JP5316475B2 - 四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置 - Google Patents
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Description
Gxconst=Freq /Massv
として行うことができる。なお、Massvは車体質量である。
Floss=a×V2+b×V+c
もしくは
Floss=a×V2+c
によって演算される。なお、これらの式は実験式であって、上記の各係数a,b,cは実験的に求めておくことができ、またこれらは定数であってもよい。こうして求められた走行抵抗Flossを
Gxrl =Floss/Massv
によって走行抵抗分の加速度Gxrl に置き換える。
Gxref=Gxconst+Gxrl
によって目標前後加速度Gxrefが求められる。なお、アクセルペダルを踏み込まれている加速状態であることにより、その走行抵抗分Gxgroudをも考慮する場合には、
Gxref=Gxconst+Gxgroud+Gxrl
として目標前後加速度Gxrefを求めることができる。その走行抵抗分Gxgroudはアクセル開度や車速を引数としたマップとして予め用意しておくことができる。
khref=kh0+kh1×Gxref+kh2×Gxref2
で表される。この演算を行う制御例を図4にフローチャートで示してある。先ず、定常項である右辺第1項の値が算出される(ステップS20)。この右辺第1項は、定常円旋回時のスタビリティファクタ(図では、スタビリティファクタをkh と記してある)であるから、車両毎に設定した定数であってよく、あるいは車体速度Vを変数としたマップに基づいて求めてもよい。
γrefconst=V・δ/〔(1+khref・V2)L・n〕
の演算が行われる。ここで、Lはホイールベース、nはステアリングギヤ比である。
γref =γrefconst/(1+Ts)
の演算が行われる。ここで、Tは時定数であって、実験やシミュレーションによって予め定めた値を採用することができ、例えば車体速度Vに応じてマップで定めた値を採用することができる。また、sはラプラス演算子である。
γref =V・δ/〔(1+khrefdy・V2)L・n〕
したがって、
khrefdy=〔δ/(γref ・V・L・n)〕−(1/V2)
なお、分母が「0」になることを防止するために、車体速度Vや補正された目標ヨーレートγref の絶対値に下限を予め設定しておく。
khreal=〔δ/(γ・V・L・n)〕−(1/V2)
khreal=khrefdy
とされる。これは、実スタビリティファクタkhrealを求める式の分母に実ヨーレートγが分母に入っているので、分母が「0」になることを避け、あるいは実スタビリティファクタkhrealが実情とは大きく乖離した値となることを避けるためである。
Δkh=kh1×Gxcu +kh2×Gxcu2
となる。これをkh2について整理すると、
kh2=(Δkh−kh1×Gxcu)/Gxcu2
となる。
A=Lr・Kf , B=Lf・Kr
と置くと、
kh2=(W/4gμ2)×[(κ2/A)−(1−κ)2/B]
このkh2の式を、上記の実前後加速度Gxcu によるkh2の式に代入して整理すると、
(B−A)κ2+2Aκ−C=0
となる。ここで、Cは
C=AB{[4gμ2×(Δkh +kh1×Gxcu)]/(Gxcu2×W)}+A
4A2+4(B−A)C≧0
したがって
C≧−A/(B−A)
が条件となる。この式の上記の「C」の値を代入して偏差Δkh について整理すると、
Δkh≧[(W×Gxcu2)/4gμ2(LfKr−LrKf)]−kh1×Gxcu
となり、この右辺が制限値Δkhlimとなる(ステップS71)。
[(W×Gxcu2)/4gμ2(LfKr−LrKf)]−kh1×Gxcu=Δkhlim
Δkh=Δkhlim
とする。
Δkh=kh1×Gxcu +kh2×Gxcu2
を立てることができ、これをkh2について整理すると、
kh2=(Δkh−kh1×Gxcu)/Gxcu2
となることは前述したとおりである。また、偏差Δkh は、前述した(2)式から
kh2=(W/4gμ2)×[(κ2/A)−(1−κ)2/B]
となるので、これらの偏差Δkh についての二つの式から
(B−A)κ2+2Aκ−C=0
が得られる。これを前後駆動力配分比κについて解くと、
κ1={−A+[A2+C(B−A)]1/2}/(B−A)
κ2={−A−[A2+C(B−A)]1/2}/(B−A)
が得られる。
|κ_cu −κ1 |≧|κ_cu −κ2 |
が判断される。
Claims (5)
- 四輪駆動車における前後駆動力配分比を、その四輪駆動車のスタビリティファクタが目標値に追従して変化するように制御する四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置において、
目標とする前後加速度に基づいて前記スタビリティファクタの目標値を求める目標値設定手段と、
その目標値設定手段で求められた前記目標値とスタビリティファクタの実際値とに基づいてスタビリティファクタの補正量を求める補正量算出手段と、
その補正量算出手段で求められた前記差が小さくなるように前記前後駆動力配分比を設定する前後駆動力配分比設定手段と
を備え、
前記目標値設定手段は、前記四輪駆動車の駆動力要求量に基づいて目標前後加速度を求める目標前後加速度算出手段と、その目標前後加速度を変数とするスタビリティファクタについての2次方程式に基づいてスタビリティファクタの前記目標値を求める手段とを含む
ことを特徴とする四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。 - 前記補正量算出手段は、車体速度および実ヨーレートならびに操舵角度に基づいて実スタビリティファクタを求める手段と、その実スタビリティファクタとスタビリティファクタの前記目標値との偏差を求める手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
- 前記前後駆動力配分比設定手段は、スタビリティファクタの前記補正量を定数項とする前後駆動力配分比についての2次方程式の解として前後駆動力配分比を求める手段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
- 前記前後駆動力配分比についての2次方程式の解が虚数解とならないようにスタビリティファクタの前記補正量にガード処理を施すガード手段を更に備えていることを特徴とする請求項3に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
- 前記前後駆動力配分比設定手段は、前記前後駆動力配分比についての2次方程式の解のうち現在の前後駆動力配分比との差が小さい方の解に基づいて前記前後駆動力配分比を求める手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置。
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JP2010108976A JP5316475B2 (ja) | 2010-05-11 | 2010-05-11 | 四輪駆動車の前後駆動力配分比制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3144717B2 (ja) * | 1992-09-17 | 2001-03-12 | 富士重工業株式会社 | 4輪駆動車のトルク配分制御方法 |
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