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JP5455159B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は打撃工具に関し、特にカッタやチゼル、スコップ等の先端工具が装着される打撃工具に関する。
電気ハンマ等の打撃工具において、先端工具の種類によっては、打撃工具本体に対する先端工具の回転方向の角度を任意に決めることができる機構が要求されている。このような打撃工具としては、特許文献1に示されるように、工具本体に設けたスチールボールをリテーナスリーブに設けた係合溝に噛合わせることで、リテーナスリーブの回転方向位置を規制し、第2のグリップに付勢されたボールホルダにてスチールボールの軸直角方向の移動を規制することで、スチールボールと係合溝の係合が外れないように構成した打撃工具が公知になっている。作業者がこの打撃工具で先端工具の回転方向位置を変更する場合には、第2のグリップを軸方向へ移動させることで、スチールボールの軸直角方向への移動の規制を外し、スチールボールと係合溝の係合を外すことで、打撃工具本体に対し、リテーナスリーブを回転可能としている。この後にニードルホルダを介してリテーナスリーブに回転方向に係合されている第1のグリップを回転させ、先端工具を作業者の適切な位置へと変更して、第1のグリップと第2のグリップを元の位置に戻すことにより、先端工具の回転方向位置が変更される。
特開平10−225879号公報
上記した従来の打撃工具の先端工具の回転方向位置調整において、従来の構成では、第2のグリップと第1のグリップが連動していないため、第2のグリップを軸方向に移動にさせる工程と第1のグリップを先端工具の回転方向へ回転させる工程を別々に行う必要があり、回転方向位置の調整が容易ではなかった。よって本発明は、先端工具の回転方向位置の調整を容易にした打撃工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ハウジングと、該ハウジングに保持され動力を出力する動力部と、該動力を先端工具に打撃力として伝達する打撃部と、該打撃部に接するように該先端工具を保持する保持部と、を有し、該保持部は、管状に構成され管内に先端工具が回転不能に収容される収容空間が画成されたリテーナスリーブと、管状に構成され管内に該リテーナスリーブが管状の軸周りに回転可能に挿入され該リテーナスリーブの軸方向の移動を規制すると共に該ハウジングに接続されるフロントカバーと、該リテーナスリーブと同軸一体回転すると共に該リテーナスリーブに対し該軸方向に並んだ第一位置と第二位置との間で移動するように該リテーナスリーブに装着される第一グリップと、該軸周りに回転可能であると共に該フロントカバーに対し該軸方向に並んだ第三位置と第四位置との間で移動するように該フロントカバーに装着される第二グリップとを有し、該リテーナスリーブには、管内外を貫通するスリーブ貫通孔が形成され、該スリーブ貫通孔内には、該収容空間内に突出し該先端工具を保持する先端工具保持部材が配置され、該第一グリップは、該第一の位置で該先端工具保持部材と当接して該先端工具保持部材を該収容空間内に突出させ、該第二の位置で該先端工具保持部材を該収容空間から退出可能にし、該フロントカバーには、管内外を貫通するカバー貫通孔が形成され、該カバー貫通孔内には該フロントカバー内に突出して該リテーナスリーブと係合し該フロントカバーに対する該リテーナスリーブの回転を抑制する係合部材が配置され、該第二グリップは、該第三の位置で該係合部材と当接し該係合部材を該フロントカバー内に突出させ該リテーナスリーブと係合させ、該第四の位置で該係合部材を該リテーナスリーブから係脱可能にし、該第一グリップと該第二グリップとは、同軸一体回転すると共に、軸方向において互いに移動可能である打撃工具を提供する。
このような構成によると、第二グリップの操作のみにより、リテーナスリーブを軸周りに回転させ、所望の回転角度で固定することができる。即ち片手で第二グリップを操作するのみでリテーナスリーブに固定されている先端工具の角度を変更でき、打撃工具の作業性をよくすることができる。また第二グリップのみで、リテーナスリーブの固定・開放を行うと共に軸周りの回転も行っているため、構成部品を減らすことができ、打撃工具の軽量化、及び組立性を向上させることができる。
上記構成の打撃工具において、該第一グリップと該第二グリップとのいずれか一方には、軸方向に延びる溝が形成され、該第一グリップと該第二グリップとのいずれか他方には、軸方向に延びる突条が設けられ、該突条は該溝内に軸方向へ移動可能に挿入されていることが好ましい。
このような構成によると、簡単な構成で第一グリップと第二グリップとを相対回転不能にすると共に、軸方向において相対移動可能にできる。また簡単な構成であるため、第一グリップと第二グリップとの組み付けも容易に行うことができ、組立性をよくすることができる。
本発明の打撃工具によれば、先端工具の回転方向位置の調整を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る打撃工具の側面断面図。 本発明の実施の形態に係る打撃工具の保持部周辺を示す部分断面図。 図2のIII−III線に沿った断面図。 図2のIV−IV線に沿った断面図。 本発明の実施の形態に係る打撃工具の保持部周辺を示す部分断面図(第一グリップを操作した状態)。 図5のVI−VI線に沿った断面図。
以下、本発明の実施の形態に係る打撃工具を図1乃至図6に基づき説明する。図1に示される打撃工具であるハンマ1は、装着された先端工具10に打撃力を加えて先端工具10の先端部分により穿孔・はつり等を行う工具であり、主にハウジング2と、モータ3と、打撃機構4と、保持部5とを備え、保持部5により先端工具10を脱落不能に保持している。以下の説明においては、先端工具10の先端側を前側として前後方向を規定して説明する。
ハウジング2は、モータハウジング21と、ハンドル22と、ギアカバー23と、シリンダケース24とから主に構成されている。モータハウジング21は、内部にモータ3等を内蔵している。ハンドル22は、モータハウジング21の後側に設けられており、モータ3の回転を制御するトリガ22A及び外部電源に接続される電源コード22Bを備えている。ギアカバー23は、モータ3の後述の出力軸部31を覆うようにモータハウジング21に設けられている。シリンダケース24は、筒状に構成されており、その筒の軸方向が前後方向と一致するようギアカバー23の前方に配置されている。またシリンダケース24内部には、前後方向を軸方向とする筒状のシリンダ24Aが嵌装されており、シリンダ24A内には空間24aが形成されている。
モータ3は、駆動力(回転力)を出力する出力軸部31を有しており、モータハウジング21内に位置すると共に出力軸部31がギアカバー23内に位置し、出力軸部31の軸方向が前後方向と直交するように配置されている。出力軸部31はベアリングでモータハウジング21内に支承されており、出力軸部31の先端にはピニオンギア31Aが設けられている。また出力軸部31の基端部には、モータ3冷却用のファン32が同軸一体回転するように装着されている。
打撃機構4は、ギア部41と、クランク機構42と、打撃部43とから主に構成されており、回転運動を往復運動に変換し、往復運動を打撃力として先端工具10に伝達している。ギア部41は、クランク機構42に接続されてピニオンギア31Aと噛合する平ギアから構成されている。
クランク機構42は、クランク42Aとコンロッド42Bとから構成されている。クランク42Aは、ギア部41と同軸一体回転するように構成され、シリンダケース24の後方位置に配置されている。コンロッド42Bは、前端がシリンダケース24内に配置されると共に後端がクランク42Aのクランクピンに回転可能に装着されている。このクランク42Aを回転させることによりコンロッド42Bが前後動して、モータ3から伝達された回転運動を往復運動に変換している。
打撃部43は、ピストン43Aと、中間子43Bと、打撃子43Cとから主に構成されている。ピストン43Aは、空間24a内に、シリンダ24Aの周壁との間に隙間が形成されないようにシリンダ24Aに対して前後摺動可能に配置されている。またピストン43Aの後端には、コンロッド42Bの前端がピストンピンを介して接続されている。よってピストン43Aは、コンロッド42Bの前後動に応じて空間24a内で前後動する。
中間子43Bは、空間24a内においてピストン43Aの前側にシリンダ24Aに対して摺動可能に配置されている。中間子43Bとシリンダ24Aの周壁との間には隙間が形成されず、かつ中間子43Bとピストン43Aとの間に一定の距離を持って空気室が形成されているため、ピストン43Aの前後動に応じて、中間子43Bも前後動する。
打撃子43Cは、中間子43Bの前側に配置され、後述のフロントカバー51により前後摺動可能に保持されており、後端がシリンダ24A内に位置している。また打撃子43Cの前端は先端工具10の後端部分に当接しているため、中間子43Bが打撃子43Cに衝突するとその衝突の打撃力が、打撃子43Cから先端工具10に伝達される。
保持部5は、フロントカバー51と、リテーナスリーブ52と、第一グリップ53と、第二グリップ55とから主に構成されている。図2に示されるように、フロントカバー51は、円筒の後端に鍔が設けられて構成されており、鍔部においてシリンダケース24にネジ止め固定されている。フロントカバー51において、筒状を成す部分の前端近傍位置には、図3に示されるように、フロントカバー51内外を貫通するカバー貫通孔51aが軸周りに等間隔に四箇所形成されている。この四箇所のカバー貫通孔51a内には、それぞれ係合部材であるボール51Aが配置されている。ボール51Aは、フロントカバー51のカバー貫通孔51a位置における肉厚より大径の球体であり、カバー貫通孔51a内においてフロントカバー51内外を移動可能に構成されている。またフロントカバー51において、円筒部分と鍔部分との境界位置に角部51Cが設けられている。
図1及び図2に示されるように、リテーナスリーブ52は、円筒状に構成され、円筒内において前端側に先端工具10が収容される収容空間5aが規定され、後端がシリンダ24A(図1)の前端と重なるように配置され、円筒の中心軸周りに回転可能にフロントカバー51に保持されている。リテーナスリーブ52において収容空間5aを画成する部分には、図4に示されるように、リテーナスリーブ52内外を貫通するスリーブ貫通孔52aが軸周りに等間隔に二箇所形成されている。この二箇所のスリーブ貫通孔52a内には、それぞれニードル52A(先端工具保持部材)が配置されている。ニードル52Aは、前後方向と直交する断面がリテーナスリーブ52のスリーブ貫通孔52a位置の肉厚より大径の円形であり、前後方向と平行な断面が長円をなすように構成されており、スリーブ貫通孔52a内においてリテーナスリーブ52内外を移動可能に構成されている。リテーナスリーブ52の、フロントカバー51のカバー貫通孔51aと対向する位置には、図2、図3に示されるように、前後方向に延びる複数の溝52bが周回りに等間隔に複数形成されている。この溝52bは、ボール51Aの一部が挿入可能に形成されている。リテーナスリーブ52の収容空間5aを画成する内周面には、図2及び図4に示されるように、前後方向に延びる突条の複数のキー52Bが設けられている。先端工具10にこのキー52Bが挿入される溝を形成しておくことにより、リテーナスリーブ52に対する先端工具10の軸周りの回転を抑制することができる。リテーナスリーブ52の後端近傍位置には、フロントカバー51の角部51Cと係合する隅部52cが形成されており、この係合により、リテーナスリーブ52は、フロントカバー51に対して軸方向前側への移動が規制されている。またリテーナスリーブ52の前端位置には、リテーナスリーブ52と同軸一体回転し、第一グリップ53を前後動のみ許容するように保持するグリップ保持部52Cが設けられている。
第一グリップ53は、筒状に構成されて、筒内にリテーナスリーブ52が挿入されるようにグリップ保持部52Cを介してリテーナスリーブ52に設けられている。第一グリップ53は、グリップ保持部52Cに対して前後動のみ可能であるため、第一グリップ53を軸周りに回転することによりリテーナスリーブ52を軸周りに回転させることができる。第一グリップ53の後端位置において内周面には、図2、図4に示されるように、前後方向に延びる突条及び溝が周方向に交互に並んで構成される凹凸部53Aが設けられている。
また第一グリップ53内においては、スリーブ貫通孔52aと対向する位置に環状のニードルホルダ54(第一のホルダ)が設けられている。ニードルホルダ54は、リテーナスリーブ52が環状内に挿入されるようにリテーナスリーブ52上に配置されている。リテーナスリーブ52の外周面と対向するニードルホルダ54の内周面には、リテーナスリーブ52の外周面に近接する近接面54Aと、リテーナスリーブ52の外周面の間に一定の隙間を空けて離間する離間面54Bとが規定されている。近接面54Aと離間面54Bとは、図2に示されるように、第一グリップ53がリテーナスリーブ52に対して最も前側に移動した位置(第一位置)にあるときに近接面54Aがスリーブ貫通孔52a上に位置し、図示はせぬが第一グリップ53がリテーナスリーブ52に対して最も後側に移動した位置(第二位置)にあるときに離間面54Bがスリーブ貫通孔52a上に位置するように構成されている。
第一位置においては、近接面54Aがスリーブ貫通孔52a上に位置するため、近接面54Aがニードル52Aと当接し、ニードル52Aの一部を収容空間5a内に突出させる。
第二位置においては、離間面54Bがニードル52Aと対峙するが、離間面54Bとリテーナスリーブ52の外周面との間には隙間があるため、ニードル52Aは、離間面54Bと当接する位置までは、リテーナスリーブ52外に待避することができる。この待避により、収容空間5aに突出していたニードル52Aを収容空間5aから退出させることができる。
第二グリップ55は、筒状に構成されて、筒内にフロントカバー51が挿入され、フロントカバー51に対して前後動及び軸周りに回転可能にフロントカバー51に装着されている。第二グリップ55の前端部分において外周面には、図2、図4に示されるように、前後方向に延びる突条及び溝が周方向に交互に並んで構成される凸凹部55Aが設けられている。第二グリップ55の前端部分は第一グリップ53の後端から内部に挿入されており、凸凹部55Aが凹凸部53Aと係合している。このように係合することにより、第一グリップ53と第二グリップ55とは、軸周りに相対回転不能であって軸方向(前後方向)に相対移動可能になる。即ち、第一グリップ53に対して第二グリップ55を前後動させることができ、かつ第二グリップ55を回転することによって第一グリップ53が回転する。
また図2に示されるように第二グリップ55内においては、カバー貫通孔51aと対向する位置に環状のボールホルダ56(第二のホルダ)が設けられている。ボールホルダ56は、フロントカバー51の筒部分が環状内に挿入されるようにフロントカバー51上に配置されている。フロントカバー51の外周面と対向するボールホルダ56の内周面には、フロントカバー51の外周面に近接する近接面56Aと、フロントカバー51の外周面の間に一定の隙間を空けて離間する離間面56Bとが規定されている。近接面56Aと離間面56Bとは、図2に示されるように、第二グリップ55がフロントカバー51に対して最も後側に移動した位置(第三位置)にあるときに近接面56Aがカバー貫通孔51a上に位置し、図5に示されるように第二グリップ55がフロントカバー51に対して最も前側に移動した位置(第四位置)にあるときに離間面56Bがカバー貫通孔51a上に位置するように構成されている。
第三位置においては、近接面56Aがカバー貫通孔51a上に位置するため、近接面56Aがボール51Aと当接し、ボール51Aの一部をフロントカバー51内に突出させる。フロントカバー51内においてカバー貫通孔51aと対向する位置にはリテーナスリーブ52の溝52bが位置しているため、ボール51Aがフロントカバー51内に突出すると溝52b内に挿入される。この第三位置においてボール51Aは、近接面56Aによりカバー貫通孔51a内において反リテーナスリーブ52側に移動することが規制されているため、溝52b内に挿入されたボール51Aにより、リテーナスリーブ52とフロントカバー51との間の相対回転が規制される。
第四位置においては、離間面56Bがボール51Aと対峙するが、離間面56Bとフロントカバー51の外周面との間には隙間があるため、ボール51Aは、離間面56Bと当接する位置までは、フロントカバー51外に待避することができる。この待避により、フロントカバー51内に突出していたボール51Aをフロントカバー51内から退出させることができる。
また第一グリップ53及び第二グリップ55の内部であって、ニードルホルダ54とボールホルダ56との間には、ニードルホルダ54とボールホルダ56とを前後方向に離間するように付勢するバネ5Bが介在している。バネ5Bにより第一グリップ53は、第二位置から第一位置側へと付勢され、第二グリップ55は、第四位置から第三位置側へと付勢されている。
先端工具10は、先端形状がスコップ状を成しており、後端には図1に示されるように保持部5に装着される装着部10Aが規定されている。装着部10Aの外周面には、中心軸を鋏んで反対側それぞれに形成され、それぞれニードル52Aの一部を挿入可能な溝部10a、10aと、複数のキー52Bを挿入可能な複数の図示せぬ溝とが形成されている。
この先端工具10を保持部5に装着するには、第一グリップ53を把持して第二位置に移動させ、ニードル52Aを収容空間5aから退出可能にした状態で、収容空間5a内に装着部10Aを挿入し、その後に第一グリップ53から手を離すことにより、バネ5Bの付勢力により第一グリップ53が第一位置へと移動し、ニードル52Aが溝部10a内に挿入されて、先端孔部10が保持部5から脱落不能になる。
また先端工具10は、先端がスコップ状を成しているため、その作業状態においては先端工具10の軸周りの回転角度を変更する必要がある。この場合には、図5に示されるように第二グリップ55を把持して第四位置へと移動させる。この時にボール51Aは、図6に示されるように、フロントカバー51内から退出することができるため、フロントカバー51とリテーナスリーブ52との間の係合状態が解かれ、フロントカバー51に対してリテーナスリーブ52が回転可能となる。この状態において把持している第二グリップ55を回転させると、凹凸部53A及び凸凹部55Aで係合している第一グリップ53及び第一グリップ53と接続されるリテーナスリーブ52も回転する。リテーナスリーブ52には、先端工具10が回転不能に装着されているため、第二グリップ55を回転させることにより先端工具10を回転させることができる。所望の角度に先端工具10を回転させた後に、第二グリップ55から手を離すことにより、バネ5Bの付勢力により第二グリップ55が第三位置へと戻ってフロントカバー51に対してリテーナスリーブ52を回動不能とし、先端工具10を所望の回転角度に固定することができる。
このような構成によると、第二グリップ55の操作のみにより、リテーナスリーブ52を軸周りに回転させ、所望の回転角度で固定することができる。即ち片手で第二グリップ55を操作するのみでリテーナスリーブ52に固定されている先端工具10の角度を変更できるので、一方の手でハンドル22を把持したまま、先端工具10の角度を変えることができ、ハンマ1の作業性をよくすることができる。また第二グリップ55のみで、リテーナスリーブ52の固定・開放を行うと共に軸周りの回転も行っているため、構成部品を減らすことができ、ハンマ1の軽量化、及び組立性を向上させることができる。
1・・ハンマ 2・・ハウジング 3・・モータ 4・・打撃機構 5・・保持部
5B・・バネ 5a・・収容空間 10・・先端工具
10A・・装着部 10a・・溝部 21・・モータハウジング 22・・ハンドル
22A・・トリガ 22B・・電源コード 23・・ギアカバー
24・・シリンダケース 24A・・シリンダ 24a・・空間 31・・出力軸部
31A・・ピニオンギア 32・・ファン 41・・ギア部 42・・クランク機構
42A・・クランク 42B・・コンロッド 43・・打撃部 43A・・ピストン
43B・・中間子 43C・・打撃子 51・・フロントカバー 51A・・ボール
51C・・角部 51a・・カバー貫通孔 52・・リテーナスリーブ
52A・・ニードル 52B・・キー 52C・・グリップ保持部
52a・・スリーブ貫通孔 52b・・溝 52c・・隅部 53・・第一グリップ
53A・・凹凸部 54・・ニードルホルダ 54A・・近接面 54B・・離間面
55・・第二グリップ 55A・・凸凹部 56・・ボールホルダ
56A・・近接面 56B・・離間面

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    該ハウジングに保持され動力を出力する動力部と、
    該動力を先端工具に打撃力として伝達する打撃部と、
    該打撃部に接するように該先端工具を保持する保持部と、を有し、
    該保持部は、管状に構成され管内に先端工具が回転不能に収容される収容空間が画成されたリテーナスリーブと、管状に構成され管内に該リテーナスリーブが管状の軸周りに回転可能に挿入され該リテーナスリーブの軸方向の移動を規制すると共に該ハウジングに接続されるフロントカバーと、該リテーナスリーブと同軸一体回転すると共に該リテーナスリーブに対し該軸方向に並んだ第一位置と第二位置との間で移動するように該リテーナスリーブに装着される第一グリップと、該軸周りに回転可能であると共に該フロントカバーに対し該軸方向に並んだ第三位置と第四位置との間で移動するように該フロントカバーに装着される第二グリップとを有し、
    該リテーナスリーブには、管内外を貫通するスリーブ貫通孔が形成され、該スリーブ貫通孔内には、該収容空間内に突出し該先端工具を保持する先端工具保持部材が配置され、
    該第一グリップは、該第一の位置で該先端工具保持部材と当接して該先端工具保持部材を該収容空間内に突出させ、該第二の位置で該先端工具保持部材を該収容空間から退出可能にし、
    該フロントカバーには、管内外を貫通するカバー貫通孔が形成され、該カバー貫通孔内には該フロントカバー内に突出して該リテーナスリーブと係合し該フロントカバーに対する該リテーナスリーブの回転を抑制する係合部材が配置され、
    該第二グリップは、該第三の位置で該係合部材と当接し該係合部材を該フロントカバー内に突出させ該リテーナスリーブと係合させ、該第四の位置で該係合部材を該リテーナスリーブから係脱可能にし、
    該第一グリップと該第二グリップとは、同軸一体回転すると共に、軸方向において互いに移動可能であることを特徴とする打撃工具。
  2. 該第一グリップと該第二グリップとのいずれか一方には、軸方向に延びる溝が形成され、該第一グリップと該第二グリップとのいずれか他方には、軸方向に延びる突条が設けられ、該突条は該溝内に軸方向へ移動可能に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の打撃工具。
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