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JP5358271B2 - 作業用照明具 - Google Patents

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Description

本発明は、作業用照明具に関する。特に、間接活線工法による夜間の配電工事に好適な作業用照明具に関する。
架空線を無停電で配電工事を行う活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがある。直接活線工法は、高圧ゴム手袋などの保護具を着用した作業者が、通電中の架空線に直接触れて配電工事を行う。一方、間接活線工法は、ホットスティック(絶縁操作棒)などを用いて、作業者が通電中の架空線に直接触れることなく配電工事を行うことができる。近年では、作業環境の改善・本質安全化の観点から、直接活線工法から間接活線工法へと転換が進行している。
ホットスティックは、先端部に配電工事を行う工具を備えており、この工具を手許の操作部で遠隔操作できる。配電工事を行う作業者は、ホットスティックを用いて、架空線を切断、又は接続する作業ができる。
例えば、停電事故の復旧工事などにおいて、上述した間接活線工法による配電工事が夜間に行われることがある。そして、この夜間工事では、地上からの照明やキャップライト又は照明具を電柱に固定するなどして、作業を実施している。
しかし、前述した照明では、作業者又は工具が影となって、作業箇所を見え難くしている。特に、ホットスティックを用いる場合は、工具の詳細が不明瞭であり、細かい配電工事を困難としているという不具合がある。
このような不具合に対して、作業箇所に容易に光を当てることができ、作業者の負担を軽減すると共に、作業能率の向上に寄与できる作業用照明具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1による作業用照明具は、バッテリーを内蔵するケース体と首振り可能な照明体を備えている。ケース体の外周面には、逆U字状の取り付け部材を取り付けている。この取り付け部材は、配電作業に使用する高所作業車のバケットの上縁部分に取り付けることができる。又、照明体は、固定部を介在してケース体に配設している。
又、上記の不具合に対して、夜間や暗所などにおける電線の端末処理作業などにおいて、接続スリーブの導体挿入部の孔が影になる場合、導体挿入部の孔が暗くても確実にとらえて、配電工事の作業効率を向上できる作業用照明具が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2による作業用照明具は、電線や配管などの被挟持物に挟着する作業用照明具であって、一対の挟持片、付勢手段、及び複数の発光体を備えている。一対の挟持片は、先端部が開閉できるように、互いに連結されている。付勢手段は、これらの両挟持片の先端部が閉じる方向に力を付勢している。複数の発光体は、両挟持片の先端部に配設されている。
実開平7−40279号公報 特開2007−200760号公報
特許文献1による作業用照明具は、高所作業車が駐車可能な平地での間接活線工法による配電工事を前提としている。しかし、例えば、山間部などでは高所作業車が駐車困難な場合がある。又、緊急工事の場合は、高所作業車の手配が間に合わない場合もある。
一方、特許文献2による作業用照明具は、実態として、電線に被せる絶縁シートの開封部を圧接する圧縮工具に適用され、用途が限定されている。又、この圧縮工具に複数の発光体が固定されているので、照明の照射方向が特定されるという問題がある。
例えば、架空線又はホットスティックの先端側に着脱自在に固定でき、かつ照明の照射方向が調整可能な作業用照明具が実現できれば、高所作業車を要することなく、作業箇所に容易に光を当てることができ、作業能率の向上に寄与できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、架空線又は棒状部材に着脱自在に固定でき、かつ照明の照射方向が調整可能な作業用照明具を提供することを目的とする。
本発明者は、架空線又は棒状部材に着脱自在に固定するクランプと、このクランプに連結する関節アームの先端部に固定された照明灯とで作業用照明具を構成することにより、これらの課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな作業用照明具を発明するに至った。
(1) 架空線又は棒状部材を挟持可能な開閉するクランプと、このクランプの開閉軸に連結されて、一つ以上の屈折自在な関節部を有するアームと、このアームの先端部に固定された照明灯と、を備え、前記クランプは、先端部を開閉可能に前記開閉軸が基端部を互いに連結する一対の湾曲腕と、これらの湾曲腕の先端部が閉じる力を付勢する付勢手段と、有する作業用照明具。
(1)の発明による作業用照明具は、開閉するクランプ、アーム、及び照明灯を備えている。クランプは、架空線又は棒状部材を挟持可能である。アームは、クランプの開閉軸に連結されており、一つ以上の屈折自在な関節部を有している。照明灯は、アームの先端部に固定されている。
クランプは、一対の湾曲腕と付勢手段を有している。一対の湾曲腕は、それらの先端部を開閉可能に、開閉軸が基端部を互いに連結している。付勢手段は、一対の湾曲腕の先端部が閉じる力を付勢している。
例えば、クランプは、「棒状の物を締めつけて固定するための、湾曲した帯状の金具」と、辞書で定義されている。ここで、開閉するクランプとは、一対の開閉部材(一対の湾曲腕)が開いて、架空線又は棒状部材を受入れることを意味している。そして、一対の開閉部材が閉じて、架空線又は棒状部材を挟持(クランプ)できる。開閉するクランプは、伸長する棒状の物(架空線又は棒状部材)を任意の位置ですばやく固定できる。
ここでいう棒状部材とは、ホットスティックの柄部を想定している。一般に、ホットスティックは、架空線を配電工事する工具を取り付け可能な工具部、この工具部の工具を遠隔操作する操作部、及び前記工具部と前記操作部とを連結する長尺の管体からなる柄部を備えている。
この発明による作業用照明具のクランプを工具部の近傍の柄部に取り付ければ、作業箇所に容易に光を当てながら配電工事することができる。しかし、棒状部材は、ホットスティックの柄部に必ずしも限定されない。作業箇所の近傍に棒状部材があればよく、電柱に設けられた昇柱用ボルトにこのクランプを取り付けてもよい。
クランプの主構成となる一対の湾曲腕は、絶縁性を有することが好ましく、短絡を防止できる。絶縁性を有する湾曲腕とは、非導電性の材料からなる湾曲腕のことであってよく、合成樹脂を成形して、所望の形状の絶縁性の湾曲腕を得ることができる。
開閉軸は、一対の湾曲腕の内のいずれか一方に固定してよく、架空線又は棒状部材の伸長方向と略平行に延長されてよく、アームの基端部を構成している。アームは、基端部から先端部に至る経路に一つ以上の屈折自在な関節部を有している。関節部は、二つ設けることが好ましい。関節部は、所定の屈折角度に調整されて、ねじなどの締結具で固定されることが好ましい。
照明灯は、夜間での作業箇所が70ルクス以上の照度を確保することが好ましい。例えば、照明灯は、筒体に乾電池を内蔵する懐中電灯であってよく、先頭に配置される電球は、白熱電球であってよく、LEDであってもよい。LEDは、寿命が長くて消費電力が少なくてすむというメリットがある。懐中電灯をアームの先端部に着脱自在に固定することが好ましく、懐中電灯が旋回する台座をアームの先端部に設けてもよい。
各湾曲腕は、緩やかな曲率で円弧を形成することが好ましく、一対の湾曲腕の略平行な内壁で架空線又は棒状部材を挟持すれば、これらの直径が限定されないで済む。一対の湾曲腕の略平行な内壁にゴム板を貼着すれば、架空線又は棒状部材との滑りを防止できる。
付勢手段は、実体として鋼線からなる「ばね」が好ましく用いられてよく、一部が断絶したリング状の鋼線ばねが開閉軸を包囲するように配置してよく、リング状の鋼線ばねの対向する一対の先端部を一対の湾曲腕の外側に当接すれば、これらの湾曲腕の先端部が閉じる力を付勢できる。
又、付勢手段は、ねじりコイルばねを用いてもよく、巻回部を開閉軸に被装してよく、V字状に開角する一対のコイル端末を後述する一対の操作片の内側に配置すれば、これらの湾曲腕の先端部が閉じる力を付勢できる。
(1)の発明による作業用照明具は、架空線又は棒状部材に着脱自在に固定するクランプを備えているので、高所作業車を必ずしも必要としないという利点がある。又、(1)の発明による作業用照明具は、クランプに連結する屈折自在なアームの先端部に固定された照明灯を備えているので、照明の照射方向が調整可能であり、作業箇所に容易に光を当てることができる。
(2) 前記一対の湾曲腕の内の一方の湾曲腕は、その先端部に向かって分岐する一対の分岐腕を有し、前記一対の湾曲腕の内の他方の湾曲腕は、その先端部が前記一対の分岐腕の間に位置して進退する単一腕を有する(1)記載の作業用照明具。
(2)の発明による作業用照明具は、前記一対の湾曲腕を一対の分岐腕と一対の分岐腕の間に位置して進退する単一腕とで構成しているので、架空線又は棒状部材には軸方向を曲げる力が作用し、架空線又は棒状部材にクランプを強固に把持できる。又、様々な太さ(直径)の架空線又は棒状部材を把持できる。
(3) 前記クランプは、前記一対の湾曲腕の基端部が延長されて、開角する一対の操作片を有し、これらの操作片は、ホットスティックの先端部に取り付けた把持工具の先端部に設けた開閉する一対の把持片を受入可能な凹部が外面に形成されている(1)又は(2)記載の作業用照明具。
(3)の発明による作業用照明具は、ホットスティックを用いて容易に操作でき、高所の架線に予め固定できる。
本発明による作業用照明具は、架空線又は棒状部材に着脱自在に固定するクランプを備えているので、高所作業車を必ずしも必要としないという利点がある。又、本発明による作業用照明具は、クランプに連結する屈折自在なアームの先端部に固定された照明灯を備えているので、照明の照射方向が調整可能であり、作業箇所に容易に光を当てることができる。
本発明の一実施形態による作業用照明具の外観を示す正面図である。 前記実施形態による作業用照明具の外観を示す左側面図である。 前記実施形態による作業用照明具に備わるクランプの正面図である。 前記実施形態による作業用照明具に備わるクランプの左側面図である。 前記実施形態による作業用照明具及びホットスティックの斜視図であり、作業用照明具をホットスティックに取り付けた状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による作業用照明具の外観を示す正面図である。図2は、前記実施形態による作業用照明具の外観を示す左側面図である。図3は、前記実施形態による作業用照明具に備わるクランプの正面図である。図4は、前記実施形態による作業用照明具に備わるクランプの左側面図である。図5は、前記実施形態による作業用照明具及びホットスティックの斜視図であり、作業用照明具をホットスティックに取り付けた状態図である。
最初に、本発明の実施形態による作業用照明具(以下、照明具と略称する)の構成を説明する。図1又は図2を参照すると、照明具10は、開閉するクランプ1、アーム2、及び照明灯3を備えている。クランプ1は、架空線1wを挟持できる。又、クランプ1は、ホットスティック9の柄部93のような棒状部材も挟持できる。
図1又は図2を参照すると、クランプ1は、開閉軸1aの一端を軸方向に延長している。アーム2の基端部は、開閉軸1aの延長端部と屈折自在に連結する第1関節部21を構成している。又、アーム2の先端部は、台座4と屈折自在に連結する第2関節部22を構成している。そして、照明灯3は、台座4に固定されている。言い換えると、照明灯3は、台座4を介在して、アーム2の先端部に固定されている。
図3又は図4を参照すると、クランプ1は、一対の湾曲腕11・12を有している。又、クランプ1は、付勢手段となる一対のリング状の鋼線ばね(以下、リングばねという)13・13を有している。一対の湾曲腕11・12は、それらの先端部を開閉可能に、開閉軸1aが基端部を互いに連結している。一対のリングばね13・13は、一対の湾曲腕11・12の先端部が閉じる力を付勢している。
図3又は図4を参照すると、一方の湾曲腕11は、その先端部に向かって分岐する一対の分岐腕111・111を有している。他方の湾曲腕12は、その先端部が一対の分岐腕111・111の間に位置して進退する単一腕121を有している。
又、図3又は図4を参照すると、クランプ1は、一対の湾曲腕11・12の基端部が延長されて、開角する一対の操作片112・122を有している。一対のリングばね13・13の付勢力に抗して、操作片112と操作片122を相対的に近づけると、一対の湾曲腕11・12の先端部を開くことができる。
図3又は図4を参照すると、一対の操作片112・122は、それらの外面に凹部11a及び凹部12aを形成している。なお、一対の操作片112・122に設けた凹部11a及び凹部12aの作用は、後述する。
図3又は図4において、一対の湾曲腕11・12は、絶縁性の合成樹脂で成形している。開閉軸1aの延長部分は、一方の湾曲腕11と一体で成形されている。クランプ1の主構成となる一対の湾曲腕11・12は、絶縁性を有しているので、例えば、架空線1wとの短絡を防止できる(図2参照)。
図1又は図2を参照すると、アーム2の基端部は、二股に分岐しており、開閉軸1aの延長端部を把持している。第1関節部21は、固定ねじ21aを設けている。固定ねじ21aの頭部のつまみを一方の方向に回転すると、開閉軸1aの延長端部をアーム2の基端部が締結して、開閉軸1aとアーム2の屈折角度が固定される。固定ねじ21aの頭部のつまみを他方の方向に回転すると、開閉軸1aの延長端部とアーム2の基端部の締結が解除されて、開閉軸1aとアーム2の屈折角度を調整できる。
又、図1又は図2を参照すると、アーム2の先端部は、二股に分岐しており、台座4の支持軸を把持している。第2関節部22は、固定ねじ22aを設けている。固定ねじ22aの頭部のつまみを一方の方向に回転すると、台座4の支持軸をアーム2の先端部が締結して、台座4とアーム2の屈折角度が固定される。固定ねじ22aの頭部のつまみを他方の方向に回転すると、台座4の支持軸とアーム2の先端部の締結が解除されて、台座4とアーム2の屈折角度を調整できる。
図1又は図2を参照すると、照明灯3は、筒体に乾電池を内蔵する懐中電灯を使用している。この懐中電灯の先端にLED(図示せず)を配置しており、夜間での作業箇所が70ルクス以上の照度を確保するように構成している。
図1又は図2を参照すると、台座4は、一端が開口した照明灯用のクリップ4bを備えている。クリップ4bの開口部分をビスで締結して、照明灯3を固定できる。又、クリップ4bは、台座4の本体と回転可能に連結している。
図1又は図2を参照すると、台座4は、本体の外周に固定ねじ4aを設けている。固定ねじ4aを一方の方向に回転すると、台座4に対して照明灯3を旋回できる。固定ねじ4aを他方の方向に回転すると、台座4に対する照明灯3の旋回角度を固定できる。
次に、本発明の実施形態による照明具10の作用を説明する。
図1又は図2を参照すると、固定ねじ21aを緩めると、開閉軸1aに対して、アーム2を第1の方向R又は第2の方向Lに回動できる。固定ねじ22aを緩めると、アーム2に対して、台座4を第1の方向R又は第2の方向Lに回動できる。固定ねじ4aを緩めると、台座4に対して照明灯3を第3の方向P、又は第4の方向Qに旋回できる。
このように、本発明の実施形態による照明具10は、互いに屈折可能な二つの関節部21・22を有し、更に、台座4に対して、旋回可能なクリップ4bに照明灯3を固定しているので、照明灯3を所望の方向に向けることができる。つまり、照明の照射方向を調整できる。
図1から図4を参照すると、一対の湾曲腕11・12は、緩やかな曲率で円弧を形成しており、挟持される架空線1w又は棒状部材の直径を比較的限定しない。一対の湾曲腕11・12は、それらの内壁にゴム板11r・12rを貼着しているので、架空線1w又は棒状部材との滑りを防止できる。
本発明の実施形態によるクランプ1は、伸長する棒状の物(架空線又は棒状部材)を外周方向から、任意の位置ですばやく固定できるので、配電工事に適している。
図5を参照すると、本発明の実施形態によるクランプ1は、ホットスティック9の柄部93を挟持することもできる。図5に示されたホットスティック9は、架空線1wを配電工事する工具を取り付け可能な工具部91、工具部91の工具を遠隔操作する操作部92、及び工具部91と操作部92とを連結する長尺の管体からなる柄部93を備えている。
本発明の実施形態によるクランプ1を工具部91の近傍の柄部93に取り付ければ、作業箇所に容易に光を当てながら配電工事することができる。又、クランプ1を架空線1wに取り付ければ、作業箇所に容易に光を当てながら配電工事することができる。
本発明の実施形態による照明具10は、架空線1w又は棒状部材に着脱自在に固定するクランプ1を備えているので、高所作業車を必ずしも必要としないという利点がある。又、本発明の実施形態による照明具10は、クランプ1に連結する屈折自在なアーム2の先端部に固定された照明灯3を備えているので、照明の照射方向が調整可能であり、作業箇所に容易に光を当てることができる。
本発明の実施形態による照明具10は、図5に示される使用形態も実施できる。図5を参照すると、ホットスティック9の先端部の工具部91には、把持工具90を取り付けている。把持工具90は、開閉する一対の把持片9a・9bを備えている。一方の把持片9aは、基端部が固定された固定片であり、他方の把持片9bは、その基端部が一方の把持片9aに回動可能に連結する可動片となっている。
図5を参照すると、ホットスティック9は、柄部93と略平行に作動棒9cを保持している。そして、作動棒9cの先端部は、他方の把持片9bに回動可能に連結し、作動棒9cの基端部は、操作レバー9dに連結している。
図5を参照すると、操作レバー9dを操作部92に近づけると、一対の把持片9a・9bを閉じることができる。操作レバー9dを操作部92から離間すると、一対の把持片9a・9bを開くことができる。このように、把持工具90は、操作レバー9dを操作して、高所の架線などの被挟持物を把持できる。
図5を参照すると、一対の把持片9a・9bの先端部は、照明具10の一対の操作片112・122に設けた凹部11a及び凹部12aに連結している。図示された照明具10は、操作レバー9dを操作して、一対の湾曲腕11・12を開閉できる(図3及び図4参照)。
図5に示された照明具10は、ホットスティック9に予め連結しておいてよく、ホットスティック9を用いて、高所の架空線1wに照明具10を固定できる(図1参照)。そして、夜間の配電工事において、作業箇所に容易に光を当てることができ、作業能率の向上に寄与できる。
1 クランプ
1a 開閉軸
1w 架空線
2 アーム
3 照明灯
10 照明具(作業用照明具)
11・12 一対の湾曲腕
13 リングばね(付勢手段)
21 第1関節部(関節部)
22 第2関節部(関節部)

Claims (2)

  1. 架空線又は棒状部材を挟持可能な開閉するクランプと、
    このクランプの開閉軸に連結されて、一つ以上の屈折自在な関節部を有するアームと、
    このアームの先端部に固定された照明灯と、を備え、
    前記クランプは、
    先端部を開閉可能に前記開閉軸が基端部を互いに連結する一対の湾曲腕と、
    これらの湾曲腕の先端部が閉じる力を付勢する付勢手段と、
    前記一対の湾曲腕の基端部が延長されて、開角する一対の操作片と、を有し、
    これらの操作片は、ホットスティックの先端部に取り付けた把持工具の先端部に設けた開閉する一対の把持片を受入可能な凹部が外面に形成されている作業用照明具。
  2. 前記一対の湾曲腕の内の一方の湾曲腕は、その先端部に向かって分岐する一対の分岐腕を有し、
    前記一対の湾曲腕の内の他方の湾曲腕は、その先端部が前記一対の分岐腕の間に位置して進退する単一腕を有する請求項1記載の作業用照明具。
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