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JP5377550B2 - ポータブル型サーマルプリンタ - Google Patents

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JP5377550B2 JP2011046917A JP2011046917A JP5377550B2 JP 5377550 B2 JP5377550 B2 JP 5377550B2 JP 2011046917 A JP2011046917 A JP 2011046917A JP 2011046917 A JP2011046917 A JP 2011046917A JP 5377550 B2 JP5377550 B2 JP 5377550B2
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Description

本発明の実施態様は、携帯が可能なポータブル型サーマルプリンタに関する。
従来から、幅方向に沿って発熱素子列からなるサーマルプリンタへッドを備え、このサーマルプリンタヘッドに接触しながら回転するプラテンローラとの間にサーマル紙である用紙を通紙し、用紙に一定の押圧をかけながらサーマルプリンタヘッドが印字を行う、サーマルプリンタが用いられる。
近時、この種のサーマルプリンタについては、携帯を可能としたポータブル型のものが開発されている。ポータブル型サーマルプリンタは、たとえば、商品の販売で特売やタイムサービス等と称する値引を実施する際に、その現場に持ち込んで必要な情報を、その場で印刷操作でき、極めて機動性に富む。
特開2009−173353号公報
前記プリンタには、用紙の斜行を防止しつつ搬送をガイドする斜行防止機構が備えられる場合がある。このプリンタでは、用紙をハウジング内に収納し、用紙幅にあわせて斜行防止機構を調整すべく、ハウジング内部に手指を挿入する必要があるが、ハウジングは極力小型化され、用紙および構成部品が略満杯状態で備えられていて、手指を挿入し難い。
このような事情から、ハウジング内部に手指を挿入しないで、斜行防止機構を調整可能とすることが望まれていた。
本実施形態では、ロール状に巻回された用紙を収容するハウジングと、ハウジング内の前記用紙を案内経路に沿って搬送する搬送手段と、案内経路上に配置され搬送される用紙に印刷を行う印刷手段と、用紙の搬送方向と直交する用紙幅を設定し、用紙の両端面に当接するよう調整自在なスライド調整部材を備え、搬送される用紙の斜行を防止する斜行防止手段とを具備する。
斜行防止手段のスライド調整部材は、ハウジングの底面部であり、この底面部に形成される底面凹陥部からハウジングの外部へ突出していて、ハウジング外部から調整自在とした。
本実施形態に係る、ポータブル型サーマルプリンタの外観斜視図。 同実施形態に係る、カバーを開放した状態のポータブル型サーマルプリンタの概略構成図。 同実施形態に係る、カバーを開放するとともに、内部にロール用紙を収容したポータブル型サーマルプリンタの概略構成図。 同実施形態に係る、斜行防止機構の概略斜視図。 同実施形態に係る、斜行防止機構の背面側の概略斜視図。 同実施形態に係る、ポータブル型サーマルプリンタの底面部の斜視図。 同実施形態に係る、斜行防止機構の要部の分解斜視図。 同実施形態に係る、斜行防止機構の要部の縦断面図。 同実施形態に係る、斜行防止機構の要部の背面図。
以下、本実施形態のポータブル型サーマルプリンタSを図面にもとづいて説明する。
図1は、ポータブル型サーマルプリンタSの外観斜視図。図2は、カバー4を開放したポータブル型サーマルプリンタSの概略構成図。図3は、カバー4を開放するとともに内部にロール用紙Pを収容したポータブル型サーマルプリンタSの概略構成図。
なお、図2および図3は、プリンタの左右幅方向を複数個に分断して示している。換言すれば、分断している線を繋ぎ合わせれば、実際のプリンタの左右幅方向寸法と略一致する。
ポータブル型サーマルプリンタSは、たとえば2インチ幅、もしくはそれ以下の幅寸法の用紙に印字が可能なタイプで、左右幅寸法が略88mm、奥行き寸法が略119mm、高さ寸法が略65mmの直方体形状をなす。バッテリを含む重さが略450gであり、超小型・軽量であるので、いずれの現場へも携帯でき、その場での印刷操作が可能である。
プリンタSの全ての構成部品をハウジング1内に収納するとともに、サーマル用紙であるロール状の用紙(以下、「ロール用紙」と呼ぶ)Pを収納する。ハウジング1は、ロール用紙Pを内部に導入できるように上面に開口部2が形成される。開口部2は、ハウジング1に回動支軸3を介して取付けられるカバー4によって開閉自在である。
前記回動支軸3は、開口部2の一辺をなすハウジング1の奥側辺に沿って取付けられる。カバー4が閉じられた状態で、カバー4の先端外側辺と開口部2の一辺であるハウジング1の側辺との間に、ハウジング1の両側端部を除く幅方向に沿って細長い隙間5が形成される。
この隙間5から、ロール用紙Pを引き出すとともに、印刷が行われた用紙Pが排出される。したがって、隙間5は、「用紙排出口5」として機能する。用紙排出口5から排出される用紙Pを容易にカットできるように、用紙排出口5を構成するハウジング1の手前側辺やカバー4の外側辺は鋭利な形状に形成するとよい。
ハウジング1の右側面には、接続コネクタ部6およびバッテリ収納部7が配置されている。
ハウジング1の内部には、ロール用紙Pを着脱自在に収納可能な用紙収納部8が形成される。ロール用紙Pは、ロール軸をハウジング1の幅方向に沿う状態で用紙収納部8に収納され、搬送手段をなす後述するプラテンローラ10によって引き出されて前記用紙排出口5に向けて搬送される。
ロール用紙Pはプラテンローラ10によって引き出される際に、斜行防止機構(斜行防止手段)Kによって、用紙の幅方向の位置ずれ移動である、斜行が防止される。斜行防止機構Kについては、図4ないし図9にもとづいて詳細に説明する。
ハウジング1内部に、印刷手段をなすサーマルプリンタヘッド13が設けられる。このサーマルプリンタヘッド13は、用紙幅寸法と一致する向きに設けられた発熱素子列を備えている。図示しない制御部の制御に応じて発熱素子列が発熱することで、サーマルプリンタヘッド13は用紙Pに対して印刷を行う。
サーマルプリンタヘッド13の手前側に、サーマルプリンタヘッド13を奥側上方へ付勢する、図示しないヘッドブラケットが隣設される。サーマルプリンタヘッド13の奥側には、ヘッドカバー14が隣設される。ヘッドカバー14はハウジング1に必要に応じて装着され、サーマルプリンタヘッド13の振動を防止すべく、これを押圧付勢する。
ハウジング1の内部でサーマルプリンタヘッド13の一側部に駆動モータが配置され、ここに駆動ギヤ15が取付けられる。前記プラテンローラ10は、カバー4の外辺部に沿って回転自在に支持されていて、この一側端部には従動ギヤ16が連結される。カバー4を閉じることで、従動ギヤ16は駆動ギヤ15と噛み合うよう構成される。
そして、プラテンローラ10と平行に、用紙抑えローラ17が配置されている。カバー4を閉じることで、プラテンローラ10はサーマルプリンタヘッド13の発熱素子列と接し、用紙抑えローラ17はヘッドカバー14と接するよう、それぞれがカバー4に位置決め配置される。
このように構成されたポータブル型サーマルプリンタSにおいて、用紙収納部8にロール用紙Pを収納し、ロール用紙P先端を引き出してからカバー4を閉じる。引き出された用紙Pはサーマルプリンタヘッド13とプララテンローラ10との間に挟まれるとともに、ヘッドカバー14と用紙抑えローラ17との間に挟まれる。
サーマルプリンタヘッド13、プラテンローラ10、ヘッドカバー14、用紙抑えローラ17は、カバー4が閉じられた状態でロール用紙Pを用紙排出口5まで案内する案内経路を形成する。さらに、カバー4が閉じられると、駆動ギヤ15に従動ギヤ16が噛合し、制御部から駆動モータへ駆動信号が出力されて駆動ギヤ15が回転駆動される。
駆動ギヤ15の回転駆動力が従動ギヤ16を介してプラテンローラ10に伝達され、ロール用紙Pはプラテンローラ10によって繰り出されるとともに、斜行防止機構Kによって斜行を防止され、案内経路に沿って案内される。
すなわち、ロール用紙Pはサーマルプリンタヘッド13とプラテンローラ10との間を経由して、用紙排出口5へ向かう。制御部の制御に応じてサーマルプリンタヘッド13の発熱素子列が発熱し、ロール用紙Pに対して所定の内容を印刷する。
つぎに、斜行防止機構Kについて詳述する。
図4は、ハウジング1内から取出した斜行防止機構Kのみの概略斜視図。図5は、斜行防止機構Kをハウジング1の底面部である背面側から見た概略斜視図。
上述したように斜行防止機構Kは、ロール用紙Pの搬送途中において、用紙の搬送方向とは直交する方向である用紙幅方向への位置ずれ移動である、斜行を防止する機能を備えている。斜行防止機構Kは、用紙収納部8に配設されるが、一部はハウジング1内部から、この外部へ突出している。
斜行防止機構Kは、レール部材20にスライド自在に取付けられ、向かい合う二枚のガイドフェンス21A,21Bを基本構成とする。それぞれのガイドフェンス21A,21Bが用紙収納部8に収納されるロール用紙Pの両端面を挟み込むことによって、搬送される用紙Pの斜行を規制する。
具体的に斜行防止機構Kは、前記レール部材20およびガイドフェンス21A,21Bと、ラックアンドピニオンギヤ機構22と、スライド調整部材23とから構成される。
前記レール部材20は、ハウジング1の左右両側壁間を連結するよう、ハウジング1の幅方向の全長に亘って設けられていて、断面が略円弧状に曲成される薄肉の板体である。レール部材20の左右両側部に対称となる二箇所に、レール溝25がレール部材20の長手方向に沿って設けられる。
なお説明すると、それぞれのレール溝25は、一端部がレール部材20の左右両側部に近接した位置に設けられ、他端部がレール部材20の左右幅方向の略中間部から所定間隔を存した位置に設けられる。したがって、互いのレール溝25の他端部相互間はレール部材20がそのまま残される。
レール部材20上面で各レール溝25に、それぞれのガイドフェンス21A,21Bがレール溝25の長手方向に沿ってスライド自在に取付けられている。各レール溝25はレール部材20の両側端部近傍まで設けられるので、各ガイドフェンス21A,21Bもレール部材20の両側端部であるハウジング1の左右両側壁近傍に位置できる。
また、レール溝25の一端部相互は、レール部材20の長手方向の中央部に、互いに所定間隔を存した位置に設けられる。したがって、各ガイドフェンス21A,21Bも互いに近接した位置まで移動することができる。すなわち、ガイドフェンス21A,21Bは、プリンタSに適用される各種の幅寸法のロール用紙Pを挟み込むことができる。
各ガイドフェンス21A,21Bはいずれも、略円板状の平板部121a,121bを主体に形成される。そして、後述するように、スライドする際にサーマルプリンタヘッド13やヘッドカバー14等に干渉しないよう、部分的に切欠き部cが設けられる。
各ガイドフェンス21A,21Bにおける平板部121a,121bであり、互いに対向している一方の面は、ロール用紙の端面や、引き出されたロール用紙の側辺に当接する当接面であり、複数条の平行な溝加工が施される。各平板部121a,121bの下端には、レール溝25に移動自在に嵌め込まれる突部dが一体に設けられる。
各ガイドフェンス21A,21Bの突部dの下面には、ラックギヤ27が一体に連結される。ラックギヤ27は、レール部材20の下面に沿って延びていて、各ガイドフェンス21A,21Bがスライド移動すれば、ラックギヤ27も一体にレール部材20に沿ってスライドすることになる。
各図に示すように、各ガイドフェンス21A,21Bがレール溝25の左右両側端部位置にあるとき、ラックギヤ27の先端部相互は互いに所定間隔を存して交差する位置にある。この状態で、二つのラックギヤ27の先端部相互は、レール部材20の中央部下面に回転自在に取付けられるピニオンギヤ28に噛合している。
各図に示す位置から、ガイドフェンス21A,21Bのいずれか一方をレール部材20の中央部側へスライド付勢すれば、そのガイドフェンスと一体のラックギヤ27もスライドする。そして、ピニオンギヤ28を介して他方のラックギヤ27とガイドフェンスが中央部側へスライドし、互いのガイドフェンス21A,21Bが接近する。
互いのガイドフェンス21A,21Bが接近した位置から、一方のガイドフェンスをレール部材20の側端部方向へスライド付勢すれば、これと一体のラックギヤ27もスライドし、ピニオンギヤ28を介して他方のラックギヤ27とガイドフェンスがレール部材20の側端部側へスライドして、互いのガイドフェンス21A,21Bが離間する。
このようにして、ラックギヤ27とピニオンギヤ28は、一対のガイドフェンス21A,21Bを左右対称位置にスライドさせる、前記ラックアンドピニオンギヤ機構22を構成することとなる。
各ラックギヤ27の背面部には、平板状の突片で、先端が細かな連続凹凸状に形成される調整摘み30が一体に設けられる。調整摘み30が設けられる位置は、ガイドフェンス21A,21Bと同位置であるラックギヤ27の側端部であり、ガイドフェンス21A,21Bの位置はラックギヤ27を介して調整摘み30の位置と対称となる。
また、一方(右側)のラックギヤ27で、ここに突出する調整摘み30の近傍部位には、固定ねじ31が後述するように取付けられる。これら調整つまみ30と固定ねじ31で、前記スライド調整部材23が構成される。
つぎに、ラックギヤ27に対する固定ねじ31の取付け構造と、ハウジング1に対するスライド調整部材23の取付け構造について詳述する。
図6は、プリンタSの底面部の外観斜視図。図7は、ハウジング1に対するスライド調整部材23の取付け構造を示す斜視図。図8は、ハウジング1とラックギヤ27に対する固定ねじ31の取付け構造を示す断面図。図9は、図8の一部上面図。
各図は、図1に示すプリンタSを上下(天地)逆にした状態で示している。なお、ここではガイドフェンス21A,21Bに係る図示を省略している。
先に説明した左右のラックギヤ27に一体に設けられるスライド調整部材23を構成する両方の調整摘み30は、ハウジング1の底面部1aに設けられる調整摘みガイド用の長孔部33を挿通して底面部1a外へ突出する。いずれの長孔部33も、調整摘み30の移動範囲に対応した長さに設けられる。
一方のラックギヤ27に取付けられる固定ねじ31は、ハウジング1の底面部1aに設けられる固定ねじガイド用の長孔部34に挿通し、この頭部31aは底面部1a外へ突出する。この長孔部34も、固定ねじ31の移動範囲に対応した長さに設けられる。
ハウジング1の底面部1aは、前後方向の各端面から所定距離は同一高さに形成されるが、中間部のみ凹陥形成された底面凹陥部1abとなっている。上述した長孔部33,34は、正確には底面凹陥部1abに設けられる。各長孔部33,34から突出する調整摘み30と固定ねじ31の突出量はいずれも、底面凹陥部1abの凹陥深さよりも小さい。
すなわち、図6の状態から再び図1に示すようにプリンタSを上下逆にして正規の状態に配置したとき、調整摘み30先端と固定ねじ31の頭部31aが配置面に接触することはなく、プリンタSの姿勢は安定している。
固定ねじ31のねじ部31bは、ハウジング1の長孔部34と、ラックギヤ27に設けられる透孔35を挿通し、ラックギヤ27に取付けられる板ナット36にねじ止めされる。板ナット36のラックギヤ27における取付け構造は以下のようになる。
図8および図9に示すように、ラックギヤ27の調整摘み30突出側とは反対側の面(ガイドフェンスが設けられる面でもある)から矩形状の凹部37が、所定深さに設けられる。この凹部37における対向する両側辺に固定爪38が取付けられる。
前記板ナット36は、前記凹部37に挿入可能な面積と板厚に形成され、両側辺は前記固定爪38によって固定保持される。この状態で板ナット36のねじ孔36aはラックギヤ27の透孔35を介してハウジング1の長孔部34に連通する。
そこで、固定ねじ31のねじ部31bをハウジング1の長孔部34からラックギヤ27の透孔35に挿通し、板ナット36のねじ孔36aに螺合する。ねじ部31bの先端は板ナット36からラックギヤ27の凹部37内に突出する。
さらに、固定ねじ31を締め付ければ、固定ねじ頭部31aと板ナット36との間にハウジング1およびラックギヤ27を互いに強固に挟持固定する。ハウジング1に対するラックギヤ27の位置が固定され、いずれの調整摘み30をスライド付勢しても、ラックギヤ27およびサイドフェンス21A,21Bは移動しない。
固定ねじ31を緩めれば、ハウジング1に対するラックギヤ27の締結が解除され、調整摘み30への付勢操作が自由となる。
このようにして構成される斜行防止機構Kであり、実際にロール用紙Pをハウジング1内に収納する際は、以下に述べるような操作を行う。
はじめに、図1に示すようにプリンタSを上下正規の状態にしてカバー4を開放する。図2に示すように用紙収納部8を確認し、図3に示すように用紙収納部8にロール用紙Pを収納して先端部を引き出し、サーマルプリンタヘッド13に載せる。そして、カバー4を閉成し、用紙排出口5からロール用紙Pの先端が突出していることを確認する。
なお、ロール用紙Pを用紙収納部8に収納しようとしても、ロール用紙Pが用紙収納部8に収納できない場合がある。すなわち、斜行防止機構Kを構成するガイドフェンス21A,21Bの相互間隔がロール用紙P幅よりも狭い状態となっている。
このときは、ハウジング1の底面部1a(正確には、底面凹陥部1ab)に手指を当てて、いずれか一方の調整摘み30を探る。あるいは、ハウジング1を上下逆の姿勢にしてから一方の調整摘み30を見て、これに手指を当てる。
そして、調整摘み30をハウジング1の側部方向へ移動付勢するが、変位しない場合は固定ねじ31が締結状態にあるので、これを緩めてから行う。手指を当てた調整摘み30をハウジング1の側面部方向へスライド付勢すると、他方の調整摘み30もラックアンドピニオンギヤ機構22を介してハウジング1の他方の側面部方向へスライドする。
カバー4を開放し、ハウジング1内部を見ていれば、調整摘み30のスライドと一体にサイドフェス21A,21Bが互いに離間する方向へスライドすることを確認できる。調整摘み30をハウジング1の側面部までスライド付勢すれば、サイドフェス21A,21B相互間隔が充分に広げられたことになる。
したがって、このプリンタSに適用されるロール用紙Pであれば、どのような幅寸法のロール用紙Pであっても、この空間スペースに収納できる。
つぎに、いずれか一方の調整摘み30に手指を当てて、これまでとは逆方向であるハウジング1の中央部方向へスライド付勢する。これにともない、ラックアンドピニオンギヤ機構22を介して他方の調整摘み30もハウジングの中央部方向へスライドする。
カバー4を開放したままこの操作をすれば、両方のサイドフェス21A,21Bが互いに接近する方向にスライドし、ついにはロール用紙Pの端面に当接することを確認できる。
また、上述の操作はカバー4を閉成した状態で行ってもよい。すなわち、調整摘み30のスライドが止まった位置が、即、両方のサイドフェス21A,21Bがロール用紙Pの端面に当接することになるので、改めてサイドフェスサイドフェス21A,21Bを目視して位置を確認するまでもない。
いずれにしても、調整摘み30のスライドが止まったら固定ねじ31を締め、それから印字操作をなす。
このようにして、ロール用紙Pの幅寸法が複数種あっても、それぞれのロール用紙Pを確実に用紙収納部8に収納でき、斜行防止機構Kの作用を確実なものとできる。ロール用紙Pをハウジング1内に収納してから、手指をハウジング1内に挿入する必要はなく、全ての操作をハイジング1外部ですることとなり、操作性に優れる。
ハウジング1は、極力、小型化を推進でき、携帯に有利なサイズとなる。スライド調整部材23をハウジング1の底面凹陥部1abに突出したので、プリンタSとしての外観を損なうことはない。固定ねじ31を一方のラックギヤ27に取付けたが、他方のラックギヤ27に取付けてもよく、両方のラックギヤ27に取付けて確実な固定を図ってもよい。
なお、上述の実施形態は、例として提示したものであり、実施形態の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ハウジング、13…サーマルプリンタヘッド(印字手段)、10…プラテンローラ(搬送手段)、P…ロール用紙、K…斜行防止機構(斜行防止手段)、23…スライド調整部材、21A,21B…ガイドフェンス、20…レール部材、27…ラックギヤ、28…ピニオンギヤ、22…ラックアンドピニオンギヤ機構、30…調整摘み、31…固定ねじ、33,34…長孔部、36…板ナット、37…凹部、1a…(ハウジングの)底面部、1ab…(ハウジングの)底面凹陥部。

Claims (4)

  1. ロール状に巻回された用紙を収容するハウジングと、
    前記ハウジング内の前記用紙を案内経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記案内経路上に配置され、前記搬送される用紙に印刷を行う印刷手段と、
    前記用紙の搬送方向と直交する用紙幅を設定し、用紙の両端面に当接するよう調整自在なスライド調整部材を備え、前記搬送される用紙の斜行を防止する斜行防止手段と、を具備し、
    前記斜行防止手段の前記スライド調整部材は、前記ハウジングの底面部であり、この底面部に形成される底面凹陥部から前記ハウジングの外部へ突出していて、ハウジング外部から調整自在とした
    ことを特徴とするポータブル型サーマルプリンタ。
  2. 前記斜行防止手段は、
    前記収容された用紙の搬送方向に直交する用紙幅方向にスライド自在に設けられ、前記収納された用紙の両端面に当接するガイドフェンス対と、
    それぞれのガイドフェンスが移動自在に嵌り込むレール溝を備えたレール部材と、
    このレール部材に沿って設けられ、それぞれのガイドフェンスが連結されるラックギヤ、前記レール部材に設けられ、それぞれのラックギヤに噛合されるピニオンギヤからなるラックアンドピニオンギヤ機構と、
    前記ラックアンドピニオンギヤ機構における、それぞれのラックギヤに一体的に設けられる前記スライド調整部材と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載のポータブル型サーマルプリンタ。
  3. 前記スライド調整部材は、
    それぞれのラックギヤに一体的に設けられ、前記ハウジングの外部に突出する一対の調整摘みと、
    少なくともいずれか一方のラックギヤに設けられ、ラックギヤのハウジングに対する位置を固定し、もしくは変位自在とする少なくとも1個の固定ねじと、を具備し、
    前記ハウジングは、一対の前記調整摘みおよび少なくとも1個の前記固定ねじがスライド自在な長孔部を備えた
    ことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のポータブル型サーマルプリンタ。
  4. 少なくともいずれか一方のラックギヤは、板ナットが嵌め込まれる凹部が設けられ、
    前記固定ねじは、前記ハウジングに設けられる長孔部と、前記ラックギヤに設けられる透孔を介して前記板ナットのねじ孔に螺合する
    ことを特徴とする請求項3記載のポータブル型サーマルプリンタ。
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