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JP5446984B2 - ミラー温調装置、光学系、及び露光装置 - Google Patents

ミラー温調装置、光学系、及び露光装置 Download PDF

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JP5446984B2 JP2010037779A JP2010037779A JP5446984B2 JP 5446984 B2 JP5446984 B2 JP 5446984B2 JP 2010037779 A JP2010037779 A JP 2010037779A JP 2010037779 A JP2010037779 A JP 2010037779A JP 5446984 B2 JP5446984 B2 JP 5446984B2
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Description

本発明は、光を反射するミラーの温度を調整するミラー温調装置、同ミラー温調装置を備える光学系、及び同ミラー温調装置を備える露光装置に関する。
近年、半導体集積回路の微細化に伴い、極端紫外線光(以下、本明細書中ではEUV(Extream UltraViolet)光と表記)を露光光として用いる投影リソグラフィ技術が開発されている。この投影リソグラフィ技術は、32nm以下の解像力が得られる技術として期待されている。
ところで、EUV光を露光光として用いる露光装置(以下、EUV露光装置と略記)では、EUV光を透過する光学材料が現時点では存在しないため、透過型のレンズを利用することができない。このため、EUV露光装置では、EUV光を反射する多層の反射膜を反射面に形成した多層膜ミラーが利用されている。多層膜ミラーとは、使用波長域における屈折率が高い物質と屈折率が低い物質とを基板上に交互に多数積層することによって高い反射率を得るミラーである。
しかしながら、EUV光を反射する多層膜ミラーの反射率は70%程度である。このため、EUV光が有するエネルギーの30%程度が、多層膜ミラーに吸収される。多層膜ミラーの温度は、吸収したエネルギーによって上昇する。
そこで、EUV露光装置には、輻射熱を利用して多層膜ミラーを冷却するミラー冷却機構が設けられている。このミラー冷却機構は、多層膜ミラーの反射面以外(例えば裏面)に間隔をあけて対向配置された輻射温調板を備える。そして、このミラー冷却機構は、輻射温調板に冷却水を通水することによって輻射温調板と多層膜ミラーとの間で熱交換を行うことにより、多層膜ミラーを間接的に冷却する。
特開2008−124079号公報
しかしながら、従来のミラー冷却機構は、輻射熱を利用して多層膜ミラーを冷却するものであるので、多層膜ミラーを所定の温度範囲内に調整するまでに多くの時間を要する。また、従来のミラー冷却機構では、多層膜ミラーから大きな熱量を排出するためには、多層膜ミラーと輻射温調板との温度差を非常に大きくする必要がある。このため、従来のミラー冷却機構によれば、多層膜ミラーの熱負荷が大きく変化した場合、多層膜ミラーの温度を所定の温度範囲内に応答性よく調整することが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ミラーの温度を応答性よく調整可能なミラー温調装置、光学系、及び露光装置を提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るミラー温調装置、光学系、及び露光装置は、光を反射するミラーに対して所定間隔離して配置され、ミラーとの間に介在する流体の温度を調整する温度調整機構と、ミラーに近接する方向又はミラーから離間する方向に温度調整機構を移動する駆動機構と、を備える。
本発明に係るミラー温調装置、光学系、及び露光装置によれば、ミラーの温度を応答性よく調整することができる。
図1は、本発明の一実施形態である露光装置の全体構成を示す側面概略断面図である。 図2は、図1に示す露光装置の制御系の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施形態であるミラー温調装置の構成を示す平面図である。 図4は、図3に示すミラー温調装置のA−A線断面図である。 図5は、ミラーの熱負荷が増加した場合のミラー温調装置の動作を説明するための図である。 図6は、ミラーの熱負荷が減少した場合のミラー温調装置の動作を説明するための図である。 図7は、ミラーを断熱する場合のミラー温調装置の動作を説明するための図である。 図8は、図3に示すミラー温調装置の変形例の構成を示す平面図である。 図9は、図8に示すミラー温調装置のA−A線断面図である。 図10は、ダイポール照明の照明領域を示す模式図である。 図11は、図9に示すミラー温調装置の変形例の構成を示す図である。 図12は、本発明の第2の実施形態であるミラー温調装置の構成を示す平面図である。 図13は、図12に示すミラー温調装置のA−A線断面図である。 図14は、図13に示すミラー温調装置の変形例の構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である露光装置について説明する。
〔露光装置の構成〕
始めに、図1を参照して、本発明の一実施形態である露光装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である露光装置の全体構成を示す側面概略断面図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である露光装置1は、真空チャンバ10と、レーザプラズマ光源20と、照明光学系ILSと、レチクルRを保持するレチクルステージRSTと、投影光学系POと、ウェハステージWSTとを備える。照明光学系ILS及び投影光学系POはそれぞれ、本発明に係る第1光学系及び第2光学系に対応する。本実施形態では、露光光としてEUV光を利用しているため、照明光学系ILS及び投影光学系POは、複数の反射光学部材(ミラー)で構成され、レチクルRも反射型で構成される。これらの反射光学部材の反射面及びレチクルRの反射面には、EUV光を反射する多層の反射膜が形成されている。なお、以下では、真空チャンバ10の底面の法線方向をZ方向と定義し、Z方向に対し垂直な平面内であって図1の紙面に平行及び垂直な方向をそれぞれX方向及びY方向と定義する。
真空チャンバ10は、上面及び底面にそれぞれ排気管11a及び排気管11bを備える。排気管11a及び排気管11bはそれぞれ、真空チャンバ10の外部に設置された真空ポンプ12a及び真空ポンプ12bに接続されている。真空ポンプ12a及び真空ポンプ12bはそれぞれ、排気管11a及び排気管11bを介して真空チャンバ10内を真空排気する。従って、真空チャンバ10内を真空排気することによって、気体によってEUV光が吸収されることを抑制できる。
レーザプラズマ光源20は、レーザ光源21と、集光レンズ22と、ノズル23と、集光ミラー24とを備える。レーザ光源21は、真空チャンバ10の外部に設置されている。レーザ光源21は、真空チャンバ10の側面に形成された窓部13を介して真空チャンバ10内に配設された集光レンズ22にレーザ光を照射する。集光レンズ22は、レーザ光源21から照射されたレーザ光をノズル23から噴出されるキセノン又はクリプトン等のターゲットガスに集光する。
ノズル23から噴出されたターゲットガスは、集光レンズ22によって集光されたレーザ光によりプラズマ化し、EUV光を放射する。ターゲットガスの噴出位置は、楕円反射鏡である集光ミラー24の第1焦点位置に位置決めされている。従って、ターゲットガスが放射したEUV光は、集光ミラー24の第2焦点位置を含む集光領域に集光し、集光領域を通過したEUV光は、照明光学系ILSに到達する。発光を終えたターゲットガスは、排気管11a及び排気管11bを介して排出される。
照明光学系ILSは、凹面ミラー31と、一対のフライアイ光学系32,33と、開口絞りASと、曲面ミラー34と、凹面ミラー35と、ブラインド板36a,36bと、を備える。凹面ミラー31、一対のフライアイ光学系32,33、曲面ミラー34、及び凹面ミラー35は、図示しない鏡筒によって保持されている。凹面ミラー31は、集光ミラー24の第2焦点を含む集光領域を通過したEUV光ELをほぼ平行光束にして一対のフライアイ光学系32,33に入射する。一対のフライアイ光学系32,33は、EUV光ELの照度分布を均一化し、照度分布が均一化されたEUV光ELを一度集光した後に曲面ミラー34に導く。
開口絞りASは、フライアイ光学系33の反射面の近傍に配置されている。開口絞りASは、図示しない主制御装置による制御に従って、通常照明、輪帯照明、又はダイポール照明等に対応する各種開口絞りに切り替えられる。曲面ミラー34は、一対のフライアイ光学系32,33によって導かれたEUV光ELを凹面ミラー35に入射する。凹面ミラー35は、曲面ミラー34によって導かれたEUV光ELをブラインド板36a,36b側に導く。なお、曲面ミラー34及び凹面ミラー35にはそれぞれ、後述するミラー温調装置200及びミラー温調装置100が設けられている。
ブラインド板36aは、凹面ミラー35によって導かれたEUV光ELの−X方向の端部を遮光する。ブラインド板36aによって一部遮光されたEUV光ELは、レチクルRのパターン面上の照明領域37を斜めに均一な照度分布で下方から照明する。ブラインド板36bは、照明領域37で反射したEUV光ELの+X方向の端部を遮光する。ブラインド板36aによって一部遮光されたEUV光ELは投影光学系POに入射する。
レチクルステージRSTは、静電チャックRHを介してその底面にレチクルRを吸着保持する。レチクルステージRSTの上面には、レチクルステージRSTを真空チャンバ1側に覆うようにパーティション14が設けられている。パーティション14内は、図示しない真空ポンプによって大気圧と真空チャンバ1内の気圧との間の気圧に維持されている。
投影光学系POは、6枚のミラーM1〜M6を図示しないサブチャンバ(鏡筒)によって保持することにより構成されている。投影光学系POは、レチクルR側及びウェハW側にそれぞれ非テレセントリック及びテレセントリックの反射系であり、その投影倍率は1/4倍等の縮小倍率である。ミラーM1〜M4,M6は凹面鏡であり、ミラーM5は凸面鏡である。
ミラーM1は、レチクルRの照明領域37で反射されたEUV光ELを+Z方向に反射する。ミラーM2は、ミラーM1が反射したEUV光ELを−Z方向に反射する。ミラーM3は、ミラーM2が反射したEUV光ELを+Z方向に反射する。ミラーM4は、ミラーM3が反射したEUV光ELを−Z方向に反射する。ミラーM5は、ミラーM4が反射したEUV光ELを+Z方向に反射する。ミラーM6は、ミラーM5が反射したEUV光ELをウェハW上の露光領域40に照射することによって、レチクルRのパターンの一部の縮小像を露光領域40に形成する。
ウェハステージWSTは、XY平面に沿って配置されたガイド面上に配置され、図示しない静電チャックを介してその上面にウェハWを吸着保持する。ウェハステージWST全体は、EUV光ELを通過させる開口部を有するパーティション15によって真空チャンバ10内で区画されている。パーティション15内の空間は、図示しない真空ポンプによって真空排気されている。パーティション15を設けることによって、ウェハW上のレジストから生じるガスが投影光学系POのミラーM1〜M6に悪影響を与えることを抑制できる。
ウェハステージWST上のウェハW近傍には、レチクルRのアライメントマークの像を検出する空間像計測系41が設置されている。図示しない主制御装置は、空間像計測系41の検出結果に基づいて投影光学系POの光学特性を算出し、算出結果に基づいて投影光学系POの光学特性が所定の許容範囲内に維持されるように投影光学系POの光学特性を制御する。
〔制御系の構成〕
次に、図2を参照して、露光装置1の制御系の構成について説明する。
図2は、図1に示す露光装置1の制御系の構成を示すブロック図である。図2に示すように、露光装置1は、制御系として、レチクル干渉計51と、レチクルオートフォーカス系52と、ウェハ干渉計53と、温度センサ54と、主制御装置55とを備える。レチクル干渉計51は、レチクルステージRSTのXY平面内の位置情報を検出し、検出された位置情報を示す電気信号を主制御装置55に入力する。
レチクルオートフォーカス系52は、レチクルRのパターン面のZ方向の位置情報を検出し、検出された位置情報を示す電気信号を主制御装置55に入力する。ウェハ干渉計53は、ウェハWの位置情報を検出し、検出された位置情報を示す電気信号を主制御装置55に入力する。温度センサ54は、温度を調整する対象となるミラー(本実施形態では曲面ミラー34及び凹面ミラー35)又は後述する温度調整部材の温度を検出し、検出結果を示す電気信号を主制御装置55に入力する。
主制御装置55は、マイクロコンピュータ等の演算処理装置によって実現される。主制御装置55は、露光装置1全体の動作を制御する。具体的には、主制御装置55は、レチクル干渉計51から入力された電気信号に基づいてレチクルステージ駆動系61を駆動する。レチクルステージ駆動系61は、XY平面に平行なガイド面に沿ってレチクルステージRSTをY方向に所定ストロークで移動すると共に、必要に応じてX方向及びθz方向(Z軸周りの回転方向)等にもレチクルステージRSTを微少量移動する。また、主制御装置55は、レチクルオートフォーカス系52から入力された電気信号に基づいてレチクルステージ駆動系61を駆動する。レチクルステージ駆動系61は、レチクルステージRSTを移動することによってレチクルRのZ方向位置を許容範囲内に制御する。
主制御装置55は、ウェハ干渉計53からの電気信号に基づいてウェハステージ駆動系62を駆動する。ウェハステージ駆動系62は、X方向及びY方向に所定ストロークでウェハステージWSTを移動すると共に、必要に応じてθz方向等にもウェハステージWSTを移動する。また、主制御装置55は、温度センサ54によって検出されたミラーの温度に従って冷却機構駆動系63及び冷媒供給装置64の動作を制御することによって、ミラーの温度を所定の温度範囲内に制御する。冷却機構駆動系63及び冷媒供給装置64の動作については後述する。
〔露光装置の動作〕
露光装置1を用いて露光する際には、始めに、ウェハステージWST上にウェハWを配置する。ウェハW上の1つのショット領域を露光する時には、EUV光ELが照明光学系ILSによってレチクルRの照明領域37を照明し、レチクルRとウェハWとは投影光学系POの縮小倍率に従った所定の速度比で投影光学系POに対しY方向に同期して移動される。これにより、レチクルR上のパターンがウェハW上の1つのショット領域に露光される。次に、ウェハステージWSTを駆動してウェハWをステップ移動した後、ウェハW上の次のショット領域にレチクルRのパターンが露光される。このように、ステップ・アンド・スキャン方式によってウェハW上の複数のショット領域に対しレチクルRのパターン像が順次露光される。
〔ミラー温調装置の構成〕
次に、露光装置1を構成する曲面ミラー34及び凹面ミラー35の温度を調整するミラー温調装置の構成について説明する。なお、本実施形態では、曲面ミラー34及び凹面ミラー35の温度を調整することとするが、温度を調整する対象となるミラーは曲面ミラー34及び凹面ミラー35に限定されることはない。すなわち、ミラー温調装置は、例えば投影光学系POを構成するミラーM1〜M6等、EUV光ELを吸収することによって熱が発生する可能性があるミラー全般に適用することができる。
〔第1の実施形態〕
始めに、図3,図4を参照して、本発明の第1の実施形態であるミラー温調装置の構成について説明する。なお、本実施形態のミラー温調装置は、図1に示す凹面ミラー35の温度を調整するためのものであり、EUV光を反射する反射面を上面(+Z方向)側に有するミラーに適用することができる。
図3は、本発明の第1の実施形態であるミラー温調装置の構成を示す平面図である。図4は、図3に示すミラー温調装置のA−A線断面図である。図3及び図4に示すように、本発明の第1の実施形態であるミラー温調装置100は、凹面ミラー35の反射面35bとは反対側の裏面35c側に配置され、温度調整部材101と、冷媒管102と、冷却ジャケット103と、ペルチェ素子104と、駆動機構105と、を備える。なお、凹面ミラー35は、保持部35aを介して鏡筒に保持されている。
温度調整部材101は、アルミニウム,アルミニウム合金,モリブデン,ステンレス鋼,銅等の金属材料によって形成され、後述する駆動機構105に保持されている。
温度調整部材101は、凹部101aを有する容器である。この凹部101aは、平面視矩形形状で形成されている。凹部101a内には、常温(例えば20〜30℃の室温)で液体状態を維持する液体金属106が保持されている。常温で液体状態を維持する液体金属106としては、水銀やガリウム・インジウム合金、若しくはガリウム,インジウム,スズ,及びビスマスのうちの2つ以上の低融点金属の合金を例示することができる。
本実施形態では、液体金属106として、温度調整部材101を形成する金属材料の熱伝導率と同程度の熱伝導率を有するガリウム・インジウム合金を用いる。なお、温度調整部材101を形成する金属材料として例示したアルミニウム合金やモリブデンの熱伝導率は約130W/m・Kであり、ステンレス鋼の熱伝導率は約15W/m・Kである。一方、液体金属106としてのガリウム・インジウム合金の熱伝導率は約40W/m・Kである。
凹部101aの開口の大きさは、凹面ミラー35の裏面35cの外形形状の大きさ以上の大きさを有する。初期状態において、温度調整部材101は、凹部101aの底面101bが凹面ミラー35の裏面35cに対して所定間隔(例えば1mm)離間しつつ裏面35cが液体金属106に接触している。なお、本実施形態では、凹部101aの平面視形状を矩形形状としたが、温度調整部材101が凹面ミラー35を接触することなく収容できる形状であれば、凹部101aの平面視形状は凹面ミラー35の形状に合わせて適宜変更してもよい。
冷媒管102は、蛇腹部材等の柔軟性を有する部材によって形成されている。冷媒管102は、冷媒供給装置64から供給された冷媒を冷却ジャケット103内に流通させると共に、冷却ジャケット103から排出された冷媒を冷媒供給装置64に循環させる。冷媒供給装置64は、主制御装置55からの制御信号に従って、冷媒管102に供給する冷媒の流量や温度を制御する。冷却ジャケット103は、ペルチェ素子104に密着配置され、内部を流通する冷媒によってペルチェ素子104を冷却する。
ペルチェ素子104は、熱伝導率が高いペースト等によって温度調整部材101の底面に接着されている。ペルチェ素子104は、温度調整部材101との間で熱交換を行うことによって、温度調整部材101の温度を調整する。主制御装置55は、図示しない温度センサからの電気信号に基づいて、ペルチェ素子104に流す電流の極性及び強さを制御することによって、ペルチェ素子104による温度調整部材101の冷却温度を制御する。
駆動機構105は、冷却機構駆動系63によって駆動され、温度調整部材101を凹面ミラー35に対して近接又は離間する方向(本実施形態ではZ方向)に沿って移動する。なお、上述の通り、冷媒管102は、柔軟性を有する部材によって形成されているので、温度調整部材101の昇降動作に追従して動作する。主制御装置55は、図示しない温度センサからの電気信号に基づいて、冷却機構駆動系63を介して駆動機構105の動作を制御する。
このような構成を有するミラー温調装置100は、以下に示すように動作することによって、凹面ミラー35の温度を調整する。以下、図5乃至図7を参照して、ミラー温調装置100の動作について説明する。
図5は、凹面ミラー35の熱負荷が増加することによって凹面ミラー35の温度が上昇した場合のミラー温調装置100の動作を説明するための図である。図5に示すように、主制御装置55は、冷却機構駆動系63を介して駆動機構105を制御することによって、凹面ミラー35の裏面35cに近接する方向に温度調整部材101を移動(上昇)させる。その際、主制御装置55は、ペルチェ素子104を制御することによって温度調整部材101の温度を低下させてもよい。
温度調整部材101が上昇することによって、凹面ミラー35の裏面35cと凹部101aの底面101bとの間の距離が初期状態より短くなり、凹面ミラー35の裏面35cと凹部101aの底面101bとの間に介在する液体金属106の実効的厚さが減少する。これにより、液体金属106の熱伝達率が大きくなる。具体的には、液体金属106の実効的厚さが通常時の1/2になると、液体金属106の熱伝導率は変化しないが、温度調整部材101と凹面ミラー35との間の温度差が同じである場合であっても、液体金属106によって輸送される熱量は2倍に増大する。従って、このような動作によれば、凹面ミラー35は急速に冷却され、凹面ミラー35の温度を応答性よく冷却することができる。
なお、温度調整部材101を上昇させた場合、温度調整部材101と凹面ミラー35との間に介在する液体金属106が、凹面ミラー35によって押し出されることによって、凹部101aから流れ出す可能性がある。しかしながら、本実施形態では、凹部101aの開口の大きさを凹面ミラー35の裏面35cの外形形状の大きさ以上の大きさに形成することによって、凹部101aには液体金属106を貯留する貯留部101cが形成される。これにより、温度調整部材101を上昇させた場合、凹面ミラー35によって押し出された液体金属106は貯留部101c側に移動して貯留されるので、液体金属106が凹部101aから流れ出すことを抑制できる。
図6は、凹面ミラー35の熱負荷が減少することによって凹面ミラー35の温度が低下した場合のミラー温調装置100の動作を説明するための図である。図6に示すように、主制御装置55は、冷却機構駆動系63を介して駆動機構105を制御することによって、凹面ミラー35の裏面35cから離間する方向に温度調整部材101を移動(下降)させる。その際、凹面ミラー35の熱負荷が減少した場合には、主制御装置55は、ペルチェ素子104を制御することによって温度調整部材101の温度を上昇させてもよい。
温度調整部材101が下降することによって、凹面ミラー35の裏面35cと凹部101aの底面101bとの間の距離は初期状態より長くなり、凹面ミラー35の裏面35cと凹部101aの底面101bとの間に介在する液体金属106の実効的厚さが増加する。これにより、液体金属106の熱伝達率は小さくなる。具体的には、液体金属106の実効的厚さが通常時の2倍になると、液体金属106の熱伝導率は変化しないが、温度調整部材101と凹面ミラー35との間の温度差が同じである場合であっても、液体金属106によって輸送される熱量は1/2に減少する。従って、このような動作によれば、温度調整部材101や液体金属106の温度が速やかに上昇しなくても、凹面ミラー35の冷却効率が低下し、凹面ミラー35の温度を応答性よく上昇させることができる。
図7は、凹面ミラー35を断熱する場合のミラー温調装置100の動作を説明するための図である。図7に示すように、凹面ミラー35を断熱する場合には、主制御装置55は、冷却機構駆動系63を介して駆動機構105を制御することによって、凹面ミラー35の裏面35cが液体金属106から離間する方向に温度調整部材101を移動(下降)させる。このような動作によれば、凹面ミラー35の裏面35cが液体金属106から離間することによって、凹面ミラー35と温度調整部材101とが熱的に遮断されるので、凹面ミラー35は断熱される。このようにして凹面ミラー35と液体金属106とが物理的に分離されることにより、例えばメンテナンス作業を行う際に凹面ミラー35を容易に着脱することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施形態であるミラー温調装置100は、EUV光ELを反射する凹面ミラー35に対して所定間隔離して配置され、凹面ミラー35との間に介在する液体金属106の温度を調整する温度調整部材101と、凹面ミラー35に近接する方向又は凹面ミラー35から離間する方向に温度調整部材101を移動する駆動機構105とを備える。そして、このような構成によれば、液体金属106は高い熱伝導率を有するので、凹面ミラー35が有する熱量を効率よく排熱し、凹面ミラー35の温度を調整することができる。
また、凹面ミラー35の熱負荷が大きく変化した場合、温度調整部材101の温度を制御することに加えて、駆動機構105によって温度調整部材101を移動することによって、液体金属106の熱伝達率も変化させることができるので、凹面ミラー35の温度を応答性よく調整することができる。また、液体金属106を介して凹面ミラー35の温度を調整するので、ペルチェ素子104を冷却するための冷媒の振動が凹面ミラー35に直接的に伝達されることがなく、凹面ミラー35の結像特性に影響を与える振動を排除できる。
〔変形例〕
次に、図8乃至図10を参照して、ミラー温調装置100の変形例の構成について説明する。図8は、図3に示すミラー温調装置の変形例の構成を示す平面図である。図9は、図8に示すミラー温調装置のA−A線断面図である。図10は、ダイポール照明の照明領域を示す模式図である。
凹面ミラー35の熱負荷の面内分布は、照明条件に応じて変化する。例えば照明条件が通常照明である場合、EUV光は、凹面ミラー35の反射面の中央部分を照明する。このため、凹面ミラー35の温度分布は、周辺部分に比べて中央部分で最も高くなり、中央部分から周辺部分に向かって次第に低くなる分布となる。一方、照明条件がダイポール照明である場合には、EUV光は、図10に示すように、凹面ミラー35の反射面における光軸AXを挟んでX方向に対称な2つの円形領域Rx1,Rx2を照明する。このため、凹面ミラー35の温度分布は、周辺部分に比べて光軸AXをX方向に挟む2つの円形領域Rx1,Rx2で最も高くなり、中央部分から周辺部分に向かって次第に低くなる分布となる。
そこで、本変形例では、図8,図9に示すように、凹部101aの底面101bには、底面101bから独立して昇降可能な2つの分割ブロック101dが形成されている。分割ブロック101dは、凹面ミラー35の反射面35bの領域とは反対側の裏面側領域に対向するように形成されている。具体的には、本変形例では、2つの分割ブロック101dは、反射面35bにおける上述の円形領域Rx1,Rx2とは反対側の裏面側領域に対向する位置に形成されている。また、各分割ブロック101dには、分割ブロック101dを底面101bから独立して昇降する分割駆動機構107が設けられている。分割駆動機構107は、主制御装置55が照明条件に応じて自動的に又は手動によって駆動される。
なお、分割駆動機構107によって分割ブロック101dを昇降する場合、底面101bと分割ブロック101dとの間の隙間から液体金属106が漏れないようにする工夫が必要である。しかしながら、一般に、液体金属106の表面張力は非常に大きいので、底面101bと分割ブロック10dとの間の隙間が小さければ液体金属106が漏れることはない。
そして、本変形例では、凹面ミラー35の熱負荷の面内分布に応じて駆動機構105と合わせて分割駆動機構107を駆動することによって、凹面ミラー35の面内方向における液体金属106の熱伝達率を変化させる。具体的には、照明条件がダイポール照明である場合、分割ブロック101dをより凹面ミラー35の裏面35c側に近接させることによって、上述の円形領域Rx1,Rx2とは反対側の凹面ミラー35の裏面側領域から除去される熱量を他の裏面側領域から除去される熱量より大きくする。このような構成によれば、照明条件がダイポール照明である場合であっても、凹面ミラー35の温度を応答性よく調整することができる。
なお、本変形例では、照明条件としてダイポール照明を想定して上述の円形領域Rx1,Rx2とは反対側の凹面ミラー35の裏面側領域に対向するように分割ブロック101dを形成したが、照明条件が通常照明である場合には、EUV光が照明される中央部分とは反対側の凹面ミラー35の裏面側領域に対向するように分割ブロック101dを形成するとよい。また、種々の照明条件に対応可能なように、凹部101aの底面101bをマトリクス状に分割することによって、2つ以上の分割ブロック101dを形成するようにしてもよい。
また、本変形例では、底面101bから独立して昇降可能な2つの分割ブロック101dを形成することによって、凹面ミラー35の面内方向における液体金属106の熱伝達率を変化させたが、図11に示すように、底面101bに凸部101eを形成し、駆動機構105によって温度調整部材101全体を昇降させることによって、凹面ミラー35の面内方向における液体金属106の熱伝達率を変化させてもよい。この場合であっても、凸部101eに対向する凹面ミラー35の裏面側領域から除去される熱量を他の裏面側領域から除去される熱量より大きくすることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、図12,図13を参照して、本発明の第2の実施形態であるミラー温調装置の構成について説明する。なお、本実施形態のミラー温調装置は、図1に示す曲面ミラー34の温度を調整するためのものであり、EUV光を反射する反射面を下面(−Z方向)側に有するミラーに適用することができる。
図12は、本発明の第2の実施形態であるミラー温調装置の構成を示す平面図である。図13は、図12に示すミラー温調装置のA−A線断面図である。図12及び図13に示すように、本発明の第2の実施形態であるミラー温調装置200は、液体金属106を保持する凹部が曲面ミラー34に形成されている点において、第1の実施形態であるミラー温調装置100の構成と異なる。すなわち、本実施形態では、曲面ミラー34の裏面34cに凹部34dが形成され、この凹部34d内に液体金属106が保持されている。
また、凹部34dの開口の大きさは、温度調整部材101の外形形状の大きさ以上の大きさを有する。初期状態において、温度調整部材101は、曲面ミラー34の凹部34dの底面34eから所定間隔離間しつつ液体金属106に接触している。また、凹部34dの開口の大きさを温度調整部材10の外形形状の大きさ以上の大きさに形成することによって、凹部34dには、液体金属106を貯留する貯留部34fが形成される。貯留部34fは、温度調整部材101を曲面ミラー34の裏面34cに近接させた際に液体金属106が凹部34dから流れ出すことを抑制できる。なお、ミラー温調装置200のその他の構成及び動作は、第1の実施形態であるミラー温調装置100の構成及び動作と同じである。
すなわち、本発明の第2の実施形態であるミラー温調装置200は、第1の実施形態と同様、EUV光ELを反射する曲面ミラー34に対して所定間隔離して配置され、曲面ミラー34との間に介在する液体金属106の温度を調整する温度調整部材101と、曲面ミラー34に近接する方向又は曲面ミラー34から離間する方向に温度調整部材101を移動する駆動機構105とを備える。そして、このような構成によれば、液体金属106は高い熱伝導率を有するので、曲面ミラー34が有する熱量を効率よく排熱し、曲面ミラー34の温度を応答性よく調整することができる。
また、曲面ミラー34の熱負荷が大きく変化した場合、温度調整部材101の温度を制御することに加えて、駆動機構105によって温度調整部材101を移動することによって、温度調整部材101側から曲面ミラー34側への液体金属106の熱伝達率も変化させることができるので、曲面ミラー34の温度を応答性よく調整することができる。また、液体金属106を介して曲面ミラー34の温度を調整するので、ペルチェ素子104を冷却するための冷媒の振動が曲面ミラー34に直接的に伝達されることがなく、曲面ミラー34の結像特性に影響を与える振動を排除できる。
なお、本実施形態についても、図14に示すように、凹部34dの底面34eに対向する温度調整部材101aの面に分割ブロック101dを形成し、曲面ミラー34の熱負荷の面内分布に応じて駆動機構105と合わせて分割駆動機構107を駆動することによって、曲面ミラー34の面内方向における液体金属106の熱伝達率を変化させてもよい。また、図示しないが、図11に示す変形例と同様にして、底面101bに凸部101eを形成し、駆動機構105によって温度調整部材101全体を昇降させることによって、曲面ミラー34の面内方向における液体金属106の熱伝達率を変化させてもよい。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、上記実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、本実施形態では、温度を調整する対象となるミラーと温度調整部材101との間には液体金属106が介在しているが、ミラーと温度調整部材101との間に介在する物質は液体金属106に限定されることはない。
例えば、本発明を露光装置以外の装置に設けられたミラーに適用する場合には、ミラーと温度調整部材101との間に介在する物質は温度調整部材101が昇降することによって熱伝達率が変化する物質であればよく、気体や水等の液体金属以外の流体を利用することができる。
また、本実施形態では、温度調整部材101の熱伝導率は、ミラーとの間に介在する物質の熱伝導率と同程度の値であったが、ミラーとの間に介在する物質の熱伝導率が温度調整部材101の熱伝導率より非常に大きくてもよい。但し、この場合には、図9に示す変形例のように、分割ブロック101dによってミラーの温度を局所的に制御する場合には、分割ブロック101dの昇降方向は上述した昇降方向とは逆方向になる。すなわち、ミラーの温度を局所的に低下させる場合、分割ブロック101dをミラーから離間する方向に移動させる。一方、分割ブロック101dによってミラーの温度を局所的に上昇させる場合には、分割ブロック101dをミラーに近接する方向に移動させる。
このように、上記実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例、実施形態の組み合わせ、及び運用技術等は、全て本発明の範疇に含まれる。
1 露光装置
34 曲面ミラー
34a,35a 保持部
34b,35b 反射面
34c,35c 裏面
34d,101a 凹部
34e,101b 底面
34f,101c 貯留部
35 凹面ミラー
100,200 ミラー温調装置
101 温度調整部材
101d 分割ブロック
101e 凸部
102 冷媒管
103 冷却ジャケット
104 ペルチェ素子
105 駆動機構
106 液体金属
ILS 照明光学系
PO 投影光学系

Claims (16)

  1. 光を反射するミラーに対して所定間隔離して配置され、前記ミラーとの間に介在する流体の温度を調整する温度調整機構と、
    前記ミラーに近接する方向又は前記ミラーから離間する方向に前記温度調整機構を移動する駆動機構と、
    を備えることを特徴とするミラー温調装置。
  2. 前記温度調整機構は、前記ミラーの反射面とは反対側の裏面に対向する対向面を有し、前記駆動機構は、前記ミラーの裏面に近接する方向又は前記ミラーの裏面から離間する方向に前記対向面を移動することを特徴とする請求項1に記載のミラー温調装置。
  3. 前記対向面は、複数の分割対向面に分割され、前記駆動機構は、前記複数の分割対向面のうちの少なくとも1つの分割対向面を前記裏面に近接する方向又は前記裏面から離間する方向に移動する分割駆動機構を備えることを特徴とする請求項2に記載のミラー温調装置。
  4. 前記対向面は、該対向面の一部が前記ミラーの裏面方向に突出する凸部を備えることを特徴とする請求項2に記載のミラー温調装置。
  5. 前記温度調整機構は、前記流体を保持する流体保持部を有することを特徴とする請求項2〜4のうち、いずれか1つに記載のミラー温調装置。
  6. 前記温度調整機構は、前記対向面を底面とする凹部を有する温度調整部材を備え、前記凹部は、前記流体保持部として機能することを特徴とする請求項5に記載のミラー温調装置。
  7. 前記駆動機構は、前記裏面から離間する方向に前記凹部を移動し、前記ミラーと前記流体とを分離させることを特徴とする請求項6に記載のミラー温調装置。
  8. 前記ミラーは、前記流体を保持する流体保持部を有することを特徴とする請求項2〜4のうち、いずれか1つの記載のミラー温調装置。
  9. 前記流体保持部は、前記ミラーの裏面に形成された凹部であることを特徴とする請求項8に記載のミラー温調装置。
  10. 前記流体保持部は、前記温度調整機構が前記ミラーに近接する方向に移動することに伴い前記温度調整機構と前記ミラーとの間から押し出される流体を貯留する貯留部を備えることを特徴とする請求項5〜9のうち、いずれか1つに記載のミラー温調装置。
  11. 前記流体は、液体金属であることを特徴とする請求項1〜10のうち、いずれか1つに記載のミラー温調装置。
  12. 前記温度調整機構は、前記流体を冷却する冷却調整機構であることを特徴とする請求項1〜11のうち、いずれか1つに記載のミラー温調装置。
  13. 複数のミラーと、
    前記複数のミラーのうちの少なくとも1つのミラーに設けられ、該少なくとも1つのミラーの温度を調整するミラー温調装置と、
    を備え、
    前記ミラー温調装置は、
    前記ミラーに対して所定間隔離して配置され、前記ミラーとの間に介在する流体の温度を調整する温度調整機構と、
    前記ミラーに近接する方向又は前記ミラーから離間する方向に前記温度調整機構を移動する駆動機構と、
    を備えることを特徴とする光学系。
  14. 複数のミラーと、
    前記複数のミラーのうちの少なくとも1つのミラーに設けられる請求項1〜12のうち、いずれか1つに記載のミラー温調装置と、
    を備えることを特徴とする光学系。
  15. 極端紫外光を照射する極端紫外光光源と、
    前記極端紫外光光源が照射した極端紫外光を被照射面に導く複数のミラーと、
    前記複数のミラーのうちの少なくとも1つのミラーに設けられ、該少なくとも1つのミラーの温度を調整するミラー温調装置と、
    を備え、
    前記ミラー温調装置は、
    前記ミラーに対して所定間隔離して配置され、前記ミラーとの間に介在する流体の温度を調整する温度調整機構と、
    前記ミラーに近接する方向又は前記ミラーから離間する方向に前記温度調整機構を移動する駆動機構と、
    を備えることを特徴とする露光装置。
  16. パターンが形成されたマスクに露光光を照射する第1光学系と、前記パターンを介した前記露光光で基板を露光する第2光学系と、を備える露光装置において、
    前記第1光学系と前記第2光学系との少なくとも一方は、少なくとも1つのミラーと、該少なくとも1つのミラーに設けられる請求項1〜12のうち、いずれか1つに記載のミラー温調装置と、を備えることを特徴とする露光装置。
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