JP5465793B2 - 帰納的アルゴリズムを使用することによる、dna配列決定データにおける位相不一致エラーを補正するためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Description
配列決定反応の間に導入される複数のヌクレオチド種に応答して生成される複数のシグナルを検出する配列決定機器;ならびにヌクレオチド種のそれぞれから検出されるシグナルの観測値を生成する工程と;繰越値および不完全伸長値を使用して、観測値から正の取り込み値および負の取り込み値を定義する工程と;負の取り込み値に関連する観測値から導出されるノイズ値を使用して繰越値および不完全伸長値を修正する工程と;修正された繰越値および修正された不完全伸長値を使用して、正の取り込み値および負の取り込み値を再定義する工程と;繰越値および不完全伸長値が収束するまで、修正および再定義の工程を繰り返す工程とを含む方法を実施する記憶された実行可能なコードを備えるコンピュータを備える、鋳型分子の集団から生成される配列データの位相同期性に関連するエラーを補正するためのシステムまたは機器も記載されている。
(a)配列決定反応の間に導入される複数のヌクレオチド種に応答して生成される複数のシグナルを検出する工程と;
(b)ヌクレオチド種のそれぞれから検出されるシグナルの観測値を生成する工程と;
(c)繰越値および不完全伸長値を使用して、観測値から複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を定義する工程と;
(d)負の取り込み値に関連する複数の観測値から導出されるノイズ値を使用して繰越値および不完全伸長値を修正する工程と;
(e)修正された繰越値および修正された不完全伸長値を使用して、複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を再定義するする工程と;
(f)複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値が収束するまで工程(d)〜(e)を繰り返す工程と
を含む方法を提供する。
好ましくは、正の取り込み値および負の取り込み値は整数であり、最も好ましくは、正の取り込み値は1であり、負の取り込み値は0である。
工程(c)の前に、正の取り込み値および負の取り込み値は、閾値を使用して割り当てることができ、正の取り込み値は、観測値が閾値より上であるときに割り当てられ、負の取り込み値は、観測値が閾値未満であるときに割り当てられる。前記閾値は、好ましくは0〜1の間の範囲の値を含み、最も好ましくは約0.2である。閾値はまた、ヌクレオチド種がまったく存在しない複数の位置を予測するために、参照配列を使用することによって定義することができる。
(a)配列決定反応の間に導入される複数のヌクレオチド種に応答して生成される複数のシグナルを検出する工程と;
(b)ヌクレオチド種のそれぞれから検出されるシグナルの観測値を生成する工程と;
(c)繰越値および不完全伸長値を使用して、観測値から複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を定義する工程と;
(d)負の取り込み値に関連する複数の観測値から導出されるノイズ値を使用して繰越値および不完全伸長値を修正する工程と;
(e)修正された繰越値および修正された不完全伸長値を使用して、複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を再定義するする工程と;
(f)繰越値および不完全伸長値が収束するまで工程(d)〜(e)を繰り返す工程と
を含む方法を提供する。
(a)配列決定反応の間に導入される複数のヌクレオチド種に応答して生成される複数のシグナルを検出する配列決定機器コンポーネントと;
(b)
i.ヌクレオチド種のそれぞれから検出されるシグナルの観測値を生成する工程と;
ii.繰越値および不完全伸長値を使用して、観測値から複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を定義する工程と;
iii.負の取り込み値に関連する複数の観測値から導出されるノイズ値を使用して繰越値および不完全伸長値を修正する工程と;
iv.修正された繰越値および修正された不完全伸長値を使用して、複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を再定義する工程と;
v.繰越値および不完全伸長値が収束するまで工程iii〜ivを繰り返す工程と
を含む方法を実施する記憶された実行可能なコードを備えるコンピュータと
を備えるシステムまたは機器を提供する。
好ましくは、正の取り込み値および負の取り込み値は整数であり、最も好ましくは、正の取り込み値は1であり、負の取り込み値は0である。
工程(c)の前に、正の取り込み値および負の取り込み値は、閾値を使用して割り当てることができ、正の取り込み値は、観測値が閾値より上であるとき割り当てられ、負の取り込み値は、観測値が閾値未満であるとき割り当てられる。前記閾値は、好ましくは0〜1の間の範囲の値を含み、最も好ましくは約0.2である。閾値はまた、ヌクレオチド種がまったく存在しない複数の位置を予測するために、参照配列を使用することによって定義することができる。
本明細書において用語「フロー」は一般に、鋳型核酸分子を含む環境への溶液の添加の連続サイクルまたは反復性サイクルを指し、この場合溶液は、新生分子に付加するためのヌクレオチド種、あるいは配列決定反応において、またはヌクレオチド種の以前のフローサイクルからのキャリーオーバーもしくはノイズ作用を低減するために使用することができる緩衝液または酵素などの他の試薬を含むことができる。
プロセッサとして、市販のプロセッサ、例えば、Intel Corporation製のCeleron(登録商標)、Core(商標)、Pentium(登録商標)プロセッサ、Sun Microsystems製のSPARC(登録商標)プロセッサ、AMD corporation製のAthlon(商標)、Sempron(商標)、Phenom(商標)、もしくはOpteron(商標)プロセッサなどを挙げることができ、またはこれは、入手可能であるか、もしくは入手可能になる他のプロセッサの1つであってもよい。プロセッサのいくつかの実施形態では、マルチコアプロセッサと呼ばれるものを含み、かつ/またはシングルコアもしくはマルチコア配置で並列処理技術を使用することを可能にすることができる。例えば、マルチコアアーキテクチャは、典型的には、2個以上のプロセッサ「エグゼキューションコア」を含む。本例では、各エグゼキューションコアは、複数のスレッドのパラレルエグゼキューションを可能にする独立したプロセッサとして機能することができる。さらに、プロセッサは、32ビットもしくは64ビットアーキテクチャと一般に呼ばれるもの、または現在公知であり、もしくは将来開発される場合のある他のアーキテクチャ構成で構成することができることを当業者は理解するであろう。
式(1):
M(p,ε,λ)=q
式中:
− MはCAFIEマッピングであり、
− pは理論フローグラム[アレイとして]であり、
− λは完了効率パラメータであり、
− εは繰越パラメータであり、
− qは観察フローグラム[アレイとして]である。
各ヌクレオチド種のフローiについて:
(i) − ヌクレオチド種の付加を通じた新生分子の伸長:
Nj=Niおよびpj>0であるようなすべてのjについて、
Nj=Ni−1およびpj>0であるようなすべてのjについて、
− piは、i番目のヌクレオチド種のフローにおける理論的な(クリーンな)フローグラムのシグナル値であり、
− qjは、i番目のヌクレオチド種のフローにおける観察フローグラムのシグナル値であり、
− miは、i番目のヌクレオチド種のフローについてのフローグラムの配列位置における取り込みに利用可能なヌクレオチド種分子の画分であり、
− Niは、i番目のヌクレオチド種の付加(A、C、G、またはT)であり、
− (j,j’)は、pj’がフローグラム上のpjの次の正の値であるような対の指数である。
式(2):
[Μ(p’,ε,λ)]*p=q
式中:
− [Μ(p’,ε,λ)]は行列であり、
− *は行列−アレイ乗算であり、
− p’は、理論フローグラムのバイナリエンコーディングリストである
(例えば、図1中のフローグラムp、p=[010200103012]tは、p’=[010100101011]tとしてエンコードされる)。
式(3):
p= [Μ−1(p’,ε,λ)]*q
式中:
− [Μ−1(p’,ε,λ)]は逆行列である。
式(4):
p(n+1)=[M−1(p’(n),ε,λ)]*q
ここでp’(1)=q’が計算の種として使用される。
方法1:
εおよび(1−λ)の小さい値で(例えば、(1−λ)≦0.001およびε≦.0025)、行列[M]が分解され、近似されて以下の形態になる:
式(5):
− Δε=0.0025およびΔλ=0.001は、それぞれε軸およびλ軸における間隔である。
− [L(p’,Δλ)]は、下対角行列(lower diagonal matrix)であり、これは、小さい欠損ΔλでのIEの作用をモデル化する。
この分解を通じて、式(5)は、下対角行列Lおよび上対角行列Uを探索経路に沿って一度だけ構築し、探索グリッド、(ε,λ)での不完全および繰越の程度が行列の累乗
方法2:
小さいεおよび(1−λ)の場合における式(5)の後に、下対角累乗行列および上対角累乗行列、[L]φおよび
[L]φ≡([Ι]+[l])φ〜[I]+φ[l]
式(7):
− [I]は恒等行列であり、
− [l]および[u]はそれぞれ、[L]および[U]の非対角行列である。
式(8):
上記に提示した実施形態は、行列を構築し、反転させるステップ、およびCAFIEパラメータの最適な対をプローブするための(ε,λ)面内の二次元探索に基づく。これらの計算は、典型的には、実質的に同一の鋳型分子の各集団に対して実施され、例えば、反応部位に基づくシステムのアレイ(例えば、ウェルのPicoTiterPlateアレイまたはウェルのISFETアレイ)中での部位ごとの分析を含むことができる。いくつかの実施形態では、行列は、最適なCAFIE値(ε*、λ*)を生成するために各集団/部位について構築される。図6は、上述した反転/探索方法1を使用することによって計算した場合の、数十万の集団/ウェル603の試料中の完了効率パラメータ605の値λ*およびCFパラメータ607の値ε*の分布の例示的な例を提供する。上述した方法2を使用することによる計算は、方法1より短い計算時間で済み、同様の結果をもたらす。
式(9〜10):
λN(i)=λ0 Ν *exp(−δN *i)、
εN(i)=ε0 Ν *exp(−βN *i)
式中:
− λN(i)は、「i」番目のフローにおけるヌクレオチド種「N」の完了効率であり、
− εN(i)は、「i」番目のフローにおけるヌクレオチド種「N」のCFであり、
− λ0 Nおよびε0 Nは、初期値であり、
− δNおよびβNは、減衰率である。
さらに、当業者は、記載したCAFIE機構に関係しない他のノイズ源が存在し得ることも理解するであろう。そのようなノイズ源として、それだけに限らないが、「暗電流」と呼ばれる場合のあるものなどの電子源、光源、生物源、化学源、または当技術分野で公知の、もしくは将来発見され得る他の源を挙げることができる。現在記載されている発明のいくつかの実施形態では、多くのアプリケーションにおいて、実質的に一貫した、かつ/または予測可能なレベルである場合のある他のノイズ源に対して様々なレベルの感度を示すことができる。例えば、既知または未知の源に起因する、予測可能なレベルおよび一貫したレベルのノイズは、一般に補正することが容易である。補正の一方法は、フローに関連するすべてのシグナル値から、ノイズに関連する値を数学的に加減することである(ノイズが過剰のシグナルを加えるか、検出されるシグナルを低下させるかに応じて)。
式(11〜12):
Δqλ=[Μ−1(p’,1−Δλ,0)]*q−q,
Δqε=[M−1(p’,1,Δε)]*q−q、
式中、Μ(p’,λ,ε)は、上述したCAFIE行列であり、ΔqλおよびΔqεは、バイナリエンコーディングリストp’を用いた摂動ΔλおよびΔεに応答したフローグラムの変化であり、pは、標準的CAFIE補正によって計算された理論フローグラムである。
式(13):
式(14〜15):
λ=1−tλΔλ、
ε=tεΔε。
式(16):
p(1)=[Μ−1(p’,ε,λ)]*q、
を実施して新しいCAFIE補正された理論フローグラムp(1)を得る。
p(n+1)=[Μ−1(p’(n),ε(n+1),λ(n+1))]*q。
いくつかの実施形態では、バイナリエンコーディングリストが収束する、p’(n+1)=p’(n)まで帰納的手順を継続する。正のフローリストiは、p’(n)(i)=1である場合、正のヌクレオチド取り込みを示すフロー位置を近似する。より正確には、アルゴリズムによって推定される正のフローリストは、位相非同期性のより正確な補正をもたらす。したがって、帰納的アルゴリズムでは、反復してCAFIE補正されたフローグラムを使用し、収束時に帰納的に補正されたフローグラムをもたらす。各反復において、アルゴリズムにより、CAFIEパラメータ(ε(n),λ(n))のより良好な見積もり値、および次の反復において位相エラーのより正確なCAFIE補正を与えるバイナリエンコーディングp’(n)が得られる。
Claims (17)
- 鋳型分子の実質的に同一のコピーの集団から生成される配列データの位相同期性に関連するエラーを帰納的に補正するための方法であって、
(a)配列決定反応の間に導入される複数のヌクレオチド種に応答して生成される複数のシグナルを検出する工程と、
(b)ヌクレオチド種のそれぞれから検出されるシグナルの観測値を生成する工程と、
(c)繰越値および不完全伸長値を使用して、観測値から複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を定義する工程と、
(d)負の取り込み値に関連する複数の観測値から導出されるノイズ値を使用して繰越値および不完全伸長値を修正する工程と、
(e)修正された繰越値および修正された不完全伸長値を使用して、複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を再定義する工程と、
(f)複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値が収束するまで工程(d)〜(e)を繰り返す工程と
を含む方法。 - 正の取り込み値および負の取り込み値が整数であり、好ましくは、正の取り込み値が1であり、負の取り込み値が0である、請求項1に記載の方法。
- 工程(c)において使用される繰越値および不完全伸長値が、パラメータ推定モデルを使用して求められる、請求項1に記載の方法。
- 工程(c)の前に、正の取り込み値および負の取り込み値が閾値を使用して割り当てられ、正の取り込み値は、観測値が閾値より上であるとき割り当てられ、負の取り込み値は、観測値が閾値未満であるとき割り当てられる、請求項1に記載の方法。
- 閾値が0〜1の間の範囲の値を含み、好ましくは、閾値は約0.2である、請求項4に記載の方法。
- ヌクレオチド種がまったく存在しない複数の位置を予測するために、閾値が参照配列を使用して定義される、請求項4に記載の方法。
- ノイズ値が、導入されるヌクレオチド種の数からの負の取り込み値に関連する観測値の平均であり、好ましくは、導入されるヌクレオチド種の数は、導入される最初の48ヌクレオチド種を含む、請求項1に記載の方法。
- 複数の配列決定反応が並行して実行され、工程(a)〜(f)が配列決定反応のそれぞれについて実行される、請求項1に記載の方法。
- 鋳型分子の実質的に同一のコピーの集団から生成される配列データの位相同期性に関連するエラーを帰納的に補正するための方法であって、
(a)配列決定反応の間に導入される複数のヌクレオチド種に応答して生成される複数のシグナルを検出する工程と、
(b)ヌクレオチド種のそれぞれから検出されるシグナルの観測値を生成する工程と、
(c)繰越値および不完全伸長値を使用して、観測値から複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を定義する工程と、
(d)負の取り込み値に関連する複数の観測値から導出されるノイズ値を使用して繰越値および不完全伸長値を修正する工程と、
(e)修正された繰越値および修正された不完全伸長値を使用して、複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を再定義するする工程と、
(f)繰越値および不完全伸長値が収束するまで工程(d)〜(e)を繰り返す工程と
を含む方法。 - 鋳型分子の実質的に同一のコピーの集団から生成される配列データの位相同期性に関連するエラーを帰納的に補正するための機器であって、
(a)配列決定反応の間に導入される複数のヌクレオチド種に応答して生成される複数のシグナルを検出する配列決定機器コンポーネントと、
(b)
i.ヌクレオチド種のそれぞれから検出されるシグナルの観測値を生成する工程と;
ii.繰越値および不完全伸長値を使用して、観測値から複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を定義する工程と;
iii.負の取り込み値に関連する複数の観測値から導出されるノイズ値を使用して繰越値および不完全伸長値を修正する工程と;
iv.修正された繰越値および修正された不完全伸長値を使用して、複数の正の取り込み値および複数の負の取り込み値を再定義する工程と;
v.繰越値および不完全伸長値が収束するまで工程iii〜ivを繰り返す工程と
を含む方法を実施する、記憶された実行可能なコードを備えるコンピュータと
を備える機器。 - 正の取り込み値および負の取り込み値が整数であり、好ましくは、正の取り込み値が1であり、負の取り込み値が0である、請求項10に記載の機器。
- 工程(ii)において使用される繰越値および不完全伸長値が、パラメータ推定モデルを使用して求められる、請求項10に記載の機器。
- 工程(ii)の前に、コンピュータが正の取り込み値および負の取り込み値を、閾値を使用して割り当て、正の取り込み値は、観測値が閾値より上であるときに割り当てられ、負の取り込み値は、観測値が閾値未満であるときに割り当てられる、請求項10に記載の機器。
- 閾値が0〜1の間の範囲の値を含み、好ましくは、閾値は約0.2である、請求項13に記載の機器。
- ヌクレオチド種がまったく存在しない複数の位置を予測するために、コンピュータが、参照配列を使用して閾値を定義する、請求項13に記載のシステム。
- ノイズ値が、導入されるヌクレオチド種の数からの負の取り込み値に関連する観測値の平均であり、好ましくは、導入されるヌクレオチド種の数は、導入される最初の48ヌクレオチド種を含む、請求項10に記載のシステム。
- 配列決定システムが、複数の配列決定反応を並行して実行し、コンピュータが、配列決定反応のそれぞれについて工程(i)〜(v)を実行する、請求項10に記載の機器。
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