JP5389498B2 - Motorized valve - Google Patents
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Description
本発明は、冷凍サイクルシステムにおける冷媒の流量制御等に使用される電動弁に関する。 The present invention relates to a motor-operated valve used for refrigerant flow control in a refrigeration cycle system.
従来、上記電動弁として、例えば、特許文献1には、図12に示すように、弁室51に連通する第1流路52及び第2流路53を有し、第2流路53の弁室連通部に弁シート54を設けた弁本体55と、弁本体55のシート弁座56に接離する棒状のニードル弁57と、円筒状の密閉ケース59と、密閉ケース59の外側に配置されるステータコイル67と、密閉ケース59の内側にステータコイル67の通電励磁によって回転して弁開閉方向に移動可能で、筒状のスリーブ62及び該スリーブ62の外側に止環66で固定された筒状の永久磁石63を有するロータ64と、ロータ64の回転によるねじ送り作用でニードル弁57を開閉作動させる雄ねじ管61とを備え、密閉ケース59の下蓋60が弁本体55に溶接固定された電動弁50が記載されている。
Conventionally, as the electric valve, for example,
この電動弁50には、スリーブ62の下端部に全閉上ストッパ部62aが突設され、フランジ体58に全閉下ストッパ部58aが突設され、ニードル弁57の閉弁時に、閉弁規制ストッパ62aが全閉下ストッパ部58aに当接することにより、閉弁時においてロータ64がさらに下降することを規制する。
The motor-operated
しかし、上記従来の電動弁50においては、全開位置から全閉位置に至るまでの全ストロークを超えるパルス数で電動弁を閉弁駆動し、電動弁の開度を強制的に全閉状態へ遷移させるイニシャライズ処理を行う際などに、ロータ64の回転に伴って下降する全閉上ストッパ部62aが全閉下ストッパ部58aに当接して頻繁に衝撃音が発生し、この電動弁50を室内用の空調機等に用いると、居住環境の悪化に繋がるという問題があった。
However, in the conventional motor-operated
また、電動弁50では、スリーブ62が1回転する間に全閉上ストッパ部62a及び全閉下ストッパ部58aが当接又は非当接を行うように構成する必要があるため、両ストッパ部62a、58aの当接面の面積が小さく設定されていることから、上記衝撃による両ストッパ部62a、58aの摩耗、劣化により、電動弁50の製品寿命が短くなる原因になるという問題があった。
In addition, the motor-operated
特に、上記電動弁50のように、ニードル弁57がシート弁座56に着座してから全閉上ストッパ部62aが全閉下ストッパ部58aに当接する全閉状態となる間に、ニードル弁57をシート弁座56に付勢するコイルばね70を有するものは、このコイルばね70によって、全閉上ストッパ部62aが全閉下ストッパ部58aに衝突する際の衝撃が多少緩和されるが、そのようなコイルばね70が設けられていない簡易構造の電動弁については、上記衝撃による問題が顕著に現れる。
In particular, like the motor-operated
そこで、本発明は、上記従来の電動弁における問題点に鑑みてなされたものであって、全閉ストッパ部の当接によって発生する衝撃音による居住環境の悪化や、電動弁の短命化を防止することのできる電動弁を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the problems in the above-described conventional motor-operated valve, and prevents deterioration of the living environment due to impact sound generated by the contact of the fully-closed stopper portion and shortening of the life of the motor-operated valve. An object of the present invention is to provide a motor-operated valve that can be used.
上記目的を達成するため、本発明は、電動弁であって、電動モータのロータの回転に伴って回転し、弁本体に固定された第1のねじ部材と螺合する第2のねじ部材と、該第2のねじ部材が回転することにより、前記弁本体内の弁座と接離する弁体とを備えた電動弁において、前記ロータの回転に伴って回転する全閉上ストッパ部と、前記第1のねじ部材に設けられ、該電動弁の全閉時において、前記全閉上ストッパ部に当接して前記第2のねじ部材の弁閉方向の回転を規制する全閉下ストッパ部と、前記全閉上ストッパ部が前記全閉下ストッパ部に衝突する際の衝撃を緩和する緩衝部材とを備え、該緩衝部材は、前記全閉上ストッパ部を、前記全閉下ストッパ部への衝突方向と反対側に付勢するコイルばねであり、該コイルばねがねじられて前記衝撃を緩和することを特徴とする。
。
In order to achieve the above object, the present invention is an electric valve, the second screw member rotating with the rotation of the rotor of the electric motor and screwed with the first screw member fixed to the valve body; A fully-enclosed stopper portion that rotates with the rotation of the rotor in the motor-operated valve including a valve body that contacts and separates from the valve seat in the valve body by rotating the second screw member; A fully-closed stopper portion that is provided on the first screw member, and that contacts the fully-closed upper stopper portion when the motor-operated valve is fully closed, and restricts rotation of the second screw member in the valve-closing direction; A buffer member that reduces shock when the fully closed stopper portion collides with the fully closed stopper portion, and the buffer member connects the fully closed stopper portion to the fully closed stopper portion. A coil spring that is biased in the direction opposite to the collision direction, and the coil spring is twisted And features that you mitigate the serial impact.
.
そして、本発明によれば、緩衝部材としてのコイルばねによって、全閉上ストッパ部が全閉下ストッパ部に衝突する際の衝撃を該コイルばねがねじられることで緩和することができるため、両ストッパ部の当接によって発生する衝撃音を軽減し、両ストッパ部への負荷を軽減することができ、居住環境の向上や、電動弁の長寿命化を図ることができる。 According to the present invention, the coil spring as the buffer member can mitigate the impact when the fully closed upper stopper portion collides with the fully closed lower stopper portion by twisting the coil spring. The impact sound generated by the contact of the stopper part can be reduced, the load on both stopper parts can be reduced, the living environment can be improved, and the life of the motor-operated valve can be extended.
上記電動弁において、前記全閉上ストッパ部を、前記第2のねじ部材に螺嵌し、前記コイルばねを、前記ロータと前記第2のねじ部材とを接続する支持リング又は前記ロータに装着することができる。 In the electric valve, mounted in front Symbol entire閉上stopper portion, and screwed into the second screw member, the coil spring, the support ring or the rotor connecting the said rotor second threaded member can do.
さらに、上記電動弁は、前記弁体が、前記第2のねじ部材の前記弁座側の先端部に固定されたものであってもよく、このような電動弁は、弁体と第2のねじ部材との間にコイルばねなどの緩衝手段が存在しないため、全閉上ストッパ部が全閉下ストッパ部へ衝突した際の衝撃が特に大きくなるが、本発明では、緩衝部材によって、全閉上ストッパ部が全閉下ストッパ部に衝突する際の衝撃を緩和することができるため、全閉ストッパ部の衝撃音を軽減し、全閉ストッパ部への負荷の軽減を図った簡易型の電動弁を提供することができる。 Furthermore, the electric valve, the valve body may be one that is fixed to the distal end portion of the valve seat side of the second threaded member, such electrostatic dynamic valve, the valve body and the second Since there is no buffering means such as a coil spring between the screw member and the fully closed stopper portion, the impact when the fully closed stopper portion collides with the fully closed stopper portion is particularly large. Since the impact when the closing stopper collides with the fully closed stopper can be reduced, the impact noise of the fully closed stopper is reduced and the load on the fully closed stopper is reduced. A motorized valve can be provided.
以上のように、本発明によれば、全閉ストッパ部の当接によって発生する衝撃音による居住環境の悪化や、電動弁の短命化を防止することのできる電動弁を提供することができる。 As described above, according to the present invention, it is possible to provide a motor-operated valve that can prevent the deterioration of the living environment due to the impact sound generated by the contact of the fully-closed stopper portion and the shortening of the life of the motor-operated valve.
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。 Next, modes for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明にかかる電動弁の第1の実施形態を示し、(a)は全開時、(b)は中間弁開度時、(c)は全閉時の各々断面を示す。この電動弁1は、2本の導管2、3と弁座4とを備える弁本体5と、弁本体5に接合されたキャン6と、キャン6の内部に配置され、電動モータの一部を構成するロータ7と、キャン6の外周部に固定され、ロータ7を回転駆動するステータ(不図示)と、支持リング9を介してロータ7に一体に連結された弁軸(第2のねじ部材)10と、弁本体5に下端部が圧入固定され、弁軸10が内挿された弁軸ホルダ11(第1のねじ部材)と、弁軸10の下端部に固定されたばね収容部8に係止された弁体12等で構成される。
1A and 1B show a first embodiment of a motor-operated valve according to the present invention, in which FIG. 1A shows a cross section when fully opened, FIG. 1B shows a cross section when the intermediate valve is opened, and FIG. The motor-operated
弁本体5は、円筒状に形成され、2本の導管2、3によって形成される2つの流路2a、3aに連通する弁室5aを備える。弁室5aと流路3aとの間に弁座4が位置し、弁体12を弁座4に接離させることで電動弁1が開閉する。弁本体5の上部側面には、弁室5aとキャン6との均圧を図る均圧孔5cが穿設される。
The
キャン6は、下部が開口し、上部が閉じた円筒状に形成され、弁本体5の上部に接合される。キャン6の内部には、ロータ7等の主要部品が収容される。
The
ロータ7は、円筒状に形成され、キャン6の内部に回転可能に配置される。ロータ7は、該ロータ7の上部に固定された支持リング9を介して弁軸10と一体に連結される。ロータ7と、キャン6の外周部に固定されたステータとで電動モータが構成され、ステータへの給電によりロータ7が回転する。
The
図2は、ロータ7の上部に支持リング9を固定した状態を示す。ロータ7の溝部7aに円板状の支持リング9の外周縁部が収容、固定される。支持リング9の中心部には孔部9aが穿設され、支持リング9は、さらに、下方に向かって突出する突出部9bと、緩衝部材としてのコイルばね15(図1参照)を収容するためのばね収容部9cとを備える。尚、この支持リング9の形状は複雑であるため、ロータ7の成形時に一体成形してもよく、その際、孔部9aを含む中心部のみに金属製ブッシュを設けるようにしてもよい。
FIG. 2 shows a state in which the
支持リング9のばね収容部9cに収容されるコイルばね15は、図3に示すように、ばね本体15aの上下端部が外側に向かって突出する突出部15b、15cを有する。突出部15cは、コイルばね15が支持リング9のばね収容部9cに収容された状態で、図2(c)に示した支持リング9の突出部9bの端部9dに当接し、ばね収容部9c内でコイルばね15全体が空転するのを防止する。
As shown in FIG. 3, the
図4に示すように、全閉上ストッパ14は、リング状に形成され、基部14aの中心部に穿設された孔部14fに雌ねじ部14gが螺刻される。全閉上ストッパ14の上面にはコイルばね15と係合する突出部14bが、下面には、弁軸ホルダ11の全閉下ストッパ部11cに当接する全閉上ストッパ部14cが各々突出し、全閉上ストッパ部14cは、傾斜面14eを備える。
As shown in FIG. 4, the fully closed
上記ロータ7を一体化した支持リング9(図2参照)、全閉上ストッパ14(図4参照)及びコイルばね15(図3参照)を弁軸10に組み付ける際には、図5に示すように、弁軸10の上端部10a側から全閉上ストッパ14の孔部14fを挿通させた後、雄ねじ部10bに雌ねじ部14gを螺合させ、支持リング9のばね収容部9cにコイルばね15を収容した状態で、弁軸10の上端部10aを支持リング9の孔部9aを挿通させて図1(a)に示す状態とし、弁軸10の上端部10aを支持リング9の上面に固定する。
When the support ring 9 (see FIG. 2), the fully closed upper stopper 14 (see FIG. 4), and the coil spring 15 (see FIG. 3) in which the
図1に示すように、弁軸10は、略々全長にわたって雄ねじ部10bが螺刻されるとともに、弁軸10の下端部にばね収容部8がかしめ固定される。弁軸10の下端部には、雄ねじ部10bに螺嵌されてばね収容部8の上方に固定される全開下ストッパ17が設けられる。全開下ストッパ17には、上面に全開下ストッパ部17aが突設される。
As shown in FIG. 1, the
ばね収容部8は、弁体12を押圧板18を介して下方に付勢する緩衝用のコイルばね13を縮装するために備えられ、下端部8aには、弁体12の係止リング16がかしめ固定される。また、ばね収容部8の側面には、弁室5a及びキャン6とばね収容部8との均圧を図る均圧孔8bが穿設される。
The spring
弁軸ホルダ11は、樹脂製で、上下方向に貫通する雌ねじ部11aが成形されるとともに、底面には、全開下ストッパ部11bが突設される。この弁軸ホルダ11は、リング19を介して弁本体5の上端部5bに固定される。弁軸ホルダ11の雌ねじ部11aと弁軸10の雄ねじ部10bとが螺合し、弁軸ホルダ11の内部を弁軸10が上下方向に案内される。また、弁軸ホルダ11の上面には、全閉下ストッパ部11cが突設される。
The
弁体12は、下部に円錐状部分を有し、全体的に円柱状に形成される。弁体12の上部12aは、ばね収容部8に内挿されるとともに、係止リング16により抜け止め係止される。
The
次に、上記構成を有する電動弁1の動作について、図1を参照しながら説明する。
Next, the operation of the motor-operated
電動弁1を閉じる場合には、図1(a)の状態で、ステータに一方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視時計方向(矢視方向)に回転すると同時に弁軸10も回転下降し、図1(b)の中間弁開度の状態を経て、図1(c)の断面図に示すように、弁体12が弁座4に着座して電動弁1が閉弁する。
When the motor-operated
但し、弁体12が弁座4に着座した時点では、全閉上ストッパ部14cが全閉下ストッパ部11cまで到達せず、ロータ7がさらに回転可能な状態にある。ロータ7がさらに上面視時計方向(矢視方向)に回転し、全閉上ストッパ部14cが全閉下ストッパ部11cに当接すると(図1(c−1)に示す状態)、ロータ7の回転が強制的に停止される。
However, when the
また、弁体12が弁座4に着座すると、弁体12の移動は停止するが、上述のように、弁軸10はさらに下降するため、コイルばね13が圧縮されて弁体12を弁座4に押圧し、全閉上ストッパ部14cが全閉下ストッパ部11cに当接して弁閉動作が完了する。
Further, when the
ロータ7は、全閉上ストッパ部14cが全閉下ストッパ部11cに当接した図1(c−1)に示す状態から、さらに上面視時計方向に回転し、コイルばね15の弾性により、ロータ7の回転力を吸収しながら突出部15cと突出部15bの間が徐々に縮まり、最終的に、ロータ7の回転力とコイルばね15の弾性力が釣り合った状態(図1(c−2)に示す状態であって、図1(c−1)からロータ7がさらに角度α回転した状態)で停止する。これにより、全閉上ストッパ部14cが全閉下ストッパ部11cに当接する際の衝撃を緩和することができる。
The
一方、電動弁1を開く場合には、図1(c)の状態で、ステータに上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視反時計方向に回転し、弁軸10が上昇し、弁体12が弁座4から離れて電動弁1が開弁する。そして、ロータ7がさらに回転し、全開下ストッパ部17aが全開上ストッパ部11bに当接すると、ロータ7の回転が停止し、弁体12の上昇も停止する。
On the other hand, when the motor-operated
次に、本発明にかかる電動弁の第2の実施形態について、図6を参照しながら説明する。 Next, a second embodiment of the motor-operated valve according to the present invention will be described with reference to FIG.
この電動弁31は、図1に示した電動弁1と略々同様の構成を備え、電動弁1と同一の構成要素については、図6において同一の参照番号を付してその説明を省略する。また、本発明の特徴部分であるロータ7、弁軸10、全閉上ストッパ14及びコイルばね15からなる構成についても電動弁1と同様に電動弁31にも適用されている。
The motor-operated
電動弁31が電動弁1と相違するのは、電動弁1のように弁体12を下方に付勢するコイルばね13と、係止リング16が存在せず、電動弁31の弁体32は、弁軸10に一体化された弁体保持部材33の下端部33aによってかしめ固定され、閉弁時に弁体32と弁座4は互いに当接せず、弁体32が弁座4に着座する寸前に下降動作を停止する点である。このような電動弁31は、例えば、空調機に簡易型の流量制御弁として用いられる。
The motor-operated
次に、上記構成を有する電動弁31の動作について、図6を参照しながら説明する。
Next, the operation of the motor-operated
電動弁31を閉じる場合には、図6(a)の状態で、ステータに一方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視時計方向(矢視方向)に回転すると同時に弁軸10も回転下降し、図6(b)の断面図に示すように、弁体32が弁座4に着座する寸前に下降動作を停止し弁閉状態となる。
When the motor-operated
ロータ7は、全閉上ストッパ部14cが全閉下ストッパ部11cに当接した図6(b−1)に示す状態から、さらに上面視時計方向に回転し、コイルばね15の弾性により、ロータ7の回転力を吸収しながら突出部15cと突出部15bの間が徐々に縮まり、最終的に、ロータ7の回転力とコイルばね15の弾性力が釣り合った状態(図6(b−2)に示す状態であって、図6(b−1)からロータ7がさらに角度α回転した状態)で停止する。これにより、全閉上ストッパ部14cが全閉下ストッパ部11cに当接する際の衝撃を緩和することができる。
The
特に、この電動弁31では、弁体保持部材33の下端部に弁体32が直接かしめ固定され、電動弁1のような緩衝用のコイルばね13が存在しないため、コイルばね13による全閉ストッパ部の衝撃の緩和作用が得られず、コイルばね15が存在しないと全閉ストッパ部の衝撃がかなり大きくなるが、コイルばね15を設けたことで、より効果的に衝撃音の低減による居住環境の向上、及び電動弁の長寿命化を図ることができる。
In particular, in this
一方、電動弁31を開く場合には、図6(b)の状態で、ステータに上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視反時計方向に回転し、弁軸10が上昇し、弁体32が弁座4から離れて電動弁31が開弁する。そして、ロータ7がさらに回転し、全開下ストッパ部17aが全開上ストッパ部11bに当接すると、ロータ7の回転が停止し、弁体32の上昇も停止する。
On the other hand, when opening the motor-operated
次に、本発明にかかる電動弁の第3の実施形態について、図7乃至図11を参照しながら説明する。 Next, a third embodiment of the motor-operated valve according to the present invention will be described with reference to FIGS.
この電動弁41は、図1に示した電動弁1と略々同様の主要部分を備え、電動弁1と同一の構成要素については、図7において、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
The motor-operated
電動弁41が電動弁1と相違するのは、電動弁41の弁軸10の上端部10aに装着される全閉上ストッパ44、コイルばね45及び支持リング49の部分である。
The motor-operated
図8は、ロータ7の上部に支持リング49を固定した状態を示す。ロータ7の溝部7aに円板状の支持リング49の外周縁部が収容、固定される。支持リング49の中心部には孔部49aが穿設され、支持リング49は、さらに、コイルばね45(図9参照)全体を収容するためのばね収容部49cと、コイルばね45の突出部45bを挿入固定するための孔部49fとを備える。尚、この支持リング49についても、ロータ7の成形時に一体成形してもよく、その際、孔部49aを含む中心部のみに金属製ブッシュを設けるようにしてもよい。
FIG. 8 shows a state in which the
支持リング49のばね収容部49cに収容されるコイルばね45は、図9に示すように、ばね本体45aの上下端部が上方又は下方に向かって突出する突出部45b、45cを有する。突出部45cの先端部は、支持リング49の孔部49fに挿入され、ばね収容部49c内でコイルばね45全体が空転するのを防止する。また、突出部45bは、全閉上ストッパ44(図10参照)の切欠部44bに挿入される。
As shown in FIG. 9, the
図10に示すように、全閉上ストッパ44は、リング状に形成された基部44aの中心部に穿設された孔部44fに雌ねじ部44gが螺刻される。全閉上ストッパ44の左側面には切欠部44bが形成され、下面には全閉上ストッパ部44cが突出し、全閉上ストッパ部44cは傾斜面44eを備える。
As shown in FIG. 10, in the fully closed
上記ロータ7を一体化した支持リング49(図8参照)、全閉上ストッパ44(図10参照)及びコイルばね45(図9参照)を弁軸10に組み付ける際には、図11に示すように、弁軸10の上端部10a側から全閉上ストッパ44の孔部44fを挿通させた後、雄ねじ部10bに雌ねじ部44gを螺合させ、支持リング49のばね収容部49cにコイルばね45を収容した状態で、弁軸10の上端部10aを支持リング49の孔部49aを挿通させて図7(a)に示す状態とし、弁軸10の上端部10aを支持リング49の上面に固定する。
When the support ring 49 (see FIG. 8) in which the
次に、上記構成を有する電動弁41の動作について、図7を参照しながら説明する。
Next, the operation of the motor-operated
電動弁41を閉じる場合には、図7(a)の状態で、ステータに一方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視時計方向(矢視方向)に回転すると同時に弁軸10も回転下降し、図7(b)の中間弁開度の状態を経て、図7(c)の断面図に示すように、弁体12が弁座4に着座して電動弁41が閉弁する。
When closing the motor-operated
但し、弁体12が弁座4に着座した時点では、全閉上ストッパ部44cが全閉下ストッパ部11cまで到達せず、ロータ7がさらに回転可能な状態にある。ロータ7がさらに上面視時計方向(矢視方向)に回転し、全閉上ストッパ部44cが全閉下ストッパ部11cに当接すると(図7(c−1)に示す状態)、ロータ7の回転が強制的に停止される。
However, when the
また、弁体12が弁座4に着座すると、弁体12の移動は停止するが、上述のように、弁軸10はさらに下降するため、コイルばね13が圧縮されて弁体12を弁座4に押圧し、全閉上ストッパ部44cが全閉下ストッパ部11cに当接して弁閉動作が完了する。
Further, when the
ロータ7は、全閉上ストッパ部44cが全閉下ストッパ部11cに当接した図7(c−1)に示す状態から、さらに上面視時計方向に回転し、コイルばね45の弾性により、ロータ7の回転力を吸収しながら突出部45cと突出部45bの間が徐々に縮まり、最終的に、ロータ7の回転力とコイルばね45の弾性力が釣り合った状態(図7(c−2)に示す状態であって、図7(c−1)からロータ7がさらに角度α回転した状態)で停止する。これにより、全閉上ストッパ部44cが全閉下ストッパ部11cに当接する際の衝撃を緩和することができる。
The
一方、電動弁41を開く場合には、図7(c)の状態で、ステータに上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視反時計方向に回転し、弁軸10が上昇し、弁体12が弁座4から離れて電動弁41が開弁する。そして、ロータ7がさらに回転し、全開下ストッパ部17aが全開上ストッパ部11bに当接すると、ロータ7の回転が停止し、弁体12の上昇も停止する。
On the other hand, when the
尚、上記実施の形態においては、コイルばね15、45を、ロータ7の上部に固定した支持リング9、49の内部に収容した場合について説明したが、支持リング9、49が存在せずロータ7と弁軸10とが直接接続される電動弁においては、コイルばね15、45をロータ7自体の内部に収容することもできる。
In the above embodiment, the case where the coil springs 15 and 45 are accommodated in the support rings 9 and 49 fixed to the upper portion of the
また、上記実施の形態においては、弁軸10と、ばね収容部8又は弁体保持部材33とを別部品とし、弁軸10の下端部にばね収容部8又は弁体保持部材33の天井部をかしめ固定した場合を例示したが、弁軸10とばね収容部8又は弁体保持部材33とを一体に形成することもできる。
Moreover, in the said embodiment, the
また、上記実施の形態においては、弁本体に固定される第1のねじ部材を雌ねじ部材とし、第1のねじ部材に螺合する第2のねじ部材を雄ねじ部材としているが、第1のねじ部材を雄ねじ部材とし、第2のねじ部材を雌ねじ部材とすることもできる。 Moreover, in the said embodiment, although the 1st screw member fixed to a valve main body is made into the internal thread member, and the 2nd screw member screwed together to the 1st screw member is made into the external thread member, the 1st screw The member may be a male screw member, and the second screw member may be a female screw member.
1 電動弁
2 導管
2a 流路
3 導管
3a 流路
4 弁座
5 弁本体
5a 弁室
5b 上端部
5c 均圧孔
6 キャン
7 ロータ
7a 溝部
8 ばね収容部
8a 下端部
8b 均圧孔
9 支持リング
9a 孔部
9b 突出部
9c ばね収容部
9d 端部
9e 端部
10 弁軸(第2のねじ部材)
10a 上端部
10b 雄ねじ部
11 弁軸ホルダ(第1のねじ部材)
11a 雌ねじ部
11b 全開上ストッパ部
11c 全閉下ストッパ部
12 弁体
12a 上部
13 コイルばね
14 全閉上ストッパ部
14a 基部
14b 突出部
14c 全閉上ストッパ部
14e 傾斜面
14f 孔部
14g 雌ねじ部
15 コイルばね
15a ばね本体
15b、15c 突出部
16 係止リング
17 全開下ストッパ
17a 全開下ストッパ部
18 押圧板
19 リング
31 電動弁
32 弁体
33 弁体保持部材
33a 下端部
41 電動弁
44 全閉上ストッパ
44a 基部
44b 切欠部
44c 全閉上ストッパ部
44e 傾斜面
44f 孔部
44g 雌ねじ部
45 コイルばね
45a ばね本体
45b 突出部
45c 突出部
49 支持リング
49a 孔部
49c ばね収容部
49f 孔部
DESCRIPTION OF
10a
11a
Claims (3)
該第2のねじ部材が回転することにより、前記弁本体内の弁座と接離する弁体とを備えた電動弁において、
前記ロータの回転に伴って回転する全閉上ストッパ部と、
前記第1のねじ部材に設けられ、該電動弁の全閉時において、前記全閉上ストッパ部に当接して前記第2のねじ部材の弁閉方向の回転を規制する全閉下ストッパ部と、
前記全閉上ストッパ部が前記全閉下ストッパ部に衝突する際の衝撃を緩和する緩衝部材とを備え、
該緩衝部材は、前記全閉上ストッパ部を、前記全閉下ストッパ部への衝突方向と反対側に付勢するコイルばねであり、該コイルばねがねじられて前記衝撃を緩和することを特徴とする電動弁。 A second screw member that rotates with the rotation of the rotor of the electric motor and that is screwed with the first screw member fixed to the valve body;
In the motor-operated valve provided with a valve body that contacts and separates from the valve seat in the valve body by rotating the second screw member,
A fully-closed stopper portion that rotates as the rotor rotates,
A fully-closed stopper portion that is provided on the first screw member, and that contacts the fully-closed upper stopper portion when the motor-operated valve is fully closed, and restricts rotation of the second screw member in the valve-closing direction; ,
A buffer member that alleviates an impact when the fully closed stopper portion collides with the fully closed stopper portion ;
The buffer member, the total閉上stopper portion, said a coil spring for urging the opposite side of the collision direction to all closed lower stopper, that you relieve the impact the coil spring is twisted Features a motorized valve.
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