JP5357065B2 - 削孔機における先端ビットの偏位方向検出装置及び削孔方法 - Google Patents
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Description
本発明で使用する削孔機10としては、従来から公知の水平削孔機を利用することができる。この削孔機10は、図1〜図3に示すように、基台11と、基台11上に載置され、削孔管20を接続及び切断するための接続切断装置12と、削孔管20の挿入角度を調整するための角度調整装置13と、削孔管20を推進するための推進駆動装置14と、を備えている。また、削孔機10の後方には、ジャイロスコープ30に接続された信号ケーブル31を巻き取ると共に、ジャイロスコープ30の挿入及び引き込みを行うためのリール15が配置されている。
削孔管20の先端部には、先端ビット40が取り付けられている。この先端ビット40は、図4に示すように、先端部が先細状となるようなテーパー部41を有しており、直線削孔時には、削孔管20及び先端ビット40を回転させながら削孔し、曲線削孔時には、削孔管20及び先端ビット40を回転させない状態で地盤中に圧入させて、先端ビット40のテーパー部41に作用する土圧により曲線推進するようになっている。
本発明の実施形態に係る偏位方向検出装置50は、図4及び図5に示すように、先端ビット40の基端部に取り付けた固定磁石部60と、ジャイロスコープ30の先端部に回転可能に取り付けた回転磁石部70と、回転磁石部70の回転角度を検出するための回転角度計測器80とからなる。
固定磁石部60は、図6に示すように、円形状に配置された複数の磁石61からなり、各磁石61は、複数のN極が連続する部分と、複数のS極が連続する部分とに二分割して配置されている。一方、回転磁石部70は、図6に示すように、円形状に配置された複数の磁石71からなり、各磁石71は、固定磁石部60におけるN極及びS極の配置と対となるように、複数のS極が連続する部分と、複数のN極が連続する部分とに二分割して配置されている。このように、固定磁石部60及び回転磁石部70を複数の磁石61、71により構成することにより、製造コストを削減することができる。
また、図4及び図5に示すように、ジャイロスコープ30の先端部と回転磁石部70との間には、回転磁石部70の回転角度を計測するための回転角度計測器80が取り付けられている。すなわち、図5に示すように、ジャイロスコープ30の先端部に回転角度計測器80が固定されており、この回転角度計測器80の回転軸82の先端に回転磁石部70が取り付けられている。回転角度計測器80は、例えばパルスエンコーダ(ロータリーエンコーダ)からなり、256パルス(8ビット/回転)のパルスエンコーダを使用した場合には、約1.4度単位で回転磁石部70の回転を計測することができる。なお、回転角度計測器80の信号ケーブル81は、ジャイロスコープ30の信号ケーブル31と共に、削孔管20の基端部へ導かれて、コンピュータ(図示せず)に接続されている。
本発明の偏位方向検出装置50を用いて先端ビット40の向きを検出するには、まず、削孔管20内にジャイロスコープ30を挿入し、ジャイロスコープ30の先端部に取り付けた回転磁石部70を、削孔管20の先端部の先端ビット40に取り付けた固定磁石部60に近接させる。すると、図6に示すように、回転磁石部70と固定磁石部60との間に生じる吸引力及び反発力の作用により、回転磁石部70のN極と固定磁石部60のS極、及び回転磁石部70のS極と固定磁石部60のN極とが対向するように、回転磁石部70が回転する。
次に、本発明の削孔方法について説明する。
本発明の削孔方法は、地上に設置した削孔機10の接続切断装置12により削孔管20を接続しながら、推進駆動装置14により削孔管20を地盤中に貫入して、先端ビット40により削孔を行う。そして、削孔の進行に伴って随時、リール15を回転させて、削孔管20内へジャイロスコープ30を挿入し(図2参照)、回転磁石部70を固定磁石部60へ近接させ、回転角度計測器80により先端ビット40の向きを検出する。
11 基台
12 接続切断装置
13 角度調整装置
14 推進駆動装置
15 リール
20 削孔管
30 ジャイロスコープ
31 信号ケーブル
40 先端ビット
41 テーパー部
50 偏位方向検出装置
51 ケーシング
60 固定磁石部
61 磁石
70 回転磁石部
71 磁石
80 回転角度計測器
81 信号ケーブル
82 回転軸
Claims (3)
- 削孔機における先端ビットの向きを検出するための装置であって、
削孔管先端部の先端ビットに取り付けた固定磁石部と、
前記固定磁石部に対向するように、前記削孔管内に挿入するジャイロスコープの先端部に取り付けられ、当該ジャイロスコープの中心軸方向を回転軸として回転可能であり、前記固定磁石部との間に生じる吸引力及び反発力により、前記固定磁石部に対して所定位置に停止する回転磁石部と、
前記回転磁石部の回転角度を計測する回転角度計測器と、
を備えたことを特徴とする削孔機における先端ビットの偏位方向検出装置。 - 前記固定磁石部は、円形状に配置された複数の磁石からなり、各磁石は、複数のN極が連続する部分と、複数のS極が連続する部分とに二分割して配置されており、
前記回転磁石部は、円形状に配置された複数の磁石からなり、各磁石は、前記固定磁石部におけるN極及びS極の配置と対となるように、複数のS極が連続する部分と、複数のN極が連続する部分とに二分割して配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の削孔機における先端ビットの偏位方向検出装置。 - 削孔機を用いた削孔方法であって、
削孔管先端部の先端ビットに取り付けた固定磁石部と、
当該固定磁石部に対向するように、ジャイロスコープの先端部に取り付けられ、前記ジャイロスコープの中心軸方向を回転軸として回転可能であり、前記固定磁石部との間に生じる吸引力及び反発力により、前記固定磁石部に対して所定位置に停止する回転磁石部と、を備えた先端ビットの偏位方向検出装置を用いて、
前記削孔管内に前記ジャイロスコープを挿入する工程と、
前記固定磁石部に対して、前記回転磁石部を近接させる工程と、
前記回転磁石部の回転角度を計測する工程と、
前記ジャイロスコープを前記削孔管内から引き抜きながらジャイロスコープからの信号を記録して削孔軌跡を計測する工程と、
を含むことを特徴とする削孔機における削孔方法。
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