JP5448405B2 - 走行クレーンの操作制御装置 - Google Patents
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Description
・手元を注視する必要なく、素早く、的確な走行クレーンの巻上下、走行・横行運転操作が可能となる。
・筒状取っ手部の軸芯方向が水平方向にある場合の該軸芯を回動中心とする操作筐体の上下方向の傾き角度を検出する第1操作筐体傾き検出手段と、筒状取っ手部の軸芯方向が垂直方向にある場合の該軸芯を回動中心として操作筐体の水平面内で向く方向を検出する操作筐体方向検出手段を備えているので、操作筐体の筒状取っ手を手で握り、筒状取っ手部の軸芯方向を垂直又は水平にするだけで、簡単に走行・横行、昇・降の操作モードに切り替えることができる。
・走行クレーンの走行、横行、昇降運転を一つの動作決定無段速設定手段(例えば動作決定用押釦スイッチ)で実施できる。
・片手で走行クレーンの運転操作が可能となる。
・筒状取っ手部の軸芯方向の垂直方向に対する傾き角度から操作筐体の上下方向の傾き角度を検出する第2操作筐体傾き検出手段を備えているので、筒状取っ手部の軸芯方向の垂直方向に対する傾き角度を変えることにより、昇降速度を変えて巻上下げを行うことができる。
図3は本発明に係る走行クレーンの操作制御装置の操作筐体及び操作部の外観構成例を示す図である。図3(a)は操作筐体を垂直状態(走行・横行モード)にした状態、図3(b)は操作筐体を水平状態(昇・降モード)にした状態を示す図である。図示するように、操作筐体10は片手11で握ることができる筒状の取っ手部12を備え、該取っ手部12の両端に両端部が同一方向に屈曲した略C字状に形成された方向指示部材13の両端が取り付けられている。取っ手部12には、動作決定信号と無段速で走行、横行、上昇、下降の速度指令信号を出力する無段速押釦スイッチ14が取付けられている。また、方向指示部材13の表面にはリセット押釦スイッチ15、電源スイッチ16、方向指示用LED17が取り付けられている。なお、方向指示用LED17は方向指示部材13の側部にも取り付けられる。また、18は非常停止押釦スイッチである。上記無段速押釦スイッチ14、リセット押釦スイッチ15、電源スイッチ16、及び非常停止押釦スイッチ18は取っ手部12を握る片手11の指で操作できるように取っ手部12や方向指示部材13に配置され取り付けられている。
・第1傾き範囲B1:第1傾き範囲B1では、走行クレーンの走行、横行、及び昇降運転は行わない。
・第1傾き範囲B1:第1傾き範囲B1では、走行クレーンの走行、横行、及び昇降運転は行わない。
図11は本発明に係る走行クレーンの操作制御装置の操作筐体及び操作部の外観構成例を示す図である。図11(a)は操作筐体を垂直状態(走行・横行モード)にした状態、図11(b)は操作筐体を水平状態(昇・降モード)にした状態を示す図である。図示するように、操作筐体10は片手11で握ることができる筒状の取っ手部12を備え、該取っ手部12の両端に後方に屈曲した方向指示部材13’が取り付けられている。また、一方の方向指示部材13’の端部には非常停止押釦スイッチ18が取り付けられている。また、無段速押釦スイッチ14、リセット押釦スイッチ15、電源スイッチ16、及び非常停止押釦スイッチ18は取っ手部12を握る片手11の指で操作できる位置に取り付けられている。
図12は本発明に係る走行クレーンの操作制御装置の操作筐体及び操作部の外観構成例を示す図である。図12(a)は操作筐体を垂直状態(走行・横行モード)にした状態、図12(b)は操作筐体を水平状態(昇・降モード)にした状態を示す図である。図示するように、操作筐体10は片手11で握ることができる筒状の取っ手部12を備え、該取っ手部12の両端に両端部を同一方向に屈曲させ略C字状にした方向指示部材13が取り付けられている点は、図3に示す操作制御装置と同一である。本操作制御装置が図3に示す操作制御装置と異なる点は、図3の取っ手部12の非常停止押釦スイッチ18が取り付けられた部分に無段速押釦スイッチ14を取り付け、その反対側の端部に非常停止押釦スイッチ18を設けた点である。その他は実施形態例1と同一であるのでその説明は省略する。
図13は本発明に係る走行クレーンの操作制御装置の操作筐体及び操作部の外観構成例を示す図である。図13(a)は操作筐体を垂直状態(走行・横行モード)にした状態、図13(b)は操作筐体を水平状態(昇・降モード)にした状態を示す図である。図示するように、操作筐体10は片手11で握ることができる筒状の取っ手部12を備え、該取っ手部12の両端に略C字状に屈曲した方向指示部材13が取り付けられている点は図3に示す操作制御装置と同一である。本操作制御装置が図3に示す操作制御装置と異なる点は、図3の無段速押釦スイッチ14に替え、スライド無段速スイッチ19を設け、フック19aを矢印D方向にスライドさせることにより動作決定信号S14とスライド量に応じた無段速信号SV14を出力するようにした点である。その他は実施形態例1と同一であるのでその説明は省略する。
図14は本発明に係る走行クレーンの操作制御装置の操作筐体及び操作部の外観構成例を示す図である。図14(a)は操作筐体を垂直状態(走行・横行・昇・降モード)にした状態、図14(b)は操作筐体を水平状態(昇・降モード)にした状態を示す図である。図示するように、本操作制御装置の操作筐体10及び操作部の外観構成は、図3に示すものと同一である。本操作制御装置が図3に示すものと異なる点は、図14(a)に示すように、操作筐体10を垂直状態にして、矢印Cに示すように操作筐体10を垂直面内で所定角度(例えば15°以上)上下方向に傾けることにより、昇降モータ43の昇降運転ができるようにした点である。即ち、操作筐体10が図14(a)の状態で、垂直面内で傾く角度を検出する操作筐体傾き検出手段(第2操作筐体傾き検出手段)としての加速度センサ(図示せず)を設けている。この加速度センサが検出する傾き角度により巻上の速度を設定している。
11 片手
12 取っ手部
13 方向指示部材
14 無段速押釦スイッチ
15 リセット押釦スイッチ
16 電源スイッチ
18 非常停止押釦スイッチ
20 操作装置制御回路部
21 指令信号生成部
22 通信部
23 加速度センサ
24 ジャイロセンサ
24’ 圧電型振動ジャイロセンサ
30 モータ駆動制御回路部
31 通信部
32 制御部
33 走行インバータ
34 横行インバータ
35 昇降インバータ
41 走行モータ
42 横行モータ
43 昇降モータ
Claims (8)
- 水平面内の所定方向に敷設された走行レールと、該走行レールに直交する方向に配置され且つ走行モータにより、該走行レールに沿って移動する横行レールと、該横行レールに沿って移動するための横行モータ及び荷を巻上下する昇降モータとを具備する電動巻上機を備えた走行クレーンの操作制御装置であって、
片手で把持できる筒状取っ手部を備えた操作筐体と、
前記筒状取っ手部の軸芯方向が水平方向にある場合の該軸芯を回動中心とする前記操作筐体の上下方向の傾き角度を検出する第1操作筐体傾き検出手段と、
前記筒状取っ手部の軸芯方向が垂直方向にある場合の該軸芯を回動中心として前記操作筐体の水平面内で向く方向を検出する操作筐体方向検出手段と、
前記走行モータへの走行指令信号及び走行速度指令信号と前記横行モータへの横行指令信号及び横行速度指令信号と前記昇降モータへの昇降指令信号と昇降速度指令信号とを生成する指令信号生成手段とを備え、
前記操作筐体は少なくとも前記指令信号生成手段に動作決定信号を出力する動作決定手段と、速度を指示する速度指示信号を出力する速度設定手段とを備え、
前記指令信号生成手段は、前記走行指令信号及び前記横行指令信号を出力する水平移動モードと、前記昇降指令信号を出力する昇降移動モードを有し、前記第1操作筐体傾き検出手段で検出した前記操作筐体の傾き角度によって、前記水平移動モードと前記昇降移動モードの2つのモードから予め定められた移動モードを選択すると共に、前記操作筐体の傾き角度から前記水平移動モードと判断したときには、前記動作決定手段からの前記動作決定信号があることを条件に、前記速度設定手段からの速度指令信号、前記操作筐体方向検出手段からの検出信号により、前記走行指令信号及び走行速度指令信号、前記横行指令信号及び横行速度指令信号を生成し、更に前記操作筐体の傾き角度から前記昇降移動モードと判断したときには、前記動作決定手段からの動作決定信号があることを条件に、前記速度設定手段からの速度指示信号により、前記昇降指令信号及び昇降速度指令信号を生成することを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。 - 請求項1に記載の走行クレーンの操作制御装置において、
前記操作筐体を垂直状態にして、前記操作筐体の垂直面内での上下方向の傾き角度を検出する第2操作筐体傾き検出手段を備え、
前記第2操作筐体傾き検出手段が所定以上の上下方向の傾き角度を検出した場合、前記指令信号生成手段は前記動作決定手段からの動作決定信号があることを条件に、前記昇降指令信号及び該上下方向の傾き角度により昇降速度指令信号を生成することを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。 - 請求項1又は2に記載の走行クレーンの操作制御装置において、
前記第1操作筐体傾き検出手段が、前記筒状取っ手部の軸芯方向が垂直で前記操作筐体の姿勢が垂直と判断したときには水平移動モードとし、前記筒状取っ手部の軸芯方向が水平で前記操作筐体の姿勢が水平と判断したときには昇降移動モードとすることを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の走行クレーンの操作制御装置において、
前記操作筐体の前記動作決定手段と前記速度設定手段は一体に構成され、操作量に応じて速度指示信号を出力する無段速度設定手段であることを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。 - 請求項4に記載の走行クレーンの操作制御装置において、
前記一体に構成された動作決定手段と速度設定手段は、押圧操作により動作決定信号を出力し、押し込み量に応じて速度指示信号を出力する押釦スイッチ、又はフックのスライド動作により動作決定信号を出力し、スライド量に応じて速度指示信号を出力するスライド無段速スイッチであることを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の走行クレーンの操作制御装置において、
前記操作筐体は、方向指示部材を備え、前記操作筐体を水平面内で走行クレーンを走行させたい方向又は垂直面内で巻上下げさせたい方向に向けた時前記方向指示部材の先端部がその方向と同じ方向を向くように前記筒状取っ手部に取り付けたことを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の走行クレーンの操作制御装置において、
前記操作筐体は、方向指示部材を備え、前記操作筐体を水平面内で走行クレーンを走行させたい方向又は垂直面内で巻上下げさせたい方向に向けた時前記方向指示部材の先端部がその方向とは反対側を向くように前記筒状取っ手部に取り付けたことを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。 - 請求項7に記載の走行クレーンの操作制御装置において、
前記動作決定手段と前記速度設定手段は、前記操作筐体の筒状取っ手部に取り付けられており、
走行クレーンの走行横行操作は、前記筒状取っ手部を片手で握り、該筒状取っ手部の軸芯方向を垂直状態に維持し前記方向指示部材を走行クレーンを移動させたい方向に向け前記動作決定手段及び前記速度設定手段を操作することにより行い、
走行クレーンの昇降操作は、前記筒状取っ手部を片手で握り、該筒状取っ手部の軸芯方向を水平状態に維持し、該軸芯を回動中心として前記方向指示部材を上方又は下方に傾けるか、又は該筒状取っ手部の軸芯方向を垂直方向に傾け前記方向指示部材を上方又は下方に傾けて行なうことを特徴とする走行クレーンの操作制御装置。
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JP2008260916A JP5448405B2 (ja) | 2008-10-07 | 2008-10-07 | 走行クレーンの操作制御装置 |
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Family Applications (1)
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