この砥石チップ11の製造方法は、砥石チップ11の研削面に傾斜溝20をプレスによって成形するものである。図14及び図15に示すように、長方形状の外型81の内側底部に下型82が嵌合され、砥石10の外径になる砥石チップ11の円弧面をプレス成形するための円弧状の凹型面82aが下型82の上面に形成されている。下型82には複数の取付溝が傾斜溝20に対応して凹設され、複数の傾斜溝20を形成するための傾斜溝成形板83が、凹型面82aから上方へ突出するように前記取付溝に着脱可能に嵌着されている。これらの傾斜溝成形板83は、例えばカーボン製であり、成型される砥石チップ11がコア14に貼付されたときに砥石周方向となる方向に対して夫々傾斜するように、凹型面82aに立設される。
焼成された、砥石チップ11は、傾斜溝20が砥石10の回転位相に拘らず少なくとも2本研削点Pを通過するように、コア14の外周面に貼付される。
上記のような製造方法で製造された砥石10の作動は、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
焼成された砥石チップ11は、砥石10の回転位相に拘らず、少なくとも幾つかの穴状凹部90が砥石10の研削点Pに重なるように、コア14の外周面に貼付される。
本実施形態に係る砥石を使用して工作物Wを研削すると、研削点Pに重なる複数の穴状凹部90によって、研削点Pに供給される研削液の動圧が開放される。また、複数の穴状凹部90内に研削液が入り込むので、研削液が研削点Pに充分供給されて研削熱の除去が十分に行われるとともに、切削屑が複数の穴状凹部90に脱落して切削屑の捌けがよくなり、高速研削が可能となって研削効率を向上させることができる。その他の作動については、第1の実施形態と同様なので、説明を省略する。
上記のような製造方法で製造された砥石10の作動については、第3の実施形態と同様なので、説明を省略する。
Claims (1)
- 研削盤の砥石台に回転軸線回りに回転駆動可能に軸承された砥石軸に装着されるコアに、超砥粒を含む砥粒層と、下地層からなる複数の砥石チップが貼付され、前記砥粒層に形成された研削面が前記研削盤の工作物支持装置に回転駆動可能に支承された工作物を研削点で当接して研削加工する砥石の製造方法において、
前記砥石チップを成形するプレス成形型の研削面成形部表面に凹設され、複数の傾斜溝成形板が前記研削面成形部表面から突出するように夫々嵌着される複数の取付溝に、カーボン製又は樹脂製の複数の傾斜溝成形板を、成型される前記砥石チップが前記コアに貼付されたときに砥石周方向となる方向に対して夫々傾斜するよう着脱可能に立設する傾斜溝形成板立設工程と、
前記プレス成形型に、複数の超砥粒と結合剤とを混合した砥粒層用粉体を充填し、下地粒子と結合剤とを混合した下地層用粉体を前記砥粒層用粉体に重ねて充填する粉体充填工程と、
前記砥粒層用粉体と前記下地層用粉体とを、形成される下地層が傾斜溝成形板によって分離されないように一体的にプレス成型するプレス成型工程と、
該プレス成型により砥粒層と下地層とが一体に形成され、前記複数の傾斜溝成形板が少なくとも前記砥粒層を貫通している状態の焼成前砥石チップを、前記複数の傾斜溝成形板とともに前記プレス成形型から離型する離型工程と、
前記焼成前砥石チップを焼成する間に前記傾斜溝成形板を焼失させて砥石周方向に対して傾斜する複数の傾斜溝状の凹部が前記砥粒層に設けられた焼成後砥石チップを形成する焼成工程と、
を備える凹部入り砥石の製造方法。
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