JP5323589B2 - 容器兼用注射器 - Google Patents
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例えば特許文献1に記載の注射器によれば、シリンダの外周に係止された可撓性のセーフティーデバイスに圧力を加えて撓ませることで係止状態を解除し、該セーフティーデバイスを挟持した状態で注射針を上方に向けることによって、注射器本体が自重により下方に移動して、注射針がセーフティーデバイスによって覆われるように構成されている。
即ち、本発明に係る容器兼用注射器は、軸線に沿った円筒状をなし薬液が充填される外筒の前端側に、先端に注射針を装着した筒先が取り付けられるとともに、前記外筒の後端側に、フィンガーグリップが取り付けられた容器兼用注射器本体と、前記外筒の外周に摺動可能に装着される円筒形状をなし、先端方向に移動した際に前記注射針を覆うセーフティーデバイスを備えた容器兼用注射器において、前記筒先の一部が拡径して形成され、その前方側を向く端面が前部係合面とされるとともに、後方側を向く端面が後部係合面とされたデバイス係合部と、前記セーフティーデバイスの内周面に突設され、前記セーフティーデバイスが前記注射針の全域を覆う位置で前記前部係合面と係合し、前記セーフティーデバイスの後端方向への移動を阻止する戻り防止ストッパーと、前記セーフティーデバイスの内周面における前記戻り防止ストッパーよりも後方側に突設され、前記セーフティーデバイスが前記注射針の全域を覆う位置で前記後部係合面と係合し、前記セーフティーデバイスの先端方向への移動を阻止する外れ防止ストッパーとを備え、前記戻り防止ストッパーが、後方側に向かうにしたがって前記容器兼用注射器本体の径方向内側に傾斜するように形成されているとともに、前記外れ防止ストッパーが、前方側に向かうにしたがって前記容器兼用注射器本体の径方向内側に傾斜するように形成されており、前記戻り防止ストッパーの前記セーフティーデバイスの内周面からの高さが、前記外れ防止ストッパーの前記セーフティーデバイスの内周面からの高さよりも低く形成され、前記デバイス係合部が前記セーフティーデバイスの内側を後方から前方に向かって相対移動する場合に、前記デバイス係合部の前記前部係合面が前記外れ防止ストッパーの傾斜に当接することで、該外れ防止ストッパーの内周面及び前記戻り防止ストッパーの内周面が拡径し、前記戻り防止ストッパーの内周面の拡径量は前記外れ防止ストッパーの内周面の拡径量よりも小さく、前記デバイス係合部が前記セーフティーデバイスの内側を前方から後方に向かって相対移動する場合に、前記デバイス係合部の前記後部係合面が前記戻り防止ストッパーの傾斜に当接することで、該戻り防止ストッパーの内周面及び前記外れ防止ストッパーの内周面が拡径し、前記外れ防止ストッパーの内周面の拡径量は前記戻り防止ストッパーの内周面の拡径量よりも小さいことを特徴としている。
即ち、セーフティーデバイスを外筒の前方側から装着する際には、外れ防止ストッパーの傾斜がデバイス係合部の前部係合面に当接し、外れ防止ストッパーの内周面が撓んでデバイス係合部が通過可能な内径まで拡径させられる。これにより、デバイス係合部が外れ防止ストッパーを乗り越えて通過する。
また、外れ防止ストッパーの内周面の撓みは、戻り防止ストッパーの内周面にも影響を与え、該戻り防止ストッパーの内周面も拡径することになる。この際、戻り防止ストッパーは外れ防止ストッパーから離間した位置にあるため、戻り防止ストッパーの内周面の拡径量は外れ防止ストッパーの周囲の内周面の拡径量よりも小さなものとなる。ここで、戻り防止ストッパーの高さが外れ防止ストッパーの高さよりも低く形成されているため、外れ防止ストッパーの拡径量が戻り防止ストッパーの拡径量よりも小さくても、デバイス係合部が戻り防止ストッパーを乗り越えて通過することができる。
したがって、外れ防止ストッパーをデバイス係合部が通過可能な径に拡径させることによって、同時に戻り防止ストッパーもデバイス係合部が通過可能な径に拡径するため、外れ防止ストッパーと戻り防止ストッパーとがセーフティーデバイスの装着の妨げとなることなく、該セーフティーデバイスを容易に外筒の外周に装着することが可能となる。
また、戻り防止ストッパーの内周面の撓みは、外れ防止ストッパーの内周面にも影響を与え、該外れ防止ストッパーの内周面も拡径することになる。この際、外れ防止ストッパーは戻り防止ストッパーから離間した位置にあるため、外れ防止ストッパーの内周面の拡径量は戻り防止ストッパーの周囲の内周面の拡径量よりも小さなものとなる。しかしながら、外れ防止ストッパーの高さが戻り防止ストッパーの高さよりも高く形成されているため、外れ防止ストッパーをデバイス係合部が通過するためには、該外れ防止ストッパーの拡径量が戻り防止ストッパーの拡径量に比べて大きくなければならない。よって、外れ防止ストッパーの内径がデバイス係合部を通過させる程の径まで拡径することはないため、外れ防止ストッパーがデバイス係合部の後部係合面に係合し、セーフティーデバイスの後方への移動が阻止される。また、デバイス係合部が戻り防止ストッパーを乗り越えて通過した後には、戻り防止ストッパーが復元し、セーフティーデバイスの前方への移動が阻止される。これにより、セーフティーデバイスを容易に第1位置から第2位置に移動させつつも該第2位置に確実に固定することが可能となる。
図1に示すように、参考例に係る容器兼用注射器1は、軸線Oに沿って延びる容器兼用注射器本体10にセーフティーデバイス50が装着されて構成されており、セーフティーデバイス50を注射針から外れた第1位置に係脱可能に係止する第1保持手段と、セーフティーデバイス50を容器兼用注射器本体10の注射針37を覆う第2位置に係止する第2保持手段と、セーフティーデバイス50を第1位置から第2位置方向に向かって付勢するコイルスプリング(付勢手段)70と、第1保持手段による係止を解除するスライド部材(係止解除手段)80とを備えている。
なお、以下では、容器兼用注射器本体10の径方向を単に径方向と、先端側を前方と、後端側を後方と称することとする。
さらに、上記ルアーロック部34の内周面には、注射針37の針基を係止するためのロックネジ34aが形成されている。
嵌着部41は、その内周側が上記外筒20の後端部が嵌め込まれる嵌着孔42とされており、該嵌着部41の後端側には後方に向かって開口し嵌着部よりも小径をなす挿通孔43が形成されている。
また、該嵌着部41の後端外周部には、周方向に180°の間隔を空けて、かつ、軸線O方向の同一位置に、径方向外側に向かって略円柱状に突出する一対の係止凸部(係止部)44,44が形成されている。
さらに、この係合凸部44,44の直ぐ前方側の嵌着部41の外周面には、軸線Oを中心とした環状をなして前方側を向くスプリング当接段部41aが形成されている、このスプリング当接段部41aには、コイルスプリング70の後端部が当接する。
さらに、この一方側のフランジ面46の直線k2上、かつ、直線k1側の反対側寄り、即ち、径方向外側寄りの位置には、球面状に窪む係止凹部46aが形成されている。
セーフティーデバイス本体51の後端側部分は他の部分に比べて一段拡径しており、このように拡径することによりその内周面に形成された後方を望む段差部が、コイルスプリング70の先端側が当接するバネ受け部52とされている。
該戻り防止ストッパー54を軸線O方向両側から挟むようにして、一対のリング二次停止突起56a,56bが設けられている。
この一対のリング二次停止突起56a,56bのうち、前方側に位置するリング二次停止突起56aは、後方側に向かうに従って漸次径方向外側に拡径するように傾斜しており、後方側に位置するリング二次停止突起56bは、前方側に向かうに従って漸次径方向外側に拡径するように傾斜している。
また、前方側のリング二次停止突起56aのさらに前方側には、径方向外側に向かって突出したリング一次停止突起57が周方向に一定間隔空けて複数形成されている。
そして、このようにしてリング二次停止突起56aを乗り越えた押圧リング60は、その内周面でもって戻り防止ストッパー54の被押圧面を押圧し、これによって、図7に示すように、戻り防止ストッパー54が径方向内側に向かって突出する。なお、この際、押圧リング60は、前方側及び後方側がリング二次停止突起56a,56bに当接し、該押圧リング60の軸線O方向の移動が固定される。
この際、セーフティーデバイス50の後端側の拡径部分にはフィンガーグリップ40の嵌着部41に対して径方向に隙間を空けて外嵌され、この隙間部分に軸線O方向に伸縮可能とされた円筒状をなすコイルスプリング70が、その前端側をセーフティーデバイス本体51の内周側に形成されたバネ受け部52に、その後端側をフィンガーグリップ40の嵌着部41のスプリング当接段部41aにそれぞれ当接するようにして圧縮状態にて収納される。
また、セーフティーデバイス50の一対の係合板58,58の係合孔58b、58bにフィンガーグリップ40の係止凸部44,44がそれぞれ嵌め込まれ、係合板58,58と係止凸部44,44とが係止状態となる。これによって、フィンガーグリップ40に対してセーフティーデバイス50が固定されるため、上記コイルスプリング70を圧縮状態で収納することが可能となり、さらに、セーフティーデバイス50自体のコイルスプリング70の付勢力による移動が阻止される。
この貫通孔83は、他方側寄りに配置され、所定の内径D1を有する大径孔84と、該大径孔84から上記一方側に向かって所定の内径D2を維持したまま連続的に延びる小径スリット85とから構成されている。なお、小径スリット85の内径D2は、大径孔84の内径D1よりも小さなものとされている。
このプランジャロッド90は、図13に示すように、軸線Oに沿って延びるロッド部91を備えており、該ロッド部91の前端側に、ストッパーにねじ込まれて該ストッパーに連結されるねじ込み部94が設けられ、その後端側に、ストッパーを押し込む際に圧力をかける押し込み部95が設けられている。
また、上記ロッド部91は、互いに外径の異なる大径ロッド部92と小径ロッド部93とを有している。
また、この大径ロッド部92の外径d1は、上記スライド部材80の大径孔84の内径D1と等しいか僅かに小さく、かつ小径スリット85の内径D2よりも大きく形成されている。これにより、大径ロッド部92は、貫通孔83に対して、大径孔84に挿通可能かつ小径スリット85に挿通不能とされている。
小径ロッド部93は、図15に示すように、軸線Oに直交する断面形状が、略円形に対して、周方向等間隔の4箇所をL字状に切り欠いて形成された略十字状をなしている。
また、この小径ロッド部93の外径d2は、上記スライド部材80の小径孔85aの内径D2と同一か僅かに小さく形成されている。これにより、小径ロッド部93は、貫通孔83に対して、大径孔84と小径孔85aとの両方に挿通可能とされている。
そして、ロッド部91においては、図13に示すように、上記大径ロッド部92が大部分を占めるように軸線O方向に延びており、該大径ロッド部92の後端側に絞り込まれるようにして小径ロッド部93が形成されている。
一方、プランジャロッド90が最も前方に押し込まれてストッパが最前方に移動した注射完了時には、ロッド部91のうち小径ロッド部93がスライド部材80の貫通孔83を挿通した状態となる。
図16は注射前におけるフィンガーグリップ40及びスライド部材80を後方側から見た図である。この状態においては、スライド部材80が待機位置に配置されており、プランジャロッド90の大径ロッド部92がスライド部材80の貫通孔83の大径孔84を挿通している。この際、フィンガーグリップ40を持った状態でスライド部材80の操作板87を例えば親指で押すことによりスライド部材80を待機位置から解除位置側にスライドさせようとしても、プランジャロッド90の大径ロッド部92の外径d1が小径スリット85の内径D2よりも大きいために、大径ロッド部92を小径スリット85に挿通状態とすることができず、スライド部材80のスライド移動が妨げられる。したがって、この状態において、スライド部材80を解除位置にスライドさせることはできない。
これによって、係合板58の係合孔58bからフィンガーグリップ40の係止凸部44が外れ、これら係合板58と係止凸部44との係止状態、即ち、第1保持手段による係止状態が解除される。
したがって、注射完了時のみに、スライド部材80を待機位置から解除位置にスライドさせることができるため、注射前や動作時にセーフティーデバイス50が誤作動してしまうことを確実に防止することが可能となる。
即ち、セーフティーデバイス50を前方から容器兼用注射器本体10の外周に装着する際に、外れ防止ストッパー53の傾斜面53aが前部係合面31aに当接し、セーフティーデバイス50の内周を容易に撓ませることによって、外れ防止ストッパー53がデバイス係合部31を速やかに乗り越えることができる。また、この装着の際に、戻り防止ストッパー54を径方向内側に突出していない状態にしておくことができるため、該戻り防止ストッパー54がデバイス係合部31に当接することはない。よって、外れ防止ストッパー53及び戻り防止ストッパー54を備えようとも、セーフティーデバイスの装着を容易に行うことが可能となる。
本実施形態の容器兼用注射器2は、上記ハブルアーロック30及びセーフティーデバイス50以外の構成要素については参考例と同様とされている。したがって、図20〜25において、参考例と同様の構成要素には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、参考例と同様に、容器兼用注射器本体10の径方向を単に径方向と、先端側を前方と、後端側を後方と称することとする。
さらに、上記ルアーロック部104の内周面には、注射針37の針基を係止するためのロックネジ104aが形成されている。
また、デバイス係合部110の前方側を向く端面、即ち、デバイス係合部110と円筒基端部101との段差部は前部係合面110aとされ、後方側を向く端面が後部係合面110bとされている。これら前部係合面110a及び後部係合面110bは、外周面110cに対して直交している。
より詳細には、本実施形態においては、戻り防止ストッパー124の内周面120aからの高さが、外れ防止ストッパー123の内周面120aからの高さよりも低く形成されている。なお、複数の外れ防止ストッパー123の内周面120aからの高さはそれぞれ同一とされ、また、複数の戻り防止ストッパー124の内周面120aからの高さもそれぞれ同一とされている。
この際、該セーフティーデバイス120の後端側の拡径部分はフィンガーグリップ40の嵌着部41が径方向に隙間を空けて外嵌され、この隙間部分に、軸線O方向に伸縮可能とされた円筒状をなすコイルスプリング70が、圧縮された状態で、その前端側をセーフティーデバイス120の内周側に形成されたバネ受け部122に、その後端側をフィンガーグリップ40の嵌着部41のスプリング当接段部41aにそれぞれ当接するように収納される。
また、セーフティーデバイス120の一対の係合板128,128の係合孔128b、128bにフィンガーグリップ40の係止凸部44,44がそれぞれ嵌め込まれ、係合板128,128と係止凸部44,44とが係止状態となる。これによって、フィンガーグリップ40に対してセーフティーデバイス120が固定されるため、上記コイルスプリング70を圧縮状態で収納することが可能となり、さらに、セーフティーデバイス120自体がコイルスプリング70の付勢力によって移動することはない。
なお、セーフティーデバイス120が第1位置に位置している際には、該セーフティーデバイス120の係合板128の端部は、フィンガーグリップ40のフランジ面46よりも後方側に突出するように延びている。
また、スライド部材80のスライド移動は、フィンガーグリップ40を片手で持った状態で該フィンガーグリップ40を持った手の親指で容易に行うことができるため、片手のみの作業でもってセーフティーデバイス120を前方側に移動させることができる。従って、取扱い性に優れたセーフティーデバイス120を備えた容器兼用注射器2を提供することが可能となる。
図23(a)に示すように、上記装着の際には、容器兼用注射器本体10のハブルアーロック100のデバイス係合部110がセーフティーデバイス120の内側を後方から前方に向かって相対移動する。
この際、戻り防止ストッパー124は外れ防止ストッパー123から離間した位置にあるため、戻り防止ストッパー124の内周面の拡径量は外れ防止ストッパー123の周囲の内周面の拡径量よりも小さなものとなる。
ここで、戻り防止ストッパー124の高さが外れ防止ストッパー123の高さよりも低く形成されていることから、外れ防止ストッパー123の拡径量が戻り防止ストッパー124の拡径量よりも小さくても、図23(c)に示すように、デバイス係合部110が戻り防止ストッパー124を乗り越えて通過することができる。
図24(a)に示すように、セーフティーデバイス120を第1位置から第2位置に移動させる際には、容器兼用注射器本体10のハブルアーロック100のデバイス係合部110がセーフティーデバイス120の内側を前方から後方に向かって相対移動する。
また、戻り防止ストッパー124の位置における内周面120aの撓みは、戻り防止ストッパー124の位置における内周面120aにも影響を与え、該戻り防止ストッパー124の位置における内周面120aも拡径することになる。この際、外れ防止ストッパー123は戻り防止ストッパー124から離間した位置にあるため、外れ防止ストッパー123の位置における内周面120aの拡径量は戻り防止ストッパー124の位置における内周面120aの拡径量よりも小さなものとなる。
ここで、外れ防止ストッパー123の高さが戻り防止ストッパー124の高さよりも高く形成されているため、外れ防止ストッパー123をデバイス係合部110が通過するためには、該外れ防止ストッパー123の拡径量が戻り防止ストッパー124の拡径量に比べて大きくなければならない。
ところが、上述のように外れ防止ストッパー123の拡径量は戻り防止ストッパー124に比べて小さいため、外れ防止ストッパー123の位置における内周面120aがデバイス係合部110を通過させる程の径まで拡径することはなく、図24(c)に示すように、外れ防止ストッパー123がデバイス係合部110の後部係合面110bに係合し、デバイス係合部110の後方への相対移動、即ち、セーフティーデバイス120の前方への移動が阻止される。また、デバイス係合部110が戻り防止ストッパー124を乗り越えて通過した後には、戻り防止ストッパー124が復元し、デバイス係合部110の前方への相対移動、即ち、セーフティーデバイスの後方への移動が阻止される。したがって、セーフティーデバイス120が前端方向に進み過ぎて容器兼用注射器本体10から外れたり、後端方向に移動して注射針37が露出したりすることはない。
10 容器兼用注射器本体
20 外筒
37 注射針
100 ハブルアーロック
101 基端部
110 デバイス係合部
110a 前部係合面
110b 後部係合面
110c 外周面
120 セーフティーデバイス
122 バネ受け部
123 外れ防止ストッパー
123a 傾斜面
124 戻り防止ストッパー
124a 傾斜面
125 スリット
128 係合板(係合部)
128a 接続部
128b 係合孔
Claims (1)
- 軸線に沿った円筒状をなし薬液が充填され、ガラスからなる外筒の前端側に、先端に注射針を装着した筒先が取り付けられるとともに、前記外筒の後端側に、フィンガーグリップが取り付けられた容器兼用注射器本体と、
前記外筒の外周に摺動可能に装着される円筒形状をなし、先端方向に移動した際に前記注射針を覆うセーフティーデバイスとを備えた容器兼用注射器において、
前記筒先の一部が拡径して形成され、その前方側を向く端面が前部係合面とされるとともに、後方側を向く端面が後部係合面とされたデバイス係合部と、
前記セーフティーデバイスの内周面に突設され、前記セーフティーデバイスが前記注射針の全域を覆う位置で前記前部係合面と係合し、前記セーフティーデバイスの後端方向への移動を阻止する戻り防止ストッパーと、
前記セーフティーデバイスの内周面における前記戻り防止ストッパーよりも後方側に突設され、前記セーフティーデバイスが前記注射針の全域を覆う位置で前記後部係合面と係合し、前記セーフティーデバイスの先端方向への移動を阻止する外れ防止ストッパーとを備え、
前記戻り防止ストッパーが、後方側に向かうにしたがって前記容器兼用注射器本体の径方向内側に傾斜するように形成されているとともに、前記外れ防止ストッパーが、前方側に向かうにしたがって前記容器兼用注射器本体の径方向内側に傾斜するように形成されており、
前記戻り防止ストッパーの前記セーフティーデバイスの内周面からの高さが、前記外れ防止ストッパーの前記セーフティーデバイスの内周面からの高さよりも低く形成され、
前記デバイス係合部が前記セーフティーデバイスの内側を後方から前方に向かって相対移動する場合に、前記デバイス係合部の前記前部係合面が前記外れ防止ストッパーの傾斜に当接することで、該外れ防止ストッパーの内周面及び前記戻り防止ストッパーの内周面が拡径し、前記戻り防止ストッパーの内周面の拡径量は前記外れ防止ストッパーの内周面の拡径量よりも小さく、
前記デバイス係合部が前記セーフティーデバイスの内側を前方から後方に向かって相対移動する場合に、前記デバイス係合部の前記後部係合面が前記戻り防止ストッパーの傾斜に当接することで、該戻り防止ストッパーの内周面及び前記外れ防止ストッパーの内周面が拡径し、前記外れ防止ストッパーの内周面の拡径量は前記戻り防止ストッパーの内周面の拡径量よりも小さいことを特徴とする容器兼用注射器。
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