JP5448466B2 - ポリアリレート樹脂組成物およびそれから得られる成形体 - Google Patents
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かを表す。R2〜R4は炭素数1〜4のアルコキシ基またはアルキル基を表す。
(2)さらにフェノール系化合物を含み、その配合がポリアリレート樹脂とポリカー
ボネート樹脂の混合物100質量部に対し0.01〜1質量部であることを特徴とする(
1)のポリアリレート樹脂組成物。
(3)さらにラクトン系化合物を含み、その配合がポリアリレート樹脂とポリカーボ
ネート樹脂の混合物100質量部に対し0.01〜1質量部であることを特徴とする(1
)、または(2)のポリアリレート樹脂組成物。
(4)(1)〜(3)いずれかのポリアリレート樹脂組成物を成形してなる成形体。
。
かを表す。R2〜R4は炭素数1〜4のアルコキシ基またはアルキル基を表す。
つ有し、炭素数1〜4のアルコキシ基を3つ有するシラン化合物が結晶化速度の向上の点
で好ましい。このようなシラン化合物の具体例および商品名の例としては、ビニルトリメ
トキシシラン(信越化学工業社製KBM−1003)、ビニルトリエトキシシラン(GE
東芝シリコーン社製TSL8311、信越化学工業社製KBE−1003)、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(GE東芝シリコーン社製TSL8370、信越化学工業社製KBM−503)、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン(信越化学工業社製KBE−503)、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製KBM−5103)等が挙げられる。
・ポリアリレート樹脂;ユニチカ社製 U−パウダー(極限粘度0.55)。以下、PARとする。
・ポリカーボネート樹脂;住友ダウ社製 カリバー200−30(極限粘度0.44)。以下、PCとする。
・シラン化合物;ビニルトリメトキシシラン 信越化学工業社製 KBM−1003(分子量190.3)。以下シラン化合物1とする。
・シラン化合物;シラン化合物;3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン 信越化学工業社製 KBM−5102(218.4)。以下シラン化合物2とする。
・リン系化合物;チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製IRGAFOS38。以下リン化合物1とする。
・リン系化合物;チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製P−EPQ。以下リン化合物2とする。
・フェノール系化合物;チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製IRGANOX−1010
・リン/フェノール系化合物;住友化学社製 スミライザーGP 以下リン/フェノール化合物とする。
・ラクトン系酸化防止剤;チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製HP−136。以下ラクトン化合物とする。
(1)極限粘度
1,1,2,2−テトラクロロエタンを溶媒として用い、25℃における溶液粘度から求めた。流動性と機械物性の点から0.4〜0.6が適切である。
(2)DTUL(荷重たわみ温度)
ASTM D648に準じ、荷重1.8MPaにて測定した。140℃以上が好ましい。
(3)イエローインデックス(黄度)
厚み2mmの板を成形し、熱処理150℃×400h処理前後のイエローインデックス(YI)を測定した。10未満が好ましい。
各原料を、表1に示す配合割合で、同方向2軸押出機(東芝機械社製TEM‐37BS)を用いて、バレル温度320℃で溶融混練をおこない、ノズルからストランド状に引き取った樹脂組成物を水浴に浸漬し冷却固化し、ペレタイザーでカッティングした後、120℃で12時間熱風乾燥することによって樹脂組成物のペレットを得た。 次いで、得られた樹脂組成物ペレットを、射出成形機(東芝機械社製IS100E−3S)を用いて金型温度100℃で、また表1に示す成形温度で成形し、各種試験片を作製した。各種試験片は1日以上室温にて放置した後に、これらについてDTUL、YIを評価した。またYIに関してはさらに試験片を150℃×400h熱処理したものに関しても評価した。
各原料を表2に示す配合割合で、同方向2軸押出機(東芝機械社製TEM‐37BS)を用いて、バレル温度320℃で溶融混練をおこない、ノズルからストランド状に引取った樹脂組成物を水浴に浸漬して冷却固化し、ペレタイザーでカッティングした後、120℃で12時間熱風乾燥することによって樹脂組成物のペレットを得た。
次いで、得られた樹脂組成物ペレットを、射出成形機(東芝機械社製IS100E−3S)を用いて金型温度100℃で、表2に示す成形温度で成形し、各種試験片を作製した。各種試験片は1日以上室温にて放置した後に、これらについて、透明性、流動長、DTUL、YIを評価した。またYIに関してはさらに試験片を150℃×400h熱処理したものに関しても評価した。
Claims (4)
- ポリアリレート樹脂とポリカーボネート樹脂の混合物100質量部に対し、リン系化合
物0.01〜1質量部、下記一般式(I)で示されるシラン化合物0.01〜1質量部を
含有したポリアリレート樹脂組成物であって、ポリアリレート樹脂とポリカーボネート樹
脂の配合比率が10/90〜100/0(質量比)であり、ASTM D648に準じ、荷重1.8MPaにて測定される荷重たわみ温度が、140℃以上であることを特徴とするポリアリレート樹脂組成物。
かを表す。R2〜R4は炭素数1〜4のアルコキシ基またはアルキル基を表す。 - さらにフェノール系化合物を含み、その配合がポリアリレート樹脂とポリカーボネート
樹脂の混合物100質量部に対し0.01〜1質量部であることを特徴とする請求項1に
記載のポリアリレート樹脂組成物。 - さらにラクトン系化合物を含み、その配合がポリアリレート樹脂とポリカーボネート樹
脂の混合物100質量部に対し0.01〜1質量部であることを特徴とする請求項1、ま
たは2に記載のポリアリレート樹脂組成物。 - 請求項1〜3いずれかに記載のポリアリレート樹脂組成物を成形してなる成形体。
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JP2009007605A JP5448466B2 (ja) | 2009-01-16 | 2009-01-16 | ポリアリレート樹脂組成物およびそれから得られる成形体 |
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