JP5332731B2 - 電磁界シミュレータ及び電磁界シミュレーション装置 - Google Patents
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Description
ータがある。FDTDシミュレータは、前述したような物理的な物体の内部又はその物体の外部の空間における電磁界の様子を、FDTD法を利用してコンピュータ上に再現する。ここで、FDTD法とは、物理的な物体の形状が定義された仮想空間(解析空間)内に、電界強度を計算する点と磁界強度を計算する点とを離散的に配置し、時間軸に沿って電界強度と磁界強度とを交互に算出する方法を言う。以下では、仮想空間において、電界強度を計算する点を「電界計算点」と表記し、磁界強度を計算する点を「磁界計算点」と表記する。
するとともに、プリント配線板と平行な面内においてはセルの節点を等間隔に配置する設定手順、仮想空間に設定された各セルに対し、自セルに多く包含される媒質の電気定数を付与する付与手順、及び、電気定数が付与された各セルにおける電磁界の強度の時間的推移を算出する算出手順である。
図1は、本実施形態であるシミュレーション装置10の構成を示す図である。
ミュレータ13が導入されたパーソナルコンピュータである。シミュレーション装置10は、出力デバイス10aと、操作デバイス10bと、これらデバイス10a、10bが接続された本体とを、備えている。出力デバイス10aとしては、例えば、スピーカ付き液晶ディスプレイがある。操作デバイス10bとしては、例えば、キーボード及びマウスがある。本体は、ビデオ制御ユニット10c、入力制御ユニット10d、通信ユニット10e、ストレージユニット10f、CPU[Central Processing Unit]10g、及び、メ
インメモリユニット10hを、内蔵している。
リングカード、FDDI[Fiber-Distributed Data Interface]カード、無線LAN[Local Area Network]カード、Bluetooth(ブルートゥース特別利益団体の商標)カード、データ通信カード、モデムカードがある。なお、通信ユニット10eは、例えば、PCカードスロット、PCIカードスロット、USBスロット、SCSI[Small Computer System Interface]スロット、AGP[Accelerated Graphics Port]スロット、CF[CompactFlash]カードスロット、SDカードスロットを介して、シミュレーション装置10の本体に外部から接続されるタイプのものであってもよい。中継装置としては、例えば、スイッチングハブ、ルータ、FCスイッチ、FDDIスイッチ、ATMスイッチ、無線ハブ、無線LANルータ、携帯電話中継器(回線補償器)、PHS[Personal Handy
phone System]用電波中継器(レピータ)、TA[Terminal Adapter]がある。
Drive]装置、BD[Blu-ray Disk]ドライブ装置、DVD[Digital Versatile Disk]ドライブ装置、+R/+RWドライブ装置、CD[Compact Disk]ドライブ装置、メモリーカードドライブ装置、及び、フレキシブルディスクドライブ装置がある。また、記録媒体としては、例えば、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ)、ハードディスク、BD、DVD、+R/+RW、CD、メモリーカード、及び、フレキシブルディスクがある。BDとしては、例えば、BD−R、BD−RE[Rewritable]、及び、BD−ROM[Read Only Memory]がある。DVDとしては、例えば、DVD−R[Recordable]、DVD−RW[Rewritable]、DVD−ROM、及び、DVD−RAM[Random Access Memory]がある。CDとしては、例えば、CD−R、CD−RW、及び、CD−ROMがある。メモリーカードとしては、コンパクトフラッシュ(米国サンディスク社の商標)、スマートメディア(東芝社の商標)、SDカード(米国サンディスク社、松下電器産業社、東芝社の商標)、メモリースティック(ソニー社の商標)、MMC(米国ジーメンス社、米国サンディスク社の商標)がある。以上に例示した記録媒体は、ドライブ装置に対して着脱自在に装着されるものであってもよいし、ドライブ装置内に固定的に装着されたものであってもよい。何れにしても、以上に例示した記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。
ータ13が、記録されている。
。
がドライブ装置に装着されることによって、シミュレーション装置10に導入されたものであってもよい。また、後述の三次元CADデータ12、及び、後述のFDTDシミュレータ13は、先に例示した記録媒体に他のコンピュータによって格納され、その記録媒体が装着されたドライブ装置から、ストレージユニット10f内の記録媒体に複製されたものであってもよい。
次に、FDTDシミュレータ13による処理の内容を説明する前に、FDTD法について説明する。
マックスウェル方程式は、電磁気の現象を理論的に説明するのに利用される基本方程式である。物質中のマックスウェル方程式には、以下の式(1)乃至式(4)の方程式が含
まれる。
FDTD法では、或る時刻tでの式(8)及び式(9)の連立方程式は、中心差分法を利用して、解かれる。ここで、差分法とは、変数軸上に幾つかの離散点をとり、微分可能な関数の或る離散点での微分を差分方程式に置換し、差分方程式を解くことによって近似解を得る方法を言う。また、差分方程式とは、微分可能な関数f(q)が2個の変数値q、q+rに対してとる値の差分f(q+r)−f(q)を、変数値の差分rで除算する方程式を言う。中心差分法は、或る離散点qでの関数f(q)の解を、次の離散点との中間点q+r/2での関数f(q+r/2)と、前の離散点との中間点q−r/2での関数f(q−r/2)との差分により得る方法である。
tの間隔に離散点をとって時間を離散化したとする。すなわち、時間軸上における離散点の時刻tが、0、Δt、2Δt、……、(n−1)Δt、nΔt、(n+1)Δt、……をとるとする。ここで、時刻t=nΔtでの電界強度Eと磁界強度Hとを、En、Hnと表現する。そして、時刻t=nΔtでの式(8)の左辺、すなわち、磁界強度Hnの時間微分を、中心差分法での差分方程式に置換すると、以下の式(10)の通りとなる。
FDTD法では、前述したように、物理的な物体の形状が定義された仮想空間(解析空間)内に、電界強度を計算する点と磁界強度を計算する点とが離散的に配置される。以下では、仮想空間において、電界強度を計算する点を「電界計算点」と表記し、磁界強度を計算する点を「磁界計算点」と表記する。FDTD法では、具体的には、物理的な物体の形状が定義された仮想空間に直方体状の複数のセルが設定される。各セルには、自セルに多く含まれている媒体(物体又は空気)の媒質に応じた電気定数、すなわち、誘電率、透
磁率、及び、導電率が、付与される。そして、各セルの各辺の中心には、電界計算点が配置され、各セルの各面の中心には、磁界計算点が配置される。つまり、FDTD法では、セルが仮想空間内に設定されることにより、電界計算点と磁界計算点とが離散的に配置される。
うに展開される。
図3は、FDTDシミュレータ13に従ってCPU10gが実行するメインルーチンの流れを示す図である。
Dデータ12を受け付ける処理を行う。具体的には、CPU10gは、図示せぬファイルパス入力画面を出力デバイス10aに表示する処理を行い、図示せぬファイルパス入力画面に含まれるインポートボタンが、操作デバイス10bを操作する操作者によってクリックされるまで待機する。その後、操作デバイス10bを操作する操作者によってインポートボタンがクリックされると、CPU10gは、図示せぬファイルパス入力画面に含まれる入力欄に操作者によって入力されたファイルパスを取得する。そして、CPU10gは、取得したファイルパスにて所在が特定される三次元CADデータ12をストレージユニット10fから読み出す処理を行う。
をワイヤーフレームモデル又はサーフィスモデルとして表示する処理を行う。前述したように、本実施形態では、仮想空間内に定義された物体は、多層プリント配線板となっている。従って、このステップS102では、多層プリント配線板に含まれる導体と誘電体の輪郭が出力デバイス10aに表示されることとなる。なお、CGが表示される画面、又は、その画面の周辺には、そのCGに対する視線の方向や視点の深度を変更するための手段、及び、そのCGの表示倍率を変更するための手段が、備えられている。この種の手段としては、例えば、マウスドラッグ、及び、スライドバーがある。
を出力デバイス10aに表示する処理を行う。選択画面42は、等間隔範囲をシミュレーション装置10に自動的に決定させるか、操作者が任意の範囲を等間隔範囲として自主的に決定するかを選択するための選択手段、例えば、一対のラジオボタン42aを、備えている。また、選択画面42は、選択手段を通じて選択された決定手法を開始させるための指示手段、例えば、選択ボタン42bを、備えている。そして、操作デバイス10bを操作する操作者が、等間隔範囲をシミュレーション装置10に自動的に決定させることを選択した場合、CPU10gは、多層プリント配線板と平行な面にこの板を投影したときの輪郭を含む最も小さい矩形の範囲を、等間隔範囲として決定する。一方、操作者が、任意の範囲を等間隔範囲として自主的に決定することを選択した場合、CPU10gは、図3のステップS102で表示した多層プリント配線板のCGに対してマウスドラッグがなされるまで待機する。そして、多層プリント配線板と平行な面に対し、操作者がマウスドラッグにより任意の矩形範囲を決定すると、CPU10gは、この任意の矩形範囲を等間隔範囲として受け付ける。
点の間隔が明確となるよう、仮想空間全体が示されている。なお、図9における上下方向(z方向)が、多層プリント配線板の厚さ方向となっている。また、図9でも、黒い点が、セルの節点を示している。図9に示されるように、多層プリント配線板の厚さ方向において、多層プリント配線板の外側には、セルの節点が、互いの間隔が外側に向かって等比級数的に発散するように、配置される。
0gは、XY面の間隔が、電磁界の強度の算出における吸収境界、すなわち、仮想空間の外縁に向かって等比級数的に発散するよう、XY面の間隔を調整する。図11は、多層プリント配線板の形状が定義されている仮想空間にセルの節点が配置された状態の一例を、厚さ方向に視線を向けてみたときの図である。図11では、多層プリント配線板の外部の空間に配置されているセルの節点の間隔が明確となるよう、仮想空間全体が示されている。なお、図11の紙面に直交する方向(z方向)が、多層プリント配線板の厚さ方向となっている。また、図11でも、黒い点が、セルの節点を示している。図11の縦方向及び横方向における節点の間隔と、図9の横方向における節点の間隔とに示されるように、多層プリント配線板と平行な面内における多層プリント配線板の外側では、セルの節点が、互いの間隔が外側に向かって等比級数的に発散するように、配置される。
にセルが設定された仮想空間に対し、ステップS205を行うと、図12(b)に示すように、回路配線61、62を多く含むセルに、回路配線61、62の電気定数が付与される。これにより、回路配線61、62は、その電気定数が付与されたセル、すなわち、回路配線モデル63、64としてモデル化される。回路配線モデル63、64の縁は、セルの境界と一致しているため、回路配線61、62における重複部分は、モデル化により除去されることとなる。なお、このようなモデル化により、回路配線の形状は、変形することとなるが、信号周波数がGHzのオーダーであれば、変形量は、信号波長に比べて十分小さいため、パターンから放射される電磁界の強度には、殆ど影響しない。
よって、電磁界の強度の算出の開始、又は、FDTDシミュレータ13の終了が、指示手段を通じて指示されるまで、待機する。そして、電磁界の強度の算出の開始、又は、FDTDシミュレータ13の終了が、指示手段を通じて操作者によって指示されると、CPU10gは、ステップS105へ処理を進める。
〈角柱モデル〉
図4のステップS201において、ビアを角柱モデルで近似することが、操作者によって選択された場合、ステップS203及びS205によって、ビア71がモデル化され、その後、ステップS206において、複数のセル上に形成された歪な形状のビアモデルが、1個のセル上に形成された角柱状のビアモデルに近似される。本実施形態では、この近似において、角柱状の領域の中心軸に垂直な方向の大きさが、ビアの側面(円柱面)の断面形状である円に内接する四角形より大きく、その円に外接する四角形より小さくなるよう、調節される。このように、ビアモデルの断面形状の大きさについて、調節幅が定められる理由は、以下の通りである。
)では、角筒の断面形状における外側の四角形の一辺の長さは、スルーホールビアの外径と同じ0.15mmであり、内側の四角形の一辺の長さは、スルーホールビアの外径と同じ0.102mmである。図16(c)に示した例を、以下、モデル3と表記する。図16(d)は、図16(c)においてビアモデルの形状を角筒状から角柱状に変更した例を、示している。従って、図16(d)では、ビアモデルの断面形状における一辺の長さは、スルーホールビアの外径と同じ0.15mmとなっている。なお、図16(d)に示した例を、以下、モデル4と表記する。図16(e)は、図16(d)においてビアモデルの断面形状の一辺の長さを、スルーホールビアの外径と内径の中間値である0.126mmに変更した例を、示している。なお、図16(e)に示した例を、以下、モデル5と表記する。図16(f)は、図16(d)においてビアモデルの断面形状の一辺の長さを、スルーホールビアの内径である0.102mmに変更した例を、示している。なお、図16(f)に示した例を、以下、モデル6と表記する。図16(g)は、図16(d)においてビアモデルの断面形状の一辺の長さを、0.05mmに変更した例を、示している。なお、図16(g)に示した例を、以下、モデル7と表記する。
る。ここで、モデル4の断面形状の一辺の長さは、スルーホールビアの外径と同一の0.15mmであり、モデル6の断面形状の一辺の長さは、スルーホールビアの内径と同一の0.102mmである。ここで、0.15mmの円に内接する四角形の一辺の長さは、0.106mmになる。
本実施形態では、電源層とグランド層とのプレーン共振により放射される電磁波の解析に対しては、ビアのワイヤモデルへの近似が適しているとした。これは、プレーン共振では、プレーンの大きさにより特性が定まり、ビアをワイヤモデルに近似しても影響がないと考えられたからである。そこで、以下に、ワイヤモデルを評価する。
本実施形態によれば、多層プリント配線板の形状が定義された仮想空間に複数のセルを設定する場合に、プリント配線板と平行な面内においては、セルの節点が等間隔に配置される。このため、プリント配線板と平行な面内において、微細なセルが生成されることがなくなる。また、回路配線の縁を検出する処理も行わなくて済む。従って、プリント配線板の形状が定義された仮想空間の離散化と電磁界の強度の算出とに掛かる時間が低減されるようになる。
前述した本実施形態は、FDTDシミュレータ13が導入されたパーソナルコンピュータである。すなわち、前述した本実施形態は、ハードウエア要素とソフトウエア要素とを含むものであった。しかしながら、本発明の各態様の実施形態は、ハードウエア要素のみを含むシミュレーション装置であってもよい。
ートとしては、例えば、AND、OR、NOT、NAND、NOR、フリップフロップ、カウンタ回路がある。信号処理回路には、信号値に対し、例えば、加算、乗算、除算、反転、積和演算、微分、積分を実行する回路要素が、含まれていてもよい。アナログ回路には、信号値に対し、例えば、増幅、加算、乗算、微分、積分を実行する回路要素が、含まれていてもよい。
前述した本実施形態及び変形形態に関し、更に、以下の付記を開示する。
コンピュータに、
プリント配線板の導体層及び誘電体層に含まれる導体及び絶縁体の形状を仮想空間内に定義するデータを受け付ける受付手順、
前記仮想空間に複数のセルを設定する場合に、前記プリント配線板の厚さ方向においては導体層と誘電体層の境界面上に前記セルの節点を配置するとともに、前記プリント配線板と平行な面内においては前記セルの節点を等間隔に配置する設定手順、
前記仮想空間に設定された各前記セルに対し、自セルに多く包含される媒質の電気定数を付与する付与手順、及び、
前記電気定数が付与された各前記セルにおける電磁界の強度の時間的推移を算出する算出手順
を実行させるための電磁界シミュレータ。
前記算出手順において、前記電磁界の強度の時間的推移は、FDTD法に基づいて算出される
ことを特徴とする付記1記載の電磁界シミュレータ。
前記プリント配線板と平行な面における前記節点の間隔は、前記プリント配線板の導体層に含まれる導体に形成されている回路パターンにおける最も細い配線の幅に応じた所定値を越えない範囲の値に設定される
ことを特徴とする付記1又は2記載の電磁界シミュレータ。
前記所定値は、前記最も細い配線の幅の5/6である
ことを特徴とする付記3記載の電磁界シミュレータ。
前記節点の間隔は、前記所定値を越えない範囲で、かつ前記セルの個数を低減するように設定される
ことを特徴とする付記3又は4記載の電磁界シミュレータ。
前記セルの節点は、前記プリント配線板と平行な面のうちの選択された範囲において、等間隔に配置される
ことを特徴とする付記1、2、3、4又は5記載の電磁界シミュレータ。
前記プリント配線板と平行な面における選択された領域の外側において、前記セルの節点の間隔は、外側に向かって等比級数的に発散する
ことを特徴とする付記6記載の電磁界シミュレータ。
前記プリント配線板の厚さ方向における前記プリント配線板の外側において、前記セルの節点の間隔は、外側に向かって等比級数的に発散する
ことを特徴とする付記1、2、3、4、5、6又は7記載の電磁界シミュレータ。
前記プリント配線板の前記誘電体層には、円柱状又は円筒状のビアが含まれ、
前記付与手順において、前記ビアと同一の高さを有するとともに前記ビアの一部を包含する角柱状の領域が特定され、特定された角柱状の領域に含まれる全てのセルに対し、前記ビアの媒質の電気定数が付与される
ことを特徴とする付記1、2、3、4、5、6、7又は8記載の電磁界シミュレータ。
前記付与手順において、前記角柱状の領域の中心軸に垂直な断面の形状は、前記ビアの側面の中心軸に垂直な断面の形状である円に対して内接する四角形よりも大きく、前記円に対して外接する四角形よりも小さい
ことを特徴とする付記9記載の電磁界シミュレータ。
前記プリント配線板の前記誘電体層には、円柱状又は円筒状のビアが含まれ、
前記付与手順において、前記ビアの媒質を多く包含するセルに対し、絶縁体の電気定数が付与されるとともに、前記ビアの中心軸近傍に存在するセルの辺に対し、ゼロの電界強度が固定値として付与される
ことを特徴とする付記1、2、3、4、5、6、7又は8記載の電磁界シミュレータ。
プリント配線板の導体層及び誘電体層に含まれる導体及び絶縁体の形状を仮想空間内に定義するデータを受け付ける受付部、
前記仮想空間に複数のセルを設定する場合に、前記プリント配線板の厚さ方向においては導体層と誘電体層の境界面上に前記セルの節点を配置するとともに、前記プリント配線板と平行な面内においては前記セルの節点を等間隔に配置する設定部、
前記仮想空間に設定された各前記セルに対し、自セルに多く包含される媒質の電気定数を付与する付与部、及び、
前記電気定数が付与された各前記セルにおける電磁界の強度の時間的推移を算出する算出部
を備えることを特徴とする電磁界シミュレーション装置。
コンピュータが、
プリント配線板の導体層及び誘電体層に含まれる導体及び絶縁体の形状を仮想空間内に定義するデータを受け付ける受付手順、
前記仮想空間に複数のセルを設定する場合に、前記プリント配線板の厚さ方向においては導体層と誘電体層の境界面上に前記セルの節点を配置するとともに、前記プリント配線板と平行な面内においては前記セルの節点を等間隔に配置する設定手順、
前記仮想空間に設定された各前記セルに対し、自セルに多く包含される媒質の電気定数を付与する付与手順、及び、
前記電気定数が付与された各前記セルにおける電磁界の強度の時間的推移を算出する算出手順
を実行する
ことを特徴とする電磁界シミュレーション方法。
10a 出力デバイス
10b 操作デバイス
10f ストレージユニット
10g CPU
12 三次元CADデータ
13 FDTDシミュレータ
30e 電界計算点
30h 磁界計算点
51 回路配線モデル
52 回路配線モデル
61 回路配線
71 ビア
72 ビアモデル
73 ビアモデル
73 回路配線モデル
81 導体
82 マイクロストリップライン
91 導体
92 導体
Claims (8)
- コンピュータに、
プリント配線板の導体層及び誘電体層に含まれる導体及び絶縁体の形状を仮想空間内に定義するデータを受け付ける受付手順、
前記仮想空間に複数のセルを設定する場合に、前記プリント配線板の厚さ方向においては導体層と誘電体層の境界面上に前記セルの節点を配置するとともに、前記プリント配線板と平行な面内においては前記セルの節点を、前記プリント配線板の導体層に含まれる導体に形成されている回路パターンにおける最も細い配線の幅の5/6倍を越えない範囲の値で等間隔に配置する設定手順、
前記仮想空間に設定された各前記セルに対し、自セルに多く包含される媒質の電気定数を付与する付与手順、及び、
前記電気定数が付与された各前記セルにおける電磁界の強度の時間的推移を算出する算出手順
を実行させるための電磁界シミュレータ。 - 前記セルの節点は、前記プリント配線板と平行な面のうちの選択された範囲において、等間隔に配置される
ことを特徴とする請求項1記載の電磁界シミュレータ。 - 前記プリント配線板と平行な面における選択された領域の外側において、前記セルの節点の間隔は、外側に向かって等比級数的に発散する
ことを特徴とする請求項2記載の電磁界シミュレータ。 - 前記プリント配線板の厚さ方向における前記プリント配線板の外側において、前記セルの節点の間隔は、外側に向かって等比級数的に発散する
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の電磁界シミュレータ。 - 前記プリント配線板の前記誘電体層には、円柱状又は円筒状のビアが含まれ、
前記付与手順において、前記ビアと同一の高さを有するとともに前記ビアの一部を包含する角柱状の領域が特定され、特定された角柱状の領域に含まれる全てのセルに対し、前
記ビアの媒質の電気定数が付与される
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電磁界シミュレータ。 - 前記付与手順において、前記角柱状の領域の中心軸に垂直な断面の形状は、前記ビアの側面の中心軸に垂直な断面の形状である円に対して内接する四角形よりも大きく、前記円に対して外接する四角形よりも小さい
ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の電磁界シミュレータ。 - コンピュータに、
プリント配線板の導体層及び誘電体層に含まれる導体及び絶縁体の形状を仮想空間内に定義するデータを受け付ける受付手順、
前記仮想空間に複数のセルを設定する場合に、前記プリント配線板の厚さ方向においては導体層と誘電体層の境界面上に前記セルの節点を配置するとともに、前記プリント配線板と平行な面内においては前記セルの節点を等間隔に配置する設定手順、
前記仮想空間に設定された各前記セルに対し、自セルに多く包含される媒質の電気定数を付与する付与手順、及び、
前記プリント配線板の前記誘電体層には、円柱状又は円筒状のビアが含まれ、
前記付与手順において、前記ビアの媒質を多く包含するセルに対し、絶縁体の電気定数が付与されるとともに、前記ビアの中心軸近傍に存在するセルの辺に対し、ゼロの電界強度が固定値として付与され、
前記電気定数が付与された各前記セルにおける電磁界の強度の時間的推移を算出する算出手順を実行させるための電磁界シミュレータ。 - プリント配線板の導体層及び誘電体層に含まれる導体及び絶縁体の形状を仮想空間内に定義するデータを受け付ける受付部、
前記仮想空間に複数のセルを設定する場合に、前記プリント配線板の厚さ方向においては導体層と誘電体層の境界面上に前記セルの節点を配置するとともに、前記プリント配線板と平行な面内においては前記セルの節点を、前記プリント配線板の導体層に含まれる導体に形成されている回路パターンにおける最も細い配線の幅の5/6倍を越えない範囲の値で等間隔に配置する設定部、
前記仮想空間に設定された各前記セルに対し、自セルに多く包含される媒質の電気定数を付与する付与部、及び、
前記電気定数が付与された各前記セルにおける電磁界の強度の時間的推移を算出する算出部
を備えることを特徴とする電磁界シミュレーション装置。
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