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JP5311870B2 - 構造化文書変換装置、構造化文書変換方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

構造化文書変換装置、構造化文書変換方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、構造化文書変換装置、構造化文書変換方法、及びコンピュータプログラムに関し、特に、構造化文書を変換するために用いて好適なものである。
Microsoft社のオーペレーティングシステム(OS)としてMicrosoft Windows(登録商標)Vistaがある。Windows(登録商標)Vistaでは、新しいXML形式のドキュメントフォーマットであるXPS(XML Paper Specification)がサポートされている(非特許文献1を参照)。XPSドキュメントは、Fixed Document Sequenceと、Fixed Documentと、Fixed Pageの3つの階層を持ったドキュメントフォーマットで構成されるものある。夫々の階層のノードには、印刷属性を保持するためのXMLドキュメントであるプリントチケットを関連付けることが出来る(非特許文献2を参照)。Fixed Document Sequenceには、ジョブレベルのプリントチケットが関連付けられる。Fixed Documentには、ドキュメントレベルのプリントチケットが関連付けられる。Fixed Pageには、ページレベルのプリントチケットが関連付けられる。このようにXPSドキュメントでは、各階層のノード毎にプリントチケットを指定することができる。よって、XPSドキュメントのFixed Page毎に出力用紙サイズを変更したり、Fixed Document毎にステイプルの指定を変更したりするといったことが可能になる。
非特許文献1にもあるように、XPSドキュメントには、印刷時のスプールフォーマットや、PDL(Page Description Language)といった印刷制御言語という側面と、通常の文書ドキュメントという側面とがある。
具体的に、文書ドキュメントとしての側面に注目すると、Adobe社のPDFファイルのように、XPSドキュメントも、文書ドキュメントのフォーマットとして、各種文書の保存、再利用・公開、配布の用途で利用される。前述したようにXPSドキュメントにおいては、各階層のノード毎にプリントチケットを保持することができる。このため、印刷設定を関連付けたXPSドキュメントを作成し、XPSドキュメントを印刷設定(印刷属性)と共に配布するといった運用を行うことができる。
また、Windows(登録商標)Vistaのリリース以降、XPSドキュメントをPDLとして直接印刷することが可能な印刷装置も登場している。このような印刷装置がXPSドキュメントを印刷する形態として、XPSドキュメントを生成するプリンタドライバを使用した印刷形態が考えられる。さらには、作成、公開、配布されたXPSドキュメントを印刷装置に直接投入する印刷形態も考えられる。
このように、XPSドキュメントは、印刷設定データと描画データとを含んでおり、アプリケーション及び印刷装置の夫々で活用される。しかしながら、プリントチケットで示される印刷設定(印刷属性)の扱いに関しては、XPSドキュメントを処理する側に依存する。例えば、印刷装置においては、該印刷装置が処理できないようなプリントチケットは無視される。
また、プリンタドライバ或いはプリントユーティリティーが、印刷装置が処理できるように、処理できないプリントチケットを描画データに合成し、新たな印刷データを作成するという手法がある(例えば、特許文献1を参照)。
また、アプリケーションにおいて、文書ドキュメントの一部をコピーしたり編集したり際に、ノード毎に保持された印刷属性に優先順位を設定し、階層のノードに応じて、ノードに保持された印刷属性を置き換える手法がある(例えば、特許文献2を参照)。
XML Paper Specification : Overview、[online]、マイクロソフト、[平成20年3月14日検索]、インターネット<URL:http://www.microsoft.com/whdc/xps/default.mspx> PrintTicket and PrintCapabilities Support in Windows Print Drivers、[online]、平成18年2月6日、マイクロソフト、[平成20年3月14日検索]、インターネット<http://www.microsoft.com/whdc/device/print/XPSDrv_PrintTicket.mspx>(XPSDrv_PrintTicket.doc) 特開2007−164444号公報 特開2003−162519号公報
しかしながら、前記特許文献に示される手法では、印刷属性を加工して新たなドキュメントを生成しても、そのドキュメントが、ドキュメントを処理する側に非依存なドキュメントになる訳ではない。
特許文献1に示される手法では、文書ドキュメントに対して付加された印刷属性を印刷装置が処理できる形に当該文書ドキュメントを変更するものである。このようにすると、文書ドキュメントをそのまま当該印刷装置で印刷する場合には意図する体裁の出力が得られる。しかしながら、文書ドキュメントを機能が異なる印刷装置で印刷したり、汎用的なドキュメントとして全く異なるアプリケーションで文書ドキュメントの内容を確認したりすると、文書ドキュメントの体裁が異なってしまう場合がある。
特許文献2に示される手法では、特定のアプリケーションが、ノードに印刷属性が付加されているのを解釈し、処理に応じて優先順位をつけて階層毎に印刷属性の置換等を行う。しかしながら、生成された文書ドキュメントは、一般的なアプリケーションでも同様の体裁を維持できる訳ではない。特に、階層毎に印刷属性が付加される構造化文書においては、その文書ドキュメントの階層構造の全てを把握しないと適切に処理できない。
例えば、一般的なプリンタドライバの印刷設定画面においては、前述したFixed Document Sequenceに付加されたジョブレベルのプリントチケットのみを編集、加工することができる。そのため、カラー/モノクロ印刷の設定や印刷用紙サイズを設定する際は、ジョブレベルのプリントチケットを取得して加工することになる。ある特定のFixed Pageに付加されたページレベルのプリントチケットにモノクロ印刷という印刷属性が埋め込まれていても、そのページが印刷装置においてモノクロで処理されるかは保証されない。
また、一般的なアプリケーションにおいても、文書ドキュメントの構造を把握しなくても取得できるジョブレベルのプリントチケットのみを判断して、表示する用紙サイズ等を特定するものも多い。
XPSドキュメントが印刷用ドキュメントとして使用される場合、特定の印刷装置の機能を活用できるような印刷属性が作成される。しかしながら、それが文書ドキュメントとして活用されたり、異なる印刷装置に対する印刷用ドキュメントとして活用されたりすると、印刷の体裁が異なってしまうことがあり得る。このようなことは、XPSドキュメントを、様々なアプリケーション、様々な印刷装置で活用するユーザに、混乱を引き起こさせる虞がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、従来よりもユーザが利用し易い構造化文書データを提供することを目的とする。
本発明の構造化文書変換装置は、ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する構造化文書変換装置であって、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映手段と、前記反映手段により、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除手段とを有し、前記反映手段は、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であるか判別し、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であると判別された場合、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させ、前記削除手段は、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を削除することを特徴とする。
また、本発明の他の特徴とするところは、ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する構造化文書変換装置であって、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映手段と、前記反映手段により、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除手段と、前記下位の階層のノードの上位に位置するノードを複数に分割する分割手段と、前記分割手段により得られた複数のノードの夫々に、分割される前のノードに関連付けられていた印刷属性を関連付ける関連付け手段と、前記下位の階層のノードを、前記分割手段により得られた複数のノードの何れかの下位の位置に設定する設定手段とを有し、前記ツリー構造の最上位の階層にだけ、印刷属性が関連付けられている構造化文書データを作成することを特徴とする。
本発明の構造化文書変換方法は、ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する情報処理装置のための構造化文書変換方法であって、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップとを有し、前記反映ステップは、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であるか判別し、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であると判別された場合、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させ、前記削除ステップは、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を削除することを特徴とする。
また、本発明の他の特徴とするところは、ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する情報処理装置のための構造化文書変換方法であって、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップと、前記下位の階層のノードの上位に位置するノードを複数に分割する分割ステップと、前記分割ステップにより得られた複数のノードの夫々に、分割される前のノードに関連付けられていた印刷属性を関連付ける関連付けステップと、前記下位の階層のノードを、前記分割ステップにより得られた複数のノードの何れかの下位の位置に設定する設定ステップとを有し、前記ツリー構造の最上位の階層にだけ、印刷属性が関連付けられている構造化文書データを作成することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップとをコンピュータに実行させ、前記反映ステップは、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であるか判別し、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であると判別された場合、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させ、前記削除ステップは、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を削除することを特徴とする。
また、本発明の他の特徴とするところは、ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップと、前記下位の階層のノードの上位に位置するノードを複数に分割する分割ステップと、前記分割ステップにより得られた複数のノードの夫々に、分割される前のノードに関連付けられていた印刷属性を関連付ける関連付けステップと、前記下位の階層のノードを、前記分割ステップにより得られた複数のノードの何れかの下位の位置に設定する設定ステップとをコンピュータに実行させ、前記ツリー構造の最上位の階層にだけ、印刷属性が関連付けられている構造化文書データを作成することを特徴とする。
本発明によれば、ツリー構造の最上位の階層にだけ、印刷属性が関連付けられている構造化文書データを作成するので、従来よりもユーザが利用し易い構造化文書データを提供することができる。
以下に、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、情報処理装置の構成の一例を示す図である。
CPU101は、ROM102、RAM103、又は記憶装置105に格納されたプログラムに従って情報処理装置100全体の制御を行う。RAM103は、CPU101が各種処理を行う際のワークエリアとしても使用される。記憶装置105は、オペレーティングシステム(OS)115やアプリケーションソフトウェア112等を記録する。また、本実施形態の特徴の一つである印刷属性変換処理を行うための構造化文書変換用ソフトウェア113やプリンタドライバ114も、記憶装置105に格納される。キーボードやマウス等の入力機器は、入力I/F104を通じて、ユーザが情報処理装置100に対して各種指示を与えるためのデバイスである。出力I/F106は、データを外部に出力するためのインターフェースであり、例えば、モニタ110や印刷装置111に対してデータを出力する。印刷装置111は、ローカルI/Oのみならず、ネットワークを通して情報処理装置100に接続されていてもよい。また、情報処理装置100内の各部は、共通データバスであるシステムバス107に接続されており、システムバス107を通してデータのやりとりを行う。
図2は、印刷システムの構成の一例を示す図である。図2において、図1に示した情報処理装置に相当する機能を有するクライアント装置100a、100bと、プリントサーバ202と、印刷装置111a、111bとが、ネットワーク200を介して相互に通信可能に接続されている。
XPSドキュメントといった構造化文書は主にクライアント装置100にて生成される。また、生成された構造化文書は、クライアント装置100で活用されたり、ネットワーク200を通して他の装置に送られたりする。XPSドキュメントを印刷用ドキュメントとして使用する場合には、例えば、印刷装置111bの機能に応じた印刷属性(印刷設定)が付加されたXPSドキュメントが生成される。このXPSドキュメントは、例えば、クライアント装置100aにインストールされている"プリンタドライバや印刷データ生成アプリケーション等"により生成される。そして、印刷装置111bは、生成されたXPSドキュメントに対して、当該印刷装置111bの機能を活用して印刷処理を行うことにより、XPSドキュメントを紙に印刷する。
また、印刷装置111bの機能に応じた印刷属性が付加されたXPSドキュメントを、印刷装置111bよりも低機能である印刷装置111aに送り、印刷装置111aがXPSドキュメントに対して印刷処理を行うこともできる。このような場合には、通常、印刷装置111aは、XPSドキュメントに付加されている印刷属性のうち、印刷装置111aが所持していない機能を無視して、XPSドキュメントに対して印刷処理を行う。このようにすると、同じXPSドキュメントを異なる印刷装置で印刷した場合に、出力される体裁が異なることがあり得ることを意味する。
一方、XPSドキュメントを文書ドキュメントとして使用する場合には、例えばクライアント装置100aにインストールされているアプリケーションソフトウェア112によってXPSドキュメントを作成し、ROM102や記憶装置105に保存する。そして、クライアント装置100aは、作成したXPSドキュメントを、例えば、クライアント装置100bに転送、配布、公開する。クライアント装置100bは、クライアント装置100aで転送、配布、公開されたXPSドキュメントを、アプリケーションソフトウェア112を使って表示・編集することができる。その際、アプリケーションソフトウェア112が印刷属性をどのように活用するかは、そのアプリケーションソフトウェア112の機能に依存する。したがって、同じXPSドキュメントであっても、当該XPSドキュメントを扱うアプリケーションソフトウェア112によって、体裁が異なって表示されたり、付加されている印刷属性が削除されたりしてしまうことがある。
XPSドキュメントを、印刷用ドキュメント及び文書ドキュメントの両方として使用する場合もある。例えば、クライアント装置100aで生成した"印刷装置111b用の印刷属性を付加したXPSドキュメント"をプリントサーバ202に格納する場合に、XPSドキュメントを、印刷用ドキュメント及び文書ドキュメントの両方として使用することがある。
クライアント装置100a、100bは、アプリケーションソフトウェア112を利用してプリントサーバ202に格納されたXPSドキュメントにアクセスする。更に、印刷装置111a、111bが、プリントサーバ202に格納されたXPSドキュメントにアクセスし、そのXPSドキュメントを印刷装置111a、111bで印刷するプルプリントといわれる処理も行われる。
以上のような場合にも、同じXPSドキュメントでありながら、アプリケーションソフトウェア112によって異なる体裁で表示がなされたり、印刷装置111a、111bによって出力結果の体裁が異なったりする場合がある。
本実施形態による印刷属性変換処理は、これらの体裁の異なりを防ぐものである。例えば、クライアント装置100aで作成された"印刷装置111bの印刷属性を含むXPSドキュメント"に対して、本実施形態による印刷属性変換処理をクライアント装置100aで行う。そして、印刷属性変換処理を行ったXPSドキュメントを、印刷装置111aで印刷したり、クライアント装置100bに配布・公開したり、プリントサーバ202に格納したりする。このようにすることで、出力されるXPSドキュメントの体裁が、アプリケーションソフトウェア112や印刷装置111a、111bによって異なってしまうことを防ぐことができる。
図3は、構造化文書の一例であるXPSドキュメントの概念の一例を示す図である。
図3において、Fixed Document Sequence301をジョブ、Fixed Document302をドキュメント、Fixed Page303をページと理解するとよい。このようにXPSドキュメントは、ツリー構造を有し、ツリーの各ノードに、Fixed Document Sequence301、Fixed Document302、Fixed Page303が与えられている。
XPSドキュメントには、非特許文献1に示される通り、Fixed Document Sequence301が必ず1つだけ存在する。そして、Fixed Document Sequence301は、複数のFixed Document302a、302bを保持する。更に各々のFixed Document302a、302bは、複数のFixed Page303a〜303b、303c〜303dを保持する。また、これら任意のFixed Document Sequence301、Fixed Document302、Fixed Page303には、各々印刷属性(印刷設定)を関連付けることができる。この印刷属性のことをプリントチケットと呼ぶ。
ここで、Fixed Document Sequence301に関連付けられた印刷属性を含むデータをジョブレベルプリントチケット304と呼ぶ。また、Fixed Document302に関連付けられた印刷属性を含むデータをドキュメントレベルプリントチケット305と呼ぶ。また、Fixed Page303に関連付けられた印刷属性を含むデータをページレベルプリントチケット306と呼ぶ。ジョブレベルプリントチケット304は、ジョブ全体に関わる印刷属性を設定する。ドキュメントレベルプリントチケット305は、夫々のドキュメントに関わる印刷属性を設定する。ページレベルプリントチケット306は、夫々のページに関わる印刷属性を設定する。
図4及び図5は、ジョブレベルプリントチケット304、ドキュメントレベルプリントチケット305、ページレベルプリントチケット306に記述されている印刷属性をXPSドキュメントに関連付ける際に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。図4及び図5に示す印刷設定画面は、例えば、クライアント装置100a、100bのモニタ110に表示される。
図4は、ジョブ全体の印刷属性を設定する際に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。
図4に示す印刷設定画面400は、主にジョブレベルプリントチケット304の加工を行う際に、アプリケーション、プリンタドライバ、プリントユーティリティーによって呼び出され、使用される。具体的に説明すると、印刷設定画面400は、印刷属性が付加されていないXPSドキュメントに印刷属性を付加したり、印刷属性を編集したりする際に呼び出され、使用される。
図4に示す印刷設定画面400においては、ユーザによるキーボード108やポインティングデバイス109の操作に基づく"フィニッシング処理の設定"が行われる。この設定に従い、ジョブレベルプリントチケット304が生成され、Fixed Document Sequence301に関連付けられる。例えば、フィニッシング処理としては、片面・両面処理、ステイプル処理、ソート処理、パンチ処理、穴あけ処理、製本処理等がある。
同様に、印刷設定画面400において、「ページ設定」タブ、「給紙」タブ、「印刷品質」タブが選択された場合には、選択されたタブに応じた印刷設定画面が表示される。そして、印刷設定画面で設定された内容が、ジョブレベルプリントチケット304に反映される。
次に、1つのジョブの中で、一部のページ、或いはドキュメントを含む一部のページ範囲にのみ、ジョブ全体に対する設定とは異なる設定(基本設定とは異なる設定)を行う場合の一般的な方法について説明する。このような、一部のページ、或いはドキュメントを含む一部のページ範囲のみを、ジョブ全体とは異なる設定にすることを、"ページ例外設定を行う"とも言う。ここで、ページ例外設定は、図4に示した印刷設定画面400において、「特殊設定」タブが選択された場合に表示される印刷設定画面にて設定される。設定された内容は、ドキュメントレベルプリントチケット305や、ページレベルプリントチケット306に反映される。
図5は、「特殊設定」タブが選択された場合に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。
図5に示す印刷設定画面500は、「ページ設定」タブ、「仕上げ」タブ、「給紙」タブ、「印刷品質」タブが選択されることにより表示される印刷設定画面を用いてジョブ全体に対して設定した印刷属性とは別の印刷属性を設定するためのものである。具体的に図5に示す印刷設定画面500は、特定のページ或いは特定のページ範囲に対して、ジョブ全体の設定とは異なる印刷属性を設定するためのシートである。このシートにおいて、ボタン501は、本文データとは別に表紙や裏表紙を設定するためのボタンである。ボタン502は、本文データとは別に挿入する用紙を設定するためのボタンである。ボタン503は、特定のページ或いは特定のページ範囲に対して、ジョブ全体の設定とは異なる設定を行うためのボタンである。また、リスト504は、これらのボタン501〜503が押下されることにより設定された"ジョブ全体の設定とは異なる項目"をリスト表示するためのものである。図5に示す例では、リスト504は、左の列から、設定対象となっているページ或いはページ範囲を示す欄と、設定の項目を示す欄と、設定の内容を示す欄とを表示している。尚、この表示は一例を示したものであり、他の形式、項目をリスト504に表示しても構わない。
また、ユーザの操作によりリスト504に列挙される特殊設定群について、隣接するページ或いはページ範囲が同じ設定になった場合、それらを結合するために、リストの結合ボタン505が用意されている。ユーザは、特殊設定が表示されているリスト504の中から、ページ或いはページ範囲が隣接する設定であって、結合したい設定を選択した後に、このリストの結合ボタン505を押下する。そうすると、選択された設定が結合される。
また、ユーザの操作によりリスト504に列挙される特殊設定群について、設定を削除するために削除ボタン506が用意されている。ユーザは、特殊設定が表示されているリスト504の中から削除したい設定を選択した後に、この削除ボタン506を押下する。そうすると、選択された設定が削除される。
また、ユーザの操作によりリスト504に列挙される特殊設定群について、設定の内容を変更するために設定ボタン507が用意されている。ユーザは、特殊設定が表示されているリスト504の中から変更したい設定を選択した後に、この設定ボタン507を押下する。そうすると、選択された設定の変更が可能となる。
以上のようにして行われる設定に従って、ドキュメントレベルプリントチケット305或いはページレベルプリントチケット306が生成され、Fixed Document302或いはFixed Page303に関連付けられる。
このようにして、図3に示したXPSドキュメントの各階層にプリントチケットが関連付けられ、印刷属性が付加されることになる。
図6は、印刷属性が付加されたXPSドキュメントを一般的なアプリケーションソフトウェアが処理する際の処理の流れを概念的に示す図である。
ここで、一般的なアプリケーションソフトウェアとは、図4及び図5に示した印刷設定画面を表示するアプリケーションやプリンタドライバのように、XPSドキュメントの内部構造を解析し、階層毎に関連付けられた印刷属性を把握、処理するようなものでない。すなわち、ここで言うアプリケーションソフトウェアとは、XPSドキュメントを文書ドキュメントとして扱うものである。例えば、XPSドキュメントの中身を表示するものであったり、XPSドキュメントを一度アプリケーションの内部文書フォーマットに変換したりするものが挙げられる。また、ページ単位で印刷属性を切り替えられない、或いは特定の印刷属性にしか印刷属性を切り替えられない印刷装置による印刷処理も前記一般的なアプリケーションソフトウェアと同様であると言える。
このような一般的なアプリケーションソフトウェアでは、階層毎のXPSドキュメント601を処理する際に、XPSドキュメント601を取得する(ステップS602)。次に、取得したXPSドキュメント601の文書構造を解析する(ステップS603)。その際、一つしか存在しないFixed Document Sequence301については容易に解析することができる。この解析の結果、Fixed Document Sequence301に関連付けられているジョブレベルプリントチケット304の抽出を行う(ステップS604)。
次に、抽出したジョブレベルプリントチケット304に設定されている印刷属性を用いてXPSドキュメント601の表示といったXPSドキュメント601の活用を行う(ステップS605a)。または、印刷属性の加工用のユーザインターフェース606を用いて、ジョブレベルプリントチケット304の加工を行う(ステップS605b)。
その後、処理されたXPSドキュメント609の保存を行う(ステップS606)。このとき、ドキュメントレベルプリントチケット305やページレベルプリントチケット306は、削除されたり、XPSドキュメント601に付加されていたのと同様のままにされたりすることが多い。このようにすると、XPSドキュメントはそれを活用するアプリケーションソフトウェアに依存した体裁となってしまう。このようなことは印刷装置でも同様に起こり得る。例えば、ジョブレベルプリントチケット304以外のプリントチケットを解釈する印刷装置と、ジョブレベルプリントチケット304のみを解釈する印刷装置とでは出力結果の体裁が異なる。
図7は、構造化文書変換用ソフトウェア113の機能構成の一例を示す図である。構造化文書変換用ソフトウェア113は、図7に示す各ブロックにより印刷属性変換方法を実現する。
本実施形態の構造化文書変換用ソフトウェア113では、XPSドキュメントを解析し、各階層に印刷属性が関連付けられているXPSドキュメントを、最上位の階層だけに印刷属性が関連付けられているXPSドキュメントに変換し、それを保存する。ただし、図1に示すアプリケーションソフトウェア112が、XPSドキュメントを読み出し、それを活用する前や後に、構造化文書変換用ソフトウェア113が行う処理と同じ処理を行ってもよい。また、プリンタドライバ114が、印刷データを生成する前に、構造化文書変換用ソフトウェア113が行う処理と同じ処理を行ってもよい。更に、プリントサーバ202や印刷装置111でも、構造化文書変換用ソフトウェア113が行う処理と同じ処理を行ってもよい。
構造化文書変換用ソフトウェア113のXPSドキュメント取得・構造解析部702は、XPSドキュメント701を取得し、それの構造を解析する。XPSドキュメント701の構造の解析は、非特許文献1に記載されている手法に従って行われる。図8は、XPSドキュメント701の構造の一例を示す図である。その結果、XPSドキュメント取得・構造解析部702は、XPSドキュメント701が図8に示すような階層構造であると解釈する。
次に、二階層グループ化処理部703は、解析された構造を元に、連続する2つの階層(1つのノードを含む上位層と、当該上位層の下位に位置する1つ以上のノードを含む下位層)との組み合わせでグループ化を行う。図8に示す例では、上位層に、Fixed Document802が含まれ、下位層に、Fixed Page1からFixed PageNのN(Nは自然数)個のFixed Page803、804が含まれるグループ1が形成される。また上位層に、Fixed Document805が含まれ、下位層に、Fixed Page1からFixed PageLのL(Lは自然数)個のFixed Page806、807が含まれるグループ2が形成される。更に上位層に、Fixed Document Sequence801が、下位層に、Fixed Document1からFixed DocumentMのM(Mは自然数)個のFixed Document802、805が含まれるグループ3が形成される。
このようにグループ化された2つの階層(上位層、下位層)に対して、印刷属性抽出処理部704は、印刷属性(プリントチケット)を抽出する。プリントチケットは、Fixed DocumentやFixed Pageといった各パーツに、最大1つ関連付けられる。そのため、例えば、図8のグループ1の上位層のプリントチケットとして、Fixed Document802に関連付けられたドキュメントレベルプリントチケット809が1つ抽出される。一方、Fixed Page1からFixed PageNのN個のFixed Page803、804が存在するため、グループ1の下位層のプリントチケットとしては、最大N個のページレベルプリントチケット810、811が抽出される。尚、以下の説明では、必要に応じて、上位層に関連付けられたプリントチケットを上位層印刷属性と称し、下位層に関連付けられたプリントチケットを下位層印刷属性と称する。
印刷属性抽出処理部704により、上位層印刷属性と下位層印刷属性とが抽出されると、下位層印刷属性排除処理部705は、下位層印刷属性を排除する。この下位層印刷属性排除処理部705の具体的な処理の内容については、図9を参照しながら後述する。
最上位印刷属性XPSドキュメント変換処理部706は、二階層グループ化処理部703、印刷属性抽出処理部704、下位層印刷属性排除処理部705の繰り返しを指示し、最終的に最上位の階層にのみ印刷属性が存在するXPSドキュメントを作成する。図8のグループ1において、印刷属性抽出処理部704で抽出された下位層の印刷属性であるページレベルプリントチケット810、811が下位層印刷属性排除処理部705で排除されると、ドキュメントレベルプリントチケット809のみが存在することになる。同様にグループ2においては、ドキュメントレベルプリントチケット812のみ存在することになる。更にグループ3にて同様の処理を行うと、下位層印刷属性であるドキュメントレベルプリントチケット809、812が排除され、ジョブレベルプリントチケット808(最上位の階層の印刷属性)のみが残る。このようにして最上位印刷属性XPSドキュメント変換処理部706は、最上位の階層のみの印刷属性(ジョブレベルプリントチケット808)を有するXPSドキュメント707(構造化文書)を生成して記憶する。
図9は、下位層印刷属性排除処理部705の詳細な構成の一例を示すブロック図である。
図7の印刷属性抽出処理部704にて、1つの上位層印刷属性及び1つ以上の下位層印刷属性が抽出されると、下位層印刷属性比較処理部901は、下位層印刷属性が複数あるか否かを判定する。そして、下位層印刷属性が複数ある場合、下位層印刷属性比較処理部901は、それら複数の下位層印刷属性の中身を比較する。
図10は、印刷属性を記述しているプリントチケットの構成の一例を示す図である。
図10に示すように、XPSドキュメントの印刷属性であるプリントチケット1000は、XMLファイルとして存在しており、1つのPrintTicketタグ1001の中に、機能を示すFeatureタグ1002a〜1002gが複数存在する。Featureタグ1002a〜1002gの中に存在するOptionタグ1003a〜1003gが、現在のFeatureで示される機能の設定値となる。図10に示すプリントチケット1000では、解像度が600dpi、印刷方法は両面印刷、ページサイズはA4、レイアウトは2in1等という印刷属性であることを示している。
下位層印刷属性比較処理部901では、複数の下位層印刷属性のFeature及びOptionの比較を行う。具体的に下位層印刷属性比較処理部901は、全ての下位層印刷属性で共通のOptionを持つFeatureは何か、幾つかの下位層印刷属性で異なるOptionを持つFeatureは何かを抽出する。
下位層印刷属性排除処理判断部902は、下位層印刷属性比較処理部901で抽出されたFeatureに対して、どのような排除処理を行うかを判断する。本実施形態では、Featureに対する排除方法として、上位層反映手法911、単純削除手法912、上位層分割手法913、描画反映手法914が存在する。
上位層反映手法911では、まず、下位層Feature上位層反映処理部906は、下位層印刷属性のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を上位層印刷属性に反映させる。そして、下位層Feature削除部903は、下位層Feature上位層反映処理部906により上位層印刷属性に反映される前の元のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を下位層印刷属性から削除する。
単純削除手法912では、下位層Feature削除部903が、下位層Feature上位層反映処理部906における処理とは無関係に下位層のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を単純に削除する。
上位層分割手法913では、まず、上位層分割処理部904が、元々は1つである上位層のノードを複数に分割し、分割した複数の上位層のノードの夫々に上位層印刷属性を付け加える。次に、下位層Feature上位層反映処理部906は、それら付け加えた複数の上位層印刷属性に、下位層印刷属性のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を反映させる。最後に、下位層Feature削除部903は、下位層Feature上位層反映処理部906により反映された下位層のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を下位層印刷属性から排除する。上位層分割手法913の具体的な処理に関しては後述する。
描画反映手法914では、まず、下位層Feature描画反映部905が、Featureタグ1002の機能をFixed Page等に記載されている描画データに反映させる。次に、下位層Feature削除部903は、下位層Feature描画反映部905で反映された下位層のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を下位層印刷属性から削除する。描画反映手法914の具体的な処理に関しても後述する。
下位層印刷属性排除処理判断部902は、これら4つの手法911〜914の何れで下位層印刷属性を排除するかを、各Featureの分類や、事前に設定されている内容(リスト)や、ユーザインターフェースを用いたユーザからの指定等に基づいて判断する。
図11は、複数の下位層印刷属性1101に存在する各Featureの分類方法の一例を示す図である。
下位層印刷属性比較処理部901は、XPSドキュメントから抽出した"全ての下位層印刷属性1101a〜1101d"が共通のOptionを持つFeatureを共通Feature1102として分類する。一方、共通のOptionを持っていないFeatureに関しては、下位層印刷属性排除処理判断部902が、描画反映可能Feature1103なのかその他のFeature1104なのかを分類する。描画反映可能Feature1103の具体例については図12を参照しながら後述する。
下位層印刷属性排除処理判断部902は、その他のFeature1104に分類したFeatureを、更に上位層反映Feature1105及び削除Feature1106の何れかに分類する。この分類は、例えば、予め設定された内容(リスト)や、ユーザインターフェースを用いたユーザからの指定等に基づいて行われる。
図12は、描画データに反映できるFeatureとできないFeatureの一例を示す図である。図12に示す機能リスト1200は、下位層印刷属性排除処理判断部902が保持しており、共通のOptionを持っていないFeatureを、描画反映可能Feature1103及びその他のFeature1104の何れかに分類する際に参照される。
図12に示すFeatureは、Microsoft社がPublic Featureとして定義したものであり、夫々のFeatureやOptionに関しては非特許文献2に記載されている。更に、Private Featureとして印刷装置のベンダ等によって独自に定義されるFeatureが機能リスト1200に含まれることもある。
描画データに反映できるものの例としては、ポスター印刷Featureのように夫々の描画オブジェクトの座標を変更するものが挙げられる。この他、カラー設定Featureや入力カラープロファイルFeatureのように描画オブジェクトの色を変更するものや、スタンプ(ウォーターマーク)Featureのように描画オブジェクトを追加するもの等も挙げられる。一方、描画データに反映できないものとしては、印刷装置の給紙位置の指定や出力品質といった印刷装置に依存したもの等が挙げられる。
下位層印刷属性排除処理判断部902は、図12に示す機能リスト1200に、描画に反映できるものとして登録されているFeatureを、描画反映可能Feature1103として分類する。
図13は、上位層反映Feature1105にするFeatureの一例を示す図である。図13に示す機能リスト1300は、下位層印刷属性排除処理判断部902が保持しており、その他のFeature1104に分類したFeatureを、上位層反映Feature1105及び削除Feature1106の何れかに分類する際に参照される。
本実施形態では、バインディング設定Featureやコレート設定Featureのように削除すると印刷体裁が異なるようなFeatureを主に機能リスト1300に挙げている。その他のFeature1104に分類したFeatureのうち、機能リスト1300に挙がっているFeatureは上位層反映Feature1105に、挙がっていないFeatureは削除Feature1106に分類される。尚、機能リスト1300に基づく分類に応じてその他のFeature1104に分類したFeatureを削除Feature1106に分類する前に、分類した結果をユーザインターフェースによってユーザに確認させ、必要に応じて修正させるのが好ましい。
図14は、分類した各Featureに対する排除方法の一例を示す図である。この排除方法は、下位層印刷属性排除処理判断部902によって判断される。
図14において、共通Feature1102に分類されたFeatureに対しては、上位層の印刷属性にFeatureタグ1002をそのまま反映させる上位層反映手法911を適用する。この場合にはXPSドキュメントの体裁を一切崩さないので、無条件で実施できる。
削除Feature1106に分類されたFeatureに対しては、下位層の印刷属性の該当するFeatureタグ1002を単純に削除する単純削除手法912を適用する。
上位層反映Feature1105に分類されたFeatureに対しては、上位層分割手法913を適用し、描画反映可能Feature1103と分類されたFeatureに対しては、描画反映手法914を適用する。尚、描画反映手法914を適用できるFeatureに関しては上位層分割手法913や単純削除手法912を採用することもできる。また、上位層分割手法913を適用できるFeatureに関しては、単純削除手法912を採用することもできる。
図15は、描画反映手法914の概要の一例を示す図である。
下位層のプリントチケットにおいて描画反映可能Feature1103に該当するFeatureは、描画反映手法914により描画データに反映される。そして、下位層Feature描画反映部905は、当該Featureを下位層のプリントチケットから削除する。
例えば、印刷属性変換前のFixed Page1701は描画が一切ないFixed Pageである。一方、Fixed Page1701に関連付けられた"印刷属性変換前のPrintTicket1702"は、StampというFeatureを有し、社外秘という名称を出すような印刷属性になっている。
このFixed Page1701及びPrintTicket1702を、印刷属性を考慮するアプリケーションソフトウェアで表示したり、印刷属性を考慮する印刷装置で印刷したりすると、社外秘とだけ記載された表示・印刷結果1705が得られる。ここで、このStampというFeatureが描画反映可能Feature1103に割り当てられると、描画反映手法914により、印刷属性変換後のFixed Page1703が得られる。すなわち、<Glyphs>、</Glyphs>といった描画のタグが追加され、描画の内容として「社外秘」と記載されるFixed Page1703が得られる。これと同時に、印刷属性変換前のPrintTicket1702からStampというFeatureが削除され、印刷属性変換後のPrintTicket1704が得られる。このFixed Page1703及びPrintTicket1704による表示・出力結果1706は、表示・印刷結果1705と一致し、社外秘とだけ記載されたものとなる。
このようにすれば、上位層の印刷属性を変更することなく、下位層の印刷属性を排除することが出来る。ただし、描画データに印刷属性を反映できるFeatureは限定されており、それらは、例えば、図12で示したものとなる。
図16は、下位層Feature描画反映部905の構成の詳細の一例を示す図である。
図16において、描画反映Feature取得部1801は、描画反映可能Feature1103を受け取る。そうすると、該当FixedPage取得部1802は、描画反映可能Feature1103が格納されている下位層の印刷属性と関連付けられ、且つ描画オブジェクトが格納されているFixed Pageを取得する。また、描画反映内容確定部1803は、描画反映可能Feature1103と、図12に示した機能リスト1200とを用いて、描画加工方法を特定する。該当FixedPage更新部1804は、この描画加工方法に従って、Fixed Pageの描画データ(描画オブジェクト)を変更する。この描画加工方法としては、例えば、夫々の描画オブジェクトの色を印刷属性に沿って加工することや、夫々の描画オブジェクトの座標を印刷属性に沿って加工することや、描画オブジェクトを追加又は変更すること等が挙げられる。夫々の印刷属性によって描画加工方法は異なる。例えば、倍率設定という描画反映可能Feature1103を描画オブジェクトに反映させる場合、該当FixedPage更新部1804は次の処理を行う。まず、該当FixedPage更新部1804は、Fixed Pageに格納されている描画オブジェクトを<Canvas>、</Canvas>といったタグで囲む。次に、該当FixedPage更新部1804は、描画オブジェクトに対して、<Transform>、</Transform>といったタグを使って倍率を指定する。また、入力カラープロファイルという描画反映可能Feature1103を描画オブジェクトに反映させる場合、該当FixedPage更新部1804は、次の処理を行う。すなわち、該当FixedPage更新部1804は、描画反映可能Feature1103で指定されているICCプロファイルを全ての描画オブジェクトに反映させる。尚、印刷属性の描画反映方法の内容は、以上のようなものに限定されない。
図17は、上位層分割手法913の概要の一例を示す図である。
下位層のプリントチケットにおいて上位層反映Feature1105に該当するFeatureは、上位層分割手法913により排除される。
図17に示すグループ1は、図8に示したグループ1の二階層を示すものである。図17において、Fixed Page803に関連付けられたページレベルプリントチケット810と、Fixed Page804に関連付けられたページレベルプリントチケット811とにFeatureが存在する。このFeatureのうち、共通Feature1102でも、削除Feature1106でも、描画反映可能Feature1103でもなく、排除できないFeatureが残ったとする。この場合、グループ1の上位層及び下位層のノードのうち、本来一つであった上位層のノードを分割する。
具体的に説明すると、例えば、上位層分割処理部904は、Fixed Document802から、Fixed Document1901とFixed Document1905とを生成する。そして、上位層分割処理部904は、構造化により上位層に関連付けられる下位層を分ける。すなわち、上位層分割処理部904は、Fixed Document1901の下位層としてFixed Page803を設定し、Fixed Document1905の下位層としてFixed Page804を設定する。
また、下位層Feature上位層反映処理部906は、分割前のFixed Document802に関連付けられたドキュメントレベルプリントチケット809を、Fixed Document802の分割数だけ複製する。そして、下位層Feature上位層反映処理部906は、Fixed Document1901、1905に、複製したドキュメントプリントチケット1904、1908を個別に関連付ける。ここで、下位層の印刷属性であるページレベルプリントチケット810、811やFixed Page803、804に関しては変更を行わない。
このような構造において、再度、上位層が1つ、下位層が1つ又は複数の2つの階層からなるグループを生成し、そのグループの夫々において、下位層の印刷属性の削除を行う。この場合における下位層の印刷属性の削除の手法は、例えば、共通Feature1102による上位層反映手法911、上位層分割手法913(の繰り返し)の何れかとなる。
以上のような上位層の分割と再グループ化とを繰り返すことで、下位層の印刷属性を削除することができる。
図18は、上位層分割処理部904の構成の詳細の一例を示す図である。
上位層反映Feature取得部2001が上位層反映Feature1105を取得する。そうすると、図17の例で示したように、上位層追加部2002は、グループ内で1つであった上位層のノードを分割する。このとき、上位層追加部2002は、分割前の上位層の印刷属性を分割数だけ複製し、複製した印刷属性を、分割した上位層のノードに関連付ける。また、上位層追加部2002は、上位層反映Feature1105が存在する印刷属性を有する下位層のノードと、分割した上位層のノードとの関連を変更する。
更に、上位層関連付け変更部2003は、グループ内の上位層のノードと関連付けられている"当該グループ外のノード"を、分割された上位層のノードの全てと関連付ける。図17に示した例では、分割前は、Fixed Document Sequence801とFixed Document802とが関連付けられている(図8も参照)。一方、分割後は、Fixed Document1901とFixed Document1905の両者とFixed Document Sequence801とが関連付けられる。その後、グループ内に分割数分の上位層が出来てしまったため、再グループ化処理部2004は、上位層が1つ、下位層が1つ以上の複数のグループを生成する。そして、各グループの下位層の印刷属性の排除処理を繰り返すことで、下位層の印刷属性は排除される。
図19は、入力されたXPSドキュメントと、当該XPSドキュメントの最上位の階層まで上位層分割手法913を繰り返して得られるXPSドキュメントの一例を示す図である。
図19に示す例では、入力XPSドキュメント2100のFixed Document Sequenceは1つである。その後、上位層分割手法913によりFixed Document Sequenceが分割され、分割数分の複数のXPSドキュメント2120a、2120bが作られる。このようにすれば、例えば、低機能な印刷装置に対して、XPSドキュメント2120a、2120bを順に印刷させることが可能になる。また、ジョブレベルプリントチケットの処理しかできないような一般のアプリケーションソフトウェアでも、ドキュメントの表示の際に適切な体裁を得られる。
更に、生成された複数のXPSドキュメント2120a、2120bに関連付けられるジョブレベルプリントチケットを全て同じにすることで、複数のXPSドキュメント2120a、2120bを1つのXPSドキュメントに容易に変換(統合)できる。図19に示す例でジョブレベルプリントチケット2104、2111が同じである場合には、例えば、次のようにすることができる。まず、Fixed Document Sequence2105に関連付けられているFixed Document2106とFixed Document2108とをFixed Document Sequence2101と関連付ける。そして、Fixed document Sequence2105とジョブレベルプリントチケット2111とを削除する。前述したように、ジョブレベルプリントチケット2104の編集は、設定も容易で、挙動を理解しやすく、一般的なアプリケーションソフトウェアでも編集することができる。
図20は、構造化文書変換用ソフトウェア113により実行される印刷属性変換処理の一例を説明するフローチャートである。
XPSドキュメント取得・構造解析部702は、XPSドキュメントといった"印刷属性を階層毎に付加できる構造化文書"が投入されると、構造化文書の解析を行う。そして、XPSドキュメント取得・構造解析部702は、図8に示したようなツリー構造を形成する(ステップS1601)。
次に、二階層グループ化処理部703は、ステップS1601で作成されたツリー構造における最下位の階層から順次、1つのノードを含む上位層と1つ以上のノードを含む下位層との2つの階層からなるグループを形成する(ステップS1602)。
次に、印刷属性抽出処理部704は、ステップS1602で形成されたグループの下位層に関連づけられたプリントチケット(階層印刷属性)が存在するか否かを判定する(ステップS1603)。この判定の結果、プリントチケットが存在しない場合には、ステップS1604〜S1612を省略して後述するステップS1613に進む。
一方、プリントチケットが存在する場合、下位層印刷属性比較処理部901は、下位層の全てのプリントチケットを解析し、全てに同じFeatureとOptionが存在するか否かを判定する(ステップS1604)。この判定の結果、全てに同じFeatureとOptionが存在する場合、下位層印刷属性排除処理判断部902は、共通するFeature(及びOption)を上位層のプリントチケット(上位層印刷属性)に反映する。そして、下位層Feature削除部903は、下位層のプリントチケットからそのFeature(及びOption)を削除する(ステップS1605)。そして、ステップS1606に進む。
一方、ステップS1604において、全てに同じFeatureとOptionが存在しないと判定された場合には、ステップS1605を省略してステップS1606に進む。
ここで、下位層のプリントチケットに残っているFeatureは、下位層の全てのプリントチケットが持っているFeatureではないことを意味する。そこで、当該Featureを当該Featureの特性に応じて分類するために、下位層印刷属性排除処理判断部902は、図12及び図13に示したような機能リスト1200、1300を取得する(ステップS1606)。機能リスト1200、1300の内容は、Featureの特性に応じて予め定めておいても良いし、ユーザによって書き換えられても構わない。
次に、下位層印刷属性排除処理判断部902は、下位層のプリントチケットに残っているFeatureと、取得した機能リスト1200とを比較して、描画反映可能Feature1103が存在するか否かを判定する(ステップS1607)。この判定の結果、描画反映可能Feature1103が存在する場合、下位層Feature描画反映部905は、描画反映可能Feature1103であるFeature(及びOption)を描画データに反映させる。そして、下位層Feature描画反映部905は、当該Feature(及びOption)を下位層のプリントチケットから削除する(ステップS1608)。そして、ステップS1609に進む。
一方、ステップS1607において、描画反映可能Feature1103が存在しないと判定された場合には、ステップS1608を省略してステップS1609に進む。
次に、下位層印刷属性排除処理判断部902は、下位層のプリントチケットに残っているFeatureと、取得した機能リスト1200とを比較して、削除Feature1106が存在するか否かを判定する(ステップS1609)。この判定の結果、削除Feature1106が存在する場合、下位層Feature削除部903は、削除Feature1106であるFeature(及びOption)を、下位層のプリントチケットから削除する(ステップS1610)。そして、ステップS1611に進む。
一方、ステップS1609において、削除Feature1106が存在しないと判定された場合には、ステップS1610を省略してステップS1611に進む。
次に、下位層印刷属性排除処理判断部902は、下位層のプリントチケットに残っているFeatureと、取得した機能リスト1300とを比較して、上位層反映Feature1105が存在するか否かを判定する(ステップS1611)。この判定の結果、上位層反映Feature1105が存在する場合、上位層分割処理部904は、上位層の分割処理を行う。そして、下位層Feature上位層反映処理部906は、上位層反映Feature1105であるFeature(及びOption)を分割後の上位層のプリントチケットに反映させる。そして、下位層Feature削除部903は、上位層反映Feature1105であるFeature(及びOption)を下位層のプリントチケットから削除する(ステップS1612)。
ここまでで、下位層のプリントチケットには、Featureは一つも無くなり、二階層のグループ化による処理を終了する。
次に、最上位印刷属性XPSドキュメント変換処理部706は、ステップS1601で取得されたXPSドキュメントにおける二階層のグループ化を、当該XPSドキュメントの最上位の階層まで行ったか否かを判定する(ステップS1613)。すなわち、最下位の階層から、最上位の次の階層(2番目に上位の階層)までの全てのプリントチケットに、Feature(及びOption)が存在しなくなったか否かを判定する。この判定の結果、二階層のグループ化を、XPSドキュメントの最上位の階層まで行っていない場合には、ステップS1602に戻る。そして、ステップS1601で作成されたTree構造における階層の下部からグループを形成し、そのグループに対してステップS1603〜S1613の処理を行う。
そして、ステップS1613において、二階層のグループ化を、XPSドキュメントの最上位の階層まで行ったと判定されると、最上位の階層に関連付けけられた印刷属性が一つだけ残ることになる。そこで、最上位印刷属性XPSドキュメント変換処理部706は、最上位の階層のみの印刷属性を有するXPSドキュメント707に、XPSドキュメント701を更新し(ステップS1614)、図20のフローチャートによる処理を終了する。
以上のように図20に示したフローチャートでは、例えば、ステップS1602の処理を実行することによりグループ化手段の一例が実現され、ステップS1605、S1608、S1612の処理を実行することにより反映手段の一例が実現される。また、例えば、ステップS1605、S1608、S1610、S1612の処理を実行することにより削除手段の一例が実現される。また、例えば、ステップS1612の処理を実行することにより分割手段、関連付け手段、設定手段、統合手段の一例が実現される。
図21は、各Featureに対する排除方法を確認、修正する際に表示される排除方法編集承認画面の一例を示す図である。図15に示す排除方法編集承認画面1500は、下位層印刷属性排除処理判断部902の機能によって、例えば、クライアント装置100a、100bのモニタ110に表示される。この排除方法編集承認画面1500に対するユーザインターフェースを用いたユーザの操作に基づいて、各Featureに対する排除方法の修正や承認が行われる。
図21に示す例では、下位層の印刷属性から排除するFeatureのうち、無条件で上位層反映手法911を実施できるFeatureを除いた全てのfeatureを表示している。また、描画反映手法914は「描画に反映」、上位層分割手法913は「構造変更」、単純削除手法912は「単純削除」と表現している。
図21に示すように、互いに対応するFeatureの名称1501と排除手法1502とを並べて表示することで、Feature毎に排除手法を変更できる。尚、Featureの名称1501が「ホールパンチ」に対する変更ダイアログ1503で、「描画に反映」がグレイアウトされているのは、次の理由による。すなわち、前述したように、上位層分割手法913を適用できるFeatureは、単純削除手法912も適用できるが、描画反映手法914を適用することはできないためである。
以上のように本実施形態では、例えば、図15に示すFeatureの名称1501により、削除される印刷属性の内容の一例が実現され、排除手法1502により、削除される印刷属性に対する処理の方法の一例が実現される。また、例えば、図15に示す変更ダイアログ1503で選択される削除方法により、削除される印刷属性に対する処理の変更内容の一例が実現される。そして、排除方法編集承認画面1500を用いることにより、報知手段と受け付け手段の一例が実現される。
尚、図20のフローチャートにおいて、ユーザによる確認が行われた後に、Featureの反映と削除とを行うようにすることもできる。この場合、例えば、ステップS1605、S1608、S1610、S1612の代わりに、それらの前のステップの判定結果に応じて、上位層反映手法911、単純削除手法912、上位層分割手法913、及び描画反映手法914の何れを行うかを選択する。そして、ステップS1613とステップS1614との間で、図21に示した排除方法編集承認画面1500を表示し、ユーザにより排除手法1502の変更を受け付ける。そして、ステップS1614において、選択した方法でFeatureの反映と削除とを行い、構造化文書の更新を行う。このとき、ユーザにより排除手法1502の変更を受け付けた場合には、選択した方法ではなく、受け付けた方法でFeatureの反映と削除とを行う。
以上のように本実施形態では、ツリー構造の複数のノードに文書データを与えるようにすると共に、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができるように構造化された構造化文書において、相対的に下位の層の印刷属性を、その他の部分に反映させる。具体的には、当該下位の層の印刷属性を、当該下位の層のノードとブランチで結ばれている上位の層のノードの印刷属性に反映させる。また、当該下位の層の印刷属性を、当該印刷属性に関連付けられているノードの文書データに反映させる。このような印刷属性の反映を行うに際し、次の処理を必要に応じて行う。まず、上位の層のノードを、例えば、当該上位の層のノードにブランチで結ばれている下位の層のノードの数に分割する。そして、分割した複数のノードの夫々に、元のノードに関連付けられていた印刷属性を関連付けると共に、元のノードとブランチで結ばれていた下位の層のノードを、分割した複数のノードの何れかにブランチで接続する。また、分割した複数のノードを、元のノードとブランチで結ばれていたより上位の層のノードとブランチで結ぶ。
以上のようにして、相対的に下位の層の印刷属性を、その他の部分に反映させた後、当該下位の層の印刷属性を削除する。また、相対的に下位の層の印刷属性を単純に削除するという処理を行うこともできる。このような処理を最上位の層だけに印刷属性が関連付けられるようになるまで行う。これにより、最上位の層だけに印刷属性が関連付けられた構造化文書が得られる。
したがって、汎用的な文書ドキュメントになり、印刷や表示の際の体裁が、ユーザ環境(アプリケーションソフトウェアや印刷装置)に可及的に依存しないようにすることができる。また、別の印刷装置用に印刷属性を変更する際にも、当該別の印刷装置用のプリンタドライバ等で、構造化文書に付加された印刷属性を容易に把握することができ、当該別の印刷装置に適した印刷属性に容易に且つ確実に印刷属性を変更することができる。更に、印刷設定の変更で変わってしまう印刷属性を除いて電子署名を構造化文書に対して付けたい場合でも、印刷設定の変更で変わってしまう印刷属性を容易に探し出すことができる。したがって、ユーザが利用し易い構造化文書データを提供することができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における構造化文書変換装置を構成する各手段、並びに構造化文書変換方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図20に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
尚、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態を示し、情報処理装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、印刷システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、XPSドキュメントの概念の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、ジョブ全体の印刷属性を設定する際に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、「特殊設定」タブが選択された場合に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、印刷属性が付加されたXPSドキュメントを一般的なアプリケーションソフトウェアが処理する際の処理の流れを概念的に示す図である。 本発明の実施形態を示し、構造化文書変換用ソフトウェア113の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、XPSドキュメントの構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、下位層印刷属性排除処理部の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、印刷属性を記述しているプリントチケットの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、複数の下位層印刷属性に存在する各Featureの分類方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、描画データに反映できるFeatureとできないFeatureの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、上位層反映FeatureにするFeatureの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、分類した各Featureに対する排除方法の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、描画反映手法の概要の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、下位層Feature描画反映部の構成の詳細の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、上位層分割手法の概要の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、上位層分割処理部の構成の詳細の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、入力されたXPSドキュメントと、当該XPSドキュメントの最上位の階層まで上位層分割手法を繰り返して得られるXPSドキュメントの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、印刷属性変換処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、各Featureに対する排除方法を確認、修正する際に表示される排除方法編集承認画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 クライアント装置
111 印刷装置
112 アプリケーションソフトウェア
113 構造化文書変換用ソフトウェア
114 プリンタドライバ
115 OS
200 ネットワーク
202 プリントサーバ

Claims (12)

  1. ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する構造化文書変換装置であって、
    前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映手段と、
    前記反映手段により、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除手段とを有し、
    前記反映手段は、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であるか判別し、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であると判別された場合、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させ、
    前記削除手段は、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を削除することを特徴とする構造化文書変換装置。
  2. 前記反映手段は、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、前記下位の階層のノードの上位に位置するノードに関連付けられている印刷属性、及び前記下位の階層のノードの描画データの何れかに反映させることを特徴とする請求項1に記載の構造化文書変換装置。
  3. 前記削除手段は、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性の内容に応じて、前記反映手段による反映の結果とは無関係に当該印刷属性を削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の構造化文書変換装置。
  4. ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する構造化文書変換装置であって、
    前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映手段と、
    前記反映手段により、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除手段と、
    前記下位の階層のノードの上位に位置するノードを複数に分割する分割手段と、
    前記分割手段により得られた複数のノードの夫々に、分割される前のノードに関連付けられていた印刷属性を関連付ける関連付け手段と、
    前記下位の階層のノードを、前記分割手段により得られた複数のノードの何れかの下位の位置に設定する設定手段とを有し、
    前記ツリー構造の最上位の階層にだけ、印刷属性が関連付けられている構造化文書データを作成することを特徴とする構造化文書変換装置。
  5. ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する情報処理装置のための構造化文書変換方法であって、
    前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、
    前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップとを有し、
    前記反映ステップは、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であるか判別し、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であると判別された場合、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させ、
    前記削除ステップは、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を削除することを特徴とする構造化文書変換方法。
  6. 前記反映ステップは、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、前記下位の階層のノードの上位に位置するノードに関連付けられている印刷属性、及び前記下位の階層のノードの描画データの何れかに反映させることを特徴とする請求項5に記載の構造化文書変換方法。
  7. 前記削除ステップは、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性の内容に応じて、前記反映ステップによる反映の結果とは無関係に当該印刷属性を削除することを特徴とする請求項5又は6に記載の構造化文書変換方法。
  8. ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換する情報処理装置のための構造化文書変換方法であって、
    前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、
    前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップと、
    前記下位の階層のノードの上位に位置するノードを複数に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより得られた複数のノードの夫々に、分割される前のノードに関連付けられていた印刷属性を関連付ける関連付けステップと、
    前記下位の階層のノードを、前記分割ステップにより得られた複数のノードの何れかの下位の位置に設定する設定ステップとを有し、
    前記ツリー構造の最上位の階層にだけ、印刷属性が関連付けられている構造化文書データを作成することを特徴とする構造化文書変換方法。
  9. ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、
    前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記反映ステップは、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であるか判別し、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させることが可能な印刷属性であると判別された場合、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を前記下位の階層のノードが保持する文書データに反映させ、
    前記削除ステップは、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を削除することを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 前記反映ステップは、前記下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、前記下位の階層のノードの上位に位置するノードに関連付けられている印刷属性、及び前記下位の階層のノードの描画データの何れかに反映させることを特徴とする請求項9に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記削除ステップは、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性の内容に応じて、前記反映ステップによる反映の結果とは無関係に当該印刷属性を削除することを特徴とする請求項9又は10に記載のコンピュータプログラム。
  12. ツリー構造の複数のノードに文書データを保持し、当該複数のノード毎に印刷属性を関連付けることができる構造化文書データを変換することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性を、当該印刷属性の内容に応じて、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映させる反映ステップと、
    前記反映ステップにより、前記ツリー構造の最上位の階層よりも下位の階層のノードに関連付けられている印刷属性が、前記ツリー構造におけるその他の部分に反映されると、当該反映される前の元の印刷属性を削除する削除ステップと、
    前記下位の階層のノードの上位に位置するノードを複数に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより得られた複数のノードの夫々に、分割される前のノードに関連付けられていた印刷属性を関連付ける関連付けステップと、
    前記下位の階層のノードを、前記分割ステップにより得られた複数のノードの何れかの下位の位置に設定する設定ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記ツリー構造の最上位の階層にだけ、印刷属性が関連付けられている構造化文書データを作成することを特徴とするコンピュータプログラム。
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