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JP5385478B2 - 電球形ランプ及び電球形蛍光ランプ及び照明装置 - Google Patents

電球形ランプ及び電球形蛍光ランプ及び照明装置 Download PDF

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JP5385478B2 JP2013118713A JP2013118713A JP5385478B2 JP 5385478 B2 JP5385478 B2 JP 5385478B2 JP 2013118713 A JP2013118713 A JP 2013118713A JP 2013118713 A JP2013118713 A JP 2013118713A JP 5385478 B2 JP5385478 B2 JP 5385478B2
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Description

この発明は、発光管を固定するプレートと、内部に電子部品が収納されるとともに口金が装着されるハウジングとを有し、基板に実装される電子部品の温度上昇を抑制し、且つプレートとハウジングとの固定強度に優れた電球形蛍光ランプに関する。また、この電球形蛍光ランプ用の照明装置に関する。
従来、ハウジングと、ハウジングに収納された点灯回路と、ハウジングの一端側に取り付けられた口金と、ハウジングの他端側に取り付けられ、長手方向の中央部より点灯回路から離間する側に電極部が配置された発光管と、を具備する電球形蛍光ランプにおいて、点灯回路に接続した入力線をハウジングの内側を通した状態で、プレートをハウジングの開口から圧入し、ハウジング嵌合部を係合部に係合などして、プレートをハウジングに固定する電球形蛍光ランプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の別の電球形蛍光ランプは、スパイラル形状の発光管(発光部)及び点灯回路が装着された金属製のプレートと、白熱電球用のソケットにねじ込み可能な電源入力端である口金が設けられた樹脂製のハウジングと、発光管を覆うガラス製のグローブとを有する。グローブは、その外環部分がプレートに固定保持されている。ハウジングも同様にその外環部分がプレートに固定保持されている。プレートには係合部が設けられており、ハウジングには爪が設けられている。プレートとハウジングとは、係合部と爪とが係合することで固定されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−315402号公報 特開2008−288130号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された電球形蛍光ランプは、プレートとハウジングとが、係合部と爪とが係合することで固定されているだけであるので、プレート及びハウジングの寸法のバラツキにより、係合部と爪との係合が不十分で、プレートからハウジングが外れる場合があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、基板に実装される電子部品の温度上昇を抑制するとともに、プレートとハウジングとの固定強度が優れた電球形蛍光ランプ及びその電球形蛍光ランプ用の照明装置を提供する。
この発明に係る電球形ランプは、
発光部と、
前記発光部が固定されるプレートと、
前記プレートに固定されるとともに、基板に電子部品が実装され、前記発光部を点灯させる回路部と、
前記回路部を収納し、前記プレートに嵌合するハウジングと、
前記基板の前記ハウジング側に実装される前記電子部品のうちの少なくとも一つの電子部品と、前記ハウジングとを接着固定する接着剤と、を備え、
前記回路部の前記基板は、前記プレートに固定され、
前記プレートと前記ハウジングとは、嵌合により、固定され、
前記プレートと前記ハウジングとは、嵌合の他に、前記接着剤により前記ハウジングに固定される前記一つの電子部品が前記基板に固定されることにより、固定されることを特徴とする。
この発明に係る電球形ランプは、プレートとハウジングとは、嵌合により、固定され、かつ、接着剤によりハウジングに固定される一つの電子部品が基板に固定されるものであるので、ハウジングが外れる恐れが少ない。
実施の形態1を示す図で、電球形蛍光ランプ100を示す正面図。 図1のA−A断面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10を示す図((a)は正面図、(b)はプレート20側から見た図)。 実施の形態1を示す図で、プレート20の斜視図。 実施の形態1を示す図で、プレート20の平面図(ハウジング30側から見る)。 実施の形態1を示す図で、プレート20の側面図。 実施の形態1を示す図で、ハウジング30の正面図。 実施の形態1を示す図で、ハウジング30の側面図(プレート20側)。 実施の形態1を示す図で、ハウジング30の側面図(口金40側)。 図9のB−B断面図。 図9のA−A断面図。 図9のC−C断面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10をプレート20に固定した状態を示す正面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10をプレート20に固定した状態を示す平面図(ハウジング30側から見る)。 実施の形態1を示す図で、インバータ部50の平面図(ハウジング30側から見る)。 実施の形態1を示す図で、インバータ部50の平面図(プレート20側から見る)。 実施の形態1を示す図で、インバータ部50の側面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す縦断面図。 実施の形態1を示す図で、発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す平面図(インバータ部50を見る)。 実施の形態1を示す図で、図18にハウジング30を取り付けた状態を示す縦断面図。 図20のB部拡大図。 実施の形態1を示す図で、照明装置200の構成図。
実施の形態1.
(概要)
本実施の形態の電球形蛍光ランプは、複数のU字形の発光管を接合した発光部と、発光部を高周波点灯させるインバータ回路とを一体化し、電球と同じ口金を取り付けた蛍光ランプである。
そして、インバータ回路を構成する少なくとも一つの電子部品をハウジングに近接して配置し、且つハウジングと前記一つの電子部品を熱伝導性に優れた接着剤(例えば、シリコン等)で結合して、前記一つの電子部品の温度上昇を抑制する点が一つの特徴である。
また、複数のU字形の発光管を接合した発光部を固定するとともに、インバータ回路の基板を固定するプレートと、インバータ回路を内蔵するハウジングとは、嵌合による固定の他に、ハウジング→接着剤→前記一つの電子部品→基板→プレートのルートにより固定されることを他の特徴とする。
さらに、基板に配置される耐熱性裕度の少ない面実装の電子部品(例えば、スイッチング素子)の温度上昇を抑制するために、基板を間にしてハウジングと熱伝導性に優れた接着剤で固定された前記一つの電子部品と対向するように、前記耐熱性裕度の少ない面実装の電子部品を実装する点が他の特徴である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態の電球形蛍光ランプについて説明する。図1、図2は実施の形態1を示す図で、図1は電球形蛍光ランプ100を示す正面図、図2は図1のA−A断面図である。
電球形蛍光ランプ100は、少なくとも以下に示す要素を備える。
(1)3個のU字形の発光管を接合した発光部10;
(2)発光部10を固定するとともに(接着剤(シリコン等)による)、インバータ部50(図2参照)を固定するプレート20(固定方法については後述する);
(3)インバータ部50を収納し、白熱電球と同じ口金40が取り付けられ、プレート20に嵌合するハウジング30;
(4)ハウジング30のプレート20と反対側の端部に取り付けられる口金40;
(5)プレート20に基板(後述する)が固定され、ハウジング30内部に収納されるインバータ部50;
(6)インバータ部50の一つの電子部品(後述する)をハウジング30に近接して配置し、さらにハウジング30と前記一つの電子部品との間に施される熱伝導性の良い接着剤60(例えば、シリコン、図2参照)。
本実施の形態は、ハウジング30、インバータ部50並びにプレート20の構成に特徴がある。従って、これらについて詳述する。発光部10、口金40については、簡単に触れる。
図3は実施の形態1を示す図で、発光部10を示す図((a)は正面図、(b)はプレート20側から見た図)である。発光部10は、3個のU字管10a(発光管)を接合部10b(二箇所)で接合して、一つの放電路を形成する。放電路の両端部に、電極等を有するステム(図示せず)が取り付けられ、放電路の両端部から夫々二本のランプリード線10cが外部に引き出されている。ランプリード線10cは、合計四本である。3個のU字管10aは、接着剤10dでU字管10aの股部付近で接着されている。
図4乃至図6は実施の形態1を示す図で、図4はプレート20の斜視図、図5はプレート20の平面図(ハウジング30側から見る)、図6はプレート20の側面図である。
図4乃至図6を参照しながら、プレート20について説明する。プレート20は、全体形状が略円形の皿状である。一面(ハウジング30側)が開口している。また、発光部10側は、U字管10aを挿入する円形の穴部20aが6個開けられている。プレート20の材料は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)である。
また、プレート20のハウジング30側の内周に、内側に突出し軸方向に延びる突出部20bが、周方向に略等間隔に形成されている。これらの突出部20bには、インバータ部50の基板(後述する)を載置する基板載置面20b−1が形成されている。突出部20bのハウジング30側端部から所定の長さ内側に入った部位に、段差部が設けられ、この段差部が基板載置面20b−1になっている。
また、突出部20bの発光部10側端部(穴部20aが6個開けられている面のハウジング30側の面)には、径方向に延びるリブ20dが放射状に6個形成されている。後述するように、発光部10はプレート20の円形の穴部20aに挿入後、接着剤(シリコン等)により、固定される。その際、プレート20の穴部20aが6個開けられている面のハウジング30側の面にリブ20dを設けることにより、プレート20の接着剤が載る面積が増加し、発光部10を保持する保持力(接着強度)が向上する。
また、プレート20のハウジング30側端部の内周に、インバータ部50の基板(後述する)をプレート20に取り付ける際に、基板を押える一つのプレート内周凸部20d−1が形成されている。また、その際、プレート20の6個の突出部20bは、基板の外周に形成された切り欠きと嵌合する。
後述するが、インバータ部50の基板とプレート20とは、上記以外に、発光部10の4本のランプリード線10cが基板に設けられるピン(例えば、錫メッキ銅)に巻き付けられることにより固定される(これを、ラッピングという)。
また、プレート20のハウジング30側端部に、後述するハウジング30の位置決め用リブ30c(例えば、図11参照)が挿入される位置決め用溝20eが、略180°間隔で形成されている。
さらに、プレート20のハウジング30側端部の近傍に、後述するハウジング30の凸部30d(例えば、図11参照)が係合する係合穴20cが、周方向に略等間隔に4個形成されている。
図7乃至図12は実施の形態1を示す図で、図7はハウジング30の正面図、図8はハウジング30の側面図(プレート20側)、図9はハウジング30の側面図(口金40側)、図10は図9のB−B断面図、図11は図9のA−A断面図、図12は図9のC−C断面図である。
図7乃至図12を参照しながら、ハウジング30について説明する。ハウジング30は、インバータ部50を収納するインバータ部収納部30aと、口金40が嵌合する口金嵌合部30bとからなる。インバータ部収納部30aは、断面が略円形で、口金嵌合部30bからプレート20側端部に向かって徐々に径が大きくなる形状(テーパ部30f)である。また、口金嵌合部30bとテーパ部30fとの境は、段差部30eになっている。ハウジング30の材料は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂)である。
ハウジング30は、プレート20側端部の内周に、位置決め用リブ30cを2個備える(例えば、図8、図11)。2個の位置決め用リブ30cは、略180°間隔で配置されている。ハウジング30をプレート20に嵌める際に、位置決め用リブ30cはプレート20の位置決め用溝20eに挿入され、ハウジング30の周方向の位置決めがなされる。
図11に示すように、位置決め用リブ30cには、プレート20側端部が略L字状に切り欠かれ、位置決め用リブ段差部30c−1が形成されている。ハウジング30をプレート20に嵌める際に、プレート20のハウジング30側端部がこの位置決め用リブ段差部30c−1に当接する。
また、ハウジング30は、インバータ部収納部30aのプレート20側端部の近傍の内周に、ハウジング30をプレート20に嵌める際に、プレート20の4個の係合穴20cに係合する凸部30d(例えば、図11参照)が、内側に突出するように形成されている。凸部30dは、プレート20の4個の係合穴20cと同様に、周方向に略等間隔に4個形成されている。
図13、図14は実施の形態1を示す図で、図13は発光部10をプレート20に固定した状態を示す正面図、図14は発光部10をプレート20に固定した状態を示す平面図(ハウジング30側から見る)である。
発光部10は、夫々のU字管10aの股部の反対側の端部がプレート20の穴部20aに挿入される。そして、図14に示すように、接着剤21(図14においてハッチングで示す、シリコン等)により、発光部10がプレート20に固定される。
このとき、プレート20の穴部20aが6個開けられている面のハウジング30側の面にリブ20dが設けられているので、プレート20の接着剤21が載る面積が増加し、発光部10を保持する保持力(接着強度)が向上する。
図15乃至図17は実施の形態1を示す図で、図15はインバータ部50の平面図(ハウジング30側から見る)、図16はインバータ部50の平面図(プレート20側から見る)、図17はインバータ部50の側面図である。
図15乃至図17を参照しながらインバータ部50について説明する。インバータ部50は、基板51(片面基板)の部品面(図17の半田面の反対側の面)に、電子部品53(一つの電子部品、例えば、チョークコイル等)やその他の電子部品56が配置される。基板51(片面基板)の部品面に配置される電子部品53,56は、それらのリード線が基板51を貫通して半田面でパターン(図示せず)に半田付けされる。電子部品53,56のような電子部品を、挿入形部品もしくはラジアル部品と呼ばれる。
本実施の形態は、後述するが、電子部品53(例えば、チョークコイル等)の温度上昇を抑制する点が一つの特徴である。
そして、ハウジング30への熱伝導により冷却される電子部品53に、その他の電子部品56を近接して配置する。例えば、電子部品53の周囲の5mm以内に、その他の電子部品56を近接して配置するのが好ましい。そのように構成することにより、その他の電子部品56の温度上昇も抑制することができる。
図15は、基板51(片面基板)の部品面(図17の半田面の反対側の面)を見ているが、ここでは、図が複雑になるので、その他の電子部品56は図示を省略している。
図15に示すように、基板51の外周縁の近傍に、発光部10のランプリード線が接続されるピン52が4本立設している。図17では、そのうちの2本が見えている(他の2本は見えている2本のピン52に隠れている)。
また、図15に示すように、基板51の外周縁の近傍に、基板51と口金40とを電気的に接続する一対の基板リード線54がハウジング30側に引き出されている(図17では見えていない)。図16に示す基板リード線54は、半田面で半田付けされる基板リード線54の基板51側端部を示している。
図16、図17に示すように、電子部品53(例えば、チョークコイル等で、後述するように接着剤を介してハウジング30から放熱される)は、挿入型部品であり、そのリード線53a(例えば、3本)が基板51の穴を貫通して、半田面側に引き出され、半田面に半田付される。そのため、面実装の部品に比べて基板51を貫通した3本のリード線53aが基板51に半田付けされ、電子部品53と基板51が、3本のリード線53aを有する部品により強固に固定されることにより、ハウジング30とプレート20がより強固に固定される。尚、電子部品53のリード線53aは、少なくとも3本とする。
半田面には、面実装の電子部品が実装されるが、図17ではそれらの面実装の電子部品は、スイッチング素子55以外の図示を省略している。図16に、面実装の電子部品の一つであるスイッチング素子55(トランジスタ、FET(電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子)を示す。スイッチング素子55は、インバータ部50の電子部品の中で、最も温度が高くなるとともに、耐熱裕度の少ない電子部品である。且つ発光部10の熱の影響を受ける位置(発光部10の電極側端部と近接してプレート20内にある)にあるので、温度上昇が抑制されるように冷却されるのが好ましい。そこで、スイッチング素子55を、電子部品53(例えば、チョークコイル等で、後述するように接着剤を介してハウジング30から放熱される)と基板51を間にして、対向するように配置している。さらに、スイッチング素子55が、電子部品53の基台面積部の内側の範囲に配置されるのが、より好ましい。
図18、図19は実施の形態1を示す図で、図18は発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す縦断面図、図19は発光部10が固定されたプレート20にインバータ部50を取り付けた状態を示す平面図(インバータ部50を見る)である。
発光部10が固定されたプレート20に、インバータ部50が取り付けられる。先ずプレート20のハウジング30側端部の内周に形成されているプレート内周凸部20d−1(図4、図19)の下に、基板51のピン52が設けられている端部と反対側の端部(図19では左側)を潜り込ませる。さらに、プレート20の6個の突出部20bの一つに、基板51の切欠き57を嵌める。
次に、発光部10の4本のランプリード線10c(図14)を基板51に設けられる4本のピン52(例えば、錫メッキ銅)に巻き付ける。このラッピングにより、インバータ部50の基板51とプレート20とは、さらに固定される。
このように、インバータ部50とプレート20とは、嵌合(係合)とラッピングにより、確実に固定されることになる。
図20、図21は実施の形態1を示す図で、図20は図18にハウジング30を取り付けた状態を示す縦断面図、図21は図20のB部拡大図である。
次に、プレート20にハウジング30を取り付ける。先ずハウジング30の2個の位置決め用リブ30c(図8)をプレート20の2個の位置決め用溝20eに挿入する。このとき、同時にハウジング30の4個の凸部30d(図8)をプレート20の4個の係合穴20c(図6)に嵌める。
プレート20とハウジング30とは、ハウジング30の4個の凸部30dとプレート20の4個の係合穴20cとの嵌合により固定される。
また、インバータ部50は、インバータ部50の電子部品53(例えば、チョークコイル等)がハウジング30に近接するレイアウトとする。さらに、ハウジング30と電子部品53との間に接着剤60(例えば、シリコン)を充填する。
ハウジング30と電子部品53との間に接着剤60(例えば、シリコン)を充填することにより、電子部品53の温度上昇が抑制される。
また、電子部品53と基板51を間にして、発熱性の電子部品であり、且つ発光部10の熱の影響を受ける位置に設けられるスイッチング素子55を、対向するように配置している。これにより、スイッチング素子55の温度上昇も抑制される。
ハウジング30と電子部品53とは、接着剤60により固定される。電子部品53は、そのリード線が基板51を貫通して半田面(図17)で基板51のパターンに半田付けされる。基板51は、前述したように、嵌合とラッピングによりプレート20に固定されているので、ハウジング30は、ハウジング30→接着剤60→電子部品53→基板51→プレート20の結合によってもプレート20に固定されることになる。
プレート20とハウジング30とは、以下に示す二つの方法で固定されることになる。(1)ハウジング30の4個の凸部30dとプレート20の4個の係合穴20cとの嵌合;
(2)ハウジング30→接着剤60→一つの電子部品53→基板51→プレート20の結合。
次に、ハウジング30の段差部30eの作用について説明する。ハウジング30に段差部30eを設けることにより、次のような効果がある。
(1)ハウジング30と電子部品53とを接着する接着剤60の使用量を低減できる。ハウジング30のテーパ部30f、段差部30e、電子部品53とで形成される空間に接着剤60が充填されるが、この空間は段差部30eがあることにより、段差部30eがない場合に比べて体積が減る。その分、接着剤60の使用量を減らすことができる。
(2)電球形蛍光ランプ100を照明器具に装着する場合に、ハウジング30に段差部30eがあると、照明器具とハウジング30との干渉を段差部30eがない場合に比べて減らすことができ、照明器具への装着性が向上する。
図22は実施の形態1を示す図で、照明装置200の構成図である。照明装置200は、本実施の形態の電球形蛍光ランプ100を、白熱電球用の照明器具201のソケット202に装着して使用することができる。本実施の形態の電球形蛍光ランプ100を使用することにより、ランプの寿命が長くなり、ランプ交換の手間を減らすことができる。
10 発光部、10a U字管、10b 接合部、10c ランプリード線、10d 接着剤、20 プレート、20a 穴部、20b 突出部、20b−1 基板載置面、20c 係合穴、20d リブ、20d−1 プレート内周凸部、20e 位置決め用溝、21 接着剤、30 ハウジング、30a インバータ部収納部、30b 口金嵌合部、30c 位置決め用リブ、30c−1 位置決め用リブ段差部、30d 凸部、30e 段差部、30f テーパ部、40 口金、50 インバータ部、51 基板、52 ピン、53 電子部品、53a リード線、54 基板リード線、55 スイッチング素子、56 電子部品、60 接着剤、100 電球形蛍光ランプ、200 照明装置、201 照明器具、202 ソケット。

Claims (15)

  1. 発光部と、
    前記発光部が固定されるプレートと、
    前記プレートに固定されるとともに、基板に電子部品が実装され、前記発光部を点灯させる回路部と、
    前記回路部を収納し、前記プレートに嵌合するハウジングと、
    前記基板の前記ハウジング側に実装される前記電子部品のうちの少なくとも一つの電子部品と、前記ハウジングとを接着固定する接着剤と、を備え、
    前記回路部の前記基板は、前記プレートに固定され、
    前記プレートと前記ハウジングとは、嵌合により、固定され
    前記プレートと前記ハウジングとは、嵌合の他に、前記接着剤により前記ハウジングに固定される前記一つの電子部品が前記基板に固定されることにより、固定されることを特徴とする電球形ランプ。
  2. 発光部と、
    前記発光部が固定されるプレートと、
    前記プレートに固定されるとともに、基板に電子部品が実装され、前記発光部を点灯させる回路部と、
    前記回路部を収納し、前記プレートに嵌合するハウジングと、
    前記基板の前記ハウジング側に実装される前記電子部品のうちの少なくとも一つの電子部品と、前記ハウジングとを接着固定する接着剤と、を備え、
    前記回路部の前記基板は、前記プレートに固定され、
    前記プレートと前記ハウジングとの接合部分は、機械的嵌合のみにより、固定されることを特徴とする電球形ランプ。
  3. 発光管で構成され、ランプリード線を有する発光部と、
    前記発光部が固定されるプレートと、
    前記プレートに固定されるとともに、基板に電子部品が実装され、前記発光部を点灯させるインバータ部と、
    前記インバータ部を収納し、前記プレートに嵌合するハウジングと、
    前記基板の前記ハウジング側に実装される前記電子部品のうちの少なくとも一つの電子部品と、前記ハウジングとを接着固定する接着剤と、を備え、
    前記インバータ部の前記基板は、前記プレートに固定され、
    前記プレートと前記ハウジングとは、嵌合により、固定され、
    前記プレートと前記ハウジングとは、嵌合の他に、前記接着剤により前記ハウジングに固定される前記一つの電子部品が前記基板に固定されることにより、固定されることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  4. 発光管で構成され、ランプリード線を有する発光部と、
    前記発光部が固定されるプレートと、
    前記プレートに固定されるとともに、基板に電子部品が実装され、前記発光部を点灯させるインバータ部と、
    前記インバータ部を収納し、前記プレートに嵌合するハウジングと、
    前記基板の前記ハウジング側に実装される前記電子部品のうちの少なくとも一つの電子部品と、前記ハウジングとを接着固定する接着剤と、を備え、
    前記インバータ部の前記基板は、前記プレートに固定され、
    前記プレートと前記ハウジングとの接合部分は、機械的嵌合のみにより、固定されることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  5. 前記一つの電子部品は、リード線を有する挿入型部品であり、前記基板に設けられた穴にリード線が貫通して該基板の半田面に引き出され、前記半田面に半田付けされることにより、前記基板に固定されることを特徴とする請求項3又は4記載の電球形蛍光ランプ。
  6. 前記一つの電子部品は3本以上の前記リード線を有し、前記基板に設けられた3つ以上の前記穴に、前記リード線が貫通することを特徴とする請求項5記載の電球形蛍光ランプ。
  7. 前記基板は、前記プレートに嵌合並びに前記ランプリード線が前記基板のピンに巻き付けられるラッピングにより固定されることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の電球形蛍光ランプ。
  8. 前記一つの電子部品が、前記ハウジングに近接して配置されることを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載の電球形蛍光ランプ。
  9. 前記一つの電子部品は、チョークコイルであることを特徴とする請求項3乃至8のいずれかに記載の電球形蛍光ランプ。
  10. 前記ハウジングは、前記インバータ部を収納する、前記プレート側端部に向かって徐々に径が大きくなるテーパ形状のインバータ部収納部を備え、
    前記インバータ部収納部の前記プレート側端部の反対側に段差部が形成され、
    前記テーパ形状と前記段差部とで形成される空間に、前記接着剤により前記ハウジングに接着固定される前記一つの電子部品を収納することを特徴とする請求項3乃至9のいずれかに記載の電球形蛍光ランプ。
  11. 前記一つの電子部品に、その他の電子部品を近接して配置することを特徴とする請求項3乃至10のいずれかに記載の電球形蛍光ランプ。
  12. 前記一つの電子部品に、その他の電子部品を5mm以内に近接して配置することを特徴とする請求項11記載の電球形蛍光ランプ。
  13. 請求項1乃至2のいずれかに記載の電球形ランプまたは請求項3乃至12のいずれかに記載の電球形蛍光ランプと、前記電球形ランプまたは前記電球形蛍光ランプが装着される照明器具と、を備えたことを特徴とする照明装置。
  14. 前記プレートは、周方向に略等間隔に形成された複数個の係合穴を有し、
    前記ハウジングは、周方向に略等間隔に形成された複数個の凸部を有し、
    前記プレートと前記ハウジングとは、複数個の係合穴と複数個の凸部との嵌合により固定されることを特徴とする請求項2記載の電球形ランプ。
  15. 前記プレートは、周方向に略等間隔に形成された複数個の係合穴を有し、
    前記ハウジングは、周方向に略等間隔に形成された複数個の凸部を有し、
    前記プレートと前記ハウジングとは、複数個の係合穴と複数個の凸部との嵌合により固定されることを特徴とする請求項4記載の電球形蛍光ランプ。
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