JP5453921B2 - 微細凹凸構造体、およびその製造方法、ならびに光学素子 - Google Patents
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Description
中でも「フォトポリマー法」は、2P法、感光性樹脂法とも呼ばれており、紫外線や電子線等の広義の放射線照射により硬化する放射線硬化性樹脂を微細凹凸パターンの復製用型となるレリーフ型とプラスチックフィルム等の平担な基材との間に流し込み、前記広義の放射線で硬化させた後、この硬化膜をプラスチックフィルム等の平担な基材ごと、複製用型から剥離する方法により、高精細な微細凹凸パターンを得る事が出来る。また、この様な方法によって得られた微細凹凸構造体は、熱可塑性樹脂を使用する「プレス法」や「キャスティング法」に比べて、一般的に、凹凸パターンの成形精度が良く、耐熱性や耐薬品性に優れる。
このため、耐熱性の高い微細凹凸構造体を得るためには、所望する耐熱温度以上の軟化点を有する樹脂を使用し、所望する耐熱温度以上の高い加工温度で成形する必要があり、高い熱量が必要となり加工スピードは低く生産性が悪い。
また、軟化した樹脂の一部がレリーフ型に付着する、いわゆる「原版汚れ」が発生し、良品率の低下を招く。
「キャスティング法」により耐熱性の高い微細凹凸構造体を得るためには、所望する耐熱温度以上の高い融点を有する樹脂を使用し、所望する耐熱温度以上の高い加工温度で成形
する必要があり、高い熱量が必要となり加工スピードは低く生産性が悪い。
また、溶融した樹脂の一部がレリーフ型に付着する、いわゆる「原版汚れ」が発生し、良品率の低下を招く。
また、放射線硬化樹脂の一部がレリーフ型に付着する、いわゆる「原版汚れ」が発生し、良品率の低下を招く。
しかしながら、この様な方法でも高速加工による微細凹凸パターンの成形加工を行った場合には、放射線硬化樹脂の一部が原版に付着する「原版汚れ」が発生するため、高品質の製品を生産性良く製造することが非常に困難であった。また、シリコン化合物やフッ素化合物などの離型材料を放射線硬化樹脂に添加すると相溶性の悪さの為に塗膜が白濁し、所望する光学効果を阻害することもある。
法、ならびに微細凹凸構造体からなる光学素子を提供することである。
化合物が単独で凝集固化して粉化する、いわゆるブリードアウトして白濁する現象や、耐熱性の低下が発生することは無い。
を用いてアルコキシシランを塗工し、乾燥させる事により得られる。
水溶液の塗工により塗膜が得られることから、未硬化の前記微細構造形成層の上に重ね塗りした際に、未硬化の微細構造形成層を再溶解させずに均一な薄膜を形成する事が可能である。また、得られる塗膜は、220℃を超える耐熱性を得ることも可能であり、膜厚が均一で、耐熱性が高く、原版汚れを防止するシールド層を得ることが可能となる。
図1は、本発明の微細凹凸構造体を説明するための断面模式図である。この微細凹凸構造体1はフィルム状の基材2上に設けられた、微細凹凸構造形成層3と、シールド層4の複層構成である。微細凹凸構造形成層3は上層のシールド層4とともに微細凹凸パターンを転写形成されている。
なお、フィルム状の基材2は、微細凹凸構造体として必ずしもこの形態で必要とは限らず、他の形態の種々の基材に替わったり、前記微細凹凸構造形成層3とシールド層4との複層構成が自らを支持することも可能である。また、微細凹凸構造体のどちらかの最表層を保護するために、保護層を設置する事や、光学効果の効率向上の為に高屈折率層、反射層を設置する事や、層間密着を向上するためのアンカー層を追加したり、各層をコロナ処理、プラズマ処理、フレーム処理、する事も可能である。
なお、フィルム状の基材2は、微細凹凸構造体として必ずしもこの形態で必要とは限らず、他の形態の種々の基材に替わったり、前記微細凹凸構造形成層3とシールド層4との複層構成が自らを支持することも可能である。また、微細凹凸構造体のどちらかの最表層を保護するために、保護層を設置する事や、光学効果の効率向上の為に高屈折率層、反射層を設置する事や、層間密着を向上するためのアンカー層を追加したり、各層をコロナ処理、プラズマ処理、フレーム処理、する事も可能である。
プレス成形にかかる積層体10は、プレス成形前には、フィルム状基材2、微細凹凸構造形成層30、シールド層40の複層構成であって、前記成形前の微細凹凸構造体5の構成と同一である。プレス成形にかかる積層体10は、図中の左側から右側方向に搬送され、円筒状の微細凹凸パターンを有する複製用原版11とプレスロール12により挟まれて、加圧、また、必要により加熱されて、複製用原版11の微細凹凸パターンが積層体10に形状転写した後、図中右側に引き出され、前記図1に示した微細凹凸構造体1と同一の構成となって排出される。なお、図3に示した微細凹凸パターンの断面形状が図1とは異なるが、微細凹凸構造体1によって作られる光学素子の仕様設計に応じて、微細凹凸パターンの断面形状が決定されるものであり、微細凹凸パターンの断面形状を一般に特定するものではない。
レスすることによって、原版汚れを生じること無く微細凹凸構造形成層30への形状転写が可能である。形状転写された後、経時によって硬化される微細凹凸構造形成層3とその上層のシールド層4を含む微細凹凸構造体1が得られる。なお、必要であれば、加熱機構(図示せず)を備えてエージング処理を行うことにより、微細凹凸構造形成層3の硬化を常温の経時処理によらずに、積極的に促進しても良い。
プレス成形にかかる積層体10は、プレス成形前には、フィルム状基材2、微細凹凸構造形成層30、シールド層40の複層構成であって、前記成形前の微細凹凸構造体5の構成と同一であるが、ここでは、特に、微細凹凸構造形成層30が放射線により硬化する樹脂を含むことを特徴とする。プレス成形にかかる積層体10は、図中の左側から右側方向に搬送され、円筒状の微細凹凸パターンを有する複製用原版11とプレスロール12により挟まれて、加圧、また、必要により加熱されて、複製用原版11の微細凹凸パターンが積層体10に形状転写した後、図中右側に引き出され、前記図1に示した微細凹凸構造体1と同一の構成となって排出される。なお、図4に示した微細凹凸パターンの断面形状が図1とは異なるが、微細凹凸構造体1によって作られる光学素子の仕様設計に応じて、微細凹凸パターンの断面形状が決定されるものであり、微細凹凸パターンの断面形状を一般に特定するものではない。
図5に示すとおり、プレス成形と同時に放射線が照射され、微細凹凸構造形成層3が硬化されるため、プレス成形後の硬化までの時間を空けないことにより、更なる加工スピードの向上が図れるばかりでなく、プレス成形後に原版11から積層体10を剥離する際に生じる僅かな転写形状の崩れを抑制することもできるので、正確な形状転写が可能である。
事が可能である。
以下では、本発明に係わる各要素について詳細に説明する。
微細凹凸構造形成層は、ウレタン樹脂またはエポキシ樹脂によって構成される。
これらの樹脂は常温でも徐々に硬化が進むために好ましい。
ウレタン樹脂は、通常、イソシアネート反応性の化合物と、主として2官能のイソシアネートである、ジイソシアネートを反応させて合成する。カルボキシ基、アミノ基などの官能基も併用することができ、非常に多様な性質の製品を作ることができる。
好適なポリオールの例は、少なくとも2のヒドロキシル基を含んでいる化合物を含む。これらはモノマー、オリゴマー、ポリマー、およびこれらの混合物であることができる。ヒドロキシ官能性のオリゴマーおよびモノマーの例は、ヒマシ油、トリメチロールプロパン、およびジオールである。国際特許出願公開第98/053013号に記載されたような分枝鎖ジオール、たとえば2-ブチルエチル-1,3-プロパンジオールなども挙げられる。
好適なポリマーの例としては、ポリエステルポリオール、ポリアクリレートポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタンポリオール、メラミンポリオール、ならびにこれらの混合物および混成物を含む。このようなポリマーは一般に当業者に知られており、商業的に入手できる。好適なポリエステルポリオール、ポリアクリレートポリオール、およびこれらの混合物は、たとえば国際特許出願公開第96/20968号および欧州特許出願公開第0688840号に記載されている。好適なポリウレタンポリオールの例は国際特許出願公開第96/040813号に記載されている。
スズジラウレート、ジオクチルスズジラウレート、およびスズオクトエートである。
プレポリマーの組成は種々のものがあるが、最も代表的なものはビスフェノールAとエピクロルヒドリンの共重合体である。また硬化剤としては種々のポリアミンや酸無水物が使用される。
脂環式エポキシ化合物の例は、2-(3,4-エポキシ)シクロヘキシル-5,5-スピロ-(3,4-エポキシ)シクロヘキサン-m-ジオキサン、3,4-エポキシシクロヘキシル-3',4'-エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(EECH)、3,4-エポキシシクロヘキシルアルキル-3',4'-エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4-エポキシ-6-メチルシクロヘキシルメチル、3',4-エポキシ-6'-メチルシクロヘキサンカルボキシレート、ビニルシクロヘキサンジオキシド、ビス(3,4-エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4-エポキ-6-メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、エキソ-エキソビス(2,3-エポキシシクロペンチル)エーテル、エンド-エキソビス(2,3-エポキシシクロペンチル)エーテル、2,2-ビス(4-(2,3-エポキシプロポキシ)シクロヘキシル)プロパン、2,6-ビス(2,3-エポキシプロポキシシクロヘキシル-p-ジオキサン(dioxanc)、2,6-ビス(2,3-エポキシプロポキシ)ノルボルネン(norbonene)、リノール酸ダイマーのジグリシジルエーテル、リモネンジオキシド、2,2-ビス(3,4-エポキシシクロヘキシル)プロパン、ジシクロペンタジエンジオキシド、1,2-エポキシ-6-(2,3-エポキシプロポキシ)ヘキサヒドロ-4,7-メタノインダン、p-(2,3-エポキシ)シクロペンチルフェニル-2,3-エポキシプロピルエーテル、1-(2,3-エポキシプロポキシ)フェニル-5,6-エポキシヘキサヒドロ-4,7-メタノインダン、o-(2,3-エポキシ)シクロペンチルフェニル-2,3-エポキシプロピルエーテル)、1,2-ビス[5-(1,2-エポキシ)-4,7-ヘキサヒドロメタノインダノキシル]エタン、シクロペンテニルフェニルグリシジルエーテル、シクロヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ジグリシジルヘキサヒドロフタレート、およびこれらの混合物を含むが、これらに制限されない。
また、芳香族エポキシ樹脂の例は、ビスフェノール-Aエポキシ樹脂、ビスフェノール-Fエポキシ樹脂、フェノールノボラックエポキシ樹脂、クレゾールノボラックエポキシ樹脂、ビフェノールエポキシ樹脂、ビフェニルエポキシ樹脂、4,4'-ビフェニルエポキシ樹脂、ジビニルベンゼンジオキシド樹脂、2-グリシジルフェニルグリシジルエーテル樹脂等、およびこれらの混合物を含むが、これらに制限されない。
本発明の一形態として、水を溶媒としたゾルゲルプロセスを利用したシールド層がある。この場合の微細凹凸構造形成層を構成する材料の要求品質は、微細凹凸構造形成層の未硬化塗膜が、ゾルゲルプロセスに使用される塗液(例えばアルコキシシランと水の混合物)に対して溶解性が無いことが必要とされる。
未硬化塗膜の粘度(流動性)にも依るが、塗膜が厚すぎる場合にはプレス加工時に未硬化塗膜の樹脂のはみ出しや、シワの原因となり、厚みが極端に薄い場合には十分な成型が出来ない。
また、成形性は原版の微細凹凸パターンの形状によって変化するが、所望する深さの5〜10倍の膜厚の微細凹凸構造形成層を設けることで、所望するパターンの成形が可能である。
微細凹凸構造形成層を設ける際には、コーティング法を利用してよく、特にウェットコーティングであれば低コストで塗工できる。また、塗工膜厚を調整するために溶媒で希釈したものを塗布乾燥しても良い。
微細凹凸構造形成層は、放射線により硬化する樹脂によっても構成される。
放射線硬化性樹脂の例としては、エチレン性不飽和結合をもつモノマー、オリゴマー、ポリマー等を使用することができる。モノマーとしては、例えば、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。オリゴマーとしては、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート等が挙げられる。ポリマーとしては、ウレタン変性アクリル樹脂、エポキシ変性アクリル樹脂が挙げられる。
本発明の一形態として、水を溶媒としたゾルゲルプロセスを利用したシールド層がある。この場合の微細凹凸構造形成層を構成する材料の要求品質は、放射線未照射の未硬化塗膜が、ゾルゲルプロセスに使用される塗液(例えばアルコキシシランと水の混合物)に対して溶解性が無いことが必要とされる。水に不溶な放射線硬化樹脂の例としては、分子量10,000〜40,000程度の多官能のウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等の一部のオリゴマー樹脂であって、乾燥によってある程度タックフリーとなる樹脂の一部が該当する。
未硬化塗膜の粘度(流動性)にも依るが、塗膜が厚すぎる場合にはプレス加工時に未硬化塗膜の樹脂のはみ出しや、シワの原因となり、厚みが極端に薄い場合には十分な成型が出来ない。
また、成形性は原版の微細凹凸パターンの形状によって変化するが、所望する深さの5〜10倍の膜厚の微細凹凸構造形成層を設けることで、所望するパターンの成形が可能であ
る。
微細凹凸構造形成層を設ける際には、コーティング法を利用してよく、特にウェットコーティングであれば低コストで塗工できる。また、塗工膜厚を調整するために溶媒で希釈したものを塗布乾燥しても良い。
本発明のシールド層は、微細凹凸構造形成層の未硬化塗膜の上に薄膜で設ける必要がある。また得られたシールド層は耐熱性を有しており、金属製、又は樹脂製の原版に対する密着性が無いことが必要とされる。
このような特性から、耐熱性の高い珪酸化合物をコーティングすることを想定している。例えば二酸化珪素等の珪酸化物を蒸着法やスパッタ法等の公知のドライコーティングをして設ける事や、アルコキシド等のゾルゲル材料を公知のウェットコーティング法により設ける事や、水性バインダーで分散した二酸化珪素(シリカ)のナノ粒子を公知のウェットコーティングによって設けても良い。
(O-n-C3H7)4 テトラ-n-プロポキシシラン、Si (O-i-C4H9)4 テトラ-i-ブトキシシラン、Si (O-n-C4H9)4 テトラ-n-ブトキシシラン、Si (O-sec-C4H9)4 テトラ-sec-ブトキシシラン、Si (O-t-C4H9)4 テトラ-t-ブトキシシラン等のモノマーや、これらモノマーを少量重合したポリマー、また、シリカナノ粒子の表面にシラノールを有する粒子状材料や、前記材料の一部に官能基やポリマーを導入したことを特徴とする複合材料や、熱可塑ポリマー中にシリル基を導入した水分散系の自己架橋型材料などが挙げられるが、この限りではない。
特に、金属、又は樹脂で作成された原版への密着力を低下させ、原版汚れを防止するためには、疎水基、撥水基、撥油基等の機能を有する官能基やポリマーを導入すると良い。例えばアルキル基やパーフルオロ基、シリコーン基、フッ素化合物やシリコーン化合物(シリコーンオイル、シリコーンゴム、シリコーン樹脂など)が例として挙げられる。
する。一方、シールド層の厚さが薄すぎると、安定した製膜が出来ず、多孔質な塗膜や、塗液ハジキによる部分的な塗膜欠陥が生じる可能性が高くなる。このため、シールド層の厚さは、微細凹凸構造形成層の1/10〜5/10程度で、且つ所望する微細凹凸構造の深さの1/10〜3程度であることが好ましく、更に、所望する微細凹凸構造の深さの半分以下である方が成形性の点で更に好適である。
上記の放射線硬化性樹脂は、微細凹凸パターンが転写形成された後、又は転写形成とほぼ同時に、放射線が照射されて硬化(反応)させることにより、微細凹凸構造体の要素としての硬化物となる。放射線としては、紫外線(UV)、可視光線、ガンマー線、X線、または電子線(EB)などが適用できるが、紫外線(UV)が好適である。放射線で硬化する放射線硬化性樹脂は、紫外線硬化の場合は光重合開始剤、及び/又は光重合促進剤を添加し、エネルギーの高い電子線硬化の場合は添加しないでも良い。また放射線と熱を併用することにより反応性が向上し、架橋密度の高い塗膜を得ることも可能である。
本発明の製造方法の図において、微細凹凸構造形成層、シールド層をコーティングにより設けるための支持基材としては、フィルム基材が好ましい。例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PP(ポリプロピレン)などのプラスチックフィルムを用いることができるが、プレス成形時にかかる熱量によって変形、変質のない耐熱性を有するものを用いることが望ましい。
また、微細凹凸構造体の利便性を向上するために、接着剤を塗布した微細凹凸構造体のシールや、フィルム基材から転写する機能を有する微細凹凸構造体の転写フィルムなどにも利用することが可能である。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
E1003(JER製エポキシ樹脂) 50.0重量部
トーマイドTXA445(富士化成製エポキシ硬化剤) 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(未硬化塗膜)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.1μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmのレンズアレイ構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
プレス成形時に原版汚れは発生せず、良好な形状転写が出来た。
その後、形状転写された微細凹凸構造形成層を40℃、2週間で経時硬化させた。
得られた微細凹凸構造体は、深さの形状転写率が80%以上であり、レンズアレイによる集光効果を確認することが出来た。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
E1003(JER製エポキシ樹脂) 50.0重量部
トーマイドTXA445(富士化成製エポキシ硬化剤) 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(未硬化塗膜)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.1μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
プレス成形時に原版汚れは発生せず、良好な形状転写が出来た。
その後、形状転写された微細凹凸構造形成層を40℃、2週間で経時硬化させた。
得られた微細凹凸構造体は、深さの形状転写率が80%以上であり、回折格子による鮮やかな回折光を確認することが出来た。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
E1003(JER製エポキシ樹脂) 50.0重量部
トーマイドTXA445(富士化成製エポキシ硬化剤) 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(未硬化塗膜)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.4μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
プレス成形時に原版汚れは発生せず、良好な形状転写が出来た。
その後、形状転写された微細凹凸構造形成層を40℃、2週間で経時硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が70%以上であり、回折格子による鮮やかな回折光を確認することが出来た。
本発明の微細凹凸構造体からなる偽造防止積層体を製造するために、下記に示すように、微細凹凸構造形成層のインキ組成物、及びシールド層のインキ組成物を用意した。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
E1003(JER製エポキシ樹脂) 50.0重量部
トーマイドTXA445(富士化成製エポキシ硬化剤) 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(未硬化塗膜)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.6μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
プレス成形時に原版汚れは発生せず、良好な形状転写が出来た。
その後、形状転写された微細凹凸構造形成層を40℃、2週間で経時硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が70%未満であり、回折格子による鮮や
かな回折光は確認出来なかった。
本発明の微細凹凸構造体からなる偽造防止積層体を製造するために、下記に示すように、微細凹凸構造形成層のインキ組成物、及びシールド層のインキ組成物を用意した。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
E1003(JER製エポキシ樹脂) 50.0重量部
トーマイドTXA445(富士化成製エポキシ硬化剤) 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(未硬化樹脂)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚1.0μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。プレス成形時に原版汚れは発生せず、良好な形状転写が出来た。
その後、形状転写された微細凹凸構造形成層を40℃、2週間で経時硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が20%未満であり、回折格子による鮮やかな回折光は確認出来なかった。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
ウレタン(メタ)アクリレート(多官能、分子量20,000、nv=30%)50.0重量部
メチルエチルケトン 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
光開始剤(チバスペシャリティー製イルガキュア184) 1.5重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(放射線未照射)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.1μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmのレンズアレイ構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
その後、エンボス面から窒素雰囲気下、高圧水銀灯で300mJ/cm2露光を行い、形状転写された微細凹凸構造形成層を硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が90%以上であり、レンズアレイによる集光効果を確認することが出来た。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
エポキシ(メタ)アクリレート(多官能、分子量20,000、nv=30%)50.0重量部
メチルエチルケトン 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
光開始剤(チバスペシャリティー製イルガキュア184) 1.5重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=20%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(放射線未照射)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.1μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
その後、エンボス面から窒素雰囲気下、高圧水銀灯で300mJ/cm2露光を行い、形状転写された微細凹凸構造形成層を硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が90%以上であり、回折格子による鮮やかな回折光を確認することが出来た。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
ウレタン(メタ)アクリレート(多官能、分子量20,000、nv=30%)50.0重量部
メチルエチルケトン 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
光開始剤(チバスペシャリティー製イルガキュア184) 1.5重量部
「シールド層インキ組成物」
シラン変性コロイダルシリカ(nv=20%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(放射線未照射)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.4μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
その後、エンボス面から窒素雰囲気下、高圧水銀灯で300mJ/cm2露光を行い、形状転写された微細凹凸構造形成層を硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が70%以上であり、回折格子による鮮やかな回折光を確認することが出来た。
本発明の微細凹凸構造体からなる偽造防止積層体を製造するために、下記に示すように、微細凹凸構造形成層のインキ組成物、及びシールド層のインキ組成物を用意した。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
エポキシ(メタ)アクリレート(多官能、分子量20,000、nv=30%)50.0重量部
メチルエチルケトン 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
光開始剤(チバスペシャリティー製イルガキュア184) 1.5重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(放射線未照射)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚0.6μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
その後、エンボス面から窒素雰囲気下、高圧水銀灯で300mJ/cm2露光を行い、形状転写された微細凹凸構造形成層を硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が70%未満であり、回折格子による鮮やかな回折光は確認出来なかった。
本発明の微細凹凸構造体からなる偽造防止積層体を製造するために、下記に示すように、微細凹凸構造形成層のインキ組成物、及びシールド層のインキ組成物を用意した。
「微細凹凸構造形成層インキ組成物」
エポキシ(メタ)アクリレート(多官能、分子量20,000、nv=30%)50.0重量部
メチルエチルケトン 30.0重量部
酢酸エチル 20.0重量部
光開始剤(チバスペシャリティー製イルガキュア184) 1.5重量部
「シールド層インキ組成物」
アルキル変性アルコキシシラン(nv=10%) 50.0重量部
水 30.0重量部
エタノール 20.0重量部
厚み23μmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる支持体上に、「微細凹凸構造形成層インキ組成物」を乾燥膜厚1μmとなるように塗布し、120℃、30secの条件で乾燥して微細凹凸構造形成層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
その後、微細凹凸構造形成層の乾燥塗膜上(放射線未照射)に、「シールド層インキ組成物」を乾燥膜厚1.0μmとなるように上塗りし、120℃、30secの条件で乾燥してシールド層を製膜した。得られた塗膜はタックが無く、透明、平滑であった。
得られた積層体を、プレス成形した。プレス成形に使用した原版には、周期700nm、深さ200nmの回折格子構造の円筒型金属版を使用し、プレス圧力を0.2MPa、ロール温度を180℃、プレススピードを30m/minにて、ロールプレス成形した。
その後、エンボス面から窒素雰囲気下、高圧水銀灯で300mJ/cm2露光を行い、形状転写された微細凹凸構造形成層を硬化させた。
得られた偽造防止表示体は、深さの形状転写率が20%未満であり、回折格子による鮮やかな回折光は確認出来なかった。
2・・・フィルム状基材
3、30・・・微細凹凸構造形成層
4、40・・・シールド層
5・・・成形前の微細凹凸構造体
10・・・プレス成形にかかる積層体
11・・・原版(複製用原版)
12・・・プレスロール
13・・・放射線照射機
Claims (9)
- 微細凹凸構造形成層とシールド層との複層構成を有する微細凹凸構造体であって、前記微細凹凸構造形成層は放射線により硬化する樹脂の硬化物を含み、シールド層はゾルゲル材料を使用し、水を溶媒としたゾルゲルプロセスによって形成する珪酸化合物によって構成されることを特徴とする微細凹凸構造体。
- 前記シールド層の厚さが、前記微細凹凸構造形成層の厚さの半分以下であることを特徴とする請求項1に記載の微細凹凸構造体。
- 前記シールド層の材料が、フッ素化合物と珪酸化合物の共重合物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の微細凹凸構造体。
- 前記シールド層の材料が、シリコーン化合物と珪酸化合物の共重合物を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の微細凹凸構造体。
- 前記微細凹凸構造形成層は、エポキシ樹脂またはウレタン樹脂の硬化物を主成分とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の微細凹凸構造体。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の微細凹凸構造体からなることを特徴とする光学素子。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の微細凹凸構造体を製造する方法であって、平滑な基材上に経時硬化する樹脂を塗工して微細凹凸構造形成層を設け、未硬化状態の該微細凹凸構造形成層に重ねて、塗工によりシールド層を設けた後に、微細凹凸パターンの原版を用いて押圧手段により、シールド層越しに微細凹凸構造形成層に微細凹凸パターンを形成した後に、経時硬化によって微細凹凸構造形成層を硬化させることを特徴とする微細凹凸構造体の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の微細凹凸構造体を製造する方法であって、平滑な基材上に放射線により硬化する樹脂を塗工して微細凹凸構造形成層を設け、放射線の未照射状態の該微細凹凸構造形成層に重ねて、塗工によりシールド層を設けた後に、微細凹凸パターンの原版を用いて押圧手段により、シールド層越しに微細凹凸構造形成層に微細凹凸パターンを形成した後に、放射線照射によって微細凹凸構造形成層を硬化させることを特徴とする微細凹凸構造体の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の微細凹凸構造体を製造する方法であって、平滑な基材上に放射線により硬化する樹脂を塗工して微細凹凸構造形成層を設け、放射線の未照射状態の該微細凹凸構造形成層に重ねて、塗工によりシールド層を設けた後に、微細凹凸パターンの原版を用いて押圧手段により、シールド層越しに微細凹凸構造形成層に微細凹凸パターンを形成すると同時に、放射線照射によって微細凹凸構造形成層を硬化させることを特徴とする微細凹凸構造体の製造方法。
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