JP5447303B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Description
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、下記のものが挙げられる。
請求項1:
バスバー電極を有する複数の太陽電池セルと、これら太陽電池セルどうしを電気的に接続するインターコネクタとを備える太陽電池モジュールであって、互いに隣接する太陽電池セルのうち一方の太陽電池セルの受光面バスバー電極の長さ方向一端部と、他方の太陽電池セルの非受光面バスバー電極の長さ方向一端部とが厚さの薄いインターコネクタで接続され、上記受光面バスバー電極の長さ方向中間部と上記非受光面バスバー電極の長さ方向中間部とが上記薄いインターコネクタよりも厚いインターコネクタで接続され、上記受光面バスバー電極の長さ方向他端部と上記非受光面バスバー電極の長さ方向他端部とが厚さの薄いインターコネクタで接続され、かつこれらインターコネクタが互いに重ね合された状態で上記両太陽電池セルを連結してなることを特徴とする太陽電池モジュール。
請求項2:
薄いインターコネクタの厚みが10〜150μmである請求項1記載の太陽電池モジュール。
請求項3:
厚いインターコネクタの厚みが150μmを超え3000μm以下である請求項1又は2記載の太陽電池モジュール。
はんだ接続後に、図2の矢印方向に引っ張ると、図3(A),(B)のような太陽電池モジュールが形成される。太陽電池モジュールにおける太陽電池セル1及び1’の相互の間隔は2〜5mm程度である。
厚さ300μm、比抵抗0.5Ω・cmの、ホウ素ドープ{100}p型アズカットシリコン基板4枚を用意した。濃水酸化カリウム水溶液によりダメージ層を除去した後、これらの基板を同時に水酸化カリウム/2−プロパノール混合溶液に浸漬した。水洗、乾燥後、アンモニア過水・フッ酸・塩酸過水・フッ酸洗浄し、水洗・乾燥した。次に、基板4枚を非受光面どうしを重ね合わせ、石英ボートに搭載して、拡散炉に投入した。ヒーター温度を850℃まで昇温して、オキシ塩化リンを窒素1リットル/分にてバブリングさせた。バブリング蒸発したオキシ塩化リンを、酸素ガス1リットル/分を伴ってシリコン表面にリンガラスとして堆積させた。引き続き、窒素雰囲気中に30分間放置した後、拡散炉から取出した。
[実施例1:薄いインターコネクタ(幅2mmで厚さが0.1mm)と厚いインターコネクタ(幅2mmで厚さが0.2mm)を使用した太陽電池モジュールの作製(図2〜4参照)]
図2に示すように、得られた太陽電池セル4枚のうち太陽電池セル1及び1’の2枚を使用した。薄いインターコネクタ7にフラックスを予め浸漬塗布し、インターコネクタ7と太陽電池セル1’の裏面バスバー4’bの端部4’b−1をはんだ接続した。また、もう一つの太陽電池セル1の表面銀電極3bの端部3b−1もはんだ接続した。
次に、薄いインターコネクタ5にフラックスを予め浸漬塗布し、インターコネクタ5と太陽電池セル1’の裏面バスバー4’bの端部4’b−3をはんだ接続した。また、もう一つの太陽電池セル1の表面銀電極3bの端部3b−3もはんだ接続した。
続いて、厚いインターコネクタ6にフラックスを予め浸漬塗布し、インターコネクタ6と太陽電池セル1’の裏面バスバー4’bの両端部を除く4’b−2をはんだ接続した。また、もう一つの太陽電池セル1の表面銀電極3bの両端部を除いた3b−2もはんだ接続した。はんだ接続後、図2の矢印方向に太陽電池セルを引っ張り、図3(A),(B)に示すように太陽電池セルを連結した。
最後に、ガラス板等の透明基板10と裏面カバー13との間に、太陽電池セルの受光面である表面を透明基板に向けて挟み、透明な充填材12と裏面コートでインターコネクタを備えた太陽電池セルを封入し、太陽電池モジュールIを得た。また、モジュール製作時に太陽電池セルの割れは全くなかった。
残り2枚の太陽電池セルを使用して、図5(A),(B)に示すようにインターコネクタ20にフラックスを予め浸漬し、厚いインターコネクタ20と太陽電池セル1の受光面バスバー全体をはんだ接続した。もう一つの太陽電池セル1’の裏面銀電極全体もはんだ接続した。また、図6(A),(B)に示すように、モジュール外部への配線として、太陽電池セル1’の受光面バスバー部と太陽電池セル1の裏面銀電極にインターコネクタ21,22をそれぞれ予めフラックスを塗布してはんだ接続した。最後に、ガラス板等の透明基板10と裏面カバー13との間に、太陽電池セルの受光面である表面を透明基板に向けて挟み、透明な充填材12と裏面コートでインターコネクタを備えた太陽電池セルを封入し、太陽電池モジュールIIを得た。また、モジュール製作時にインターコネクタを接続した太陽電池セルの端部に欠けが一個所発生した。
2,2’ 基板
2−1,2’−1 P型領域
2−2,2’−2 N型領域
3,3’ 表面集電電極
3a,3’a フィンガー電極
3b,3’b バスバー電極
4 裏面集電電極
4b,4’b バスバー電極
3b−1,3b−3,4’b−1,4’b−3 バスバー電極端部
3b−2,4’b−2 バスバー電極中間部
5,7,14,16,17,19 薄いインターコネクタ
6,15,18,20 厚いインターコネクタ
10 透明基板
11 外部端子
12 充填材
13 裏面カバー
Claims (3)
- バスバー電極を有する複数の太陽電池セルと、これら太陽電池セルどうしを電気的に接続するインターコネクタとを備える太陽電池モジュールであって、互いに隣接する太陽電池セルのうち一方の太陽電池セルの受光面バスバー電極の長さ方向一端部と、他方の太陽電池セルの非受光面バスバー電極の長さ方向一端部とが厚さの薄いインターコネクタで接続され、上記受光面バスバー電極の長さ方向中間部と上記非受光面バスバー電極の長さ方向中間部とが上記薄いインターコネクタよりも厚いインターコネクタで接続され、上記受光面バスバー電極の長さ方向他端部と上記非受光面バスバー電極の長さ方向他端部とが厚さの薄いインターコネクタで接続され、かつこれらインターコネクタが互いに重ね合された状態で上記両太陽電池セルを連結してなることを特徴とする太陽電池モジュール。
- 薄いインターコネクタの厚みが10〜150μmである請求項1記載の太陽電池モジュール。
- 厚いインターコネクタの厚みが150μmを超え3000μm以下である請求項1又は2記載の太陽電池モジュール。
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JP2010193652A JP5447303B2 (ja) | 2010-08-31 | 2010-08-31 | 太陽電池モジュール |
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JP2010193652A JP5447303B2 (ja) | 2010-08-31 | 2010-08-31 | 太陽電池モジュール |
Publications (2)
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JP2012054286A JP2012054286A (ja) | 2012-03-15 |
JP5447303B2 true JP5447303B2 (ja) | 2014-03-19 |
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ID=45907340
Family Applications (1)
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JP2010193652A Active JP5447303B2 (ja) | 2010-08-31 | 2010-08-31 | 太陽電池モジュール |
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2010
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