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JP5393444B2 - 給電コネクタ - Google Patents

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JP5393444B2
JP5393444B2 JP2009297809A JP2009297809A JP5393444B2 JP 5393444 B2 JP5393444 B2 JP 5393444B2 JP 2009297809 A JP2009297809 A JP 2009297809A JP 2009297809 A JP2009297809 A JP 2009297809A JP 5393444 B2 JP5393444 B2 JP 5393444B2
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Description

本発明は、電気自動車等の電動機械の充電に使用する給電コネクタに関する。
従来、電気自動車等のように電力により駆動する電動機械の充電に用いられる給電コネクタとしては、例えば特許文献1のように、筒状ケースの前半部に装着されて複数の端子を有するコネクタ本体と、筒状ケースの後半部に装着されたグリップ(ハンドル)とを備えて構成されたものがある。
この給電コネクタにおいては、グリップが筒状ケースに対して一体に固定されており、作業者はこのグリップを把持して、電気自動車に備える受電側コネクタに対して給電コネクタを接続させることになる。
特許第2752032号公報
ところで、電気自動車はガソリン自動車と比較して設計の自由度が大きいことから、受電側コネクタは電気自動車本体のあらゆる箇所に配置される可能性がある。しかしながら、上記従来の給電コネクタにおいては、筒状ケースに対してグリップが固定されているため、受電側コネクタの配置箇所によってはグリップの存在が邪魔となって、当該グリップを把持しての給電コネクタの取り扱いが煩雑となる他、構造上給電コネクタを接続し難くなる事態が生じ、円滑な接続作業を行うことができない虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、受電側コネクタの配置箇所に関わらず、円滑な接続作業を可能とする給電コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る給電コネクタは、電動機械に電力を供給する充電装置に備え、電動機械に設けられる受電側コネクタに接続するための給電コネクタであって、筒状に形成されてその中心軸線方向の前端に開口する前端開口部を有する筒状ケースと、前記受電側コネクタに電気接続するための端子を前記前端開口部に臨ませた状態で前記筒状ケース内に収容されるコネクタ本体と、前記筒状ケースの外側に突出するように延在し、前記筒状ケースに対して回動可能に軸支されるグリップとを備えることを特徴とする。
また、前記給電コネクタにおいては、前記グリップの前記筒状ケースに対する回動を固定するロック機構を備えることが好ましい。
そして、前記給電コネクタにおいては、前記ロック機構が、前記筒状ケースに設けられ、前記グリップの回動軸線を中心として周方向に間隔をあけて配列される複数の貫通孔と、前記グリップの回動角度に応じていずれかの前記貫通孔に挿入されるピン部材とを備えることが好ましい。
さらに、前記給電コネクタにおいては、前記ロック機構が、前記筒状ケースに設けられ、前記貫通孔の直径よりも小さい溝幅を有して各貫通孔を通過するように前記回動軸線の周方向に延びるガイド溝をさらに備え、前記固定ピンが、前記溝幅よりも大きい直径を有する固定ピンと、前記溝幅に挿入可能とされたガイドピンとを備え、前記固定ピンが前記貫通孔に挿入された状態と、前記固定ピンが前記貫通孔から外れ前記ガイドピンが前記貫通孔に挿入された状態とを選択的に取り得るように構成されていることが好ましい。
また、前記給電コネクタにおいては、前記ピン部材が、前記固定ピンを前記貫通孔に向かって付勢する付勢部材をさらに備えることが好ましい。
本発明の給電コネクタでは、グリップが筒状ケースに対して回動可能に設けられていることから、グリップと筒状ケースとがなす角度を自由に変更することができる。
したがって、この給電コネクタによれば、受電側コネクタの配置箇所に応じてグリップを適宜回動させることで、受電側コネクタの配置箇所に関わらず円滑な接続作業を行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係る給電コネクタの一部を横断面とした側面図である。 図1のX方向矢視図である。 図1のY−Y断面図である。 図1の給電コネクタを接続する受電側コネクタを示す横断面図である。 図1の給電コネクタを受電側コネクタに対して接続した状態を示す横断面図である。 図1においてグリップを回動させた状態を示す図である。 固定ピンの変形例を示す図1のY−Y断面図である。
以下、本発明に係る給電コネクタの実施形態を、図1〜6に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の給電コネクタAは、電気自動車に電力を供給する充電スタンド等の充電装置に備えるものであり、充電時に電気自動車に設けられる受電側コネクタB(図4参照)に接続するものである。
この給電コネクタAは、中心軸線L1に沿った筒状に形成された筒状ケース1と、該筒状ケース1内に収容されるコネクタ本体2と、筒状ケース1に対するコネクタ本体2の中心軸線L1方向への移動を操作する操作機構3と、筒状ケース1に回動可能に軸支されたグリップ8と、該グリップ8の回動を固定するロック機構9とを備えて大略構成されている。
筒状ケース1は、その中心軸線L1方向の前端(図1において左側の端部)に開口する前端開口部1aを有している。筒状ケース1の前端部は、受電側コネクタBのシェル101内に挿入される挿入部11として構成されており、挿入部11の周壁には、後述するロックアーム6の係止爪61を挿入部11の径方向外側に臨ませる挿通孔11aが形成されている。
コネクタ本体2は、筒状ケース1の前端部側に寄せて収容されており、受電側コネクタBに電気接続するための複数の給電側端子(端子)21と、複数の給電側端子21を収納する筒状の端子収納部22と、給電側端子21の基端に接続されるケーブル4を収納するケーブル収納部23とを備えている。なお、ケーブル4は、給電側端子21側からグリップ8内を通じて給電コネクタAの外側に延びるように配されている。
給電側端子21には、電気自動車に電力を供給するための給電用端子のほか、例えば充電装置と電気自動車との間で充電制御に要する情報を通信するための通信用端子などがある。また、端子収納部22は、給電側端子21の先端を筒状ケース1の前端開口部1aから外方に臨ませるように形成されている。
これら給電側端子21の具体的な数や配置、端子収納部22の具体的な形状、また、前述した筒状ケース1の挿入部11の形状等は任意に設定することが可能であるが、例えば「日本電動車両規格:JEVS G 105」に定められているものが挙げられる。
ケーブル収納部23は、端子収納部22に対して筒状ケース1の後端部側に配されるように端子収納部22の後端に固定されている。そして、ケーブル収納部23の外周面には、径方向外側に突出する摺動用ピン24が形成されている。摺動用ピン24は、中心軸線L1方向に延びるように筒状ケース1の内周面に形成された摺動用溝14に収容されており、これによって、コネクタ本体2が筒状ケース1に対して中心軸線L1方向に摺動可能とされている。
なお、筒状ケース1に対する上記コネクタ本体2の移動範囲は、給電コネクタAに備える規制手段5によって規制されている。規制手段5は、コイルスプリング51によって筒状ケース1の内周面側からケーブル収納部23の外周面に向けて付勢される球体状のボールプランジャ52、及び、ケーブル収納部23の外周面に形成された凹部53によって構成されている。
凹部53は、中心軸線L1方向に互いに間隔をあけて二つ配列されている。各凹部53の内面はボールプランジャ52の球面に対応する円弧状に形成され、各凹部53にはボールプランジャ52の一部が入り込むようになっている。
そして、二つの凹部53同士の間隔は、コネクタ本体2が、図1に示すように、コネクタ本体2の端子収納部22全体が筒状ケース1内に収容される位置(以下、収容位置と呼ぶ。)と、図5に示すように、端子収納部22の一部が筒状ケース1の前端開口部1aから突出する位置(以下、突出位置と呼ぶ。)との間で移動可能となるように設定されている。
即ち、コネクタ本体2が収容位置に配されている状態では、筒状ケース1の前端側に位置する第一凹部53Aにボールプランジャ52が入り込むことで、コネクタ本体2の移動が規制される。また、コネクタ本体2が突出位置に配されている状態では、筒状ケース1の後端側に位置する第二凹部53Bにボールプランジャ52が入り込むことで、コネクタ本体2の移動が規制される。
なお、この規制手段5では、凹部53がボールプランジャ52に対応する円弧状に形成されているため、コイルスプリング51の付勢力よりも大きな力であれば、後述する操作機構3の操作により、コイルスプリング51の付勢力に抗うように、コネクタ本体2が収容位置に配されている状態からコネクタ本体2を前端開口部1aから突出させる方向に移動させること、及び、コネクタ本体2が突出位置に配されている状態からコネクタ本体2を筒状ケース1内に収容する方向に移動させることが可能となっている。
このようなコネクタ本体2は、そのケーブル収納部23の後端側が操作機構3に接続されている。操作機構3は、一端が筒状ケース1の外側に突出する操作レバー31を備えており、この操作レバー31を作業者が操作することで、コネクタ本体2を中心軸線L1方向へ移動させることができるように構成されている。
グリップ8は、その長手方向の一端が筒状ケース1の外側に突出するように延在し、他端がグリップ軸81によって筒状ケース1に軸支されている。このグリップ8は、筒状に形成されており、コネクタ本体2が配される筒状ケース1の内部空間とグリップ8の内部空間とが連通している。そして、コネクタ本体2に接続されたケーブル4が、給電側端子21からグリップ8内を通じて給電コネクタAの外側に延びるように配されている。
上記グリップ軸81は、図2に示すように、中心軸線L1に直交する回動軸線L2に沿って延びており、該グリップ軸81の両端は、筒状ケース1の後端に延在し中心軸線L1を挟んで対向する一対の側板部12,12に例えばナット等の固定部材81aを介して固定支持されている。
これにより、グリップ8は中心軸線L1方向に延びる仮想平面内において回動軸線L2を中心に回動可能とされている。なお、仮想平面とは、中心軸線L1を含む仮想の平面、及び、中心軸線L1に沿う(中心軸線L1を含まないが中心軸線L1に平行する)仮想の平面の両方を意味している。
ロック機構9は、上記のように筒状ケース1に対して回動可能とされたグリップ8を、該グリップ8の延在方向と中心軸線L1とが所定の角度をなした状態で固定する機構であって、筒状ケース1に設けられた貫通孔91及びガイド溝92と、グリップ8に設けられたピン部材93とから構成されている。
貫通孔91は、筒状ケース1における一対の側板部12,12のうち一方の側板部12(図1における手前側)に形成された円形孔であって、回動軸線L2の周方向に間隔をあけて複数(本実施形態においては5つ)が形成されている。本実施形態においては、回動軸線L2よりも筒状ケース1の前端側に配置された1つの貫通孔91の配置角度を0°とした際に、±45°、±90の角度の箇所に他の4つの貫通孔91がそれぞれ配置されている。言い換えれば、貫通孔91は、回動軸線L2から見た前端側180°の範囲に、回動軸線L2の周方向に等間隔を空けて計5つが配置されている。
ガイド溝92は、上記貫通孔91と同じく一方の側板部12に形成されたスリット状の溝であって、貫通孔91の直径よりも小さい溝幅を有して複数の貫通孔91を順次通過するように回動軸線L2の周方向に円弧状をなして延在している。本実施形態においては、ガイド溝92も5つの貫通孔91と同様に、回動軸線L2から見た前端側180°の範囲にわたって回動軸線L2の周方向に延在している。
ピン部材93は、図3に示すように、固定ピン94と、ガイドピン95と、付勢部材96とを備えて構成されている。
ガイドピン95は、回動軸線L2と平行なピン軸線L3方向に延在するピンであって、その直径は上記ガイド溝92に挿入可能な寸法とされている。このガイドピン95の一端(図3における右側の端部)は、グリップ8に対して例えばネジを介して固定支持されており、回動軸線L2を中心とした径方向位置が上記貫通孔91及びガイド溝92と一致するように配置されている。これにより、ガイドピン95がグリップ8に固定支持された状態においては、ガイドピン95の他端(図3における左側の端部)は貫通孔91又はガイド溝92を挿通した状態とされている。
固定ピン94は、上記ガイドピン95に対してピン軸線L3方向に摺動可能に外嵌される筒状部94aを備えており、該筒状部94aの外径は、ガイド溝92の溝幅よりも大きく貫通孔91よりも僅かに小さな寸法とされている。これにより、固定ピン94は、回動軸線L2を中心とした周方向位置が貫通孔91と一致する場合には、ガイドピン95に外嵌された状態で該貫通孔91内に挿入可能となる。
なお、この固定ピン94が貫通孔91に挿入した状態においては、筒状部94aの一端(図3の右側の端部)がグリップ8に当接することで、固定ピン94がピン軸線L3方向に位置決めされる。また、筒状部94aの他端(図3の左側の端部)には、該筒状部94aの他端開口部を閉塞するピン摘み部94bが設けられている。
付勢部材96は、ピン軸線L3方向に伸縮可能とされた例えばコイルスプリング等であって、固定ピン94の筒状部94aの内周側に配置され、一端がガイドピン95に固定されるとともに他端が固定ピン94のピン摘み部94bに固定されている。この付勢部材96によって、固定ピン94は貫通孔91内に挿入される方向に付勢されている。
上記構成のピン部材93は、回動軸線L2を中心としたピン部材93及び貫通孔91の周方向位置が一致する場合、図3(a)に示すように、付勢部材96の付勢力によって固定ピン94は貫通孔91内に挿入された状態にある。そして、固定ピン94におけるピン摘み部94bを把持して該固定ピン94をグリップ8から離間する方向に引っ張ると、図3(b)に示すように、固定ピン94は貫通孔91内から外れ、ガイドピン95が貫通孔91内に挿入された状態となる。即ち、ピン部材93は、固定ピン94が貫通孔91に挿入された状態と、固定ピン94が貫通孔91から外れガイドピン95のみが貫通孔91に挿入された状態とを選択的に取り得るように構成されている。
また、本実施形態の給電コネクタAは、筒状ケース1の前端側に設けられて給電コネクタAを受電側コネクタBに係止する複数(図示例では2つ)のロックアーム6を備えており、複数のロックアーム6は、コネクタ本体2を囲むように筒状ケース1の周方向に配列されている。
各ロックアーム6は、中心軸線L1方向に延びる略棒状に形成されている。ロックアーム6の前端には筒状ケース1の径方向外側に突出する係止爪61が形成され、ロックアーム6の後端はピン62によって筒状ケース1に軸支されている。即ち、各ロックアーム6は、筒状ケース1に対して揺動可能に取り付けられている。
また、前記ピン62にはトーションバネ63が固定されており、このトーションバネ63の付勢力によって、ロックアーム6は、その前端側が筒状ケース1の径方向外側に移動するように揺動する方向に付勢されている。この付勢状態では、係止爪61が筒状ケース1の挿通孔11aから外部に突出することになる。
さらに、本実施形態の給電コネクタAは、前述したトーションバネ63の付勢力に抗って一のロックアーム6Aの係止爪61を筒状ケース1内に退避させるロック解除機構7を備えている。ロック解除機構7は、一のロックアーム6Aの後端からさらに中心軸線L1に沿って筒状ケース1の後端側に延びる延長部71と、延長部71に形成された第一突起部72と、コネクタ本体2の外周面に形成された第二突起部73とを備えて構成されている。
延長部71はケーブル収納部23の外周面に対向配置され、第一突起部72はケーブル収納部23の外周面に向けて突出している。なお、第一突起部72の突出高さはケーブル収納部23の外周面に接触しないように設定されている。
第二突起部73は、延長部71に向けて突出しており、コネクタ本体2が突出位置に配された状態(図3参照)では、第一突起部72や延長部71に接触しない。一方、コネクタ本体2が収容位置に配された状態(図1参照)では、第一突起部72に当接する。この当接により、第二突起部73がトーションバネ63の付勢力に抗って延長部71を筒状ケース1の径方向外側に押し付け、その結果として、一のロックアーム6Aの係止爪61が筒状ケース1内に退避することになる。
即ち、このロック解除機構7は、操作機構3の操作に連動して一のロックアーム6Aの係止爪61を、筒状ケース1内の退避位置(図1に示す位置)と、挿通孔11aから外部に突出する突出位置(図5に示す位置)との間で移動させるように構成されている。
また、本実施形態の給電コネクタAは、充電時において筒状ケース1に対するコネクタ本体2の移動を防止する電磁ロック機構120を備えている。電磁ロック機構120は、筒状ケース1に固定される筒状の電磁石123及びこれに挿通されるプランジャ124からなるソレノイド121と、コネクタ本体2に設けられてプランジャ124を挿通させる係合孔122aを有するロック部122とによって構成されている。なお、ロック部122は図示例のように別個の部材をコネクタ本体2にするように構成されてもよいが、例えばコネクタ本体2に一体に形成されてもよい。
ソレノイド121のプランジャ124は、電磁石123に電流が流れていない状態で不図示の付勢手段等により電磁石123内に収容され、電磁石123に電流を流した状態で電磁石123から突出する。なお、電磁石123への電力供給は充電時(電気自動車への電力供給時)に行われる。
ロック部122は、コネクタ本体2が突出位置に配された状態で電磁石123から突出したプランジャ124が係合孔122aに挿通可能となる位置に配される。なお、コネクタ本体2が収容位置に配されている状態では、ロック部122の係合孔122aがプランジャ124に対してずれて位置し、仮にプランジャ124が突出しても係合孔122aに挿通することは無い。
上記構成の給電コネクタAと接続される受電側コネクタBは、電気自動車の車体等に固定されるものであり、図4に示すように、筒状ケース1の挿入部11を受け入れる筒状のシェル101と、その内部に設けられる筒状の端子収納部22と、端子収納部22内に配される受電側端子(不図示)とを備えて大略構成されている。端子収納部22は、筒状ケース1の挿入部11をシェル101内に受け入れた状態(図5参照)において、コネクタ本体2の端子収納部22内に受け入れられるものである。即ち、これらシェル101や端子収納部22の形状は、給電コネクタの挿入部11や端子収納部22にそれぞれ対応している。そして、シェル101の内周面には、給電コネクタAの係止爪61と係合する係止凹部53がロックアーム6の数や配置に対応するように形成されている。
受電側端子は給電コネクタAの給電側端子21に接触あるいは当接することで、給電コネクタAと受電側コネクタBとを電気接続するものであり、給電側端子21と同様の役割を果たしている。即ち、受電側端子の数や配置は、給電コネクタAの給電側端子21に対応している。
以上のように構成された給電コネクタAを受電側コネクタBに接続する場合には、はじめに、図1に示すようにコネクタ本体2が収容位置に配されている状態で、作業者がグリップ8を把持して筒状ケース1の前端部をシェル101内に挿入して受電側コネクタBに差し込む。この状態においては、他のロックアーム6Bの係止爪61が受電側コネクタBの係止凹部103に係合し、給電コネクタAが受電側コネクタBに仮嵌合した状態となる。
次いで、コネクタ本体2が突出位置に配されるように、操作機構3によりコネクタ本体2を筒状ケース1の前端側に移動させる。より詳細に説明すれば、作業者が操作レバー31を把持して筒状ケース1の前端側に移動するように操作レバー31を回動させることで、コネクタ本体2が筒状ケース1の前端側に移動して突出位置に配されることになる。
この状態においては、前述した操作レバー31の操作によってロック解除機構7の第二突起部73がコネクタ本体2と共に移動して第一突起部72から離間する。このため、トーションバネ63の付勢力によって一のロックアーム6Aの係止爪61が筒状ケース1の挿通孔11aから外部に突出して受電側コネクタBの係止凹部103に係合する。これにより、給電コネクタAが受電側コネクタBに完全に嵌合した状態となる。また、この状態においては、給電側端子21が受電側端子に接触あるいは当接して給電コネクタAと受電側コネクタBとが電気接続され、充電可能な状態となる。
なお、操作レバー31を回動させた際には、ロックアーム6Aの係止爪61が受電側コネクタBの係止凹部103に係合した後に、給電コネクタAと受電側コネクタBとが電気接続される。
そして、この完全嵌合状態において充電が開始されると、電磁石123に電流が流れてプランジャ124がロック部122の係合孔122aに挿入される。すなわち、電磁ロック機構120によってコネクタ本体2の移動が防止され、充電時において給電コネクタAの給電側端子21と受電側コネクタBの受電側端子とが離間することを確実に防ぐことができる。
なお、充電が完了した際には、電磁石123への電力供給が停止され、これに伴ってプランジャ124がロック部122の係合孔122aから抜け出る。すなわち、コネクタ本体2が移動可能な状態となる。
その後、給電コネクタAを受電側コネクタBから取り外す場合には、作業者が操作機構3を操作することで、コネクタ本体2を筒状ケース1の後端側の収容位置に移動させる。この状態においては、上述した操作機構3の操作によってロック解除機構7の第二突起部73がコネクタ本体2と共に移動して第一突起部72に当接する。
これにより、第二突起部73がトーションバネ63の付勢力に抗って延長部71を筒状ケース1の径方向外側に押し付け、一のロックアーム6Aの係止爪61が筒状ケース1内に退避することになる。即ち、給電コネクタAが受電側コネクタBに仮嵌合した状態に戻る。その後、グリップ8を把持して給電コネクタAを受電側コネクタBから引き抜くことにより、給電コネクタAの取り外し作業が完了する。
ここで、例えば電気自動車における受電側コネクタBの配置箇所によっては、該受電側コネクタBに給電コネクタAを接続させる際に、給電コネクタAのグリップ8の存在が接続作業の妨げになることが考えられる。この場合、以下の手順により、グリップ8を筒状ケース1に対して回動させて、該グリップ8を接続作業の妨げとならない位置まで移動させる。
即ち、図3(a)に示すように、貫通孔91内に固定ピン94が挿入されている場合、グリップ8の回動軸線L2回りの回動がロックされ、グリップ8は筒状ケース1に対して固定された状態にある。そして、貫通孔91内から固定ピン94をグリップ8から離間する側に引っ張ると、図3(b)に示すように、貫通孔91内にはガイドピン95のみが挿入された状態となる。この状態においては、ガイドピン95がガイド溝92に挿入可能とされていることから、図6に示すように、グリップ8を筒状ケース1に対して回動させることができる。即ち、グリップ8を回動させようとすると、ガイドピン95はガイド溝92に挿入されて該ガイド溝92に沿って移動されることになるため、当該ガイドピン95が回動の妨げになることを回避することができる。これにより、グリップ8を筒状ケース1に対してガイド溝92の形成範囲である180°にわたって自由に回動させることが可能となる。
そして、上記のようにグリップ8を回動させた後、固定ピン94を付勢部材96の付勢力に従っていずれかの貫通孔91に挿入させると、グリップ8の回動がロックされ、グリップ8が筒状ケース1に対して固定される。即ち、グリップ8の回動角度に応じて複数の貫通孔91のいずれかに固定ピン94が挿入されることで、グリップ8が所定の回動角度でもって固定されるのである。
以上のように、本実施形態の給電コネクタAによれば、グリップ8が筒状ケース1に対して回動可能に設けられていることから、グリップ8と筒状ケース1とがなす角度を自由に変更することができる。したがって、受電側コネクタBの配置箇所に応じてグリップ8が邪魔にならないように適宜回動させることで、電気自動車の受電側コネクタBの配置箇所に関わらず、円滑な接続作業を行うことが可能となる。
また、ロック機構9によってグリップ8の回動を固定することができるため、作業者がグリップ8を把持する際にグリップ8が不意に回動して取り扱いが煩雑になることを回避することができる。
さらに、上記ロック機構9は、筒状ケース1に形成された複数の貫通孔91のいずれかにピン部材93を挿入する構成のため、グリップ8の回動を確実に固定することができる。
また、筒状ケース1に複数の貫通孔91を通過するガイド溝92が形成されるとともに、固定ピン94が貫通孔91に挿入された状態と、該固定ピン94が貫通孔91から外れガイドピン95のみが貫通孔91に挿入された状態とを選択的に取り得るように構成されているため、グリップ8の回動と固定とを容易かつ円滑に行なうことができる。即ち、固定ピン94とガイドピン95とが連結されており、ピン部材93をグリップ8及び筒状ケース1から取り外さなくてもグリップ8の回動と固定とを行うことができるため、取り扱いを容易にすることができる。
さらに、ピン部材93に、固定ピン94を貫通孔91に向かって付勢する付勢部材96が設けられているため、固定ピン94を付勢部材96の付勢に抗して貫通孔91内から引っ張り出すことでグリップ8の回動の固定を容易に解除できるととともに、グリップ8を回動させた後は、付勢部材96の付勢に従って固定ピン94が貫通孔91内に挿入されることで容易にロック状態に移行させることができる。
以上、本発明の実施形態に係る給電コネクタAについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態のピン部材93は、グリップ8に固定されたガイドピン95に固定ピン94が摺動可能に外嵌され、これら固定ピン94とガイドピン95との間に固定ピン94を貫通孔91内に向かって付勢する付勢部材96が設けられた構成とされたが、変形例として図7に示す構成のピン部材113であってもよい。
即ち、この変形例におけるピン部材113は、図7に示すように、貫通孔91に挿入可能とされた固定ピン114と、該固定ピン114の一端(図7における右側の端部)に一体に固定されてグリップ8の内外を貫通する孔部82に挿通可能とされたガイドピン115と、ガイドピン115の一端(図7における右側の端部)に接続されて、ガイドピン115をグリップ8の内側(図7における右側)に向けて付勢する付勢部材116とを備えた構成とされている。
このような変形例においては、固定ピン114を付勢部材96の付勢に抗して貫通孔91内から引っ張り出すことで、ガイドピン115が貫通孔91内に挿入された状態とすることができる。即ち、固定ピン114が貫通孔91に挿入された状態と、該固定ピン114が貫通孔91から外れガイドピン115が貫通孔91に挿入された状態とを選択的に取り得るように構成されているため、実施形態と同様、グリップ8の回動と固定とを容易かつ円滑に行なうことができる。
さらに、上記実施形態においては、グリップ8を筒状ケース1に対して回動軸線L2回りに回動させる構成としたが、当該グリップ8を回動軸線L2に加えて該回動軸線L2に直交する軸線回りにも回動する構成としてもよい。このように、グリップ8が筒状ケース1に対して、互いに直交する2軸回りに回動可能とされることで、受電側コネクタBの配置箇所に一層柔軟に対応することができ、接続作業をより円滑に行うことが可能となる。
また、グリップ8が、その延在方向に2分割され、その分割片同士が回動軸線L2に平行な軸線回りに回動可能に連結された構成であってもよい。この場合、グリップ8の一端側の回動範囲を例えば180°以上に広げることができるため、接続作業をより柔軟に行うことが可能となる。
さらに、回動軸線L2に平行な上記軸線は、筒状ケース1の外部に配置されることが好ましい。この場合、回動軸線L2とこれに平行な上記軸線とで回動角度を分担することで、グリップ8の一端側の回動範囲を広く確保しつつも、グリップ8を回動可能に挿通させるために形成された筒状ケース1の開口部を小さくすることができる。
また、実施形態においては、電気自動車用の充電装置に備える給電コネクタAについて説明したが、本発明の給電コネクタは、電力によって駆動する各種電動機械用の充電装置に適用することが可能である。
A…給電コネクタ、B…受電側コネクタ、1…筒状ケース、1a…前端開口部、2…コネクタ本体、3…操作機構、4…ケーブル、8…グリップ、9…ロック機構、21…給電側端子(端子)、81…グリップ軸、91…貫通孔、92…ガイド溝、93…ピン部材、94…固定ピン、95…ガイドピン、96…付勢部材、113…ピン部材、114…固定ピン、115…ガイドピン、116…付勢部材、L1…中心軸線、L2…回動軸線

Claims (3)

  1. 電動機械に電力を供給する充電装置に備え、電動機械に設けられる受電側コネクタに接続するための給電コネクタであって、
    筒状に形成されてその中心軸線方向の前端に開口する前端開口部を有する筒状ケースと、
    前記受電側コネクタに電気接続するための端子を前記前端開口部に臨ませた状態で前記筒状ケース内に収容されるコネクタ本体と、
    前記筒状ケースの外側に突出するように延在し、前記筒状ケースに対して回動可能に軸支されるグリップと、
    前記グリップの前記筒状ケースに対する回動を固定するロック機構と、を備えており、
    前記ロック機構が、
    前記筒状ケースに設けられ、前記グリップの回動軸線を中心として周方向に間隔をあけて配列される複数の貫通孔と、
    前記グリップの回動角度に応じていずれかの前記貫通孔に挿入されるピン部材とを備えることを特徴とする給電コネクタ。
  2. 前記ロック機構が、
    前記筒状ケースに設けられ、前記貫通孔の直径よりも小さい溝幅を有して各貫通孔を通過するように前記回動軸線の周方向に延びるガイド溝をさらに備え、
    前記ピン部材が、
    前記溝幅よりも大きい直径を有する固定ピンと、前記溝幅に挿入可能とされたガイドピンとを備え、
    前記固定ピンが前記貫通孔に挿入された状態と、前記固定ピンが前記貫通孔から外れ前記ガイドピンが前記貫通孔に挿入された状態とを選択的に取り得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の給電コネクタ。
  3. 前記ピン部材が、
    前記固定ピンを前記貫通孔に向かって付勢する付勢部材をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の給電コネクタ。
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