JP5373735B2 - 自動変速機 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の自動変速機の第1実施形態を示している。この第1実施形態の自動変速機は、変速機ケース1内に回転自在に軸支した、図外の内燃機関(エンジン)等の駆動源ENGが出力する駆動力がロックアップクラッチLC及びダンパDAを有するトルクコンバータTCを介して伝達される入力軸2と、入力軸2と同心に配置された出力ギヤからなる出力部材3とを備えている。出力部材3の回転は、図外のデファレンシャルギヤやプロペラシャフトを介して車両の左右の駆動輪に伝達される。尚、トルクコンバータTCに代えて、摩擦係合自在に構成される単板型又は多板型の発進クラッチを設けてもよい。
図5を参照して、本発明の第2実施形態の自動変速機を説明する。第2実施形態の自動変速機においては、第4遊星歯車機構PGS4が第2遊星歯車機構PGS2の径方向外方に配置され、トルクコンバータに代えてダンパDA及び発進クラッチC0が設けられ、第2ブレーキB2に併設される1ウェイクラッチF1を省略している点を除き、第1実施形態と同一に構成され、各変速段も同一に確立することができる。
図6を参照して、本発明の第3実施形態の自動変速機を説明する。第3実施形態の自動変速機は、第1実施形態の第1遊星歯車機構PGS1と第2遊星歯車機構PGS2の位置を入れ替えたものであり、第1実施形態のものと同一の作用効果を奏する。
図7を参照して、本発明の第4実施形態の自動変速機を説明する。第4実施形態の自動変速機は、第1実施形態の第3遊星歯車機構PGS3と第1遊星歯車機構PGS1との位置を入れ換えて、第4遊星歯車機構PGS4を第3遊星歯車機構PGS3の径方向外方に配置した点を除き第1実施形態のものと同一に構成され、第1実施形態と同一の作用効果を得ることができる。
Claims (16)
- 変速機ケース内に回転自在に軸支されると共に駆動源からの動力により回転される入力軸を備え、該入力軸の回転を複数段に変速して出力部材から出力する自動変速機であって、
サンギヤ、キャリア及びリングギヤからなる3つの要素を夫々備える第1から第4の4つの遊星歯車機構が設けられ、
該第1遊星歯車機構の3つの要素を、相対回転速度比を直線で表すことができる共線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に夫々第1要素、第2要素及び第3要素とし、
前記第2遊星歯車機構の3つの要素を、共線図におけるギヤ比に対応する間隔での並び順に夫々第4要素、第5要素及び第6要素とし、
前記第3と第4の2つの遊星歯車機構の各要素は、4つの回転要素を構成し、当該4つの回転要素の相対回転速度比を直線で表すことができる共線図における並び順に、該4つの回転要素を一方から夫々第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素及び第4回転要素として、
前記第1要素が前記入力軸に連結され、前記第2回転要素が前記出力部材に連結され、前記第3要素と前記第6要素とを連結して第1連結体が構成され、前記第4要素と前記第4回転要素とを連結して第2連結体が構成され、
係合機構として、
前記第1要素と前記第3回転要素とを連結自在な第1クラッチと、
前記第2要素と前記第2連結体とを連結自在な第2クラッチと、
前記第2要素と前記第1回転要素とを連結自在な第3クラッチと、
前記第3回転要素を前記変速機ケースに固定自在な第1ブレーキと、
前記第5要素を前記変速機ケースに固定自在な第2ブレーキと、
前記第1連結体を前記変速機ケースに固定自在な第3ブレーキとを備え、
前記第1から第3の3つのクラッチと、前記第1から第3の3つのブレーキの合計6つの係合機構のうち、少なくとも3つの係合機構を連結状態又は固定状態とすることにより、各変速段を確立することを特徴とする自動変速機。 - 請求項1記載の自動変速機において、
前記第4要素は、前記第2遊星歯車機構のリングギヤであり、
前記第4回転要素は、前記第3遊星歯車機構のリングギヤと、前記第4遊星歯車機構のサンギヤとが連結されることにより構成され、
前記第4遊星歯車機構は、前記第2遊星歯車機構又は前記第3遊星歯車機構の径方向外方に配置され、
前記第4遊星歯車機構のサンギヤは、前記第2遊星歯車機構又は前記第3遊星歯車機構のリングギヤと一体に構成されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項2記載の自動変速機において、
前記第4遊星歯車機構は、前記第3遊星歯車機構の径方向外方に配置され、
前記第4遊星歯車機構のサンギヤは、前記第3遊星歯車機構のリングギヤと一体に構成され、
前記第1遊星歯車機構は、前記入力軸の軸線方向において、前記第2遊星歯車機構と前記第3遊星歯車機構との前記入力軸の軸線方向間の間に配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項3の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第5要素の正転を許容し逆転を阻止する1ウェイクラッチが設けられることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項4の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第1ブレーキは、噛合機構で構成されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項3の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第1ブレーキは、前記第3回転要素を前記変速機ケースに固定する固定状態と、前記第3回転要素の正転を許容し逆転を阻止する逆転阻止状態とに切換自在な2ウェイクラッチで構成されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項6の何れか1項記載の自動変速機において、
前記出力部材は、出力ギヤであり、
該出力ギヤは、前記変速機ケースから径方向内方に延びる側壁に設けられた筒状部に軸支され、
該筒状部の径方向内方に、前記第2クラッチ又は前記第3クラッチが配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項6の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第2クラッチと前記第3クラッチとが、互いに径方向に位置するように配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項8の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第1から第3の3つのブレーキのうちの少なくとも何れか1つのブレーキは、前記入力軸の軸端部に配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項9の何れか1項記載の自動変速機において、
前記出力部材は、出力軸であり、
該出力軸は、前記入力軸と同心に配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項10の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第2ブレーキ及び前記第3ブレーキは、前記第1遊星歯車機構及び前記第2遊星歯車機構の径方向外方に配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項10の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第2ブレーキと前記第3ブレーキとが、互いに径方向に位置するように配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項12の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第1ブレーキが前記第1クラッチの径方向外方に配置されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項13の何れか1項記載の自動変速機において、
前記第1から第4の4つの遊星歯車機構が、サンギヤと、リングギヤと、サンギヤ及びリングギヤと噛合するピニオンを自転及び公転自在に軸支するキャリアとからなるシングルピニオン型の遊星歯車機構で構成されることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項14の何れか1項記載の自動変速機において、
前記駆動源の動力を前記入力軸に伝達自在な発進クラッチが設けられることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項14の何れか1項記載の自動変速機において、
前記駆動源の動力は、トルクコンバータを介して前記入力軸に伝達されることを特徴とする自動変速機。
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