JP5363901B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents
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Description
この場合、プラズマを発生させる領域にはガス導入口からプロセスガスが導入される(例えば、特許文献1を参照)。ところが、特許文献1に開示されている技術のように、単に1つのガス導入口からプロセスガスを導入するようにするとプラズマを発生させる領域においてプロセスガスの濃度分布が不均一になるおそれがある。そして、プラズマを発生させる領域においてプロセスガスの濃度分布が不均一になると、中性活性種などのプラズマ生成物の生成効率が低下するおそれがある。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示がされた技術のように、開口径や開口方向が固定されたガス導入口を設けるようにすれば、プロセス条件などに応じてプロセスガスの流れ(例えば、流量、流速、流れ方向、拡散領域など)を制御することが困難となるおそれがある。また、特許文献2に開示がされた技術のように多数のガス導入口を有するガス供給ヘッドを設けるようにすれば、プラズマ処理装置の大型化、複雑化を招くことになる。
大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能な処理容器と、
前記処理容器の内部を所定の圧力まで減圧する減圧部と、
前記処理容器の内部に設けられた、被処理物を載置する載置部と、
前記処理容器の内部にプラズマを発生させるプラズマ発生部と、
前記処理容器の壁面を挿通する軸部と、前記軸部の前記処理容器の内部に面する側の一端に設けられた前記軸部の径寸法よりも大きい径寸法を有する拡径部と、を有する制御ノズル部であって、
さらに、軸方向に制御ノズル部を貫通するノズル孔を有する制御ノズル部と、
前記処理容器の内壁面に対する前記拡径部の位置を変化させる移動部と、
前記移動部を制御する制御部と、
前記制御ノズル部を介して、前記処理容器の内部にプロセスガスを供給するガス供給部と、
を備え、
前記制御部は、前記壁面を挿通する軸部の外周面に沿って供給されるプロセスガスの流れを、前記処理容器の内壁面に対する前記拡径部の位置を変化させることで制御すること、を特徴とするプラズマ処理装置が提供される。
処理容器の壁面を挿通する軸部と、前記軸部の前記処理容器の内部に面する側の一端に設けられた前記軸部の径寸法よりも大きい径寸法を有する拡径部と、を備える制御ノズル部であって、さらに軸方向に制御ノズル部を貫通するノズル孔を有する制御ノズル部を用い、前記壁面を挿通する軸部の外周面に沿って供給されるプロセスガスの流れを、前記処理容器の内壁面に対する前記拡径部の位置を変化させることで制御すること、を特徴とするプラズマ処理方法が提供される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理装置を例示するための模式断面図である。
図1に例示をするプラズマ処理装置1は、一般に「平行平板型RIE(Reactive Ion Etching)装置」と呼ばれる容量結合型プラズマ(CCP:Capacitively Coupled Plasma)処理装置である。すなわち、平行平板電極に高周波電力を印加することで発生させたプラズマを用いてプロセスガスGからプラズマ生成物を生成し、被処理物の処理を行うプラズマ処理装置の一例である。
処理容器2は、両端が閉塞された略円筒形状を呈し、減圧雰囲気が維持可能な気密構造となっている。そして、処理容器2の内部にはプラズマを発生させるプラズマ発生部3が設けられている。
下部電極8は、処理容器2内のプラズマPを発生させる領域の下方に設けられている。下部電極8には、被処理物Wを保持するための図示しない保持部が設けられている。図示しない保持部は、例えば静電チャックなどとすることができる。そのため、下部電極8は、上面に被処理物Wを載置、保持する載置部ともなる。
上部電極9は、下部電極8に対向するようにして設けられている。そして、下部電極8にはブロッキングコンデンサ6を介して電源5が接続され、上部電極9は接地されている。
電源5は、100KHz〜100MHz程度の高周波電力を下部電極8に印加する。ブロッキングコンデンサ6は、プラズマPの中で発生し下部電極8に到達した電子の移動を阻止するために設けられている。
減圧部7には、圧力制御部10、排気部11が設けられている。
排気部11は圧力制御部10を介して処理容器2の底面に接続されており、処理容器2の内部を減圧することができるようになっている。
圧力制御部10は、処理容器2の内圧を検出する図示しない真空計などの出力に基づいて、処理容器2の内圧が所定の圧力となるように制御する。
処理容器2の内部にプロセスガスGを供給するガス供給部12は、例えば、プロセスガスGを収納した高圧ボンベなどとすることができる。
なお、ガス供給部12には図示しないマスフローコントローラ(MFC:Mass Flow Controller)などが接続されており、これによって供給するプロセスガスGの流量を制御することができるようになっている。
制御部14は、電源5、圧力制御部10、排気部11、ガス供給部12、ガス流制御部13などの制御を行う。
図2は、ガス流制御部を例示するための模式図である。なお、図2(a)は制御ノズル部16を処理容器2の内壁面から突出させた状態を表し、図2(b)は制御ノズル部16を処理容器2の壁面側に引き込んだ状態を表している。
制御ノズル部16は、軸部16aと、軸部16aの一端に設けられた拡径部16bとを有している。また、制御ノズル部16の両端面間を貫通するノズル孔16cが設けられている。また、拡径部16bの径寸法は、軸部16aの径寸法よりも大きくなっており、処理容器2の壁面と当接させる部分には制御面16dが設けられている。
すなわち、制御ノズル部16は、処理容器2の壁面を挿通する軸部16aと、軸部16aの処理容器2の内部に面する側の一端に設けられた軸部16aの径寸法よりも大きい径寸法を有する拡径部16bと、を備えている。また、制御ノズル部16は、軸方向に貫通するノズル孔16cを備えている。また、拡径部16bは、処理容器2の内壁面に面する側に軸部16aの外周面に沿って供給されるプロセスガスGの流れを制御する制御面16dを有している。
図2(a)に示すように、移動部17により制御ノズル部16を処理容器2の内壁面から突出させた場合には、ガス供給部12から供給されたプロセスガスGはノズル孔16cと、孔2aの内周面と軸部16aの外周面との間に形成された空間と、を介して処理容器2の内部に導入される。この場合、ノズル孔16cを介して導入されるプロセスガスGは、直進するようにしてプラズマPを発生させる領域に到達する。すなわち、制御ノズル部16は、ノズル孔16cを介して、プラズマPを発生させる領域に向けて直進するようにプロセスガスGを導入する。
なお、本明細書におけるプロセスガスGの拡散領域とは、プラズマPを発生させる領域およびその周辺の領域であって、処理容器2の内部に導入されたプロセスガスGが拡がる領域をいう。
また、例えば、プロセスガスの成分比や濃度などを異なるものとすることで、中性活性種などのプラズマ生成物の生成効率を向上させたり、プラズマPを発生させる領域におけるプロセスガスの濃度分布の制御を行ったりすることができる。
また、制御ノズル部16の位置の移動は、作業者により適宜手動で行うようにすることもできるし、制御部14により制御することもできる。この場合、制御部14により制御されるものとすれば、より高い位置精度、繰り返し精度などを実現できる。
また、前述したように、ガス供給部12に図示しないマスフローコントローラ(MFC:Mass Flow Controller)を接続するものとすれば、制御ノズル部16の進退位置に合わせて供給するプロセスガスGの流量を制御し、処理容器2の内部に導入されるプロセスガスGの全体的な流量が略一定となるようにすることもできる。
すなわち、制御ノズル部16の移動に合わせて処理容器2内に導入されるプロセスガスGの流量が制御されるようにすることができる。
図3(a)、図3(b)に示すように、ガス流制御部23には制御ノズル部26、移動部17が設けられている。
制御ノズル部26は、軸部26aと、軸部26aの一端に設けられた拡径部26bとを有している。また、制御ノズル部26の両端面間を貫通するノズル孔26cが設けられている。また、拡径部26bの径寸法は、軸部26aの径寸法よりも大きくなっており、処理容器2の内壁面と当接させる部分には制御面26dが設けられている。制御面26dは、処理容器2の内壁面と略平行な面となっている。なお、制御面26dは、前述した制御面16dの角度θを略180°とした場合である。
すなわち、制御ノズル部26は、処理容器2の壁面を挿通する軸部26aと、軸部26aの処理容器2の内部に面する側の一端に設けられた軸部26aの径寸法よりも大きい径寸法を有する拡径部26bと、を備えている。また、制御ノズル部26は、軸方向に貫通するノズル孔26cを備えている。また、拡径部26bは、処理容器2の内壁面に面する側に軸部26aの外周面に沿って供給されるプロセスガスGの流れを制御する制御面26dを有している。
また、図3(b)に例示をしたものの場合には、座部2cに封止部22が設けられており、制御ノズル部26を処理容器2の壁面側に引き込んだ場合には、制御面26dと封止部22とが当接するようになっている。封止部22は、例えば、弾性材料から形成されるものとすることができる。例えば、封止部22を「Oリング(オーリング)」などの封止部材とすることができる。この様な封止部22を設けるようにすれば、当接部分からプロセスガスGが漏出することを抑制することができる。そのため、ノズル孔26cを介してより狭い範囲にプロセスガスGを導入することができるようになる。
移動部17により制御ノズル部26を処理容器2の内壁面から突出させた場合には、ガス供給部12から供給されたプロセスガスGはノズル孔26cと、孔2aの内周面と軸部26aの外周面との間に形成された空間と、を介して処理容器2の内部に導入される。この場合、ノズル孔26cを介して導入されるプロセスガスGは、直進するようにしてプラズマPを発生させる領域に到達する。すなわち、制御ノズル部26は、ノズル孔26cを介して、プラズマPを発生させる領域に向けて直進するようにプロセスガスGを導入する。
この場合、制御面26dが処理容器2の内壁面と略平行な面となっているので、処理容器2の内壁面に沿うようにプロセスガスGが導入されることになる。そのため、より広い範囲にプロセスガスGを導入することができる。
また、図3(b)に示すものの場合には、移動部17により制御ノズル部26を処理容器2の壁面側に引き込むことで制御面26dと封止部22とが当接され、孔2aの内周面と軸部26aの外周面との間に形成された空間を介して処理容器2の内部に導入されるプロセスガスGの流れが閉止される。この場合、弾性材料などから形成された封止部22と制御面26dとが当接するので、制御面26dと座部2cとが擦れてパーティクルが発生することを抑制することができる。
また、本実施の形態においては、図3に示すように、制御面26dと処理容器2の内壁面とが略平行となっているので、処理容器2の内壁面に沿うように希ガスの流れを形成しやすく、前述したデポ物の付着の抑制効果をより高めることができる。
また、制御ノズル部26の位置の移動は、作業者により適宜手動で行うようにすることもできるし、制御部14により制御することもできる。この場合、制御部14により制御するものとすれば、より高い位置精度、繰り返し精度などを実現できる。
また、前述したように、ガス供給部12に図示しないマスフローコントローラ(MFC:Mass Flow Controller)を接続するものとすれば、制御ノズル部26の進退位置に合わせて供給するプロセスガスGの流量を制御し、処理容器2の内部に導入されるプロセスガスGの全体的な流量が略一定となるようにすることもできる。
すなわち、制御ノズル部26の移動に合わせて処理容器2内に導入されるプロセスガスGの流量が制御されるようにすることができる。
また、封止部22を設けるようにすれば、制御面26dと座部2cとが擦れてパーティクルが発生することを抑制することができる。
まず、図示しない搬送装置により被処理物W(例えば、半導体ウェーハやガラス基板など)が、処理容器2内に搬入され、下部電極8上に載置、保持される。次に、処理容器2内が減圧部7により所定圧力まで減圧される。この際、圧力制御部10により処理容器2内の圧力が調整される。
この際、前述したように、制御ノズル部16の進退位置を制御部14からの指令に基づいて移動部17により制御することで、すなわち、拡径部の位置を変化させることで、処理容器2の内部に導入されるプロセスガスGの流量、処理容器2の内部に形成されるプロセスガスGの流速、プロセスガスGの流れ方向、プロセスガスGの拡散領域の少なくとも1つが制御される。
ここで、プロセスガスGとしては、CF4、O2、Heやこれらの混合ガスがあるが、これらに限定されるわけではなく被処理物Wやプロセス条件に合わせて適宜変更することができる。
そして、陰極降下により発生する垂直な電界に沿ってイオンが下部電極8(被処理物W)方向に移動し、被処理物Wの表面に入射することで物理的なプラズマ処理が行われる。なお、中性活性種は、ガス流、拡散、重力などにより下降して被処理物Wの表面に到達し、化学的なプラズマ処理が行われる。
処理が終了した被処理物Wは、図示しない搬送装置により処理容器2外に搬出される。この後、必要があれば、前述の処理が繰り返される。
図4に例示をするプラズマ処理装置30は、一般に「SWP(Surface Wave Plasma:表面波プラズマ)装置」と呼ばれるマイクロ波励起型のプラズマ処理装置である。すなわち、マイクロ波により励起させたプラズマを用いてプロセスガスからプラズマ生成物を生成し、被処理物の処理を行うプラズマ処理装置の一例である。
図4に示すように、プラズマ処理装置30は、処理容器32、プラズマ発生部31、マイクロ波発生部33、減圧部7、ガス供給部12、ガス流制御部13、制御部14などを備えている。
導入導波管35と透過窓34との接続部分には、スロット36が設けられている。スロット36は、導入導波管35の内部を導波されてきたマイクロ波Mを透過窓34に向けて放射するためのものである。
排気部11は圧力制御部10を介して処理容器32の底面に接続されており、処理容器32の内部を減圧することができるようになっている。
圧力制御部10は、処理容器32の内圧を検出する図示しない真空計などの出力に基づいて、処理容器32の内圧が所定の圧力となるように制御する。
排気部11は、例えば、ターボ分子ポンプ(TMP:Turbo Molecular Pump)などとすることができる。
処理容器32の内部にプロセスガスGを供給するガス供給部12は、例えば、プロセスガスGを収納した高圧ボンベなどとすることができる。
なお、ガス供給部12には図示しないマスフローコントローラ(MFC:Mass Flow Controller)などが接続されており、これによって供給するプロセスガスGの流量を制御することができるようになっている。
ガス流制御部13は、プロセス条件などに応じてプロセスガスGの流れ(例えば、流量、流速、流れ方向、拡散領域など)を制御する。なお、ガス流制御部13やガス流制御部23に関しては前述したものと同様のためそれらの詳細な説明は省略する。
制御部14は、マイクロ波発生部33、圧力制御部10、排気部11、ガス供給部12、ガス流制御部13などの制御を行う。
まず、図示しない搬送装置により被処理物W(例えば、半導体ウェーハやガラス基板など)が、処理容器32内に搬入され、載置部38上に載置、保持される。次に、処理容器32内が減圧部7により所定圧力まで減圧される。この際、圧力制御器10により処理容器32内の圧力が調整される。
この際、前述したように、制御ノズル部16の進退位置を制御部14からの指令に基づいて移動部17により制御することで、すなわち、拡径部の位置を変化させることで、処理容器32の内部に導入されるプロセスガスGの流量、処理容器32の内部に形成されるプロセスガスGの流速、プロセスガスGの流れ方向、プロセスガスGの拡散領域の少なくとも1つが制御される。
透過窓34に向けて放射されたマイクロ波Mは、透過窓34の表面を伝搬して、処理容器32内に放射される。このようにして処理容器32内に放射されたマイクロ波Mのエネルギーにより、プラズマPが発生する。そして、発生したプラズマP中の電子密度が、透過窓34を介して供給されるマイクロ波Mを遮蔽できる密度(カットオフ密度)以上になると、マイクロ波Mは透過窓34の下面から処理容器32内の空間に向けて一定距離(スキンデプス)だけ入るまでの間に反射されるようになる。そのため、このマイクロ波Mの反射面とスロット36の下面との間にはマイクロ波Mの定在波が形成されることになる。その結果、マイクロ波Mの反射面がプラズマ励起面となって、このプラズマ励起面で安定的にプラズマPが励起されるようになる。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、プラズマ処理装置1やプラズマ処理装置30などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
Claims (7)
- 大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能な処理容器と、
前記処理容器の内部を所定の圧力まで減圧する減圧部と、
前記処理容器の内部に設けられた、被処理物を載置する載置部と、
前記処理容器の内部にプラズマを発生させるプラズマ発生部と、
前記処理容器の壁面を挿通する軸部と、前記軸部の前記処理容器の内部に面する側の一端に設けられた前記軸部の径寸法よりも大きい径寸法を有する拡径部と、を有する制御ノズル部であって、
さらに、軸方向に制御ノズル部を貫通するノズル孔を有する制御ノズル部と、
前記処理容器の内壁面に対する前記拡径部の位置を変化させる移動部と、
前記移動部を制御する制御部と、
前記制御ノズル部を介して、前記処理容器の内部にプロセスガスを供給するガス供給部と、
を備え、
前記制御部は、前記壁面を挿通する軸部の外周面に沿って供給されるプロセスガスの流れを、前記処理容器の内壁面に対する前記拡径部の位置を変化させることで制御すること、を特徴とするプラズマ処理装置。 - 拡径部は、前記処理容器の内壁面に面する側に前記軸部の外周面に沿って供給されるプロセスガスの流れを制御する制御面を有することを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
- 前記制御ノズル部は、前記ノズル孔を介して、前記プラズマを発生させる領域に向けて直進するようにプロセスガスを導入すること、を特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
- 前記制御ノズル部は、前記制御面によりプロセスガスの流れ方向を変更することで、前記プラズマを発生させる領域に向けて拡散させるようにプロセスガスを導入すること、を特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
- 前記制御部は、前記拡径部の位置を変化させることで前記プロセスガスの流量、流速、流れ方向、拡散領域からなる群より選ばれた少なくとも1つを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
- 前記壁面を挿通する軸部の外周面に沿って第1のプロセスガスが供給され、前記ノズル孔に第2のプロセスガスが供給されること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
- 大気圧よりも減圧された雰囲気においてプラズマを発生させ、前記プラズマに向けて導入したプロセスガスを励起させてプラズマ生成物を生成し、前記プラズマ生成物により被処理物をプラズマ処理するプラズマ処理方法であって、
処理容器の壁面を挿通する軸部と、前記軸部の前記処理容器の内部に面する側の一端に設けられた前記軸部の径寸法よりも大きい径寸法を有する拡径部と、を備える制御ノズル部であって、さらに軸方向に制御ノズル部を貫通するノズル孔を有する制御ノズル部を用い、前記壁面を挿通する軸部の外周面に沿って供給されるプロセスガスの流れを、前記処理容器の内壁面に対する前記拡径部の位置を変化させることで制御すること、を特徴とするプラズマ処理方法。
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